【土曜ドラマ】空白を満たしなさい [新](1)[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜ドラマ】空白を満たしなさい [新](1)[解][字]

謎の転落死から突然生き返った男・徹生(柄本佑)。妻・千佳(鈴木杏)らから自殺を疑われるが身に覚えがなく、佐伯(阿部サダヲ)という男に殺されたのだと思い始める。

番組内容
ある夜、徹生(柄本佑)が目覚めると会社の会議室にいた。家に帰ると妻の千佳(鈴木杏)が驚がくした表情であなたは3年前に会社の屋上から転落死したのだと告げる。全く身に覚えのない徹生だったが、テレビやネットには死んだ人間がなぜか続々とよみがえり「復生者」と呼ばれているというニュースがあふれていた。自分がなぜ死んだかを探ろうとするうち徹生は生前、佐伯(阿部サダヲ)という男につきまとわれていたことを思い出す
出演者
【出演】柄本佑,鈴木杏,阿部サダヲ,萩原聖人,渡辺いっけい,うじきつよし,岡部たかし,田村たがめ,奥田洋平,永岡佑
原作・脚本
【原作】平野啓一郎,【脚本】高田亮

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 千佳
  2. 璃久
  3. 自殺
  4. 遺伝子
  5. 復生者
  6. 人間
  7. お前
  8. 佐伯
  9. 乾杯
  10. 自分
  11. 失礼
  12. 石沢ビール
  13. 土屋
  14. ドア
  15. 家族
  16. 大丈夫
  17. 園田
  18. 会社
  19. 仕事
  20. 全国

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。



NHK
created by Rinker
宝島社
¥1,210 (2022/08/13 18:04:36時点 Amazon調べ-詳細)

(徹生)
<父が死んだのは 36歳の時だった。

いわゆる ぽっくり病だった>

(3人)コックリさま コックリさま

おいでになりましたら
「はい」の所に行ってください。

<幽霊とか 死後の世界なんか
一切信じてなかった>

(3人)あなたは どちらから
おいでになりましたか。

俺のおやじは
俺が1歳の時に死んどるけどな

俺は おやじの幽霊なんか
一遍も見たことないぞ。

天国とか幽霊とか
そんなもん みんなうそだ!

もし本当なら おやじは絶対
俺の前に出てきとる。

お前 父さんに
嫌われとったんじゃないの?

あ~ ごめんごめん。 すぐ帰ります。

あ あ ちょっ…。

あ~…。

割れてんじゃん。

何だよ~…。

ん?

復生者! 何!?
復生者!

復生者?

これだこれだ。

よし…。
(ダイヤルする音)

あの すぐに来てください!
…はい 男性です。

♬~

(鍵が開く音)

♬~

ただいま。

な~んか 会社で寝ちゃったみたいでさ。

(荒い息遣い)

あ~ 頭痛いんだよ。

薬 あったっけ?
(荒い息遣い)

(せきこみ)

ちょっ… 大丈夫?

千佳…。
(千佳)来ないで!

具合悪いの?

な… 何か…
私に い… 言いたいことある?

(ドアが開く音)
(璃久)お母さん。

え?

璃久 お母さんと一緒に
寝る部屋行こうか。

(璃久)お水。
水? 水 飲みたいの? 分かった分かった。

璃久…。

よし ちょっと こっち向いててね。
よいしょ…。

何で?
いいから いいから。 ちょっと待ってね。

よし…。

う~ん。
もういい? よし。 はい 寝ようか。

はい よし 寝れるかな~。

(ドアが閉まる音)

♬~

は~い 璃久 撮るよ~。

あ~ ちょっと…
あ~ 来ちゃった 来ちゃった。

♬~

(ドアが開く音)
ハッ…。

この子… 璃久?

♬~

え… どういうこと?

(チャイム)

はい。 「水尾保健所 復生者社会復帰等
相談窓口員のオカダと申します。

そちらに 復生された土屋徹生さんは
いらっしゃいますか?」。

すぐ来てください!

お願いします。
はい 失礼いたします。 お邪魔します。

あ こちらが復生された方?
はい…。

ふくせい?
はい。 生き返った方々のことです。

生き返った? 誰が?

