パンドラの果実 ~科学犯罪捜査ファイル~#02[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
パンドラの果実 ~科学犯罪捜査ファイル~#02[解][字][デ]
ディーン・フジオカ主演!岸井ゆきの、ユースケ・サンタマリアが、最先端科学が引き起こす怪事件の真相に挑む新時代サイエンスミステリー!2話は能力向上脳内チップの罠!
出演者
ディーン・フジオカ 岸井ゆきの佐藤隆太 西村和彦 本仮屋ユイカ
三津谷葉子 シャラ ラジマ 安藤政信板尾創路 石野真子/ユースケ・サンタマリア
【第2話ゲスト】
今野浩喜
吉田健悟 松田陸
番組内容
■人間の魂が抜けた!? 科学犯罪対策室がプロeスポーツ選手の怪死事件に挑む!
■脳に埋め込んだマイクロチップで人間の能力が劇的に向上? 科学による脳の改造は許されるのか―対立する小比類巻(ディーン)と最上(岸井)の倫理観
■不老不死を目指す謎の男カール・カーン(安藤)登場! 小比類巻に危険な誘惑をもたらし、最上の過去を知る彼は、今後の展開のカギを握る重要人物に!
脳科学者・鮎川(今野)の陰謀とは?
監督・演出
監督:羽住英一郎
原作・脚本
原作:中村 啓「SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦」(光文社文庫)脚本:福田哲平 関 久代
音楽
音楽:菅野祐悟
主題歌:「Apple」 DEAN FUJIOKA
(A-Sketch)
制作
チーフプロデューサー:三上絵里子 茶ノ前 香
プロデューサー:能勢荘志 尾上貴洋 古屋 厚制作協力:ロボット
製作著作:日本テレビ HJホールディングスジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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キーワード出現数ベスト20
- 鮎川
- チップ
- 三ツ矢
- 赤井
- 田中
- 科学
- カーン
- 八木
- コッヒー
- 星来
- 精神転送
- 博士
- 発火
- 板東
- 不老不死
- ハァ
- 今日
- 人間
- eスポーツ
- 遺体
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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(玉置) 「科学犯罪対策室」。
(山中) 最先端科学が絡む事件を
専門に扱う部署みたいだ。
小比類巻警視正でしたか
長谷部 勉と申します。
(小比類巻祐一) 知っています
よろしくお願いします。
何で 俺が
配属されたんでしょうか?
理科は さっぱりなんですけど。
この10年間 あなたは警視庁でも
トップクラスの検挙数を記録しています。
とても優秀な足です。
これから インスピレーション
ひらめきの神に会いに行くんです。
最上博士は天才科学者です。
3年前に突然
科学界から姿を消したんです。
我々のアドバイザーとして
お迎えできれば…。
(最上友紀子) 現代科学は もう
踏み入れてはいけない
領域まで来てる。
その先は… 闇なの。
あなたは科学が人類の光だという
ことを知っているはずです。
科学の進歩に
問題は付きものです。
科学者は探究心を抑えられない
だから 私は…。
ここが我々のオフィスです。
ここを設立したのは島崎局長です。
(島崎) 俺は名前を貸しただけだ。
こいつは 科学は得意だが
現場経験がない
助けてやってくれ。
私は あんたが間違ってるって
教えるために来たの。
どういうこと?
なぜ 博士は
科学界から身を引いたんですか?
あんたに関係ない。
では 私のことも
ほっといてください。
ほっとけない。
(三枝) 今のセリフ
完全に恋が始まる
手前のやつですよね。 え?
はじめまして
厚生労働省の三枝と申します。
一応 課長ですから。
コッヒー 偉い後輩いたんだね。
コッヒー?
コッヒー?
コッヒーのお母さん?
(聡子) コッヒー?
義理の母です。
(小比類巻星来) パパ 抱っこして。
娘さん?
星来といいます。
コッヒーの奥さんって
いつ亡くなったの?
(星来)
ずっと病気でアメリカにいて
もう 目を覚まさないかも
しれないの。
そういうことになってますので。
亜美…。
(社員)
マイナス196℃で冷凍し
トランスブレインズ本社で
厳重に保管させていただきます。
将来 科学が発展し
遺体の蘇生技術が完成する日まで。
踏み入れてはいけない領域…。
闇なのか?
