元彼の遺言状 #09【最強バディ、最後の事件へ!篠田の過去に何があったのか】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

元彼の遺言状 #09【最強バディ、最後の事件へ!篠田の過去に何があったのか】[字][デ]

綾瀬はるか×大泉洋!最強バディ、最後の事件へ!“殺人犯”篠田の過去に何があったのか、事件が起きた港町で浮かび上がる6年越しの新事実…!成海璃子も登場!

ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/motokare/ 
【公式Twitter】
https://twitter.com/motokare_cx_ 
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/motokare_cx_/
番組内容
6年前、実業家の小笠原仁美が主催したリストランテ「プロメッサ」のパーティーで事件は起きた。小笠原が包丁で背中を刺され死亡。凶器の包丁と中身を抜き取られた小笠原の財布には、篠田(大泉洋)の指紋が残っていたという。篠田が小笠原から金を借りていたことや、殴りかからん勢いで口論していたことなどの目撃証言もあり、事件後に姿をくらました篠田に容疑がかかったのだ。当時、篠田はミステリー作家になることを夢見ながら
番組内容2
料理人として働いていた。ある日、知り合いから「プロメッサ」でパーティーがあるから手伝ってくれないかと誘われ助っ人として参加。その後、パーティーの準備で徹夜明けだった篠田は疲労から店の外で眠ってしまい、目を覚ましたら小笠原が死んでいたという。真相解明に奔走する麗子(綾瀬はるか)たちを前に、さらなる犠牲者が出て…。
出演者
綾瀬はるか 大泉洋 
関水渚 望月歩 古屋呂敏 
勝村政信/生田斗真/浅野和之
スタッフ
【原作】
『元彼の遺言状』『剣持麗子のワンナイト推理』新川帆立(宝島社) 
【脚本】
杉原憲明、小谷暢亮 
【音楽】
川井憲次 
【プロデュース】
金城綾香、宮﨑暖 
【演出】
鈴木雅之、澤田鎌作、西岡和宏

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 紗英
  2. 先生
  3. 亀田
  4. 電話
  5. ストール
  6. 篠田
  7. 高瀬
  8. 田中
  9. 美月
  10. 事件
  11. 麗子
  12. 住民
  13. 小笠原
  14. 風見鶏
  15. 年前
  16. 海鮮丼
  17. 高瀬先生
  18. 診療所
  19. 犯人
  20. 港町

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。



(橘)田中 守。
強盗殺人の容疑で 逮捕する。

(篠田)目が覚めたら
僕のそばに死体があった。

アリバイはなし。
凶器の包丁に

僕の指紋がついていた。
証拠もある。

被害者と言い争っていたという
証言も出てきて。

状況も不利。
行くわよ。

♬~

♬~

ここね。
あんたが田中 守を捨てた店。

ああ。 6年前のまんまだ。

≪(ドアの開く音)

知り合い?
いや… 誰だろう。

向こうは知ってるみたいだけど。

あの…。

歓迎されてないみたいね。

ヤバい。 不安になってきた。
大丈夫だよね?

麗子ちゃん
何か策はあるんだよね?

篠田。
ん?

いい弁護士の条件って
何か知ってる?

えっ?
金に汚い 口が悪い よく食べる?

すいません。

嘘か本当かを
見分けることができる弁護士よ。

私は そうやって
数々のビジネス案件を成立させてきた。

ビジネス案件?

大丈夫よ。
この勝負 勝ったも同然。

ビジネス案件…。

(橘)すでに ご承知だと思いますが
6年前 この港町で起きた

殺人事件の容疑者
田中 守が逮捕されました。

皆さんは 事件の夜 その現場に
いらっしゃった方たちです。

今回の逮捕に際し あらためて
事実関係を確認するために

今日は お集まりいただきました。
(藤巻)あの…。

えー 事件のあったレストランの…。

オーナーの藤巻です。
(橘)どうぞ。

私たちの中じゃ
あの事件は もう終わってるんです。

なあ?
(一同)ああ。 そうよ!

もう お話しすることは
ありません。

先生…。

田中 守の弁護士
剣持 麗子と申します。

この事件は
まだ終わっていません。

というより
今 始まったばかりです。

でも 犯人は
借金返済に困って殺したんじゃ…。

ということで 皆さん…。
田中 守が お金を借りていたと?