俺?
いや 私としても

信じがたいことではあるんですが…。

あの テーブルお借りしても?
あ… じゃあ はい どうぞ。

あ じゃあ失礼します。 いいですか。

じゃあ こちらで… 失礼します。

え~っと…。

え~ 土屋さんは お亡くなりになってから
3年たってますね。

3年…。
死んだんだよ… 3年前に。

え~ 会社の屋上から転落されてますね。

転落?
ええ。

あ 3時14分って…。
(千佳の荒い息遣い)

てっちゃんが死んだ時間だよ…。

では こちらの太い線で
囲まれたところだけ記入してください。

でも 俺 生きてるじゃん。
ですから

生き返られたということなんです。

ハハハ ハハ…。

復生者の方は お亡くなりになった時や

その少し前からの記憶が
ない方が多いので

なかなか実感が持てないらしいんです。

土屋さんも覚えてらっしゃいませんよね?

全然…。
少しずつ思い出されるようなので

それまでは しばらく ご自宅で
静養されることをおすすめします。

で え~っと
3年前に 一度お亡くなりになった時に

戸籍から抜けてらっしゃいますから

今の状態で
事故や事件に巻き込まれた場合

法的に守られないんですね。

ですから 仮の戸籍が必要なんです。

よろしいですか?
はあ…。

では こちらの太い線で
囲まれたところだけ記入してください。

で えっと… 生前お持ちだった免許証は
お使いになれません。

仮戸籍が得られますと
健康保険には加入できますが

免許の再取得はできません。

それと… 2~3日中に 最寄りの病院で
健康診断を受けてください。

病院には 復生者であることを告げて

私の名刺を見せていただければ
分かるようになってます。

すみません。

あ… こちら訂正しますね。

こちら 訂正のところに
ぼ印をお願いします。

こっちですね。

はい ありがとうございます。

はい これで手続きは
終了いたしましたので。

失礼いたします。

じゃあ まあ… 失礼します。

え え え え? これで終わりですか?
ええ。

え… あの人 置いていくんですか?
あなたの旦那さんでしょう。

え ちょっと ねえ 待って…。
じゃあ失礼します~。

(ドアの開閉音)

何で 屋上なんかから落ちたんだろ?

こっちが聞きたいよ…。

警察の人たちも
自殺って 言いたそうだったし…。

自殺?

ハハハハ… そんなわけないじゃん。

そうとしか考えられないって…
みんな そう言ってるよ。

意味分かんないよ。
何で自殺なんかすんの 俺が。

だから こっちが聞きたいの!

(荒い息遣い)

ごめん。
え?

今夜は そこで寝て。

♬~

(テレビ)「次は 全国の
復生者関連のニュースです。

全国で 今日 新たに
5人の復生者が確認されました。

東京で3人 大阪で1人
北海道で1人です。

これで 全国の復生者の数は
合計で143人になります。

現在 全国の自治体では 保健所に
相談窓口を設けて対応していますが

今日 厚生労働省は
実態を 的確に把握するよう

都道府県や中核市などに
改めて通知しました」。

♬~

「復生者。

さまざまな理由から死亡したが
よみがえった人間。

ほとんどの復生者は 体を隅々まで
検査しても 何の異常もなく

DNAも一致する。

どのようにして
復生者が現れたのかは不明」。

(テレビ)「石沢ビール!

缶を1振り すると…。

お~ きれいな泡立ち!」。
あ…。

(テレビ)
「缶のまま 白ヒゲつけて飲める生~!

石沢ビール…」。
(テレビを消す音)

(キーボードを打つ音)

♬~

ああっ…。

♬~

ううっ…。

(秒針の音)

♬~

(荒い息遣い)

(安西)土屋!

♬~

土屋!

足はありますよ。

笑えねえよ。

それで… 何?

石沢ビール 売れてるんですね。

ああ… お前が頑張ってくれたおかげだよ。

これ 読みました。

園田が引き継いだんですね。

手柄を横取りされたって言いたいなら
見当違いだぞ。

でも 何で園田なんです?

そいつは 僕がメーカーの担当者に
金を渡して仕事取ってるって

うわさ流したやつですよ?
本人は認めてない。

僕だって
キックバックなんかしてないんです。

それは分かってる。

じゃあ 何で園田なんですか!

