[終]<土ドラ>クロステイル~探偵教室~ #08【卒業試験】[字] …のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[終]<土ドラ>クロステイル~探偵教室~ #08【卒業試験】[字]

元探偵の父がその剛腕で見せつけた底力におののく匡(鈴鹿央士)。7人の探偵学生はその窮地を抜け出せるのか?探偵学校の卒業がかかった大一番に選ばれた最後の課題とは!

番組内容
「小田切達也は、俺の親父だ」衝撃の告白と共に迅平(板尾創路)にナイフを向けた藤巻(草川拓弥)。匡(鈴鹿央士)と朋香(堀田真由)は懸命に制止するものの……。今、明かされる、藤巻の過去には一体何が……。そんな中、発信者不明のメールが匡に届く。『お前の父親は、罠にハメられた』純子(篠田麻里子)、野木(福山翔大)、丸川(伊藤正之)、都賀(遊佐亮介)らも匡に協力し、謎に立ち向かうことに。
番組内容2
不敵な笑みを浮かべる理子(檀れい)がその前に立ちはだかる!全ての謎が解明する最終回、最後の最後まで想像を越える展開を刮目せよ!
出演者
鈴鹿央士 
堀田真由 
草川拓弥(超特急) 
篠田麻里子 
福山翔大 
伊藤正之 
遊佐亮介 
高木勝也 
松村雄基 
山口香緒里 ※緒は「、」あり 

〈ゲスト〉
智順
 ・ 
檀れい(特別出演) 
板尾創路
スタッフ
【企画】
市野直親(東海テレビ) 

【原作】
八津弘幸 

【脚本】
八津弘幸 

【音楽】
POLYPLUS 
カワイヒデヒロ 

【主題歌】
「流星群」Penthouse(CONNEXTONE《ビクターエンタテインメント》) 

【共同プロデューサー】
東田陽介(テレパック)
スタッフ2
【プロデューサー】
河角直樹(東海テレビ) 
松崎智宏(東海テレビ) 
藤尾隆(テレパック) 
石井満梨奈(テレパック) 

【演出】
六車俊治 

【制作】
東海テレビ 
テレパック
ご案内
【公式サイト】
https://www.tokai-tv.com/crosstail/  

【公式ツイッター】
https://twitter.com/tokaitv_dodra  

【公式Instagram】
https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/ 

【公式TikTok】
https://www.tiktok.com/@dodra_tokaitv

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 東堂
  2. 探偵
  3. 迅平
  4. 文乃
  5. 理子
  6. 藤巻
  7. 親父
  8. 記憶
  9. 小泉
  10. 小田切
  11. 年前
  12. 彼女
  13. 情報
  14. 朋香
  15. 自分
  16. 都賀
  17. 二毛作
  18. 本当
  19. お前
  20. 千穂子

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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《おう 敦也》
(藤巻)《父ちゃん おかえり》

(小田切)
《ちゃんと 留守番してたか?》

《うん》

(小田切)
《あっ ご褒美 買ってきたぞ》

《ほい》

《アハハ… まあ 腹に入っちまえば
みんな一緒だよ》

《はい あげる》
《いやいや…》

《父ちゃんは いらないから
お前 食え》

《うまいか?》

(小田切)《部屋に入ってろ!》
(男性)《コラァ! 待て 小田切!》

(男性)《おい!》

(藤巻)小田切 達也は 俺の親父だ。

(藤巻)あんたが
不当な調査報告さえ しなければ

親父は…。

あ~っ!

(迅平)刺されてやりたいけど
痛いのは 嫌だ。

この…。

それに 君を犯罪者にしたくない。

ふざけるな!

あ~っ!
(匡)やめろ!

(朋香)もう やめなよ!
らしくないよ!

♬~

クソ…。

このときのために
ずっと やってきたのに。

何で お前の親父なんだよ。

≪(ドアの開く音)
≪あの~…。

何かあったんですか?

