【土曜ドラマ】空白を満たしなさい(2)[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【土曜ドラマ】空白を満たしなさい(2)[解][字]

佐伯(阿部サダヲ)と争った後の事が思い出せず不安になっている徹生(柄本佑)。生き返った人間として差別に直面する中、妻・千佳(鈴木杏)と佐伯の秘密を知ることに…。

番組内容
自分が死ぬ少し前、佐伯(阿部サダヲ)と車の中で争ったことを思い出した徹生(柄本佑)は、その後どうなったかわからず不安になっていた。更に母・恵子(風吹ジュン)まで徹生の自殺説を信じていると知り閉口する。秋吉(萩原聖人)の店でバイトをしながら就職活動に励むが、生き返った人間への世間の風当たりは強く、全てがうまくいかない。踏んだり蹴ったりで迎えた誕生日、徹生は妻・千佳(鈴木杏)と佐伯の秘密を聞かされる。
出演者
【出演】柄本佑,鈴木杏,阿部サダヲ,風吹ジュン,萩原聖人,うじきつよし,井之脇海,田村たがめ
原作・脚本
【原作】平野啓一郎,【脚本】高田亮

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 佐伯
  2. 千佳
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  16. 家庭
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  18. 気持
  19. 今日
  20. テレビ

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(徹生)ただいま。

(千佳)
<3年前に死んだはずの夫が帰ってきた>

<全国で
死んだ人間が生き返ったという

ニュースを見たことはあったが

ありえないと思っていた>

何で 屋上なんかから落ちたんだろ?

警察の人たちも
自殺って 言いたそうだったし…。

本当に 死んだ時のこと覚えてないの?

うん…。

その少し前から… 完全に空白なんだよ。

殺されたって考えるしかない。

心当たりとかはあるの? 犯人の。

いる。 一人だけ。

(佐伯)あなたの幸せを分けてくださいよ。

お願いしますよ。

あなたの奥さんの遺伝子と
私の遺伝子を結合させてくださいよ。

(秋吉)千佳ちゃん?

(秋吉)大丈夫?

あぁ… 秋吉さん。

大丈夫?

はい…。

てっちゃん ちゃんと働いてますか?

うんうん 頑張ってるよ。

バイト代 あんま出せなくて
申し訳ないんだけどね。

あ いえ… 本当にありがとうございます。

あ~ やめてよ そんな…。

徹生君 戻ってきてよかったんだけど
千佳ちゃん 大変だよね?

気持ちが追いつかないっていうかさ。

はい…。

家ではどう? だいぶ落ち着いた?

自分は自殺じゃなくて…
殺されたって言い始めてます。

誰に殺されたって言ってんの?

佐伯って人が犯人だって言ってます。

徹生君に話したの?

佐伯と千佳ちゃんとの間にあったことは?

どう言っていいか分からなくて…。

♬~

黙れよ!

ううっ…。

(缶詰を落とす音)

♬~

すいません…。

♬~

(テレビ)「復生者は戻ってくるな~!」。

(テレビ・一同)「復生者は戻ってくるな~!」。

(テレビ)「復生者の特権を許すな~!」。

「死亡した人々が生き返った
いわゆる復生者を

排斥する動きが活発化しています」。

(テレビ)「復生者は戻ってくるな~!」。

(チャイム)

おっ… えっ え…。

痛っ!
(恵子)こんな親不孝して

よう戻ってこれたもんだね!

本当に もう…。
痛いよ 痛いって…。

うん。

ゆっくり食べりん。

喉に詰めて また死なれたら困るだら。

そういう冗談 言うかな。

本当によかったねえ…。

まだ早いって お父さんが きっと
この世界に送り返してくれただよ。

何か 自分が死んでたとか
よく分かんなくて…。

連絡しなくてごめん。

あんたも 落ち着かんと連絡できんもんね。

お母さん 聞いて びっくりしただよ。

千佳が連絡したの?

雑誌の記者とかいう人が来て

「生き返った息子さんのことで
話 聞かせて」とか言うもんで

ほんで びっくりして。

うちにも来たよ。
断ったから そっち行ったんだね。

あ~ ネットにも出とるって。

ふ~ん そうなんだ…。

あ もう食べんの?
うん。

冷蔵庫入れといてあげるわ。
あ いいよ やるから。

まだ いるだろ?
今日は用事があるで。

え? 千佳と璃久にも会ってくだろ?

お母さんと千佳さんとは
ちょっと考え方が違うだよ。

考え方?