(瀬戸)私が この目で見ました。

(小笠原)《おい 絶対返すんだぞ》
《すいません》

(小笠原)《ハハッ まあ
お前みたいなやつがいるから

俺の商売 成り立つんだけどよ。
ハハハ…》

(男性)あの日も
ケンカしてたよな?

(藤巻)見ました。
殴りかからん勢いでした。

《そんなの許せませんよ!》

《うるさいんだよ!》

どうなの? しの…。

田中 守。

♬~

お久しぶりです。
田中 守です。

♬~

確かに 僕は お金も借りたし
口論にもなりました。

でも
だいぶ誤解があると思います。

お金は タクシー代の話だし
ケンカといっても…。

ニュースでは 財布を盗んだと。

新聞には 包丁が落ちてたって。

(松田)死体のそばに
凶器の包丁と

中身の抜き取られた
被害者の財布が落ちていました。

どちらにも 彼の指紋が。

どうなんです? 田中さん。

聞いてください。

あの夜 僕は
パーティーの準備で徹夜明けで

お酒を飲んだ後
店の外で眠ってしまったんです。

その後 寒くなって

店の中に戻った後
また寝てしまって。

起きたら
あの方は もう死んでたんです。

どなたか
僕が 店の外で寝てたのを

見たという方は
いらっしゃいませんか?

それじゃあ 僕が 店から
出ていくのを見たという方は?

私は 入り口のそばに
いなかったもんで。

私も 見てません。
あの日 彼を外で見掛けた方は?

そんな…
皆さん ご存じのはずです!

田中さん。
僕は やってないんです!

(藤巻)じゃあ どうして
逃げたんですか?

あなたが逃げたから
私たちは てっきり…。

(高瀬)あなたを
責めてるわけじゃないんです。

私たちは 一日も早く忘れたい。
それだけなんです。

えー 皆さん 今日は
どうも ありがとうございました。

もし 何か情報がありましたら

このチラシの番号まで
ご連絡ください。

ありがとうございました。

♬~

あ~ おなか すいた。
篠田 今日は何?

今日は旅館の食事です。
あ~ そっか。

あれ? うれしくないの?
うれしいわよ。

(亀田)いらっしゃいませ。

あっ 先ほどは どうも。

(亀田)お部屋に案内します。

(仲居)はい。
どうぞ こちらへ。

どうぞ。

津々井先生!?

おっ あんまり遅いんで
先にやってましたよ。

何してるんですか?

この港町は
浜焼きがおいしいと聞きましてね。

浜焼き!
さっ 一杯いきましょう。

証言してくれる人間は
見つかりましたか?

さあ。
あ… 僕は。

また寝たら大変なんで。
ああ…。

津々井先生こそ
手ぶらじゃないですよね?

もちろんですよ。
お土産 ちゃんと持ってきましたよ。

先生 僕のために…。
ありがとうございます。

あなたのため?
何を言ってんですか。

私のためですよ。
えっ?

あなた 一度 逃げてますよね?

もし また逃げられたら
私の輝かしいキャリアに傷が付く。

だから 監視に来てるんですよ。
狸ジジイ…。

まあ 私にとっちゃ
ちょっとしたバカンスですね。

剣持先生のおごりですから。

えっ?
そりゃあ そうでしょう。

これだけ
お手伝いしてるんですから。

あ~。 タダだと思うと
なお おいしい。

ハハハ…!

被害者の
小笠原 仁美の資料ですね。

なかなかの守銭奴ですよ。

どこぞの女性探偵みたいです。
フフフ…。

確かに商才はありそうですね。

違法すれすれの高利貸で
財を成し

生まれ故郷の港町へ戻って
金貸しもしていた。

この港町で事業を始めたい
子供の進学 親の介護

まあ そういうときには 全て
彼が面倒を見てやったようです。

なかなか いい人じゃないですか。

そうやって
金で住民を支配したのよ。

土地を担保に金を貸し

言うことを聞かない住民には
執拗に返済を迫った。

返済できずに土地を奪われ

町を追い出された住民も
相当いますね。

そこの須藤さんなんてのも
一家心中ですよ。

漁業組合も商業組合も
全て彼の言いなりだった。

めちゃめちゃ
悪いやつじゃないですか!