(朋香)あっ 何でもありません。
お騒がせして すみません。

あっ いえ。

(朋香)あれっ? 迅平ちゃんは?

また逃げられた。

親父は ホント
ろくでもないやつでさ

酒と ばくちと借金。
いつも 誰かとケンカしてて。

揚げ句の果てに
あの小泉 文乃さんを巻き込んで

ケガさせてしまった。

ホント クズだよな。

それでも 生まれてすぐに
母ちゃん亡くした俺にとっては

たった一人の家族だった。

あんな親父でも 文乃さんの手を
ケガさせてしまったことは

相当 悔やんでて。

彼女に謝罪したいって言ってた。

でも その前に彼女に襲われて

逆に 自分が
殺人未遂で指名手配されて

揚げ句の果てに 自殺って…。

それから 俺は
母方の親戚に預けられて

名前も 藤巻に変わった。

ホストになって やっと 1人で
生きていけるようになったころ

あの記事を見つけて…。

文乃さんが 親父を恨むのは
仕方がない。

でも その探偵が

金のために 情報を教えたのが
本当だとしたら 許せなかった。

それから その探偵が
今は 小説家の 飛田 迅平だって

やっと突き止めた。

居場所も すぐに分かって
復讐しようと近づいた矢先に

失踪しやがって。

だから 俺は
その居場所を見つけるために

お前のことを
マークすることにしたんだ。

それじゃあ
この学校に入ったのも?

最初から 全部 芝居だった。

お前と仲良くなったのだって
全部 芝居。

そう思ってたのに…。

お前が ムカつくやつなら
よかったのに。

俺の この数年間
どうしてくれんだよ!

ごめん。

何も知らずに 俺 自分ばっかりで。

俺の方こそ だましてて悪かった。

(藤巻)こっからは 友達として

お前の父ちゃん 捜すの
手伝うから。

お互い
駄目な親父 持つと しんどいよな。

まったくだよ。

(朋香)何それ~?

そういうの 私も やりたい!

(バイブレーターの音)

「お前の父親は 罠にハメられた」?

(藤巻)誰からだ?

分かんない。 罠?

(朋香)もしかして 20年前のこと?

小泉 文乃さんに
俺の親父の居場所を教えたのは

匡の父ちゃんじゃない
ってことか?

もし仮に そうだとしても
誰が こんなメールを…。

いや そもそも これ自体が罠かも。
えっ…。

うわ~ もう
訳分かんなくなってきた。

≪(都賀)
複雑な問題を解くときは

誰かに話すと いいそうですよ。

(丸川)分かりやすく
説明しようとすることで

思考が整理できるんですって。

(野木)卒業試験を前に

足を引っ張られちゃ
かなわないからな。

というわけで
私たちにも聞かせてもらえる?

そうか。 案外 ポイントは
シンプルかもしれない。

うん。 もしも 迅平ちゃんが

小泉 文乃への報告書を
書いていないとしたら

そう見せかけられるのは
当時の同じ探偵事務所にいた人間。

その中で 匡の親父さんを陥れて
得した者は 誰か。

当時 親父と対立していたのは…。

《東堂 そして 新偕校長だ》

(バイブレーターの音)

(朋香)《たぶん この部屋は
監視されてるから チャットで》

(都賀)《新偕校長が
前の探偵事務所から独立して

このジョーカー探偵社を
つくったのは

ちょうど 20年前です》

(野木)《もし 小泉 文乃に
情報を渡して

多額の報酬を受け取ったのが
新偕校長だとしたら

その金を元手に
独立したとも考えられる》

(都賀)《その後 すぐに
東堂も独立しています》

《校長と東堂が
結託していた可能性も》

(純子)《これまでのことを
考えると

校長が 藤巻の過去を
知らなかったとは思えない》

《あわよくば 藤巻に

迅平さんの口を
ふさがせようとしていたのかも》

(藤巻)《俺は 最初から
利用されてたってことかよ》

(丸川)《でも…》
《だから 先入観を捨てて

冷静に情報を集めるしかない》

(朋香)《それって…》

《新偕校長と東堂の
信用調査をやろう》

♬~

(南武)《ズボンや靴などの特徴を
覚えて

目線を外した尾行をしろ》

(店員)お待たせいたしました。

(2人)乾杯。

(正田)《最初は 雑談から入り

相手の心を和ませてから
核心へと迫る》

(純子)静かで いいお店ね。
話に聞いたとおり。

(店員)どなたかのご紹介ですか?