お前が企画して
お前が一番頑張ってたの分かってる。

でも… お前の名前を
出すわけにはいかないの分かるよな?

部長も 僕が自殺したと思ってるんですね。

それ以外ないだろ。
僕は自殺なんかしてないです。

じゃあ 何であんなとこから落ちる。

それは思い出せないんですけど…。

僕が自殺するように見えますか?

見えないから 俺は責められたんだよ!

だから違うんですって!
(ドアが開く音)

ここ 打ち合わせで使いたいんですけど。

あ… 大丈夫 大丈夫 すぐ出るよ。

お前が死ぬ少し前
警備員 突き飛ばしてたな。

いろいろ たまってたんじゃないか?

あれは 佐伯が
ハトを蹴り殺してたから…。

サエキ?
その警備員ですよ。

僕 ずっと嫌がらせされてたんですよ?

向こうは やってないって
言ってなかったか?

うそですって…。

まだ いるんですか? あいつ。

もう長いこと見てないな。

そうか…。

俺 佐伯に殺されたのかもしれない。

やめろ!

やっと お前の自殺騒ぎが
落ち着いてきたとこなんだ。

余計な騒ぎを起こさないでくれよ。

いや 俺は ただ…。

お前が死んで 何度も考えたんだよ。
俺のせいかもしれないって…。

そんなわけないじゃないですか。

僕は安西さんのことも
この仕事のことも好きだったし

石沢ビールだって
うまくいってたじゃないですか。

また ここで働きたいです。

土屋…。

人が1人いなくなれば
1人分 穴が開くだろ?

その穴を いつまでも
放っておくわけにいかないんだよ。

みんなで一生懸命埋めたの。

お前は それがちょうど塞がったところに
戻ってきてるんだよ。

無理に こじあけようとするな。

部長…
僕に 戻ってきてほしくないんですね。

正直 もう波風立てたくない。

すまん…。

そんな気はしてました。

あ… あの この防犯カメラの映像って
見れませんか? 僕が死んだ日の。

何でだよ…。

警察が見て
自殺だって判断してるんだから。

知りたいんですよ 自分が何で死んだのか。

死んだ日の自分を見れば
思い出せるんじゃないかと思うんです。

あの~ ちょっとお聞きしたいんですけど。
はい。

防犯カメラの映像って
見せていただけますか?

3年前のなんですけど。

あ~ 3年前じゃ もう残ってないね。
上書きされちゃうからね。

そうですか…。

あの人 死んだ人じゃない?

え 気持ち悪いんだけど。
あ すみません…。

♬~

千佳。

まだ そんな驚く?

ああ… ごめん そうだよね。

今日は 璃久と ちゃんと話せる?

保育園の帰りに ちゃんと説明するつもり。

いつも公園寄るから そこで話すね。

ありがとう。

俺 死んでたんですね。

(秋吉)まあ… うん…。

何か… 何も覚えてなくて。

昨日 千佳ちゃんから電話もらったよ。

何て言ってました?

いや~ 何と言うか…
びっくりしちゃったんじゃないかな。

どうしていいか分かんない感じだったよ。

怖がってました?

ああ… うん… うん。

でもさ… 「とにかく 徹生君
帰ってきたんだから喜ばないとな」

なんて 俺 言っといたんだよ… な。

喜ばれてないとは思ってましたが…。

いやいやいや… そういう意味じゃないよ。

よかったよ よかった…。

(多加子)千佳ちゃん いつも言ってたよ。

歩いてる人の中に
徹生君がいた気がするって…。

ずっと会いたかったんだと思う。

うん ハハ…。

頂きます。
(璃久 徹生)頂きます。

璃久は もうお箸で
ごはん食べてるんだ…。

保育園の子は ちゃんとしたお箸で
食べてる子もいるよね。

うん。
うん。

そうなんだ…。

すごいね。

熱っ! 熱っ…。

大丈夫?

あ… 大丈夫 大丈夫。

フフッ…。

熱い!
アハハ…。

熱っ! 熱い…。

お父さん お魚みたいだね。
ハハハハ。 熱い…。

何か ビール飲みたくなるね。

あ… あるよ。 飲む?

