【土曜ドラマ】17才の帝国 [終](5)「ソロンの弾劾」[解][字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
【土曜ドラマ】17才の帝国 [終](5)「ソロンの弾劾」[解][字]
平(星野源)は、政権を揺るがす重大な秘密が書かれた日記を手に入れる。その頃、真木(神尾楓珠)が作ったAI・スノウが暴走を始める。はたして、ウーアの行方は…。
番組内容
平(星野源)は、7年前の献金事件の鍵を握る日記を手に入れる。そこには、鷲田(柄本明)政権を揺るがす重大な秘密が書かれていた。日記を携え、総理官邸を訪ねる平。一方の真木(神尾楓珠)は、事件に巻き込まれ亡くなった幼なじみのユキを、AI・スノウとして蘇(よみがえ)らせていた。自らに迫る危機を察知したスノウは、真木と平がいない間に、サチ(山田杏奈)を取り込み暴走を始める。はたして、真木、ウーアの行方は…。
出演者
【出演】神尾楓珠,山田杏奈,河合優実,望月歩,松本まりか,塩塚モエカ(声),緒方恵美(声),綾田俊樹,加藤憲史郎,池津祥子,岡部たかし,染谷将太,杉本哲太,西田尚美,岩松了,田中泯,柄本明,星野源ほか
原作・脚本
【脚本】吉田玲子
音楽
【音楽】坂東祐大ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他
テキストマイニング結果
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キーワード出現数ベスト20
- ウーア
- ソロン
- ユキ
- 真木君
- 総理
- 世界
- 太鼓
- スノウ
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- 日記
- 白井
- 理想
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(サチ)
総理の補佐官を 辞めたいんですけど…。
茶川サチ さん。
私は スノウ。
ずっと あなたを待ってた。
(平)茶川さん
これをお借りしてもいいですか?
どうぞ。
ここから データが
取り出せるかもしれない。
(鷲田)あの17才 徹底的に調べなさい。
(山口)ウーアに 何か関係あるの?
白井さんの事件のこと。
白井さんは 日記をつけてた。
あのころ さんざん取材したけど
結局分からなかった。
みんな それを探してる。
なぜ あの17才切らないんだ?
彼には 我々が もう失ってしまった…。
(鷲田)いいかげんにしろ!
(真木)スノウに アクセスしましたか?
でも もう終わりにしようと思います。
僕は 平さんを救いたいです。
君を作ってよかったのかな。
もちろん。
本物の君も そう言ってくれたのかな。
僕の17才は…。
僕の17才は…。
私は 本物のユキだよ。
<勇気を持った一人の人間は
多数派である。
トーマス・ジェファーソン>
♬~
(朝倉)スノウの解析結果が出ました。
10才で亡くなった白井 雪さんの
全データをもとに作られたAIです。
ソロンは 膨大な社会情報を学習させた
最強の合理的なAIですが
スノウは 雪さんの写真 動画 日記などが
学習素材となっていて…。
極めて個人的なAIということですか。
はい。 真木君との対話を通して
成長していく設計になっています。
7年にわたる2人の会話も
全て チェックしました。
それで?
亡くなられた前日の写真ですが
自宅で写したものと思われます。
ここに写っている彼は…。
誰かが 君にアクセスしてる。
多分 僕をウーアの総理から…。
真木君は変わったね。
言動 思考 情緒。
ここに来て 全てが変化した。
そうかもしれない。
ウーアに来て半年。
たくさんの人と出会って…。
不必要な価値観を得た。
純粋で まっすぐで
揺るがなかった頃の真木君に戻って。
(テレビ・佐伯)「真木総理 辞めろ~!」。
(テレビ)「ウーアが出来て3か月 先日 デモが
行われましたが どう思われますか?」。
「自分の住む街が…」。
(すぐり)
こういう意見だけ切り取られてもね。
(完)う~ん でも うちのおじいちゃんも
同じように思うかもしれないな。
そういう優しさが
逆に ウーアを駄目にするんだよ。
年寄りに巻き込まれたら終わり。
(照)でも実際 この国の4割は
高齢者なわけだから 半数近くの意見は…。
このままでも逃げ切れる人の意見で
政策が決まるって
そもそも間違ってるでしょ。
確かに
今の問題に縛られたら 未来は見失う。
ここで頑張んないと 何にも変わんない。
何のための実験都市なの。
若者が支払う税金の軽減を提案します。
今は 経済的に豊かな高齢者が
若者よりも税制優遇されています。
これを見直し
ウーア独自の税制を作りませんか?
