「探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り」#8【黒幕編】闇に隠れた刺客達![字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
「探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り」#8【黒幕編】闇に隠れた刺客達![字][デ]
滝藤賢一&広瀬アリスW主演!犯罪防御率100%の早すぎる探偵・千曲川光と、2000億円の遺産を継ぐことになる十川一華が大暴れ!予測不能な痛快コメディミステリー!
出演者
千曲川光…滝藤賢一
十川一華…広瀬アリス美津山宗介…萩原利久
大谷和馬…塩野瑛久
美津山葉子…木下彩音
大谷真央…新條由芽美津山宗太…和田聰宏
綾藤奈々…堀未央奈
研究施設所長…松尾貴史刺客…駒木根葵汰
刺客…本多力
刺客…阿部亮平
刺客…山根和馬美津山秋菜…宮崎美子
橋田政子…水野美紀
番組内容
一華(広瀬アリス)は研究所で起こった騒動の責任を問われて休職を命じられ、千曲川(滝藤賢一)のせいだと怒る。
そんな中、橋田(水野美紀)から、葉子(木下彩音)が階段から突き落とされたことを知らされる。葉子は一華と間違えられた可能性があり、橋田は、美津山家で秋菜(宮崎美子)と葉子を守ることに。
千曲川が橋田の代わりをすると言われ、一華の不安は募るばかり。一華と千曲川は、同居生活を始めるが…!?
監督・演出
【監督】
松下敏也
原作・脚本
【原作】
『探偵が早すぎる』井上真偽(講談社タイガ刊)
【脚本】
宇田学
音楽
イケガミキヨシ
【主題歌】
「Betrayal Game」BE:FIRST(B-ME)
制作
【チーフプロデューサー】
沼田賢治
【プロデューサー】
中間利彦
河野美里(ホリプロ)
番組ホームページ
https://www.ytv.co.jp/tantei/
番組公式SNS
【Twitter】
@hayasugi_tantei
【Instagram】
@hayasugi_tantei
【LINE ID】
https://lin.ee/CL32w52ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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- 葉子
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- 宗太
- 一華
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- 彼女
- モジャモジャ
- 会社
- 橋田
- ゾウリムシ
- ハイボール
- ワイン
- 一緒
- 加減
- 篠塚
- 大谷
- 電話
- お願い
- バイブ音
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
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♬~
♬~
(携帯のバイブ音)
(電話の呼出音)
(携帯のバイブ音)
(一華)
もしもし スキンケア研究室です。
はい…所長?
なんでしょう?
(所長)この間さ
所内で火災警報器が鳴って
大騒ぎになったことが
あったでしょう?それも2回も。
防犯カメラの映像を
解析したんだよね…。
どうもねぇ
社員じゃない人間が
入り込んでるみたいなんだよ。
そいつが関わってんじゃ
ないかっていう話になってんだ。
もしかして モジャモジャの男
映ってました?
あぁ 映ってた そいつが。
あぁ…。
そのモジャモジャの男は
入館証を持っているんだよ。
あら やだ 怖い。
ただ調べたら
どこの部署にも
配属されてない人間だったんだよ。
もしかすると
企業スパイかもしれない。
やばい奴ですね
見つけ次第 追い出しましょう!
そいつと君が よく一緒にいる所も
映ってるんだよね。
え?
♬~
[ 回想 ]
(所長)だからさぁ しばらくの間
来ないでくれる?
それはクビってことですか?
自発的に来なくなるのよ。
[ 現在 ]
(千曲川)アハハハ!
私をモジャモジャと
バカにするからだ!アハハ…。
あ~~!
キーン!
あぁ!
あ!あ!あ!
あ!あ!あ!
あ!あ!あ!あ!
あ!あ!あ~!
フン!
(大谷)いち…一華ちゃん?
どうしたの?
すごい響き渡って…。
あっ ごめんなさい
あの 何でもないです フフッ。
あぁ…。
何?その荷物。
あ~
ちょっと諸事情がありまして
休職することになりました。
え 何で?どうしたの?
