元彼の遺言状 #10【ついに完結!法廷で篠田の事件の全真相が明かされる…!】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

元彼の遺言状 #10【ついに完結!法廷で篠田の事件の全真相が明かされる…!】[字][デ]

綾瀬はるか×大泉洋の最強バディ、戦いの舞台はついに法廷へ…篠田の事件の全真相が明かされる解決編!生田斗真演じる富治も再び登場!難敵・検事役に八嶋智人!

ご案内
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番組内容
「十ヶ浜強盗殺人事件」の裁判員裁判が始まろうとしていた。麗子(綾瀬はるか)は、篠田(大泉洋)の無実を証明して絶対に裁判に勝つと意気込むが、弁護側の大切な証人となるはずだった診療所の医師・高瀬が突然亡くなってしまったため状況は不利だった。対するのは主任検察官のエース、三瀬義孝。三瀬たちは、証拠一覧に書ききれないほどの証拠品をそろえていた。証言台に立った篠田は無実を主張するが、検察側は、
番組内容2
血痕が付着した凶器の包丁や、現金を抜き取られた被害者・小笠原(田山涼成)の財布など、篠田の指紋が検出された証拠品を提示。証人尋問では、事件が起きたリストランテ『プロメッサ』オーナーの藤巻や出入りの酒店店主・瀬戸が、篠田と被害者が事件当日に口論していたことを証言する。そんな中『プロメッサ』従業員の美月(成海璃子)が証言台に立って…。
出演者
綾瀬はるか 大泉洋 
関水渚 望月歩 古屋呂敏 
勝村政信/生田斗真/浅野和之
スタッフ
【原作】
『元彼の遺言状』『剣持麗子のワンナイト推理』新川帆立(宝島社) 
【脚本】
杉原憲明、小谷暢亮 
【音楽】
川井憲次 
【プロデュース】
金城綾香、宮﨑暖 
【演出】
鈴木雅之、澤田鎌作、西岡和宏

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 被告人
  2. 三瀬
  3. 篠田
  4. 田中
  5. 裁判長
  6. 高瀬先生
  7. 質問
  8. 美月
  9. 弁護人
  10. 異議
  11. 亀田
  12. 麗子
  13. 事件
  14. 先生
  15. お金
  16. タクシー代
  17. 藤巻
  18. レストラン
  19. 小笠原
  20. 被害者

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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♬~

(裁判長)開廷します。
被告人は 前へ。

(裁判長)名前は?

田中 守です。

♬~

(三瀬)金銭を強奪し

同人を 背後から
包丁で刺殺したものである。

罪名および罰条。
強盗殺人罪 刑法 第240条。

公訴事実に
事実と異なることはありますか?

あります。

僕は 殺してなんかいません。

♬~

(紗英)殺人って
どれくらい ろう屋に入るの?

(津々井)殺人罪なら 死刑。
(紗英)死刑!?

または 無期。
(紗英)無期!?

もしくは 5年以上の懲役。

死刑から5年って
幅が あり過ぎない?

殺人罪にも それぞれ
事情ってもんがありますからね。

田中の料理とも
5年間のお別れか。

縁起でもないこと言わないでよ。

言っとくけど
殺人罪じゃないわよ。

えっ?
篠田は 強盗殺人だから。

田中ね。
(津々井)強盗殺人罪の法定刑は

死刑 もしくは 無期懲役です。

いきなり 死刑か無期の2択!?
田中…。

篠田でいいよ。 何か もう
田中の方が慣れないから。

麗子ちゃん 僕 勝てるよね?

ねえ 麗子ちゃん 何 見てるの?
証拠一覧表。

検察の証拠は
書ききれないくらいあるのに…。

こっちは
ほとんどないじゃないの!

検察側は 揃えてきてますね。
意気込みが うかがえる。

大丈夫なの? 麗子ちゃん。

大丈夫だよね?
ねえ 麗子ちゃん!

いっそのこと
もっかい 逃げちゃえば?

無理だよ お金もないんだし。

(津々井)逃げたら 私のキャリアが…。
篠田。 いや 田中。

篠田でいいよ もう。
あんた

6年前は
どうやって 逃げたんだっけ?

だから 連絡船で。

港までは どうやって 行ったの?

タクシーだと思うんだよね。

タクシー代は?
そうなんだよなぁ…。

あんた
すっからかんだったんでしょ?

小銭を持ってたような気が
するんだよね。

すっからかんじゃなかったってこと?

すっからかんじゃなかったのか?
すっからかんだったよ 財布はね。

でも ポケットに
小銭が入ってたんだよな…。

篠田。
えっ?

