<土ドラ>クロステイル~探偵教室~ #03【信用調査】[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
<土ドラ>クロステイル~探偵教室~ #03【信用調査】[字]
人生を賭けた大勝負!退学覚悟でも救いたい仲間のために匡(鈴鹿央士)が挑むは新偕校長(檀れい)!?信用調査の落とし穴“先入観”を突破せよ!嘘をついているのは誰だ?
詳細情報
番組内容
一見普通の講師・正田正一(森岡豊)は実は聞き込みのプロだった。正田の授業テーマは聞き込み話法を利用した信用調査。匡(鈴鹿央士)ら生徒の課題は、ジョーカー探偵社の採用試験に残った3人の中から経歴詐称をしている人物を1週間で突き止めるというもの。しかし、藤巻(草川拓弥)は都賀(遊佐亮介)の言動に不審を抱き、都賀の信用調査をすると言い出す。何故か同行することになった匡と朋香(堀田真由)らも
番組内容2
調査を続ける内、都賀の意外な過去が判明する。退学となってしまった都賀の処分に納得がいかない匡だが、自身も退学の危機に発展してしまい…。
出演者
鈴鹿央士
堀田真由
草川拓弥(超特急)
篠田麻里子
福山翔大
伊藤正之
遊佐亮介
高木勝也
山口香緒里 ※緒は「、」あり【ゲスト】
森岡豊
・
檀れい(特別出演)
板尾創路
スタッフ
【企画】
市野直親(東海テレビ)【原作】
八津弘幸【脚本】
吉田真侑子【音楽】
POLYPLUS
カワイヒデヒロ【主題歌】
「流星群」Penthouse(CONNEXTONE《ビクターエンタテインメント》)【共同プロデューサー】
東田陽介(テレパック)
スタッフ2
【プロデューサー】
河角直樹(東海テレビ)
松崎智宏(東海テレビ)
藤尾隆(テレパック)
石井満梨奈(テレパック)【演出】
舞原賢三【制作】
東海テレビ
テレパック
ご案内
【公式サイト】
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ドラマ – 国内ドラマ
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(レジスターの音)
(生唾を飲む音)
(匡)《ハァー。 肉 食いたい》
129円です。
《げっ!》
すみません。
これ キャンセルで。
すみません。
ちゃんと お返ししますので。
あ~ 気にしない 気にしない。
俺も 君くらいのときには
親の借金で ずいぶん
苦労したからさ。 ハハハ…。
あっ。
えっ? えっ?
もしかして 君も
飛田 迅平のファン?
いや ファンというより
まあ 身内というか。
ハハハ…。
『探偵二毛作』シリーズ 最高だよな。
ハハッ。 でも 最新刊
発行部数が少ないらしくて
どこにも 売ってねえんだよ。
あの… 僕 持ってますよ 最新刊。
(正田)初めまして。 このたび
講師を務めさせていただきます
正田 正一と申します。
どうぞ
よろしく お願いいたします。
普通。
(藤巻)今回は 楽勝だな。
あれ?
昨日の!?
昨日は
どうも ありがとうございました。
飛田 匡さん。
あんた うちの店に
体験入店してきたやつだよな?
ケーキバイキングで 私と
ラス1取り合った人!?
(丸川)もしかして あなた…。
(都賀)あっ!
あっ!
(正田)いや~ 皆さん
すごい偶然ですね。
(一同)そんなわけないだろ!?
(藤巻)俺たちを だまして
調べてたってことか!
だますだなんて 人聞き悪い。
私は 一人一人に合わせて
話しやすい状況を
セッティングしただけです。
あとは 皆さんの方から
進んで 質問に答えてくれた。
《父を捜すお金もないから
自分で捜すしかないと思って
今は 探偵学校に通ってるんです》
確かに 自分からしゃべってた。
(正田)これが 尾行。
張り込みと並んで
探偵に欠かせない
重要なスキルの一つ
聞き込みです。
われわれ探偵には
捜査権がありません。
それでも 身バレを防ぎながら
様々な情報を
収集しなければならない。
おかげで 皆さんのことが
よーく分かりました。
《やっぱり こいつも ヤベえ》
それでは 早速 聞き込み話法を
最大限に活用して
信用調査をしていただきます。
(野木)信用調査?
