[終]特捜9 season5 #12[解][字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
[終]特捜9 season5 #12[解][字]
街頭演説中に、聴衆の男性が発砲され重体となる事件が発生!?連続殺人犯と同じ白い仮面の人物が関わっていたのか?浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班が衝撃の事件に挑む!
◇番組内容
ある議員の街頭演説中に、聴衆の男性が発砲され重体となる事件が発生。浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班メンバーも現場に集結。すると聴衆の後ろに、かつての連続殺人犯が被っていた白い仮面の人物がいたことが発覚する。青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)が防犯カメラを解析すると、若い男が拳銃のようなものを取り出している姿が映っていた。さらにSNS上では、白い仮面を被った殺人犯が神格化されていることが分かり…?
◇出演者
井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正、山田裕貴、向井康二(Snow Man)、深川麻衣、中越典子、原沙知絵、中村梅雀 ほか
【ゲスト】津田寛治
◇脚本
徳永富彦
◇監督
細川光信
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
20th Century『夢の島セレナーデ』(MENT RECORDING)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】大川武宏(テレビ朝日)
【プロデューサー】神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、石田菜穂子(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)、森田大児(東映)、土井健生(東映)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/tokusou9_05/
☆Twitter
https://twitter.com/5drama9tokusouジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
福祉 – 音声解説
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(子供たちのはしゃぎ声)
(新藤 亮)じゃあな 三島。
(三島)さようなら プリン。
またいつか 会えるといいね。
(新藤)うん…。
♬~
(三島)プリン?
やっぱり! 俺だよ。
小学生の時 遊んでた 三島。
(新藤)えっ マジ? 嘘… 三島!?
(東山秀作)
捜査に協力してもらいたい。
(三島)こいつ 川端っていって
あの店の店長。
(新藤)よろしく…。
三島!
(ドアの開く音)
(捜査員)賭博の現行犯なんで
皆さん おとなしく…。
(マサナリ)
三島さん… 死んだそうです。
♬~
三島…。
(浅輪直樹)
はい お待たせしました。
今日は豆腐っす。
(国木田誠二)あっ… ありがとう。
(青柳 靖)うわっ 唐揚げかよ。
(矢沢英明)
小宮山さんと高尾さんは?
ああ… 昼飯がてら
買い物に行きましたよ
早瀬川先生と。
(青柳)えっ?
だって 仕事中でしょ。
昼休み中に戻るって
言ってましたから。
新藤の復帰祝い
買ってきてもらってるんですよ。
ただ今 ご紹介にあずかりました
佐藤寛でございます。
(小宮山志保)もう 何がいいかね?
(早瀬川真澄)
新藤くん 何が好きなのかな?
めでたいものがいいんじゃない?
(高尾由真)お肉とか? お肉。
実は ここだけの話
新藤くん 先方に 特捜班 辞めて
こっち来ないかって
誘われてるみたいですよ。
(矢沢)先方って
手伝い頼まれてたとこですか?
ええ。 警察庁の警備局警備企画課。
まあ でも 本人次第ですからね。
普通に戻ってくると
思うんですよ。
(青柳)まさか行かねえよな…。
(矢沢)いや 行くわけないでしょ。
ですよね?
ねえねえ ねえねえ…
これ どうかな?
(早瀬川)ええ~?
(高尾)新藤先輩って
こういうのが趣味なんですか?
さあ…。 でもさ 面白くない?
なんか 特捜班のメンバーに
見えてきたんだけど…。
面白さで選ぶか?
そっか…。
でも ほら これ
矢沢さんでしょ 班長でしょ…。
いいと思うんだけどな。
(早瀬川)なんか 他に もっとさ…。
でも 七福神を特捜班のメンバーに
例えるところ
多様性を感じました。
多様性…?
(佐藤)シャンパンタワーの
全てのグラスを
できるだけ早く
満杯にしなければならない時
果たして シャンパンは
どこから注ぐべきでしょうか?
賢明な皆さんなら
もう おわかりでしょう!
(銃声)
(人々の悲鳴)
行きましょう。
♬~
(青柳)でも すごいね。 たまたま
現場に居合わせるなんて。
(矢沢)早瀬川真澄は?
救急車に乗って 被害者と一緒に。
誰が撃たれたの?
被害者は
飲食店経営の島崎達夫さんです。
大きな音がしたあとに
突然 倒れたみたいで。
ちょうど街頭演説があって
結構 人はいたんだけど
今のところ 犯人を見たって人は
見つかってない。
(矢沢)演説してたのは あの人?
