特捜9 season5 #4[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

特捜9 season5 #4[解][字]

有名出版社の編集者が遺体となって発見された!容疑者は売れっ子の小説家…!?しかも、過去の事件ともつながりがあるようで…?
井ノ原快彦主演、特捜班が難事件に挑む!

◇番組内容
ある日、マンションの一室で男性の遺体が発見される。被害者は有名出版社の編集者。彼の婚約者は真琴という名で、売れっ子小説家だという。特捜班から話を聞かれる真琴だが、はぐらかすような態度を続け、特捜班を煙に巻いてしまう。殺害現場からは指紋が見つからず、被害者のスマートフォンが消えていることが判明。浅輪直樹(井ノ原快彦)は、棚の下から原稿用紙の紙片を見つける。さらに、過去の事件とのつながりも出てきて…?
◇出演者
井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正、向井康二(Snow Man)、深川麻衣、中越典子、原沙知絵、中村梅雀 ほか
◇脚本
瀧川晃代
◇監督
上堀内佳寿也
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
20th Century『夢の島セレナーデ』(MENT RECORDING)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】大川武宏(テレビ朝日)
【プロデューサー】神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)、森田大児(東映)、土井健生(東映)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/tokusou9_05/
☆Twitter
 https://twitter.com/5drama9tokusou

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 真琴
  2. 恵子
  3. 郷田
  4. 青柳
  5. 高尾
  6. 本当
  7. 自分
  8. 鈍色
  9. 里子
  10. 彼女
  11. 原稿
  12. 事故
  13. 緒方真琴
  14. アヤコ
  15. 原稿用紙
  16. 公園
  17. 最後
  18. 枝豆
  19. 神原恵子
  20. 先生

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(パトカーのサイレン)

(カメラのシャッター音)

(高尾由真)
被害者は 郷田次郎さん 45歳。

この家で一人暮らしだそうです。
(浅輪直樹)おお…。

ああ… 後頭部か。

(高尾)凶器は 恐らく これだと…。

だろうね。
(高尾)はい。

で 被害者 仕事は?

出版社の編集者です。
結構 有名な人みたいで…。

ああ~! だから マスコミが。

あっ… じゃなくて…。
(青柳 靖)いや マスコミのお目当ては

被害者が担当してた
作家さんのほう。

作家さん?
(矢沢英明)あら… 知らない?

あの小説家
作家の この 真琴さん。

ああ ああ ああ…!
この本 どこかで見た事ある。

ちょっといいですか?
二十歳の時に

これで
小説あさぎ新人賞を受賞してる。

だからって なんで
マスコミが騒いでるんですか?

(青柳)えっとね…。 おっ。
(高尾)あっ!

あれ 昨日発売になった週刊誌。
(高尾)こちらです。

これね。 ちょっと開いてみて。

2人は
こういう関係でもあったとか。

あっ… 婚約者?

ああ~… かなり
がっつり撮られてますね これね。

(小宮山志保)じゃあ あなたは
真琴さんに頼まれて ここに?

(岸井里子)頼まれなかったら
1人で こんなとこ来ませんよ。

(国木田誠二)失礼ですが
ここに来たのは何度目ですかね?

だから… 初めてです!

あの… 先生 まだ?

(緒方真琴)10分で戻るから。
あなたは ここにいて。

(アヤコ)わかった。

真琴さん
ちょっと お話よろしいですか?

(カメラのシャッター音)

(記者)担当編集者との

結婚の噂は本当ですか?
(真琴)はあ?

婚約者を亡くされた
今のお気持ちは?

(小早川 泉)
あなたの運も ここまでですか?

かもね。

(記者)すみません
こちらにもコメントください。

すいません ちょっといいですか。
真琴さんですよね?

どうぞ こちらへ。
すいません ちょっと。

私が郷田の婚約者? ない ない。

確かに プロポーズはされた。
でも 断った。

えっ…?

そうだったんですか?