(正田)簡単に言えば 対象者が
信用に値する人物かどうかを
調べることです。
(朋香)そのままですね。
軽く考えてもらっては 困ります。
その結果しだいでは
対象者の人生を
大きく左右する…。
(机をたたく音)
それが 信用調査です。
なので ここは フェアに
あなた方の人生も
賭けてもらいましょう。
誤った信用調査をしたチームは
わが校から
即退場していただきます。
調査していただく相手は
わが ジョーカー探偵社の
事務方採用試験で
最終選考に残った この3人です。
(電子音)
(正田)実は この中から
採用が決まったのは 2名。
あとの1名は
経歴詐称していることが
判明しました。
嘘をついているのは 誰なのか。
3チームに分かれて
各1名を担当し
その人物を
突き止めてもらいます。
期限は 1週間。
皆さん 健闘を祈ります。
(藤巻)じゃあ 俺は
前の会社を当たるから
匡は 大学時代の関係者を頼む。
うん。
都賀さんは…
無理しなくていいですから。
えっ?
(藤巻)苦手でしょ? こういうの。
まあ。
だったら 聞き込みは
俺と 匡に任せて
都賀さんは
報告書に まとめてください。
そうですね。
お気遣い ありがとうございます。
いいんですって。
誰にだって
得手不得手はあるんだし
そういうのを助け合うのが
仲間ってもんですから。
なっ? 匡。
えっ?
何か 嘘くさいんだよな~。
本日は お時間を頂きまして
ありがとうございます。
(正田)まずは
誰に聞き込みするかが重要です。
家族や友人は
たくさん 情報は持っていますが
こちらの芝居を
見抜かれてしまう可能性が高い。
経営学科主任の 田淵です。
フリーライターの
飛山と申します。
(正田)近過ぎず 遠過ぎず。
聞き込むメリットが大きく
かつ バレるリスクの少ない相手を
選ぶこと。
(藤巻)丸睦商事の方ですよね?
(2人)はい。
(藤巻)参ったよ。 営業のアポ
すっぽかされちゃって
あの部長 これで 3度目だよ。
(正田)最初は 雑談から入り
相手の心を和ませてから
核心へと迫る。
緩急をきかせた
トークテクニックが必要です。
近所に フレンチオープンしたの
知ってる?
えっ? ホント?
(藤巻)坂口 翔子は バイトだった。
バイト?
そうなんだよ。
前職は 業界大手 丸睦商事に
10年間勤務って書いてあるけど
正社員じゃなくて
アルバイトとして勤めてたんだ。
受付の職員に聞いたから
間違いない。
でも 履歴書に 正社員って
明記してるわけじゃないから
経歴詐称とも
言い切れないんじゃない?
わざと書かなかったに
決まってんだろ。
そっちは どうだった?
大学の教授や 元同級生にも
聞き込みしたけど
彼女のこと みんな
あんま覚えてないって。
もしかしたら
学歴も嘘なんじゃないか?
えっ!?
(純子)うちのチームの調査対象者
磯村 岳は
履歴書どおりの
エリート中のエリート。
社内でも 最高評価だった。
安西 咲良も 経歴に
虚偽はなかった。
あ~ つまんないの。
(藤巻)やっぱ 嘘ついてるのは
坂口 翔子で決まりだな。
今回は 楽勝 楽勝。
ちょっと 早過ぎないですか?
もう少し その
ちゃんと調べた方が…。
はっ?
(都賀)聞き込みをした相手が
たまたま 坂口さんのこと
嫌いな人だったのかも。
別に 1人だけに
聞いたわけじゃないよ。
何人に聞いたんですか?
2人? 3人?
(朋香)どうしたの? 大丈夫?
俺の調査に 駄目出しする気かよ?
すいません。
≪(ドアの開く音)
ちょうど よかった。
皆さん お揃いのようですね。
実は 先ほど 一般の方から
わが校に クレームが入りました。
ここの生徒が
探偵の聞き込みよろしく
その方のことを 周りの人間に
聞き回っているそうなんです。
一木 孝明という方は
今回の課題に
関係のある人物ですか?