この前 ちょっと
調査を依頼した方に。

調査? ああ 東堂さんですか。

(ノック)

失礼しま~す。

(都賀)校長先生の部屋に
隠しカメラは ないはずですが

念のため
確認しておいた方がいいかと。

了解。 見張り よろしく。

急いでください。 いつ
誰が来るとも限らないですから。

(瑠依)《盗聴器発見の基本は
ハウリング法よ》

《目には目を 歯には歯を
隠しカメラにはカメラを》

隠しカメラは なさそうだね。

ホントに
ここまでしちゃって 大丈夫かな。

調査するって言ったの
匡じゃない。

やるときは やるのよ。

大胆かつ華麗に クロステイルよ。

それを言うなら
繊細かつ大胆に だろ。

細かいな。
だから モテないんだよ。

はぁ!? それ 関係なくね?

(都賀)ケンカしてる場合じゃ
ないでしょ!

♬~

匡 これ見て。

(朋香)
少し前から 彼女のこと調べてる。

どうして いまさら…。

やっぱり 新偕校長も

20年前の一件と
何か関係してるんだよ。

(都賀)沢木先生が
そっちに向かってます!

えっ?

(朋香)ヤバい。

(沢木)失礼します。 沢木です。

代表 今 どちらですか?

(沢木)
卒業試験の内容について

本日中に決めるって
おっしゃっていたじゃないですか。

(理子)そうだったわね。
ごめんなさい。

でも もう必要ない。

どういうことですか?

もしもし? 代表。

≪(物音)

♬~

(バイブレーターの音)

♬~

≪(ドアの開閉音)

焦った…。

ハァ… ドキドキしたね。

えっ?

えっ?

えっ!?

何で 親父の小説が…。

読書? 東堂さんが?

読書っていっても 読んでいたのは
いつも あれでしたよ。

『探偵二毛作』

♬~

俺 分かっちゃったかも。

何?

一番最初の『真冬の開墾』編は

主人公 二毛作が罠にハメられ
仲間から裏切られる話。

へぇ~ そうなんだ。

その中に出てくる
2人のライバル探偵RとKが

おそらく 新偕校長と東堂だ。

(朋香)新偕 理子の「R」と
東堂 克己の「K」ってこと?

そう。
次の『忘れられた大地』編では

依頼者であるマドンナが
記憶を失い

犯人が 最後は自殺するという
ビターエンドな話。

で その次の
『それでも種をまく』編では

傷ついた二毛作が
探偵から足を洗い

妻と息子と
平凡な暮らしをする中で

被害者を見守り続けるという話。

それって…。

この主人公 二毛作は
おそらく 親父自身。

所々 アレンジは してるけど

この小説自体が 親父の書き続けた
20年分の調査報告書になっている。

そして 『収穫の秋編』では

自殺したはずの犯人が
実は 生きていると分かる。

えっ?
二毛作は

探偵に復帰して
その居場所を捜し始める。

自殺したはずの犯人って…。

たぶん 小田切 達也。

つまり 藤巻の父親のこと
なんじゃないかな。

(丸川)藤巻君のお父さんが
生きてるってことですか?

そんなわけねえだろ。

この最新刊を読めば
もっと詳しく分かるかも。

この『新米の季節』編は

『探偵二毛作』シリーズの
完結編らしい。

♬~

「無実の十字架を背負って
20年間 戦ってきた

われらが 探偵 二毛作」

「全ては 同僚の探偵2人が
仕組んだことだった」

「あらゆる事件の被害者に
加害者の情報を高値で売りつけ

報復犯罪を促す

探偵のモラルに反する
あるまじき行為」

「その事実を隠すために

二毛作は 罠にハメられたのだ」

えっ これ いいの?

