元彼の遺言状 #07【同時多発する不可解な事件…篠田がついに正体を明かす?】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

元彼の遺言状 #07【同時多発する不可解な事件…篠田がついに正体を明かす?】[字][デ]

綾瀬はるか×大泉洋!「篠田、あんた、いったい何者?」教会で篠田を問い詰めた麗子。そんな中、同時多発する事件。…篠田が隠していた衝撃の真実が明かされる!

ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/motokare/ 
【公式Twitter】
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【公式Instagram】
https://www.instagram.com/motokare_cx_/
番組内容
諸事情により元上司の津々井(浅野和之)から大手食品会社・ヒグマ食品の案件を引き継ぐことになった麗子(綾瀬はるか)。大はしゃぎする麗子のもとに、今度はホストの黒丑(望月歩)から電話が入る。自分の太客・山谷典子が抱える遺産トラブルを解決してほしいというのだ。典子は父親の死因について調べてほしいという。財産目当てで近づいてきた後妻の女に毒を盛られて死んだに違いない、というのが典子の主張だった。
番組内容2
しかし麗子は死因の特定は警察の仕事だと冷たくあしらう。
一方、ヒグマ食品は1兆円を超える大規模なM&Aを控えていた。だが、同社総務部長の武藤と商品開発部の木村は、頼みたい案件は別だと言って麗子に1枚の紙を見せる。それは「5月23日、社員食堂の毒入りシチューで死人が出る」という脅迫状で…。
出演者
綾瀬はるか 大泉洋 
関水渚 望月歩 古屋呂敏 
勝村政信/生田斗真/浅野和之
スタッフ
【原作】
『元彼の遺言状』新川帆立(宝島社) 
【脚本】
杉原憲明、小谷暢亮 
【音楽】
川井憲次 
【プロデュース】
金城綾香、宮﨑暖 
【演出】
鈴木雅之、澤田鎌作、西岡和宏

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 紗英
  2. シチュー
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  19. 剣持
  20. 裁判

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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栄治の大学の
ミステリー研究会には

確かに篠田 敬太郎という
OBがいた。

でも すでに死亡し
もう この世にはいない。

(カーテンの開く音)

篠田 あんた いったい何者?

(篠田)言いたくない。

そう。 分かった。

言いたくないなら言わなくていい。

この話は これで おしまい。

(カーテンの閉まる音)

≪(ドアの開閉音)

♬~

♬~

♬~

(バイブレーターの音)

まさか 先生まで
そちら側に行かれてしまうなんて。

嫌みなんか言ってる場合ですか。

何で 痴漢なんか
しちゃったんですか?

してませんよ!
これは冤罪なんです!

何で また津々井先生が電車に?
車が故障して

15年ぶりに乗ったんです。
それで 痴漢をしてしまった。

やってませんって!

おたふくかぜってことに
なってるんで。

はい?
うちの事務所の人間に

痴漢で捕まったなんて
言えるわけないでしょう!

おたふくかぜで1週間の病欠。
正気ですか?

その間に 私の冤罪を
晴らしてもらえませんか?

残念ですが 専門外です。
見捨てる気ですか?

私 お金にならない仕事は
しない主義なので。

ひぐま食品の案件も
お付けしますよ。

ひぐま食品?

実は顧問をしている ひぐま食品と
今日13時に約束をしてるんです。

天下のひぐま食品…。
お任せください。

私の冤罪も晴らすんですよ!
(バイブレーターの音)

分かってます?
ねえ ちょ… ちょっと!

(黒丑)大至急 来てください!

父が死んだのだってね
あの女の仕業に

決まってるんですよ!
仕業といいますと?

ヒ素を少しずつ飲ませれば
衰弱死を装えるんでしょ?

後妻業ですよ。
そうに決まってるんです!

あの女 遺産目当てで
年老いた父親を

だまくらかしたんですよ!

ねえ ねえ ひどいでしょ~?
(黒丑)ひどいっす ひどいっす…。

とにかく
お父さまの死因は 警察の仕事。

後妻業だろうと何だろうと

妻となったら相続権を有するのが
日本の法律なんです。

行っちゃうんですか?
大事な案件を控えてるの。

信玄ちゃん
この先生 ホントに信用できんの?

腕は ピカイチですから。

もうちょっと
話 聞いてやってくださいよ。

僕の太客なんですから。
知らないわよ。

あっ…。

(黒丑)典子さん?
(典子)売れっ子の先生なのね。

しょうがない。 私も ついてくわ。
後で ゆっくり お話ししましょう。

ハァ…。

フゥ…。

今すぐ
ひぐま食品の本社ビルに行って。

えっ?
私も すぐ行くから!

先に行って つないどいて!

はい!

でも やっぱり これですよ これ。

「栄養満点 大地の恵み」

ひぐま 「50周年」

「白いシチュー」!

