[新]<土ドラ>僕の大好きな妻! #01【タオルに卵】[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
[新]<土ドラ>僕の大好きな妻! #01【タオルに卵】[字]
ある日、大好きな人に「発達障害」の特性があると分かったら。とある夫婦の「しあわせの形」を描く愛の物語。
番組内容
派遣のアパレル販売員の知花(百田夏菜子)と漫画家アシスタントの悟(落合モトキ)は新婚ホヤホヤ。裕福とは言えないが、お互いを思い合い毎日を笑顔で過ごしていた。
そんな中、悟はちょっとした違和感を覚えるように。出かける約束をしたのに覚えていない?なぜか洗面所のタオルから卵を発見?会話をしててもすぐに話題が飛んでしまう?とは言え、悟にとっては気にならないレベル…だったのに知花が仕事をクビになったことで
番組内容2
事態は大きく変わってしまう。
「私、発達障害かもしれない」
検査の結果、発達障害の特性があると分かった知花は主治医の宮野森(中田喜子)と共に自分の特性と向き合うことに。一方、障害という言葉の重さに動揺しながらも、悟は師匠のベテラン漫画家・野村萬坊(小倉久寛)や先輩の佐竹(徳重聡)に相談しながら知花を支えようとする。ところが、知花はそんなこと望んでいないことが分かったりして…
番組内容3
ある日突然、大好きな人に「障害」があると分かったら?個性的な登場人物たちが織り成す、「しあわせの形」を探すすべての人に送る珠玉のラブストーリー。いよいよ開幕!
出演者
百田夏菜子(ももいろクローバーZ)
落合モトキ
徳重聡
結城モエ
古川毅
/
雛形あきこ(今回登場せず)
中田喜子
小倉久寛
スタッフ
【原作】
「僕の妻は発達障害」 ナナトエリ/亀山聡(新潮社 バンチコミックス 刊)【企画】
市野直親(東海テレビ)【脚本】
藤本明里
王禅寺孝【音楽】
信澤宣明
HAL【主題歌】
ももいろクローバーZ「なんとなく最低な日々」(EVIL LINE RECORDS)【OP曲】
M!LK「奇跡が空に恋を響かせた」(ビクターエンタテインメント)
スタッフ2
【医療・発達障害監修】
バク@精神科医 NPO法人東京都自閉症協会【プロデュース】
中頭千廣(東海テレビ)
松本圭右(東海テレビ)
小俣絵梨(アップサイド)
浦井孝行(アップサイド)【演出】
天野千尋【制作】
東海テレビ
アップサイド
ご案内
【公式サイト】
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ドラマ – 国内ドラマ
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- 駄目
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(リポーター)すみません。
『ごごまるワイド』なんですけれども
今 お時間 よろしいですか?
あっ はい。
突然なんですが あなたにとって
伴侶とは どういった存在ですか?
ずっと…。
(リポーター)ずっと…。
動いてますね。
動いてる?
(知花)う~ どうしよう…。 ない!
≪ただいま!
バケツ 買ってきたよ。
知花 どうしたの?
あっ 悟 おかえり。
荷物整理する前に
床 拭きたいんだけど
雑巾が どこにもなくて。
ぐちゃぐちゃだなぁ。
ごめんね。
昨日 色々 詰め込んじゃって。
僕も 雑巾 持ってきたからさ
それ 出すよ。
うん。 あっ
引っ越しの挨拶も行かなきゃ。
えっと
お菓子 どこ やったっけ…。
玄関にあると思うよ。
えっ そうだっけ?
うん。
[うちの妻は 慌てん坊だ]
[でも そんな妻といると
毎日が楽しい]
知花!
そろそろ 休憩にしようよ!
いいもん 買ってきたからさ。
いいものって 何!?
近所に 珍しいお店が
あったからさ。
金平糖! 私 大好き!
専門店なんだって。
今度 一緒に行こうよ。
うっ…。
ちょっと待って。
うっ…。
待って! そんな力強く開けたら…。
うっ!
わぁ… 星みたい。
[これは 僕と妻の慌ただしくも
楽しい日常を描いた物語だ]
♬~
悟! Tシャツ 後ろ前 逆!
ホントだ。
知花も カールついたまんまだよ。
あっ ホントだ。
あっ 洗い物も…。
帰ってからで大丈夫だよ。
水にだけ 漬けとく。
アマクサ 今日の天気は?