都賀さん。
いえ。
では なぜ その方の聞き込みを?
これ以上 わが校の名に
傷を付けるようなことがあれば
処分を検討することになります。
新偕代表を怒らせたら
どんな目に遭うか。
次はありませんよ。
(正田)あ~ 想像するだけで
恐ろしい。
はあ? あれじゃ まるで
私が独裁者みたいじゃないの!?
やはり 都賀 真一は
入学させるべきでは
なかったのでは?
(理子)あっ 話 ごまかした。
もう 私の信用
どうしてくれるわけ!?
彼の経歴は
ご存じだったはずです。
それなのに なぜですか?
何 言ってるの?
だから 入れたんじゃない。
(藤巻)
誰なんだよ? その 一木ってやつ。
何で そんなことしたんですか?
皆さんには
関係のないことですから。
(藤巻)何なんだよ あいつ。
(野木)放っておけば
いいんじゃないか。
課題の方は
どうにかなりそうだしな。
どこ行くの?
(藤巻)決まってんだろ。
信用調査だよ。
都賀さんのこと 調べるつもり?
何 考えてるのか
分からないやつとは組めないだろ。
あいつのせいで 不合格になったら
どうすんだよ。
でも 仲間を調べるなんて…。
いいよ 俺一人でやるから。
ちょっと待ちなさいよ!
朋香も言ってやって!
私も行きたい!
え~!?
♬~
《何で こうなるんだ》
ねえ さっきから
動きが変じゃない?
都賀さんも
誰かを尾行してるのかも。
えっ!?
あいつだ。
(藤巻)おそらく 一木ってやつだろ。
こんにちは。
どうですか? その後。 お姉さん。
(店員)もう すっかり 元気で。
(一木)あ~ そうですか。 よかった。
(一木)また 再発の恐れもあるので
検診の方 来るように
お伝えください。
(店員)分かりました。
(一木)それじゃ。
♬~
♬~
俺は 一木を調べる。
(朋香)分かった。
私たちは
都賀さんの尾行を続ける。
ハァー。
♬~
あの… 私 あの…
製薬会社の者なんですけれども
一木先生が よく
ここを利用する時間帯を
教えていただき…
あっ いや あの
なかなか
お会いできないものですから
その…。
≪(横山)どちらの 製薬会社さん?
僕は 一木病院の
医局の者ですけど。
あなた 見掛けない顔ですね。
よかったら 私が
お話 伺いましょうか?
≪主任。 イツキ病院の
イツキ先生と アポ取れました。
これから イツキ病院へ
伺いましょう。
いや~ 皆さん
よく間違うんですよね。
一木病院と イツキ病院。
さあ 行きましょう 行きましょう。
はい はい。 失礼します。
僕のこと 尾行してたんですか?
(朋香)ううん。 偶然。
あるんだね こういうことって。
ねっ。
そうそう。
これも 何かの縁だしさ
よかったら 話してください
一木って人のこと。
こんなこと続けてたら ホントに
退学処分になっちゃいますよ。
僕のことは ほっといてください。
(あくび)
やっぱり 眠れなかったの?
うん。 気になって。
分かっちゃったよ。
都賀の正体。
(一木)
《ジョーカー探偵社の方?》
《はい。 わが校としましても
都賀の処分を
検討しておりまして
まずは 一木さんから
お話を伺ってからと》
《分かりました。
全て お話ししましょう》
都賀は 18歳のときに
一木さんへの恐喝で
少年院送致されたんだってさ。
恐喝?
少年院?
(藤巻)都賀は 一木さんのことを
日頃から いじめていたらしい。
一木さんから
教えてもらったんだけど
都賀は 最近まで
勤めていた会社に
その過去が バレて
周囲と うまくいかなくなって
退職に追い込まれたらしい。
そっちも調べてきた。
《少年院上がりって聞いて
納得しましたね》
《何か いつも 暗いし
しゃべらないし》
《実は 俺も 都賀さんから
脅迫まがいのこと
言われたことがあったんですよ》
(純子)探偵になるのも
手に入れた情報で
相手を恐喝するためだったりして。
あの 都賀さんがですか。
俺らも いつ恐喝されるか
分からないな。
≪(ドアの開く音)
≪(正田)ご心配なく。
都賀さんには 先ほど
退学処分が下りました。
今朝 一木病院から わが社へ
再び 抗議がありました。
向こうは 訴訟も視野に入れると。
というわけで 都賀さん
今日まで お疲れさまでした。
最後に 何かあれば どうぞ。
どうせ 何 言っても
信用しないでしょ。
(純子)何? その言い方。
(藤巻)恐喝なんかするやつを
信じられるわけないだろ!