まあ 殺されて ほっとしてる住民も
相当いると思いますよ。

殺したいと思った住民もね。
だからか。

みんな 悪い人じゃないんだけど

何か 腫れ物に触る感じが
したっていうか。

見て。 小笠原が金を貸してた
住民のリスト。

公民館にいた半分以上が
小笠原に金を借りていた。

こんなに…。

でも 住民の協力が
期待できないとすると

どうするの?

この旗 覚えてる。
6年前にもあったよ。

おはようございます。
(美月)田中さん!

この前は すみませんでした。
私 あまりに びっくりしちゃって。

美月です。
滝沢 美月です。

すいません 僕は…。

やっぱり覚えてないですよね。

6年前 私 すごく
お世話になったんですよ。

当時 私は入ったばかりの新人で

あの日 買い出しに行った帰りに
財布を落としてしまったんです。

ちょっと急いでて…。

(美月)《ああ どうしよう…》
(運転手)《しょうがねえな》

《運転手さん これで》

(運転手)《あっ どうも》
(美月)《えっ?》

《急いでんでしょ?》

(運転手)《さっ 乗って》
《いいですよ》

駄目だ。 まったく覚えてない。

彼 こういう男なんです。

いいんです。
その節はありがとうございました。

あの旗は 何かの合図ですか?

(美月)開店の合図です。
港の漁師たちが分かるように。

なるほど。 すてきなアイデアね。

近くに住んでる おばあさんが
息子さんのために始めたんです。

開店の11時に揚げて
10時半に下ろします。

あの 店の中を
見せてもらってもいいですか?

えっと…。
美月でいいです。 どうぞ。

そうだ…。
こんな感じだった。

あの日は
殺された小笠原さん主催の

立食パーティーで
前日から徹夜で準備した料理を

たくさんの人に振る舞ってたんだ。

≪《ハム いかがですか? ハム。
熟成ハムです》

最後の料理を作り終えると
料理人にもワインが出されて

僕は 酔いざましに
風に当たりに外へ出たんだ。

美月さんは その日は どこに?

(美月)私は 入り口の受付にいて

出入りする お客さんの
応対をしてました。

じゃあ 彼が 外へ出ていくのを
見たんじゃ…。

≪《あ~ うまい うまい。
最高だ これ》

(美月)すみません
覚えてないんです。

そうですか。

あ… お邪魔してます。
(藤巻)構いませんが。

私も迷惑しているんです。
自分の店で 殺人事件なんてね。

失礼します。
行こう。

ここだよ。 外に出て
このベンチで寝ちゃったんだ。

こんな感じだったかなぁ。

少し寒い夜だった。

あれ?
そういえば ストールが…。

ストール?
うん。

寝る前は かかってなかったのに

起きたら
ストールが かかってたような…。

誰かが かけたってこと?

分からない。

そのストールは どうしたの?

ん~… 覚えてないなぁ。

手に持って…
また店内に戻ったのかなぁ。

外から戻ってきた彼も
見なかった?

すみません…。

(高瀬)じゃあ
薬だけ忘れないように。

(亀田)はい。
(高瀬)お大事に。

(亀田)ありがとうございました。

どうも。

(亀田)ありがとうございました。
麗子ちゃん あの人…。

お医者さんだったんですね。
ええ。 高瀬先生です。

うちは 娘が ぜんそくでして。
そうですか。

(紗英)私も小児ぜんそくだったわ。
大変ね。

おなか すいた。
今日は何だろうね。

えっ?

何で紗英がいるのよ。

どこにいる? って
しつこいんだよ。

ねえ 強欲弁護士が何でいるの?

あなたこそ 何しに来たんですか?

篠田は うちの探偵事務所の
大切なスタッフよ。

助けるのは当然でしょ。

お待たせしました。
うわっ!

舟盛り 8人前です。
あらら… ちょっと…。

津々井先生!?

今回は
いつもの探偵ごっことは違う。

裁判ですよ。 裁判員裁判!

しかも 状況は
圧倒的に不利ときてる。

負けるの? 篠田。
(津々井)たぶんね。

勝手なこと言わないでくださいよ。
負けるかもね このままじゃ。

えっ!?
殺したの?

たぶんね。
殺してません。

有罪なんだ。
(津々井)たぶんね。

痴漢弁護士は 黙ってろ!
麗子ちゃん 何か手はあるんだよね。

たぶんね。
麗子ちゃん!

ストールよ。
(津々井)ストール?

