【BS時代劇】大岡越前6「奇策、鴨のお裁き」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【BS時代劇】大岡越前6「奇策、鴨のお裁き」[解][字]

ある日、吉宗(椎名桔平)がお忍びで遠出をしてしまい、忠相(東山紀之)ら奉行所一同が探索に出る。目黒にたどりつき、おまさ(剛力彩芽)という女性と出会った吉宗は…。

詳細情報
番組内容
ある日、お忍びで町に出た吉宗(椎名桔平)が裸馬に乗って遠出をしてしまい、忠相(東山紀之)たちは探索に追われる。吉宗は、将軍の鷹狩りの場となっている目黒にたどりつき、かつての恋人によく似た女性・おまさ(剛力彩芽)と出会う。その父・常右衛門(大地康雄)は名主で、村が鷹狩りのために役人たちから様々な苦役を課されるため苦労していた。役人の一人・荒木(出合正幸)がおまさに横恋慕していると知った吉宗は…。
出演者
【出演】東山紀之,寺脇康文,美村里江,近藤芳正,高橋光臣,剛力彩芽,大地康雄,高橋長英,松原智恵子,田村亮,椎名桔平
原作・脚本
【脚本】尾西兼一

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 良太
  2. 与兵衛
  3. 上様
  4. 常右衛門
  5. 荒木様
  6. 旦那
  7. 忠相
  8. 鳥見役
  9. 鷹場
  10. お主
  11. 吾一
  12. お鷹場
  13. サンマ
  14. 公方様
  15. 間引
  16. 目黒
  17. 裸馬
  18. お父っつぁん
  19. お方
  20. 蔭供

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(にぎわい)

おい!
(蔭供たち)はっ!

わしは 民の暮らしを見るために

こんな格好で 城から出てきたのじゃ。

これじゃあ 目立っていかん。

もそっと離れろ。
(蔭供)なれど これが 我々の…。

よいから 離れい!

(人々の悲鳴)

≪暴れ馬だ~!
(いななき)

(人々の悲鳴)

(いななき)

どうどう。

しばし 馬を借りる。
(馬方)へっ へい。

忠相の役宅にて待て。 よいな!
いや しかし…。

ホッ! ホッ! ホッ!

お待ちくだされ!
≪お待ちくだされ!

まあ 上様が!?
うん。

蔭供たちによれば 裸馬で
駆けていってしまわれたらしい。

公方様ともあろう お方が 裸馬で!?

さすが 上様!
なさることが 豪気です。

求次郎 面白がってる時ではありません!

ですが それでは どこへ向かわれたか
分かりませんわね。

馬と一緒だ。 なんとか捜せるだろう。

(橋田)お奉行!
聞いたな。 はっ!

方角から見て 目黒
渋谷辺りまで捜さねばならんだろうが

裸馬が 目印になるはずだ。

なるほど。 では 早速…。

私も 捜しに行ってみる。
はい。

♬~

(堅太郎)行くぞ!
(喬之助)はい。

ああ… 旦那 旦那 旦那 旦那!
ううっ あっ… 旦那!

何!? 大介!

はい!

<南町奉行所の面々が

裸馬で走り去った吉宗を追い始めた頃

当の本人は 目黒まで馬をとばしていた。

当時の目黒は 江戸府内には含まれず

旗本の知行地や代官の支配地が
入り組んでいた>

おい! 何をしている?

(良太)見て分かんないなら
言ったって分からねえや!

面白い小僧だな。

小僧じゃないやい! 良太だい!

なら 良太
ここは 公方のお鷹場だ。

そこに住み着き
付けまでされている鴨に

もしものことがあったら 死罪だぞ。

石を投げるのは やめておけ。

鴨になんか当てやしないよ。

おいらは 鴨を逃がすために

こうして 石を投げてるんだ!

(飛び立つ音)
(良太)逃げろ~!

逃げろ~!

鴨を逃がすため?