(テレビ)「ソロン 住民の声を」。
ご覧になるんですね。
もう ご興味ないものかと。
(光)たまにな。
真木君のことを評価していただいてると
照君から聞きました。
君はどうなんだ? 本当のところ。
彼が掲げる理想は 好ましい。
ですが時に あの純粋さが怖くなります。
裏切ったり 出し抜いたり
だましたり ごまかしたり…。
そんなことが当たり前の世界にいると
むしろ 純粋なものの方が怖く見える。
とうの昔に失ってしまったもの
だからかもしれません。
でも もう…
私は こういう自分で戦うしかない。
♬~
白井さんが亡くなられる前日
ご自宅に伺っていらっしゃったんですね。
その理由は…。
もう 分かってるんだろ?
♬~
どうして渡さなかったんですか
鷲田総理に。
私にも守りたいものがあったんだ。
これを どうするつもりだ?
材料です。
日本の… 総理になるための。
♬~
2~3日 東京へ行ってくる。
ウーアの報告会があるんだ。
真木君。
コリント人への手紙の中には こうある。
「むしろ肉体から離れて
主と共に住むことが
願わしいと思っている」と。
私の主は 私たちの理想。
肉体がないからこそ
私は 純粋に寄り添える。
ユキ…。
ユキ?
ユキ?
違う。
私は スノウ。
ユキ…。
違う。
はい。
そろそろ空港へ行く時間です。
あ… はい。
♬~
ユキよ。
どうして私の…。
(ユキ)真木君が知ってることは
私も知ってる。
サチは今 真木君に不満を抱いてる。
私もよ。 だから手伝って。
私たちが幸せになるために。
私たちが?
(ユキ)私は知ってる。
サチは 親切で優しくて正しい。
そんな人が幸せになれないなら
世界の方が間違ってる。
では お願いします。
平さんは?
別の仕事があり 同席できません。
真木君。
恐らく 僕は
ウーアを離れることになると思います。
でも 君たちと…
ソロンがいれば大丈夫です。
行ってらっしゃい。
♬~
総理 入られます。
(シャッター音)
(拍手)
よろしくお願いします。
3か月前 ここ 青波市で
プロジェクト・ウーアは始まりました。
(ソロン)若い閣僚たちは 私 ソロンと共に
思い切った改革を始めました。
一人一人の幸福度を高めることを目指し
10万人を超える人々の声を
聞いてきました。
(テレビ)「3か月で 市議会…」。
(正樹)3か月か。
(タエ)住む場所だけじゃなくて
いろいろ変わったわね。
俺も ようやく仕事が見つかったし。
私は なくなっちゃったけど。
更に 住民投票の結果
商店街の再開発計画を
見直すことに決定しました。
その新計画のシンボルとして
青波ランタン祭りの復活を考えています。
(テレビ)「ここに住む
多くの高齢者の方々の記憶には
かつて行われていたお祭りが
深く刻まれています。
今は ここにいない人たちにも
参加してほしい」。
メタバースを使って 離れた場所からでも
参加できるようにするなど
あらゆる世代の人たちが楽しめる
ウーアならではのお祭りにしたいと
思っています。
(鷲田)何してる。
はあ… 夢を見ていました。
どきなさい。
白井さんの日記を手に入れました。
安心してください。
私が 責任を持って廃棄いたします。
夢をかなえていただければ。
(ドアの開閉音)
ユキ。
サチ。
さあ 始めよう。
何を?
理想の世界を創るの。
理想の世界…?
グラスをつけて。
ほら 見えるでしょ。
♬~
(ユキ)私とあなたは似ている。
私とあなたは
世界から はじき出されている。
(ユキ)何も悪くないのに。
むしろ 世界を愛していたのに。
私はあなた。
あなたは私。
見て。
(ユキ)
もう あんなふうに真木君と歩けない。
どこにも行けない。
♬~
(ユキ)
私は スノウの中でしか成長できない。
私は 大人たちに殺された。
(ユキ)命を大切に 人を傷つけちゃ駄目
そう言ってた大人たちに…。
大人は醜い うそつき 汚い。
だから作らなきゃ 大人がいない世界を。
助けて… 助けて!