あの… 先ほどの こちらの話では

あなたに頼まれて ここに来て
遺体を発見したという事ですけど。

私に頼まれた? へえ~。

(里子)…えっ!

違うんですか?

そういえば 里子さん…。
はい。

郷田さんの事
タイプって言ってたよね?

もしや
振られたから殺しちゃったとか?

いや… もう 先生
何 言ってるんですか!?

(真琴)冗談よ。

あの…
真面目に話してもらえます?

冗談も通じないじゃん。
つまんねえ女。

カッチーン。
大丈夫だよ… 大丈夫…。

(真琴)郷田さんとは 今朝 うちで
次回作の打ち合わせの予定でした。

でも 時間になっても来ないから

様子を見てきてって
私が頼んだの。

それを早く言えっつうの…!
そうだね そうだね…。

あの…

郷田さんに恨みを持ってる人物に
心当たりって ありませんかね?

あるわよ。 私!

えっ…?
(携帯電話の振動音)

能力もないくせに
たまに 的外れな事 言いだすのよ。

何度 殺そうと思ったか。

もう いいですか?
仕事 行かなきゃなんで。

ああ…
改めて お話聞かせてくださいね。

面倒くせえ。

ええ~…!
癖 強っ!

あの… 彼女って
運がいい人なんですか?

ん…?
(青柳)えっ 何? 突然。

いや さっき 記者の人が
言ってたんですよ。 ねえ?

ああ ああ…。

主任。 ちょっといいですか?
ああ ああ…。 じゃあ。

いってらっしゃい。

(高尾)指紋が全然出ないそうです。
ええ~。

あと 被害者のスマホも
どこにも見つからなくて…。

じゃあ 何?
犯人が証拠隠滅したって事か…。

うーん…。

あれ?

♬~

原稿用紙ですかね?

「ならで」…?
「ならで」…。

♬~

頼むよ 泉ちゃ~ん。

じゃあ その情報の代わりに
何 くれるの?

ええっ… 泉ちゃんの好きな

ビンテージバッグで どう?
(泉)何? それ。

物じゃなくて情報持ってきてよ。
ええ~…。

(矢沢)郷田さんの編集部
3階だそうです。

(青柳)はい。

(早瀬川真澄)
凶器は 傷の形状から見て

この置物で間違いないと思う。

死亡推定時刻は
昨日の午後7時から9時の間。

胃の中に
食べたもの 残ってたんだね。

「バジル アンチョビ
枝豆 赤ワイン」

自炊をした形跡は なかったな。
家の近くの店で食事したのかも。

調べてみますか。
はい。

現場に落ちていた
この 紙の切れ端なんですけども

鑑識によりますと…

もう 今は
販売されてないんですかね

文綴堂の原稿用紙だという事が
わかりました。

ふーん…。

以前 真琴さんが好んで使っていた
原稿用紙です。

(青柳)じゃあ この紙切れ
真琴さんのオリジナル原稿の

一部って事?
という事は

真琴さんが事件に関与している
可能性もあるわよね。

その 彼女の
運の良さについてですけど

気になって調べてみたら
これに行き着きました。

(矢沢)ああ…! 「女子大生
キャンプで練炭死亡事故」

これ 何年前でしたっけ?
18年前です。

女子大生4人が 暖をとるために
練炭をテントの中に入れてしまい

一酸化炭素中毒で亡くなった
という事故です。

(青柳)確か
1人だけ助かったんですよね。

緒方真琴さん。

小説家の真琴です。
(一同)えっ?

その半年後に新人賞を取った時の
会見の映像が残っています。

(記者)「真琴さんは あの事故で
1人だけ生き残りましたよね」

「どうして あなただけ
生き残ったと思いますか?」

(真琴)「運が…」

「運が良かったから
じゃないですか?」

「(どよめき)」

そうだったんだ!

事故の詳細については 一応
SSBCに調べてもらってます。

じゃあ 我々は もう一度
真琴さんの家へ行ってきます。

(高尾)はい!
じゃあ 私たちは 引き続き

周辺のレストランをあたりますか。
はい。

ああ… 胃の内容物
なんか いろいろ出たでしょ?