あっけなく
真実が語られちゃったよ?

「今 20年前と同じ悲劇が
繰り返されるのを

二毛作は 身をていして
止めようとするが

家族を人質に取られ

探偵RとKに襲われて

深い傷を負ってしまった」

「もう 二毛作の時代は終わった」

「これからは 新米の季節だ」

「そういって 二毛作は
畑の土へと かえるのだった」

「完」
えっ? 終わり?

こんなの売れるかよ!
また 借金 増えるだけだ。

そんなことより 俺の親父の話は
どうなったんだよ。

失尾!
(藤巻)えっ?

♬~

クソッ やられた。

今 どの辺りですか?
(藤巻)はやみ駅の北口商店街だ。

うちの すぐそばだ。

《「家族を人質に取られ

探偵RとKに襲われて

深い傷を負ってしまった」》

まさか ここに書かれてある
とおりにする気じゃ…。

母さん!

(東堂)おう。

あら おかえり。
(理子)お邪魔してま~す。

私たちが あなたのお父さんの
同僚だってことは 話したでしょ。

(理子)昔は よく こうして
お邪魔してたのよ。

ねえ 千穂子。
(千穂子)懐かしいわね。

理子も 今や
すっかり社長さんだもんね。

だまされちゃ駄目だ!
この2人は 父さんの…。

分かっていないな お前。

千穂子さんは 当時
離婚訴訟専門の敏腕弁護士で

俺たちは
この人からの浮気調査の依頼で

そりゃもう
散々 こき使われたんだぞ。

えっ? 弁護士? 母さんが!?

(東堂)俺たちに
だまされるようなタマじゃない。

だいたい
あの迅平と一緒になる時点で

普通の女じゃないことに気付け。

《ああ 確かに》

≪(迅平)おいおい!

俺を変人扱いするな。

あら~ あなた おかえりなさい。
親父。

ただいま。

うわっ! 狭いな この家。

誰のせいだよ!
っていうか えっ 帰ってきたの?

相変わらずね。
呼び出しておいて 遅れるなんて。

ちょっと待った。 呼び出した?

3人は かつて ライバル同士で
水と油の仲だったんじゃないの?

そのとおりよ。
(東堂)そのとおりだ。

(迅平)そんな照れなくても
いいじゃない。

一度は 一緒に
独立しようとした仲間なんだから。

一緒に独立?

(理子)もともと
ジョーカー探偵社っていう名前はね

飛田 迅平の「J」

東堂 克己の「K」
新偕 理子の「R」

それぞれの頭文字を
合わせたJKRから

ジョーカーって
付けたものなのよ。

(東堂)ところが その直前で

どっかの誰かが 探偵を
続けられなくなったせいで

全部 パーだ。
(理子)それで 仕方なく

私も東堂も
別々に独立したってわけ。

えっ じゃあ
この最新刊の内容は?

2人に襲われるって。
締め切りに追われるわ

うまく まとまらないわで

まあ 取りあえず
この2人を犯人にしとくかと。

はぁ!?
(理子)冗談じゃないわよ。

これって 名誉毀損よね? 千穂子。

(千穂子)
あくまでも 架空のお話だし

名誉毀損は 認められないかも。

(東堂)俺をモデルにするなら
ギャラ払え。

固いこと言うなよ 東堂ちゃん。

その呼び方 やめろって
20年前から言ってるだろ。

(笑い声)