(高尾)議員の佐藤寛さんです。
(青柳)
議員? だから 班長と浅輪か。
俺らじゃ駄目なのか?
(矢沢)いや 俺は大丈夫です。
俺が駄目なのか?
(矢沢)そうです。
幸い 弾はそれたけど
狙われたのは
私じゃないんですか?
…というと?
聴衆の一番後ろに…。
こんな奴がいたんです。
(国木田・浅輪)あっ…。
(佐藤)ほら ちょっと前に
これ かぶって
片っ端から人を撃ち殺した奴が
いたでしょう。
(銃声)
溝口誠の事件ですよね?
あれ以来 模倣犯が
続いてるらしいじゃないですか。
今回も どうせなら
私みたいな人間を狙って
派手な事をやらかそうっていう
そんな事を考えた奴の
仕業じゃないかと思いましてね。
(矢沢)カメラ 反対側 向いてたら
犯人 映ってるんですけどね。
(青柳)うん…。
巻き戻してみてくれない?
(矢沢)えっ なんか映ってました?
(矢沢)あっ…。
(矢沢)これ 食事の配達員ですね。
何 運んでるんですかね?
でっかいおにぎり?
ヘヘッ いいな。
(矢沢)あっ…
これ 拳銃じゃないですか?
(高尾)白い仮面をした男?
(女性)はい。
男の人だと思うんですけど
銃声のあと
すごい勢いで走ってきて…。
私も 買い物袋 落としちゃって。
現場から
逃走を図ったんですかね?
その人は そのあと
どっちに向かいました?
(携帯電話の振動音)
もしもし。
(東山)警察庁警備局警備企画課
今は ゼロと呼ばれてる。
(東山)ちなみに その前がチヨダ
その前はサクラ。
ようやく知られてきたと
思ったら…
別のあだ名に変わる。
仕方ないな 非公式の部隊だから。
公安警察に対する獲得工作が
主だが
まあ 我慢の絶えない仕事だよ。
僕の父親の元相棒
という話がなければ
断ってました。
あいつは 所轄時代から
本当に優秀な奴だった。
本来…
この席も
あいつが座るはずだった。
何度 辞めようと思ったか
わからんが
その度 あいつを思い出して
踏みとどまってきた。
何も知らなくて すみません。
仕事の話はした事なくて。
父親に憧れて
警察官になったのにか?
だからこそ ライバルだと
思うようにしてきたんです。
いなくなった今でも…。
あいつが聞いたら
喜んだだろうな…。
あっ 本題だ。
(東山)
今朝 起きた 狙撃事件の現場だ。
これが何か?
問題は…。
(東山)ここだ。
(新藤)この指輪 三島の…。
報告資料で見てたもんでな。
一点物の指輪だ。
何者でしょうか?
(東山)三島殺害に関わった人物か
もしくは
三島本人か…。
そう… わかった。 ありがとう。
早瀬川先生。
被害者 まだ危険な状態みたい。
助かるといいですけどね…。
で その
現場から走り去った男は?
そのまま タクシーに乗って
逃走したそうです。
それってさ…
この男じゃねえかな。
佐藤議員の証言とも一致しますね。
つまり まとめると
この男が配達員に扮して
仮面とフードで顔を隠して
バッグで持ち込んだ拳銃で
演説中の佐藤議員を狙撃。
(銃声)
(浅輪の声)けど 弾はそれて
近くにいた一般市民に当たり
男は タクシーで逃亡した。
しかし また この仮面かよ。
溝口誠の事件以来
拡散されてるそうですね。
一部の人たちの間で
アイコン的な存在に
なってるみたいで…。
実際に影響を受けた模倣犯も
出てるしね。
「そういう時代か…」で
済まされる話じゃないですよね。
そのとおりですよ。
とにかく なんとしても
歯止めをかけなきゃいけません。
まずは この事件を
迅速に解決しましょう。
じゃあ 青柳さんと矢沢さんは
引き続き デリバリーサービスを
お願いします。
小宮山さんと高尾さんは
タクシーの線で捜してください。
オッケー。
どこのタクシーに乗ったかは
わかってるから。 ねっ?
それは つまり
別々のルートで登って
挟み撃ちって事ね。
オッケー。 じゃあ 行きましょう。
あれ? 我々 どうしましょう?
ええ… とりあえず 現場ですかね。
ああ そうですね。
こうやって 班長と組むの
久しぶりじゃないですか?
そういえば そうですね。
ねえ。
いやあ… なんか 懐かしいなあ。
いやあ
俺 ずーっと下っ端だったんで
今でも 俺なんかが主任やってて
いいのかな? なんて
思いますもん。
いやいやいや…。
うまくやってるじゃないですか。
ええ~?