あ~ え~…。
ハッハッハッハ!
何かあったなら 力になるけど。
ああ いや 違うんです。
あの~
まあ 他の仕事にも
興味があったりとか
積極的に 自発的に言いました!
そうなんだ。
落ち着いたら
また戻ってきます。
一華ちゃんとのことで
何か隠してることはないか?
なら よかった。
あ 俺 明日から出張だからさ
もしよかったら
今晩 ご飯でもどうかな?
ぜひ。
(携帯のバイブ音)
あ すいません ちょっと。
(携帯のバイブ音)
あぁ…。
電話 大丈夫?
あ 全然。
あ じゃあ あの
お忙しいと思うので
また連絡します!はい!
あ うん。
いやぁ~!うわぁ~!
♬~
あいつのせいで 会社を…。
フン!
ノー!
ノーウ!ノー!うぅ…。
すまないな。
未然に防がせてもらったよ。
いつ着けたんだよ~。
(高校生)返してください それ。
え?これ 君の?
僕のです。
めざせ甲子園!
足くじいたの?
(高校生)くじいたんですよ!
かわいそうに…ねえ!
あなたのせいで 私も
会社 追い出されたんだけど
どう責任 取ってくれるの?
聞け。
ヤダ!ヤダ!
聞け!知らないぞ どうなっても。
ん?
はい。
(橋田)私の電話を無視して
うつつを抜かすとは
どういうことですか?
何で知ってるの?
私は何でも知っています。
何か 声 反響してない?
反響など していません。
後ろにいます。
うわぁ!びっくりした~。
もう ここにいるんだったら
電話 必要ないでしょ。
何度 電話しても出ないので
心配になりまして。
それは すいません。
会社 追い出されたのですか?
そうなの!このモジャモジャのせいで。
もう なんとか言ってやってよ。
本当に必要な人材であれば
会社も手放そうとは
しなかったでしょう。
追い出されたのは
あなた自身の問題です。
まさかの厳しめの意見。
ハハッ!
いいから早く用件を伝えろ。
葉子さんが
階段から突き落とされて
病院に運ばれました。
♬~ え?
♬~
(美津山葉子)実は
階段 降りようとしたら
急に後ろから突き落とされて…。
(電車の走行音)
突然のことで 何が何やら…。
大事に至らず良かったです。
(美津山秋菜)
まさか またあの子たちが
仕掛けてきたってこと?
あんたの子供たちは すでに
自ら
遺産を受け取る権利を放棄した。
今更 誰かを殺しても
何の得もしない。
じゃあ なぜ?
どうも 闇の仕事を
募集するサイトで
私に対して懸賞金が
かけられているようでして。
え 懸賞金?
じゃあ あなたが
また狙われてるってこと?
はい。
突き落とされた時
彼女にもらった服を
着ていたんじゃないのか?
あ はい。
それ去年のモデルだから
もう売ってないかも
ん~ 欲しかったなぁ
じゃあ それあげるよ
犯人は私と勘違いした?
その可能性がある。
そういう情報があるなら
共有してもらいたかったわ。
葉子のこともあるけど 私たちに
できることだってあったはずよ。
すみません。
でも 無事でよかったわ
一華ちゃん。
(美津山宗介)
彼女を狙った犯人は
捕まえられたんですか?
はい。
何か聞き出せましたか?
[ 回想 ]
ハァ!
(森本)本当に知らないんだって。
いてて…。
(スタンガンの音)
(林田)ネットで知り合っただけで
顔は知らねぇんだよ。
[ 現在 ]
首謀者との接点は
ありませんでした。
え 話を聞いたの?橋田さんが?
いずれにしろ
遺産を狙う者の仕業であることに
変わりはありません。
叔父たちは放棄したのに
一体誰が?
黒幕がいるってことさ。
まだ相続の権利を
失っていない奴が1人いるだろ?
まさか…
長男の 宗太…が?
お父さんが私に対して
そんなことするわけがない。
人は想うから裏切られる。
信じたいという気持ちが
自らの心を惑わせるんだ。
他に言い方あるでしょ。
葉子ちゃんは…。
君も その部類だ!
