慶次郎縁側日記(7)「春の出来事」[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

慶次郎縁側日記(7)「春の出来事」[字]

酒問屋の別荘の寮番・慶次郎は、元南町奉行所の定町廻り同心。娘を失う不幸な事件が元で隠居した「仏の慶次郎」が、江戸庶民の悩みや揉め事をひもとく、一話完結の日記帳。

番組内容
慶次郎(高橋英樹)は、若い女・おせん(坂井真紀)とぶつかって、けがを負わせる。おせんの見舞いをきっかけに二人の逢(おう)瀬が始まる。人目もはばからぬ二人を「年がいもなく、若い女にだまされて」と、周りのみなが心配する。だが慶次郎は、何も無くなる老いの寂しさよりは「だまされてもいい、面倒をしょい込みたい」のだ。やがてこの恋は、おせんの夫・卯之吉(永岡佑)が慶次郎を襲うという事件を引き起こしてしまう。
出演者
【出演】高橋英樹,安達祐実,比留間由哲,遠藤憲一,近藤結宥花,阿南健治,坂井真紀,永岡佑,奥田瑛二,江原真二郎,石橋蓮司,かたせ梨乃
原作・脚本
【原作】北原亞以子,【脚本】宮村優子
音楽
【音楽】川崎真弘

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇

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  1. 旦那
  2. 亭主
  3. 卯之吉
  4. 晃之助
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  7. お前さん
  8. 義父上
  9. 本気
  10. 厄介
  11. お前
  12. お登世
  13. 一緒
  14. 下駄
  15. 似合
  16. 女房
  17. 上野
  18. 煎餅
  19. 登世
  20. 寮番

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(皐月)
<嫁いで ようやく4か月余り。

森口家の不束な嫁
皐月でございます。

私の愛しい旦那様 晃之助様は

森口の家を継いだ
養子でございます。

舅殿の森口慶次郎様は

根岸の里で
別荘の寮番をされておりますが

かつては 南町奉行所の
定町廻り同心でございました。

隠居された今も

「仏の慶次郎」と
慕われるお方でございます>

♬~

(佐七)気に入らないね!

(慶次郎)何が気に入らねえ。
そこは さっき 俺が拭いたよ!

あ~あ 分かった。 確かに俺は

飯も炊けねえ 汁も 作れねえ。
庭を掃きゃ 枝を折る。

面倒が増えたと
いらだつ気持ちは 分かるが!

それだ。
何だ?

旦那が いつも そうやって
先回りして

俺の事が 分かった気でいやがる。
まあ 一服しようや。

あげくの果ては
煎餅で 機嫌とりだ!

煎餅の何が悪い!

一息ついた時に食べてもらおう。

そう思って わざわざ
買ってきてやったんじゃねえか!

「やった」!?
「買ってきてやった」!?

八丁堀かい?
それとも 上野ですかい?

ああ いいねえ。
行く所のある人は!

(三千代)
また 喧嘩をされましたね。

そんな事は ねえよ。

(三千代)されました。 佐七さんと。

あいつがいけねえんだ。
素直じゃねえんだ。

ちょっと煎餅でもと…
そう思っただけじゃねえか。

なのに すぐに ひがんで
とりやがって。

大体…。
フフフフ。 何だ?

フフフフフ。
笑うな。

(笑い声)

(風の音)

<春とは なんと不思議な季節で
ございましょう。

木々が芽吹くのにつれ

人の心持ちも 何とはなしに
気ぜわしく

それ故
気難しくもなるのでしょうか>

≪その女 止めてくれ!

おっ!

大事ないか?
≪おせん!

(おせん)痛っ… 痛い…。

おい? どうした? おい!

(太兵衛)
家具職人の卯之吉って男です。

米沢町の長屋に 忍び込んだとこを
木戸番が 捕まえやした。

だから! 盗みだなんて

うちの亭主は そんな事しない
って言ってるんです。

そうでしょ?

久しぶりに仲間の家を訪ねたら

間違えて 人の家に
入り込んじまった。 そうだよね。

うちの人は 体を悪くして
まだ よくないんです。

旦那… 旦那方は
病人に濡れ衣を着せてでも

手柄をお立てに
なりたいんですか?

私の言うことが
信用できないとおっしゃるから

大家を連れてくるって。

飛び出してきたのは
そのせいだったのか。

いや あいすまなかった。

あんた… あんたからも
言っておやりよ! 違うって。

(賢吾)お前さんが
そう何もかも言っちまったら

亭主は もう 言う事なかろうよ。

(卯之吉)すみません。
何で あんたが謝るの!

おせん。 すまねえ。

何よ。 謝らないで下さいよ。
頭下げるのは あっちじゃないか!