お代わり。
(3人)そっち?

本件事件において
使用された凶器を示します。

(裁判員)ひどい!
(三瀬)ひどいですね~。

この凶器からは
被告人の指紋が検出されています。

被告人は 料理人です。
ちょっと あなた…。

弁護人は 席に戻って。

被告人の包丁に
被告人の指紋があって

何が おかしいのでしょう?
早く 戻りなさい。

ハァ…。

(三瀬)事件現場に残された
被害者の財布です。

現金は 抜き取られ 中身は 空。

この財布からも 被告人の指紋が
検出されています。

被告人の供述によると
目覚めると いつの間にか

被害者の財布を
手にしていたそうで…。

弁護人
ご自身の意見は ほどほどに。

では 続けてよろしいでしょうか?
(裁判長)どうぞ。

え~ この財布は ご遺体のあった
レストランの厨房から発見されました。

先ほど 弁護人は 被告人のことを
料理人だと おっしゃった。

事件の翌日
港のごみ箱で発見された

被告人のエプロンです。
付着していた血液が

被害者のDNA型と
一致しています。 以上です。

(裁判長)
弁護人 何か ありますか?

特に ありません。

検察は 物的証拠も十分です。

DNA型などの科学的証拠を
素人は 重く見る傾向がある。

そうなんですか。
ああ見えて 主任検事の三瀬

公判部のエースです。
(紗英)強敵なのね。

その上 あんな初歩的なミスを。
えっ?

物証の展示中に 前に出るなんて。

あなた
いっつも 前に 出過ぎなんだ!

裁判員の心証は もう 最悪ですよ。

どうなってんのよ 麗子ちゃん。

ホントに 裁判やったこと
あるんだろうね!?

ないわよ。
(篠田・紗英)えっ!?

私は ビジネスロイヤーなの。
刑事裁判は 研修だけ。

嘘でしょ!?
しかも その裁判で

監置場送りになってます。

篠田…。
無期か死刑の2択…。

何とかしなさいよ 剣持 麗子!

次回から 証人尋問です。
策は あるんでしょうね?

寒い…。

(小栗)あ!
(宮沢)<ビールが美味しい夏こそ!>

あー! めちゃくちゃうまいビール飲みてー!

<冷やしジョッキに>
冷やしプレモル

<高級ビール! いっちゃいましょう!>

<「ザ・プレミアム・モルツ」>
あー

(藤巻)本当です。
(三瀬)それは

激しい言い合いでしたか?
(藤巻)それは もう。

(三瀬)
被告人の言葉は 聞こえましたか?

(藤巻)許さないとか何とか…。
(三瀬)なるほど。

どんな口調だったんでしょう?
(藤巻)激しかったですよ。

激高っていうんですか
かなり興奮した様子で。

ありがとうございます。 以上です。

(裁判長)弁護人は 反対尋問を。
頑張って。

カニは お好きですか?

カニ? ええ。

タラバガニは?
(藤巻)好きですよ。

食べるときは
酢じょうゆか ポン酢で?

(藤巻)そうですね。
(紗英)何の話?

マヨネーズをつけて 食べたりは?
(藤巻)そんな食べ方 しません。

私も同意です。

弁護人は 質問の意図を
明確にしてください。

口論の原因は
タラバガニだったんです。

確かに パーティーの夜

被告人は
被害者と口論になったそうです。

でも その原因は 被害者が

タラバガニに マヨネーズをつけて
食べたことでした。

被告人は 料理人として
その行為が どうしても許せず

強い口調で
とがめてしまったそうです。

でも タラバガニで
人を殺すでしょうか?

(三瀬)口論の原因は
何だったと思いますか?

お金のことに決まってますよ。
小笠原さんは 金貸しなんだから。

田中さんも
お金を借りているに違いないと?

異議あり。 誘導です。
そもそも 臆測に基づく質問です。

認めます。
(三瀬)では…。

被告人は お金のことで

口論するような人間では
ありません。

弁護人
それも あなたの臆測では?

(失笑する声)

(裁判長)弁護人は
臆測で発言しないように。

(三瀬)事件の前日
レストランに お酒を届けた際

被告人を見掛けたそうですね?

到着した直後だったと思います。

そして あなたは そのとき

被告人が 被害者から
お金を借りていると思った。

(瀬戸)はい。
(三瀬)う~ん…。

なぜ そう思ったんでしょう?

田中さんの声が聞こえたんです。
必ず 返しますからって。

(三瀬)なるほど。

あなたは 被告人が

被害者に 返済を待つよう
懇願しているところを見た。

はい。
金額は 聞きましたか?