子供のころから大好物だったな~。

懐かしいですね ポスターも。

私はね 白いシチューで
大きくなったといっても

過言じゃありませんから。
もうね 切れば 白いシチューが…。

(木村)あの~ 篠田さん。
はい。

弊社の商品が お好きなのは
よく分かった…。

赤いシチューも大好きです。
(木村)あ~ 伝わりました…。

代わりの先生は いつ?
間もなくです。

もう少々お待ちください。

いや~ しかし すごいですね。
50年間も。

業界シェア ナンバーワンなんて。

≪(ドアの開く音)

あっ…。
大変遅くなりました。

弁護士の剣持です。
お待ちしておりました。

ひぐま食品
総務部部長の武藤です。

商品開発部の木村です。

助かります。
こんなときに 津々井先生が

おたふくかぜだなんて。
存じております。

買収金額1兆円を超える大規模な
M&Aを控えているところ

さぞ ご心配でしょう。

ご安心ください。
私が必ずや…。

いえ M&A自体は
何の問題もないんです。

えっ?
はっ?

昨日 こんなものが。

部長。 あちらを。
(武藤)あっ…。

これは?
何これ。

(武藤)よりにもよって
毒入りシチューなんて。

シチューは
うちの目玉商品ですよ?

あっ こちら 責任者の小野です。

このレストランを任されております
小野です。

(木村)ただの社食ですけどね。

奇麗なお店ですね。
ありがとうございます。

うちは スタッフ一同
自分たちの料理に

誇りを持ってます。
(木村)あの~ やはり

落ち着くまでは
閉店させるべきではないですか?

嫌がらせに
屈しろっていうんですか?

週末には また別の取材…。
(木村)あなたね

責任者なら 客の安全を第一に…。

(武藤)やめないか。

ご存じのとおり うちは
社員食堂に力を入れています。

土日には 一般にも開放しているし
様々なイベントも打っている。

今や会社の顔なんです。
レシピ本 買いました。

(武藤)本来なら 警察に
相談すべきところなんですが

M&Aを控えた今は
何とか隠密に騒動を収束させたい。

あの せっかくなので
お昼を頂きます。

あっ ちょっと 麗子ちゃん!?

ちょっと待って。
(木村)また後ほど。

白いシチュー 下さい。
セットはパンで。

シチュー? 何で よりにもよって
シチューなの?

毒が入るのは23日でしょ?
今日は平気よ。

はい。 お待たせしました。

(小野)徳丸君。

シチューが垂れてる。

失礼しました。

ちゃんとしてるなぁ。

いただきます。
いただきます。

麗子ちゃん。

これは…。

大丈夫?

おいしい!

フフッ。

(菅田)花王が ついに突き止めた…。
(賀来)「菌の隠れ家」

(間宮)除菌洗剤も漂白剤も ダメだった。

(杉野)新「アタックZERO」なら…。

(一同)いざ!
(松坂)バイオクラッシュ洗浄!

<「菌の隠れ家」までゼロへ。 新「アタックZERO」>

(菅田)洗濯槽にも潜んでいた…。
(賀来)ニオイ カビをかくまう 「菌の隠れ家」

(間宮)これじゃ 洗っても洗っても…。
(杉野)臭くなるだけ。

(松坂)そうなる前に 新「アタックZERO」だろ!
(4人)洗濯槽まで!?

<洗濯槽の「菌の隠れ家」まで。 新「アタックZERO」>

津々井先生
お勤め ご苦労さまです。

勤めてません。
冷や飯というのは

体に響いたでしょ。
食べてません。

今すぐ温かいご飯を。

グッド!

大地の恵みが染みるなぁ。
昨日もシチューだったんだけど。

仕方ないでしょうよ。
あんなに お土産もらったんだから。

まさか ひぐま食品の案件が
社員食堂の脅迫状騒ぎとは。

痴漢 後妻業 社食の嫌がらせ

何で
こんな小さな仕事ばっかりなの。

あー もう
まったく やる気が起きない。

いや… これは 大きな事件に
発展する可能性があるよ。

はぁ?

「5月23日 社食の毒入りシチューで
死人が出る」

日付には
どんな意味があるんだろうね。

それが分からないんですよね。

特に 会社の記念日でもないし
イベントもない。

ただの平日なんです。
単なる嫌がらせ。 いたずらよ。

犯人は マープルを
読んでいた可能性があるな。

マープル?

アガサ・クリスティーの
人気シリーズですよ。

その中で『予告殺人』という
作品があるんです。

ある日
新聞に掲載された殺人予告。

それを見た推理好きの
おばあちゃん マープルは…。

しかし こんないたずらでも…。
聞きなさいよ。

大規模なM&Aを控えた

ひぐま食品にとっては
致命傷になり得る。

1兆円を超える買収金額のM&A
それを仕切れば

私の名声が また業界中に…。
それだ!

