「金田一少年の事件簿」 File02【聖恋島殺人事件 前編】[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

「金田一少年の事件簿」 File02【聖恋島殺人事件 前編】[解][字][デ]

5代目金田一・道枝駿佑(なにわ男子)!日本謹製、本格ミステリー×ホラー。
第2話は初ドラマ化エピソード「聖恋島殺人事件」。海に潜む怪物伝説の謎を追え!

出演者
道枝駿佑(なにわ男子)、上白石萌歌、岩﨑大昇(美 少年/ジャニーズJr.)/沢村一樹

【2話ゲスト】
余貴美子、吉谷彩子、生田絵梨花、佃典彦、コサカマサミ、高橋ユウ、小市慢太郎、神尾佑
番組内容
一(道枝駿佑)・美雪(上白石萌歌)・佐木(岩﨑大昇)は、剣持警部(沢村一樹)が行くフィッシングツアーに参加することになり、海の怪物『セイレーン』の哭き声が響き渡る聖恋島を訪れる。『セイレーン』はその不気味な声で人間を惑わし、海に引きずり込んで食い殺すという。やがてツアー客の一人が、海から放たれた矢により謎の死を遂げる。さらに別の医師も海の中へ引きずり込まれ…。果たして『セイレーン』の仕業なのか!?
監督・演出
【演出】木村ひさし
原作・脚本
【原作】天樹征丸、金成陽三郎
【漫画】さとうふみや(講談社)
【脚本】大石哲也
音楽
【音楽】兼松衆、斎木達彦/見岳章
【主題歌】「The Answer」なにわ男子(ジェイ・ストーム)
制作
【チーフプロデューサー】三上絵里子
【プロデューサー】櫨山裕子、岩崎広樹、秋元孝之、大護彰子
【制作協力】オフィスクレッシェンド
【製作著作】日本テレビ
おしらせ
【番組HP】
https://www.ntv.co.jp/kindaichi2022/
【公式Twitter】
https://twitter.com/kindaichi_5
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/kindaichi_5/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. セイレーン
  2. 剣持
  3. ハァ
  4. 伊豆丸
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  6. 影尾
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  8. 先輩
  9. 大丈夫
  10. 昼子
  11. 凪田
  12. 寒野
  13. 塩焼
  14. 手袋
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  19. 一緒
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

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(七瀬美雪)
<海の怪物・セイレーン>

<その哭き声が響き渡る
絶海の孤島

聖恋島>

<かつて その声に
心を狂わされた人たちは皆

理性を失い
島から逃げ出そうとしたという>

<それが
無駄な行為だとも知らずに…>

[ 英語 ]
(セイレーンの哭き声)

(水音)
(セイレーンの哭き声)

ハッ…!

♬~

<人々を死に誘う
レクイエムなのか>

<それとも…>

(金田一 一) 平和だなぁ~。

(佐木竜太) 平和ですねぇ~。

…って先輩 模擬試験
ボロボロだったんでしょ?

七瀬先輩 頭抱えてましたよ。

勉強なんて やる気スイッチさえ
入れば楽勝よ!

おぉ 来た!

よっしゃ 来た来た来た来た…!

あっ 結構デカいな これ
来たぞ~ 来たぞ…!

ぬっ!
イタタタタタ…!

はじめちゃんの
やる気スイッチは どこ!?

今すぐ押すから言って!
痛いよ 美雪!

んっ!
痛ぇ~!

ハァ… あのさぁ
もっと危機感 持とうよ。

このままじゃ落第しちゃうよ?
大丈夫だって。

次は神社で お参りするからさ。
は?

先輩 お賽銭も
忘れちゃダメっすよ。

うん… あっ
明日から お小遣い ためなきゃ。

もう はじめちゃん!
このままじゃ社会に出ても

役に立たない
ポンコツに なっちゃうよ!?

ほら! 補習の申し込み 行くよ!
え~ ちょっと…。

早く!
佐木 助けて~。

(剣持) あらっ! 金田一 一君!

剣持さん?

こんにちは。
あぁ 七瀬さんも。

剣持さん 釣り やるんだ。
うん。

久しぶりに休暇が取れてね

フィッシングツアーに
出掛けるんだよ ほら。

その前に ちょっとね これ。

「リゾートアイランド で釣り三昧!」?
うん。

いいなぁ~!
お? 金田一君も 一緒に行く?