うん。 殺される直前
結構 いろんなもの食べてるの。

店の防犯カメラに
犯人が映っているかも。

行きましょう。
行きましょう。

いってきます。
(青柳)いってらっしゃい。 じゃあ

俺らは もう一回 ここ行くか。
えっ またっすか?

いや この ほら…
隠し撮りの写真のアングルがね

なんか気になるのよ。
えっ?

なんすか?

あっ…。

ん…?

バジルとかアンチョビだとすると

イタリアンじゃないですか?
赤ワインも飲んでるし。

いや イタリアンに枝豆って
ちょっと…。

じゃあ 居酒屋とか?

最初はグー! じゃんけんぽい!

ああっ…。

なんで 勝てないんだろう…。

なんですか? 話って。
はい。

この写真 撮った位置なんだけど

郷田さんから丸見えなんじゃ
ないかと思うんだけど。

もしかして 彼 あなたがいた事
知ってたんじゃないですか?

さすが 警察。
実は この記事は

郷田さんから頼まれて
載せたんです。

うーん…?
なんで わざわざ そんな事を?

(泉)まず 外堀を
埋めたかったんじゃないですか?

結婚を強引に進めるために。

(青柳)強引に進めるってさ…

このキャラじゃ
落とせないでしょ。

そうかな?

ん…?
なんか 次の手があったとか?

なんか くれます?
「なんか」って…?

あっ ビンテージのバッグとか?
はあ? 違いますよ。

警察の内部情報。

スクープ取れば 念願のファッション誌に
異動させてやるって

編集長に言われてるんです。

まあ そっちの情報次第だね。
ああ 青柳さん…。

いいじゃん!
お互い いい思いするんだから。

こういうの ウィンウィンの関係
っていうんだよね?

うん! フフッ…。

ここだけの話ですよ?
(青柳)おっ きた。

郷田さん
亡くなる前に言ってたんです。

「真琴には秘密がある」。

「それは 俺だけが握っている
ジョーカーだ」って。

ん…?
ジョーカー? 何? それ。

それは わかりません。

でも すごいスクープだった事は
確かです。

♬~

あれは 今 どこにあるの?

大丈夫。 隠したから。

それでいいの?

いいの。 これは 私の問題。

(里子)先生。

また来ましたよ 警察の人が。

通して。

(里子)はい…。

私がなんとかするから 隠れてて。

わあ~…。

あっ…
お忙しいところ すいません。

それにしても すごいお宅ですね。

何? 用件は。

あっ 用件は…。
じゃあ 言います。

文綴堂の原稿用紙
ご存じですよね?

前に使ってたものよ。 それが?

実はですね 事件現場に

その原稿用紙の切れ端が
落ちてたんですよ。

心当たり ありませんか?

さあ…。

あの ちょっと
仕事部屋 見せてもらえますかね?

どうぞ。
ありがとうございます!

さあ さあ…。

うわあ すごい! へえ~…。

あの… 昔の原稿とかって
どうされてるんですか?

残ってない。
捨てちゃうの 過去は全部。

えっ!?
本当に?

ええ。
いらないものは 全部捨てる。

偽の友情 使えない編集者…。

あっ 先生…。

ごめんなさい。
ちょっと失礼します。

♬~

今… ちらっと 見えちゃいました。

♬~

(高尾)血が…。
ああ…。

♬~

これって…
『鈍色のくに』じゃないですか?

おっ…。
ん…? 何?

すいません ちょっといいですか?
ああ ああ…。

ちょっと持ってて。
はい。

ここ…!

一致します。 それに…。

「神原恵子」って…。

どういう事か
話してもらえますか?

あ~あ… 私の運も ここまでか…。

郷田さんは

私が殺しました。

「あの男とは
もう 縁を切ろうと思って

他の出版社に移ろうとしてたの」

「そうしたら これを見せられた」

(郷田次郎)盗作だったんだな
君の処女作。

それ どこで…?

