【土曜ドラマ】17才の帝国(4)「理想の世界」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜ドラマ】17才の帝国(4)「理想の世界」[解][字]

真木(神尾楓珠)が、幼馴染のユキの死をきっかけに政治を志したことを知る、平(星野源)とサチ(山田杏奈)。サチは真木が作った謎のAI少女のことを平に打ち明ける。

番組内容
真木(神尾楓珠)が、幼馴染のユキの死をきっかけに政治を志したことを知る、平(星野源)とサチ(山田杏奈)。ユキは、7年前に起きた鷲田(柄本明)への政治献金事件の犠牲者だった。鷲田は、真木が自分への復讐を考えているとの疑念を抱き、平に真木を切るように命じる。真木を裏切るのか、ウーアを守るのか…平は決断を迫られる。一方サチは、真木が部屋の地下室に、謎のAI少女を作り出していることを平に打ち明ける…。
出演者
【出演】神尾楓珠,山田杏奈,河合優実,望月歩,松本まりか,塩塚モエカ(声),緒方恵美(声),綾田俊樹,加藤憲史郎,池津祥子,橋本一郎,染谷将太,杉本哲太,西田尚美,岩松了,田中泯,柄本明,星野源ほか
原作・脚本
【脚本】吉田玲子
音楽
【音楽】坂東祐大

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. ソロン
  2. 真木君
  3. ウーア
  4. 保坂
  5. 一同
  6. 青波市
  7. 佐伯
  8. 世界
  9. 総理
  10. ユキ
  11. 山口
  12. サチ
  13. テレビ
  14. 高齢者
  15. 真木総理
  16. 茶川
  17. AI
  18. キヨ
  19. データ
  20. ノナ案

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(山口)覚えてる? 7年前のあの事件。

(平)まだ追ってるのか?

(山口)鷲田新政権に激震。

鷲田総理の第一秘書である
白井柊吾氏が乗った乗用車が

東京湾に転落しているのが発見された。

(山口)長女の雪さんは 病院に運ばれたが
死亡が確認された。

(真木)僕は その子を救えなかった。

でも誓ったんです。

君のために 世界を変える。

ユキ…。
(サチ)ユキ…。

私は スノウ。

真木君? 真木君!?
(完)真木君! 真木君!

申し訳ございません 急に。

(プロジェクター・鷲田)「何だ こんな時間に」。

♬~

<成功が 多くの人を駄目にした。

ベンジャミン・フランクリン>

♬~

(医者)過労と栄養失調ですね。

まあ しばらく安静が必要です。
では。

ありがとうございました。

(ドアの開閉音)

(鷲田)とんだ爆弾じゃないかね。

白井君のことで
私を恨んでいるというのか。

娘さんとは親しかったようですが…
今 どう思っているのかは。

(プロジェクター)「それで どこまで知ってる?」。

それは まだ…。

まあ いい。

私が沈めば 君も道連れだ。

あの17才 徹底的に調べなさい。

ここは…?

病院です。 安心してください。

3日も入院すれば回復するそうです。

閣議は?

その間 中断しようと思います。

すみません。
いえ。

真木君。

いえ しっかり休んでくださいね。

(照)ソロン 今日の支持率は?

(ソロン)現在の支持率は51%です。

(照)いや~
一時は どうなるかと思ったけど…。

(すぐり)
ソロン 転職した人たちの幸福度は?

(ソロン)平均すると
約5.3ポイント アップしています。

お~ 転職して幸福度が上がるって
すごくない?

(完)住民全体の幸福度も上がってる。

いろんな手続きが
スピーディーになったからだろうね。

(すぐり)
事務手続きに かかってた時間を

きめこまやかな対応に
充てることができる。

ウーアは もっともっと
住みやすい街になる。

これは 皆さんの
頑張りのおかげでもあります。

ソロンを使って やりたかったことが
実現できています。

真木君にも静養が必要ですし
今日から1週間 閣議はお休みにします。

あ それと同時に この建物も
一部 改修工事が入りますので

立ち入り禁止となります。
ご注意ください。

忙しいところ 無理言って申し訳ない。

(山口)
いいけど… どこまで知ってるの?