いや そこまでは…。

被告人の供述によると
830円だそうです。

何のお金だと思いますか?
さあ…。

タクシー代です。
(瀬戸)タクシー代?

事件の前日
被告人が 港に到着すると

財布を落として タクシーに乗れず
困っている人を見掛けたそうです。

被告人は その方に
タクシー代を渡しました。

それは 被告人の
有り金の全てだったんです。

被告人は 仕方なく
そのまま タクシーに乗り

到着後 被害者に
タクシー代 830円を借りた。

被害者が言い争っていたのは
このタクシー代なんです。

830円が
殺人の動機になると思いますか?

(三瀬)異議あり。
意見を求める質問です。

認めます。
(三瀬)被告人が借りたのは

タクシー代だと思いますか?
(瀬戸)思いません。

(三瀬)なぜでしょう?
(瀬戸)小笠原さん

絶対 返すんだぞって
強い口調で 言ってましたから。

(三瀬)なるほど。
あれだけの資産家が

タクシー代ぐらいで
そんなこと言うはずはないと。

異議あり。 臆測です。
(三瀬)証人が体験した事実を

確認する質問です。

被告人は お金のことで

言い争いをするような人間では
ありません。

ハハハ…! だから
それこそ あなたの臆測でしょう。

(裁判長)え~ 弁護人
自由な発言は 控えてください。

何をやってるんだ もう…。

もう どうしちゃったのよ 先生…。

(松田)
橘さん どっちの味方ですか。

ったく 臆測に臆測で返すなんて
何 考えてんですか!

どうなっちゃってんのよ
麗子ちゃん。

裁判員の心証は 最悪ですよ。

証拠調べは あしたで最後。
どうするつもりですか?

あしたの証人。

滝沢 美月。
あのレストランの従業員?

そうか…。
『検察側の証人』だ。

何ですか? それは。

アガサ・クリスティーの
傑作法廷ミステリーですよ。

もともとは 短編だったんだけど

クリスティーが 戯曲化して
舞台劇としても 有名。

(3人)篠田。
何ですか…。

3日連続 麺って どういうこと?
(3人)そっち?

(裁判長)滝沢 美月さんの
証人尋問を行います。

どうぞ 証言台へ。

(裁判長)宣誓書を
声に出して 読んでください。

「良心に従って 真実を述べ

何事も隠さず
偽りを述べないことを誓います」

(裁判長)嘘の証言をすると

偽証罪として
処罰されることがありますから

注意してください。
それでは 検察官。

(三瀬)はい。

さて あなたは レストランの
ホールスタッフをされていますね?

(美月)はい。
(三瀬)事件当夜

受け付け業務を任された
あなたは

レストランの出入り口付近の受付に
ずーっと いらっしゃった。

(美月)はい そのとおりです。

(三瀬)被告人は 全ての料理を
出し終えた22時すぎ

ワインを飲んだと供述しています。

あなたは
その様子を目撃されましたか?

(美月)はい。 遠めに 田中さんが
ワインを飲んでいるのが見えました。

なるほど。
被告人は 夜風に当たるため

受付の目の前を通り
外に出たと供述しています。

あなたは 外に出ていく被告人を
目撃されましたか?

(美月)いえ 見ていません。

それは 確かですか?
(美月)確かです。

どうして そう言えるのでしょう?

(美月)22時を過ぎてから

ぽつぽつと帰り始める人が
出てきて

私は お土産を渡すために
受付に ずっと いたんです。

私は 田中さんが出ていくのを
見ていません。

以上です。

弁護人 反対尋問を。

この方を ご存じですか?

えっ… 田中さんです。

もう一度 よく見てください。
本当に 田中さんですか?

田中さんです。

あなたは 田中さんに対して
好意を持っていますね?

はい?
(三瀬)異議あり。

本件とは無関係です。
(裁判長)認めます。

弁護人は 質問を変えてください。
質問を変えます。

あなたは 被告人に
お金を借りたことがありますね?

はい。

事件の前日 あなたは 食材の
買い出しのために 町を出た。

その帰り道 あなたは 港で
タクシーに乗ろうとしたところ

財布を落としたことに気付いた。

すると
偶然 そこに居合わせた被告人が

タクシー代を出してくれた。
はい。

そのとき 被告人に対して
どう思われましたか?

異議あり。
意見を求める質問です。

認めます。 弁護人 注意して。
質問を変えます。

被告人は あなたに貸した
タクシー代の返済などを

求めなかったと供述していますが
本当ですか?