(アマクサ)
今日の天気は 晴れのち曇り。
先 行くからね。
(アマクサ)所により
雷雨に注意してください。
えっ? 何か言った?
♬~
すみません。 遅れました。
(佐竹)おはよう。
おはようございます。
(萬坊)おはよう。
ほい これ。
俺たちからの結婚祝い。
僕からは 色紙。 どうぞ。
おお…。 え~っ すごい!
何で 妻の顔
分かってるんですか?
悟さん 前に
奥さまとのツーショット
間違って
私に送ってきましたよね。
あれ しっかり
保存させていただいてます。
ええ~っ!?
(河口)色紙 買ってきたの
僕ですからね! まあ インク
買いに行ったついででしたけど。
ついでって…。
プレゼントは
うちの嫁さんチョイスの割れない皿な。
サステナブルなやつでな
ガラスと樹脂の合成素材で
耐久性が かなり高いんだ。
しかも 生涯補償っていうのが
ついてるから…。
(萬坊)北山君
引っ越しは もう 落ち着いた?
おかげさまで 何とか。
あの… ホントに
家賃 3万円でいいんですか?
あ~ いいの いいの。
どうせ 使ってない家だから。
駅から ちょっと遠いけどもね
住む分にはいい場所だから。
僕からの結婚祝い。
ありがとうございます。
(ゆみ)悟さん
だまされちゃ駄目ですよ。
ただでさえ安い給料な上に
家賃で搾取してるだけですから。
そんなことないよ~。
(ゆみ)じゃあ
私の時給 上げてくれます?
べべんっ。
どう?
(ゆみ)先生 私
そういうCMみたいな奇麗事
言う人 嫌いです。
ええ~っ…。
ハァ… 早く
独り立ちしないとですね 悟さん。
だね。
[正直 僕はできた夫ではない]
[アシスタントの給料では
生活でいっぱいいっぱいで
式も指輪もまだだ]
[それでも 妻も僕も
毎日を笑顔で過ごしていた]
あっ いらっしゃいませ!
(店員)いらっしゃいませ。
ん~っ…。
(店員)いらっしゃいませ。
ご結婚指輪で お探しでしょうか?
あっ あの…。
また来ます。
(雨音)
えっ…。
(雨音)
もう~。 天気予報
ちゃんと確認してたよね?
だって アマクサが
晴れのち曇りだって。
(アマクサ)すみません。
何を言ってるか分かりません。
そういえば 先生たちから
結婚祝い もらったんだ…。
先に お風呂 入っちゃえば?
晩ご飯 もうすぐ できるから。
今日の晩ご飯は 肉じゃがと
じゃがバターとポテトサラダ!
ジャガイモづくしだね。
安かったからね~。
そもそも 日本で アンガス原産の
ジャガイモ 食べられること
感謝しなきゃ駄目なんだからね。
大航海時代 ヨーロッパの船が
世界を巡ってくれたおかげで
ジャガイモも
世界に広まったんだから。
へえ~。
コロンブスの交換っていうの。
ちなみに 日本に来たのは
400年前。
オランダの船が 長崎に
持ち込んだのが 最初なんだって。
へえ。 知花
大航海時代の話 好きだよね。
部屋にも 帆船の模型
たくさん あるし。
今日 ご近所さんと ご挨拶できて
ごみの出し方も聞いてきたよ。
ありがとう。
引っ越しのごみ 捨てないとね。
燃えるごみの日 何曜だった?
お向かいさんちには
柿の木もあるから
秋になったら
お裾分けしてくれるって。
楽しみだね。
じゃあ 私 先に出るね。
あっ スマホ!
忘れ物ない?
あっ 鍵!
ハンカチも忘れてるよ。
あっ ホントだ。
じゃあ 行ってくる。
うん。
知花! スマホ 忘れてるよ!
≪ええっ!? あっ!
えっ?
≪えっ!?
えっ?
どうしたの?
僕 何か悪いことした?
えっ?
タオルの中に 温泉卵 入れるって
何で?
もし 何かに怒ってるなら
こんなことせずにさ…。
違うよ。 たぶん 朝ご飯
作ってたときの卵が たまたま。
たまたま タオルの中
入んないでしょ。
たまたま見失っただけだもん。
たまたまにも 程があるでしょ!