《えーと…
これ 今 何の時間だっけ?》

でも まあ やっぱり
こんな終わらせ方は 駄目だな。

本当のエンディングを
考えるとしますか。

(東堂)実は YouFiの高濱社長から
依頼を受けた。

YouFiの掲示板に書かれた
様々な事件の被害者の声。

泣き寝入りするしかないような
書き込みが

最近 多発し始めた

報復犯罪の温床になっている
可能性がある。

警察からも 再三の閉鎖要請が
来ているらしく

このままだと
YouFiの株も下落する恐れがある。

そうなる前に
報復犯罪を助長している連中を

あぶり出してほしいと。

(理子)一般の人間には
到底 知り得ない情報よね。

おそらく 裏で探偵が絡んでる。

20年前と同じように。

(迅平)俺 また疑われちゃうな。

(東堂)そこで YouFiの掲示板に

ダミーの被害者の声を
ばらまいてみたら

予想どおり 網にかかった。

発信場所は

ジョーカー探偵社だ。

アハッ…。

あっ そうか。
だから 東堂さんは あのとき

僕から ジョーカーの情報を
聞き出そうとしてたんですね。

確かに
ジョーカー探偵社の先輩方は

皆さん クセが強い人たち
ばっかりですけど

でも さすがに
そんなことするとは…。

沢木よ。
えっ?

今回だけじゃなく おそらく

20年前に 小泉 文乃に
情報を渡したのも 彼。

え~っ!?
あのころ 沢木は

ちょうど 探偵になったばかりで

自分を認めてもらおうと
必死だった。

だから その力の使い方を
間違ってしまった。

最初のころの
あなたたちみたいにね。

でも 文乃さんが
記憶をなくしてしまって

もう それ以上
真実を求めることが

できなくなってしまった。

(東堂)だから 自分のそばに置いて
監視していたってわけだ。

悪趣味だなぁ まったく。

(理子)言っとくけど
今の沢木は もう 昔とは違う。

お金や承認欲求のために

探偵の道を外れたりしないわよ。

もし あるとするなら…。

小泉 文乃に やらされてる。

おそらく 彼女は 記憶が戻ってる。

えっ…。
2カ月ほど前

彼女が それまで
一度も休んだことのなかった

パート先のお弁当屋さんを
突然 辞めた。

同じころ 彼女の家から

いら立つように
ピアノをたたく音が

聞こえてきたという情報もある。

(理子)こちらの調査でも

同じころに 彼女は
ピアノの楽譜を購入してる。

それも ラフマニノフ。

かなりレベルの高い曲よ。

きっと 記憶を取り戻して

もしかしたら また昔のように
弾けるんじゃないかって

そう錯覚したのね。

(迅平)だが 記憶は戻っても

手の傷が治ることはない。

(東堂)そして そのころから

報復犯罪の件数も
明らかに増え始めている。

(理子)彼女は
沢木を 20年前のことで脅して

加害者の情報を集めさせ
それを被害者に提供している。

どうして そんな…。
彼女は 被害者なのに。

復讐よ。

一流のピアニストから一転して

不幸な人生となってしまった
やり場のない怒り。

しかも
その怒りをぶつけるべき相手は

もうすでに死んでしまったと
知ったときに

世の中全ての加害者に
その憎悪が向かってしまった。

(バイブレーターの音)

(東堂)お~ 来た来た。

1週間前の 江原町の喫茶店の
監視カメラの映像だ。

それが 2人の密会場所ね。

あした 小泉 文乃さんに
直接 話を聞きましょう。

(迅平)
まだ何も解決してないなぁ。

これじゃあ 20年前の繰り返しだ。

肝心のあいつは 見つかったのか?
(迅平)やっと見つけたよ。

それって もしかして
小田切さんのこと?

藤巻の父親の。
察しがいいね~ 名探偵。

本当に生きてんのかよ。

小泉 文乃さんを救えるのは

小田切さんしかいない。

もしかして 間が悪かった?