住民たちの証言と
真っ二つに割れたのは

あの夜 篠田が外へ出たかどうか。

いたのよ。
あの夜 外で寝ていた篠田に

ストールをかけた人物が。
たぶんね!

(津々井)ほう。
確かに その人物が見つかれば

外に出たことは証明できる。

それって 『幻の女』じゃない!

『幻の女』?
ウィリアム・アイリッシュの『幻の女』だよ。

殺人の容疑をかけられた主人公が
死刑執行前に

自分の無実を証明できる女性を
探すってストーリーなんだ。

あんた 今の状況 分かってんの?

見つける当てはあるんですか?
篠田の記憶が正しければね。

(橘)特徴的な柄でした。

あったの?

(松田)あの夜
現場のレストランに落ちてました。

これだよ!
やっぱり あったんだ!

6年前のことなので
自信はないんですけど

桜林のおばあさんが
こういうストールを…。

桜林?

(美月)この前 話した
開店の旗を揚げるおばあさんです。

旗…。

そういえば 目が覚めたとき

旗は下りてた。

幻の女が下ろしたんだよ。

その方の住所 分かります?

(美月)ちょっと待ってください。

高瀬診療所って…
あの高瀬先生?

ええ。 昔から頭痛持ちで。

町で唯一の診療所なんで

町の住民は みんな
高瀬先生のお世話になってます。

はい。

(菜々緒)時代は健康系ノンアルです
(オカリナ)でた!時代!

出ました!時代!

ぷはぁ~ うまいね~ 時代!

うまいよ~ 時代!

(2人)ぷはぁ~
<サントリー新「オールフリー」>

ええ もう10年以上になります。

朝 11時に揚げて
夜の10時半に下ろすのよ。

6年前 そのレストランで

事件があったのを
覚えてらっしゃいますか?

6年前…。

このストールは
あなたのものですか?

ええ 私のです。

そのストールを
僕に かけてくれましたよね?

ええ かけましたよ。
あの事件の夜に?

何 かけたの?

えっ?
ストールです。

えっ? 誰のストール?

これ お母さんのストールですよね?

あなた どちらさま?

はっ?
こちらは?

これ
お母さんのストールなんですよね?

すいません。
近頃 すっかり物忘れが ひどくて。

あ… ありがとうございました。
失礼します。

ありがとうございました。

ここのカニも
おいしいと聞きましてね。

(紗英)まあまあね。
あのパーティーでも散々むきましたね。

(津々井)しかし 残念ですね。

幻の女が 幻のままなんて。

もうちょっと早く来てればね。

≪(亀田)失礼します。

追加のカニ お持ちしました。
(津々井)お~ 来た来た!

ええっ!?
げっ! いつの間に。

(亀田)熱いので
気を付けてくださいね。

どうです? ご主人も一杯。
(亀田)頂けるといいのですが

私 お酒が駄目なもので。

あら お気の毒ね。

(亀田)では 楽しんで。
失礼いたします。

篠田 お代わり。
はい。

田中 こっちも お願い。
はいよ ただ今。

何 やってんですか もう…。
もっとスピード上げなさいよ。

焦らないで。
この手間があるからカニなんです。

いいから そのはさみ…
貸しなさい。

駄目ですって。 素人がやったらね
より遅くなりますから。

第一 はさみなんて
持ったこともないでしょ 先生。

何を…。 子供じゃあるまいし
カニなんて むけますよ~。

そもそも 田中は 何で逃げたの?

あ… 電話があったんだよ。

(紗英)電話?

あの夜 外から戻ってきた僕は
店内で また眠ってしまってね。

そのときは まだ
パーティーは続いていた。

でも 次に 目が覚めたときには…。

♬~

《仕方ないな
片付けもしないで》

♬~

☎(物音)
《はい》

☎《逃げろ。 このままだと
あんたが 犯人にされるぞ》

《えっ?》

☎(通話の切れる音)
《もしもし? もしもし?》

☎(不通音)

(受話器を置く音)

♬~

≪(ドアをたたく音)
≪《警察です! 誰かいますか?》

≪《警察です! 入りますよ?》

♬~

その電話 犯人じゃない!

おそらく… 逃がすことで
篠田に罪を着せたのよ。

だったら 幻の女探しとか

そんな回りくどいことしなくても
その電話の男を

捕まえればいいじゃない!
そのとおりね。

でも 見つけようがないよ。

紗英ちゃんなら できるかも。

任せて!
(津々井)あ痛っ! あっ…!