(郷田)会社の倉庫。

君の態度次第で マスコミに売る。

♬~

(郷田)僕だって
本当は こんな事したくない。

でも 君みたいなじゃじゃ馬を
扱えるのは 僕だけだよ。

だから 結婚しよう。

つい 殺してしまったというわけ。

この 神原っていう人は
今 どこに?

亡くなりました。

あの事故で。

♬~

(三ツ矢翔平)被害者の4人は

桜朋女子大学 文学サークルの
仲間だったそうです。

練炭を用いた事で 最初は
集団自殺が疑われたんですが

生き残った緒方真琴の証言と
状況証拠から

自殺ではないと断定されました。

なんで
真琴さんだけ生き残ったの?

たまたま
テントの一部が破れていて

風が入ってくる位置に
寝ていたそうです。

ええ~? たまたまって
なんか 都合良すぎじゃない?

(三ツ矢)そうなんですよ。

不審な点が いくつもあって…。
不審な点?

隣に寝ていたのが
神原恵子だったんですが

彼女の荷物は
緒方真琴の寝ているほうにあって

逆に 緒方真琴の荷物は
神原恵子のほうにあって。

じゃあ そもそも その
寝ている位置を変えたって事?

その可能性 大!
(携帯電話の着信音)

すいません。 ちょっと…。

あっ…。
あれ? あっ…。

ねえねえ ねえねえ…
こうは考えられない?

緒方真琴は

神原恵子の『カラフルなくに』を
自分のものにしたかった。

だから 事故に見せかけて
殺しちゃったの。

運のいい女っていうのは

自分で仕組んだ可能性がある
って事かい?

タイトルを 『カラフルなくに』から
『鈍色のくに』に変えたからって

わからないとでも
思ったんですかね?

あの… 鈍色って何色ですか?

濃い灰色。

じゃあ 「灰色のくに」?
なんか 暗そうな本ですね。

いや 全然 暗い事ないんだよ。
むしろ 明るい友情もの。

だから 「カラフル」なほうが
しっくりくるよね。

なんで
『鈍色のくに』なんですかね…?

(ドアの開く音)

(浅輪倫子)はあ… お待たせ!
うん。

ごめんね~。
うん…。

真剣だよね。 何 読んでるの?
おお… これ これ。

あっ! 『鈍色のくに』。
これ どうしたの?

どうしたのって…
買ったんだよ 本屋さんで。

ええ~…!
もう 家に 全巻そろってたのに。

ああ! ハハハハ…。

俺 どこかで見たと思ったら…
うちで見たんじゃん! もう。

いくらすると思ってんのよ?
もったいないなあ もう。

よし! ねえねえ ねえねえ…。
何が 「よし」なの…。

これってさ ざっくり どんな話?

ざっくり? 聞く? それ。
いいじゃない。 教えてよ~。

はあ~…。
はいはい はいはい… 座って。

しゃあないね~。

うーんと 基本 この話は

マトルとドン子

女2人の友情の話なの。

(倫子の声)マトルは
クールで頭脳明晰な子。

一方 ドン子は ドジだけど
めげずに生きている子で

お互い 喧嘩しつつも
魂の親友になっていくの。

魂の親友…!

魂が共鳴し合ってるっていうか
唯一無二の存在っていうか

まあ まあ とにかく
親友になるまでが この第1巻。

このさ 『鈍色のくに』っつうのは
なんで このタイトルなわけ?

そこねえ。 そこなのよねえ。
おお…。

私が思うには この話は

マトルから見た
ドン子の世界なの。

ああ~ そうか。
この『鈍色』の「鈍」っていう字は

鈍感なドン子の「鈍」なんだ。

そういう事。
ああ ああ ああ…。 なるほどね。

(真琴)原稿は ここに。
うん。

そしたら
郷田さんが戻ってきて…。

ああ 郷田さん。

逃げようとしたら
取られたから また取り返して…。

(紙が破れる音)

(真琴)気がついたら
ここにあった置物で…。

(高尾)ちょ ちょ ちょ…!
ちょっと!