はっ?
事を大げさにして

M&Aを阻止したい
ライバル企業の仕業だよ きっと。

バカなの? あんた。
はっ?

狙われたのは社員食堂なのよ?
騒ぎを大きくしたいなら

町で売られてる商品に
毒を盛るでしょうよ。

確かに。
日付を指定する意味もない。

確かに。
こんなの社内のごたごた。

ごたごた?
あの社員食堂を有名にしたのは

この小野さんなんです。
小野さんが?

あの社員食堂は 外部の業者が
運営していたんですが

数年前から
社内でやるようになったんです。

主に 商品開発部の社員を中心に。

《うちは スタッフ一同
自分たちの料理に

誇りを持ってます》

だからか。
食品会社ですからね。

新商品を試したり
社内で運営する方が

何かと都合が良かったんです。

昨年度から
小野さんが責任者になって

見る見る食堂は有名になった。

優秀そうな人だったもんなぁ。

しかし 商品開発部には
もう一人優秀な人材がいるんです。

木村さんです。

しかも 小野さんは
木村さんと同期。

2人は
ライバル関係だったんですよ。

《週末には また別の取材…》
《あなたね 責任者なら…》

2人は 言い争っていた。
何が言いたいの?

ライバルの小野さんが
社食に飛ばされて

出世争いに勝利したと
思ったのに

小野さんは
社食で思わぬ実績を上げた。

そんな小野さんのキャリアを
つぶすために

木村さんが脅迫状を送りつけた。

バカバカしい。

バババ… バカバカ…
バカバカしい!?


バカバカしいとは何ごとだ。

暮らしの法律事務所です。

☎(木村)ひぐま食品の木村です。
ああ… 木村さん。

剣持に代わりますので。

少々 お待ちくだ…。

今 剣持 席 外しておりまして。
代わりに僕が。

☎社内中に 中傷のビラが
まかれました。

ビラ?

☎「社員食堂の白いシチュー
5月23日は

青酸カリ ヒ素 トリカブト
トッピング無料」と書かれたビラが

大量に まかれたんです。

きっと脅迫状と
同じ人物の仕業です。

やはり 社食は
閉めるべきではないでしょうか?

どうすんの? 麗子ちゃん。

知らないわよ。
犯人は本気だよ。

じゃあ 昨日の出退勤くらい
調べてみれば?

なるほど。
昨日 遅くまで残ってたやつとか。

木村さん 昨日の出退勤 調べて…。
≪(ドアの開く音)

あれ? 何で津々井先生がいるの?

捕まったのよ。
捕まった?

守秘義務を お忘れですか?
剣持先生。

(紗英)何したの?

痴漢。
痴漢!? 汚らわしい!

違います! 冤罪です!
私は やってません。

まあまあ まあまあ。

たまたま触れてしまったってことも
あるだろうしね。

触れてません!
僕なんか 電車 乗るとき

両手 上げてますけどね。

私は あいにく
かばんと傘を持っていましたので。

何で いつも 傘 持ってんですか?
雨なんか降ってないのに。

英国紳士を気取ってるのよ。

ペラペラ ペラペラ
依頼人のこと しゃべって。

あなた ホントに
私の冤罪 晴らす気あるんですか?

無理だと思いますよ。
無理?

先生だって
よく ご存じのはずです。

痴漢冤罪を ひっくり返すのが
いかに難しいか。

(津々井)それを やるのが
あなたの仕事でしょ?

示談を狙いましょう。
あなた 話 聞いてました?

幾らまで払えます?

あなたを そんな弁護士に
育てた覚えはありません!

剣持 麗子を育てたのは
津々井先生なの?

1年目から私の下につけて
英才教育を施したんです。

シチュー 食べる?
まあ とんでもない新人でしたよ。

『六法全書』は 全て
頭に入っていると言い張って

持参したためしがない。
覚えてるから問題ないでしょ。

先輩が作った契約書に
勝手に 赤 入れて

ベテランの顔をつぶして。

むしろ親切じゃないですか?
片手で名刺を渡すわ

事務所の電話を取らせたら
タメ口だわ。

そんなささいなことを
いつまでも…。

揚げ句 初めての裁判で

相手の検事が泣くまで
追い詰めて

いきなり監置場行きですよ。
(紗英)最初から そうだったのね。

事務所備蓄の保存食を
全部食べてしまったこともある。

ハハハ…!
ハハハ…!