ほら だから 言わんこっちゃない。

あ~あ~…。
紗英ちゃん かに酢 取って。

あっ 了解。
(津々井)何? かに酢って…。

ああっ! 痛い 痛い…!
消毒! 消毒です!

タオル! タオル貸して タオル…。
ったく 何やってんのよ。

(高瀬)それは痛かったでしょ。
でも まあ 大丈夫です。

いや~ 先生がいてくださって
ホント助かりました。

(高瀬)念のため あした
もう一度いらしてください。

それと 今夜は 晩酌は禁止です。

いや~ それは つらいなぁ。

(高瀬)分かります。
私も大好きですから。

お知り合いでしたか。
夜遅くにありがとうございました。

いえ 私 すぐ裏に住んでますから。
すぐ裏に?

じゃあ 事件の夜も
こちらに お戻りで?

ええ もちろん。

その後
何か情報提供はありましたか?

殺された小笠原さんについて
調べてみました。

あまり評判が
良くなかったようですね。

先生も お金を借りてたんですか?

(高瀬)まさか。

一家心中 夜逃げ 家族離散

殺されて当然だと思ってる住民も
いたんじゃないですか?

この土地に 悪人はいません。
少なくとも 今は。

♬~

(高瀬)漁協の海鮮丼
食べられましたか?

(津々井)ほう 海鮮丼ですか。

(高瀬)
漁業組合の食堂の海鮮丼です。

絶品ですよ。
(津々井)それは ぜひ。 じゃあ。

(高瀬)お大事に。

(亀田)大丈夫でしたか?
(津々井)いや お恥ずかしい。

(風見鶏の揺れる音)

先生 早く早く!

ここって まさか…。
そう。 海鮮丼よ。

(店員)いらっしゃい!
3名さま 奥 どうぞ!

絶品と言われたら
食べないわけにいかないでしょう。

あと4日しかないんだよ。
のんきに 海鮮丼なんか

食べてる場合じゃないと
思うんだけど。

先生 いつまでいるつもりですか?

(津々井)こういう生活も
悪くないですね。

おいしい空気 奇麗な海
そして おいしい海の幸を

元部下に ごちそうになる。
最高です! ハハ~ッ!

狸ジジイ…。

(紗英)段差 気を付けて。
(女性)ありがとう。

紗英さんって
いつから ここにいるんだっけ?

おとといからだけど。
ある意味 才能ね。

(紗英)そんなに怪しいの?
その医者。

彼は 何かを知ってる。
私には そう見えた。

僕も。 少なくとも
殺された小笠原さんのことは

よくは思ってないはずだ。

私の出番ね。
いいわ。 確かめてきてあげる。

ねえ その指
診察してもらいに行くんでしょ?

ええ その予定です…。

よかったら 食べて。
(子供)ありがとう。

(紗英)行くわよ。
(津々井)ええっ!? ちょっ…。

いってらっしゃいませ!
いただきま~す。

それ おじさんのだからね。

ああ 津々井先生。
(津々井)ああ どうも。

娘です。
(紗英)紗英です。

どうされました?
(津々井)昨日から

目まいがすると言いだしまして。
(紗英)あっ…。

ああ それは苦しかった。 どうぞ。

(紗英)あっ あの… 皆さんは?

ああ 診察はないんですが
何となく 集まられて。

(津々井)いつも こんなに?
(高瀬)ええ。

自由にしてもらってます。
基本的には 往診が多いので。

どうぞ。

(津々井)大変ですね。
(高瀬)呼ばれたら

どこでも行きますよ。

篠田。 あんた 被害者の財布から
お金は 取らなかったのよね?

もちろんだよ。

じゃあ どうやって
連絡船に乗ったの?

よくぞ 聞いてくれました。

財布は すっからかんだったからさ
忍び込んだんだよ。

荷物と荷物の間に隠れてね。

じゃあ 連絡船までは?
あれ?

すっからかんだったんでしょ?

それもそうだよね…。

(バイブレーターの音)

紗英からよ。

あの先生は 違うわ。

患者のためなら
どこへだって 足を運ぶ人よ。

そんな人が
人の命を奪ったりしない。

そう。
(物音)

この音…。
(物音)

☎(物音)

☎《逃げろ。 このままだと
あんたが 犯人にされるぞ》

(風見鶏の揺れる音)

(紗英)ちょっと! もしもし?