由真ちゃん ナイス!

ハハハハッ…!

全部
片づけたつもりだったんだけど

私とした事が…。

おかしいですね。
(真琴)えっ?

破けた原稿用紙の切れ端からは

あなたの指紋しか
検出されなかったんですよ。

じゃあ 私の思い違いね。

原稿を持っていたのは郷田さんで
この切れ端を持っていたのは私。

ふーん…。

(記者)真琴さん
あなたが殺したって本当ですか?

(カメラのシャッター音)

(高尾)すいません 通ります。
行きましょう。

アヤコ…。

アヤコ…?

(2人)えっ?
嘘をついている?

いやあ わからないんですけど

実況見分でも 言ってる事が

コロコロ コロコロ
変わるんですよ。

でも そういう事あるよね。
記憶違いとか。

あの… 真琴さんって
本当に犯人なんですかね?

何? 今さら。

犯人じゃなかったら
誰だっていうのよ?

じゃあ やってない犯行を
自供したって事になるじゃん。

例えば 誰かをかばってるとか。

彼女に かばうような人いた?

うーん…。
真琴さんは

両親を早くに亡くしていて
兄弟もいません。

ネット情報では

恋人も友達もいない
天涯孤独な作家だそうです。

(カップを置く音)
ありがとうございます。

俺 実況見分の時 聞いたんですよ。

真琴さんが「アヤコ」って言ったの。
(矢沢・青柳)ん…?

高尾さん 聞いてなかった?

いや… 私は…。
ああ そうか。

「アヤコ」… ひょっとして
隠し子がいたりしてな。

ああ…。

近くのレストランに
行ってないって事は

家飲みしてた可能性ありません?

でも 現場には 食事をした形跡は
なかったんですよ。

それに… っていうか これ
「緒方」…

真琴さんの家じゃないですか
これ。

真琴さん 言ってましたよね。

「全部 ちゃんと片づけた」って。

食べたあとのゴミを
持ち帰ったって事ですか?

この辺りの 燃えるゴミの日は…?

よいしょ…。 はあ~!

あっ 里子さん!
私たち 運がいい。

里子さん! あっ そのゴミ
ちょっといいですか?

バジル… アンチョビ!
胃の内容物と おんなじ!

オードブル買ってますね あの日。
やった…!

でも 枝豆 ないですよ。
ん…?

そもそも 枝豆って
サヤ 残りますよね。

そうですね。
ええっ…?

その… その緑色の なんですか?

あっ… ずんだです!

あなたが作ったんですか?
はい。

料理番組で
簡単に作れるっていうんで

初挑戦。

ずんだ?
枝豆です。

里子さん。
(里子)はい?

郷田さん 亡くなる前
枝豆を食べていたんです。

本当に 行ってないんですよね?

あっ… フフッ…。

ええ。 ハハハ… はい!

鑑定の結果
郷田さんは 亡くなる直前に

あなたが作った ずんだを
食べていた事がわかりました。

でも 私は殺してなんていません。

「じゃあ なぜ 初めて行ったなどと
嘘をついたんですか?」

真琴先生の事 見張れって
言われてて…。

あの… 弱みを握れば
まとまった金をやるって…。

(真琴)やめて。 本を盗んだ事は
もう 思い出したくないの。

もう いいから! 放っといてよ!

「本を盗んだ」…?

(里子の声)あの日は その報告を。

はい どうぞ。

そうか…。

やっぱり
俺のにらんだとおりだったか。

お金を受け取って
私は すぐに帰りました。

そうですか…。
はい。

(ノック)

あっ 失礼します。

あの…。
はい。

先ほど あなた
真琴さんが誰かと

本を盗んだ話をしていたって
言ってましたけど

その誰かって 誰ですか?

昔の友達だったと思いますよ。

それって アヤコって人じゃ
なかったですか?

いや 確か

えー… 小田。

ああ 小田さんだったと思います。

はあ…。

(三ツ矢)あっ お疲れさまです。
(高尾)お疲れさまです。

(高尾)何やってるんですか?