科学は人類にとって
私にとって 光なんです。
(村田) どうした!? 元気ないぞ。
(田中) すいませんでした。
あぁ…!
指だけは やめてください。
何でもしますから。
(村田)
えっ? 何でもしてくれんの?
さすが リーダー。
じゃ お前ら
田中君に免じて帰っていいぞ。
ほれ。
ほら… ほらほらほら…!
≪すいません!≫
(松丸) 通報したら殺すからね~。
(村田) で? 何してくれる?
おい 返事は? 返事‼
(電車の走行音)
何だよ。
(田中) 頭… が…。
ウソだろ?
(田中) あぁ~!
傷害致死?
それ うち 関係あります?
分かりません
ただ 被害者の死に不可解な点が。
不可解な点?
ええ。
被疑者の証言によると
魂が抜けたようだったと。
魂って… またまた もう。
(村田) おい 返事は? 返事‼
(電車の走行音)
(村田) 何だよ。
(電車の走行音)
(田中) 頭… が…。
(村田) ウソだろ?
(田中) あぁ~!
魂 見ちゃったよ。
(葛木) 次 鑑捜査2組。
(梶原) はい。
ガイシャは田中浩二
プロeスポーツ選手で
チームリーダーを務めていました。
事件当日 田中はチームメートの
板東春敏 三ツ矢 純と共に
試合の打ち上げを
していたようです。
eスポーツって あの
世界大会とかやってるやつか?
スポーツ競技として捉えた
コンピューターゲームで
アスリート並みの反射神経や
集中力が必要とされる
脳のスポーツです。
オリンピックで
採用される可能性があるって
テレビで見ましたよ。
(葛木) 鑑捜査3組。
(玉置:山中) はい。
(玉置) 主犯格は村田慎吾
飲食店を経営。
暴行 傷害の前科があり
現在 行方をくらましています。
(山中) 先ほどの映像を撮っていた
仲間の1人は
現場から逃げ遅れたところを
すでに確保。
ただ 同時に
ライブ配信していたようで
ネット上は ちょっとした
パニックになってます。
(葛木) ライブ配信…。
それで 動機は?
(山中) 田中らが豪遊してるのが
気に入らなかったとのことです。
(玉置) 途中で解放された
板東と三ツ矢にも
連絡を取っているところですが
現在 2人とも消息不明です。
報告は以上です。
消息不明…。
(葛木) 村田慎吾を
田中浩二の殺人容疑
および 板東春敏 三ツ矢 純
失踪事件への関与で
指名手配だ 以上。
(捜査員たち) はい。
(捜査員) 気を付け。
(葛木) あぁ 科学犯罪対策室。
(2人) はい。
死因の究明を急いでくれ。
(捜査員) 敬礼!
休め!
うちにもホシを
追い掛けさしてくださいよ。
魂を追い掛けるんです。
えっ?
魂?
ユッキー?
うん 寝てると思うよ。
起こす?
ああ 頼む。
早く お仕事に来てください
って伝えてくれ。
(星来) ユッキー ユッキー!
ユッキーってば!
あっ 星来ちゃん。
パパが お仕事来てくださいって。
は~い。
起こしてくれてありがとう!
ウフフ。
え? 何?
(星来) ねぇ ユッキー。
ん?
帰って来たら星来と遊ぶ?
あぁ 遅くなるかもよ?
いいよ 待ってる。
星来の宝物 見せてあげるね。
うん。
朝ごはん 食べないの~?
いらな~い いってきます。
(星来) いってらっしゃい。
いってきます。
寝癖 大丈夫かしら。
(美佳) 遺体の頭部から
変なものが見つかって。
え?
何が見つかったの?
博士… 寝癖。
あっ だから今朝 星来ちゃん
笑ってたんだ。
星来ちゃんって 室長の娘さん…。
っていうことは 室長と博士は
そういう関係ってこと?
新しい宿を 早く
見つけてもらいたいんですけど
なぜか
うちの娘が懐いてしまって。
(美佳) まぁ 寂しい夜は
誰にでもありますから。
柴山先生 決して その別に
変な関係…。
もう いいから 変なものって何?