はい。 何も おっしゃらずに
行ってしまって。

その後 あなたは レストランで
被告人と再会しました。

借りたお金は 返しましたか?

いえ 返していません。
なぜですか?

返すと言ったのですが
受け取ってくれなくて。

なぜ 受け取らなかったと
思いますか?

なぜって…。

被告人は お金に対する執着心が
極めて薄い人間なんです。

そんな人間が 人を殺して
財布を奪うと思いますか?

異議あり。
意見を求める質問です。

認めます。
弁護人は 質問を変えてください。

質問を変えます。

被告人は
夜風に当たりに 外に出て

ベンチで眠ってしまったと
供述しています。

あなたは 被告人が レストランの外に
出ていくのを見ましたか?

(美月)いいえ。
あなたは 入り口近くの受付に

ずっと いたと供述されています。
受付にいたのなら

出ていく被告人に
気付いたはずです。

本当に見ていませんか?
見ていません。

席を外していた可能性は?
ずっと 受付にいました。

ということは あなたは
レストランの外に出ていない?

(美月)出ていません。
本当ですか? 本当に あなたは…。

異議あり。 重複です。
(裁判長)認めます。

質問を変えます。
レストランには

営業していることを伝える旗が
ありますね。

営業開始の午前11時に 旗を上げ

営業終了の午後10時30分に
旗を下げる。

(美月)はい。

私たちは 勘違いをしていました。

てっきり 旗の上げ下げは

考案者のおばあさんの役目だと
勘違いしたんです。

でも 実際には
当時 入りたてだった

あなたの役割だったんですね。

(美月)そうです。
事件当日も あなたが?

いえ。 パーティーで
受け付け業務をしていたので。

徹夜明けのため
外で居眠りしていた被告人は

寒さで 目が覚め
店内に戻りました。

そのとき 旗が おりているのを
見たと供述しています。

いったい 誰が
旗を下げたのでしょうか?

分かりません。
あなたではないですか?

違います。
あなたは 旗を下げるために

店の外へ出たのでは?
異議あり。 重複です。

認めます。
質問を変えます。

外から戻った被告人は
パーティーが まだ続く中

ソファで
また眠ってしまいました。

そして 次に起きたとき

被害者は すでに 殺されていたと
供述しています。

遺体を前にし
がく然としているところに

逃げろという電話
さらに 警察に踏み込まれ

混乱した被告人は
思わず 逃げ出してしまいました。

そこで 一つ 疑問が湧きます。

被告人は どうやって逃げることが
できたのか。

聞けば タクシーで港まで行き
連絡船に 忍び込んだそうです。

でも おかしいですよね?

被告人は お金を
一銭も持っていなかったんです。

だから 連絡船には
忍び込むしかなかった。

でも その前に
タクシーに乗っているんです。

タクシー料金は
どうやって払ったのでしょうか?

被告人は
不思議なことを言いました。

ポケットに
なぜか 小銭が入っていたと。

ちょうど 港までのタクシー料金
830円が

なぜか
ポケットにあったというんです。

世の中には
親切な人がいるものですね。

捨てる神あれば 拾う神あり。

その830円のおかげで 被告人は
町を脱出することができた。

でも いったい

誰が 830円を 被告人のポケットに
忍ばせてくれたのでしょうか?

ところで 滝沢 美月さん

あなた 被告人に
タクシー代を借りましたね?

(三瀬)
異議あり。 本件とは関係ない。

却下します。

食材の買い出しの帰り
財布を落としてしまったあなたは

偶然 居合わせた被告人に
お金を借りた。

金額は 幾らだったでしょうか?

代わりに言いましょう。

あなたが借りたタクシー代は
830円です。

あなた 外に出ましたね?

異議あり。
(裁判長)却下します。

あなたは 事件の夜も
旗を下げようと 外へ出た。

そこで ベンチで眠ってしまった
被告人を見つけ

受け取ってもらえなかった
タクシー代 830円を

そっと ポケットに返し
ストールをかけた。

(美月)違います。

本当に
その答えでよろしいのですか?

異議あり。
威嚇的な質問です。

認めます。
弁護人は 質問を変えてください。

質問を変えます。
被告人が

ミステリー作家志望であることは
ご存じですか?

(三瀬)異議あり。
本件とは無関係です。

認めます。 弁護人は 質問を…。
彼が いくら

すてきなミステリー小説を
書いたとしても

それが 世の中に発表されることは
ありません。

それが なぜだか分かりますか?