あっ 俺?

つい手に取った本に 思いがけず
はまっちゃってるところ。

三ツ矢さんじゃなくて…。

あった 小田。

えっ 小田って
あのお手伝いさんが言ってた?

同級生だったんだ。

小田弥生か…。

(小田弥生)
お大事になさってください。

(男性)ありがとうございました。
(看護師)先生。

ありがとうございます。
突然 すいません。

ちょっと お時間ある時でいいんで
お話伺えますかね

緒方真琴さんについて。

わかりました。

隣の公園で待っててください。

お待ちしてます。

真琴の自供の詳しい内容
教えてくれるんですよね?

ああ。 回ってる?
(泉)どうぞ。

とっておきのネタですよ。
(泉)はい。

実は 真琴さんが犯人じゃない
可能性が出てきたんですよ。

えっ? 違うんですか?

あなた 真琴さんと家政婦さん
どっちが怪しいと思いますか?

そりゃ 真琴ですよ。

その自信は
どこから来るんですか?

ん? ん?

(ため息)

とっておきのネタですからね!

おっ!

(泉)事件の夜…。
うん。

(泉)私 真琴の家の前で
張ってたんです。

そしたら 彼女が家から
すごい勢いで飛び出してきて…。

♬~

ここら辺で見失いましたけど。

本当?
本当ですよ。

私のほうは
手の内 見せたんだから

絶対 決定的な情報くださいよ。

はーい わかりました。

(泉)本当にわかってます?
(青柳)わかってますよ。

真琴さんとは
仲良しだったんですか?

大学の文学サークルで
一緒だったの。

へえ~ そうなんだ。

まあ 私は文才なんかないし

他の子も
お遊びみたいな感じだったけど

あの2人は違った。

その2人っていうのは

真琴さんと
亡くなった神原恵子さんですか?

あやこ。

えっ?

「恵子」って書いて 「あやこ」。

18年前
先輩の知り合いの出版社の人が

作品を見てくれるって
話があってね。

恵子は1人で見せに行ったの。

結局 遊ばれただけで
泣き寝入り。

それで 恵子を慰めるために
キャンプを。

なるほど。

恵子も 真琴に
謝りたい事があるって言ってた。

ん? 謝りたい事って
なんですか?

わからない。

そうか。

弥生さんは どうして
キャンプ行かなかったんですか?

私は 風邪をひいて
行けなかったから。

今でも思う。

どうして 彼女たちは
死んでいったんだろう。

なんで 私は生きてるんだろう。

忙しいと気が紛れるの。

私は真琴みたいに強くないから。

強い?

だって 真琴は

電話しても いつも
当たり障りない話ばっかり。

まるで何もなかったみたいに…。

真琴さんは
本当に強い人なんですかね?

えっ?

あれ?
ん?

お~!
ちょっと何やってるんですか?

えっ 散歩。
散歩って…。

(矢沢)青柳さん。
あっ 同僚なんで。

どうも。
どうも。

何か ありました?
事件当日の夜

真琴さんが この公園に来た
っていう情報が入ってきたから。

あら? 心当たり あります?

この公園 『鈍色のくに』の
モデルになった公園なの。

えっ 本当ですか?

あっ 確か 公園のシーン
ありました。

「二人は その木に名前を付けた」

「その空っぽな樹洞は

悩みも心配も
全てをのみ込んでくれた」

盗作だったんだな 君の処女作。

むしろ 明るい友情もの。

だから 「カラフル」なほうが
しっくりくる。

(矢沢)嘘をついている?