あっ こちらです。
脳の背外側前頭前野に
埋め込まれてました。
マイクロチップか。
死因は これが発火したことによる
ショック死だと思います。
じゃあ あの魂って… これ?
脳が燃えたことで発生した煙です。
このチップ
端っこだけ焦げてますね。
でも 何で こんなもんが
急に勝手に燃えるんだよ。
多分 チップに過電流が発生して
発火したの。
過電流?
読んで字のごとく
過剰な電流のことです。
来ますよ。
(電車の走行音)
やっぱり。
(電車の走行音)
「やっぱり」じゃねえよ
どういうこと?
電車がすれ違った時に
強い電磁波が発生して
チップに
過剰な電流が流れたんです。
過剰な電流…。
チップに
雷が落ちたみたいなことか?
まぁ そんなとこ。
でも チップを
発火させるほどじゃないかな。
共振現象じゃない?
なるほど。
あの その共振現象ってのは?
特定の周波数で 電流や電圧が
最大値をとることです。
コップで考えてみてください。
コップ自身の振動と
声の振動が一致すると
増幅されて
コップが割れるほどの
大きな振動になる。
これが共振現象です。
え~っと
つまり 今回の場合だと…?
チップと電磁波の波長が合って
ものすっごい電流が
チップに流れたって感じかな。
なるほどね。
でも何の目的で
チップ入れようと思ったんだろう。
それを追究するのも
我々の仕事でしょうね。
いやいや…。
そんなもん
頭ん中に入れようなんて
普通 思わないでしょう
どうかしてるぜ。
そんなことはありません。
例えば 脳に電極を埋め込み
電気信号を与える
脳深部刺激療法などが既にあり
うつ病やパーキンソン病の治療に
用いられています。
じゃあ 治療のために
チップを入れてた?
いや それはないかな。
田中さんに
そういう病歴は ないから。
これを見てください。
3か月前から
田中さんのチームの成績は
劇的に上がっています。
これはプロゲーマーに必要な
反射神経や戦略性が
チップを入れたことによって
向上したからだと思われます。
ゲームに勝つために
チップを入れたって?
どうも そうみたいね。
あ?
だとすると 田中だけじゃなくて
チームメートの2人も
チップを入れてるってことか?
その可能性が高いですね。
3人全員のプレー技術が 同時期に
レベルアップしています。
(キーボードを打つ音)
この三ツ矢さんなんて 今 世界で
逆転王と呼ばれていますから。
逆転王?
ええ。
彼は 追い込まれた時に
力を発揮するタイプのようです。
でも 脳の能力を上げるために
チップを入れるって
どうなんだろ。
科学の力で人間の能力を
向上させることができるなら
それを試したいと思うことは
決して悪いことではないと
思いますが。
科学には越えちゃいけない
危険な一線があるの。
うん…。
室長 俺は田中周辺を洗いますよ。
チップについても
何か分かるかもしれんし。
分かりました こちらは
チップの出どころを探ります。
はい。
ハァ…。
特定は難しいですね。
というか そもそも
こういったチップの埋め込みは
全て自己責任なんです。
だから チップを入れたい人と
医療技術を持った人がそろえば
極端な話 どこでも
施術ができちゃうんです。
チップの輸出入記録で
何か ないの?
同じタイプのものが輸入された
記録はありませんでした。
そうか… 他には何か?
はい。
ボディハッカージャパンという
団体が怪しいんじゃないかと。
ボディハッカージャパン…。
何か聞いたことあるな。
これですね。
何でも 科学の力で人間の進化を
目指しているそうです。
チップに関係していると?
あれ?
分かりません。
ただ 日本で体内に埋め込む
チップは まだ珍しいので
この団体が関わってる可能性は
あると思います。
カール・カーンか…。
(カーンの声) 天国とは
どのような場所だと思いますか?
雲の上に
神と天使が住んでいるような
理想郷のような場所でしょうか?