(物音)

(沢木)すいません。
合わせる顔がありません。

どういうこと? 説明しなさい。

記憶の戻った小泉 文乃から
20年前のことで脅されて

ネット上にある様々な事件の

加害者情報を求められました。

初めは
探偵を辞めることになっても

情報提供をするつもりは
なかった。

でも 彼女は
取りつかれたように

別の探偵を雇ってでも
同じことをやるって。

時間を稼いで
彼女を説得したかった。

それが償いなんじゃないかって。

私は また
同じ過ちを繰り返してしまった。

お願いします。
どうか 彼女を止めてください。

甘ったれるんじゃない!

20年前とは違う。

あなたは 一人前のプロであり

生徒たちに教えるべき立場の
探偵です。

どんな理由があろうと
間違いは 許されない。

(理子)
私が探偵学校をつくったのは

あなたのような探偵を
なくすためです。

あなたの存在は
私たち探偵にとっての戒めです。

その屈辱に耐えて

探偵で居続けなさい。

それが あなたの償いです。

辞めて楽になることは
許しません。

あなたが教えた生徒を

最後まで見届けなさい。

はい。

(千穂子)何だ
また パパ行っちゃったの。

あしたまでに
まだまだ やることがあるって

全然 悪びれてなかった。

あっ 思い出したら
だんだん 腹立ってきた。

母さんも
もっと 文句 言えばよかったのに。

ママには
ああいう人が ちょうどいいのよ。

弁護士してたころは
毎日 時間との闘いで

すごく やりがいもあったけど

こうやって
匡やパパの話を聞きながら

一緒に ご飯 食べる毎日も
悪くない。

これも ママの楽しい人生!

ウフフ…。

だから たくさん
面白い話 聞かせてね 飛田探偵。

(雨音)

《今の自分に できること》

(理子)《復讐よ。
一流のピアニストから一転して

不幸な人生となってしまった
やり場のない怒り》

(千穂子)
《これも ママの楽しい人生!》

(雨音)

(理子)突然 お呼び立てして
申し訳ありません。

中島 文乃さん。
旧姓 小泉 文乃さんで

間違いないですよね?
(文乃)はい。

初めまして。 飛田と申します。

ご無沙汰しております
飛田 迅平さん。

いいですよ。 まどろっこしい
駆け引きなんかしなくても。

あなた方が優秀なことは

20年前から
よ~く知っていますから。

ここに彼が同席していない
ということは

もう だいたいのことは

調べがついている
ということですよね。

記憶 戻ったんですね。

ええ おかげさまで。

(迅平)そうですか~。
いや~ それは めでたいなぁ。

ハッ…。

普通は みんな
口を揃えて こう言います。

「あんな過去は 思い出さない方が
よかったのに」って。

記憶が戻ってから
ずーっと思ってました。

本当なら

ピアニストとして活躍している
人生も あったかもしれない。

でも 現実は

そんな華やかな人生とは
あまりにも懸け離れた

地味で 何の輝きもない毎日。

もう どうすることもできない
絶望感と

その原因をつくった
あの男への憎しみを

抑えることができませんでした。

あの男に

過去も未来も 何もかも
奪われたのに

自殺したなんて。

虫がよすぎる。

(東堂)そのやり場のない怒りが

ネットの中の 同じように傷ついた
被害者たちの憎悪に

取り込まれてしまった
というわけだ。

私は ただ 聞かれた情報を
提供しているだけよ。

優秀な探偵さんに
手伝ってもらってね。

うん。 取りあえず
その話は いったん置いといて

今日は
もっと大事な話があるんです。

(東堂)置いとくな。
相当大事だろ 今のとこ。

小田切 達也さんは

自殺していません。

(迅平)自殺しようとして

崖から身を投げたことは
事実です。

ですが 死にきれず

身元不明のまま
病院に運ばれた彼は

そのまま 失踪し
とあるお寺に身を寄せて

そのまま 出家し

俗世との関わりを
一切 絶っていました。

どこの寺ですか?
親父に会ったんですか?

≪(ドアの開く音)

(東堂)
まだ 聞き取りは終わってない。

勝手に入ってくるな!
(藤巻)教えてください!

何ていう寺ですか?