(風見鶏の揺れる音)

麗子ちゃん この音だよ…。
えっ?

あの夜 店にかかってきた
電話の後ろで 音がしてたんだ。

こんな音が。

≪(風見鶏の揺れる音)

紗英 ありがとう。 ご苦労さま。

(紗英)何 言ってんのよ。

(風見鶏の揺れる音)

犯人は 高瀬診療所から
店にいたあんたに 電話したのね。

ああ。 診療所にいた人物…。

(クラクション)

おお…。

(亀田)昔から 先生の往診の
お手伝いしてるんですよ。

(紗英)いつも 送り迎えを?

(亀田)
ええ。 できるときは なるべく。

(津々井)それは ご苦労さまです。

(亀田)あっ おかえりなさい。

≪よいしょ。

海鮮丼 どうだったの?
(紗英)まあまあよ。

まあまあ? また~。

あり得ない。 それじゃあ
先生が 犯人ってことじゃない!

あの夜の電話が 診療所から
かけられたことは間違いないんだ。

だとしたら 先生は
どうやって 帰ったんですかね。

どういうことですか?

高瀬先生は
お酒が大好きだと言ってた。

きっと
パーティーでも飲んだはずだ。

ねえ さっき 何 話してたの?
亀田さんと。

(紗英)あっ! 亀田旅館よ!

ん?
亀田旅館って ここの旅館だよ。

そう! ここの主人は 昔から

先生の往診の手伝いをしてるって
言ってた。

事件の夜も
送ったんじゃないかしら。

確かに。
彼は 酒が飲めないと言ってた。

だとしたら あの日
高瀬先生の他にも もう一人

診療所に
事件関係者がいたことになる。

かけたのは
2人のうちのどちらか…。

あの当時 僕は
この旅館に泊まっていて

主人は 僕のことを知っていた。

お手柄よ 紗英。 先生もね。

このくらい 何でもないわ。

私は 何もしてませんよ。

そんなことないわよ。

そもそも
津々井のケガがなかったら

あの医者は
浮上しなかったんだから。

津々井?

津々井は 役に立ったのよ。

まあ そうですかね。

何か 2人 いいコンビだね。
そうね。

船着き場の向こうに
あさりラーメンの店があるの知ってる?

もちろん。 この港町は アサリが
おいしいそうですからね。

海鮮丼を食べ損ねた分
穴埋めするわ。

では ごちそうになりますかね
紗英さん。

紗英でいいわよ。

ああ 剣持さま。
どうかなさいましたか?

6年前の事件のことで
少しお時間よろしいですか?

あの夜 皆さん お酒を飲んで

どうやって うちまで
お帰りになったんですか?

歩くか タクシーか
誰かが送ったかですかね。

高瀬先生は?

あなたは お酒を飲まないし
あなたが お送りになったのでは?

よう 亀ちゃん。
(亀田)おう。

確かに 送りましたけど。

僕が 目を覚ましたとき

小笠原さんは
すでに 殺されていました。

そのとき
1本の電話が入ったんです。

その言葉に 突き動かされるように
僕は 逃げた。

あのときは それが
最善の選択だと思ったんです。

でも 最悪の選択でした。

おかげで 彼は 6年間
逃亡を続けることになった。

その1本の電話のせいで。

電話がかかってきたのは
高瀬診療所からでした。

風見鶏の回る音が
電話の向こうで聞こえたんです。

電話をかけたのは
先生を診療所まで送っていった

亀田さん
あなたではないですか?

(亀田)田中さん
これも あなたの作り話ですか?

えっ?
レストランの外に出たという作り話と

同じく。
外に出たのは 事実です!

嘘じゃない!
見た人は いますか?

だいたい 風見鶏なんて
どこにだってある。

仕事が残ってますので
失礼します。

もう一人に
確かめるしかなさそうね。

(風見鶏の揺れる音)

あさって
東京の事務所に戻ります。

その前に どうしても 先生に
確認したいことがあって 来ました。

(高瀬)私に? 何でしょう?

先生と 初めて お会いしたとき
先生は 私たちに言いました。

《この土地に 悪人はいません。
少なくとも 今は》

私には それが
殺された小笠原さんを

悪人だと言っているように
聞こえました。

どうして あんなことを?