えっ いいの!?
うん。

この前 事件解決に
協力してもらったお礼ってことで。

はじめちゃん ダメ! 補習!
行く行く! 行きます!

いいなぁ 先輩だけ。

おっ
じゃあ佐木君も 一緒に行く?

いいんですか?
うん。

おぉ~ 剣持さん 男前~!
ありがとうございます。

まぁね…。

(せき払い)

あ… 七瀬さんも 一緒に行く?
あっ でも あの

美雪は勉強があるから…。
あぁ。

ん~ ん~ ん~…!
ご一緒させていただきます!

あっ はじめちゃん 早く!

たった3泊4日だよな?
これ 何入ってんの?

勉強道具だったら
もう きっぱり お断りだよ。

あっ ちょっ…!
勝手に見ないでよ! もう。

女子は いろいろと必要なの!

早く!
そうなの?

(夏見) すいません!

担当の永井が風邪ひいちゃって
代理で来ました

凪田夏見と申します。
(剣持) あぁ どうも。

(夏見) よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

(あかね) うん もうすぐ出航よ。

原稿 楽しみにしてて。

聖恋島の秘密
必ず暴いてみせるから。

どうも!
トーディインテックの伊豆丸です。

あっ トーディインテックさんは
5名様ですね。 はい。

先生 荷物 船に積んじゃいますね。

あぁ 鰐瀬君!
(鰐瀬) はいはい。

(美火) うわぁ! まぶしい!
(潮) 先生 足元 気を付けて。

(美火) あっ お気を付けください。

♬~

(影尾)
あれ? 凪田君じゃないか!

(潮) ハハハ…。
え~? 何で こんなとこに。

担当の永井の代理で

ツアーガイドを
務めさせていただきます。

(潮) へぇ~
君 ツアーガイドに転職したんだ。

(美火) 白衣より全然 お似合いよ。

ハハ… へぇ~。

まっ 昔のことは水に流して
今回は楽しくやろう。

(剣持) お知り合いですか?

(夏見) あっ いや…。

あっ 行きましょう。

(剣持) 男鹿で釣ったマダイは
最高だったなぁ~!

あっ あそこ
サヨリも釣れるんだよね?

(剣持) 金田一君 よく知ってるね。

サヨリはね
塩焼きが 一番うまいんだよ。

うわ~ サヨリの塩焼きかぁ~!
うわ~…! ねぇ!

たまらん…!

聖恋島かぁ~。
(剣持)知る人ぞ知る釣りの穴場だ。

バブル期に大手の建設会社が
リゾート開発 進めたんだけど

バブルが弾けると同時に撤退して
その後 買い手が付かずに

今では 島に1人残った住人が
細々とロッジを経営してるらしい。

へぇ~。
(セイレーンの哭き声)

何? あの音。
(セイレーンの哭き声)

女の人の声みたい。
(セイレーンの哭き声)

あれはセイレーンの哭き声よ。

セイレーン?

ギリシア神話に登場する

上半身は女
下半身は魚の 海の怪物のこと。

美しい歌声で人の心を惑わし
海に引きずり込んで

食い殺すの。

(あかねの声) この島は
昔は 磯城島って呼ばれていたの。

でも終戦直後
磯城島はアメリカに占領された。

島に来た米兵たちは皆

この不気味な音に怯え
ノイローゼになったそうよ。

中には島から逃げようとして

海に出て
溺死した者もいたらしいわ。

それから米兵たちは 島の名を

セイレーンアイランドと名付けた。

なぜ この音が鳴っているのか
今でも謎なんですって。

へぇ~。

(あかね) でね セイレーンって
サイレンの語源だそうよ。

何か面白いでしょ。

ねぇ ギリシア神話の怪物が
日本にいるなんて

ちょっと無理ない?
まぁ いいんじゃないですかね。

ディズニーランド的な?

えっ 何のアトラクション?
いや あるじゃないですか。

分かんないですか? これ。
(昼子) 海の怪物・セイレーンは…。

(昼子) 今も この島に
すみ着いておりますよ。

今日から3日間 皆様の
お世話をさせていただきます

霧声と申します。

よろしくお願いします。

ようこそ聖恋島へ。

♬~

♬~

♬~

♬~

(セイレーンの哭き声)

(夏見) え~ 明日の朝食は
朝5時からとなっています。

釣り船は 6時には出発しますので
10分前には

エントランスに集合してください。
(剣持) はい。

じゃあ 私は先に部屋 戻って
明日の準備でもするかな ハハ…。

じゃあ俺たちも 一緒に行くか。

うん。
はい。

ごちそうさまでした。
(美火) 私 部屋に戻りますね。

(鰐瀬) おやすみなさい。
おやすみなさい お先で~す。

(潮) 明日は天気 大丈夫かな?