すまない。

間に合わなかった。

小田切さんは 1年ほど前に

病気で亡くなっていた。

もう少し早く 生きていることに
気付けていたら

間に合ったかもしれない。

申し訳ない。

生きてたくせに 謝りにも来ない。

息子に会おうとも
しなかったんじゃ

死んでるのと
何も変わらないじゃない。

小田切さんは 本当は
あなたに謝罪したかったと

打ち明けていたそうです。

その方が 楽になれると。

でも あなたが記憶をなくしたと
知った彼は

自分のせいで

嫌な記憶が戻ってしまうことだけは
したくないと

謝ることすら 許されないと
悟ったんです。

それから 19年間

最愛の息子と会うことも
自ら拒み

小田切さんは
孤独に死んでいった。

それが せめてもの償いだと
言っていたそうです。

全部 聞いた話でしょ。

本当は どうか分からないわよ。

匡 行方調査で
最も大事なことは 何だ?

失踪者の心を見つけること。

小田切さんは いつも

肌身離さず
これを握り締めてたそうです。

受け取ってください。

♬~

♬~

バカだな まったく。

死ぬときくらいは
駄目男でも いいじゃねえか。

(迅平)あなたは もう じゅうぶん
復讐を果たしました。

だから もう 終わりにしませんか。

(文乃)この20年

何をやっても 本当の自分じゃ
ないような気がして

ずっと不安だった。

記憶が戻っても

もう 何も取り返しがつかない。

ただ むなしいだけよ。

あの…。

これ よかったら。

あなたに対する
信用調査の報告書です。

あまり 時間は
ありませんでしたが

みんなで
できるだけ調査しました。

20年前 なかなか
記憶の戻らない あなたは

思い切って 近所のカフェで
バイトを始めたそうですね。

不安を抱えているのに

お客さんには
笑顔を見せていたって。

あなたのことを 店長さんは
よく覚えていましたよ。

その後 フラワーショップに
就職が決まったり

保険のセールスレディーを
やったことも ありますよね。

でも あまり長続きせず

自分のことを責めていた時期も
あったと

元同僚や友人たちが
話してくれました。

趣味で 自転車サークルに入って

そこで 今の旦那さんと
出会ったんですよね。

毎年 結婚記念日には

2人で旅行に出掛ける
仲のいい夫婦だって

近所の人たちは みんな
うらやましがってました。

パート先のお弁当屋さんでは

料理が うまいって
みんなから頼りにされて

しかも 5年間 無遅刻無欠勤
だったそうじゃないですか。

だから 何よ。

記憶のなかった あなたの20年は

そんな つまらない20年でしたか?

(都賀)みんな ちゃんと
あなたのことを覚えてました。

それだけでも すごいことです。

(純子)少なくとも 旦那さんは

ずっと
あなたのそばに いたのよね。

うらやましい。

(藤巻)あの…。

すいませんでした!

(藤巻)いまさらですけど
親父に代わって 謝ります。

(藤巻)俺も ずっと
復讐のことばっか考えてました。

けど もう やめたんです。

そんなこと
どうでもよくなるくらい

大事なものが できたんで。

(野木)あなたにも
きっと また 見つかりますよ。

(丸川)私なんて 60から
探偵になろうとしてるんですから。

あ~ もう 物足りない。
記憶喪失っていうから

もっと すごいものが
出てくると思ったのに。

ホントは どっかの国のスパイとか
大統領の隠し子とか。

あなたは 全然 特別じゃない。

どこにでもいる 普通の人だよ。

大変なことが
たくさん あったから

気付いてないのは
無理もありません。

だから 俺たちが
先入観なしに調べた調査報告を

はっきり申し上げます。

文乃さん あなたの人生は

案外 悪くない。

もっと 自分を
好きになってあげてください。

♬~

♬~

本当に申し訳ありませんでした。

まったく。

お前のせいで
俺 小説家になったし

家族とも ゆっくりできて…。

あれっ? いいことばっかりだな。

こいつに謝ることなんかない。
楽しんでたんだから。

(迅平)東堂ちゃん
高濱からの報酬は

当然 山分けだろ?