みんなを泳がせて
うま~く 力 引っ張り出して。
そりゃ もう 班長含め
みんなのおかげじゃないですか。
いやいや…。
(男の子)この仮面
めちゃくちゃ強えんだぞ!
いいだろ!
(店員)その時間帯で…
お買い上げ 一点ございますね。
本当ですか?
午後12時14分
電子マネーでの決済ですね。
事件直前ですね。
村瀬さんに
割り出しをお願いしましょうか。
そうしましょう はい。
(青柳)違う。 違う。 違う。
違う。 違う…。
違うね。
うわっ… すごい目つき悪いね。
(矢沢)ええ。
疲れたよ もう…。
もう 青柳さん…。
配達の登録者は
10万人いるんですから。
10万人!?
ええ。
あと バッグ。
あれ ネットで
買えるらしいですよ。
本当? 10万人 全部見ても
いないかもしれないって事?
そうですよ。
(青柳)なんだ 早く言えよ!
こんなの 誰がやったって
一緒じゃねえか! こんな仕事。
いいじゃないですか…!
コーヒー どうぞ。
(矢沢・青柳)すいません…。
どうですか?
違う…。
(社員)あれ? この子…。
(矢沢)知ってるんですか?
昨日 クレーム処理したばっかり
だったんで…。
配達途中で
消えちゃったらしいんですよ。
消えた?
たまに いるんです。
配達先 見つからないとかで
投げ出しちゃう子が。
すいません ちょっと…。
(マウスのクリック音)
(社員)ほら この子。
(高尾)志保さん。
被疑者が乗ったタクシー
特定できました。
ドライバーの方
もうすぐ戻ってくるそうです。
そう。 じゃあ 待ってようか。
はい。
ねえ 特捜班 慣れた?
ああ… 最初は 皆さん 自由すぎて
びっくりしましたけど。
ねえねえねえ… はい チョコ。
あっ… ありがとうございます。
まあ なじんでくれてるとは
思ってるけど
なんかあったら
いつでも言ってね。
ほら うち
クセ強い人 多いから。
ああ…。
私 前の職場で浮いてたんで
意外と このぐらいが
居心地いいです。
本当に? なら よかった。
ねえねえねえ…
今度さ うちに遊びに来ない?
村瀬が ご飯 作るから。
えっ いいんですか? ぜひ…。
うん。 はい ゴミ。
あっ… ありがとうございます。
(運転手)お待たせしました。
(高尾)あっ…。
ショッピングセンターで乗せた
お客の事なんですけど。
ええ 覚えてます。
降りる時に
持ち合わせがないからって
部屋まで
お金を取りに行かれたんです。
家の場所 教えてもらえますか?
♬~
(東山)無目的な若者と
それを利用しようとする大人たち。
詐欺 売春 覚醒剤 傷害 殺人…。
あらゆる犯罪の温床になってる。
そればかりか
治安に関わる
不穏な動きも報告されてる。
だが なかなか入り込めず
ただ こうして
監視しているしかなかった。
(新藤)あっ… あいつ…。
(東山)どうした?
俺に
三島が死んだって言った奴です。
♬~
また なんか 白い仮面の事件
起きたらしいよ。
マジ? やばっ… ウケる!
やばいよね。
(マサナリ)絶対 また起きるっしょ。
(新藤)おい マサナリ。
プリンさん…。
しばらく見てなかったけど
どうしてたんですか?
お前さ
三島が死んだって言ってたよな。
あれ 本当なの?
ええ まあ…。
ただ 俺も聞いた話なんで。
誰から?
(マサナリ)川端さんです。
川端…。
(川端)ハハッ… 心配すんなよ。
俺だって いつまでも
なめられてばっかじゃねえよ。
今 どこにいるの?
ずっと 連絡取れないんだけど。
いや… 川端さんが任されてた店に
ガサ入ったじゃないですか。
今 上から追われて
身 隠してるらしいです。
上って? 川端が入ってた
半グレグループの?
はい。 連絡取りたいなら
裏アカ知ってるんで
よかったら 教えますけど。
ああ 悪い…。
(矢沢)待て!
(青柳)逃がさねえぞ この野郎!
(矢沢)えっ? 危ない…!
(青柳)ああ~ もう!
(高尾)一番奥の部屋ですね。
青柳さんたち まだ来てないね。
♬~
あなた…。
(中島武郎)はい。
ちょっと お話よろしいですか?