(伊豆丸)
ちょっと不安なんですけど
多分 大丈夫だと…。

(セイレーンの哭き声)

なぁ 佐木。
はい。

サヨリの塩焼き 食ったことある?
いや ないですね。

塩焼きそばなら よく食べますよ。

塩焼きそばも うまいよなぁ。

先輩
今 ボケたつもりなんですけど。

ごめん 全然 気付かなかった。
フゥ…。

塩焼きうどんっていうのも
あるみたいですよ。

えっ 何それ…。
(セイレーンの哭き声)

(セイレーンの哭き声)

この音いつまで鳴ってるんだろう。
(セイレーンの哭き声)

確かに
ちょっと気味悪いかもですね。

ヤダ…! 明日 早いのに。

眠れるかなぁ。

じゃあ ここで寝てく?

ばっ… そ… そんなこと
できるわけないでしょ!?

何で?
昔よく 一緒に昼寝してたじゃん。

えぇ!?
よ… 幼稚園の頃の話よ!

もう はじめちゃんも

誤解されるような言い方
しないで!

もう…!
えっ ちょっ おいおい。

バカ!

何 怒ってんだ? あいつ。

僕には分かります。

はじめちゃんのアホ!

いろいろ用意したのに…。

(キーボードを打つ音)

(ノック)

はい。

♬~

(夏見) あっ…!

影尾さん どうかされましたか…?

やめてください!

君と こんな所で
再会できるなんて驚いたよ。

それとも 君が裏で仕組んだのか?
ん?

離してください!
困ります こんなことされては!

少しぐらい昔を懐かしんだって
いいだろう。

勘違いしないでください
私は仕事で ここに来てるんです。

部屋に お戻りください。

ハハ…。

相変わらず
融通の利かない女だね。

フッ…。

ハァ…。

(水音)

(美火) そう 3泊4日なのよ。

もう何の苦行だって話よ。

影尾先生のお供で来たけどさぁ…。

ぶっちゃけ 釣りなんて
1mmも興味ないんだよねぇ。

ハァ… ごめん 眠くなって来た。

うん。

帰ったら またデートしよう。

おやすみ。

フゥ…。

♬~

よしっ!

じゃあ 塩焼きに備えて
そろそろ寝るか~!

ですね。

ん…?
ん?

「ん?」って何ですか?

手紙。

えっ?

「寒野美火」。

誰だっけ?
あぁ ほら

あの女医さんですよ。

「午後10時丁度に
一階のサロンに来てください。

皆さんに お話ししておきたい
ことがあります。

ただし時間は必ず」…。

「げんしゅ」 「厳守」です。

「厳守してください」。

何だ これ?
いや 僕に聞かないでください。

あ…。

(剣持) あぁ。

もしかして
みんなも寒野さんから手紙を?

はじめちゃんも?
(剣持) きっちり時間まで

指定して来るなんて
どういうつもりなんだろうね。

サプライズですかね?
誰かの誕生日とか。

(昼子) どうやら
全員 呼び出されたようですね。

…ったく こんな遅くに
何 考えてんだ。

どんな衝撃の告白が飛び出すか
楽しみね。

(セイレーンの哭き声)

10時ちょうどだ。
(剣持) ああ。

寒野さん 剣持です。

全員ここにいますよ。

(剣持) 入りますよ~。

(剣持) 寒野さん?

(剣持) あ…。

寒野さん?

(セイレーンの哭き声)

おい!
[ セイレーンの哭き声が低くなる ]

[ セイレーンの哭き声が低くなる ]

《セイレーンの声が変わった?》

(影尾) 寒野君!

うっ!

何で…。

(セイレーンの低い哭き声)

あぁ…!
水中銃だ! 伏せろ!

(どよめき)

♬~

金田一君。

♬~

♬~

剣持さん!
わぁっ!

あれ!

犯人のボートか?

誰か乗ってる?
う~ん…。

霧で よく見えんなぁ~。

う~ん… あぁ…。
(セイレーンの低い哭き声)

(セイレーンの低い哭き声)

ダメです 死んでます。

(影尾) 誰が やったんだ!