何を信じるか もう少し
ハトと一緒の大きさの脳で
考えたほうがいい。
誰がハトと同じ脳よ。
君だ!クルックー。
うるさいな!大きなお世話よ。
あんただって単細胞のゾウリムシ
みたいな脳しかないでしょ。
う~!
おい ゾウリムシは すごいんだぞ。
そんなことも知らないのか?
もっと そう呼んでくれ!
はぁ?
単細胞さん。
ん?どうした?
バカにされてるよ。
いや 褒め言葉だよ。
どういうこと?
握手してください。
特別だぞ。
ゾウリムシのいいところ
100個言ってやろうか!
あ~ 言ってみなさいよ。
いい加減にしなさい。
いい加減にしなさい あんた達が。
いい加減にしろ。
いい加減にしろよ。
いい加減にしなさい!
宗太さんについて
詳しく お聞かせ願えますか?
俺 仕事行きます。
え?
私も部屋で休みます。
私も行く。
一華さんは…。
余計なこと聞きたくないし
葉子ちゃんが心配…。
宗太さんは行方不明になる前
取引先の海外の企業との間で
不透明なお金の流れが
あったそうですね?
そこまで調べたの?
ええ。
実は宗太の口座に
数億円の
振り込みがあったの。
夫は宗太を呼び出して
問いただしたの。
(美津山宗太)
お父さん これは違うんだ
(美津山正太郎)お前など
この家から出て行け!
何かの間違いなんだ!
(秋菜の声)
それが あなたの言うように
海外の企業からの賄賂だったの。
失踪後 宗太が私たちに内緒で
新たな事業を立ち上げようと
していたことがわかったの。
宗太さんは そのために お金を
集めていたということですね。
私は宗太が そんなことする
人間じゃないって
信じていたのに。
それにしても気になるのは
宗太さんは
普通に戻ってくれば
相続人として
遺産を受け取ることができます。
なぜ わざわざ彼女の命を狙う
必要があるんでしょうか?
ハッ!他のきょうだいと一緒さ。
少しでも多くの財産を
手に入れたいんだろう。
大金を目の前にすれば
誰もが変わる。
変わらないやつは ただの変人だ。
ま 誰が犯人であろうが
私のやることは変わらない。
あれ?
そりゃそうですよ。
何か タイヤが…。
タイヤじゃないです。
砂利ですから。
タイヤが…え?
あれ ゾウリムシは?
水場に行きました。水を求めて。
あっそ。
葉子さんは?
不安そうにしてた。
そばにいようかって言ったら
大丈夫だって。
あなたは…。
変人かもしれませんね。
へ?どういう意味?
(奈々)あ。
私 宗介のフィアンセ
綾藤奈々と申します
どうも。
どうして あなたがここに?
ちょっと 用があって。
何の用ですか?
用は 用ですけど。
そう。じゃあ。
行きましょうか。
♬~
♬~
わ!ビックリした!
何やってるの?
葉子さんのところへ
行くことにしました。
え なんで?
確かに あなたに間違われて
襲われたのかもしれません。
しかし それは可能性であって
確信が持てないのです。
葉子ちゃんが狙われたってこと?
私には わかりません。
なので 事の真相がわかるまで
私は 秋菜さんと葉子さんの
そばにいて
お守りすることに決めました。
待って待って待って…!
ねえ 誰が私のご飯作るの?
何と情けないことを…。
己の努力を怠ってきたことを
反省する いい機会です。
花嫁修業だと思って
頑張ってください。
待って待って!
私 家で1人で寝るの?
橋田さんが そばにいなくなるの
初めてなんだけど!
大丈夫です。代わりの人を
呼んでありますので。
嫌な予感がする。
ああ…。
では。
待って!橋田さん 待って!
待って!ノーッ…。
もう終わった…。
あああ~っ!!
おい!
騒ぐ暇があるなら私を救え!
何よ 偉そうに。
挟まった!