(津々井)あなたが 今 わが物顔で
利用している六本木のステーキハウスも

兜町の天ぷら屋も
江戸川橋のうなぎ屋も

全部 私が教えた店だ。
それは…。

日本橋のすし屋に
連れていったら

酢飯がなくなるまで
食べ尽くしてしまった。

いくら好きなだけ食べなさいって
言ったからって

限度ってものがあるでしょう。
離婚だって言ってましたよ。

はい?
奥さま 痴漢した男とは

結婚生活を続けることは
できないって。

あなた 妻に会ったんですか?

先生に そういう趣味が
おありなのかどうか

確認したいと思いまして。
ハァ… 何てことを…。

おたふくかぜで 1週間
ホテルに自主隔離するって

言ってあったのに。
ご家族のためにも

穏便に示談で済ませるのが
得策かと。

≪(配達員)書留でーす。
≪(ドアの開く音)

剣持 麗子さんに。

何それ?

内容証明。
向こうの弁護士からですか?

向こうは本気ですね。

示談もありませんね。
ああっ…。

(バイブレーターの音)

ハァ~。

剣持です。

ええ 大丈夫ですよ。
それでは。

相手の弁護士からです。
今から来るそうです。

来る!?
≪(足音)

あっ…。
えっ もう!?

まずい! 隠れないと…。
≪(ドアの開く音)

(黒丑)ういーっす!
(典子)先生! 大変なんです!

黒丑
どうして連れてきちゃったの?

ホントに大変なんすよ。

死んじゃったんす。
死んだ? 誰が?

父の女です。

典子さんのお父さんの後妻さん

実は 籍が入ってなかったことが
分かったんです。

それなら一安心です。

お父さまの遺産は
全てお子さまたちに。

後妻業騒動ですか。
この事務所に ぴったりの仕事だ。

大事なのは ここからなんですよ。

あー よかったと思って
実家に父の遺品整理に行ったら

あの女 タンスの前で
こそこそやってて。

あっと思って とっさに持ってる物を
たたき落としたんです。

たたき落とした?
こう 手刀をつくってパーンとね。

典子さん 空手の黒帯なんすよ。
(津々井)暴行罪に問われますよ。

相手には触ってません。
通帳だけです。

立証できます?
(紗英)ちょっと黙ってて。

通帳を持ってたの?

あの女 父の預金を
引き出そうとしてたんです。

どうして そう
お金を欲しがるかなぁ。

醜いわね。

そしたら あの女 何を思ったか
私を押しのけて走りだしたの。

で 玄関 飛び出して
すんごいスピードで走ってって。

それで?
追っ掛けて すぐに捕まえました。

すぐ?
典子さん 陸上部だったんすよ。

したら あの女 ゼーゼー言って
膝に手をついたかなと思ったら

バタンと倒れたんです。
それっきり。

それで死んじゃったんですか?
剣持先生が関わると

必ず死人が出る。
変なこと言わないでください。

さっきから…
この人 誰なんですか?

ただの依頼人です。
弁護士です。

あなた 何したの?
(津々井)何もしてません。

痴漢よ。
(典子)痴漢!? あなた 痴漢なの!?

痴漢ではない! 弁護士だ!
(典子)痴漢専門の弁護士なの?

痴漢をする弁護士です。
じゃあ やっぱ痴漢じゃないのよ!

あんた 何 言ってんだ!
(紗英)もうっ!

津々井先生が入ってくると
話が滞るんですよ!

それで?

あっ 遺体は
警察が持っていきました。

解剖するとかで。
まだ若いのに 何か ふびんね。

典子さんが
気に病むことないですよ。

信玄ちゃん… 優しい!

それは ご愁傷さまでした。

それでは
私は この後 来客がありますので。

あ~ ちょっと待ってください。
ここからが本題なんです。

ここから!?
前置きが長過ぎるのよ!

相談は簡潔に。
(典子)はんこがないんです!

はんこ?
(典子)父の銀行印です。

きっと あの女が
どっかに隠したんです!

でも 死んじゃって…。

もう父の口座から お金が
引き出せなくて困ってるんです!

そんなの除籍謄本を持ってけば
相続人なら すぐ引き下ろせる。

えっ? じょせ…?
詳しくは 後ほどメールします。

いいですか この程度のご相談なら
まずは お電話を。

黒丑。
じゃあ 典子さん 行きましょう。

そうね。
(黒丑)はい。

あ~ あの メールじゃなくても
電話でもいいので。

電話じゃなくても 私 直接…。
(黒丑)典子さん 行きますよ!

大変ですねぇ 町弁さんは。

こういった仕事を
ちまちま ちまちま ちまちま。

フフッ。
≪(ノック)

≪(若松)弁護士の若松と申します。

来た!
津々井先生 こっち。

こっち… そこそこ。

(紗英)どうぞ。

KMT法律事務所。
こんな大手事務所の先生が。

まあ 被害者とは
以前に お付き合いがあったもので。

被害者の様子は いかがですか?
(若松)心的ショックが大きいようです。

(若松)徹底的に やってほしいと
言われてます。

何で あなたまで
隠れてるんですか?