私が わざとやったっていうの?
悟は 物事の捉え方が
偏屈で 汚い!
汚い?
えっ どうしたの?
へっ?
今日 一緒に 美術館に行こうって
約束してたじゃん。
約束してないよ。
だって 今日 棚が届くもん。
棚 あしたでしょ?
今日だよ。
もう! 悟は 忘れっぽいね。
約束してた?
うん…。
ごめん。
いいよ 別に。
じゃあ 棚が来たらさ
散歩がてら
一緒に 買い物に行こうよ。
うん。
♬~
(女性)あっちにもいいのあったよ!
(女性)えっ どれ?
(女性)ほらほら 見て!
これ めっちゃ かわいくない?
(男性)お待たせ!
いらっしゃいませ!
(客たちの話し声)
(バイクの走行音)
(クラクション)
ハァ ハァ ハァ…。
(女性)大丈夫ですか?
(男性)どうした?
大丈夫ですか?
(女性)大丈夫ですか?
知花 喜んでくれるかな~。
知花?
知花 どうかした?
悟…。 えっ 今 何時?
7時過ぎだけど。
ごめんね。 すぐ 夕飯 用意するね。
知花…。
いや ご飯は 別にいいんだけどさ
何か あった?
ううん 別に。
それより 今日は 何にしようか?
確か 豚肉 冷凍してたから…。
何かあったなら 話してよ。
心配してるだけだから。
大丈夫。
知花。
分かった。 もういいよ。
知花 こういうときって
何も話してくれないよね。
いつも
あんなおしゃべりなのにさ。
ハァ…。
こんな散らかしちゃってんじゃん。
仕事 クビになっちゃった。
私 すぐ
いろんな人を怒らせちゃうの。
物忘れが ひどくて
職場の人に 迷惑かけちゃったり
一つのことに 集中し過ぎて
他のことができなかったり。
私 小さいときから
ずっと こんな感じで
何をやっても
人と おんなじようにできなくて。
でも 大人になって
ちゃんと 就職できたから
もう大丈夫って思ってたんだけど
でも やっぱり できなくて…。
クビも 今回が初めてじゃないの。
私 発達障害かもしれない。
えっ?
調べてみたの。 自分が 何で
こんなに駄目なのか知りたくて。
そしたら
同じように苦しんでる人が
大勢いた。
発達障害?
ここに書いてあること
私に似てる。
すぐ 話が飛んじゃうこととか
物忘れが多いこととか
人の気持ちが分からないこととか。
検査してみようかなって。
調べたら 駅前のクリニックで
大人の発達障害の診療を
やってるって。
考え過ぎだって。
僕だって
しょっちゅう 物忘れするし
そんなの 誰にだってね…。
でも 悟は
卵を タオルの上に
置き忘れたりしない。
それは…。
けどさ…。
もういいや。
自分で 何とかする。
悟には
私の気持ち 分からないもん。
♬~
♬~
≪(ノック)
≪(ドアの開く音)
なあに?
検査 受けてみよう。
えっ?
大丈夫。
たとえ どうなったとしても
何も変わらないから。
[このときの僕は
高をくくっていた]
(宮野森)次の方 どうぞ。
[知花が 発達障害なわけはない]
[まさか そんな劇的なこと
平凡な僕たちの身に
起こるわけないって]
[でも…]
♬~
(真矢)びっくりじゃない?お肌だけじゃなく
歯ぐきもコラーゲンで出来てるんですって!
(主婦A, B)えっ!?
《歯ぐきのおとろえが気になる
その前に「ハグキプラス」》
守るわよ!歯ぐきのコラーゲン
<歯ぐきの60%はコラーゲン>
<コラーゲンの分解を抑え さらに
組織修復成分ダブル配合で歯周病を防ぎます>
歯ぐきに元気を (全員)プラス!
♬~「ハグキプラス」
結論から言うと 知花さんには
発達障害の特性が見られます。
えっ?