あの子は あんたが死んだ理由が
分からんって言ってた。

自殺なんかする人じゃないって。

そうだよ。

いくら気が動転しとったからって
分からんなんてことある?

いや だから俺は…。

お母さんはね あんたが自殺したのは
理解できただよ 母親だで。

は? あんたはね 何でも
頑張りすぎるところがあったし

強がって 音を上げようともせんで。

そういうとこ
分かってあげられんのかねえ。

いやいやいや いや… 違う 違う。

千佳の言ってることが正しいんだよ。

父親も 早くに死んで

あんたは お父さんの分も
頑張ろうとしとったで…。

やめてくれよ。

約束しりん。
もう自殺なんかせんて。

やめろって!

みんなから自殺自殺って言われて
母さんまで そんなこと言うの?

もう 訳分かんねえよ!

何かできんかったのかって思うだよ。

お父さんのことも
ずっと そう思っとるだよ。

あん時 もっと ちゃんと こう…

マッサージ…
心臓マッサージ しとったら…。

約束しりん… もう自殺せんて…。

痛いよ…。

分かった… 分かった。
分かった 分かった。

約束する。 もう…。

違うけど。

ほら もう泣くなよ。 はい ティッシュ。

あ~ もう きったねえ…。

はい。

お義母さん 元気だった?

うん。

すぐ帰っちゃったけど。

そうなんだ…。

何か 用事あったみたい。

うん…。

フフ…。

おいしいか?
(璃久)うん。

おばあちゃんが作ったんだよ。
おばあちゃん?

うん。
お父さんのお母さんのこと。

お母さんのお母さんは? 会ってない?

ごちそうさま!

は~い。
お~ いっぱい食べたね。

よし じゃあ お父さんとお風呂入ろうか。

りっくん お父さんが
一緒にお風呂入ろうって言ってるよ。

おけの中に 泡ためて遊ぼうよ。

シャンプーで泡作るの好きだったじゃん。

あ じゃあ あれは?

親子ガメのおもちゃ あったよね。
水族館で買ったやつ。

あ~! (泣き声)
えっ?

(泣き声)
あ~ 分かった分かった。

うん じゃあ
お母さんと一緒にお風呂入ろう。 ね。

よし そうしよう。
はい じゃあ だっこします。

はい だっこだ。 何 大丈夫だよ~。

飲む?

あ… うん。

親だからって 子供の気持ちが
みんな分かるわけじゃないよ。

俺と璃久のこと? 俺と母親のこと?

みんな そうだよ。

私と璃久も 私と母親も。

うん…。

さっきのは おもちゃ箱 触られたのが
嫌だっただけだと思うけどね。

自分の並べ方があるみたいだから。

そうなんだ…。

そういうの もうあるんだ。

まだ 殺されたと思ってる?

ああ…。

あの佐伯ってやつに会えれば
何か思い出せるんじゃないかと思って。

思い出さなくてもいいんじゃない?
え?

このままでも いいんじゃない?

璃久も すぐ慣れるよ。

でも… 佐伯 捜さないと。

このままじゃダメなの?

そんなこと… ないけど。

じゃあ 約束して。 もう捜さないって。

うん…。

(権田)おい!

てっちゃん!

権田さん?

あんた 生きてたのか!

生きてたっていうか
生き返ったというか…。

あんた…
あんた やっぱり てっちゃんだ!

え~ 疑ってたんですか?
見れば分かるでしょ。

こんな奇跡ってあるんだな!

こないださ あんたの命日に
この花 挿したとこだよ これ。

いや もう…
いや もう これも今年で終わりだな。

権田さんだったんですね。
ありがとうございます。

安西部長が言ってたよ。

あんたが あの佐伯って警備員に
殺されたんじゃないかって言ってたって。

あ~ それは… まあ可能性として?
あるかな~って…。

俺も あんたは殺されたんだと思うよ。

あんたが自殺なんかするわけないよ!

そうなんですよね…。

もう全然 そんな気がしなくて…。

あいつだよ あの警備員だよ。

あいつ この辺で
ハト蹴っ飛ばして殺してたんだろ?

はい。
異常だよ あいつは。

それにね あいつ あんたが死んで
すぐ 来なくなったんだよ。

おかしいだろ?

それって…
死んだわけじゃないですよね…。

え? それは聞いてないな。

その警備員…
佐伯の連絡先 分かりませんか?