まぁ 私も一回も行ったことが
ないので分かりませんが。
ただ 私は
天国はコンピューターの中につくることが
できると考えています。
マインドアップロード。
精神転送といわれる技術です。
これこそが天国だと
私は考えています。
人間の脳は コンピューター同様
電気信号で動いています。
つまり 人間の意識は
データ化できるんです。
これから 脳の信号が
デジタルで表されてるという
証拠をお見せしましょう。
今 私が義手を動かせているのは
脳の指令を
センサーがキャッチし
その信号をコンピューターが
読み取って
義手を操作したからです。
もちろん 遠隔で操作することも
可能です。
こんなふうに
右手と左手が離れて
じゃんけんすることもね。
そろそろ
左手にも勝たせてあげましょう。
(笑い声と拍手)
あれ ハセドンじゃない? 何で?
長谷部さんも 聞き込みで
たどり着いたんでしょう。
(カーン) 我々に賛同する研究者の
努力によって
精神転送は2035年までに
実現できるでしょう。
肉体が滅んでも
我々は
永久に生き続けることができる。
さぁ 皆さん
不老不死は夢ではありませんよ。
目覚めるんです!
(拍手)
何がカーンだよ
どう見ても日本人じゃねえか。
(拍手)
♬~
いやぁ
うさんくせぇ話だったな~。
ありゃ インチキだよ。
ハセドン 寝てたよね?
ハセドン?
不老不死にたどり着く道を
示した点は
評価に値する気がしますが。
コッヒー 不老不死に興味あるの?
コッヒー?
私がというより
全人類の夢でしょう。
そうかな?
もし それが
ホントに叶ったとしたら
人間は進化することを
やめちゃうんじゃない?
(飛鳥) お待たせいたしました。
私 カール・カーンの秘書
緋山と申します。
どうぞ こちらへ。
普通 「長谷部っち」と
「小比類巻っち」だろ。
長いよ。
彼の団体に誘われてたの?
そうみたいね。
「そうみたいね」って
自分のことじゃねえかよ。
(カーン) うちの専任研究員に
なっていただけないかと
お誘いしてたんですが
全く相手にされなかったようで。
ごめん メールとか
あんま見ないから。
(カーン) まさか警察機関に
入っていらっしゃるとは。
まぁ 成り行き上ね…。
で? 本題は?
お調べしましたが
このeスポーツ選手は
会員ではありません。
本当ですかねぇ。
そちらの信者が チップを
埋め込んだんじゃないですか?
信者?
我々は宗教団体ではありません。
それに脳へのチップの埋め込みは
まだ実用段階にありません。
お役に立てず申し訳ありません。
他に
お聞きしたいことがなければ…。
あります。
脳内チップ…
いや 脳の能力を向上させる
チップを研究してる方を
ご存じないですか?
あれ? この男 見たことあるな。
(飛鳥) 鮎川智彦
当団体を脱退した人物です。
埋め込み型マイクロチップの
開発責任者で
あゆかわ脳神経外科クリニックの
院長です。
どうりで見覚えあるわけだ。
それで どうして脱退を?
現時点での
脳へのチップの埋め込みは
当団体の総意として
危険だと判断しました。
ですが 鮎川は…。
研究を続けようとした?
はい 鮎川は誰よりも
代表に心酔していましたが
我々との溝は埋められず
結局 脱退を選びました。
(カーン) 鮎川が当時 開発していた
脳内チップのデータなら
お渡しできます。
それは助かります。
(飛鳥)
では 後ほど お送りいたします。
最上博士 一ついいですか?
3年前 どうして
科学界から去ったんですか?
♬~
(鮎川) どうぞ。
(鮎川) それで 今日は?
(板東) 僕らのチップを
取り出してくれませんか?
(鮎川) えっ? 能力を手放すと
おっしゃるんですか?
チップのおかげで
今の力を手に入れたのに。
死にたくないんです。
田中さんが死んだのは
チップのせいなんじゃ
ないですか?
(鮎川) そんな…。
暴行を受けたんでしょ?
それが死因ですよ。
(三ツ矢)
ネットの動画 見ただろ?
あれは暴行だけが原因じゃ ない。
(飲み物を飲む音)
もったいないです
考え直してください。
俺たち チップ入れてることが
バレても困るんだ。
頼む 取り出してくれ。
そんなことするわけねえだろ
バ~カ。
あんた…。
うっ…。
♬~
(鮎川) 大丈夫です。
すぐに爽快な気分で目覚めます!