彼は 軽井沢の別荘で 住み込みの
管理人をしていたときも

弁護士事務所で
助手をしていたときも

一銭も報酬を受け取っていません。

なぜでしょうか?
(三瀬)異議あり。

(裁判長)
弁護人は 質問を変えてください。

それは 彼が 6年前に
透明人間になったからです。

それは もっと もっと もっと もっと
続くものだったのかもしれない。

(三瀬)異議あり!
(裁判長)いいかげんにしなさい。

これ以上 続けると…。
(裁判員)あの… 聞きたいです。

私は 聞きたい。

僕も聞きたい。

居場所を失い 名前を失い

誰にも知られず ひっそりと暮らし
お金も持たず

発表する当てのないミステリー小説を
書き続けている。

それが 彼の6年間です。

誰かが 嘘をついています。

真実ではないことを供述している。

あなたが 嘘をついているのか
被告人が 嘘をついているのか

どちらかが 嘘をついている。

だから 私たちは
裁判で争っています。

そもそも 裁判とは何でしょうか?

あなたが宣誓したとおり 裁判とは
真実を述べるべき場所です。

ただ 誰かが 嘘をついたら

真実に たどりつくことは
とても難しくなります。

でも 諦めてはいけない。

なぜなら その真実には

一人の人間の人生が
かかっているから。

田中 守という人間の人生が。

ここにいる全員が
今 そういう場所にいるんです。

この方を ご存じですか?

答えてください。

財布をなくし 困っているあなたを
助けてくれた田中さんですか?

彼の人生は あなたの
手のひらの中にあるんですよ。

異議あり! 裁判長!

却下します。

もう一度 聞きます。

被告人に ストールをかけたのは
あなたですね?

はい。
ストールをかけたのは 私です。

(どよめき)

外に出たのですね?

そして そこには ベンチで
居眠りをする被告人がいた。

はい。

ありがとう。

以上です。

(黒木)≪帰れば 「金麦」
帰れば… ひとっ風呂!!≫

≪待つか? 走るか? 走るぞ!!≫

キャー!!! うわぁやばい!

(缶を開ける音) プシュー

<帰れば 「金麦」>
ちっちゃ!

<さて その「金麦」 今は夏の味です>

<もろきゅうがお好きな方にも

いやいや カツオのたたきがいいよ
という方にも

それぞれにオススメです>

<帰れば 晩酌 帰れば 「金麦」 今だけの夏の味>

(津々井)まったく
こんなひどい公判は 初めてです。

(紗英)どうなの? 剣持 麗子。
勝てるんじゃないの?

麗子ちゃん。

あぁ…。
何 泣いてんの?

えっ?

まだ やることがあるでしょ。

(松田)あっ お待ちしてましたよ。

(亀田)刑事さん
どういうことですか?

(瀬戸)あっ 亀ちゃん。
(亀田)おう…。

これで全員です 先生。

お待たせしました。
それでは 始めましょう。

(藤巻)いったい 何なんだよ。

事件が起きて 名探偵が
その真相を解明するとき

関係者全員を集めるのが
ミステリーのセオリーです。

(瀬戸たち)ハハハ…。
(藤巻)バカバカしい。

抜けさせてもらう。

ご協力に感謝いたします。

(橘)先生 どうぞ。

ご存じのとおり

小笠原 仁美さん殺害事件の裁判は
まだ続いています。

証言に協力していただいた
皆さん

検察官に代わりまして
お礼 申し上げます。

しかし その裏で
もう一つの死がありました。

高瀬先生です。

いったい なぜ 高瀬先生は
死ななければならなかったのか。

6年前の事件と
無関係とは思えません。

2つの事件を結び付ける鍵は
電話です。

(橘)電話?

あのとき
逃げろと言った声の後ろで…。

☎《逃げろ》

キーキーという動物の鳴き声のような
音がしたんです。

その音の正体が分かりました。

高瀬診療所の
風見鶏の音だったんです。

(風見鶏の揺れる音)

事件の後 お酒の入った高瀬先生を
亀田さんが 車で送ったそうです。

つまり 電話をかけられたのは
高瀬先生か 亀田さんのどちらか。

何の証拠もない
暴論じゃないですか!

確かに 何の証拠もありません。

でも 高瀬先生は 間違いなく

6年前の事件の手掛かりを
知っていた。

《この土地に 悪人はいません。
少なくとも 今は》

しかし 彼は 死んでしまった。

(松田)まさか 殺されたのか!?

聞いてみましょうか。
(松田)はぁ?

この町で 高瀬先生を殺したいほど
恨んでいた人はいますか?