分かった。 調べてみるよ。

お願いします。

すいません ちょっと遅れてしまって。

すぐ代わります。

(比嘉)何やってんすか 土屋さん!
すみません。

これのクレーム
土屋さんが受け付けたんですよね?

ええ… あぁ。

何で?
何で…。

あ クレームが来たからです。

あのおばさんは
タチの悪いクレーマーなんですよ。

デタラメ言って謝らせたいだけなの。

だから ダメなんですよ
そんな話 聞いちゃ。

そのまま帰ってもらわないと。

でも… これは うそじゃないと思います。

は? 何で そんなこと分かる?

プルトップの缶詰は ごくまれに
こういうことがあるんですよ。

は? 何?

前は こういう缶を作る会社にいたんで
分かるんです。

プルトップ缶の安い輸入品は
漏れることがありますって説明して…。

そんなこと言うから!

今日 また来て
俺 土下座させられたんすよ!

土下座?

いや だって
新品3缶と交換したんですよ?

3缶は もらいすぎって
返しに来たんですよ!

すいません あの
土屋さんっていう店員さん いますか?

何ですか?

昨日 穴の開いた缶と
換えてくれたんだけど

3つは もらいすぎだと思ったのね。

あ… こういうことは
これっきりにしてください。

ちょっと これっきりにしてくださいって
どういう意味?

(比嘉)は?
人を泥棒みたいに言わないで!

言ってないでしょ。
謝りなさいよ!

それで 土下座したの?

そうしないと
収まりがつかなくなってたからですよ!

土屋さんが 最初に謝ったから!

ちょっとは店のことも考えてください。

あのお客さんが
何で怒ってるのか分からなかった?

は?
それが分からないと また もめるよ。

は? え… 何で 俺が説教されてんの?

怒ってんの俺なんだけど!
どうして土下座なんかしちゃった?

そんなの 相手に
間違った満足感 与えるだけだよ。

そんなこと するべきじゃなかったと思う。

あんた雇うために
2人もクビになってんだぞ!

分かってんのかよ!
社長の知り合いか何か知んないけど

何か 勘違いしてんじゃないっすか?

ちょっ… ちょっと ちょっと 何 何?
お客さん いるんだから…。

別に…。

正しいと思うなら
社長の前でも言った方がいいと思う。

自分で命捨てるようなやつに
説教なんかされたくないんだよ!

♬~

まあ… 悪いやつじゃないんだけどね。

思い込んじゃうとな… 大丈夫だから。

はい…。
ちょっと 比嘉君…。

(ため息)

ただいま。

どうした?

生命保険のお金 返せって…。

何で?
これ 見て。

「被保険者生存のため」って…。

え? 1か月以内に3, 600万って…。

絶対無理だよ。

ローンだと 月15万円だって。

そんなに?
3年間の滞納分も加算されてるみたい。

払えないじゃん…。

どうする?

明日 保険会社に電話してみようかな。

マンション 売ろうか。
え?

今の生活に見合ったとこに引っ越そうよ。

売るの?
もし待ってもらえないようだったらだよ?

いいじゃん。
てっちゃんが帰ってこれたんだし。

うん…。

やっぱり ちょっと無理だったと思う。

仕事探すよ。

でも 無理しないでね。

うん…。

♬~

土屋さんは
住宅販売の経験はありませんよね。

はい ありません。

どうして うちの会社を
希望してるんですか?

私の個人的な経験からなんですが

自分の家を買った時に
家庭が出来上がったように感じたんです。

帰る家を持てたことで 仕事に出ても
張り合いが出て頑張れましたから

住宅を勧める仕事に
就きたいと思ったんです。

私もそうでしたね。

新築の家に 家族で引っ越した時は
感動しましたよ。

そうですよね!
ハハハハハ…。

土屋さん 前職は
堂島製缶にお勤めでしたね。

あの石沢ビールの。

はい!
あれは 僕が企画から立ち上げたんです。

お~。
ハハハハ…。

差し支えなければ
退職の理由を聞かせていただけますか?

履歴書も
その後の3年間が空白になっていますし。

あ… あの~ ちょっと… 体調面で。

あ… でも 今は もう大丈夫です はい。

精神的なことですか?
いえいえ…。

もし お答えできないようでしたら
構いませんので。

実は あの~… 私 復生者なんです。

3年前に 一度死んでるんです。 事故で。

ハハハ… あの~

3年間 死んだままだったんですが
ごく最近 生き返りまして

まあ前の職場も 人員が補充されている
ということもあってですね

改めて 自分がやりたい仕事は何だって
考えた時に

私が自宅を購入した時の
気持ちの高ぶりをですね…。

はい?