そんなんだから…
だから いつまでたっても もう…。

(泣き声)

<やがて 疑いは晴れ
2人とも放たれたのですが…>

<これが きっかけで 義父上様は

足を痛めた おせんさんを
見舞うようになりました>

ありがとうございます。
(せきこみ)

今 お茶を。
すまねえな。

おお… 大丈夫か?
すいません。

<そんな お見舞いが
幾度か続いた ある日>

ここに おせんって女が
いるはずだが。

(お稲)上でございますよ。
どうぞ。

♬~

すみません。
わざわざ お運び頂いて。

足は もういいのかい?
ちょいと ご相談があって。

亭主は どうした?

亭主の体の具合はどうだい?

何だ?

この紅。 これは うちの人が
一緒になる前に

買ってくれたものなんです。

一緒になってからは
つける間も ありゃしません。

苦労ばっかりで。
似合ってるよ。

ああ ちょいと ごめんなさいよ。
ああ いや 俺は…。

いいじゃないですか たまには。

うちは おせんちゃん目当ての
客が 多くてね。

おせんちゃんで もってんだ。
やめて 女将さん。

苦労したんですよ おせんちゃん。
病がちの亭主 抱えて。

いえね 腕はいいんです。
だけど あんな もやし

婿にはできねえって
お父っつぁんが 反対して。

一人娘だったんですよ。

私が 一人前にしてやるって
家 飛び出したはいいけど

亭主は すぐに床についちまうし。
もう 女将さん。 下へ行って。

八丁堀の旦那が
今や 根岸で 楽隠居。

旦那みたいな いいお人が
後ろ盾についてくれたら

いくらでも
出直しができんのにねえ。

あら お邪魔さま…。

女将は 勘違いしてる。
楽隠居じゃねえ。

根岸は 酒問屋の別荘で
寮番を頼まれてるだけだ。

どうした。 飲むかい?

ごめんなさい。
わざわざ来て頂いたのに

つまらない身の上まで
お聞かせして。

今日は ひと言 お礼が
言いたかったんです。

ありがとうございました。
足も そろそろ治ります。

お見舞いも どうぞ これきりで。

<行く当てを思いあぐねて
義父上様は

上野 池之端に向かわれました>

(お秋)旦那。

駄目です! 今夜は いけません。

亡くなった亭主の法事でしてね。

親戚一同が そろってるんですよ。

そりゃあ すぐ失礼しよう。

≪(安右衛門)お登世!

おお これは これは
根岸の寮番の旦那。

元気そうだな。

可愛い甥っ子の命日でしてね。

身内が集まりまして
話に 花を咲かせておりました。

そうかい。
今もね

甥っ子が残した女房に
おかしな虫が つかないかと

さぞかし あの世とやらで

気をもんでいるんじゃないかと…
ね。

アハハハハハ…。

お前さん…。

自身番で 旦那が 町廻りの頃

よく ここで
休んでおられたと聞いて。

どうした?

もう 紅は つけねえのか?
よく似合ってたじゃねえか。

相談なんかで
呼び出したんじゃありませんよ。

旦那だって お分かりでしょう。

拾ってもらおうって。
おせん。

亭主と別れます。

反対してた 父っつぁんが
亡くなりましてね。

年下の半人前を 一人前にするって
あれほど意地張ってたのが

何だか 馬鹿馬鹿しく
なっちまって。

独り身に慣れるまで

旦那みたいな人に
連れ添ってもらえたらなあって…。

でも… 紅までさして
気を引こうとしてる自分が

何だか あさましく
思えちまって。

♬~

また腫れたら どうする?

足なんか…。

泣くな。

でも…。
泣くな。

♬~

<根岸の寮を おせんさんが
度々 訪れるようになりました>

また 来てるよ。
おお そうか。

茶でも いれようか?
いや。 先に来た時

この辺りを
案内すると 約束したんでな。

ちょいと 出てくる!
ちょいとね。

余計な事だけどね
もうちょっと 身なりに

気を遣うように
言ってやっちゃどうかね!

愉快だ。 お前のおかげで
年甲斐もなく 色男の気分だぜ。

旦那は 十分 色男ですよ。
そういう事 言っちゃいけねえ。

言っただろう
俺は ただの親代わり。

お前が 独り立ちするまでのな。
はい。

だが その格好じゃ
新しい仕事も 見つかるまい。

どうした
この間 いくらか渡したろう。

何だか もったいなくて。
遠慮はいらねえ。

はい。 でも…。
よし!

こざっぱりと 春らしい
お召しでしたら

こちらなど いかがでしょうか。

こちらも ございますよ。
旦那…。

いや。 俺は こういうのは
よく分からねえんだ。

≪(お登世)
そちらの方が ようござんすよ。

お嬢さん お色が白いから

そういう はっきりした 柄や
色合いの方が 引き立ちますよ。

お登世…。

あっ… ああ いや…。

店の者に いろいろ
そろえてやろうと 思いましてね。

登世と申します。

上野 池之端で
料理屋をやってる。

料理屋の女将さん…。

あっ どれ
お見立てしましょうか?