そんな約束をした覚えは ない。

俺の借金 どうするんだよ!

あれは
小泉 文乃をサポートするために

つくった借金なんだから
みんなの借金だろ?

知るか!
請求するなら 理子にしろ。

東堂ちゃん ちょっと!

ちょっと 話し合おうよ
もうちょっと おい。

(理子)それでは
卒業試験の結果をお伝えします。

結果って
まだ 試験していませんけど。

終わったわよ ついさっきね。

飛田君。
はい。

「お前の父親は 罠にハメられた」

えっ?

あっ! えっ あのメッセージって…。
私。

どう? ハラハラした?

そこから 自分たちで
どう考え どう行動するのか

それが
卒業試験そのものだったのよ。

そうだったんですか。
また これだよ。

(都賀)最初から
校長先生の手のひらの上でしたね。

(野木)じゃあ
俺たちが どう行動するのか

全て想定内だったんですね。
(理子)そうね。

あなたたちの信用調査以外はね。

小泉 文乃さんのことは

この20年間 私たちの中に
ずっと暗い影を落としていたの。

過去に縛られて

時間が
止まってしまっていたのは

私たちも同じだった。

でも あなたたちの調査報告書が

止まっていた時間を
再び動かしてくれた。

本当に どうも ありがとう。

全員 卒業を認めます!

やった~!
(丸川)やりましたね 皆さん!

これで やっと探偵になれるね。

(純子)私たちの方こそ
色々 教わりました。

(一同)ありがとうございました。

いったい どこから 親父は
こうなることを想定してたの?

新偕校長の名刺を見つけたのは
ただの偶然とは思えない。

そんな予知能力みたいなもん
あるわけないだろ。

ただ 小泉 文乃が

次に
情報を流そうとしていた相手は

大手システム開発会社の
プログラマーだった。

そいつは 世界中のネットワークを
ダウンさせる

サイバーテロを
計画していたそうだ。

そんなことになってたら
大パニックだったな。

それ ホントかよ。

だから 言ったろ。

お前なら…。

《世界を救える》

(迅平)ハハハ…! ハッハッハ…!

皆さん
これから どうなさるんですか?

私は もちろん こちらで
お世話になるつもりですけど。

私も ここで もっと
経験 積んで いつか独立する。

(都賀)僕も続けます。
案外 探偵は 向いてると…。

野木さんは
やめるって言ってたよね?

地元の企業から 陸上チームの
コーチとして誘われてたんだけど…。

断った。

やっぱり 俺は
生涯 プレーヤーでいたい。

俺も ホスト 辞めたよ。
(朋香)えっ!?

ナンバーワンの座 捨てたの?

今度は この世界で
ナンバーワンを目指す。

(笑い声)

なーんだ じゃあ 結局 みんな
また一緒ってことじゃない。

匡は もちろん 続けるでしょ?

俺は…。

え~っ!

《飛田先生 飛田先生》

≪飛田先生!

先生 原稿 いかがですか?

間もなく完成しますから。

今 データで送りましたから。
しかと拝受いたしました。

では 失礼いたします。

《全ては 俺が見ていた夢》

《この小説の中で
起こった出来事だった》

(迅平)な~んて

ありがちなオチにするつもりじゃ
ないだろうな。

俺のおかげで
デビューできたんだぞ。

天狗になるなよ。
分かってるって。

(千穂子)晩ご飯 何がいい?
ごめん。 今夜は 遅くなるから。

じゃあ いってきます。

♬~

1対 動きだした。

了解。

(藤巻)1対 丁字路 直進。

(純子)丸さん 気を付けて。

クロステイル。

1対 角を曲がりました。
野木さん お願いします。

(野木)1対 そっちに向かった。

♬~

[『クロステイル』は
FODとTVerで配信中]

また来週。