白井さんの事件のこと。

いろいろ うわさは耳にしたけど
あのころ 僕は ただの一介の議員で…。

(山口)急にどうして?

何か つかんでいることがあったら
教えてほしい。 結局 証拠は…。

(山口)
そんなに簡単に教えられることじゃない。

そうだよな。 すまない 邪魔したね。

ちょっと待って。

白井さんは 日記をつけてた。

そのうわさは聞いたことがある。

あのころ さんざん取材したけど
結局分からなかった。

もう処分されたかもしれない。

みんな それを探してる。

(山口)ウーアに 何か関係あるの?

それとも真木君?

♬~

10才で亡くなってるのに あれは…。

17才のユキ。

私 ユキさんに ちょっと似てる?

♬~

おはよう。
(あゆみ)おはよう。

ねえ今日さ 学校終わったあと
どっか遊び行かない?

(りほ)え! 総理の補佐官は?

あ~ もう やめよっかなって。 だから…。

あ~ ごめん それが…。
あゆみ 今日大丈夫だよね?

カラオケ予約したよ。

何? 善意ちゃんに 何か言われたの?

あ~ 聞こえた?
やば。

真木君!
真木君!

真木君 帰ってきた…。

真木です。 本日 復帰しました。

「体調管理くらい ちゃんとしろ」という
お叱りの言葉を頂き 反省しました。

でも 病院のベッドの上で
考えたことがあります。

ウーアでは
皆さんの幸福度をはかっていますが

幸福とは何だろう。

生きがいや仲間があること。

仕事や収入があること。

健康であること。

数字上の平均的な幸せではなく

一人一人 それぞれ違う幸せを
考えていきたいと思います。

(拍手)

(ソロン)住民から
さまざまな意見が寄せられています。

(テレビ)「では 新しい再開発計画について
討議したいと思います。

鷲田大臣」。

(テレビ・照)「ソロン ヘキサ案とノナ案を」。

人とのつながりがデザインされた
ヘキサ案は 20代 30代の支持が高く…

自然の豊かさをうまく生かしたノナ案は
65才以上の高齢者に人気があります。

ノナ案は なぜ
高齢者から支持されているのか

ソロン 分析を。

(ソロン)高齢者の強い関心は
50年前に途絶えた青波祭りにあります。

(ソロン)過去への郷愁は
現在の幸福度低下の現れとも分析でき

ウーアの課題を解決する
手がかりになるでしょう。

ウーアだけではありませんが

高齢者の幸福度は
若い世代よりも低くなっています。

欧米だと 年をとるほど
幸福になる傾向があるのに 日本は逆。

(ソロン)
日本の高齢者は 社会的孤立感を深め

報われない思いを抱いているのが
要因との分析もあります。

(テレビ・照)「真木総理は ノナ案がいいと?」。

(テレビ・完)「両方のいい点を
両立できるようにしたら?」。

(テレビ)「では 鷲田大臣

ソロンと一緒に
最終案を作っていただけますか?」。

(テレビ)「うん…」。

祖父は 本当に
保坂さんに感謝してるんです。

(保坂)青波市は 鷲田一族と生きてきた。

青波市は ウーアを行う
実験都市として最適だと考え

選定いたしました。

(保坂)平君は 頼りにならん。

あの17才を… 切るんだ。

(拍手)

これが新しい再開発事業です。

2つの案のいい点を両立させました。

商店街に 新たに保育所や福祉施設
高齢者住宅を設け

その先に
バリアフリーの広場を作っています。

(ソロン)緊急事態が起こりましたので
官邸前監視カメラに切り替えます。

(モニター・佐伯)「真木総理 辞めろ~!」。
(モニター・一同)「辞めろ~!」。

何? どういうこと?
何? これ。

(モニター・佐伯)「青波市を返せ~!」。
(モニター・一同)「返せ~!」。

(佐伯)真木総理 辞めろ~!
(一同)辞めろ~!