だって お鷹狩りのになるんだぜ
あの鴨たちは。

かわいそうじゃないか。

公方様の遊びのために 付けされて
あげくには 鷹に襲われるんだ。

公方様の弱いものいじめに遭う鴨だから
逃がしてやるのさ。

鷹狩りは 公方の弱いものいじめか。

決まってらい!

だがな 公方というのも
つらいものなのだぞ。

ふだんは 城から
一歩も外に出ることが許されん。

だから たまに 鷹狩りでもせねば
体が なまって しかたがないのだ。

公方様の肩を持つのか? お侍さんは。

いや 別に肩を持つわけではないが…。
(腹が鳴る音)

昼飯 食ってないのか?

今日は 遠くまで足を運んだせいで
腹が減ったんだろう。 ハハハ…。

だったら おいらんとこで
母ちゃんに 飯 食わせてもらうといいや。

何!?
こっちだよ。

おい!

お前は 名主の子か?
あそこだよ!

母ちゃん!
おい 待て。

母ちゃん。

(おまさ)お帰り 良太。

ただいま! 客を連れてきた。

お客?
(良太)うん。

こっちだよ!
ああ いや… そこの川で

良太と知り合ってな。

あ…。

はつ江…。

♬~

あの どうかなさいましたか? お侍様。

あ いや… 何でもない。

母ちゃん
このお侍が 腹減ったらしいんだ。

何か食わせてやっておくれよ。
えっ?

おい 良太。 わしは 別に腹などは…。
(腹が鳴る音)

アハハハ!
アハハ…。

フフ…
名主 常右衛門の娘で まさと申します。

良太が お世話になりました。

おいら 世話になんかなってねえぞ。

これ! しつけが行き届かず
申し訳ございません。

子供は このぐらいが ちょうどいい。

わしは… 吉…
吉さんとでも呼んでくれ。

吉さん? 変な名前! ハハハ!

良太! フフフフ…。

(笑い声)

見たのだな?
はい! 裸馬の侍が…。

突っ走っていくのを 茶店の おやじが…。

半刻ばかり前だそうです。
手分けして捜してくれ!

ですが この先は朱引きの外となり
町方の支配は及びませぬが…。

構わん!
はっ!

うまそうな匂いだなあ。

サンマだよ。
サンマ…。

こんなものしか ありませんが…。

すまんな。

これが サンマと申すか。

食ったことないのか?

鯛ならあるがな。

熱い…。

こんな熱い魚 食ったことがない。

え? 冷えたものしか
食ったことがないのか?

そうじゃ。 だが うまい。

うん これが サンマか。

この辺の川でとれる魚か?

フフッ… ご冗談ばかり。

ん? 冗談なんかでは…。
あ ああ…。

そうじゃ そうじゃ。
冗談じゃ 冗談。

ハハハハ…!

ああ この汁も うまそうだな。

ん! 熱っ! 熱いが うまい。

汁は こうじゃなきゃいかんなあ。
熱い…。

母ちゃん。
ん? 吉さんは あんまり

いい暮らし してないみたいだな。
フフフ…。

(吾一)よっ おまささん!

やあ 相変わらず
べっぴんさんじゃねえか。

これは 親分さん。

ああ。 そこで
常右衛門さんと一緒になってな

鳥見役の荒木様を お連れしたんだ。

荒木様を?

<鳥見役とは
鷹場の獲物である鴨などを保護し

密猟を監視するため
村々を巡検する役を担っていた>

じいちゃん!

どなた様だ?

良太が お世話になった お方なので
今 お食事を…。

吉さん 父の常右衛門でございます。

すまぬ。 世話になっておる。

さようでございますか。

ごゆっくりと言いたいところなのですが

公儀御用のお方が
お見えになっておりますもので。

そうか。

ああ 食ったら すぐ帰る。
構わないでくれ。

(荒木)おまさ
世間の口に戸は立てられぬという。

このような 誤解を招くようなまねは
せん方が よいな。

そうだな 常右衛門。
はい。

何だい! 吉さんは おいらの!
良太…。

よいよい。
子供は このぐらい元気な方が… な!