ああ それがいい
女将さんは 着道楽だ。

俺より よっぽど 見立てがきく。

あの方 お登世さんって方

料理屋さんを 切り盛りしてて
気丈で 華やかで…

私とは 月とすっぽん。

気丈で 華やか… そうか。

何だ 旦那 ちゃんと おいでに
なるじゃないですか。 いい人。

何だい 妬いてんのかい?
おあいにくさま。

誰が 旦那なんか。
いいじゃねえか。 妬いてくれよ。

(笑い声)

(吉次)春でござんすねえ。

色か… 恋か?

(晃之助)色は色。 ただの浮気です。

恋というのは…。

本気の事だ。
色か恋か… 粋じゃねえか。

噂になっております。
ほう。 ハハハハ…。

信じておられるのですか?
何だと?

とうが立ったとはいえ
娘ほどの年の女ですよ!

ただの好いた 惚れたで

義父上に近づくわけが
ないじゃないですか。

どういう意味だ そりゃ。
金が目当てという事か?

色なら よいのです。

女が 義父上にとって
ただの色なら。

男所帯の 佗び住まい ご不自由も
ございましょう。 ですが…。

本気は困る そういういう事か?
はい。

お役目を退いたとはいえ

町廻りをして鳴らした義父上が
若い女を連れ歩く。

それだけで 十分 人は
面白おかしく言うのです。

年甲斐もなく 入れあげてか。
ハハハハ…。

いえ…。
「仏も老いた 騙されて」と。

♬~

<翌日 私は 少し遠出をして
お登世さんのお店を 訪ねました>

色でも恋でも ございませんよ。
そうでしょうか?

実は 先日

その おせんさんって方と
旦那を お見かけしました。

いかがでした?

おせんさん
このあたりが ほつれた紬に

擦り切れた藁草履を
履いておりました。

あれじゃ 茶屋へも行けやしない。

深い仲じゃございませんよ。
はい。

女は もう少し
見えを張るものです。

惚れたお人とならば なおさら。

確かに…。

何です? 何がおかしいのですか?

(笑い声)

ただ 危のうございますね。
危ない…。

それは やはり 騙される
という事ですか? 義父が。

いや 騙されるなんて。
そんな事は 旦那にとって

危なくも何ともございませんよ。
ただ…。

では…。

実は その方の事で
伺ったんじゃないんです。

はい?

今日は お登世様の事を…。

その… 義父上は お登世様を…。
お二人は…。

いえ… 失礼します。

<一番 お尋ねしたい事は
聞けずじまいで ございました>

いらっしゃい。
おや 旦那。

おせんは 上かい?
はい。

はい 行っといで。
はい!

(おせん)旦那。

いらしてたんですか。

すみません。
わざわざ来て頂いたのに

お見送りするだけで。
忙しいんじゃ しかたがねえ。

なに 俺も ちょいと寄っただけだ。

下駄… どうした?

あっ あれ… どぶ板の
外れてたのが 分からなくて

はまっちまったんですよ。
湯屋の帰りに。

すぐ洗ったんだけど
鼻緒が まだ湿ってて。

そうかい。 いや お前の下駄と
おんなじのを履いてる娘を

見かけたもんでね。

ねえ 旦那。 今度 鰻
おごって下さいよ。

いいねえ 鰻は 俺も久しぶりだ。

♬~

お察しのとおり
そういう女ですよ。

亭主の方も 半分承知で

入れあげた男から
ちょいとずつ 吸い上げるんでさ。

ああ そういう女の手口は
旦那の方が よくご存じですよね。

こりゃ 釈迦に説法。

ああ いや 仏に仏法だった。

で その女 どうかしたんですかい。
何か やらかしたんですか?

いや。 すまなかったな。

ありがとうございました。

何だね。 明かりもなしで。

いいかげんにしときなよ。

騙されやがってか…。
女の事じゃないよ。

怖いのはね 旦那。
どういうんだか…

この年になると 騙されたく
なる時が あるって事だ。

騙されたがってる
てめえが いるんだ。

♬~

さみしいってのは 怖い事だよ。

♬~

桜も おしめえだなあ…。
今年は 花見もしなかった。

どうだい。 花菖蒲が咲いたら
見にいかねえか?

ひとつ 遠出して 堀切…。
そろそろじゃないんですか?

旦那の お身内や 周りも
言っておいでじゃないんですか?

あの女とは 切れろ。
旦那は 騙されてるって。

だから?
だからって…。

騙してるのかい? お前さん 俺を。

それは…。
貸した金は 亭主の薬代に使った。

作った着物は
もったいなくて 着られねえ。

お前さん 自分のためには

1文だって俺から
騙し取っちゃいねえじゃねえか。

厄介じゃないんですか?