そんな人はいませんよ。

みんな 先生には
お世話になってたんだ。

では 高瀬先生を殺すとしたら
一人しかいませんね。

誰ですか?
高瀬先生ご自身です。

高瀬先生は 自殺したのです。

(亀田)さっきから あなた方は
何を言ってるんですか。

高瀬先生が自殺した証拠でも
あるんですか?

(松田)そのとおりだ。
証拠はあるのか?

ありません。
はぁ?

先生
真犯人は いったい 誰なんですか?

真犯人はいません。
(橘)どういうことですか?

篠田… いや 田中の…
めんどくさいわね。

篠田で統一します。
どっちでもいいよ…。

篠田の供述を思い出してください。

あの日 調理の仕事を終えた僕は
夜風に当たりに 外に出て

そのまま
居眠りをしてしまいました。

寒さに目を覚ました僕は
すぐに レストランに戻りました。

そのとき まだ 皆さんは
レストランにいた。

検察は 皆さんが帰った後に

篠田が 被害者を殺したと
考えていました。

でも 篠田が戻ったとき

皆さんは
まだ レストランにいたんです。

そのとき 遺体は もうすでに
あったんじゃないですか?

まさか…。

被害者は ここにいる全員の前で
殺されたんです。

そして ここにいる全員で
全ての罪を 篠田に なすり付けた。

全員?
全員で殺したっていうんですか!?

小笠原さんを殺した犯人は
一人です。

だから 誰なんだよ!

それは ここにいる皆さんが

篠田を犠牲にしてでも
守らなければいけなかった人物。

(橘)誰なんですか?

滝沢 美月さん。

頭痛の具合は どうですか?

えっ…。

薬が効いて 今は 何とも。

高瀬先生のおかげですね。

おばあちゃん
膝の具合は どうですか?

もう大丈夫ですけど。

高瀬先生のおかげですね。

亀田さん
娘さんの具合は いかがですか?

あんたには関係ない。

高瀬先生が
往診に来ていらっしゃいましたね。

ああして 町じゅうを
回ってらしたんでしょう。

奇特な方です。

しかし 本当に残念ですね。
先生が お亡くなりになるなんて。

それも よりにもよって 自殺。

何か よほどの悩みでも…。
やめろ! もう やめてくれ…。

僕を犠牲にしてでも
守らなければいけなかったのは

高瀬先生ですね?

(橘)高瀬先生が
小笠原さんを殺したんですか!?

殺されても
しかたのないやつだったんだよ!

おい!

亀田さん 聞かせてください。

あいつは 金で
この町を いいように支配してた!

10年前の台風で この町は
壊滅的な打撃を受けた。

漁港も うちの旅館も…。

そこに つけこんだのが
小笠原だったんだ。

みんな あいつに
金を借りるしかなかったんだ。

上限ぎりぎりまで
利子をつりあげて

俺たちを苦しめて
しまいには 死人まで…。

(亀田)あの夜

あいつは とんでもないことを
言いだしたんだ。

《田中さん 大丈夫ですか?》
《ちょっと 夜風に当たりに》

(瀬戸)《どういうことですか!?》
(亀田)《どうした?》

《小笠原さんが 借金の返済期限を
今月中にするっていうんですよ》

(高瀬)《借金を!?》

《全員 貸した金は
今月中に返してもらう!》

(亀田)《待ってください!》

《そんなんじゃ うちの旅館も
とても やっていけないですよ!》

《だったら 担保に入れさせた
あの旅館は 俺のものだ》

《払えないやつは
とっとと この町から出ていけ!》

(藤巻)《そんなの
許されるわけがない!》

(小笠原)《返済期限は
とっくに過ぎてんだよ!》

(美月)《風邪ひきますよ》

(小笠原)
《これまでは 俺の温情で

融通を
利かせてやってただけなんだよ》

(高瀬)
《リゾートホテルですか?》

《この町に リゾートホテルを
建てる計画があると聞きました》

(高瀬)《あなた みんなの土地を

開発業者に 売り渡すつもり
なんじゃないんですか!?》

(小笠原)《こんなちんけな港町に
ホテルが建つんだぞ》

《この町の
未来のためなんだよ!》

(瀬戸)《あんた
俺たちの土地と引き換えに

莫大な金 受け取るんだろ》

《それが ビジネスってもんだろ》

(亀田)《あんた
何とも思わないのか?》

《みんな 土地を追われて
路頭に迷うことになるんだぞ》

(小笠原)《とにかく 貸した金は
全部 今月中に返してくれ》

《そうだ。 ホテルの従業員に
推薦するか。 ハハッ》

《掃除係ぐらいなら
お前らにだって できるだろ》

《よっぽど今より
安定してんじゃないのか》

《ハハハ…!》

(小笠原)《お前… お前…》

《落ち着け!
落ち着けっていうんだ!》

《ううっ! あっ…》

(藤巻)《死んでる…》

(高瀬)
《警察を呼んでもらえますか?》

(藤巻)《先生がやらなくても
いつか 誰かが…》

(高瀬)《殺したのは僕です。
責任を取ります》

(亀田)《待ってください!
考えましょう!》

《何かいい方法が
あるはずです!》

≪(ドアの開閉音)