(常右衛門)良太!
申し訳ございません。

貴公も貴公だ! この女は
亭主を病で亡くし 独り身なのだ。

そこに入り込むのは どうかと思うがな。

そうか。 そいつは知らなかったな。

事情が分かったんだったら
飯なんざ そこそこに

帰った方が身のためですぜ ご浪人。

身のため?

フフフフ… どういう意味じゃ。

こちらの荒木様はな
代々 鳥見役の家柄で

ヤットーも
小野派一刀流免許皆伝の腕前。

それに こちらの おまささんとは
常右衛門の旦那も許した間柄。

だよな? 常右衛門の旦那。

は はい。
(吾一)だから~

あやつけるんだったら
もっと ましなあやつけなっての。

南の番所の十手持ちは
そんな ヤクザな口のきき方は せんがな。

何だと!?

おまさに 気があるのか? お主。

それは お前さんだろ。

やめておけ!

あっ! うっ!
荒木様!

お主… また来る!

えっ 旦那!

や~い! や~い! ざま見ろ~!

吉さん すごいな。
(常右衛門)良太! よさないか!

お前様も お前様だ。

何てことしてくれたんだ お侍。

たかが 鳥見役ではないか。

何も知らないから
そんなこと言うのだ!

あの お方に にらまれたら…
帰ってくれ!

帰れ! おまさ。

申し訳ございません。
今日のところは…。

馳走になった。

またな 良太。

上様 お捜ししましたぞ。
そうか。

いかがなさいました?

はつ江が いた。
はつ江?

(馬の鳴き声)

そうでしたか。

で その おまさという女が…。

はつ江に似ていた。

わしが 紀州家を継ぐ前に 見初めた女だ。

だが はつ江には 既に 許嫁がおってな

まだ 若かった わしは
自らの心の赴くままに

はつ江の心を かき乱したらしい。

とどのつまり はつ江は嫁入りし

しばらく後に…

心の病を患って 死んだそうだ。

はつ江は わしが殺したも同然なのじゃ
忠相。

その はつ江に似た女に
まさか出会うとはな。 ハハッ。

そのようなことが…。

ああ。

上様は…。
何だ?

そのまま 放っておかれますでしょうか
その お方を。

何やら もめ事を
抱えていらっしゃるんでしょう?

うん そうらしいが…。

♬~

はつ江…。

おまさ…。

<鷹場には 鳥見役の配下に
撒役がいた。

早朝と午後の2度
鳥のを撒く仕事である>

(与兵衛)お~い。 お~い。

お~い。

(鴨の鳴き声)

フン…。

う~ ハッハッハッハ!

旦那! ハハハ…!
フッフッフッフッフ…。

(白井)吾一。
へい。 お前の店の鴨料理は

いつも絶品だな。
いや 鴨の肉が新鮮なのは

荒木様たちの
ご配慮あってのことでございます。

ああ なるほど。

これが さる大名屋敷で手に入れた
内情だ。

当主の ご乱行のありさまを 逐一…。

う~ん ありがたい。
お主が 鳥の観察と称して

あちこちの大名屋敷に
お出入り自由なのは

こちらにとっても 重宝なのだよ。

おっとっとっと…。
ヘヘヘ…。

あの浪人者め 再び現れたら
痛い目に遭わせてやる。

ああ おまさだったな。
お主が岡惚れしておる常右衛門の娘は。

ありゃ いい女なんですがねえ
コブつきなんですよ。

ヘヘヘ…。
あんなガキは 邪魔なだけだ。

それに 与兵衛…。
与兵衛って あの撒の?

気付いておらんのか?