検査では 知花さんの得意なこと
不得意なことを調べたんだけど
このグラフを
見てもらっていいかしら。
一般的な人は グラフの
得意不得意の起伏が 少なめで。
でも 発達障害の人は
凸凹した形になることが多いの。
それと 発達障害の傾向が
あるかどうかの心理的検査
知花さんからお聞きした
幼いころの話や最近の話を
総合した結果
知花さんには 発達障害の特性が
幾つかあると思われます。
あの…
実際には どのような症状が。
一つ お伝えしとくと
発達障害は 障害という名前ですが
病気とは違います。
生まれつきの脳の特性の問題で
発達過程で その特性によって
日常生活に
支障を来す症状が出た場合
障害として 認識されるんです。
治るんですか?
薬などで困ってる症状を
緩和することはできます。
ただ そもそも
発達障害の特性は
10人いれば
10人違う特性が出るから
まず 知花さんの特性を
よく把握して…。
[正直 この後の説明は
ほとんど 頭に入ってこなかった]
知花。 これからのことだけど…。
何か すっきりした。
えっ?
あっ 晩ご飯 どうする?
冷蔵庫に 何が残ってたかな…。
≪(チャイム)
あっ もうすぐ タイムサービスの時間!
悟 行くよ!
今日は ダイコンが安いんだって。
煮物にする?
ああ… すいません!
ああっ!
≪あ~あ コーヒーまみれ!
(ゆみ)先生 やり直しですね。
悟 今日 どうしたんだよ。
ホント すいません…。
わ~…。
北山君
今日は もう描かなくていいよ。
すいません…。
(萬坊)あっ 北山君 ちょっと
あの… 上段に構えてみて。
上段。 はい。
(ゆみ)先生 信長の資料できたんで
置いときますね。
ああ ありがと。 後で 見とく。
細かっ! しかも 多っ!
ハハハハッ。
これでも
かなり 抜粋した資料ですから。
私 信長のことなら
三日三晩 話せます。
さすが 歴女。
もはや 特殊能力だな。
うん?
信長って 発達障害だったって説も
あるのか。
(河口)えっ はったつ? 何すか?
最近 よく取り上げられてるだろ。
空気が読めなかったり
こだわりが強過ぎて
人とのコミュニケーションが
苦手な人たち。
(ゆみ)人口の6%強は
そうだっていう報告も
あるみたいですよ。
ってことは 20人に1人は
そうかもってことか。
見た目には分からないので
見えない障害ともいわれてます。
ちなみに 私が 歴史上
2番目に好きな坂本 龍馬も
ADHDとLDの特性が
あったのではといわれてます。
(佐竹)1番は 誰なんだよ?
(ゆみ)それは 秘密です。
(河口)えっ!? アインシュタインも
そうらしいっすね。
天才ばっかじゃないっすか。
(佐竹)いいなぁ。
俺も 特殊能力 欲しいな~。
あの!
(佐竹)何だよ。
ちょっと
トイレ行ってもいいですか?
(佐竹)ああ 行ってこいよ。
いいですよね? 先生。
うん? うんうん…。
ああ もう モデルも大丈夫だよ。
うん。
すいません。
(ドアの開閉音)
(萬坊)はいはい…。
はい 梅昆布茶。
疲れたときに 効くよ。
あっ…。
今日は すいません。
あ~ いいの いいの
気にしなくても。
調子のいいときも
悪いときもあるのが 人間だもの。
で 何があったの?
えっ?
一人で抱えるより
吐き出しちゃった方が
楽になることもあるよ。
人間だもの。
先生 そんな無理に
名言っぽくしなくて大丈夫ですよ。
そうか。 何か ほぐれるかなと
思ったんだけど
逆に 何か 変になっちゃったか。
ハハハッ。
実は 妻が 病院で検査しまして。
妻は 発達障害でした。
ああ そうか。
昨日 結果が分かって。
「発達障害には 天才が多い」
何も知らないのに知ったようなこと
言うんじゃないよ。
特殊能力って タオルに
卵を隠す能力が特殊能力なのかよ。
って思っちゃったんですよ。
タオルに 卵?
あっ いや 何でもないです。
そもそも 僕も 昨日まで
何も知らなかったんです。
だから そんなふうに
いらいらした自分に 腹が立って。
何か 悔しくて。
なるほど。
いいね。
はい…。
今の北山君は
とても 人間らしいよ。
それでいいと 僕は思う。
それに たぶんだけど
君が思ってるようなことには
ならないと思うよ。
えっ?