いまさら出ていけないでしょうよ。

(若松)「卑劣な行為に及んだ
加害者のことは絶対に許さない」

「加害者には
社会的責任を取ってもらう」

被害者女性は
そう言っています。

言っておきますが
示談は あり得ません。

私もね こういう小さな事務所の
町弁さん相手に

むきになっても
仕方ないんですけど。

事件のとき 被疑者は 帽子を
目深にかぶって顔を隠していた。

これ 常習犯ですよね。

目撃情報によると
ずいぶん高齢な方だとか。

高齢…。

(若松)いい年して
若い女性に痴漢するなんて

まあ ある意味
かわいそうな人生を

送ってきた人なんでしょう。
(津々井)こっ…!

(物音)
あっ!

(紗英)あっ! お茶のお代わりを。
(若松)結構です。

もう失礼します。
大事な案件が控えてましてね。

大手のM&Aなんですが
まあ 骨の折れる仕事で。

こんな話 町弁さんには
ぴんときませんよね。

(若松)あなた 悪いけど
タクスィー呼んでもらえる?

(若松)ちょっと あなた。
(紗英)私? 何で私が?

紗英さん お願い。

大至急 タクスィーを!

あなたも ある意味
被害者ですよね。

こんな事件に携わってしまって。

そうだ~。
うちの事務所に推薦しましょうか?

(若松)まあ 何か一つでも
大きな実績がおありならですが。

今回は相手が悪かったですよ。

示談には応じませんが
慰謝料は たんまり頂きますよ。

(机をたたく音)
お話は よーく分かりました。

受けて立ちましょう!
ちょっと!

言っておきますけど 私のクライアントも
示談は望んでおりません。

まさか勝てるとでも?
もちろんです。

無実を証明します。
証拠でもあるんですか?

クライアントは
かばんと傘を持っていたんです。

つまり 両手は
ふさがっていたんです。

どうやって痴漢ができるって
いうんですか?

何で傘なんか。
英国紳士気取りだからです!

そんなものが証拠に?

いいでしょう。

法廷で お会いしましょう。

(紗英)考えられない!
私を使用人だと思って あいつ!

(拍手)

さすが麗子ちゃんだよ!
英国紳士気取りは余計ですけどね。

こうなったら津々井先生のためにも
徹底的に戦おう。

(紗英)そうよ!

あ~! 何で あんなこと
言っちゃったんだろう…。

裁判なんかになったら
とてつもない時間と労力が…。

あらら?
KMT法律事務所の若松。

どっかで聞いたことが
あるような…。

知り合いなの?
裁判で戦ったとか?

うーん…。

年を取ると
まず記憶力が衰えるのよね。

あの弁護士 被害者の女性とは

前にも付き合いがあったって
言ってましたよ。

(若松)《まあ 被害者とは
以前にお付き合いがあったもので》

この住所…。

何?

あの おすし屋さんの近くだわ。
また食べ物の話!?

すし屋って日本橋のですか?

そうです。
津々井先生に教えてもらった あの。

そうだ!

あの店 昔 KMTとの案件の中で
よく行ったんだ。

やっぱり 昔 裁判で
戦った相手なんじゃない?

何の裁判ですか?

駄目だ。 思い出せない。
(篠田・紗英)ん~! もう~!

♬~(田中)ハイボールとカラアゲ。

運命の出会い。…ですよね?

(井川)ですよね。

ね?
(加瀬)はい!

はい?

<ハイ・カラ。お好きでしょ。サントリー>

(小栗) 《久々に 集まった》

ならこれでしょ
(山田)でも こんな気持ちいい日は?

爽やかなプレモルにしよっか!

(川口)しちゃいましょ
(小栗・山田)よし はい

<新!爽やか。これがエールビール
「〈香る〉エール」 プレモルから>

はぁ~
青空みたいだ

おはよう。
来てるよ。

何?
ひぐま食品の出勤表。

さっきメールで届いたんだ。
社員の動向を探るんでしょ?

何よ これ。
何かあった?

何にもないわよ。

クリーン過ぎるぐらい
クリーンな労働環境ね。

ええっ?

あっ これって…。

(紗英)ちょっと!
あんたたちも手伝いなさいよ!

津々井先生の裁判記録
まだ下に山ほどあるんだから。

何が悲しくて 自分の事務所に
こそ泥のようなまねを…。

何すか これ。
何なんすか。

もっとチョイスして
持ってこれなかったの?

そんな暇ないわよ。
見つかっちゃうでしょ。

何で こんなに多いんすか。

私の35年のキャリアを
なめないでいただきたいね。

ひぐま食品の木村さん。
パス。

暮らしの…。
☎(木村)大変です!