例えば 誰かをかばってるとか。

恵子…。

♬~

よいしょ! ない。

♬~

♬~

あった。

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(主婦)それはもう当たり前でしょ
ではそれ

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はっ
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《99%除菌!》
(聴衆)≪おぉ~

♬~「バスタブクレンジング」
《香りが残らないタイプも!》

(新津)あの くり返し生える大変な

黒カビ掃除はもうやりません!
(聴衆)ウオー‼

《防カビは水を入れてポン!》

《銀イオンで丸ごと
防カビコーティング!》

2ヶ月に1度でキレイが続く!
♬~「お風呂の防カビくん煙剤」

もう一つの原稿を見つけました。

これ 「恵子」と書いて

「あやこ」って読むんですね。

あなたの原稿は
推敲に推敲を重ねて

何度も書き足した跡がありました。

一方 恵子さんの原稿は

きれいに書かれてる。

まるで 何かを写したかのように。

原稿を盗んだのは
あなたじゃなくて

恵子さんのほうだったんじゃ
ないんですか?

だとしたら どうなの?

盗作が嘘なら

郷田さんの言いなりになる
必要はなくなる。

殺す動機も
なくなるじゃないですか。

動機なんか どうだっていい。

私がやったって言ってんだから
それでいいでしょ!

真琴さん

もしかして 恵子さんは今も…。

(ノック)

恵子!

サバイバーズギルトって
知ってます?

サバイバ… 知ってるのか?
知ってるんですか?

お願いします。

生き残った人の罪悪感
…ですよね?

例えば 震災やテロ

そういった
不可抗力な事故や事件で

自分だけ助かった人間は

自分だけ
このまま生き続けていいのかと

苦しむ事がある。

中には 自分だけ
幸せになっちゃいけないっつって

自分の事を傷つける人もいる。
(青柳)うん。

せっかく助かったのに?

真琴さんも 恐らく…。

お疲れさま。
お疲れさまです。

事件の日 被害者
誰かを家に呼んでたわ。

えっ?

総菜を買ったスーパーの店員が
彼を覚えてました。

すいません。

買ったよ。
君の好きなビンテージのワイン。

ビンテージ…? 行くぞ。

(矢沢)なんすか?
(青柳)あとで説明する。

えっ? どこへ?

どこ行くんですか? あれ?

(ドアの開く音)
ああ…。

あっ そうだ 先生
一つ 聞いてもいいですか?

♬~

真琴さん 本のタイトル

『カラフルなくに』から
『鈍色のくに』に変えましたよね。

どうしてですか?

18年前のあの日から

あなたが見える世界は

灰色になってしまったからじゃ
ないですか?

♬~

あなたは自分を罰するために

わざと悪い女を演じていた。

なぜなら 全世界から嫌われて
見捨てられる事が

あなたにとっての罰だから。

でも あなたは
とても運のいい人だった。

どんなに嫌われようとしても

その意に反して あなたは
どんどん人気者になっていった。

まるで
誰かに守られてるかのように。

守られている? 私が?

(神原恵子)私は…。

恵子は黙ってて。

そこにいるんですね 恵子さんが。

はあ?

あなたには見えてるんですよね?

18年前に亡くなった恵子さんが。

えっ…?

えっ…。

♬~

恵子!

♬~

あの時 場所を変わらなければ
恵子は死ななかった。

そしたら あなたが死んでいた。
それでよかった!

そしたら 今度は

恵子さんが苦しむ事になりますよ。
あなたの代わりに。

この18年間 あなたは

恵子さんとだけ
生きてきたんですね。

偽りの罪を受け入れても

何も変わりません。

新たな罪を生むだけです。

♬~

これ この前のお礼。

ビンテージのレシート。

(泉)ビンテージ?
(青柳)うん。

郷田さんが
最後に食べたものです。

これがお礼?
うん。

その中にさ
オードブルってあるでしょ?

それ 賞味期限が近いからって
半額になってたんだって。

郷田さんってさ
いいもん食ってそうに見えて

結構 庶民派だよね。
すごいスクープじゃない?

そんなわけないでしょ!

っていうか こだわりないんじゃ
ないんですか? 食べ物に。

そうなんですか?

だって 緑色のあんこみたいなの?
パンにのせてあったけど。

その緑色のって
ずんだの事かな?

ああ そのずんだ?