(三ツ矢翔平)依頼の件ですが
決済は
スマホの電子マネーアプリで
IDから電話番号
電話番号から住所を
割り出せました。
(村瀬健吾)そうか ご苦労さん。
じゃあ 急いで 特捜に報告…。
(三ツ矢)もう伝えました。
ありがとうございます。
失礼します。
本当に ここでいいんですよね?
三ツ矢くんが送ってきた
データでは ここでしたね。
最近は こういう簡易宿泊施設でも
住民登録できますからね。
(ノック)
ちょっと すいません。
昨日のお昼頃
郡谷のショッピングセンターに
いらっしゃいませんでした?
♬~
(新藤のため息)
♬~
なんで この店にした?
普段 使わない店のほうが
話しやすいだろ。
(浅輪倫子)いらっしゃいませ。
ご注文は?
…あれ? あれ!?
何? こっちから呼ぶから
向こう行ってろよ。
すいません…。
おい 店員に当たんなよ。
はいはい…。
新藤くんだよね…。
どういう事…?
(浅輪の声)菊池和希 24歳。
高校卒業後 アルバイト。
その後
派遣社員として働いていたが
雇い止めによって 失業。
次の働き先が見つからず
配達員でしのいでいた。
中島武郎 32歳。
アルバイトと母親の年金を頼って
生きていたが
昨年 母親が他界。
住んでいたアパートの家賃も
滞納するようになり
今月 退去が決まっていた。
内田潤一郎 36歳。
簡易宿泊所で住民登録をして
生活。
仕事は日雇い労働で
数日に一度あるかないか。
借金で食い繋いでいる… と。
しかし 一人の犯人を
追ってたつもりが…。
被疑者が3人ですか…。
全員 違う相手を追ってた
って事…?
要は この中の誰が真犯人かを
突き止めればいいだけでしょ?
(高尾)それで
青柳さんたちが連れてきた人は
結局 拳銃 持ってたんですか?
それを これから
突き止めるんだよ。
それ次第で
被疑者からは外れますよね。
何? その そっちは駄目でしょ
みたいな言い方…。
(矢沢)ほら そういう事 言うから
喜んじゃうでしょ。
(青柳)喜んでないよ!
カチンときてるんだよ。
なんだか 2人して
村瀬化してない?
そんな事ないよ。
(高尾・小宮山)ねえ?
(青柳)で
そっちが連れてきた男はさ…。
続けてください。
はい。
とにかく ここで
犯人を逃すわけにはいかないので
皆さん
厳しい姿勢で臨んでくださいね。
(一同)はい。
♬~
上から追われてるんだって?
お前 大丈夫なの?
お前こそ パクられたんだろ?
俺は そもそも
店に入ってただけだし…。
それより
三島の事なんだけど…
死んだって 本当なの?
…ああ。
なんで…?
あいつは シンウラ界隈だけど
お前みたいに 半グレに
入ってたわけじゃないだろ。
俺が逃げたから 代わりに
やられたのかもしれねえ…。
お前にしか言わないけど
俺 三島 見たんだよ。
はあ?
この前 事件があった
ショッピングセンター。
サツに 確認 求められた。
…人違いじゃねえのか?
絶対 そうだって。
その時
サツには言わなかったけど
ほら 手の傷。
俺と昔 一緒に遊んでた時にできた
傷があったんだって。
なあ プリン… 携帯 いいか?
ああ…。
信用してないわけじゃない。
でも 念のためな。
♬~
三島は 俺と一緒に 隠れ家にいる。
(ため息)
連れて行ってくれんの? 場所は?
黙って ついて来いよ。
じゃあ 払ってくるわ。
(川端)ああ。
あっ… すいません!
(新藤)悪い。
(倫子)ごめんなさい。
会計。
わかりました。
包みの中身 今 どこにある?
(せき払い)
ねえ… 聞いてるんだけど。
どうして 逃げたの?
(高尾)白い仮面も
持ってるんですよね?
何か言ったらどうですか?
被害者は 今も 病院で
生死をさまよってるんですよ。
一つ 聞いてもいいかな?
何も言わないって事はさ
なんかあったって事でしょ?