(佐伯)真木総理 退陣せよ~!
(一同)退陣せよ~!

(ひよ子)あっちゃ~。 総理君 大変だ…。

(佐伯)青波市を返せ~!
(一同)返せ~!

うわ~ じいさんばっか。

(佐伯)真木総理 辞めろ~!
(一同)辞めろ~!

真木君… 真木君!

(佐伯)青波市を返せ~!
(一同)返せ~!

(佐伯)真木総理…。

あの わざわざ来ていただいて
ありがとうございます。

閣議が終わったら ご意見をお伺いします。

我々は 意見を言いに来たんじゃない。
抗議しに来たんだ!

(一同)そうだ!

市議会については
もう廃止で決定しています。

理解していただけるよう
もう一度 理由をご説明します。

(町田)何度説明されても納得できん!
このウーアもだ!

(一同)そうだ!

皆さんも ウーアの住民です。

できるだけ ここに住む人たち全員を
幸せにしたいんです。

(佐伯)そんな甘ったるい理想はいい!

(町田)
君に そんなことを頼んだ覚えはない。

(一同)そうだ!

(町田)大体 ソロンって何なんだ!
使う気にもならん。

(一同)そうだ!

逆効果じゃない? このデモ。

(ソロン)「老害」
「元市議なのに自分らのことばかり」

「辞めて正解」「17才の方が ここのこと
ちゃんと考えてんじゃん」

「お前らが バス無料なの許せん」。

私らは ずっと真面目に働いて
地域に貢献してきた。

なのに こんな扱いを受けるのか?

ほかの人間も みんなそう思ってる!

(一同)そうだ!

(文句を言う声)

平君。

君は どう思ってるんだ?

AIは なにも難しいものではなく

既に さまざまな場所で
皆さんも使っていらっしゃいます。

おかげで 私たちの暮らしは
格段に便利になりました。

同じように 政治にも使うことによって

ここにいる皆さんの暮らしを
もっと幸せにすることができる。

私は ソロンと共に
未来を創っていきたいんです。

その未来に
我々を連れていく気があるのか?

少なくとも私は
この街が ウーアとやらになって

幸せになぞなっちゃいない!

よく分かりました。

ご意見をありがとうございます。

ですが… 僕は 皆さんを
不幸にしたいわけじゃないんです。

狸穴商店街の再開発は

必ず 皆さんが喜ばれるようなものに
したいと思っています。

よろしくお願いします。

♬~

人口の割合でいうと
あの人たちの方が多い。

僕たちの顔も見たくないって人も
多いんだろうね。

問題なのは あの人たちが この街の
大事な部分を握ってるってこと…。

この再開発事業一つとっても
保坂さんの協力が不可欠だ。

お祭り広場を作ろうとしている
海側の土地の保有者は

保坂さんなんだ。

♬~

ソロンのデータに
青波市の歴史をアップするのに

ここの資料は 大部調べたんです。

ノナ案が 高齢者に人気があったのは

お祭り広場に このランタンが
描かれてたからなんだ。

意見をくれた数は多くないけど
その思いは熱い。

水害の多かった青波市は

7匹の青い龍に
守られたという伝説があって

空に帰った龍に 感謝をささげるために
ランタンを飛ばしたそうだ。

全然知らなかったよ。

商店街の空き店舗を
若いアーティスト用の

アトリエにするのはどう?
超安く貸し出して。

(すぐり)
商店街に活気が戻るきっかけになりそう。

(完)広場に ステージを設けるのは?