伊豆丸君! ほら 早く捜せ!

いや でも
相手は水中銃を持ってますし…。

取り逃がしたら

取引を打ち切るぞ!
いや そんな…!

(剣持)
ちょっと落ち着いてください。

私は 警視庁の刑事です。

皆さん 勝手な まねはせずに

この先は
私の指示に従ってください。

いいですね?
はい。

(剣持)
皆さんに お話を伺いたいので

食堂に お集まりください。

《潮が引いてる》

《それでボートが
沖に流されたのか》

♬~

取りあえず遺体は傷まないよう
食糧庫に運びました。

え~… 寒野さんが殺害された時

コテージにいる人間は皆
現場にいた。

霧声さん。

この島に あなた以外に住人は?

誰もいません
住んでいるのは 私1人です。

ということは 今 この島には
我々以外には 誰も?

じゃあ 一体 誰が?

セイレーン… とか。

(セイレーンの哭き声)

(あかね) 海しか逃げ道は
なかったんでしょう?

犯人はボートで逃げたんだろ!

刑事さん
あのボートに人影は見えました?

いや… それは…。

彼女は何か秘密を抱えていた。

それを私たちに
打ち明けようとしたから

セイレーンの餌食になった。

くだらんことを言うな
人ひとり死んでるんだぞ!

(あかね) フフフ… 冗談よ。

本気にした?

何だ この女!

失敬な‼
(剣持) まぁまぁ 影尾さん!

ちょっと落ち着きましょう ねっ。
先生 お部屋に戻りましょう。

潮先生も。

何がセイレーンだ ばかばかしい!
先生…。

太平洋を発達しながら
進んでいる低気圧の影響で…。

刑事さん 一体どうすれば…。

う~ん…。
(振動音)

あっ。
(振動音)

伊豆諸島では
明日の夕方にかけて

非常に強い風が吹く見込みで…。
はい もしもし。

あぁ そうですか。

はい わざわざ どうも… ええ。

いや~ 参ったな。

今日明日は 海が荒れて
船が出せないそうです。

関東の沿岸部や伊豆諸島
東北南部などを中心に…。

ハァ…。

全然 眠れなかった。
僕もです。

無理ないよ
あんなもの見ちゃったら。

(影尾) もう…。

何で朝飯 用意してないんだ!
もう…!

本当に申し訳ありませんでした。

あの… どうしたんですか?

あの… 食糧庫が…。

(影尾) 何だ この臭いは…。

(カメラのシャッター音)

うわっ… 何これ。

野菜や お米なんかも
全部なくなっています。

(カメラのシャッター音)
誰が こんなこと…。

まるで獣に食い荒らされたみたい。

セイレーンのせいでしょ
ねぇ 霧声さん!

(潮) あ~ ばかばかしい。

君は
まだ そんなこと言ってるのか?

そうですよ 食料がないなら
船で運んでもらえばいい。

いや…
それが ここ数日 海が荒れてて

島に
船が近づけないそうなんです。

おいおい… 聞いてないぞ おい!

じゃあ その間 何も食わずにいろ
っていうのか?

昨日の残りと缶詰なら少々…。

こんなとこまで来て
そんなもんが食えるか!

影尾先生 私が魚を釣って来ます。
え?

海が荒れれば荒れるほど
この入り江は

魚が釣れると評判ですから!
ねぇ オーナー。

でも多分
今は釣れないと思います。

(伊豆丸) 大丈夫です!

先生方の食事は
我々が何とかしますから!

鰐瀬君 行くよ。
俺も行くんすか?

いいから行くんだよ!
ウソでしょ ちょっと…。

(伊豆丸) ここで成果を出せば
営業で さらに食い込める!

絶好のチャンスだぞ 鰐瀬君!

(鰐瀬) あんな連中のために
よく魚を釣る気になれますね!

え?
伊豆丸さんだって知ってますよね。

あいつらが病院で何やってるか!

バカ!
めったなこと言うもんじゃ ない!

あの人たちの気分を害したら
どうする!

これまでの努力が水の泡だろ!

これは しばらく
やみそうにないな…。

《「海が荒れると魚が釣れる」》

《「でも今は釣れない」》

《一体 どういう意味だ?》

(影尾) おぉ~。

魚は? 釣れたのか?

それが… 全くのボウズで…。

あ? 1匹も釣れなかったのか?

面目ありません!
(影尾) ホントに口ばっかりな…。

役に立たん連中だ!