フフッ。
あなた方のような人間が
探偵になるかと思うと
ぞっとしますよ。
(野木)どういう意味だよ?
では 最後の挨拶代わりに
僕のことを お話しします。
僕は 高校の頃
一木をリーダーとする 数人から
いじめを受けていました。
父の形見の時計を壊され
弁償を迫ったら
恐喝されたと
警察に訴えられました。
何度 やってないと訴えても
誰も信じてくれませんでした。
不処分になって 数カ月の
停学処分を受けている間に
僕は 少年院に入ったことに
なっていました。
それでも 何とか
望む会社に入って
やっと 人生を変えられたと
思っていたのに
過去の噂が付きまとい
会社が 僕の信用調査を
探偵に依頼したんです。
何度 やってないと訴えても
やっぱり
信じてもらえませんでした。
僕の言葉より
探偵が書いた調査報告書を
信じる人たちを見て
僕も探偵になって
あいつの本当の姿を
暴いてやると決めたんです。
駄目ですか?
僕の人生 一木に
めちゃくちゃにされたんですよ。
復讐して 何が悪いんですか!?
な~んてね。
フッ。
やっぱり だまされませんよね。
こんな嘘くさい話。
(藤巻)お前 俺たちのこと
おちょくってんのか!?
真実かどうかなんて 関係ない。
人は 自分に都合のいいことだけを
信じるんですから。
(正田)非常に残念ですが
皆さんも 明日は わが身と思って
気を引き締めるように。
信用調査の課題も お忘れなく。
ああ。 それなら もう
誰が経歴詐称してるか
目星が付いてるんで
あとは 報告書を書くだけです。
(正田)そうですか。
あの 都賀さんのこと
どうにかならないんですか?
もう いいだろ!
あんなやつのことは。
(正田)退学処分を決定したのは
新偕代表です。
私には どうすることも
できません。
それじゃ 直接 お願いしてみます。
(藤巻)おい。 何で そこまで?
決まってんだろ!
眠れないんだよ…
気になっちゃって!
都賀さんの退学処分
考え直していただけませんか?
その心は?
都賀さんが
やろうとしていたことは
確かに
間違っていたかもしれません。
でも 一木からの いじめの話が
本当なら
同情の余地はありませんか?
ありません!
どんな理由でも 私利私欲のために
探偵のスキルを悪用することは
断じて
許されることではありません。
でも…。
沢木 私の嫌いなものは?
一つ 他人に頭を下げること。
二つ 「探偵なんか」と
言われること。
あ~。
今日は
一木病院からのクレームで
その二つを
同時に味わわされた。
冷静に話せる自信はないけど
まだ 続ける?
でも 都賀さんは
まだ 実際に 一木さんを
脅したわけじゃありません。
だいたい あんなコミュ障の人が
恐喝なんて
できるわけないじゃないですか。
ごみね。
えっ?
あなたの言っていることは
そのごみ同然よ。
(理子)
コミュ障だから 脅迫しない?
そんなの
あなたの思い込みでしょ。
そんな先入観を持って
集めた情報など
信用調査において
何の役にも立たない。
ごみよ ごみ! ごみ障よ!
(沢木)代表 落ち着いてください。
お戻りください。 こちらへ。
(理子の深呼吸)
分かりました。
そこまで言うなら
あなたに 都賀 真一の信用調査を
やってもらいます。
えっ?
退学処分を取り消してもいいと
思える根拠を 集めてください。
判断は 正田がします。
期限は あさって。
えっ!? たったの2日!?
できなければ あなたも
彼と一緒に 辞めてもらいます。
え~!? 何で 俺まで!?
私の顔に泥を塗った
都賀君を かばうんだから
当然でしょ。 フッ。
(朋香)あんた バカなの?