♬~
田中さんのチップ
何が付いてたんだろ。
あ? 何の話よ?
チップが本当に発火するか
検証したんです。
遺留品のチップと
鮎川さんのデータから
復元したチップを使って
朝まで実験したんですが
結局 発火はしませんでした。
え? ってことは?
(友紀子の声)
焦げた端の部分にだけ
発火するような何かが
付いていたんじゃないかってこと。
それは作った鮎川本人に
聞いてみりゃ
分かるんじゃねえか?
室長 板東と三ツ矢は そもそも
何で消息を絶ったんですか?
警察に助けを求めればいいのに。
ドーピングでしょ。
そうでしょうね。
ドーピング? どういうこと?
(友紀子の声)
2人が田中さんと同じように
脳にチップを入れているなら
eスポーツ界では
それはドーピングに当たるわけ。
(長谷部の声)
筋肉増強剤みたいなもんか。
アメリカのプロゲーマーが
薬物を使用して以来
eスポーツ界の
ドーピングに対する検査が
一層 厳しくなりました。
つまり チップの存在がバレると
試合に出場できないの。
それどころか 優勝は剥奪され
賞金も返さないといけません。
賞金も?
(鮎川) うっ!
うっ… うっ!
あぁ!
(受付女性)
こちらで お待ちください。
どっこいしょ。
ねぇ 今日 何時に終わる?
この後 何か予定でも?
ううん。
いい感じの焼き鳥屋 見つけたの。
移転前のご奉仕か何かで
6時までに行くと
親子丼 タダなんだよ
飲みに行かない?
飲み屋行って
6時に親子丼 出されたら
もう何も食えねえだろ。
でも タダなんだよ?
名古屋コーチンだよ?
名古屋コーチンか…。
いいな。
でしょ?
捜査が終わってからに
してください。
ハァ ハァ…。
(ノック)
(受付女性) ≪失礼します≫
先生 警察の方が。
警察?
(神木)よっ! えっ! 女の靴!?
(杉咲)あれ? りゅう兄!
なんだ おまえか~
兄ちゃん ご飯まだ?
(小栗)うちは食堂じゃねぇって言ってんだろ
俺も腹減ったな~
(2人)兄ちゃん
兄ちゃん 野菜は?
全部入れちゃえ
肉も入れちゃえ
これだけで 立派なおかず
デカ!
あぁ~ うんめ~
お母さん元気かな~?
<一杯を たべよう
うちの満菜みそ汁「ほんだし」で>
(3兄弟)ただいま。
(村上)おかえり。
(菅田)姉ちゃんち にぎやかだね~。
はい ニオイ。 はい 汚れ。 はい 菌。
これ まとめて なんとかなる洗剤ないかしら?
そんな姉ちゃんちには 「アタック3X」
3X?
ニオイ・汚れ・菌 3つまとめて「アタック3X」!
うわ~!
いいリアクション 息子たち!
<ニオイ・汚れ・菌 3つまとめて
「アタック3X」>
<部分汚れに狙い撃ち!>
<「アタック泡スプレー」 新登場>
(鮎川) そうですか
カール・カーンから私の話を。
相当 心酔していたと
聞きましたが。
カーンは私の理解者ですからね。
いずれ 彼は
私のことを認めるはずです。
eスポーツ選手の田中さんですね
うちの患者さんです。
ニュースで知りました
大変 残念に思っております。
田中さんに
埋め込まれてたチップは
鮎川先生が
作られたものですよね?
(物音)
ええ そうです
施術も私が行いました。
田中さんの死因について
先生に
お尋ねしたいことがあります。
署のほうで
話を聞かせていただけませんか?
あっ これからですか?
ええ できれば。
ねぇ あのチップ
他に何か付いてなかった?
発火するようなもの
って言えばいいかな。
そういったものは特に何も。
チームメートだった
三ツ矢さんと板東さんにも
同様に
チップを埋め込んだんですか?