あいつは 俺たちが鷹場の鴨を
間引いておることを知っておるのだぞ。

そいつは やべえ…。

あいつが ひと言でも しゃべったら
あっしら全員 これですぜ。

ならば
そうはさせぬための手を打てばいい。

そのことよ。

≪(与兵衛)あ~!

(斬る音)
ううっ!

あっ…。

(川へ落ちる音)

お父っつぁん?
何か あったんですか?

何でもない! 何でも…。

ああ…。

ん?

あっ! おい! おい!

ご苦労であった 神坂。

ははあ~。

これからも 左近将監様のために
よろしく頼む。

恐悦至極にございます。

≪申し上げます!

上様が!?

おしのびで町へ出られたまま
行き方知れずとなられた。

既に 伊生が動いとるが

この間も
そのようなことがあったと聞いてな。

はい。
そなた 行き先に心当たりはないか?

あ… それは…。

あるのか ないのか!

ございませぬが 必ず お捜しいたします。

(一同)え~!?
(堅太郎)またですか?

一体全体 何を考えてなさるんだよ。

ぐずぐず言っている間に おめえたちは
名主の常右衛門のところへ走れ!

(喬之助)はい!
(辰三)あ~ ちょっと待ってくだせえよ。

あ あいつ 張り切りやがって…。
大介! 子吉!

いや ちょっと
茶ぐらい 飲ましてくださいよ!

待ってくださいよ!
(三次)ハハハハ…。

お忙しいこってすねえ。
上様にも困ったもんだ。

上様が どうかなさったんですか?

いや 何でもねえ 何でもねえよ。
あ~ 危ねえ。

これは好都合。

おい 吾一。
へ~い。

良太? 良太?

良太は川であろう。
あ 吉さん…。

近くまで来たもんでな。

良太は 鷹場の鴨を逃がすと言って
いつも 川で石を投げているらしい。

まことでございますか? それは。
ああ。

おまさ! 荒木様に知れたら
大変なことになる! すぐに…。

待て。 お主 何故 あの男を
そのように恐れるのだ。

お前様には 関わりのないことだ。
だが せんだっての様子では

おまさを 嫁にまでしようと
しているようではないか。

おまさ お前は それで承知なのか?

それは…。
良太は嫌がっておるぞ。

なのに…。
何度言えば 分かるんだ!

お前様には 関わりがないと
言ってるじゃないか!

いや しかし…。
お鷹場のためです。 何!?

お鷹場を よいあんばいに保つのが
村の務めなのです。

田んぼの水引きや
祭りや講や種まきの時期まで

鳥見役の荒木様の お指図に従うのです。

だから 父は…。
お鷹場のため。

荒木様は立場を利用して

鴨を間引いているという噂もあるお方と
知っていても 父は…。

おまさ!

いつだったか 撒の与兵衛さんと
そんな話 してたじゃありませんか。

私は そんなお方の嫁になるのは 嫌です。

もういい。

はあ…。 父は 村のために
何事も大ごとにはしたくないのです。

ゆうべも 年貢の取り立てから戻ってから
様子が おかしくて。

何か あったのか?

さあ… 「何でもない」の一点張りで。

あ それよりも 良太を。
あの子のせいで これ以上 何かあったら。

そうだな。

いましたぜ 旦那!
うむ。

わしは 代官所手付の
白井金五である。

御用の筋だ。

白井様
何かあったのでございますか?

それがね おまささん
与兵衛が昨日

誰かに斬られたらしいんだよ。

与兵衛さんが!?
川に流されたらしく

死体は まだ あがってはおらぬがな。

一応 こうして聞いて回っておるのだ。

お主 知らんか?

わしがか?

なぜ わしが知っておると思うのじゃ。

与兵衛は百姓だが
お鷹場の撒も やってる。

つまり 荒木様の手下だ。

ご浪人
あんた 荒木様と一悶着あったよな。

それを根に持って…。
それよりも

鷹場の鴨を間引いている
鳥見役が いるそうではないか。

与兵衛は その口封じで
やられたのかもしれんな。

口から でまかせ言いやがって!