また嫌がらせです!
今度は 社食中の蛍光灯が

外されました。
えっ!?

☎そのせいで取材が
遅れてしまって…。

どうしますか?
5月23日 もう あしたですよ!?

剣持です。 ご安心ください。
調査は順調です。

ところで 頂いた出勤表に追加で

過去3年分も
見せていただきたいのですが。

☎いや 構いませんが…。
それが事件に?

大いに関係あります。
それでは よろしく。

過去3年分って どういう…。
≪(ドアの開く音)

先生!
(黒丑)典子さん!

黒丑!
俺!?

先生 もう大変なんです!
(紗英・篠田)あ~!

私… 先生
私 捕まっちゃうんですか!?

えっ?
落ち着いて。

警察から連絡があったんです。
あの女が死んだのは

私が追い掛けたことが
発端なんだから

事情を聴きたいって。
(黒丑)警察が?

(典子)そうなの~!

私は 追い掛けただけだって
言ったんです。

そしたら 「あなたも 暴行罪に
あたるかもしれないから」って!

通帳を たたき落としたんですよね
手刀で。

だから 暴行罪になるって
言ったでしょ。

(典子)痴漢弁護士には
聞いてないわよ!

手刀で たたき落とさなくても
追い掛けただけで

暴行罪になる可能性もあるんです。
場合によっては 傷害致死罪も。

そんな…。
私 殺人犯になっちゃうんですか?

検察が
本気で起訴するとは思えませんね。

事情を聴くために
脅してるんでしょう。

素直に警察に協力するのが
得策ですよ。

何で あんたに
そんなことが分かんのよ!?

あのね 私 35年の…。
典子さん 私も同意見です。

警察に協力してください。

ああ…。

行きましょう 典子さん。
僕も一緒に行きますから。

ありがとう 信玄ちゃん。

(紗英)ちょっと 黒丑
あんた 逃げる気ね?

ああっ! ちょっと!
ああ ああ… ちょっと!

(紗英)片付けなさいよ! もうっ!
わざとか? わざとか?

あれ? これじゃない?

ハヤテ自動車。 KMT法律事務所。

そうか。
ハヤテ自動車への集団訴訟だ。

集団訴訟?
コストカットのために

閉鎖した工場の従業員たちに

不当解雇だと
集団訴訟を起こされたんです。

私は ハヤテ自動車の代理人。

そのとき 相手の弁護団の中に
あの若松という弁護士がいたんだ。

ちょっと 早く調べなさいよ。

あった。
(紗英)何で そんな大きい裁判

思い出せなかったのよ。
(津々井)第一線で35年やってんだ。

こんなの大きなうちに入らん。
訴訟の結果は?

1人50万の一時金と
再就職先の斡旋を約束して

和解させたんだ。
企業側も最大限譲歩したんだが…。

そのときの原告側に女性は?

(紗英)あっ これ!

(紗英)この人じゃない?
(津々井)ん?

あ~ もうっ!
こんなんちっちゃくて分かんない。

(紗英)もうっ!

履歴書だ!

この中の女性ね。

これは?

違う。
これは?

ん~ 違うな。
これは?

この女性だ。

(紗英)平井 茜。
この人が痴漢って叫んだの?

間違いない。
ビンゴ!

(若松)申し訳ありませんでした。
今回は相手が悪かったようですね。

痴漢の捏造とは 極めて悪質です。

警察への虚偽告訴罪と業務妨害罪。

津々井先生に対する詐欺罪が
考えられます。

本人は 深く反省しております。

どうか
ご容赦願えないでしょうか?

どうして こんなこと
なさったんですか?

ハヤテ自動車への訴訟は
和解したはずじゃ…。

(若松)一時金と再就職先の斡旋を
約束させて 最大限の譲歩を。

東北か九州の工場

どちらか選べって
言われたんですよ。

それが再就職の斡旋ですか?

それが嫌なら自分で探せって。

原告側の半分も
再就職できませんでした。

再就職先の斡旋は名ばかりだった。

結局 あの裁判は

大企業と大手の弁護士事務所が
お互い 損をしないように

適当な落としどころを
見つけただけなんです。

私たちのこと
考えてくれた人なんか

どこにもいなかったんです。
(若松)適当じゃない。

妥当な落としどころなんですよ。
大企業相手に

不当解雇で あれだけの条件を
引き出したんです。

それは あなた…。
≪(ドアの開く音)

(若松)このたびは
誠に申し訳ありませんでした!

まったく… 何てことだ。

あの…。

本当に すみませんでした。

あの日
偶然 電車で お見掛けして

ハヤテ自動車側の代表…
私たちの敵だって思って…。

私 とんでもないことを…。

(足音)

(津々井)こちらこそ。

えっ?