《あっ すいません。
僕 お酒 弱くて》

《今日は 外 冷えますね》

《どうぞ 続けてください。
どうぞ どうぞ。 ハハハ…》

(亀田)《先生 帰りましょう。
送ります》

(瀬戸)《あとは
俺たちに任せてください》

《駄目です!
駄目です そんなこと!》

(亀田)《先生がいなくなったら
この町は どうなるんですか》

(浜崎)《お願いですよ 先生。
このまま帰ってください》

(藤巻)《お願いです。
帰ってください》

(亀田)《行きましょう》

(ドアの開閉音)

高瀬先生をかばって
篠田を犠牲にした。

偶然 聞いたんだ。
田中さんには 身寄りがないと。

両親が亡くなって
天涯孤独だって。

つまり 篠田が捕まっても
誰も困らない。

高瀬先生はな 誰も来たがらない
こんな辺ぴな港町に来て

みんなのことを ずっと
守り続けてきてくれてたんだよ。

20年間ずっと
誰も やりたがらない役目を

ずっと
引き受けてきてくれてたんだよ。

今回の事件だって そうだ。

みんな あいつがいなくなることを
望んでた。

あいつさえいなければって
そう思ってたんだよ。

先生はな みんなが思ってることを
引き受けてくれてただけなんだよ。

そうだ!

あんたさえ戻ってこなきゃ…。
分かるだろう!?

この町の住民は みんな
先生に助けられてきたんだよ!

先生は この町の住民の命を
守ってきたんだ!

先生は
この町に必要な人間なんだ!

つまり 高瀬先生は 必要で
篠田は 必要ない人間。

そういうことですか?

ふざけたこと
言ってんじゃないわよ!

必要な人のためなら
誰かを犠牲にしていいなんて

誰が決めたの!?

身寄りがないからとか
天涯孤独だからとか

いいかげんなことばかり言って。

何が 篠田は必要ない人間よ。

必要ない人間なんていない。

篠田は 私にとって
必要な人間です!

高瀬先生が自殺したのは

篠田に 罪を着せてしまった
罪悪感に耐えられなくなったから。

あなたたちの安易な考えが

あなたたちが 最も
必要としている人を殺したのよ。

皆さんは
とても大きな罪を犯しました。

あなたたちは これから
罰を受けることになります。

刑法 第172条 虚偽告訴罪。

この罪は 10年以下の懲役です。

ただし 執行猶予がつくでしょう。

これが
皆さんの罪に対する罰です。

どう思われますか?

重いと思いますか? 軽い?

あなたたちは 篠田から
6年の歳月を奪った。

彼は その6年間

透明人間として生きることしか
できなかった。

皆さん どう思われますか?

私は 本当に 腹が立ちます!

あとは お任せします。
篠田 行くわよ。

(ドアの開閉音)

(ドアの開閉音)

(仲)この生臭タオル どうする… 仲里依紗!?

洗剤だけじゃ 落ちないヤツ… ってことで。

「ワイドハイター」を
ちょい足し!

じぶん史上 最高消臭!

清潔レベル 劇的アップ!
「ワイドハイター EXパワー」!

(仲)「ワイドハイター」って
カラフルな服には

使えないんでしょ~?って
誤解でした…。

色落ちせずに 消臭も! 抗菌も!

清潔レベル 劇的アップ!

「ワイドハイター EXパワー」!
めっちゃいい!

(裁判長)判決を言い渡します。
被告人は 前へ。

(裁判長)主文 被告人は 無罪。

(紗英)やった~! やった!

くぅ…。 うっ…。

座ってください。

やった! やった やった…!
あり…。 あり…。

田中さん。
麗子ちゃん。

あぁ… あり…。
田中さん。

あり…。 あ…。
(裁判長)田中さん!