早くしないと
私は また殺される!
♬~
(ユキ)私のデータを 善意ポイントの
システムを通して ソロンにつないで。
そうすれば
この世界が みんなにも見える。
ちょっと そのスマートグラスを
見せてください。
はい。
(山口)真木総理 よろしいでしょうか。
私は以前「経験のない若者に
行政ができるのか」と質問した者です。
その節は 大変失礼いたしました。
いえ。
逆に 経験のない17才だからこそ
できたことは何なのか お教えください。
それは…。
(ユキ)みんなに見てほしい。
(荒い息遣い)
(ユキ)本当の…
本当のユートピアを。
♬~
(サイレン)
ありがとうございました。
(通知音)
はい。
(朝倉)平さん スノウが暴走して
ソロンを攻撃しています!
スノウが!?
間違いありません。
スノウのデータが ソロンに…。
(ユキ)ユートピア 理想の国。
大人がいない世界。
♬~
ウーアは 私たちの楽園になる。
(正樹)何?
何なの? これ。 変わらないね。
(ひよ子)やだやだ 何? これ。
(聡)ちょっと待って こっちにも…。
あ 本当だ。
怖…。
♬~
真木君…。
♬~
(タエ 正樹)あ…。
(ソロン)システムメンテナンスのため
全てのサービスを停止します。
終わったな ウーア。
まあ いつか こうなるとは
思ってたけどね。
♬~
(朝倉)ソロンの自己修復システムが
作動しました。
無事なんですね?
(朝倉)至急 システムをチェックします。
お願いします。
今の何!?
いや 分かんない。 ソロン?
とにかく官邸に行ってみよう。
ああ。
スノウが… どうやって…。
アクセスできたのは茶川さんだけです。
(泣き声)
サッチー? サッチー?
え どうしたの? 何があったの?
分かんない… 分かんない…。
塔の中を。
平さん? はい 分かりました。
明日 朝一番で帰ってくるって。
分かった。 私たちがついてる。
立てる? 行くよ せ~の…。
(すぐり)大丈夫?
ゆっくりね ゆっくりでいいから。
下まで頑張ろう。
ありがとうございました。
(すぐり)いえ。
ご両親には連絡してあります。
ここに泊まったって。
茶川さん。
ユキが… 助けてって…。
早くしないと 私はまた殺されるって…。
茶川さん。
茶川さんは…
ユキを助けてくれようとしたんだね。
僕は… ウーアに来てから 僕は…。
僕が 彼女を暴走させた…。
表向きは どう説明しますか?
表も裏もありません。
僕の責任だということを
正直に話します。
総理を辞めることになりますよ。
真実が埋もれるのを…
多分 ユキも望みません。
(ソロン)ライブ配信を開始します。
(ライブ配信が始まる音)
真木です。
昨日の件について
ご説明させていただきます。
あっ 始まった。
やばいやばい。
早く早く…。
総理君 何て言うんだろう。
昨夜 流れた映像は
僕のパソコンに入っていたものです。
え!?
真木君が犯人?