申し訳ありませんでした。

再就職先の斡旋が

そんな ずさんなものだとは
知りませんでした。

それは 最後まで
ちゃんとフォローしなかった

私の責任でもあります。

このことについては
ハヤテ自動車側に

私の方から納得できる説明を
求めたいと思います。

どうしますか? 彼女への告訴は。

私を誰だと思ってるんです?

忙しいんですよ。
私に そんな時間はありません。

ありがとうございます。

よかったですね 冤罪が晴れて。

いや~ 危うく私の輝かしいキャリアに
傷がつくところでしたよ。

今度 電車に乗るときは

傘は諦めて 両手を上げるのが
よろしいのでは?

電車なんか二度と乗りません。

フフフ…。

あっ まずい。 木村さんだ。

暮らしの…。
☎(木村)どうなりました?

開店まで
あと2時間もないですよ?

どうするんですか?

食堂は
いつもどおり営業させてください。

すぐ お伺いしますので ご安心を。
では。

☎(操作音)

大丈夫なの?

もしかして犯人が?

追加でもらった出勤表。
2年前の5月23日を見て。

5月23日…。

忌引き?

徳丸 浩次?

(小野)《徳丸君。
シチューが垂れてる》

《失礼しました》

あの人が?

じゃあ… 去年の この日は?

一周忌。

働いてる。

そして 今日は 三回忌の日。

行くわよ。
ちょっと待って。

じゃあ ビラや蛍光灯のいたずらも
彼が?

まさか…。
それよ!

痛っ! 痛い~!

(香川)赤コーナー 安定 いつものビール!
(堺)青コーナー 糖質ゼロ「パーフェクトサントリービール」!

(2人)レディ… カン!
はいはいはい うんうん

うー!!! まー!!!

<新「パーフェクトサントリービール」誕生>
はっはっは!
これは予想外!

(菜々緒)スッキリすると
(オカリナ)ココロが軽くなりま~す

軽やかでいたいね

そういう時代よね

(2人)ぷはぁ~
<サントリー新「オールフリー」>

(木村)ホントに大丈夫でしょうか。
もしものことがあったら…。

私たちを信じてください。

おっ きた。

もしも~し。
映ってますか?

ばっちりよ。

(黒丑)了解っす。 よし。

で 何すか これ。
何があるんすか?

いいから あんたは
黙って撮ってて。

はい。

お待たせしました。
開店します。

開店したわよ。

入って。

(従業員たち)いらっしゃいませ。

周りに異常なし。
注文にいっていいわよ。

了解。

H2。

(武藤)えっ…。
(津々井)剣持先生…。

何かあったら どうするんですか?

白いシチュー 下さい。
(黒丑)えっ いいな~。

あんた 食べる?
えっ?

(黒丑)いいんすか?
ちょっと紗英?

彼は 白いシチュー。
私は サンドイッチで。

ラッキー!

(従業員)セットは?
パンかライスを選べますが。

ライスで。
(従業員)かしこまりました。

あれ? シチュー ついでるの
徳丸さんじゃありませんね。

徳丸は休みです。 無断欠勤で。

無断欠勤…。

(従業員)お待たせいたしました。

(黒丑)あざ~っす!

(黒丑)お~。

いただきます。

あれ?
俺 よく 事情 知らないんすけど

シチューって 毒が どうのこうのって
言ってませんでしたっけ?

何 言ってんのよ。

剣持先生!?
大丈夫よ。

麗子ちゃんを信じて。

どうぞ。
(黒丑)ホントっすか?

じゃあ いただきます。

よし。

うまそう!

♬~

♬~

んっ! うまいっす!

ハァ…。

本当に殺すことが目的なら
日付なんか指定する必要はない。

何度も言ってるでしょ?
あんなものは ただのいたずら。

犯人は シチューに
毒物を入れるなんてことは

絶対にしない。
どうしてですか?

商品に対して誇りを持ってるから。

まさか… 犯人は うちの徳丸?

いいえ。
じゃあ いったい誰が?

犯人は

食堂にいる従業員全員です。

えっ!?
(紗英)全員が犯人!?

(店主)大間の本マグロ。

今日のは いいですよ~!

念願のマグロ!