あの~ 私が自宅を購入した時の
気持ちの高ぶりを…。

はい もう大丈夫ですよ。
今日は ありがとうございました。

はい!
ありがとうございました。

あの… 体も健康そのものですし
家庭もありますので

え~っと 採用していただければ

御社のために
必死で働かせていただきます!

結果は できるだけ早くご連絡しますので。

はい。
是非とも よろしくお願いいたします!

ありがとうございました。

いるんですね…。

あ… 手袋しな。 給湯室にあるだろ。

この湯飲み 処分した方がいいですか?

そうだな その方がいいよ。

≪どうしよう…。
≪洗ってくる。 すいません。

♬~

ただいま。

♬~

ただいま…。

♬~

誰かいるの?

(クラッカーが鳴る音)
わっ! わっ…。

(クラッカーが鳴る音)
よっ! イエ~イ!

おめでとう!
ハッピー バースデー!

(拍手と歓声)

誕生日か…。
驚きすぎ 驚きすぎ ほら。

びっくりした~ 泥棒かと思った。
(笑い声)

あ~ ありがとう。
ごめんね びっくりさせちゃって。

ううん。 わ~ すごいね 料理も。

うん みんなも持ってきてくれて。
そっか。

てっちゃん 乾杯しよう 乾杯。
あ… はい。

はい みんな 飲み物! 飲み物 持って。
はい は~い。

みんな 飲み物あるね。
は~い。 はい ありま~す。

てっちゃん 挨拶して ほら。

あ いや え~… はい。

何と言うか… うれしいです。

ありがとう。 ありがとう。

せ~の… はい。

お~! お~!
わ~ すごい!

かんぱ~い!
(一同)かんぱ~い!

(2人)お父さん お誕生日おめでとう。

ハハハハハ… 璃久 ありがとう。

開けるよ。

あ これ お父さん? すごいうまいよ。

上手だ。
うまいね~。

うん…。

恥ずかしがって。
ハハ…。

ねえねえ こっちは? これは なあに?

りっくん お父さん聞いてるよ。

ないしょだよ。

そっか ないしょか…。

俺のおやじ 36の時に死んでるんです。

何の前触れもなく…。

俺は だから 子供の頃から

自分も いつか そんなふうに
死ぬんじゃないかって不安でした。

おやじより年上になるってことが
ずっと想像できなかった。

だからこそ 絶対に 36になった自分を
璃久に見せたかったんです。

自分で死ぬなんて
絶対にありえないんです。

う~ん…。

こんな日だから
言いたくなかったんだけどさ…

徹生君
自分が殺されたと思ってるんだって?

(多加子)
言いたくないなら言わなきゃいいでしょ。

それは 可能性として…。

(権田)ありえるよ。 十分にありえるよ。

佐伯の住所 もう少しで分かるから。

権田さん あおらないでもらえますか?

いや 俺は
てっちゃんに頼まれたんだから!

(秋吉)住所が分かったらどうするんです?
行かないよね?

そんなとこ行って
もし佐伯がいたらどうするんですか?

(権田)問い詰めればいいだろ。
(秋吉)否定されたら?

否定しますよ 間違いなく。

いや だから…。
徹生君は? どうするつもりだったの?

どうって…。

殺してたかもしれないよ。

(多加子)何言ってんの 酔っ払って…。

(秋吉)いや だってさ… もし もし

佐伯と ばったり出くわして
実際どうすんの?

問い詰めるとか何とかいったって
相手 人殺しかもしれないのに…。

徹生君 何か準備してるの?

いや まだ…。
(秋吉)権田さんは?

(権田)とっ捕まえるよ。 それだけだよ。

だから そのとっ捕まえるためのものを
用意してるんですか!

ね? こう 手 捕まえて

押さえながら
警察に連れてくんですか?

おとなしく捕まると思います?

行くつもりだったの?

もう捜さないって約束しなかったっけ?

うん…。

そうなんだけど…。

(秋吉)相手 自分殺したやつだろ?

逃がしたら
また狙われるかもしれないし。

徹生君も 殺された恨みがあるわけだから
そしたらどうなる?

僕は殺してません!

あ いや… あの… 殺しません。

大丈夫?

俺はさ 殺そうとまでは思わなくても

消えてほしいとか
今の苦しみから逃げられるとか

そういうこと思い詰めたら
一気に そこ行っちゃうことあると思うの。

そういう徹生君を見過ごせないんだ 俺は。

(権田)バカバカしい!