つい やっちゃった。
あの… 皆さま この後は?
そうだ。
課題の報告書 まとめないと。
(野木)あっちもミスったら
退学だしな。
(丸川)老眼がひどくて 出すのに
時間かかりそうなんですよ。
都賀のことなんか 心配するから
そうなるんだ。
でも もし さっきの話が
本当だったら。
たぶん ホントだろうな。
えっ?
(朋香)あんたも 都賀さんのこと
信じたわけ?
あいつが あんな作り話できるほど
器用なわけないし。
俺も そう思う。
(藤巻)だから…。
えっ?
(藤巻)いいだろ 別に。
復讐したきゃ
勝手にさせてやれよ。
それで ここを
首になったからって関係ないだろ。
(藤巻)引き留めて
説教でもするつもりかよ。
そうじゃないけど
ただ 何ていうか…。
誰からも信用されないのって
つらいだろ。
しょうがないんだよ!
そんなやつ
いくらでも いるって。
いちいち そいつらに
いい顔すんなよ。
どうせ 何もできないんだから。
それなら 最初っから
放っておく方が いいんだって。
お前も
人のことばっか気にしてないで
自分の心配しろよ!
お前まで 首になったら 俺一人で
報告書 書かなきゃならないだろ!
冗談じゃねえよ!
えっ? 今のってさ
俺のこと責めてんの?
心配してんの?
どっちもじゃない? フッ。
藤巻のホストクラブに
行ったときね
ホスト仲間から
聞いちゃったんだけど。
えっ?
藤巻って 子供の頃
何かの事情で
親が育てられなくて
親戚の家とか 施設とか
出たり入ったりしてたんだって。
聞いてる?
ごめん。
一回 戻っていい?
藤巻の店に行ったの?
うん。 フッ。 それでね
ああ見えて 相当 苦労したみたい。
親友に裏切られたり
親戚に邪魔者扱いされたり。
人生なんて そんなもんだって
自分に言い聞かせて
わざと チャラいキャラ
やってるのかもね。
もしかしたら 都賀さんのこと
一番 分かってんの
あいつなんじゃないかな。
最初に 都賀さんのこと
調べようとしたの 藤巻だもんね。
誰からも信じられない 都賀さんと
誰も信じられない 藤巻は
案外 同じなのかも。
ごめん。 やっぱ
もう一回 戻っていい?
うん。 いいよ。 うん?
♬~
<今日は「ほろよい」飲んで なにしよう?
サントリー>
♬~(新津)そうなんです
バスタブはこすりません!
(主婦)それはもう当たり前でしょ
ではそれ
除菌できるの? できないの?
はっ
除菌できるのは銀イオンプラス!
《99%除菌!》
(聴衆)≪おぉ~
♬~「バスタブクレンジング」
《香りが残らないタイプも!》
(新津)あの くり返し生える大変な
黒カビ掃除はもうやりません!
(聴衆)ウオー‼
《防カビは水を入れてポン!》
《銀イオンで丸ごと
防カビコーティング!》
2ヶ月に1度でキレイが続く!
♬~「お風呂の防カビくん煙剤」
みんな 都賀さんのこと
ほとんど覚えてないくせに
少年院や 恐喝って言葉が
独り歩きして
悪い人だって
思い込んでるだけです。
ただの先入観です。
だから
その先入観をなくすために
都賀さんが
少年院に行っていないことを
証明してくれる人はいませんか?
そりゃ 何人かはいますよ。
でも そんなことしても
いまさら 何も変わりません。
手遅れです。
あっ。
いや…。
(バイブレーターの音)
えっ?
(バイブレーターの音)
はい。
(迅平)何だ 何だ?
その不機嫌そうな声は。
不機嫌なんだから
しょうがないだろ。
(迅平)せっかく
父さんの声が聞けたのに
うれしくないのか?
うれしいわけないだろ。
余計 腹立ってくるから
もう 切るよ。
(迅平)あっ 反抗期か?
違うから!
あんた 俺たち捨てて
出てったんだぞ。
自覚あるのかよ?
もちろん あるよ。
だから 困ってるんだ。
はっ?