あっ 影尾先生…。
あっ じゃあ

我々が行きましょう
なぁ 金田一君。

え~ 俺~?
じゃあ 僕も行きますよ。

荒れた海の釣りが得意でしてね。
それは頼もしい。

鰐瀬さん 攻めたポイントは?

「ゆかり浜」。

う~ん それじゃあ

ちとせ岩に行きましょうか。
(剣持) あぁ そうですね。

はい。

早く着替えたほうが…
風邪ひきますよ。

ああ… ありがとう。

鰐瀬さんも。

(剣持)
あれ? 面白いルアーですね!

(潮) 分かります?
(剣持) ああ!

(潮) メーカーで特注した
ルアーなんですよ。

いいでしょう。
(剣持) いいですね。

よし! じゃあ早速 始めますか!

(潮) やりましょうか!
やろう!

(剣持) いや~ それにしても

一体 誰が
食料を持って行ったんだろうね。

問題は「誰が」じゃなく
「なぜ」持って行ったか。

そりゃ どういう意味だい?
金田一君。

(竿がしなる音)
(潮) 来た!

もう!?
早っ!

(潮) うっ…!
(剣持) いやいや これは大物だ!

あぁ すごいじゃないですか!

あれ?

おぉ~~!
(剣持) おぉ ちょっと…!

(剣持) 潮さん! 潮さん!

潮さん!
ちょっと 何やってるんですか!

竿を 手から離して!

潮さん!
(剣持) はじめ ダメだ!

ムチャだ! やめろ!

うっ…!

はじめ! はじめ!

はじめ! はじめ!

はじめ… はじめ…!

はじめ! はじめ!

おっさん! 剣持のおっさん!

ほら これ! つかまれ!

つかまれ! つかまれ!

よし よし! そのまま そのまま…
よし!

手…! 手 握ろ! 手 握ろ!

よっしゃ…!

うっ…!
う~っ!

うわぁ…! ハァ ハァ ハァ…!

ありがとう おっさん。
誰が おっさんだ!

だって… おっさんだし。

おっさんで悪かったな はじめ!

それより… 潮さんは?

潮の流れが速過ぎて
よく見えなかった。

取りあえず コテージ戻って
救援 頼もう!

ハァ ハァ…!
ハァ…!

えっ 潮さんが海に!?

これから
ボートで捜索しに行きます。

じゃあ私 ボートを見て来ます。
(剣持) お願いします。

あの それから 手が空いてる方に
捜索を手伝ってくれるように

頼んでもらえませんか?
かしこまりました。

(伊豆丸) 何か あったんですか?

潮さんが
海に引きずり込まれたそうです。

えっ!?

おっさん 行こう!
ああ。

(夏見) ≪キャア!≫

凪田さん!?

(剣持) あぁ! 凪田さん!

凪田さん どうしました!?

潮先生が…!
えっ!?

潮先生が!

ハァ ハァ…!

♬~

(剣持) う~…。

ハァ ハァ…。

(伊豆丸) ハァ… ハァ…。
(剣持) ハァ… ハァ…。

(伊豆丸) 何で海に落ちた時
すぐに助けなかったんですか!

すぐ海に飛び込んだけど

流れが速くて
どうしようもなかったんだ。

(あかね) それにしても変よね。

大人の男1人
海に引きずり込む魚なんて

サメ以外に考えられない。

でも遺体には
噛まれたような痕もない。

(剣持)
何が言いたいんでしょうか?

彼もまた ひとに言えない
秘密を抱えていたのかも

…ってこと。

(影尾) おい ふざけるのも
いいかげんにしろ。

お仲間が2人も死んで
次は あなたなんじゃない?

あなたも何か隠してるとか?

そんなもの あるわけ…。

部屋に戻る。

伊豆丸君
何か食べるものを用意してくれ。

ハァ…。

俺が もっと しっかりしてれば…。

潮さん
何で手を離さなかったんだろう。

えっ?

海に落ちそうになったら
釣り竿から手を離せば済むはず。

(一の声) でも潮さんは
釣り竿を離そうとしなかった。

離そうとしないっていうか

離したくても離せない。

そんな感じじゃなかった?

うん そういえば確かに。

《昼子さんが言ってた…》

今は釣れないと思います

《もしかして
潮さんを引きずり込んだのは

魚じゃ ない?》

(セイレーンの低い哭き声)

(昼子) やっと晴れましたねぇ。

(セイレーンの低い哭き声)
あの 霧声さん。

1つ聞いてもいいですか?