まっ たぶんだけどね。
はい。
あの… 発達障害のことが分かる本
全部 教えてください。
全部?
はい。 全部。
取りあえず
知花さんの特性にあった
1冊だけにしようか?
あんまり多過ぎると
疲れちゃうから。
ただいま~。
(ドアの開く音)
(宮野森)《知花さんの特性を
よく把握して
生活が楽になるように
環境を整えるのがいいでしょうね》
(ゆみ)先生
これで大丈夫でしょうか?
OK! ありがと!
先生 ホワイト終わりました!
(佐竹)見せてみろ 見せてみろ。
(ゆみ)こっちも完了です。
(佐竹)いいじゃないの!
編集部の高田さん
連絡つきました。
すぐに
原稿 取りに来るそうです!
マジか~!
まだ 太陽が出てる時間に
帰れるなんて!
(萬坊)3年ぶりかな!?
(佐竹)4年ぶりです!
(萬坊)そっか!
(佐竹)下の娘の2歳の誕生日が
最後でしたから!
(萬坊)じゃあじゃあ…
みんなで 飲みに行こう!
(佐竹・ゆみ)おう!
(萬坊)次のチャンスは
また 4年後かもしれないぞ。
4年… もはや オリンピック並みの
大イベントですね!
乗ります!
嫁さんと子供が帰省してて
家に帰っても 一人なんで。
(ゆみ)先生のおごりですよね?
任して。
(河口)僕 焼き肉 食べたいです。
あの… すみません。
僕 帰ります。 妻が待ってるので。
えっ 帰っちゃうの?
(佐竹)新婚さんは そうだよな。
後片付け 河口がやっとくんで
もう出ちゃってください。
えっ ホントに?
じゃあ 失礼します。
(河口)えっ? ええ~っ!
≪ただいま~。
おっ!
(宮野森)《知花さんには
一つのことに集中し過ぎる過集中
という特性もあります》
(宮野森)《体力の限界が来るまで
気付かずに
ある瞬間 ブレーカーが落ちたみたいに
動けなくなることがあるので
注意して見てあげてくださいね》
♬~
(炒める音)
えっ…。
悟… 仕事は? えっ 今 何時?
ごめん。
私がやるから 悟は 休んでて。
ううん。
知花こそ ゆっくり しててよ。
準備できたら
起こしてあげるから。
ん~ ご飯は 私が作る。
いや 知花は 大変なんだから
僕ができること さしてよ。
何で そんなことするの!?
えっ?
駄目なの!
悟は 変わっちゃ駄目なの!
駄目って…
何に怒ってるのか分かんないよ。
だって
何も変わらないって言ったじゃん。
何がどうなっても変わらないって。
それは 検査結果がどうであれ
知花と僕の関係は
変わらないってことで
生活に支障が出るところは
変えてかなきゃ駄目じゃん。
それじゃ 変わるのと一緒じゃん!
やめて! 私がやるから!
(割れる音)
知花?
お皿… 割れちゃった…。
ごめんね。
私 やっぱ 失敗ばっか…。
大丈夫。
知花が 発達障害でも
僕が守るから。
えっ? 守る?
えっ?
(バイブレーターの音)
ごめん。
(バイブレーターの音)
もしもし。 北山です。
えっ?
萬坊先生たちが うちに来るって!?
すまん。 先生を止められなかった。
あと5分で着く。
あと5分!?
俺と荒川で
なるべく引き延ばすから。
すまんな 悟。
どうしよう!? 何も準備してない。
いや それより 掃除…
片付けないと!
顔!
顔!?
って ヤバい…。 ヤバい ヤバい…。
≪(チャイム)
(ぶつける音)
あっ!
あっ… はいはい 今 行きます!
ヘヘッ 来ちゃった!
お待ちしておりました。
(萬坊)失礼しま~す。
(河口)お邪魔しま~す!
(ゆみ)お邪魔しま~す!
先生 じゃあ 奥の方に。
ああ… どうも どうも。
悟 すまんな ホントに!
私たち 止めたんです。
でも 先生が…。
だってさ 北山君がいないと
嫌なんだもん。
これ おわびといってはなんですが
駅前のお肉屋さんで買った
高級和牛ロースとカルビです。
焼き肉しましょう。
見ろ この肉!
これで ローストビーフも作るから
許してくれ!
うち ホットプレートとかないですよ!