早くしろ!
今なら何もできまい!
てや!チョップ!
ああ!やめろ!やめろ!やめろ!
ああ!ゴキブリ爆弾!
いやぁ~!!
ゴキブリ爆弾!ゴキブリ爆弾!
うぬ!ヌーン!
新しい同居人の 千曲川です。
やっぱり やだ~
絶対に やだ~!
ああ お腹すいたなぁ~。頼むぞ!
早速きた。任しとけ!
早く行け。
召しあがれ。
何ですか?これは。
革靴ですか?
チキン。
チキンって あの…
あの 鶏の…え?
鶏 鶏。
これが?
ちょっと そんな持ち方しないで。
信じられん。
何で?どう見ても鶏でしょ?
どういう感覚で
こんな色に仕上げられるんだ。
バーへ行くぞ。あそこで飯を食う。
嫌だよ。
1人で行ってきて じゃあ。
君にどんな事情があろうが
私は あそこでお酒を飲みたいし
あそこで食事をしたい。
ついてきてもらおう。
やだって言ってるじゃん。
1人でこの 革靴でも食べてろ!
ちょっ…ねえ 待って!
早くしろ!
わかったよ!
お腹がすいて歩けない。
おんぶして。
嫌だよ!歩いてんじゃん。
♬~
失踪する前
お父さまに なにか変わった様子は
ありませんでしたか?
いつも明るい父なんですが…。
大丈夫?
大丈夫だ
葉子
ん?
少し 苦労かけるかもしれん
…って まあそれが
賄賂のことだったんでしょうね。
父を捜していただいてるんですね。
ええ。
お願いします。何でも協力します。
どうしても 父に会いたいんです。
わかりました。
なに頼んでもいい?
は?
パスタ 頼んでいい?
おう マスター。
いらっしゃい。
ペスカトーレと味噌汁と
あと バーボン。
はい。
彼女がお金払うから。
は?
ありがとう ごちそうさま。
ムカツク…。
やだもう ほんとに。
何?こんな時間に
2人で来るなんて珍しいじゃん。
橋田さんがあなたの家に
行くことになったの。
で 私は あいつと暮らさなきゃ
いけなくなった 最悪。
ねえ 単細胞のゾウリムシが
何で褒め言葉なの?
人類は60兆個の細胞が集まり
自分を動かす。
一方で 単細胞生物は
たった1つの細胞で
すべてをやってのける。
だから単細胞は 褒め言葉だよ。
よくわかんない。
別にわかってもらおうと
思ってません。
何も頼んでないけど。
ああ いいのが入ったから。
試してみれば?
う~ん おいしい。
(宗介)気にならないのか?
君の命を狙ったのは
俺の父親かもしれないんだぞ。
葉子ちゃんは そんなこと
するような人じゃないって
言ってたし あなたも
そう思ってるんじゃないの?
どうだろうな。
いいのいいの
気にしてても仕方ないし。
誰に狙われていても いつも通り
普通に生活しておけって
言われてるし。
あの人が守ってくれるからか。
本当は めちゃくちゃ
嫌なんだけどね。
≪すいません≫
はい。
≪注文を≫
少々お待ちください。
ご注文は?
ハイボールひとつと…。
ハイボール おひとつ。
≪コークハイをひとつ
お願いします≫
コークハイを おひとつ はい。
ハイボールと コークハイと
あとフライドポテト。
余計なことしなくていいから。
私 手伝おうか?
葉子ちゃん いなくて大変でしょ?
まあ 会社ほぼクビだし。
(宗介)これ 相方さんに。
相方じゃないし。
時給1000円でいいか?
うん。
はい モジャモジャの方
パスタできました~。
遅いよ!
遅くないでしょ。
何分かかってんだよ!
たかだかパスタで!
普通 何分だと思ってたの?
は?3分ぐらいだろ?
♬~
♬~
飲みすぎだよ もうなんで私が…。
あ!
え?
うち ここです。
知ってるわ!
てか 私の家だわ ここ!