何でしょうか?

伊豆丸さんが
釣りに出ようとした時

何で あの時 魚が釣れないって
思ったんですか?

何となく そう思っただけです。

(あかね) それって

セイレーンの哭き声と
何か関係があるんじゃない?

(セイレーンの低い哭き声)

(あかね) セイレーンの哭き声が
聞こえるようになったのは

戦争直後。

アメリカ兵が
ここに来た頃だそうですね。

その頃から この島は

「墓標の島」
と呼ばれるようになった。

「墓標の島」?

意味を知りたければ
霧声さんに聞いてみれば?

(セイレーンの低い哭き声)

その前の戦時中に この島で
何が行われていたのかは

調べがついてる。

でも私が知りたいのは
セイレーンの哭き声の秘密。

その本当の正体を知りたいの。

霧声さん。

あなた何か
隠してることあるでしょ?

別に ございません。

まぁ いいわ。

今夜ゆっくり お話ししましょ。

あの…。

「墓標の島」って 一体?

(セイレーンの低い哭き声)

アメリカ兵が上陸する前

戦時中の この島には

日本海軍の基地が あったんです。

えっ?

でも戦況が どんどん悪くなって

この島の基地は

ある特殊な任務を
背負うことになったんです。

特殊な任務?

あなたたち

特攻って 聞いたことあるかしら?

映画で見たことあります。

え~ 確か… 特別攻撃。

ほとんど生きて帰れない
攻撃のことですよね。

(昼子) 若い軍人さんが

戦闘機で
敵の軍艦に体当たりして

命と引き換えに攻撃する。

ここは それを戦闘機でなく

特殊な魚雷で行うための
訓練基地だったんです。

魚雷に 人を乗せたんですか?

ええ。

この島は 特攻兵器

人間魚雷「回天」の訓練所。

つまり 特攻の島。

(昼子) 何人もの若い軍人さんが

ここから出撃して行ったそうです。
(セイレーンの低い哭き声)

(セイレーンの低い哭き声)

(セイレーンの低い哭き声)
「墓標の島」というのは

(セイレーンの低い哭き声)
名前すら残さず 若くして散った

(セイレーンの低い哭き声)
彼らのための呼び名です。

[ セイレーンの哭き声が高くなる ]

[ セイレーンの哭き声が高くなる ]
あぁ…
また声の響きが変わってる。

ホントだ。

何で 一日に
何度も声が変わるんですか?

(セイレーンの哭き声)

じゃあ私
夕飯の魚 捕って来ますね。

ん…? さっきまで
魚は捕れないって言ってたのに?

もしかして…。

♬~

やっぱり。

何?
はじめちゃん どういうこと?

潮の流れが変わったんだ。

満ち潮になると 潮が
海から陸へ流れを変えるんだ。

それで魚も入って来るんだよ。

そっか。

だから昼子さん
魚を捕りに出掛けたのね。

多分 あのセイレーンの声が
潮の流れを教えてくれるんだよ。

♬~

♬~

申し訳ありません。

まさか
こんなことになるなんて…。

(夏見) もちろんです。

残りの皆さんの安全は 必ず。

はい 失礼します。

んっ…!

(夏見) ≪キャ~! あぁ…!≫

凪田さんの声だ!

凪田さんの部屋どこだっけ?
あっ 305です!

305?
あっ 305!

あぁ…!

うおぉ~!

(夏見) やめて!
(影尾) 貴様!

何してるんですか!
ちょっと… はじめちゃん!

えっ ちょっ 佐木 佐木…!
いやいや! ちょ ちょ ちょ…!

無理 無理 無理!
何なんですか 先輩 ちょっと…!

あぁ~! もう 何よ へなちょこ!

手を離してください!
うっ!

ハァ ハァ…!

邪魔するな!

お前だろ。

お前が2人を殺したんだろ。

あの時の 恨みだろ!
違います 私じゃ ありません!

(影尾) いいや お前しかいない。

このツアーの担当になったのも

この島へのツアーを企画したのも
全部

私たちに復讐するためだ!

ちょっと落ち着いてください!
話が全く見えないんだけど。

この女は昔
私たちが働く帝王大学病院で

看護師をやっていたんだよ!

3年前 この女は
投薬ミスで患者を死なせかけた。

我々の機転で患者は
何とか 一命を取り留めたが

この女は責任を取らされ
病院を追われたんだよ!