厄介か… いい言葉だ。

座敷に居た。 暗い部屋にな。

明かりが ともって
ふっと見渡したんだ。

驚いた。 何もねえんだ。

昔は そんな事はなかった。

所帯を持ち 娘が生まれて
箪笥を買おうと思った。

若え手先たちが
屋敷に集まるようになって

器を買おうと思った。

暮らしとは 増やす事だと…。

増える事だと思っていた。

女房が死に… 娘が死に。

俺も お役を終えた。

ふっと気がついてみると
始末する事しか 考えてねえんだ。

1つ減り 2つ減らし…。

最後は てめえの身一つ残して
消える。

旦那…。

面倒を背負いたいんだ。

厄介なら なおさら。

♬~

下駄の事ですけど…。

どぶになんか
はまってやしません。

人に貸してました。

これが いい商売でしてね。

♬~

お送りします。 旦那。

二度と ここに来ちゃいけません。
おせん。

お登世さんに よろしく。

旦那!

おせん!

おせん!
平気。 帯で止まってます。

かまわないでくださいまし!

二度と 旦那に
危ない事は させません。

どうぞ お帰りくださいまし。

♬~

ちょいと 旦那!?

旦那!

♬~

<その夜から
数日後の事でございました>

≪(足音)

(おせん)旦那 おいでですか?

い… い… 今 呼ぶ。 旦那!

よく似合うよ。

だって 花見だっていうから。

ああ そうかい。
わざわざ 寄ってくれたのかい。

ええ。 旦那のお顔 見たんで
気が晴れました。

(小声で)千住の遅咲きが
1本 残っててな

今が 見頃だそうだ。

じゃあ よろず屋さんで。

さっ 帰ろ!

(辰吉)旦那!

おい! 大事ねえかい!
先刻 池之端仲町で

忍び込んだ男が 捕まりました。
おい 俺は もう お役は…。

いや 晃之助の旦那が
来てほしいとか。

旦那の知ってる男だそうです。

先に両国広小路の長屋でも
捕まった事がある男だと。

名前は?
卯之吉。 家具職人です。

おせん!
旦那!

あっ 親分!

おせん!

おせん!

離して! 亭主が…
亭主が捕まっちまったんです。

落ち着け。
お前が行って何になる!

離して!

何だい こんなもん!

♬~

委細 承りました。

ですが 卯之吉は
勝手口から忍び込んで

箪笥の引き出しを開けたところを
見つかったものです。

証人もいて たやすく
許すわけには ゆきませぬ。

そうか…。

♬~

(晃之助)女房のおせんにばかり
働かせている身が

情けなくなった。

わずかでも 暮らしの
足しにしたいと 忍び込んだ。

そうだな?
へい。

お願いでございます!

私を 卯之吉と一緒に
小伝馬町の牢に

送り下さいまし!
(晃之助)馬鹿を言うな!

馬鹿な事ではございません。
卯之吉に 空き巣を働かせたのは

私です。
私が… 私が 薬代のために

金づるになりそうな男を
いっつも…。 だから 亭主は…。

(晃之助)もうよい!
旦那!

他人の家に押し入った卯之吉は
大番屋に送る。

では 私は? 卯之吉に 盗みを
働かせるもととなった 私は!?

1人で暮らすのだ。
1人…?

罪を犯した者も
罪のもとになった者も

そういう思いを
しなくちゃならない。

どちらも さみしく
つらい思いを。

ちょっとばかりな。

送ろう。

旦那…。

(晃之助)おせん…。

お前は これまで 金づると思って
男に近づいたと言った。

だが 違う男も
いたんじゃないか?

本気で 心から 好いた男も
あったんじゃないか?

晃之助。

亭主が 盗みを働いたのも
暮らしのためではなく

本当は お前に 本気で惚れた
男がいるのを知り

自棄になったからではないのか?

もし お前が この人との事を
色でなく 恋だというのなら。

いいえ。
もし この人と
やり直したいというのなら。

いいえ!

私には この人は
ただの色でございました。

すみませんね 旦那。

俺には…

恋だった。

旦那…。

♬~

元気でな。

♬~

旦那も食べるかい?

いや。 俺は。

何だい。 外に出たついでに
わざわざ買ってきてやったのに。

(笑い声)

「やった」!?
「買ってきてやった」!?

おお! 悪いのか?
え? 悪いのかい!

(笑い声)

なんてこった…。

辺りには 木もねえのに…。

(お登世)
風の加減でございましょう。

お登世…。

花は どこからでも
降って参ります。

花は どこからでも…。

♬~

<春とは まことに不思議な
季節でございます>

私は 絵描きになります。

若いってのは 厄介なもんです。

道を外していると分かっていても
どうにもならない事がある。

<お楽しみに>

♬~