人を殺すようなやつはな
性根が そういうやつなんだよ。

佐伯は そうなんだよ。

けど てっちゃんは違うよ。

そんなこと あんただって分かってんだろ。

(秋吉)俺は俺なりに この3年間
ひたすら考え続けてきたんですよ。

どうして徹生君の力に
なってやれなかったのかって…。

それをまた繰り返したくないの 俺は。

だから 徹生君が
俺のこと 信じられないなら

もう うちの店で雇う理由ないよ。

それは また別の話でしょ。

あんたは てっちゃんが自殺したと
思い込んでるから そうなんだ!

俺は殺されたって 最初から思ってた。

あんたさ 佐伯が千佳ちゃんに何したか
知ってんだろ!

りっくん
そろそろ おやすみする時間だよ。

じゃあ… うちも そろそろ帰ろう。 ね。

なあ 徹生君
頼むから捜したりしないでくれよ。 な。

絶対 そんなことしないでくれよな。

はい…。
ほら 帰るよ。 ね ほら…。

でも ほら 片づけとかさ…。

いいからいいから。 気にしないで。

てっちゃん 大声出して すまん。 あ…。
すまん…。

はい。

(アイ)すいません。
お父さん ちょっと酔っちゃってて。

あ~。
あ… 大丈夫だよ。

ほら 酔っ払って…。

権田さん 今日はありがとうございました。

今日は ごちそうさま。

ごちそうさま。
うん。

(アイ)またね。

♬~

いいのに。
誕生日の主役なんだから。

うん…。

千佳は… 佐伯を知ってたんだ。

うん…。

何で言ってくれなかったの?

♬~

俺は… 何があっても千佳の味方だから。

それだけは信じてほしい。

あの人 最初は お葬式に来て…。

俺の葬式で… だよね?

そうだけど。

そう…。

じゃあ 佐伯は生きてるんだ。

どういうこと?

あ いや…。

佐伯が いなくなったって聞いてたから…。

あぁ…。

ごめん それで?

てっちゃんの話がしたいって
名刺 渡されたの。

名刺?

そんな 訳分かんないやつに
電話したの?

何で死んじゃったのか 知りたかったから。

最初に会ったのは
近所のファミレスだった。

まあ 土屋さんは
会社で嫌われてましたからねえ。

あなたの作ったお弁当も
一人寂しく食べてましたよ。

営業先の人に お金渡して
仕事とってるって うわさを流されて

会社のみんな
それを信じちゃったんですよね。

そのことで悩んでたんでしょうか。

私はね 土屋さんから
何かと相談されてたんですよ。

土屋さんは孤独でしたから。

話し相手は私ぐらいのものでした。

私には そんなの ひと言も…。

家庭を持って

そのために頑張ることが
幸せだと思い込んで

固執していたんです。

それが とんでもない重荷だったんですよ。

彼はね 生きることに殺されたんですよ。

しかも 幸せに生きることに。

本当なの?

え?

家族が重荷だった?

そんなわけないから。

佐伯が 勝手に言ってただけだから。

園田って人に
変なうわさ流されたって話も

私には言ってなかったよね?

うん…。

品質管理に異動になったのも
左遷だったんでしょ?

心配かけたくなかったから。

そう言うしかなかったんだよ。

本当のこと言ってほしかった。

そういうの さみしいよ。

でも このままじゃ終わらないって気持ち
持ってたから 俺。

実際 石沢ビールの開発に取り組んで
すごい やる気が湧いてきたんだよ。

会社で 一人で お弁当食べてたんでしょ?

それは… うん。

会社じゃ 気まずいこともあったよ。

本当に 何にも知らないんですねえ。

夫は 入社して今が一番充実してるって
言ってたんです。

ハハ…。

奥様は愛されてたんですよ。

そうやって ご家族に心配かけないように
してたんでしょう。 ね。

結婚して 子供作って 家を買って

家族で暮らせて幸せだと言いたい。

そんなのは
景気のいい時代のたわ言じゃないですか。

今の時代は何です?

虫けらみたいな個人が
家庭を維持するためには

死に物狂いで働くしかない。

本当は笑ってしまうぐらい疲れてるのに

充実していると
言いかえなきゃならないんです。

社内には味方はいない。

充実しているつもりにならなきゃ
やってられないですよ。

周りも周りです。

私は あきれてましたよ。

あなた 平気だったんですか?

そばにいて 何とも思わなかった?