やっぱりマグロは大間だねぇ。

まあ 好きなだけ食べてください。
常識の範囲内でね。

しかし 斬新だね。

犯人の動機は
ただ「休みたかった」

食堂は 土日も休まず営業。

新しいメニューを開発しながら
イベントの準備やレシピ本の出版。

休む暇なんかない。

しかし 従業員全員が
共犯だったとは。

脅迫状は ともかく

毒のトッピングのビラにしろ
蛍光灯にしろ

個人でやるには
作業量が多過ぎる。

今日 5月23日は
徳丸さんのお母さんの三回忌。

でも 休むことが許されず
社員食堂を休業にさせるために

徳丸さんは
脅迫状を送りつけた。

それでも社食は
休みにならなかった。

それを知った仲間の従業員たちが
嫌がらせに協力した。

みんな
不満がたまってたんだろうね。

(津々井)2年前の忌引きで

それに気付いたとは

さすが名探偵。
感服しましたよ。

津々井先生こそ
先ほどは感服しましたよ。

(小野)
《何てことしてくれたの!》

《これまでの努力が
水の泡じゃない!》

《訴えますから。
津々井先生 私 彼らを訴えます》

《許さない…》

《私の大事な店を
傷つけるようなまねして…》

《それなら 私は
従業員の皆さんに 1人ずつ

聞き取り調査を
しなければなりませんね》

《これは 皆さんの出勤表です》

《ひと月の労働時間も
ひと月の残業時間も

皆 揃って同じ》

《なぜ 不自然なまでに
労働時間が一緒なのか》

《それは 私…》
(津々井)《もちろん

あなたが
指示したとは思っていません》

《皆さん
あなたの顔色をうかがって

サービス残業が 常態化していたのでは
ないですか?》

《ちゃんと有給休暇は
消化できているのか》

《そもそも なぜ 徳丸さんは
無断欠勤をしなければ

お母さんの三回忌に
出席できなかったのか》

(津々井)《それら全てを ちゃんと
聞き取りさせていただきます》

《弁護士として お一人お一人と
しっかり向き合う》

《まっ それが
私のポリシーですから》

素晴らしいポリシーを
お持ちだったんですね。

津々井先生のこと
見直しましたよ。

私を どんなふうに
見てたんですか?

フッ まっ いいでしょう。

こうして のんきに
すしを食べていられるのも

あなた方のおかげだ。

また何かあったら お願いしますね
剣持先生。

お断りします。

えっ?
どうして?

弁護人と依頼人の間に
嘘があってはならない。

でも 先生は
私に嘘をついていた。

電車に乗ったのは

車が故障したからでは
ありませんね?

先生が 帽子を目深にかぶって
電車に乗ったのは

奥さまを尾行していたから。
ええっ!?

最近 どうも様子が
おかしいんですよ。

こそこそスマホを見ていたり
家を空ける日も多くて…。

奥さまの浮気を
疑ってたんですか?

浮気ではありません。

奥さまは これを
見に行こうとしていたんです。

えっ!?

津々井先生には
バレたくなかったそうですよ。

そんなこと?
それと忘れないうちに これを。

請求書です。

高っ!
(店主)ノドグロ

芽ネギ シロエビ。

大将 中トロ 4貫。
私は 大トロ 8貫で。

(店主)はいよ!
(津々井)何て やつらだ!

あなた 雑用係なんだから
ねっ 少し 遠慮した方が…。

助手です。
はっ?

篠田は 雑用係じゃありません。
私の助手です。

麗子ちゃん…。
泣いてんの?

ワサビに
決まってるじゃありませんか。

(店主)2番さん お絞り1丁。

すいません
ちょっと 僕 お手洗いに。

お礼代わりに
1つ 忠告しておきます。

忠告?

あの男には
気を付けた方がいい。

森川家の人間も
別荘の関係者も

誰一人として
彼の素性を知らない。

もしかしたら
篠田という名前も…。

篠田が篠田じゃなかったら
どうだというんですか?

気付いてたんですか?

本当のことは
言いたくなるときが来たら

言えばいい。
私は そう思います。

(店主)はい 大トロ!

ん~!

♬~

(神田のいびき)

えっ? のみ込んでた?

そうなんですよ 銀行印をね…。

(松田)あっ ちょっと あなた!

あっ もしもし 先生?
どうも お世話になりました。

はんこ 遺体の胃の中から
出てきたそうですよ。

私に見つかったときに とっさに
のみ込んじゃったんでしょうね。

それで死んだってこと?

あの 神経性ショック
っていうらしいですよ。

首や喉に走ってる神経に
刺激を加えると

呼吸や心臓が止まっちゃうことも
あるんですって。

いや~
こんなことってあるんですねぇ。

相手が印鑑をのみ込むなんて
普通は予想がつかない。

被害者のとっぴな行動が
引き起こした事例ですから

傷害致死に問われることは
ないでしょう。

残るは 暴行罪ですが…。
何か 私 大丈夫みたいですよ。

罪には問わないって。 ねえ?

どうも お世話になりました。
(通話の切れる音)

また お礼に伺いま…。
(不通音)

ん? 切れてる。

何?

ちょっと あっちで やりなさいよ。

これは どういう意味?

僕が 何者なのか

言いたくなければ言わなくていい
って言ってくれたよね。

ありがとう。

うれしかった。

僕は 篠田 敬太郎じゃない。

僕は…。

殺人犯なんだ。