とりあえず 話が聞きたい。
代官所まで来てもらおうか。

行ってもいいが
後で悔やむことになるぞ 木っ端役人。

おのれ! 何だ その言いぐさは!
おい 吾一!

へ~い! 野郎!

ぐっ! っつっつっつ…。

うわっ!
おのれ!

うあっ!

んっ! ん~!
ああ~!

ああっ! う~!
あ~!

おのれ 許さん! てや~!

ああっ… ぐっ!
吉さん!

ああっ!

う 上…
いや… ちょっと よしなさい。

おお 確か お前は…。

(小声で)
このまま お逃げください。

おまさ 良太は任せろ!

あっ!
こら 待て!

町方風情が何用だ!?
(喬之助)だから 待ってください!

♬~

逃げろ~!

(鳴き声)
(良太)逃げろ!

逃げろ!

かわいそうに…。

(荒木)良太ではないか。

その手に持っているものは何だ?

何でもないやい!

良太 どうした?

吉さん!
それは 鴨か?

おいらじゃないって!
死んでるのを 川で見つけたんだ!

おい 良太! 鴨殺しは重罪だ。
いくら おまさの子とはいえ

鳥見役として見逃すわけにはいかん。
来い!

良太は 川で見つけたと申しておろう。

刃向かう気か お主!

むっ!

良太 下がっておれ。

や~っ! うっ! ん~! うっ…。

くっ… うっ! おりゃ~!

忠相!
ここは 私が!

すまぬ。

良太 来い!

たあ~! うあっ!

うりゃ~! ハッ!

待て 良太。
ハア… もう 駄目だ。 もう 走れぬ。

吉さん!
大丈夫だ ここまで来れば。

あっ…!

あっ 上様!

えっ 上様!?
旦那!

ははあ~!
おい!

お捜ししましたぞ。
うむ 大儀。

捜したぞ 浪人者!
もう 逃げられんぞ 良太!

ちょっと待て。 お主たちは 何だ?

わしは 代官所手付の白井と申す。

その浪人者は
お鷹場の撒を殺めた咎人だ!

そんな… バカな…。

お主は?
それがしは 公儀鳥見役。

その小僧には お鷹場の鴨を
殺した嫌疑が かかっておる。

鴨を!?

おいらは やってないやい!
そうじゃ 濡れ衣じゃ。

黙れ! んっ… その2人を
こちらに お渡し願いたい。

それ!
(配下たち)はっ!

待たれい! 待たれい!

ここは 江戸ご府内。
町奉行の管轄だ。

話が そういうことなら
こちらで ひとまず

この者たちを預からせてもらう!
何!?

大介 子吉 縄を打て!

えっ!?
いや しかし…。

いいから 打つんだ!

何? 本気か。

申し訳ございません。
ん?

すまねえな。 …よし。

当方で 吟味の上 お知らせする。
引っ立てい!

へい。 おい…。

まあ 子供に縄を?

お鷹場の鴨を殺したとかで。

まことですか? その話。

はい。 門番に そう聞きました。

ひどい! 勘太さん!

いくら ご定法だからって
子供に縄をかけるなんて。

勘太さん ひどい!
もう 知らない!

えっ ちょっと…
ちょ ちょ ちょっと お花ちゃん!

ああ…。

おい! 出さぬか 忠相!

え~い これは どういうことじゃ!

(泣き声)
母ちゃん…。

おい 泣くな 良太。
今すぐ 出してやる。

忠相~! 何をしておる!