あれと赤ワインを合わせるなんて
あり得ない。

(泉)見て 赤ワイン 1000円?
安っ!

郷田さんが最後に食べたもの
なんで ずんだだって知ってるの?

それは… 前に会社で会った時

彼が食べてるのを見たから。
(青柳)ふーん。

じゃあ もういいですか?

それ 市販されてるものじゃ
ないんですよ。

家政婦さんが
初めて作ってみたやつなんだって。

それを見たって事は

君 あの日
現場にいた事になるよね。

♬~

郷田さんには
俺の言う事 聞けば

ファッション誌の編集長に
口利いてあげるって言われていて。

あの日も
その打ち合わせだと思って

郷田さんの家に行ったのに…。

ねえ 郷田さん

真琴さんのジョーカー 握ってるって
言ってましたよね?

いい加減 教えてくださいよ。

んっ…。
えっ?

本棚。

あっ… ちょっと
やめてください!

ハイエナはハイエナらしく
おこぼれ待ってりゃいいんだよ。

やめて やめて…! うっ…!

(殴る音)
(郷田)うっ…!

(チャイム)

あっ…。

お願い… 見逃して!
この男が悪いの!

ファッション誌に
口利いてあげるって…。

でも 嘘だった。
私 だまされたの!

ねえ お願い…。

見逃して どうか…。

(真琴)行きなさい!

この事は全て忘れなさい。

(泉)まさか 私を見逃して…。

いいから 行って!
私の気が変わらないうちに。

結局 盗作話は嘘だったの?

はい。

彼女は あなたをかばうために
盗作話をでっち上げてました。

あの公園に行ったのも
そのためだったんだね。

つまり 私が彼女の無実を
証明したわけね。

まあ そうなるね。

私ね いつも運が悪いの。

たまたま乗った電車が事故って
1時間 閉じ込められたり

1人だけ注文を忘れられたり

白い服 着てった時に限って
カレーこぼしたりね。

あっ そう。

初めて運がいいと思ったけど

最後の最後でしくじった。

運がいいとか悪いとか
本人次第なんじゃないの?

どうなのよ? お前。
こいつだよ。

それ どういう意味ですか?
(青柳)ハハハ…。

あなたは最初に通報すれば
よかったんだ。

真犯人が自供しました。

日を改めて
お話を伺う事になると思います。

どうぞ。

(真琴)18年前のキャンプの日

恵子に打ち明けられたの。

私の小説を自分の名前に変えて
編集者に見せたって。

傷ついたのは恵子でしょ。

十分 報いを受けたんだから
それでいいよ。

真琴…。

ってかさ
自分の本で勝負できないなんて

私なら 書くの やめると思う。

(真琴の声)私は
最後の最後に恵子を傷つけた。

♬~

真琴!

よかった 気がついて…。

みんなは? 恵子は?

♬~

(恵子の声)逃げるんだ?

♬~

どうすればいいの? 恵子…。

(恵子)書きなよ。

私は もう書けないんだから。

♬~

だから 書き続けた。

あなたは
恵子さんの分まで書き続けた。

そう。

書いてさえいれば

恵子が許してくれるような
気がして…。

でも それだけじゃないよね。

えっ?

だって 恵子さんは 編集者に
あなたの本を見せるくらい

あなたが書いた本
大好きだったんだから。

恵子…。

ずっと見守ってくれてたの?

待って!

恵子!

行かないで…!

私を一人にしないで…。

真琴。

弥生…。

今まで気づいてあげられなくて
ごめん。

私…

真琴と
恵子たちの話がしたいの。

一緒に

恵子たちの事
思い出しちゃ駄目かな?

(泣き声)

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

(村瀬健吾)えっ? なんだ? これ。
よかったら使って。

死因は急性心不全。
そういう毒物が

あるらしいんですよ。
(富田加奈子)病気です。

監禁!?
女性が拘束されてる。

(小仏玲央)
あいつ マジでやばいって。

私にいいアイデアがあるわ。

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みんな 見るわよ!
(一同)はい!