でも 寒野さんが殺された時
凪田さんは私の横にいました。

彼女に 寒野さんを殺すことは
できないわ。

それに 潮さんが
海に引きずり込まれた時も

凪田さんはコテージにいました。

どうやって
潮さんを殺したっていうの?

そんなこと…

私に分かるわけないだろう!

どけ!

(鍵を掛ける音)

すいません…
見苦しいとこ お見せしちゃって。

大丈夫ですか?

大丈夫です。

凪田さん 本当に
看護師やられてたんですか?

ええ。

それにしたって… あんな
ひどい言い方しなくたって。

きっと 昔のことを
根に持ってるんだと思います。

昔のこと?

実は私… 影尾先生と
お付き合いしてたんです。

えっ!? あんな おじさんと?

先輩。

影尾先生は有名なドクターで

私は心から尊敬していました。

でも あることが きっかけで

私から別れを告げました。

でも それに腹を立てた
影尾先生は

潮先生と寒野先生に

私を病院から追い出すように
指示したんです。

(夏見の声) 潮先生は
私に投薬の指示を出しました。

例の治験薬を
10時から 時間50

2時間で お願いします
分かりました

(夏見の声) でも それは

治療とは
何の関係もない薬だったんです。

心電計のアラーム
(夏見)宮本さん!

心電計のアラーム
宮本さん!

心電計のアラーム
どうした!?

VFです!
血圧も測定できません!

代われ!
はい!

(夏見の声) 私は指示通りの
投薬をしただけと訴えましたが

潮先生は知らぬ存ぜぬの一点張り。

寒野先生も 潮先生の味方をし

私は医療ミスの責任を取らされて
病院を辞めさせられました。

何で さっき
そのこと言わなかったんですか?

だって今は

ツアーコンダクターとして
ここにいるんですから。

お客さまに不愉快な思いは
させられません。

えっ… 島の捜索ですか?

きっと どこかに
殺人鬼が潜んでるはずだ。

そいつを捜し出して来い。

もう勘弁してくれよ…。

何だと 貴様!
契約 打ち切ってもいいのか!

調べます 今から調べて来ます。

このまま黙って
殺人鬼の餌食になってたまるか!

(鰐瀬) ホントに
行かなきゃいけないんですか?

(伊豆丸) しょうがないだろう!

(伊豆丸) う~ん…。

あぁ よいしょ。

…ったく。

(剣持) えっ?

いやいや…。

(伊豆丸) よし 行こう。
いやいや ちょちょちょ…!

えっ? いや お2人とも

そんなもの持って
どこ行くんですか?

外は危険です。

すみません
わざわざ同行してもらって。

あぁ… 万が一っていうことも
ありますので。

これ以上 犠牲者を出すわけには
いきませんからね。

えっ?

(剣持) 日本軍の跡地?

♬~

それにしても 取引先のドクターが
2人も亡くなるなんて

部長に何て言えばいいんだよ…。

僕ら
何も悪いことしてないでしょう。

いや そういう問題じゃ ないよ!

何度も接待して
やっと食い込むことができた

大口のクライアントなんだよ!
契約 取れなかったら

首が飛ぶかもしれないぞ!?
(剣持) あの…。

そういった お話は お2人の時に
していただけますか?

(伊豆丸) あぁ… すみません。

(セイレーンの哭き声)

セイレーンの声だ。

何か声 近くないっすか?
ええ。

(セイレーンの哭き声)

(鰐瀬) ちょ ちょ… 行くの?

え~?

(セイレーンの哭き声)

(剣持) あっ…。

これは…。

(セイレーンの哭き声)
(鰐瀬) この奥から聞こえる!

マジかよ! セイレーンの話は
ホントだったのか!

うわ…!
(鰐瀬) ヤバい ヤバい ヤバい…!

あぁ~!
えっ ちょっ… ちょっと!

(セイレーンの哭き声)

医療ミスの ぬれぎぬを着せられ
クビか。

まぁ 動機だけで考えれば

凪田さんが怪しいと言えますね。

はじめちゃん どこ行くの?

潮さんの死体 もう一度 見て来る。

♬~

あ…。

先輩
何か気付いたこと ありました?

ああ。

潮さんの死体
何か違和感があったんだけど

それが何なのか分かったよ。
違和感?

釣り用の手袋だよ。

潮さんは魚を釣ってた時…。

来た!