あ そうだね。 千佳も飲むよね。

うん。

♬~

はい。
はい。

え~…。

てっちゃんが 生きてたことに。

ありがとう。

乾杯。
乾杯。

あ 璃久も乾杯しよっか。

じゃあ お母さんと乾杯しよっか。 うん。

はい かんぱ~い。 乾杯。

乾杯。

乾杯。
はい。

(ドアを開ける音)

あ… 一緒に寝ちゃってた。

すごくお母さんらしくなったよね。

そう?

何か 俺… 3年もいなかったって
全然 実感なかったけど

やっぱり いなかったんだね。

うん…。

一人で大変だったよね。

りっくん いい子だから。

何か… 自分が死んでたとか そんなこと
急に言われても分かんなくて…。

璃久も こんな大きくなってるし…。

千佳が 一人で育ててくれたんだよな。

本当にありがとう。

一番に それ言うべきだったよね。

もう 涙出ないの。

今だって泣いてる。

でも… 出ないの 涙。 一滴も。

てっちゃんが
何で死んだのか分からなくて…。

毎日泣いて…。

♬~

ごめん…。

やっぱり まだ無理。

♬~

何か… こんなふうに
てっちゃんが戻ってくるって

考えられないことなんだから

ちゃんと喜んで
普通に戻ろうって 思ってたんだよ?

でも まだ無理… ごめん。

俺は 全然変わってないから。

千佳のことも璃久のことも
この世で一番大事だと思ってる。

本当に 死んだ時のこと覚えてないの?

うん…。

その少し前から… 完全に空白なんだよ。

でも その前は?

ずっと悩んでたはずだよ?

死にたくなるくらい苦しかったんでしょ?

私にも言えないこと?

それとも… 私だから言えなかったの?

何で 俺が
自殺なんかしなきゃいけないんだよ。

私は覚えてる…。

いつもみたいに お土産屋で
梅のおまんじゅうと ようかん売ってた。

携帯に電話がかかってきて
出たら警察の人で…

すぐ水尾署まで来てほしいって…。

即死だったからって
病院にも運ばれなくて…。

私 そのことで すごく怒ったから…。

私だって こんなこと起こるなんて
夢にも思わなかったよ。

でも 現実に
てっちゃんは死んだって言われて…

間違って落ちるなんて ありえない所から
落ちて死んだって言われたんだよ?

受け入れるしかないじゃん!

俺を信じてよ。

俺は 千佳と璃久を置き去りにして
自殺するような人間じゃない!

3年 ずっと…

何で てっちゃんは
何で てっちゃんはって ずっと考えてて

どうして 気付いて
あげられなかったんだろうって…。

いろんな人からも
いろんな言い方で言われたよ。

俺が死んだのは 千佳のせいじゃないから。

絶対 違う。

千佳は 自分のこと責めなくていいから。

俺 もうすぐ
死んだおやじと同い年になるよ。

おやじが死んだ時
まだ1歳とかだったから

経済的に苦しいのもあるけど
やっぱり さみしかったっていうか…。

俺 璃久を そういう目に
遭わせたくないって思ってたし

両親が2人そろった 普通の
幸せな家庭作るの夢だったから…。

千佳もだよね?

うん…。

私だって ずっとそうだったよ。

しばらくは難しいかもしれない… けど

もう一度 一緒に
俺と やり直してほしい。

今度こそ ずっと
千佳と璃久から離れないから。

このまま ずっと一緒に生きてたい。

♬~

そうしてほしい。

ありがとう。

やっぱり…
とっぴな話かもしれないけど…

自殺はない。

事故もありえないって考えたら…

殺されたって考えるしかない。

心当たりとかはあるの? 犯人の。

いる。 一人だけ。

僕は 殺されたんじゃないかと思うんです。

殺されて… その 生き返ったという?

そうです。
は~ なるほど…。

土屋徹生さんは~… あれ?
事故死になってますね。

記録上は そうなってますけど

僕は自殺したと思われてるんですよね?
状況的に見て。

状況的に…?

あ~ なるほど。

でも 自殺なんかするわけないんですよ。

家庭は うまくいっていて… ね。

仕事も充実してて
事故死もありえないとしたら

殺されたと考えても
おかしくないんじゃないかと。

ん~… まあ確かに そうですね。

(ノック)
失礼します。

奥様に ちょっとお聞きしたいことが。

旦那さん
殺されたとおっしゃってるんですね。

奥様は納得されてますか?