もし 仮に 君が
あの場所で事件を起こしたとして
犯行前に
電子マネー 使っちゃったらさ
身元 わかっちゃうじゃない。
先の事 何も考えてなかったのかな
と思って…。
(内田潤一郎)死ぬつもりでした。
いくら頑張っても無意味…
そう思う瞬間があって
それから
頑張れなくなったんです。
なんで こうなってるって
時々 怒りのような感情が
込み上げてくる事もありました。
でも 自分には何もできない事が
わかってるから…。
そんな中で
溝口誠の事件が起きたんです。
(内田)もう一人の自分のように
感じました。
でも 驚いたのは
そんなふうに感じたのが
自分だけじゃなかった
って事でした。
♬~
(内田の声)いつの間にか
自分も一緒になって投稿してた。
(内田の声)そしたら…。
(通知音)
(内田の声)誰からなのかは
わかりませんでしたけど
思ってた事を…
求めてた事を
言ってもらったような気がして…。
(内田の声)やり取りしてる間に
溝口の後を追うべきだって
思うようになったんです。
♬~
力さえ手に入れれば
お前にもできるって…。
力?
だけど…。
(佐藤)シャンパンタワーの
全てのグラスを
できるだけ早く
満杯にしなければならない時…。
(内田の声)結局 僕は
踏み切れなかったんです。
(銃声)
(人々の悲鳴)
(内田の声)代わりに 別の人が…。
別の人?
どんな男だった?
仮面をしてたんで 顔までは…。
ただ…。
ただ?
首に 蛇の入れ墨が…。
蛇…。
♬~
♬~ (真矢)デンタルリンスで
ケアしたいこといっぱい!
私は 贅沢な香りもほしい
だから ケアも香りも
ぜーんぶ お願い!
《8つの機能をひとつに》
♬~ ハグキプラス
《「プレミアム リンス」誕生》
贅沢な香り~
♬~ (相葉)「ソフラン」はニオイを消すだけじゃなく
そもそも生ませない こんなニオイも
実証済!このニオイも
あのニオイも
(お父さん)え!?
100のニオイ ぜーんぶ実証!
(3人)ホントだ!
「ソフラン プレミアム消臭」
(菊池和希)生きてても
しょうがないし
どうせ
なんにもなれないから
これで
なってやろうと思って。
ずっと 死ねなかったんです。
でも 事件を起こせば
死ぬしかなくなるじゃないですか。
事件を起こしたのは
この3人の誰でもなく
現場には まさかの
第4の男がいたって事ですね。
蛇の入れ墨…
そう言ってましたよね。
(ドアの開く音)
(三ツ矢)失礼します。 よいしょ…。
お疲れ。
あっ 村瀬さん!
どうだ? 取り調べのほうは。
いや まあ なかなか大変ですね。
そうか。
この菊池 中島 内田の3人に
SNSで ダイレクトメッセージを
送ってた人物のアカウント
割れたぞ。
えっ?
(三ツ矢)まず アカウント名は
「Unknown」。
調べたところ 「#シンウラ」に
多く反応していました。
あっ シンウラ…。
最近できた
新宿の大型複合施設の裏にある
広場の事です。
だよね。
(三ツ矢)
行き場のない若者が集まって
いろいろと
事件も起きてるみたいですね。
この手の画像
何千枚もあったんですが
見つけました。
あっ…。
(青柳)おお…。
(村瀬)顔認証システム使って
前歴データベース調べたところ
出てきたのが この男だ。
川端賢治 32歳。
窃盗と傷害で逮捕歴があった。
川端…。
本当に帰っていいんですね?
容疑が固められない以上
とどめておくわけには
いきませんから。
もし また同じ事が
起きたとしたら
僕は 自分がどうするか
わかりません…。
君は
踏み切れなかったんじゃなくて
自ら 踏みとどまったんだよ。
それは 本当にすごい事だよ。
忘れないで。
被疑者を川端に絞って捜索します。
みんなで手分けして
シンウラに行って
聞き込みしましょう。
それぐらいしか 手がねえな。
それと もう一つ
気になる事があってな…。
溝口事件についての
SNSの書き込みの中にな
「Xデー」って言葉が
散見されたんだ。
この「Xデー」っていうのが
驚くなかれ…。
今日なんです。
今日!?
川端が 拳銃使って
また何か起こす気ですかね?
急ぎましょう!
はい。
♬~(音楽)
♬~
三島…。
(三島)なんで 追ってきた?
わざわざ 死んだふりまでして
お前の前から姿を消したのに。
♬~
ちょっと…。
お前…
警察だよな。
♬~
ありがとうございます。
(矢沢・青柳)こんにちは。
(矢沢)こういう者です。
ちょっと お話 いいですか?
はい。
こういう入れ墨を入れた人って
知りませんか?
新宿セイレーンって
半グレの人ですよね。
半グレか…。
俺らね あんまり
そっち 把握してないんだよね。
教えてくれる?
この人は知らないっすけど
ああ… ここにある
M.M@0822さんって
警察から拳銃奪い取って
殺しまくった奴のアカウントっすよね。
えっ!