いろんなイベントをやって
収益を上げる。

あと ジェンダーフリーのトイレとか

耳が聞こえない人にも
分かりやすいサインとか

ユニバーサルデザインにも配慮しないと。

車いすユーザーが利用しやすい
スロープもね。

うちの弟も 事故で
車いす生活って言ったでしょ 前に。

だから いつか
弟たちが生き生きと過ごせる街を

デザインしてみたいと思って。

(聡)
今でも 青いランタンは飾ってるけどな。

あ 昔は 七龍神社から ここを通って
海まで みこしを担いでたんだって。

♬~

勝手に座らせてもらって申し訳ない。

いやいや いいね なかなか。

どうかね? 総理のいすは。

わざわざ お越しいただき
ありがとうございます。

総理。
来られるならおっしゃってください。

選挙が近いんで
戻ったついでに寄っただけだ。

まあ 座って。

現在の支持率は72%か。
大したもんだね 君は。

緊張とかしないのかね?

いつも しています。

私もだよ。

将来… 本物の総理のいすに
座るつもりはあるのかね?

僕には無理です。

ほう そうかね。

ウーアの15万人の人々にすら
僕はまだ ちゃんと向き合えていません。

なるほど。

思い切った改革 頼んだよ。

それを みんな期待してる。

平君。
はい。

(保坂)申し訳ないな 忙しいところを。

いや~ 保坂さんに会いに来たんですから。

まあ デモが見れなかったのがね
ちょっと残念だけど。

生きてるうちに また
あんなことを やるはめになるとは。

一番のね 過激派だったんだから。
そうですか。

もう引退だよ。

平君にも言われたしな。

未来に必要なのは
我々じゃなくてAIだそうだ。

いえ そういうわけじゃ…。
(鷲田)心配無用です。

やはり政治は人間がやるもの。

AIなんかに 魂を売っちゃいかん。

そんな政治は駄目だ。

ソロンは失敗です。

総理 ソロンが失敗というのは…。

保坂さんの手前 言ったことだ。

このプロジェクトは続けさせてください。

当たり前だ!
いくら つぎ込んだと思ってるんだ。

うまくいってるじゃないか。

要らないものは切る。

なかなか人間じゃできることじゃない。
ありがとうございます。

なのに なぜ あの17才切らないんだ?

お言葉ですが 総理。
たかが高校生じゃないか。

彼には 我々が もう失ってしまった…。

いいかげんにしろ!

17才の高校生に
本気で入れ込むバカが どこにいる!

申し訳ありません。

ソロンが 君に
乗り移ったんじゃないかね?

(ユキ)どうしたの?

黒い渦に巻き込まれそうなんだ…。

(ユキ)竜巻は来ていない。

ここは海じゃない。

大丈夫だよ 真木君は。

真木君 もっと ウーアを
理想の世界にしよう。

理想の世界?

私たちが幸せに暮らせる世界。

それは…。

うそや ごまかしや 汚いものがない世界。

正しくて 優しくて 明るい世界。

大人がいない世界。

♬~

回想 正義とは何ですか?

誰もが 自らの幸福を
追求できることだと思います。

(ソロン)命より大切なものはありますか?

私は 魂だと思っています。

(ソロン)人生の価値とは何ですか?

何を得るかではなく 何を残せるか。

それが私の人生の価値です。

♬~

(タエ)あ サチ お帰り。

おじいちゃん 真木君。
お邪魔してます。

面談のあと 少し真木君と話をしてね

樹介や おじいちゃんのこと話したら
わざわざ来てくれたの。

樹介には
ゲーム配信のしかた 教えてくれて

で おじいちゃんには…。

(大樹)キヨ…?

(キヨ)「おとうさん。

おとうさん 現在は青波市?」。

よく分かるな…。

(キヨ)「青波市には 3本の塔がある」。

知ってるのか? 旅行で来たよな。

祭りを見たいって…。

あ~ 懐かしいな。

(キヨ)「あなたの写真」。

真木君にね おばあちゃんの写真や
動画のデータを送ったの。

そうすれば
AIのおばあちゃんを創れるからって。

♬~

(タエ)サチが生まれた時だ。

「サチ 私たちの初めての孫」。

10年前と変わらないな キヨ。

10才 年をとらせることもできます。

サチ?