ええ 彼らにも入れました。
その2人がニュースを見て
事件のことを知ったら
不安になって 先生に
連絡して来ると思うんですが。
私の所には まだ…。
すいません そろそろリモートの
打ち合わせの時間ですので。
すぐ終わりますので
ここで お待ちください。
はい。
リモート打ちの間
ここで お待ちいただくから。
(受付女性) はい。
もしもし 例のチップを作った
鮎川と接触できました。
これから
署に同行してもらいます。
(三ツ矢) ん ん~!
ん… ん…。
♬~
♬~
♬~ (三ツ矢) ん…!
♬~
(三ツ矢) うっ…。
さすが追い詰められると強い
逆転王だ。
(三ツ矢) うぅ…。
でも まだお願いしたいことが
残ってるんです。
(蹴る音)
(三ツ矢) うっ!
(三ツ矢) うぅ…。
遠くへ お連れしましょう。
(三ツ矢) ん… ん~!
しかし 遅ぇな~。
(非常ベル)
何だよ… え?
(非常ベル)
コッヒー あれ!
(非常ベル)
(非常ベル)
(受付女性) 火事よ 火事!
火事?
取りあえず 外 出ましょうか
博士 119番。 うん。
(受付女性) 先生が…。
大丈夫 大丈夫。
鮎川さん!
鮎川さん 開けてください!
鮎川さん! 鮎川さん!
鮎川さん!
≪こちら 出口になりますんで
落ち着いて避難してください≫
≪こちらです あちらの出口から
避難してください≫
速やかに落ち着いて!
速やかに落ち着いてくださいね。
変死事案の重要参考人が
所在不明です。
はい 速やかに
落ち着いてください どうぞ。
(鮎川の口笛:『誰も寝てはならぬ』)
ハァ ハァ…。
ハァ… ハァ~。
(エレベーターの到着音)
♬~
♬~
♬~ ハハハ…。
♬~
(カーステレオ)♪~
♪~
♪~ (口笛)
♪~
♪~ (口笛)
♪~
どうして 鮎川は…。
逃亡すれば
罪が重くなるだけなのに。
何で 火つけた?
何か証拠隠滅しようと
しやがったな。
冷てっ。
あぁ 親子丼は諦めるしかないか。
まだ言ってんのかよ。
分かってるよ
でも 今日までなんだよ?
お店が遠くに移転しちゃったら
親子丼 食べらんないんだよ?
遠く… 移転…。
遠くへ移転…。
(カーン)人間の脳は
コンピューター同様 電気信号…
(飛鳥)
鮎川は誰よりも代表に…
(鮎川)いずれ 彼は
私のことを認めるはず…
(カーン)我々は永久に
生き続けることができる
不老不死は夢ではありません
マインドアップロード。
マインドアップロード?
それが鮎川の本当の目的?
はい。
板東さんと三ツ矢さんは
鮎川と一緒にいるはずです。
博士には 行ってもらいたい
場所があります。
最上博士の話なら
聞いてくれるかもしれない。
最初から知ってたんだよね?
鮎川の本当の目的。
脳の能力向上なんて餌で
精神転送の実験台として
チップを入れていた。
(三ツ矢) んっ…。
≪ん~! うっ…≫
(もがく音)
(板東) んっ!
(三ツ矢) ん~! んっ…。
ん~!
(板東) ん~! ん~!
室長 これ。
短絡電流装置。
パワーユニット組み立て図。
電流試験場… ここだ。
急ぎましょう。
一課に応援要請します。
はい。
(カーン) 鮎川が開発していた
精神転送の資料です。
脳のデータをスキャンし
外部に転送するデバイスです。
これが
あのチップに付いてたのね。
田中さんが亡くなったのは
たまたま
過電流の共振現象が起きて
能力向上のチップに付属していた
精神転送デバイスの
アンテナ周辺から発火したから。
不運な事故だったようですね。
この精神転送デバイスは
大きな問題を抱えているようで
脳をスキャンする際
脳に高い負荷がかかり
脳死状態になるんです。
じゃあ
精神転送の実験をしたら…。
この世界では
それを死というんでしょうね。
よいしょ。
♬~
これから
永遠の命を手に入れるんです。
(三ツ矢) んっ んっ んっ…!
あぁ~!