えっ!? これ?
なかなか行き着かないですね。
本当っすね…。
(携帯電話の振動音)
ん?
あっ 珍しい。 店からだ。
はい。
ごめん。 仕事中だよね?
ん? なんかあった?
(倫子)「あのさ
新藤くんの事なんだけどさ…」
新藤 来たって?
うん!
金髪にしてたけど
間違いないと思う。
なんかね
ガラの悪い人と一緒だった。
ん? ガラの悪い?
ここにね
蛇みたいなタトゥー入ってる…。
新藤 どこ行ったか わかる?
♬~
今 地図 送りました。
俺も すぐに向かいます。
お願いします。
よし… じゃあ 行ってくる。
うん。
ちょっと待って!
気をつけて。
うん。
♬~
警察辞めて 一緒に来い。
やめるのは お前のほうだろ。
フッ… お前は そう言うよな。
残念だ。
(撃鉄を起こす音)
(ドアの開く音)
新藤!
先輩!
ハハハハ…。
なんで ここが…?
喫茶店 行っただろ? その時だよ。
(新藤)悪い。
ごめんなさい。
会計。
わかりました。
クッソ…!
GPSのおかげで
すぐに場所がわかったよ。
お前 こんなのまで用意して…。
さすが 倫子さん。
俺のしたい事
全部 気づいてくれた。
ちゃんと お礼 言っといてね。
(新藤)はい。
(三島)撃て!
蛇の入れ墨!
君 川端くんだろ?
(青柳)川端賢治。
聞いたよ。 お前
半グレの下っ端だったんだろ。
任されてた店 ガサ食らって
損害分 肩代わりしろって
上から言われたりなんかしてな。
その上っていうのが
店のオーナー 島崎達夫。
(銃声)
(矢沢の声)今回の被害者だ。
あなたも 終わったら
死ぬつもりでしたか?
あの日 あの場所には
君も含めて4人いた。
誰が事件を起こしても
おかしくなかった。
最初は 溝口の事件に影響された
模倣犯だと思ってたんだよ。
でも そうじゃなかった。
みんな 誰かに動かされてたんだ。
恐らく… 溝口も。
(溝口 誠)バン!
溝口も…?
ショッピングセンターに
集められた子たち
全員 同じアカウントから
メッセージを受け取ってた。
それをフォローしてる中に
溝口もいたの。
シンウラで
溝口のアカウントについて
知ってる子がいて
教えてくれました。
アカウントの持ち主は?
君は 誰に指示された?
ああ… 君か。
そうなのか? 三島。
違う…。 違う!!
(新藤)川端!
(銃声)
(川端)違う!!
(新藤)川端!
(ぶつかる音)
(銃声)
♬~
三島…!
そう…
そのアカウントは 僕のです。
そこにいる川端も 溝口も
僕が教えたんですよ
力の手に入れ方を。
(銃声)
(早瀬川)救急車!
(高尾)はい!
(早瀬川)大丈夫ですか?
君の目的は なんなんだよ?
なんで そんな…。
平和な世界をつくるんです。
えっ?
そのために まず
世界を混沌に返すんですよ。
なんの事だよ。
人間は 集まると上下を作る。
上の奴らは 上であり続けるために
下を抑えつける。
抑えつけられた奴らは
自分たちより さらに下を作って
また抑えつける。
それが自分たちにとって
都合のいい連中は 秩序と呼ぶ。
でも 下の奴にとっては
ただの地獄だ。
だから
かき混ぜる必要があるんです。
この世を思い切りかき混ぜて
上も下もない状態にする。
それが 僕の言う「混沌」。
何 言ってんのか わかんねえよ!
お前… どうしたんだよ?
お前といた頃…。
(三島の声)上も下もなく
ただ純粋で自由だった。
(新藤)三島 うますぎだろ!
(三島)それを
いつの間にか なくして
誰かの不幸がないと成り立たない
世界をつくってる。
なんで…?
お前は 俺より勉強もできたし
いくらでも 上 行けただろ!?
なのに なんで…!
お前と会う前の年
親が2人とも死んだ。
自殺だ。 原因は借金。
最初に遺体を見つけたのは
俺だった。
なんだよ それ!
そんな話 一度も聞いてねえよ!
学校じゃ
親の転勤って事にしてたけど
あれは嘘なんだ。
本当は 親戚の家を転々としてた。
勉強したくても
進学する金がない。
絶望したのは そのあとだ。
はい上がれないんだよ
どうあがいても…。
でも それは俺だけじゃない。
川端や溝口だって…。
こうなった時
どうなるか知ってます?