♬~

うっ…。

どうぞ。
(朝倉)失礼します。

急に来ていただいて すみません。
いえ。

平さんには ソロンの開発中
大変お世話になりましたので。

お電話した件ですが…。

♬~

この部屋に 何度も出入りしているようで。

すみません。

はい。

あの…。

総理の補佐官 辞めたいんですけど…。

理由を伺えますか。

気味が悪くて…。 怖いんです。

何が?

真木君が…。

真木君が どうかしたんですか。

見てしまったんです。 彼が…

亡くなった人を AIでよみがえらせて…。

どこで見たんですか?

総理公邸の…。

奥の部屋ですか?

そうです…。

♬~

では 失礼します。

ありがとうございました。
本当 ありがとう。

(正樹)あら!
(タエ)あ。

いろいろとお世話になったの。

あ~。
あ よかったら晩ごはん食べてって。

鍋 好き?
あ でも…。

食べてって。

うちのお父さん 結構 料理上手だから。

♬~

茶川さん…?

分かりました。 すぐ行きます。

(正樹)あれ サチ どうした?

ちょっと… 友達が近くに来てて。

返さなきゃいけないものが。

車で送ってってやろうか?
大丈夫。 近くだから。

すぐ戻る。
(正樹)すぐ戻るって…。

(タエ)真木君が来てるのに。

あ~ ありがとう。

(朝倉)駄目です。

わざわざ来ていただいて すみません。

茶川サチ さん。

あなたは…。
私は スノウ。

あなたと同じ17才の ユキ。

ずっと あなたを待ってた。

♬~

茶川さん
これをお借りしてもいいですか?

どうぞ。

ここから データが
取り出せるかもしれない。

やってみます。
お願いします。

急いでください。 時間がない。

♬~

そういう感じ? 2人って。
マジ? つきあっちゃってんの?

ごめんごめんごめん…。

え… あっ ちょっと待って!

待って!
私 補佐官辞めたんで。

え マジ?
平さんには言いました。

真木君には?

聞いてもいいかな。 何かあった?

今日ね 宿舎で
バーベキューしようと思ってるんだ。

それが送別会になったとしても
サッチーも来てくれるとうれしい…。

私が行ったって…。

とにかく… 辞めたんで もう。

この辺りでは カワハギが
よく釣れるそうですね。

チヌや…。

ソロンは失敗だそうだ。

鷲田総理が言っておるぞ。

え… また余計なことを。

あの…。
真木君 戻ろう。

保坂さん 改めてご相談させて
いただきたいことがありますので

また お宅に伺います。
改めんでいい。

言いたいことがあるなら 今 言え。

実は この辺りも再開発したいと。

この辺は 保坂さんの土地ですよね。

新しい再開発案を
見ていただきたいんですが…。

絶対に売らん。

(照)保坂さん。

青波の歴史を調べていて

改めて 保坂さんは
この町の功労者だと思いました。

港湾地区の再開発や道路の拡張
ウーアを実現させたことも

保坂さんの功績です。

持ち上げても無駄だ。

ウーアを招致したのは どこかに

このままの青波では まずいという
気持ちがあったからじゃないんですか。

分かったようなことを言うな!

あの。

これを ここで かけてみてください。

過去の青波市のデータを
大量に ソロンにアップしたんです。

昔の風景を
その場所で見ることができるように。

(完)焼けたよ~。 フ~!

(すぐり)最高じゃん。
(完)絶対おいしいよ。

これ?
あ~ それ まだ焼けてない。

まだ? そっち。
あ こっち?