(鍵を開ける音)
早く 入って…。
もう…面倒くさいよ~!
ああ!
ああ はぁ…
いちいち うるさいやつだ。
…とってこいよ 早く。
は?なに言ってんの?
(いびき)
寝たな。
ホイ ホイ ホイホイホイ…。
フォーッ…!!
うおおお~!!
うりゃ~!腫れっちまえ~
腫れてしまえ 顔~!
腫れてしまえ~!
うわあああ!
あいったぁ!痛ぁ!痛っ!
ああ~!わぁ~!
わぁ~!わぁ~!誰!?あ~!
ぐううう。
会社をクビになったことを理由に
自殺に見せかけようとしたのか?
もっと まともな殺し方を考えろ。
こんなことでは
トリック返しも使えない。
だから 誰って?
ドアノブの指紋が
拭き取られていた。
侵入の痕跡を残さないように
したんだろうが
裏目に出たな。
すごい そっくり~。
くせっ!くっせぇ!
くっせ!なにこれ?
くさい?
作ったの こいつです。
なんだ お前!
失礼な奴だな ほんとに。
ちょっと捨ててくるから。
ねえ その人 捕まえて
話 聞いた方がいいんじゃないの?
こいつらは報奨金目当てだ。
問い詰めたところで
黒幕には たどり着けない。
失礼な奴な上に 雑魚キャラかよ!
捨てて来~い!
とっとと捨てて来い!
くっせ!
くっせぇ くっせぇ
うるさいんです!
くっさ!
ほんとに これでいいのね?
ええ。
おかえりなさい。
ただいま。
今日から…。
話は聞いてます。
一華ちゃんから?
ええ。
奈々ちゃんが うちに来て
話してたけど
式場や日取りを
なかなか決められないそうね。
今は忙しくて。
あなたのペースで構わないけど
なるべく早く決めてあげなさい。
もう2年も待たせてるんだから。
では 私はお先に。
おやすみ。
おやすみなさい。
じゃ…。
何者かが うちに潜り込んで
彼女を襲おうとしました。
彼女は無事だったんですか?
はい。
なら よかった。
じゃあ。
♬~
♬~
そうなんです。
ちょっとの間
マスターの所で
働かせてもらうことになって。
そうか。来週の頭には戻るから
また寄らせてもらうよ。
はい 待ってます!
うん じゃ。
はい!
[ 回想 ]
一華ちゃんとのことで
何か隠してることはないか?
気になることが?
あるから聞いてるんだ。
デートに誘った時も
デートに行った時も
いつも どこか
何か気にしてる気がする。
俺は何も隠してないし
知らない。
一華ちゃんのこと
どう思ってるんだ?
何とも思ってない。
[ 現在 ]
(奈々)宗介?
(宗介)あ いや…。
こっち見てんじゃん。
ふぅ~。
(口笛)
あ~!マスター。
よく会いますね。
ねえ あとで買い出し頼んでいい?
ガッテンです。
買い出し?え?
こっち見てる…。
あと アボカドトーストと…。
アボカドトーストが おひとつ。
カプレーゼ ひとつ。
ねえ なんで あの子
働かせてんの?
葉子が回復するまで。
私に頼めばよかったんじゃない?
お前は仕事もあるだろ。
それに
こんな場所で
働けるとは思えない。
そんなことないわよ。
注文 お願いします。
アボカドトーストひとつ。
あと カプレーゼひとつ
シーザーサラダひとつ。
うん。
あ…作るの手伝ってくんない?
やめておけ!
チキンを革靴にしてしまうぞ!
うるさいぞ!
私が手伝う。
♬~
♬~
すべてにおいて 負けそうだな。
何で私が彼女に
勝たなきゃいけないのよ。
もう ダーツやってて。
もういいから。
フゥ フゥ…。
触んないでもらっていいですか
お客さん。
ハハハハ…。
♬~
≪危ない!≫
わあ~っ!
心配するな 怪我はない。
この時のために…
モジャモジャにしてた。
そんなわけないじゃん!
クラクラしてんじゃん。
抜いて。
え?