下に押し込められてた奴らが
秩序を壊し始めるんですよ
暴力で。
(銃声)
(三島の声)人間の歴史は
その繰り返しです。
誰かにとって都合のいい秩序は
壊されて
公平な世界がもたらされる。
僕は それを少し早めるだけだ。
そのために 今日 また事件を
起こさせるつもりだったんですね。
今度は 何をさせるつもり
だったんですか?
ハハハッ…。
「だった」?
止めたつもりでいるかも
しれませんが
今もなお 予定どおりですよ。
なんですって?
溝口や川端のような人間たちが
今日 午後6時に 至る所で
一斉に行動を起こすんですよ。
僕は そのために この数カ月の間
彼らが暴発するように
仕組んできた。
想像してみてください。
抑えつけられた者の怒りが
秩序を破壊するところを。
あと少しで時間です。
ちょっとしたテロのように
なるんじゃないですか?
♬~
今日が 混沌の始まりです。
♬~
♬~
混沌なんて そんな馬鹿な事
起きるはずない!
でも 実際に 溝口は
彼の言うとおりに犯行を重ねたわ。
♬~
青柳さん。
ああ…。
ありがとうございます。
皆様 佐藤寛でございます。
♬~
(秒針の音)
(パトカーのサイレン)
(携帯電話の振動音)
はい 村瀬さん。
はい。
(村瀬)午後6時に合わせて
監視するように言われてた
110番通報だが
今のところ 関連性のある事件は
報告されてないな。
わかりました。
どうして…。
そんな馬鹿な…!
抑えつけられてる人間に
力を与えると 暴発する…。
本当に そうなのかな?
♬~
♬~
(佐藤)君。
靴ひも ほどけてるよ。
(内田)ありがとうございます。
♬~
どうして 何も起きない…!
人間は 君が思ってるほど
愚かじゃないって事だよ。
結局 俺たちは
秩序から逃れられないって事か!
三島。
子供の頃にさ…。
オラ!
(ガラスが割れる音)
あっ やべっ!
三島 逃げようぜ!
(三島)待てよ プリン!
迷惑かけたんだから
ちゃんと謝ろうよ。
でも…。
ちゃんと謝ろう!
(新藤の声)俺さ あの時のお前が
すんげえかっこよく思えたんだよ。
どうして
そんな事 思ったんだろうって
今でも思い出すんだ。
だけど 今なら わかる。
それが きっと 秩序ってやつで
それを守ろうとしてるお前が
かっこよく見えたんだって。
(携帯電話の振動音)
はい。
わかりました。 伝えます。
早瀬川先生からです。
被害者の島崎達夫さんですが
一命を取り留めました。
本当は 俺 ずっと… 苦しくて…。
よかった…!
(すすり泣き)
なんだよ お前ら…。
覚悟を持って 世の中を変えよう
って奴は いないのかよ。
結局 俺は一人か。
ハハハハ…!
わかった わかった。 わかったよ!
俺だけでも
自分の計画 全うしてやるよ。
馬鹿な事をするんじゃない!
三島!
俺 行ったんだよ。
茨城も 秋田も 北海道も…。
お前の住んでたとこにさ…。
♬~
お前を捜しに…。
生きてるって知った時
本当に嬉しかったんだよ。
(新藤)お前 さっき
言ってたじゃねえか。
この世界 平和にしたいって。
それは 俺も一緒。
思いは同じ。
だからさ…
生きて 一緒に考えようぜ。
その方法を。
♬~
どうして
なんにも起きなかったんだろうな。
きっと みんな
気づいたんだと思う。
一人じゃないって。
君だって そうだろ?
一人じゃなかったじゃん。
♬~
ごめん。 救ってやれなくて…。
ごめん…。
助けてやれなくて…。
♬~
つらかったよな…。
ごめん…。
♬~
(青柳)これを
新藤の復帰祝いにあげるの?
うん。 どう? ほら。
なんで これにしたの?
だってさ 特捜メンバー7人で
ちょうど…
なんか みんな似てない?
(青柳)そういう事?
感じが… ほら
矢沢さん いっぱいいるでしょ?
村瀬は じゃあ
この中 入ってねえんだ。
そりゃそうですよ。
ごめんね。 残念ながら。
私は もう 特捜じゃない…。
浅輪さん。
ちょっと。
ああ… はい はい はい。
(青柳)なんで 2人
同じTシャツ着てんの?
さっき 買ったんだよねえ。
(高尾)買ったんです。
お揃いで買っちゃったんだよねえ。
(矢沢)マジで?