おぉ…。
何だよ~。
鮎川を止めてほしいの。
私が? どうして?
鮎川を止められるのは
あなただけだから。
警察のお手伝いは
やりがいがありますか?
私は あなたが科学の新しい扉を
開くと信じていましたが。
今 そんな話 してない。
3年前 あなたは
越えてはならない一線を
目の当たりにしたんですよね?
何の話?
それは あなたが
一番よく分かってるでしょう。
(電流音)
(板東) ん…。
ん…。
ん… んっ… ん…。
(ドアを壊す音)
鮎川~!
鮎川! 開けろ!
鮎川さん もうやめましょう!
♬~
<今日は「ほろよい」飲んで なにしよう?
サントリー>
(石田)失礼します。
<野菜を選ぶように マヨネーズも鮮度で
選んでください>
ん~!
<「ピュアセレクト マヨネーズ」>
おいしさって 鮮度なんだな~。
<「ピュアセレクト」から
新鮮キープボトル
できました>
(石田)最高のごちそうだ~!
<「ピュアセレクト」から おいしさ長持ち
新鮮キープボトル誕生>
最高!
開けろ!
鮎川さん もうやめましょう!
お前 何人 殺す気だ!
(鮎川) 彼らは死にません
永遠の命を手に入れるんです。
永遠の命?
(鮎川) ええ。
私たちには 科学がある。
科学の力で
死を乗り越えられるなら
それをやってはいけない
道理などないんです。
想像してください。
人類の意識を
コンピューター上に移せたら
誰も病気で苦しまず 誰も死なず
誰も悲しまない社会になる。
それこそが
真のユートピアじゃないですか?
(パトカーのサイレン)
最上博士。
科学は あなたにとって
何だったんですか?
科学は科学だよ。
誰かにとっては 光らしいけど。
♪~ 『誰も寝てはならぬ』
♪~ 『誰も寝てはならぬ』
答えになってませんよ。
♪~
あんたに答える必要ない。
♪~
じゃ。
♪~
鮎川は いいんですか?
♪~
止める気なんてないでしょ?
♪~
ええ。
♪~
私が止めても
鮎川は やめませんよ。
♪~
(金網の扉を揺らす音)
お前 まさか自分も…。
鮎川さん あなたの技術では
まだ精神転送は無理だ。
死ぬのは分かってるでしょ!
(鮎川) 死ぬ?
逆ですよ これから
永遠に生き続けるんです。
私は不老不死の技術を
完成させたんです。
カール・カーンにお伝えください。
「ひと足お先に
遠くへ行きます」とね。
鮎川さん!
あそこです!
ヒッ…。
鮎川!
(電流音)
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
私は鮎川に
何度も言ったんです。
遠くへ行くには
人間が技術に
追い付かねばならないと。
♬~
♬~
eスポーツ選手2名が
相次いで亡くなった事件で
容疑者の男が死亡しました。
死亡したのは
あゆかわ脳神経外科クリニック院長の
鮎川智彦容疑者 33歳です。
警視庁によりますと
田中さんと三ツ矢さんは
鮎川容疑者に
脳の能力を向上させる目的で
頭部にチップの埋め込みを依頼。
2人は埋め込んだチップが
原因で亡くなったとみられ
鮎川容疑者は業務上過失致死と…。
脳内チップに関して
もっと法整備が整っていたら
彼らは こんな危険な実験に
巻き込まれることは…。
それは どうだろう。
能力を上げるためなら
人は何だって試すよ。
それが違法でも。
いや 局長が そんなこと
言っちゃいかんでしょう。
ハッ… そうだな すまん すまん。
鮎川の精神転送は
成功したんでしょうか?
サイバー犯罪対策課が
調べたところ
コンピューター上には
何も見つからなかったそうだ。
ネット空間のどこかに
いるのではないでしょうか?
だとしても どうやって捜すんだ?
広大なネット空間を。
全て追い切るのは不可能だ。
♬~
何で? あんなヤツの本。
何か あったんですか?
別に 全く 何にも。
博士 鮎川の精神転送は
成功したんでしょうか?
無理でしょ。
それに 成功かどうか
確かめる方法もない。
何?