初めて聞いた話ばかりで 正直あんまり…。
そうですか。

でも あんまり強くは
否定しないであげてください。

はい?
全国の復生者の中には

似たようなことがあるらしくて。

まあ 自分が死んでいたってことに
納得がいかないんでしょうね。

強く否定したり無視すると

犯人だと思い込んだ相手に
危害を加えたり

ストーカーまがいのことを
するらしいので

ご家族が 適度に
話を合わせていただきたいんです。

難しい時は 警察に来ていただければ
私が対応しますので。

あ はい…。

どうして
その男性に殺されたと思うんですか?

僕は 逆恨みされてたんですよ。

僕が死ぬちょっと前なんですけど

うちの会社の警備員が
ハトを蹴っ飛ばして殺してたんです。

それをね 僕が注意したんですよ。

(佐伯)ととととと…。

ほら…。

よしよし よしよし よしよし よしよし…。

おおっ…。

やめろ!

何やってんだよ!

仕事ですよ。

ひどい人ですねえ。

理由も聞かずに暴力振るうんですか?

会社に報告しますよ。

すればいいだろ。

次の日 警備会社から

暴力を振るわれたって
クレームが入りました。

キックバックのうわさのせいで
いらつくのも分かるけど

今は 石沢ビールに集中しろよ。

いや 違うんですよ 部長。

あの警備員が 頭おかしくて…。

いや…。
落ち着け 落ち着け。

部長には分かってもらえたんですが…

社内には キックバックのうわさを
信じている人もいて

余計 みんなから
避けられるようになりました。

園田さん この前 教えてもらったの…。

いいですねえ。

そんなお弁当 作ってもらえて。

あなた 自分がしたことを棚に上げて

私のこと 頭がおかしいやつだって
言ったんですか?

本当のことだろ。

あのハトを なんとかしろと言ったのは
ここの社長ですよ?

頭がおかしいのは どっちですか。

どうしてそんな目で 私を見るんですか?

別に いいじゃないですか。

動物を虐待するぐらいしか
喜びのない人間が

フーフー言いながら 人生を耐え忍んでる。

フンを垂れて 病原菌を
まき散らすぐらいしか能のない害鳥と

人間一人の命… 一体 どっちが大事だと
思ってるんですかね?

私みたいに 社会から
完全に毛嫌いされてる人間が

同じく毛嫌いされてるハトを

生きていく糧に蹴り殺して
何が悪いんです?

私は 元気をもらって
明日も生きていく気力が湧きましたよ。

詩的だと思いませんか?

ポエムですよ。

それから つきまとわれるようになって…。

何で そんな必死で働くんです?

家族のためですか?

奥さんは知らないんでしょうね。

愛情込めて作った弁当が
あんな薄暗い所で食べられてるなんて。

権田さん! 石沢ビールの初量産
前倒しさせてください!

(権田)現場の状況 分かってんだろうが!

何で そんなに必死で働くんです?

部長!

何の意味があるんです?

あなただって 本音では
人生に がっかりしてるんですよ。

いよいよ量産に入ります!
開発費1億かかってるからな。

こけたら やばいぞ!

何で そんなに必死で働くんです?

実際 そんなに働かれてたんですか?

ええ 新製品の開発をしてたので
毎日 ヘトヘトでした。

けど 充実してました。

お疲れさまでした!
(一同)お疲れさまでした!

石沢ビールも
ようやく発売に こぎ着けて

いい仕事ができてるって
実感がありました。

(拍手と歓声)

バリに 家族旅行にも行きました。

てっちゃん! てっちゃん!

ハハ…。
(シャッター音)

それでも 佐伯の嫌がらせは続きました。

♬~

ハア…。

(エンジンをかける音)

(ため息)

何で そんなバカのように働くんです?

おい… 人の車で何やってんだよ!
降りろ!

私はね
あなたみたいな人が嫌いなんですよ。

いなくなってくれたら
どんなに清々するか分かりませんよ。

降りないんだったら そこにいろ。
警察呼ぶから。

何すんだよ 離せよ!