早速 着ちゃった…。
えっ 辞める!?
シーッ!
どうも その方向で
話は進んでるとか…。
ああ…。
えっ それって
新藤が決めた事なんですかね?
いやあ… 例の警備局警備企画課の
理事官なんですけど
なんか 新藤くんの
亡くなったお父さんの
相棒だったみたいなんですよ。
で 断りきれなかったのかも
しれませんね。
ああ…。
送別会にしましょう。
えっ?
あいつを 笑顔で
送り出してやりましょうよ。
♬~
(新藤)先輩!
(新藤)先輩!
なんすか?
班長が ここにいるって。
お前が来てから5年。
いろんな事あったな。
おっ!
ああ すみません…。
大丈夫ですか? 大丈夫ですか?
気をつけろよ! どこ見てんだよ。
えっ…?
えっ? 何?
9係の浅輪直樹先輩ですか?
正直言って うざい奴
来ちゃったなあと思ったんだよ。
えっ?
いや お前だってさ
最初は ちょっと
俺の事 馬鹿にしてただろ?
ウーロン茶 麦茶
ほうじ茶 玄米茶
揚げ物には
いつものコーラという事で。
完璧!
(新藤)《主任なのに お茶を
買いに行かされて喜んでいる》
そんな事ないっすよ。
最初の頃は ちょっと
気合入りすぎてたっていうか
ちょっと不安だったっていうか…。
わかってる わかってる。
そんな…
いきなり あの中に放り込まれたら
無理ないって。
俺だって
最初の頃は そうだったし。
まあ でも お前は
それから変わっていったよな。
ここへ来ないでほしいと
願っている自分がいました。
でも 僕は間違ってた。
僕は
あなたのような人にはならない。
絶対に。
あんなすごい先輩たちの中に
こんなふうに
仲間に入れてもらえるなんて
今でも不思議ですもん。
そんな…。
俺だって不思議だよ。
だって お前がいなかったらさ
俺だって 今 ここに
いるかどうかも
わかんないんだから。
浅輪先輩! 先輩!
(浅輪の声)あの時の新藤
刑事の顔してたな。
あれ? 指輪 どうしたんですか?
ちょっと待っててください。
すぐ…。
おい…。
あった…!
(爆発音)
新藤!!
(新藤)うわあーっ!
(浅輪の声)生きてるって
わかった時はさ
どんなに嬉しかったか。
よかった…!
ありがとな。
それを言われたら
俺のほうこそ…
ありがとうござい…。
前にさ
お父さんに憧れて
警察官になったって
話してくれたじゃん。
だから わかってる。
えっ…?
今まで一緒にやってきたからこそ
お前が決めたんだったら 俺は…
俺たちは止めないよ。
笑顔で送り出してやる事が
本当の仲間だって
思ってるからさ。
えっ!? そうなんですか?
もっと早く教えてくださいよ!
ええ…。
盛大にやってやるから 送別会。
待ってるぞ。
送別会…?
もしかして 俺
辞める事になってるんですか?
うわっ…!
ああ… 痛い 痛い 痛い…。
痛い 痛い 痛い…。
ちょっと 大丈夫っすか?
えっ…? 辞めないんすか?
えっ 俺 辞めないっすよ。
だって ほら… 警察庁の ほら
お父さんの元相棒の人に
誘われたっていう その…。
確かに 誘われたっすけど…。
正直 父親を追いかけてみたい
という気持ちはあります。
でも…
お断りします。
親父に言われたんですよ。
自分で決めた事は
最後まで やりきれって。
僕は それが かっこいい事だと
思ってます。
だから 決めてるんです。
あの人たちと一緒に
特捜班やっていこうって。
えっ じゃあ… 辞めないんすか?
辞めないっすよ!
だって 俺
特捜のみんな 大好きっすもん!
♬~
ありがとう。
あっ… おんぶっすか?
えっ おんぶじゃないの?
ちょっと
泣きそうになってただけで…。
ああ そうなんだ。
ああ… ごめん ごめん ごめん。
このまま帰っちゃいますか?
特捜班。
ちょっと待ってよ。
それ 恥ずかしいだろ お前。
いいじゃないですか。
ええ~?
なあ 新藤。
はい。
おかえり。
ただいまっす!
ああ~ ちょっと ちょっと!
ちょっと ちょっと ちょっと…!
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
皆さん 撮ってますよ!
あっ!
おう。
「あっ 動画か?」
(新藤)「帰ってきました!」
「あっ 動画。 帰ってきました!」
「おかえり~!」
やっぱ いいなあ。