コッヒーは
成功したと思ってるの?
いえ…。
ただ 「もし成功していたら」とは
思います。
ふ~ん。
ねぇ。
その本 真に受けないほうが
いいと思うよ。
博士は 不老不死は実現できないと
思ってるんですか?
いつか 誰かが
実現させるんじゃない?
それが科学の宿命だし。
でも…。
不老不死が
人類の幸せにつながるとは
思えないかな。
そうでしょうか。
私は どうやったら
不老不死が叶うのか
死を乗り越えることが
できるのか
そんなことばかり
考えてしまいます。
奥さんのこと?
それだけでは ありませんが。
死んだ女より もっと哀れなのは
忘れられた女です。
マリー・ローランサン。
知ってんだ!
科学しか興味ないと思ってた。
多少は知ってますよ それで?
うん…。
コッヒーは
奥さんのこと
一生 忘れないでしょ?
それだけでいいじゃん。
♬~
博士。
あっ…。
う~ん。
そんなに飲みたいなら
グラス持って来ますよ。
持って来てよ 飲もう!
♬~
♬~
♬~
≪うい…≫
≪よし…≫
(赤井)
そろそろ回すわよ… どうぞ。
(八木) こんちは~!
丑三つ時なんですけどね
緑ヤギです メェ~!
(赤井) 赤ヤギです メェ~!
今日はなんと 遺体安置所に
凸して行きたいと思います。
着きました 開いてる。
(赤井) 開いてるね。
行っちゃお 行っちゃお。
(八木) うわ~。
(赤井) いる?
マジの遺体じゃん。
(赤井) アハハ… ヤッバ。
(八木) 初めて見たわ
真っ白だ… 白い。
(赤井) こんにちは~。
(八木) やめとけ お前。
いや これ 再生回数
エグいことになるぞ マジで。
(赤井) ヤバっ。
(何かが落ちる音)
(赤井) ごめん ごめん
花瓶 落としちゃったわ。
(八木) お前 何やってんだよ。
(赤井) ごめん ごめん…。
(八木) ビックリしたわ マジで。
(赤井) 後にしよう…。
(八木) 心臓 止まるかと思った。
(赤木) OK 仕切り直して…。
え~ 今日は この遺体安置所で
ある実験を行っていきたいと
思います メェ~!
ということで ここはやっぱね…。
(赤井) あれ?
死体は?
おい…。
(赤井) ん?
(八木:赤井) うわぁ~!
(倫子) こちらです。
はい。
ねぇ
帰り ほうとう食べてかない?
いいね ほうとう。
2人とも
捜査は これからなんですよ?
だって あり得ないでしょ。
あり得ないことが起こったから
我々 科学犯罪対策室が
呼ばれたんです。
遺体の身元は?
(倫子)
土屋健太郎さん 57歳です。
末期の大腸がんで 昨日18時頃
入院先の病院で死亡が確認され
20時すぎに
こちらに搬送されました。
防腐処理前だったんですね。
(柿本)
ええ 本来なら今日 防腐処理を
する予定だったようです。
実は死んでなかったってことは?
死亡確認は 医師の他に
看護師3名が立ち会ってます。
診断ミスは あり得ないかと。
けど 死体が動き出すって…
ゾンビじゃないんだから。
そんなことあるわけないでしょ。
(倫子) とにかく見てもらえれば
分かると思います。
この2人は?
(倫子) 地元の動画配信者です
再生回数を稼ぐために
不法侵入を繰り返してる
常習犯です。
(何かが作動する音)
(八木) 初めて見たわ
真っ白だ… 白い。
(赤井) こんにちは~。
(八木) やめとけ お前。
(八木) いや これ 再生回数
エグいことになるぞ マジで。
(赤井) ヤバっ。
(花瓶が落ちる音)
(赤井) ごめん ごめん
花瓶 落としちゃったわ。
(八木) 何やってんだよ。
(赤井) ごめん ごめん…。
(八木) ビックリした マジで。
(赤井) 後にしよう…。
(八木) 心臓 止まるかと思った。
♬~
ゾンビ見ちゃったよ。
この遺体は その後…。
それが どこに行ったか
分からないんです。
遺体が よみがえった…。