若。 このようなことが
ご公儀に知れたら…。

この首が飛ぶかもしれんな。
いや 笑い事ではありません。

源さん。
今は まず 撒の与兵衛だ。

斬られた いきさつを 探らねばならん。
はっ。

それと 鴨殺し。

鳥見役の荒木という男
一癖ありそうだ。

裏に 企みがあると見た。
(源次郎)はい。

♬~

どうしたらよいのですか… お父っつぁん。

♬~

(辰三)旦那。

ここで斬られて
川に落ちたってことですね。

川下を捜すぞ!
はい。

(錠前を開ける音)

遅いではないか。
切腹ものじゃぞ 忠相。

上様。 蔭供の一人が切腹をしかける
という騒ぎがございました。

何!?
大事には至りませんでしたが

御身は上様だけのものではございませぬ。

万民の手本たる お立場を
いま一度 お考えになり

軽はずみなことは
お控えあそばすよう…。

分かった。 わしが悪かった。

(筧)お奉行…。
ああ 何か分かったか?

はい。 与兵衛ですが

長崎から戻る途中の結城先生に
助けられていたそうです。

よし!

ああ…。
今夜一晩が 峠だ。

しっかり頼むぞ!
へえ!

ううっ… あ…。

なるほど。

お鷹場を巡っては
いろいろと あるようでございますな。

上様 与兵衛が目を覚ませば
誰に斬られたかが分かりましょう。

良太の一件と併せて
この私に お任せください!

いや! 忠相。

このわしに 何か できることはないか。

おまさがな
望まぬ男に嫁がされようとしている。

おまさのためにも 何かしたいのじゃ。

♬~

(配下)御免!

南の大岡様から
書状が届いたようでございます。

(神坂)何!?

何か?

「与兵衛の一件
支配地の吟味に関わることなので

身共と そちに
白洲に立ち会うてほしい」との誘いじゃ。

なるほど。
ん?

それだけではない。

「鳥見役のお主と 吾一も
鴨殺しの証拠人として

白洲に同道してほしい」とある。

(太鼓の音)

南町奉行 大岡越前守様 ご出座~!

(太鼓の音)

一同の者 面を上げよ。

こたびの一件 代官 神坂殿支配地で
起こったことではあるが

咎人が 朱引き内において
召し捕られたゆえ

当南町奉行所において
吟味することと相成った。

さよう 心得よ。

さて 良太。

その方 これなる鴨を打ち殺した
とあるが しかと相違ないか。

違います! おいらは やってない!

何?

お鷹場鳥見役 荒木新兵衛。

その方 良太が殺したのを見た
との申し立て

間違いないか。
はい。

その小僧が 川の鴨に
石を投げておりました。

石は投げたけど 当ててないやい!

いや。 お前が投げた石が当たって
鴨は死んだのだ!

待て。 お主 鴨が まこと
息絶えているのを確かめたか?

確かめるとは?

手に取って見たのか と申しておる。

手に取るもなにも その子が手にしたまま
逃げてしまいましたので。

ならば まことに打ち殺したかどうか
分からぬではないか。

鴨を これへ。
(橋田)はっ。

まだ 温かい。

死んではおらぬぞ この鴨は。

そんなバカな!

いや 気を失ってはいるが
まだ生きておる。

おまさ。
はい。

手当ていたさば この鴨は
生き返るに違いない。

えっ?

今すぐ この場から鴨を
按針町に持参いたし

手当てしてまいれ。
えっ?

よいか 按針町だ。
はい。

さあ…。

(馬の鳴き声)
吉さん…。

乗れ。 おまさ!

♬~

<日本橋按針町には
生きた鳥などを売る店があった>

吉さん これ。

よし これでいい。

ただし もう一つ

仕掛けがいる。
え?

(うめき声)
先生!

与兵衛 気付いたか。 分かるか?

お主 誰に やられた?

誰に斬られたんだ?

(扉が開く音)
お奉行様!

おお 戻ったか。 どうであった?

按針町の鳥屋さんに診ていただいたところ
このように…。

(鳴き声)

あっ!

おお…。
あっ…。

やはり 生きておったか。

死んだ鴨が生き返るなんて
あるわけがない!

不服でもあるのか 荒木新兵衛。

恐らく その女が

あの死んだ鴨と生きた鴨を
取り替えたに違いありませぬ!