日本なんて呼ばれてるこの一帯は
もう滅んでいくだけです。

年寄り連中が 若い連中のエサを
血眼になって食い荒らしてる。

あのブタどもは 尻ぬぐいは
全部 あとの人間に押しつけて

満腹のまま 幸せに死んでいくんです。

それに引き換え
あなた 死に物狂いじゃないですか。

くたびれ果てて
ほとんど ものも考えられない。

その上 嫉妬されて うわさを流されて
嫌われて 一人でお弁当を食べる。

いいことなんか
一つもないじゃないですか。

俺には家族がいる。

だから何ですか?
幸せだって言いたいんですか?

そうだよ。
家族のために働くのは幸せだよ!

幸せ? 何ですか それ。

過労死するまで働いても

やっと人並みの暮らしが
できるかどうかの世の中で

家族を養うのが幸せ?

そんなものはね
余計なことを考えないために

思い込まされてるだけですよ。

じゃあ あんたは何が幸せだと思うんだよ。

は? 私が幸せに見えますか?

バカですか?

みんな私を蔑んでますけど

はっきり言って こんな三流会社で
働いてる あんたらなんかより

私は はるかに優秀な人間なんです。

じゃあ 何でこんな所で働いてるか?

人間の好き嫌いのせいですよ。

あいつは どうしても生理的にダメだと
みんな私を毛嫌いします。

だからね 私は あなたの気持ちが
分かるんですよ 土屋さん。

何で 俺は
こんな必死で働いて 疲れ果てて

大して見返りもないのに
身を削ってるんだ。

いや そんなこと考えちゃダメだ。

働けるだけ幸せだ。

もっと不幸な人間もいる。
でも 頑張って努力してきたのに

つまらない うそ一つで
みんなから嫌われてる。

何でだよ!

そんな時はね
こっちから嫌えばいいんですよ。

好き嫌いに正直になればいいんです。

園田を嫌えばいい 上司も嫌えばいい
会社も嫌えばいい

親も嫌えばいい 家族も嫌えばいい
自分も嫌えばいい。

俺は そんな考えは持たない。

あなたは優しい人ですねえ。
みんなから好かれるでしょう。

(警笛)
出てけよ!

(警笛)

私は孤独な人間なんです。

まず金がない。

性格も陰気です。

年は もう40を過ぎてる。

見込みはゼロです。

夜になるとね 体じゅうの遺伝子たちが
しくしく しくしく泣き始めるんですよ。

ほら… 今だって ほら 聞こえませんか?

誰でもいいから 早く
どっかの女の遺伝子と合体させてくれ

あぁ こんなところで
滅んでしまいたくない…。

私はね むなしく
なだめるだけなんですよ。

ああ かわいそうに
それは無理なんだよ…。

ねえ あなたの幸せを分けてくださいよ。

奥さんの遺伝子と私の遺伝子を
結合させてくださいよ。

な… 何言ってんだよ…。

遺伝子を残させてもらえば十分なんです。

遺伝子レベルでの結合。

黙れよ…。

こんな遺伝子でもね サルの時代から
脈々と受け継がれているんですよ。

生殖しながら。

私の遺伝子に向かって
淘汰されろっていうんですか?

お願いしますよ。

あなたの奥さんの遺伝子と
私の遺伝子を結合させてくださいよ。

(警部補)土屋さん!

その佐伯という人に
殺されたということですね。

はい…。

あれ? 千佳は…。

だいぶ前に 仕事の時間だからっていって
帰ったじゃないですか。

♬~

お願いしますよ。

あなたの奥さんの遺伝子と
私の遺伝子を結合させてくださいよ。

黙れよ!

ううっ…。

♬~

(秋吉)佐伯のことは 徹生君に話したの?

佐伯と千佳ちゃんとの間にあったことは?

♬~

えっ!
生き返ってよかったですか?

死んだままの方がよかったですか?
やめろ!

デリヘルってご存じですよね?
佐伯が千佳ちゃんに何したか

知ってんだろ! 痛っ!
よう戻ってこれたもんだね。

何 何…。 あんた雇うために
2人もクビになってんだぞ!

分かってます。 私が悪いんです。

僕は殺してません!
あ いや…。