えっ?
(ゆみ)私 うちから持ってきます!
こっからなら
往復20分くらいなんで。
じゃあ
俺には 炊飯器を貸してくれ。
ローストビーフなら
炊飯器でできるからな。
炊飯器は あちらです。
OK OK OK。
(河口)いいです いいです。
飲みましょう 飲みましょう。
お茶 どうぞ。
(河口)ありがとうございます。
知花 どこ 行った?
≪皆さん 初めまして!
《ばっちり着替えて
メークもしてる》
北山の妻の知花と申します。
いつも
夫が お世話になっております。
どうも 野村 萬坊です。
後輩の河口です。
よろしく お願いいたします。
よろしく お願いいたします。
(河口)どうも。
(萬坊)ありがとう。
(河口)あっ 僕も下さい。
(ゆみ)あんたは 自分でやって。
(河口)何でですか。
(佐竹)
よっしゃ~。 うまそうだな~。
(ゆみ)あっ 私 つぎます。
夫が お世話になってます。
今日は 皆さんに来ていただけて
ご挨拶できて うれしいです。
こちらこそ!
ちゃんとしたお祝いもできなくて
ごめんね。
いえ。
今日は 楽しんでいただければと
思いますので…。
ということで 乾杯!
乾杯!
(佐竹)乾杯 乾杯!
すまんな 悟。
今日は とことん飲んでくれ。
ああ… ありがとうございます。
(ゆみ)佐竹さん ローストビーフ
作れるなんて すごいですね。
あ~ うちは 嫁さんの稼ぎにも
助けられてるからな。
普段は 主夫業もやってんだよ。
(ゆみ)やっぱ しんどいですかね
漫画家アシスタント。
(佐竹)今日は その話 やめようや。
で 河口
お前は 何をふてくされてるんだ?
佐竹さんが 炊飯器 占領するから
ご飯がないじゃないですか。
僕 焼き肉には ご飯じゃないと
駄目なんです!
じゃあ 食うな。
ひどい!
パワハラですからね それ。
(ゆみ)知花さんは
いつもは 何をされてるんですか?
いつもですか?
いつもは よく しゃべってます!
あっ… お話し好きですか?
私もです。
でも 職場は このとおり
男ばっかで 全然しゃべれなくて。
男の人も しゃべれますよね?
あっ この人たち
面白くないんですよね!
ハハッ…。 ハハ…。
荒川さん カルビ 食べる?
あっ 私 ロースがいいです。
ダイエット中なんで。
はい じゃあ これだ。
あっ ありがとうございます。
(佐竹)先生に 先生に。
あ~あ。
ご飯がないなんて むなしい。
LUNA SEAですか?
LUNA SEA 大好きです!
真矢さんのドラムは 神ですよね!
えっ?
んっ?
山口さん 何 食べます?
僕 河口です。
すいません…。
私 ちょっと お手洗いに…。
うん。
萬坊先生 佐竹さん 荒川さん
河口さん…。
萬坊先生 佐竹さん 荒川さん
河口さん…。
萬坊先生 佐竹さん 荒川さん…。
知花 大丈夫?
うん 覚えた。
もう 大丈夫。
知花…。
そんな 気 張らなくて
大丈夫だよ。
駄目だよ。
悟の妻として ちゃんと しなきゃ。
気持ちは うれしいけど
せっかくだから
僕は 知花にも楽しんでほしいな。
普段どおりでいいからさ。
うん。 分かった。
よし。 行こう。
うん。
知花。
そういえば 先生に質問があるって
前に言ってなかったっけ?
えっ?
(萬坊)うん? 何かな?
せっかくだから 話してみれば?
(萬坊)僕も話したかったんだよ。
こっちへ おいでよ。
はい。
聞きたいことって 何かな?
何でも聞いて。
えっ 何でもですか?
うん。 何でもいいよ。
えっと…。 じゃあ
夫は 見込みがありますか?
知花 質問って それ?
う~ん…。
直球ですね。
人ごとだけど 聞くの怖いな。
100人に1人も 漫画家になれない。
なれても
入れ替わりの激しい世界で
とてもじゃないけど食べていけない
業界だと聞きまして。
夫は 見込みがあるのかなって。
知花 やっぱり その質問は…。
あるよ。 ヘヘ…。
北山君は
違いを楽しめる人だからね。
人の個性を受け入れられる人は
面白いものを描くと思う。
(萬坊)北山君は 知花ちゃんと
結婚して よかったと思うよ。
知花ちゃんの発達障害のことも
きっと プラスになる。
えっ…。
(ゆみ)発達… 知花さんが?