母さん 今日 残業らしいんだよ。
うん。
あの辺りは 明かりが少ないし
迎えに行ってやりたいんだが
さすがに 変だろ。
失踪中の旦那が 迎えに行くのは。
変だね。
すでに この電話自体
変だけどね。
ってことだから
あと よろしく。
はっ? ちょっと 父さん?
(不通音)
もしもし!
≪(女性)疲れたわよね。
すみません。
はい?
パートの 飛田はいますか?
飛田さん?
あ~ あの 新しく入った
バリバリ仕事できる人。
バリバリ…
それ 違う人だと思います。
飛田さんって
英語ペラペラの人でしょ。
違う違う フランス語よ。
どっちも違うかな。
(女性)ヘビメタに
めっちゃ詳しいんだよね あの人。
絶対 違いますね。
あっ 来ました。
(女性)うち ホンマ アホやで。
(女性たち)
やっぱり 飛田さんじゃない!
バシッと かましたったら
ええねん。 このドアホ! 言うて。
(女性)「ドアホ!」言うて?
(千穂子)ああ。
あら 匡。
迎えに来てくれたん?
せ… せやねん。
(千穂子)知らなくて 当然よ。
英語も フランス語も
ドイツ語も 中国語も タイ語も
家で話せたところで
何の役にも立たないでしょ。
そんな話せるの?
昔 関西にある
国際関係の会社に勤めてたから。
俺 母さんのこと
何にも分かってないんだな。
みんな そんなもんでしょ。
見えてるところで
判断するしかないじゃない。
お母さんのこと 本当に
全部 分かってる人なんて
お父さんくらいよ。 フフフ…。
結局 のろけかよ。
でも 確かに
さっきのスーパーでも
みんなが みんな
言ってることが違って…。
(純子)何なのよ?
朝っぱらから 呼び出して。
藤巻は?
連絡はしたんだけど。
あんた どうせ また いい考え
思い付いちゃったんでしょ?
それが… まったく何も。
えっ?
(丸川)大丈夫なんですか?
タイムリミットは
今日いっぱいですよね?
何とか 都賀さんのいい情報を
集めようとしたけど
昔の噂を知っている人たちには
やっぱり いくら説明しても
その先入観をなくすことは
できなかった。
人間なら 誰にだって
思い込みの一つや 二つはある。
先入観を 完全になくすなんて
無理だよ。
そもそも 都賀さんのいい情報を
集めようとしている時点で
この俺自身が 先入観の塊だ。
しかも 自分の退学も
かかっているとなると
とてもじゃないけど
冷静な聞き込みなんて
できっこない。
絶対に 偏りが出る。
だから…。
みんなの力を貸してください。
みんなで できるだけ多くの人に
聞き込みをすれば
先入観のない
公正な信用調査に
少しは
近づけるんじゃないかって。
今の俺には それくらいのことしか
思い付かなかった。
お願いします。
もちろん
都賀さんのためもあるけど
俺 まだ
ここに いたいんです。
まあ あんたには
前回の借りがあるからね。
(丸川)いい実習になりますしね。
(野木)最近 体がなまってたから
ちょうどいい。
変装するの
実は ちょっと快感。
(朋香)純子さん まさかの
コスプレ好き!?
(純子・朋香の笑い声)
ありがとうございます。
よろしく お願いします。
おはようございます。
不動産の者なんですけど
この建物って 今 築 だいたい
どれくらいに…。
すいません。 あの
都賀 真一さんって ご存じですか?
いや 知らないですね。
何か よく この辺で
ゲームしてるらしいんですけど。
(丸川)お疲れさまです。
(男性)どうも。
忙しいですか?
(男性)いや~ なかなかですね。
私の知り合い 以前
この会社 勤めてたんですよ。
(野木)こんにちは。
(男性)こんにちは。
この辺 よく走られてますか?
そのシリーズ 面白いですよね。
(男性)あっ はい。
私の友達も 大好きなんです。
都賀っていうんですけど。
近隣トラブルとかって
あったりしました?
噂も 特にないですか?
(女性)特にないです。
(丸川)だいぶ集まりましたね。
集まりましたけど…。
彼に不利な証言が
増えてくだけね。
これ ホントに
このまま出すの?