抜いて。
宗介 一緒に帰らない?
あ…先に帰ってくれないか。
お塩なくなりかけてたから
買い出し行ってくるね。
あ いや 大丈夫。
明日も仕事でしょ?
あと1時間くらいは かかるから。
じゃあ 帰るね。
うん。
お気を付けて。
あ~スッキリした!
ほんとは こういうこと
お店でしたいけど出来ないからさ。
まあいいや もう
メイクも落としちゃおうっと。
いや 家でやれよ。
おい…おい。
あ~ スッキリだな。
いただきま~す!
うん!おいしい!
えっ 何?シミでも出来てる?
いや…あんま変わんないな。
ちょっと やめてよ 褒めないでよ。
調子乗るよ…もう。
いや 褒めてない 褒めてない。
変わんないのに化粧をするのは
意味がなく
無駄な行動してるなと思っただけ。
いちいち しゃくに障るな。
あと早く食べて。それ洗うから。
え 優しさと厳しさが同時にきた。
びっくり~ もう…。
痛い痛い…。
マスター 水おくれ。
はい。
大丈夫なの?
どちらさまですか?
出た出た。
ほんと失礼な人だよね。
あっ その声は
YOUさんですか?
[ モノマネ ]
もう じゃあ…見なさい
カルボナーラ 食べるよ。
先に帰る。
悪いが このすっぴんを
家まで送ってやってくれ。
♬~
♬~
じゃあ お願いします。
(清掃員)かしこまりました。
お任せください!
清掃業者 頼んでるんだ。
あぁ 月に1回。
ふ~ん…。
(清掃員)おい!
(篠塚)はい。
もっとテキパキやれよ。
時間かけすぎだよ。
わかりました すいません。
あれ…電気がついてない。
じゃ。
ちょちょ…ちょっと待って!
普通 中に入って
一緒に確認するよね?
私の今の状況わかってるでしょ?
ただでさえ遠回りしたんだ。
早く寝たい。
♬~
うわぁ~!誰かいる!
あいつだ。
何してんの?何してんの?
エッチ!やめてよ。
そこ 絶対ダメ!絶対…。
ちょっと ねえ
もう勝手に見ないでよ!
問題なし。
じゃあ 帰る。
は?
部屋 汚い。
何なの?あいつ。
♬~
(宗介)ああ 大丈夫。
約束する じゃあ。
♬~
♬~
♬~ ごゆっくり どうぞ。
♬~
別に無理しなくていいから。
タダで働くし 文句言わないで。
♬~
やあ。
あ 大谷さん。
帰ってくるの週明けって
言ってませんでしたっけ?
あぁ スムーズに事が進んで
早く終わったんだ。
にしても 完全に店員さんじゃん。
あはは…。
あはは…。
♬~
お願いします。
今日はいいよ。
大谷さんと ゆっくりして。
でも…。
奈々も手伝ってくれてるし
早く上がってもらう方が助かる。
そう言うなら…
お疲れ様です。
あとで行きます。
へぇ あの人が
あの子の彼氏なんだ。
優しそうで男前で いいわね。
これ 持ってってくれるか?
うん。
♬~
ん…?
どうしたの?
♬~
(奈々)いらっしゃいませ。
(奈々)こちらへどうぞ。
(篠塚)はい。
♬~
いらっしゃい。
メニューもらっていいですか?
はい…どうぞ。
どうも。ん~…
ハイボール1つ。
はい。
チーズと…ミックスナッツ。
はい かしこまりました。
いい店ですね。
初めて ですよね?
ええ。最近 引っ越してきて。
ここなら毎日 通おうかな。
どうかしましたか?
あ…いえ…。
♬~
♬~
♬~
実は 話したいことがあって。
この間の返事
聞かせてくれないかな。
♬~
(破裂音)
♬~
♬~
あれ~?久しぶりじゃない?
誰だよ!?
え 篠塚君でしょ?
うん…。
ほら 覚えてない?思い出して!
知らねえよ!
よく顔見てよ ほら!