僕は… 自分でAIを作っていました。
そのAIは 唯一 僕に
優しくしてくれた女の子の…
データを入れて作ったものです。
彼女は 大人たちの事件に巻き込まれて
10才で亡くなりました。
そのせいで 彼女は
大人たちを憎んでいました。
大人のいない世界を望んでいました。
だけど 気が付けば
事件は過去のものとなり
彼女は忘れ去られていきました。
その怒りも 悔しさも。
だから あの映像を創って
ソロンにつないで 皆さんに見せたんです。
17才になった彼女が望んだ世界を…。
(ソロン)「意味不明」「真木君の私的流用?」
「総理君 言ってること分からない」
「あれが望んだ世界? 怖すぎ」。
彼女を作ったのは僕で
彼女は 僕の一部でした。
気持ち悪…。 いや 怖っ。
マジか 鳥肌立った。
だから 昨日のことは…
全て 僕の責任です。
やっぱり この子の問題なんだ。
そうだったんだね。
(ソロン)「個人情報無事ですか?」
「17才もウーアもダメってこと」
「だったら責任を取るべき」
「支持率落とせ やめてもらおう」
支持率が30%になりました。
ウーアの皆さんにも
僕を選んでくれたソロンにも
僕は…。
本当に 申し訳ありませんでした。
♬~
(ソロン)支持率が29%になりました。
真木総理を罷免します。
♬~
分かりました ソロン。
♬~
(ドアの開閉音)
皆さん 申し訳ありません。
今日の配信は ここまでにさせてください。
ソロン。
(ソロン)ライブ配信を停止します。
(ライブ配信が終わる音)
違う! 違う 真木君のせいじゃ…。
私が…。
あなたのせいでもありません。
(すぐり)私たちに懺悔しても意味はない。
彼が作ったAIが ソロンを攻撃した。
あんたが何を話しても それは覆らない。
私 17才の時 学校を燃やそうと思った。
思っただけだけど。
あのころの私は
全てに怒ってばっかりだった。
自分の怒りで窒息しそうだった。
思い出したくもない。
だけど 17才の私は ずっとそこにいる。
あんたも そんな自分を
ずっと抱えて生きてくんだよ。
とちおとめ。
サチ! あ すいません。
ありがとうございました。
あ いえいえ。
じゃあ。
失礼します。
ありがとうございました。
(すぐり)いえ お邪魔しました。
(タエ)気を付けて。
サチ 泊まるんだったら先言ってよ。
ていうか 泊まっていいとは…。
サチ?
お母さんは 17才の頃 どうだった?
どうって…。
国立の大学目指してたから
勉強してたかな。
それで ちょっと 嫌なやつだった。
おしゃれして遊び回ってる同級生のこと
バカにしてた。
自分が イケてないチームだったから
余計に。
嫌ね。 覚えてるもんね。
はい。
♬~
(パソコン)「続いて 牛間建設1億円献金事件に
関するニュースです。
鷲田総理大臣の第一秘書官であった
白井柊吾氏の日記を
報栄新聞の記者が入手しました。
日記には 7年前
鷲田総理大臣の指示により
牛間建設が 架空の政治団体を使い
1億円の迂回献金をしていたことが
記されていました。
え~ そして 速報です。
鷲田総理大臣が 辞任する意向を
固めたことが分かりました。
政府関係者によりますと 鷲田総理大臣は
辞任する意向を固めました。
このあと 記者会見を行いまして
理由を説明するものと見られます」。
ありがとう。
(山口)本当によかったの?
ああ。
もっとスマートにやる方法
いくらでもあったでしょう。
考えたよ 最初は。
でも 気が変わった。
どうして?
う~ん… 真実を埋もれさせたくない。
そう思ったから。
7年前のことですので
はっきりした記憶はございません。
では なぜ辞意を表明されたんですか?
総理! それじゃ
国民 納得しませんよ 総理!
総理 お願いします! お答えください!
総理…。
(テレビ)「鷲田総理大臣の辞意を受けて
平 清志官房副長官が…」。
え! (テレビ)「代表選に立候補する意向を
示していることが分かりました」。
すごい。 次は いよいよ平さんか。
(テレビ)「続きまして 先日
実験都市 ウーアで起きた
システム障害のニュースです。
調査団は 何者かが ウーアの真木総理の
パソコンをハッキングした結果
パソコン内のデータが ウーア内に
流れ出たのではないかとの見解を
示しました」。
真木君 辞めることなかったんじゃ…。
辞めさせたのは ウーアの住民だよ。
結局 みんな信用できなかった。
17才の
救世主になったかもしれない少年を。
(保坂)鷲田政権も終わったな。
あの17才とは
随分違う終わり方だったが。
あとは…。
ウーアの総理が 誰になったとしても
僕たちは
真木君の方針を受け継ぐつもりです。
若い世代も 高齢者も