(野木)ネガティブな回答が 7割。
ポジティブが 2割。
どうでもいい回答も
1割ってところだな。
でも いい証言が増えたことも
確かだから。
そうだけど
ホントに 大丈夫?
≪(ドアの開く音)
都賀さんにも
同席してもらいます。
今日の結果しだいでは 彼の意思を
確認する必要があるので。
(正田)それでは 飛田君。
信用調査の報告書を
提出してください。
♬~
こんなに?
みんなが助けてくれましたから。
参ったな。
読むのも 大変なんですよ。
(ドアの開く音)
♬~
では 拝読いたします。
《あ~ 都賀ね。 問題起こして
少年院 入ったやつだろ》
《他の学校の女の子
妊娠させちゃった人でしょ》
《都賀? 津田… 津田?》
《一番最初に
話し掛けてくれたのが
都賀だったんだよ。
あいつ いいやつだよ》
《ごみの分別は 完璧でした》
《相当 丁寧に
歯を磨いてますね》
対象者が 信頼に値するかどうか
それを判断するのは 依頼者です。
探偵は 一切の先入観を持たず
ひたすら 誠実に
証拠を集めるのみ。
その結果 7割以上が
都賀さんについての
ネガティブな証言となっている。
これで 私に 都賀さんを
信用させることができると
思いますか?
即刻退学になっても
何ら不思議ではありません。
が 私には たった一つ
その人を信用するかしないかを
判断する
絶対的な 基準があります。
それは…。
(朋香)それは?
「犬に好かれる人に
悪い人はいない!」です。
(正田)「散歩中の人の証言」
《いつも 犬に
追っ掛け回されてましたよ》
《犬は 楽しそうに
飛び掛かっていましたよ》
という証言です。
よって 私は
都賀さんを信用できる人物だと
認めます。
そこ!?
いけませんか?
依頼者である私が 私の基準で
そう判断したことに
誰にも 文句は言わせません。
依頼者にも
先入観はあるってことです。
そして その結果をもたらしたのは
間違いなく
飛田君 いや
あなた方の行った信用調査です。
今回の場合 聞き込みをする相手を
無意識のうちに
自分に都合のいい人物に
してしまう可能性もあった。
もし その片りんが
少しでもあれば
私は この報告書を
信用することはなかった。
しかし これらの報告書には
先入観を捨てて
ありのままの 都賀さんを
浮き彫りにしようとする
探偵としての
誠実な志が貫かれていました。
評価しないわけにはいきません。
(正田)あらためて 都賀 真一さん
飛田 匡さん。
あなたたちの退学処分を
撤回します。
(朋香)やった~!
(丸川)よかったですね お二人とも。
助かった。 ありがとう。
みんなのおかげだ。
(正田)喜ぶのは まだ早いですよ。
課題の提出日は あしたです。
そういえば
もう 答えは出ていると
おっしゃっていましたね。
何なら 今から そちらの報告書も
提出されますか?
いえ。 もう一回 やり直します。
聞き込み…
一緒に手伝ってください。
もっと調べた方がいい
って言ったの 都賀さんでしょ。
恩人の言うことは
聞いた方がいいですよ。
恩人?
あの犬の情報
藤巻の報告書にあったものだから。
(朋香)あっ ホントだ。
どうりで しょうもない情報だと
思った。
朋香 それ 先入観。
(野木)よし。 俺たちも もう一度
確認しとくか。
そうね。
行こう 都賀さん。
正田です。
そう。 フフッ。
なかなか やるわね。
でも 最後の課題も
手を緩めちゃ駄目よ。
(正田)もちろんです。
この課題で
一人も落ちなかったことは
今までありませんから。
そうだったわね。 じゃあ。
失礼いたしました。
いえ。
病院の未来について
覚悟を決められましたか?
フフッ。
間違いないの?
(藤巻)ああ。
確かに 坂口 翔子は
正社員ではなく
アルバイトだったけど…。
聞き込み対象を広げたところ
彼女は バイトでも
正社員並みの業績をあげていて
会社からは むしろ
社員にならないかと
何度も 誘われていたようです。
ただ 家庭の事情で あえて
バイト契約を選んだそうです。
そうなると 磯村さんか
安西さんかの どちらかが
嘘をついてるってことよね。
(野木)いや 安西 咲良は シロだ。
会社 プライベート 交友関係
どの方面に聞き込みしても
経歴に 嘘偽りはなかった。
磯村 岳も同じです。
(純子)どうするの?