高校の…高校の…
ほら ほら…
同級生の…ほら!
マスダ?
マスダ マスダ…。
なわけあるか!
誰だよ おっさん。
え?いやいや…覚えてない?
知らねえよ。
そりゃそうとさ
忘れ物したでしょ?
忘れ物?
膨張するさ 音が聞こえたんだよ。
は?
これ。
な なに…。
ちょっ!ちょっ ちょっ…!
神のものは神に!
カエサルのものはカエサルに!
おい おっさん!
ちょっと誰か!
誰かっ!助けて~!!
トリック返し!
(篠塚)お~い…!!
(破裂音)
(大谷)なんだ 今の音?
特に何もないね。
(奈々)何だったの?
宗介さん!宗介さん!
どうした?
救急車お願いします!
(大谷)マスター?マスター!
宗介さん!
宗介さん!
(篠塚)う…うう…。
しゃべるな。
腹で爆発の衝撃をバーン!
もろに受けてんだ ハハッ。
キャップが顔に当たってたら
大変なことになってたぞ。
助けて…ください…。
ごめん もっかい言って?
た…て…ください…。
あ ダメだ。
全然わかんない フフッ…。
そんなことより
君は 大きなミスを犯した。
まず…。
(清掃員)
ああ~ おい 何やってんだ!
ちょっと代われよ お前!
(篠塚)あ すいません…
(清掃員)
こんなんも できねぇのか…
(千曲川の声)
君は どっからどう見ても
最近入ったばかりの新人だった。
だが 指示された場所を掃除せず
カウンターばかりを気にしていた。
(千曲川の声)
あそこのマスターは
几帳面な奴でな
ワインのラベルは
必ず上に向けていたんだ。
それで気が付いたんだよ。
ワインに細工をしたとね。
ハッハハハ…。
彼が愛用していた
ヴィンテージのグラスは
19世紀に作られたもの。
当時は 鉛を多く含んだ
クリスタルガラスが
使用されていた。
そのようなグラスは ワインなどの
酸性物質に接触した場合
鉛が浸出してくるんだ。突撃~!
その性質を利用し 鉛中毒を
起こしたように見せかけるため
ワインの中に鉛成分を
多めに混入したんだろう。
多量に摂取したら 意識を
ああっ!こっ…混濁…
させることが できるからな。
ハハハハハ…。
そうして マスターが
ワインを飲んだのを確認し
店に入ってきたのは…君だ。
♬~
君は すぐカウンターに座り注文。
ハイボールとチーズと
ミックスナッツ。
マスターが
倒れるのを確認し あっ…
炭酸水の入った
ペットボトルを奪い
ドライアイスを入れ
ふたを固くしめた。
その中で気化した
ドライアイスの体積は
約750倍に膨れ上がる!
ぷぅ~!
それに耐えきれなくなった
ペットボトルは…
パーン!破裂し
キャップが勢いよく飛び出す。
ポ~ン!その勢いは凄まじい!
ましてや
500円玉なんて貼れば
頭部に当たった場合
頭蓋骨が陥没し
死んでいただろうな…ハハッ!
証拠を残さないように
考えたんだろうが…。
はっ…。
もう聞く力も残ってないか…。
♬~
あっ 流れ星!
明日 プラネタリウム行こ~。
♬~
意識が戻らない。
おかしいな。通常 鉛中毒で
そこまで重体に
なるはずは ないんだが
アレルギーでも
持っていたのかな?
知ってたんでしょ?
私を狙うために
彼が巻き込まれるって。
ああ。まあ しかし
これは不慮の事故だ。
もっと未然に防いでおけば
こんな事にはならなかったでしょ。
なぜ助けなかったの!
なぜ?
彼を守ることは 私の契約の中に
入っていないからだ。
私を守るため
誰かを犠牲にしないで!
これが私のやり方だ。
嫌なら契約を切ればいい。
契約を破棄する。
橋田に その旨を伝えろ。
そうすれば 私は君の前から
いつでもいなくなるさ。
二度と私の前に現れないで。
♬~