大岡様ともあろうお方が
そのような戯れ言を…。

戯れ言? 何を申す。

見よ。 鴨の足に 赤い糸が ついておる。

おまさに渡す前に
この私が つけておいた 赤い糸だ。

良太。 これで お前は無罪放免だ。

よいな。

母ちゃん!
良太…。

おい とんだ茶番だぜ おい。

食うはずだった鴨が
生き返るわけがねえよ。

十手持ちの吾一とかいったな。

へ… へ~い。

目黒で 鴨鍋屋を営んでいるそうだが

まさか お鷹場の鴨を
間引いて使っているわけではあるまいな。

と… とんでもねえこってす。

そうか。 そうだ 鴨の間引きといえば
名主 常右衛門。

は… はい。

撒の与兵衛が お鷹場の鴨を
間引いて使っておる者がいる

という話をしておったそうだが
まことか?

そ… それは…。

与兵衛は その口封じのために斬られた
とは思わぬか。

私は存じません。

実はな 与兵衛は生きておる。

まだ 目を覚ましてはおらぬが
あるいは 与兵衛の口から

襲った者の名が割れるかもしれぬ。

(扉が開く音)

養生所医師 結城新三郎 参りました。

待ちかねた。 与兵衛は どうした?

それが 与兵衛は
たった今 息を引き取りました。

何か 申し残したことは?

いえ… ひと言も。

そうか。

(扉が開く音)

おっ!
(吾一)野郎 来やがったな!

白井様! お奉行様! 与兵衛は
この男に殺されたに違いありませぬ!

この わしがか。

神坂 こう申しおるぞ こやつらは。

あ…。

ああ…。

ははあ…。

何をしておる!?
上様じゃ! 公方様じゃ!

あ~!
(白井)ひい~!

(3人)えっ!?

(一同)ははあ~。

忠相。 鴨は ともかく
与兵衛が死んでは もくろみが外れたな。

いえ。 たった一人
知っている者が この中に。

も… 申し訳ございません。

私 見ました!
荒木様が 与兵衛を斬るのを見ました!

(川へ落ちる音)

お父っつぁん…。

ですが… 怖かったんです 荒木様が。

村のためと言われ 娘まで 嫁にと言われ

それでも 何もできず…

ただただ ふがいないばかりの父で…。

すまない おまさ…。

お父っつぁん…。

常右衛門!

うっ… ううっ!

神坂。

ははっ。
このような者と つるんでいたら

北の伊生も 迷惑を被るのではないか。

平に 平に ご容赦を…。

神坂殿。
ははっ!

これよりは 評定所に移され
厳しく吟味されるであろう。

お目付殿!
(目付たち)はっ!

(目付)立ちませい!
(目付)立ちませい!

これにて 一件落着でございます 上様。

常右衛門。
ははあ。

鷹場のために 気苦労をかけた。

村への苦役 少なくなるよう やってみる。

もったいないお言葉。

公方様とは知らず
ご無礼の数々 お許しください!

上様…。

おまさ お前に会えてよかった。

え?

どうしても お前を守りたかった。

サンマの お礼にな。

はい。

良太。

いつか また
サンマを馳走してくれ。

うん いつでも待ってるよ 公方様。

これ!
よいよい。

忠相。

サンマは 目黒に限るぞ。
(良太)え~!?

まあ…。
上様! (笑い声)

<その身に縄を打たれても
守り通した一つの出会い。

吉宗の庶民への慈しみと懐の大きさを
かいま見て

心中 頭を垂れる忠相であった>

これは わしの金じゃ!
金兵衛という男 何という評判の悪さだ。

重症のようだな。
金兵衛の病というのは?

強突く張りの病だ。
金貸しの用心棒にか?

世の中 金の奪い合いだ。

それは もう 人の世とは言えんな。
きっと 身内の誰かが…。

わしの金 狙ったんだ!

連中の望みどおり 死んでもらおうか。