このままじゃ どこかのチームが
必ず 退学になるわよ。
それでも 僕らが
先入観なく調べたことを
そのまま ぶつけるしかない。
昨日に引き続き
今日も皆さんの健闘を
期待します。
それでは 早速
報告書を提出してもらいましょう。
3人のうち
誰が経歴詐称しているか
分かりましたか?
嘘をついているのは
誰なのか。
3人とも 経歴詐称なし。
つまり 誰が嘘をついているのか
突き止められなかった
ということですね?
そうなります。
そうですか。
それでは 結果を
お伝えします。
(正田)
皆さんの出した 調査結果は
ジョーカー探偵社の
プロ探偵が行った 信用調査と
同じ結果でございました。
よって 全員合格!
おめでとうございます。
ちょっと待ってください。
じゃあ 3人のうち 1人が
経歴詐称しているっていうのは?
あ~ あれは嘘です。
嘘をついていたのは
何を隠そう この私でした。
(一同)はあ!?
皆さんが 本当に
先入観を捨てて
調査対象者と
向き合うことができるのか。
それを試すための課題です。
そうだったの!?
完全にやられた。
(正田)皆さんの
探偵としての覚悟ある結論
お見事でした。
(正田)素晴らしい。
ホント しぶとい子たちね。
都賀さんのことがなければ
この答えに たどりつくことは
なかったかもしれません。
もしかして ここまで想定して
都賀さんを入学させたんですか?
えっ?
そんなわけないでしょ。
私は ただ
痛みを知ってる人間こそ
探偵になってもらいたい。
そう思ってるだけよ。
一木病院の副院長
一木 孝明医師が
恐喝の疑いで 逮捕されました。
えっ?
一木医師は
部下や患者に対して
数回にわたり 恐喝行為を行い
現金 数千万円を
脅し取った疑いが持たれています。
(沢木)これって…。
部下から
内部告発があったらしいわよ。
証拠も揃ってるみたいだし
言い逃れはできないでしょうね。
(沢木)代表 まさか…。
この私に
屈辱的な謝罪をさせて
「探偵なんか」と言った罪は 重い!
天罰が下ったのね。
(藤巻)天罰! 天罰だよ!
ざまあみろ!
正義は 必ず勝つ!
よかったっすね。
あっ でもさ これで もう
都賀さんが探偵になる理由も
なくなっちゃったね。
辞めるなんて言うなよ。
俺たちが 課題 クリアできたのは
あんたがいたからなんだから。
僕は 今まで 僕のことを
信じてくれなかった人たちに
ずっと 憤りを抱えてきました。
でも ホントは
一番 腹を立てていたのは
自分自身にです。
何もかも 他人のせいにして
どうせ 自分なんて
こんなもんだって
僕が 一番 僕のことを
信じていなかった。
でも 探偵になったら
変われる気がします。
だから 辞めません。
(都賀)そう思えたのも
皆さんのおかげです。
ありがとうございます。
よっしゃ! それじゃ 今日こそ
ぶち上げちゃいますか!?
それは 遠慮しときます。
(藤巻)えっ?
お前 今 心開いてたじゃん。
(都賀)いえ それとこれとは。
では お先に。
(丸川)それじゃ 私も そろそろ。
(純子)お疲れさま。
お疲れ。
あ~ そうですか。
じゃあ やっぱ 2人で行くか?
って振り向いたら
寝てるパターンだろ?
うん?
何だ 起きてんのか?
ちゃんと言っときたくて。
信用調査 手伝ってくれて
ありがとう。
助かった。
何だよ? 急に。
何で 力 貸してくれたの?
何つうか 悔しくてさ。
俺も ホントは
都賀さんを助けたいはずなのに
かっこつけて
訳ありぶっちゃってさ。
でも お前 見てると そういうの
バカらしくなるっていうか…。
ホント ムカつくよ お前。
って ここかよ!?
♬~