(一の声) 赤い手袋を はめてた。

でも今は…。

手袋が ない。

でも それって
溺れてる時に脱げたんじゃ?

いや 潮さんの手袋は
簡単には脱げないよう

手首をマジックテープで
留める仕掛けになってた。

(一の声)
海に引きずり込まれた後

勝手に緩んで
脱げるようなことは ないはずだ。

確かに。

もしかしたら その
外れなかった手袋のせいかも。

どういうこと?

例えば何者かが
こっそり潮さんの釣り竿に

小さいカプセルや
袋なんかに入れた

強力な瞬間接着剤を
仕込んでおいたとしたら…。

手袋は すぐに
竿に強力に くっついて

簡単には 剥がせない状況になる。

その状態で
釣り糸を強い力で引っ張れば…。

あの時 潮さんが
釣り竿を持ったまま

引きずり込まれるように
海に落ちたのは

釣り竿を離したくても
離せなかったからじゃないかな。

そうやって海に引きずり込めば

あとは水中スクーターか何かで
引っ張って

溺死させればいい。

証拠の手袋も竿も
犯人が処分しただろうから

確かめようがないけど。

怖い… 一体 誰がそんなこと…。

(伊豆丸) ≪おい ホントかよ!≫
(鰐瀬) ≪ハァ ハァ…!≫

(伊豆丸) ホントかよ…!
(鰐瀬) ハァ ハァ ハァ…!

(鰐瀬:伊豆丸) ハァ ハァ…!

2人とも どうしたんですか?
顔 真っ青ですよ。

セイレーンだ!
セイレーンの すみかがあった!

えっ?
ウソだろ。

(ドアが閉まる音)
(剣持) はじめ!

私も見た。

彼らの話は本当だ。

ハァ ハァ…。

おっさん
その場所 分かってんだよね?

ああ 少し歩くけどな。

案内してくれる?
(剣持) えっ?

はじめちゃん!
そんなとこ行って どうするの?

決まってるだろ
その すみかを見に行くんだよ。

(昼子) やめといたほうがいい。

あの洞窟に入った者は
セイレーンの餌食になって

二度と出て来られないと
いわれてる。

後悔してからでは遅い。

おっさん 行こう。

(剣持) あぁ はじめ ロープ…
ロープ持ってったほうがいい。

ああ。
(剣持) あぁ それから これだ。

よし。
よし。

この先だ。

これだ。

(セイレーンの哭き声)

はじめちゃん… これ…。
(セイレーンの哭き声)

ああ セイレーンの哭き声が
中から聞こえる。

(セイレーンの哭き声)

よし。

おっさん
中に下りるからロープ頼む。

ああ あんまりムチャするなよ。

気を付けてね はじめちゃん。

ああ。

♬~

(セイレーンの哭き声)

♬~

(セイレーンの哭き声)

(セイレーンの哭き声)

うわっ…!

はじめ!
はじめちゃん!

(セイレーンの哭き声)

痛って…!

はじめちゃん! 大丈夫!?
生きてるか~!? はじめ~!

先輩!
大丈夫 ちょっと腰打っただけ。

(潮風が吹く音)

潮の におい?
(潮風が吹く音)

(潮風が吹く音)

(セイレーンの哭き声)

ハァ…。

(潮風が吹く音)

何だよ これ…。
(セイレーンの哭き声)

(セイレーンの哭き声)

(剣持) はじめ!
はじめちゃん!

先輩!
大丈夫か?

うん。

(海水が入り込む音)

(哭き声のような音)

これは…。
(哭き声のような音)

霧声さんが言ってた魚雷

「回天」の残骸だよ。

(哭き声のような音)

音が… 鳴ってる?
(哭き声のような音)

ああ。

魚雷の中に海水が入り込むと

中で空気が押されて
笛みたいに鳴るんだ。

そして
潮の流れの変化で音も変わる。

これがセイレーンの正体だよ。

海の怪物・セイレーンなんて

最初から いなかったんだ。

でも
その名前をかたるヤツは いる。

この島に伝わる
不気味な声の伝説を利用して

潮さんを釣り竿ごと
海に引きずり込んで溺死させ

俺たちの目の前で
寒野さんを水中銃で殺害した

怪物の知恵を持つ殺人犯

セイレーンはね。

そいつが
どんなトリックを使ったのかは

まだ分からない。

でも
必ず俺が その謎を解いてみせる。

じっちゃんの名にかけて!