(萬坊)あっ…。
知花 ごめん。 発達障害のこと
先生にだけ この前…。
(河口)発達障害って
この前 話してた あれですか?
ああ…。
(萬坊)佐竹君 どうしよう!?
つい 言っちゃった。 どうしよう!?
俺に聞かないでくださいよ!
(ゆみ)あっ カルビ焼けてますよ。
早く食べましょう。
(佐竹)おお 焼けてるな。
河口 お前 まだまだ いけるだろ。
(河口)え~ ご飯ないのにですか。
(佐竹)どんどん いきなさい。
どんどんな!
(河口)いやいや… ちょっと…。
夫婦ともども
ご迷惑おかけしますが
今後とも よろしく お願いします。
(佐竹)よろしく お願いします。
(河口)よろしく お願いします。
♬~
《金平糖! 私 大好き!》
《うっ!》
《駄目なの!
悟は 変わっちゃ駄目なの!》
《自分で 何とかする》
《悟には
私の気持ち 分からないもん》
《夫婦ともども
ご迷惑おかけしますが
今後とも
よろしく お願いします》
♬~
わぁ~ 気持ちいい!
フフッ。
知花 転ばないでよ。
うん!
知花。
うん?
これ 遅くなっちゃったけど
結婚指輪。
えっ?
手 出して。
前に 指輪してると
ぞわぞわするっていうから
ちょっと大きくしてみた。
ウフフフ…!
どうしよう! うれし過ぎる!
ありがとう!
知花 ごめんね。
僕 発達障害って言葉に
とらわれ過ぎてた。
僕が 知花を
守んなきゃいけないんだって
勝手に テンパってた。
でも 知花は
そんな弱い人じゃない。
僕なんかよりも ずっと強くて
しっかり してる。
そんな簡単なことに
気付けなかった。
ごめんなさい。
知らないから 怖いんだな。
だから ちゃんと知ろうと思う。
発達障害のこと
知花の特性のこと
逃げないで 知ろうと思う。
これが 悟の見てる世界。
それで…。
これが 私の見てる世界。
違うのは当たり前だけど
見えないところで
もっともっと違ってた。
でも それが分かったから
ほっとしたの。
私 昔っから 人と違ってて
ずっと 何か変だなって感じてた。
私は 人より 怠け者なのかな
って思ったり
自分って何なんだろうって。
でも それが
脳の特性の問題だって分かって
すっきりしたの。
あ~ 私が
駄目なわけじゃなかったんだって。
でも これからも いっぱい
迷惑かけちゃうかもしれない。
でも 私 頑張るから。
悟と一緒に歩いていけるように。
発達障害は 生まれつきだから
今までも これからも
知花の特性は変わらないんだよね。
うん。
一生
付き合っていくしかないんだよね。
うん。
でも お薬とかで少しは。
よかった。
変わらないんだね。
僕の大好きな知花は そのままだ。
悟~!!
ありがとう。 うれしいよ!
どういたしまし…。
(2人)あ… ああ~っ!
よし!
♬~
北山君 この間は ごめんね。
知花ちゃん 怒ってなかった?
めっちゃ 怒ってましたよ。
怒ってたか!
当たり前じゃないですか。
先生は もっと デリカシーってもんを
身に付けた方がいいですよ。
ホント ごめんね!
冗談ですよ。
知花 みんなと話せて楽しかった
って言ってました。
ぜひ また来てください。
ホント!? よかった~!
(ゆみ)知花さんと悟さんの関係って
すてきですよね~!
私も誰かと支え合いた~い!
[こうして 僕と僕の妻の日常は
元通りに戻るはずだった]
[でも…]
悟 すごいよ このお皿。
ホントに落としても 割れない。
工房のみんながくれたやつ?
うん。
こういうおしゃれで便利な物が
もっと増えればいいのにな。
そうだね。
あれ? 知花 指輪は?
えっ?
[僕と僕の妻の波瀾万丈な物語は
まだ始まったばかり]