もう… もう いいです。

もう分かりました。

旦那さんはね 幸せの奴隷だったんですよ。

だから 家庭ってものに
一番の価値があるかのように思わせてる

この社会に対して逆らったんです。
自由になるために。

家庭が幸せなんて うそっぱちだ。

あぁ もう嫌だ! みんなチャラにしよう!
やめてください!

やめろ!

そんなこと思ってないから。

佐伯は そういうデタラメを
俺にも ずっと言ってたんだよ。

俺がいないからって
好き勝手言ってただけ。

俺が言ってることが本当だから。

でも…。
俺を信じてよ!

佐伯と会ったのは それだけ?

次に会ったのは
てっちゃんのお墓参りに行った時…。

千佳さん。

何度電話しても返事がないんで
心配してたんですよ。

お子さんもまだ小さいですし
正直 これから大変だと思いますよ。

塾にも通わせなきゃなりませんしね。

今どきの子は みんな通ってますから。

来ないでください。

今日はね
仕事を紹介したいと思って来たんですよ。

ちょっと前から
私がやってるお店がありまして。

デリヘルってご存じですよねえ。

電話で指名を受けて
家まで行ってサービスするんです。

千佳さんが働きだしたら
大変な人気になりますよ。

無理しなくていいんです。
少~しずつ 自分のペースでやれば。

楽しみながら 楽に稼げますよ。

そんなことしなくても
生きていけますから!

あなた こういう仕事をしている人たちを
蔑むんですか?

この人たちはね
お金も時間もたくさんあって

生き生きと 健康的に笑って生きてます。

なぜか? 幸せだからですよ。

それが彼女たちの価値観なんです。

それを 「そんなことしなくても」?
人を ばい菌みたいに…。

あなた 傲慢すぎますよ。
私は!

私は… 今でも 何でも夫に相談します。

私たちのことは
2人で話し合って決めます。

夫は あなたの意見に反対すると思います。
私もそう思います。

話し合うって
もう死んでるじゃないですか。

私には 夫の声が聞こえるんです。

あなたには分からないでしょうけど。

分かりませんね。

あなた 旦那さんが死ぬ前に
どれくらい話し合ってたんですか?

どうなんです?

あなたには 何も言わなかったでしょう?

何も話し合えずに
勝手に死なれたんですね?

あなたに黙って。

あなたと こんな小さい赤ちゃん置いて…。

私はね あなたを責めてるんじゃない。

哀れんでるんですよ。

自殺したって 人を殺したって
何だって いいじゃないですか。

全てを あるがままに受け入れる
価値観の問題ですよ。

自殺をしたかったら
念願の自殺ができたんだから幸せです。

そう考えてみたらどうですか?

彼は 全ての重荷から
解放されたんですよ!

俺の声… 聞こえてた?

分からなくなってた…。

その代わりに だんだん

佐伯の声ばっかりが
何度も何度も 頭の中に聞こえてきて…。

その仕事 やらなかったけど…

拒んで当然だって思ってほしくない。

もっと違ったタイミングで
別の誰かに 別の言葉で言われてたら…。

それに てっちゃんが戻ってこなかったら
分かんなかったと思う。

だって… 生きなきゃいけないでしょ?

璃久が 私を生き続けさせてくれたんだよ。

今も 私のこと守ろうとしてくれてるの
分かる?

私ね 頑張って笑うようにしてた。

璃久を暗い子に育てたくなくて。

ごめん…。

何で謝るの?

てっちゃん 何も悪くないんだよ?

謝ることないじゃん。

そうだけど…。

てっちゃん…

何で死んじゃったの?

そうだよね…。

この堂島製缶を退社されたあとの3年間は
何をされてたんですか?

実は 私 復生者なんです。

あ~… はいはい。

あの~ テレビでよく見る…。

でも 彼は私のせいじゃないって…。

はい そうですけど…。

すみません… 分かってます。

私が悪いんです。

♬~

生き返ってよかったですか?

死んだままの方がよかったですか?

頑張って頑張って
ギリギリの生活がしたいですか?

もう認めたらどうです?

何をだよ。

分かってるんでしょう? 本当は。

うっ…。

(ブランコが揺れる音)

死んだ時のこと
覚えてらっしゃるんですね。

ええ。 覚えてないんですか?

この社会を 再び生きるに値する場所に
変えていきましょう!

お前…!
生きる意味を教えてくださいよ。

私には あなたの気持ちが理解できます。

お前を殺したのは…。

誰だ…。 誰なんだ…。