リゾートホテルです。

彼は この地に リゾートホテルを
建てる計画だったんです。

そのために 大規模な立ち退きを
行うつもりだった。

ひどい…。

でも 彼が死んだことで
計画は 頓挫し

港町には いつもの日常が戻った。

だから あんな言葉が
出たのかもしれません。

なるほど。
そういうことだったんですね。

では
もう一つだけ 教えてください。

あの夜 先生は 亀田さんに
送ってもらったと聞きました。

ええ。 それが?

実は 事件の夜

犯人から 店にいた田中さんに
電話がありました。

その電話は
ここから かけられたものでした。

電話の向こうで
あの風見鶏の音がしてたんです。

(風見鶏の揺れる音)

あの夜
店に 電話をしてきたのは

先生か 先生を ここへ送ってきた
亀田さんじゃありませんか?

あの日 何があったのか
話してもらえませんか?

そして それを
裁判で 証言してください。

お願いします。

麗子ちゃん…。

お願いします 先生。
僕を助けてください!

こちらには あさってまでいます。

ご連絡お待ちしています。

♬~

♬~

♬~ (石橋)やぁー!!

わぁーっ!!

やぁー!!

わぁー!!

(おばあちゃん)おーい よいとやれや

はぁはぁ…

(飲む音)ゴクッ ゴクッ ゴクッ…

はぁ~っ

いただきましたぁー!!

<「サントリー天然水」>

麗子ちゃん。
何?

結局 先生から 連絡なかったね。

裁判 どうするの?
言ったでしょ。

いい弁護士は 人の嘘と本当を
見分けることができるのよ。

彼は 何かを言いたがってる。

でも もう バスが…。
(バイブレーターの音)

ほら。

誰から?

行くわよ 篠田!
えっ!?

(ざわめき)

(女性)先生!

(ざわめき)

亡くなったのは
診療所の高瀬先生です。

海に浮かんでるのを
漁師が 発見しました。

私たち弁護側の大切な証人だった。

♬~

♬~

神田さん ただいま。
ただいま。

(神田)おかえり。

篠田さん 大丈夫かい?

もちろん。

決戦前夜は イタリアンだ。
じゃんじゃん 食べて。

いただきます。

《彼が 外へ出ていくのを
見たんじゃ…》

(美月)《すみません
覚えてないんです》

《じゃあ 連絡船までは?》
《あれ?》

《すっからかんだったんでしょ?》

《電話をかけたのは
先生を診療所まで送っていった

亀田さん
あなたではないですか?》

《これも
あなたの作り話ですか?》

《寝る前は
かかってなかったのに

起きたら
ストールが かかってたような…》

《誰かが かけたってこと?》

(紗英)《ここの主人は 昔から

先生の往診の手伝いをしてるって
言ってた》

《事件の夜も
送ったんじゃないかしら》

♬~

(高瀬)
《この土地に 悪人はいません》

《少なくとも 今は》

最後は 僕の特製パスタだ。
丹精 込めて 作った。

麗子ちゃん。

あの夜から
僕は 透明人間になった。

名前も5回… いや 6回 変えた。

そのたびに 住む所も変わったよ。

中華料理屋の厨房で
寝泊まりしてた時期もあった。

お巡りさんと擦れ違ったら
目を伏せて

パトカーが通るたびに
物陰に隠れた。

発表されることのない
ミステリー小説を書き続けて

誰も読んでくれないって
分かってるのに

必死に トリックを考えた。

フフフ…。

まあ 自分で読んでも
大して 面白くなかったけどね。

ぼろぼろになった原稿を
持ち歩いて…。

誰にも必要とされず
誰にも見えない。

僕は 6年間 ずっと…。

透明だった。

でも 2人だけ…
栄治と麗子ちゃんだけが

僕を見つけてくれた。

2人には 僕の姿が見えたんだ。

僕は 麗子ちゃんのおかげで

逃げるのをやめることができた。

だから たとえ 裁判に負けても

それで 殺人者と呼ばれても
僕は 後悔しない。

僕は もう
透明人間じゃなくなったから。

だから 僕は決めた。

篠田 敬太郎は
逃げも隠れもしない。

篠田。
ん?

さっきから
何 ごちゃごちゃ言ってんの。

ええ~っ!?

この勝負 絶対に勝つわよ。

はい!

デザートは?
はい!!

っしゃあ~!