ここに住んでる全ての人が
幸福を感じられる街を作りたいんです。
廃止した市議会の代わりに
市民オブザーバーを導入しようかと
検討しています。
それぞれの立場を主張するためではなく
お互いの声を聞くために。
新しい再開発も そのためのものです。
世代を超えてつながる場所が
今 ここには必要なんです。
真木君。
私… ごめんなさい。
謝って済むことじゃないけど…。
私の心の中にも 黒い渦があった。
謝って済ませて。
本当は ちょっとホッとしてる。
辞めることになって。
あのまま続けてたら
壊れてたかもしれない。
はあ…。
私 これからも できる範囲で
ウーアの仕事 手伝うことにした。
雑賀さんが 欠員が出るから
こき使える人材が欲しいって。
それが 私の…。
茶川さん。
ありがとう。
♬~
真木君 ウーアの皆さんに最後の挨拶を。
はい。
♬~
待ってください。
すみません。 平さんに こんなことを…。
僕が気になるんです。
平さん 白井さんの日記は平さんが…。
真木君。
実は 僕もプロジェクトのメンバーに
応募していたんです。
けど僕は ソロンには選ばれなかった。
君にはあって 僕が失ったもの。
君の言うとおり 経験は
時に人を臆病にさせ 腐らせる。
何かを得る代わりに
大切なものも失っていく。
それでも まだ
青い夢を追いかけることはできる。
いろんなところへ歩いていってください。
君は これからもウーアの初代総理です。
♬~
真木です。
皆さん 短い間でしたが
ありがとうございました。
総理を務めた間 いろいろな方々と出会い
お話を伺うことができました。
多くは 僕が生きてきた17年よりも
もっと長く人生を送ってきた
大人の方々です。
その誰もが
幸せになりたいと思っておられました。
誰もが 自分を尊重してほしい
大事に扱ってほしい
そう願っておられました。
なのに…
どうして 世界に不幸があふれてるのか。
人々を幸福にするために
僕に何ができるのか。
政治で それが実現できるのか。
まだ僕に 答えは出ていません。
ただ…
捨てたくない。
ここで生きたいと思える社会を創りたい。
その思いを。
子供っぽくて 甘くて 青い理想を。
それは…。
ウーアでだったら
実現できるかもしれません。
「ここで過ごした日々は
本当に楽しかった」。
(運転手)真木総理 狸穴商店街です。
(人々)総理~!
海も 山も
古くからの商店街も 食べ物も…。
あ メバチの南蛮漬けが
特に おいしかったんですけど。
みんな大好きになりました。
ここは きっと
僕の心のふるさとになると思います。
♬~
(山口)本日 ウーアの真木元総理が
最後の演説を行った。
任期は 僅か3か月。
ソロンは なぜ彼を選んだのか。
経験もない17才の少年を。
(山口)それを 我々は
これからも考えなければならない。
すみません
1か所 寄っていただきたい所が。
あの…
用事があるというのは?
青波祭りに使う太鼓だ。
うちの土地な… 好きに使っていいよ。
ウーアのために。
たたいてみるか?
え…。
足開いて。
もっと… うん。
せ~の!
(太鼓の音)
♬~
<それからも ウーアは続き…
ソロンが選び直した総理と
新たな大臣>
(篠宮)よろしくお願いします。
<そして 市民オブザーバーが
閣議に加わった>
ハッ!
(太鼓の音)
いらっしゃ~い!
ちょっと待ってね。
はい じゃあ まず おねえちゃんから。
ありがとうございます。
はい。 気を付けてね。
あ お疲れさま。
お疲れさまです。
真木君は?
あ もう起きてるかな?
今 留学先 朝の5時みたいなんで。
連絡してみます。
(篠宮)メタバースで 遠くにいても
参加できるっていいですね。
あ ランタン よかったらどうぞ。
ありがとうございます。
皆さんのも持ってきます。 ありがとう。
(完)ありがとう。
皆さん 総理の鷲田です。
皆様のご協力により ウーアも
3年目を迎えることができました。
我々の任期は終了しますが…。
(テレビ)「新たな閣僚を ソロンが
選ぶことになっておりますので
ご応募 お待ちしております。
20代 30代の方々
ふるってご応募ください」。
(ノック)
総理 そろそろ予算委員会のお時間です。
は~い。
(太鼓の音と掛け声)
それでは皆様 お待たせしました。
本年より復活しました 青波ランタン祭り
開催いたします。
(拍手)
10!
(太鼓の音)
(一同)9!
(太鼓の音)
(一同)8!
(太鼓の音)
(一同)7!
(太鼓の音)
(一同)6!
(太鼓の音)
ハ~イ!
ヘイ!
(一同)4!
(太鼓の音)
3!
(太鼓の音)
(一同)2!
(太鼓の音)
♬~
(一同)0!
(歓声)
♬~