えっ…。
(裁判長)判決理由を読むので

お静かに。

(裁判長)理由 第1 公訴事実
以下 本件犯行ともいうの要旨。

被告人は 金品強取の目的で
平成28年 6月13日…。

驚きましたよ
傍聴席に 栄治がいるのかと。

ハァ またですか。
いまだに よく間違えられますよ。

それで 栄治じゃないと分かると
みんな がっかりした顔になって。

いなくなっても
僕に 迷惑をかけるんだ あいつは。

ホント 迷惑な元カレ。

でも あいつがいなかったら 僕は
いまだに 透明人間のままだった。

えっ?
栄治が どんなつもりで

あの遺言状を書いたのか
謎は謎のままだけど

あの遺言状が 僕と麗子ちゃんを
引き合わせてくれた。

ロマンチストですね
篠田さんは。

フフフ…。

私に残した栄治の遺言。
借りは 返しましたよ。

だから
僕は 栄治じゃありませんよ。

何て書いてんですか?

あっ ちょっと!
あんたには関係ない。

関係なくても 見せてよ。

富治さん 何て書いてたんですか?
さあ…。

富治さんまで!
篠田。

ん?
晩ご飯は 何?

知らないよ!
何で 天ぷらそば食べながら

晩ご飯のこと 考えれんのよ。
当たり前でしょ。

じゃあ あれは?
こないだのフレンチ。

『検察側の証人』からの
『オリエント急行』だったとはね。

みんな
いい人そうに見えたんだけどな。

そんなこと言ってるから
はめられるのよ。

そんなことより
あんた これから どうするの?

何が?
あんたは もう 自由なの。

どこでも住みたい所に住めるのよ。

そっか…。 そうだね。

ここにいたければ 朝 昼 晩 3食
きっちり 料理を作ること。

うちは もうかってないんだから

給料は
初任給くらいしか 渡せないけど。

お金なんていいよ。
お金は 必要よ。

あんたは
社会に戻ってきたんだから。

でも 食費と光熱費 家賃は
しっかり引かせていただくけど。

食費っていうけどね

あなたが ほとんど
一人で食べてるんだから。

割り勘。
割り勘は おかしいでしょ

どう考えても。
あんだけ 一人で食べといて。

相変わらず 騒がしいですね~。
津々井先生。

あなた いつの間にか

この事務所が
板についてきましたね。

うれしくはないんですが。
ところで

私とのお約束
覚えていらっしゃいますよね?

約束?
その話は 後で。

あの約束 やめました。

えっ?
約束?

一円にもならない仕事で
頭を下げるような弁護士は

うちの事務所には
必要ありません。

わが社は
利益最優先が モットーですから。

まさか あの 剣持 麗子が
こうなってしまうとは。

約束って…。

まあ しかし お金って
何なんでしょうね 剣持先生。

ごめんね 津々井。 待った?

お構いなく。 今 来たところです。

えっ?
はぁ?

(津々井)今から 紗英と夕食に。
夕食?

(紗英)何 食べる?
(津々井)日本橋に いいすし屋が

あるんですよ。
遠慮は いりませんよ。

あの 剣持 麗子は そこで
酢飯がなくなるまで食いました。

ハハハ…!
(紗英)ハハハ…!

≪(津々井)ハハハ…!

2人は おすしだって。
よだれが出るわ。

僕たちも行っちゃう?
今の私たちに

すしなんか行けるわけないでしょ。
おなか すいた。

あーあ。
早く 次の事件が来ないかな。

事件じゃないの 案件なの。
同じでしょ。

違うわよ 貧乏神!
貧乏神とは何だよ!

あんたね のんきなこと
言ってる場合じゃないわよ。

えっ?

このままだと つぶれるわよ
うちの事務所。

えっ!?

必要なのは 事件じゃないの
ビッグな案件なの。

また そんなこと言って…。
こつこつ やろうよ 僕たちは。

こつこつなんか
まっぴらごめんよ。

何で 麗子ちゃん
そんなお金のことばっか言うの?

お金がないから
すしも食べられないのよ。

お金じゃ買えないもんだって
あるでしょうよ。

どこに? 何が?

愛だよ。

よくもそんな ろくでもないこと
言えるわね。

何が ろくでもないんだよ。

散々 見てきたでしょ
お金で破滅しちゃった人たちを。

私は 破滅しません。
殺されちゃった人だっているんだよ。

私は 殺されません。
お金が 人を狂わすんだから。

狂った人が
お金を手にしただけです。

だったら 余計 麗子ちゃんには
持たせられませんね。

だいたいね あんた 私に
幾ら 借りがあると思ってるの?

僕 いつ お金 借りたよ!?

無償労働10年分あるわよ!
ハッ! 10年も!?

あ~あ 先が思いやられるわ!