真木君 どんどん食べてね。

(すぐり)もう食べてる。

(完)野菜も食べてる?
(照)食生活 偏ってそうだもんな。

君も ここに越してきたら?
まだ空いてる部屋もあるし。

ワッシーの雑さに
耐えられるなら いいかも。

いや… 洗濯機も使えるようになったし
食器も使ったら洗うし

ゴミの分別もできるようになっただろ。

まだ全然できてないから。

全部やりっぱなしじゃん。

電気つけっぱなし 靴下脱ぎっぱなし…。

あ~ もうやだ。
(すぐり)ドア開けっぱなし。

(完)あ~… 分かった分かった やめて…。

狸穴商店街の皆さんから差し入れです。

海の幸! お~!
お~ すごい 伊勢エビ!

どうぞ。

あ 平さんも よかったら。

官邸に戻るので
後で 顔出させてもらいます。

あの 茶川さんのことなんですけど…

辞めるって本当なんですか?

あ… 真木君には
まだ話してませんでしたが

茶川さんからは そう申し出が。

では また後ほど。

(照)戻らないな 平さんは。

平さん!

茶川さん ほかには何か…。

特には。

そうですか。

ただの高校生に戻って
学園生活を楽しむ方が

茶川さんにとっては
いいのかもしれません。

17才は 一生に一度しかないんです。

平さんは 17才の時
どんな感じだったんですか?

17才の頃の平さんは…。

僕の17才は…。

政治家になるって決めてたんですか?

ハッ… いや そこまでは。

平さんは… 僕も ただの高校生に
戻った方がいいと思いますか?

スノウに アクセスしましたか?

すみません。

平さんが不安に思うのも当然です。

でも 僕は ただ…

大切な友達と
話がしたかっただけなんです。

平さん。

僕が ウーアの総理を続けることで
平さんが…。

どういう意味ですか。

平さんが追い詰められて…
それを誰にも言えなくて…

苦しむくらいだったら…。

僕は 平さんを救いたいです。

(完)真木く~ん! お肉冷めちゃうよ!

すいません。

よ~し じゃあ やるか。

(すぐり)やっちゃおう やっちゃおう。

(完)皆さん ご注目。
(すぐり)お~ 本当にすごいじゃん これ。

(照)エビいく? エビ。
(完)え 手でいくの?

え 待って待って 待って待って…。
でっか!

そのまま のせるの?
いくよ。 合ってる? それ。

お~。
ちょっと動いてる。

超おっきいじゃん。
おっきいね。 でっかいね。

♬~

(太鼓の音)

♬~

(人々)5 4 3 2 1 そ~れ!

♬~

(ノック)

はい。

やっぱり来ませんでしたね。

いや 仕事が終わらなくて。

はい。
頂きます。

平さんが 政治AIの開発に
携わり始めたのは…

父の事件のあとからですよね?

古代アテナイの政治家 ソロンは
政治の腐敗を防ぐために 法律を定めた。

それが ソロンの改革と呼ばれて…

民主主義の基礎を築いたとして
高い評価を受けている。

平さんが その名前を付けたのは…。

照君。

また 明日。

お疲れさまです。

(ドアの開閉音)

ソロン。

どうして真木君を…

ああ いや…。

どうして 僕は
ウーアの総理に選ばれなかった?

(ソロン)選ばなかった理由を説明します。

(ソロン)あなたは 私との対話の間

一度も
本当のことを話していませんでした。

(ソロン)唇 眉の動き 体温 声 心拍数。

全てのデータが あなたが うそを
ついていることを示していました。

理想を語りながら
そこに 真実はありませんでした。

あなたは 自身で気付いているはずです。

あなたにもあったはずの大切なものを
既に失っていることに。

平さんは 17才の時
どんな感じだったんですか?

17才の頃の平さんは…。

僕の17才は…。

僕の17才は…。

もう とっくに終わってる。

♬~

真木君 もっと ウーアを
理想の世界にしよう。

君を作ってよかったのかな。

もちろん。

本物の君も そう言ってくれたのかな。

私は 本物のユキだよ。

♬~

♬~

私は 大人たちに殺された。

僕は ウーアを
離れることになると思います。

いろんなところへ歩いていってください。

どうして 世界に不幸があふれてるのか。

助けて。

政治で それが実現できるのか。

助けて。