<木曜劇場>やんごとなき一族 #03【誕生日の悲劇―二人の秘められた想いは】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

<木曜劇場>やんごとなき一族 #03【誕生日の悲劇―二人の秘められた想いは】[字][デ]

同じ誕生日の佐都と健太。一緒に祝うはずが起きてしまう悲劇―明かされる秘められた二人の想いと動き出す禁断の関係

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番組内容
深山佐都(土屋太鳳)は、義母の久美(木村多江)の気持ちを案じて深山家の愛人問題に一石を投じた。しかし、佐都を健太(松下洸平)の妻として認めようとしない義父・圭一(石橋凌)は、さらなる策略を巡らせる。圭一は、かつて健太が慕っていた立花泉(佐々木希)を彼の秘書にしたのだ。だが、すでに健太は佐都だけを愛しており、2人は間もなく迎える2人一緒の誕生日に旅行を計画する。
番組内容2
ところが、圭一が健太に同行するよう命じた福岡出張が誕生日と重なり、旅行の計画は頓挫することに。健太に期待し、大きなプロジェクトを任せるという圭一の様子に、明人(尾上松也)と美保子(松本若菜)は歯がみをしていた。

健太が圭一と出張に出かけた日、佐都は有沙(馬場ふみか)に呼び出される。有沙は深山家所有のクルーザーで遊んだ後の片付けを佐都に頼んだのだ。
番組内容3
断り切れない佐都が掃除をしていると、そこにリツコ(松本妃代)が現れる。事情を察し憤ったリツコは、佐都を連れ出して彼女の誕生日パーティーを開催する。同じ深山家の嫁として佐都を励まし、深山家に対する愚痴をこぼすリツコだったが、ふとスマホを見ると顔色を変え、パーティーをおひらきにすると言いだし…。
出演者
土屋太鳳、松下洸平、尾上松也、松本若菜、渡邊圭祐、松本妃代、馬場ふみか、佐々木希、石野真子 ・ 倍賞美津子 ・ 木村多江、石橋凌
スタッフ
【原作】
こやまゆかり『やんごとなき一族』(講談社『Kiss』連載) 
【脚本】
神森万里江、青塚美穂 
【音楽】
木村秀彬 
【主題歌】
milet『Walkin’ In My Lane』(SME Records) 
【挿入歌】
wacci『恋だろ』(Sony Music Labels) 
【プロデュース】
宋ハナ 
【制作プロデュース】
古郡真也(FILM) 
【協力プロデュース】
三竿玲子
スタッフ2
【演出】
田中亮、三橋利行(FILM)、水戸祐介 
【制作協力】
FILM 
【制作・著作】
フジテレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. リツコ
  2. 大介
  3. 佐都
  4. 圭一
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  6. 万野
  7. 結婚
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  13. 離婚
  14. お前
  15. ザラスグループ
  16. 深山家
  17. 美保子
  18. 本当
  19. ハァ
  20. プロジェクト

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ポニーキャニオン

[おとぎ話の続きを
いたしましょう]

[シンデレラが
やって来たお城には

信じられないようなおきてが
山ほどありました]

[その中でも
シンデレラが一番驚いたこと]

[それは このお城の中では
「愛人」と呼ばれる

第二のお姫様の存在が
認められていたことです]

[さて それを知った
シンデレラは…?]

♬~

泉のあのドレス
美保子さんからのプレゼントだって。

(佐都)えっ!? 美保子さんが?

ドレスが丸かぶりなんて
おかしいと思ったんだよ。

それ聞くために
泉さんを追い掛けたの?

うん そう。
なーんだ。

ん?
健太ってさ

泉さんのこと
好きだったんでしょ?

えっ! あ~ えっ!?

えっ… 何で それ…。

有沙さんから聞いたよ。
あいつ…。

いや ん~ ごめん。
佐都には先に言っとくべきだった。

ホントだよ!
んん~… ごめんなさい

ごめんなさい ごめんなさい…。
フフフ…。

フフフ…。

でもさ あんなふうに
とっさに振る舞えるなんて

泉さんって すてきだよね。

佐都だって すてきだったよ。

ハァ… ありがとう
母さんのこと気遣ってくれて。

週末さ どっか旅行 行かない?

旅行?
俺たちの誕生日だし

2人でお祝いしよう。

賛成!
うん!

うん!
フフフ…。

ちょっと待って。
えっ?

おっ! おっ! おおっ!
うほほっ!

わあ~!
うわ~!

よっ。

(圭一)健太も かけなさい。

グレートヴィンテージのワインが
手に入ったから開けよう。

佐都 すぐに準備してくれ。

えっ 私が?
(圭一)次期 女主人になるんだろ?

はい。

(舌打ち)

俺もやるよ。
(圭一)健太 大事な話がある。

座りなさい。

はい。

お前が
戻ってきてくれてよかった。

早速だが 専務としての
初仕事を任せたい。

土曜日から3日間
福岡に出張に行くぞ。

土曜日から?

(圭一)
懇意にしている大地主から

見てほしい土地がある
と言われてな。

土地の活用しだいでは
大きなプロジェクトになるだろう。

それを お前に任せたい。

俺に!?
で… でも 父さん

健太は まだ 就任…。
(圭一)これは 専務として

認められるチャンスだ。

(圭一)どうだ?

分かりました。 行きます。

期待してるぞ。
はい。

(圭一)それから 明人。
(明人)あっ は… はい。

お前は 管理会社から送られてきた
苦情処理をしておけ。

はい…。

[古来より 兄弟間における
後継者争いは よくあること]

[旦那さまは どちらに譲るべきか
試しておいでのようです]

佐都。
女主人の役目が何か分かるか?

役目…。

(圭一)健太は この深山グループを
背負う大事な存在だ。

その健太を支え

ひいては
この深山家全体を支える。

それが 女主人の役目だ。

くれぐれも

健太の足を引っ張るようなことは
するな。

はい。

[この言葉の意味を
いいえ 重みを

佐都さまが理解していらっしゃると
よいのですが]

≪(美保子)
♬「バッド バースデー トゥー ユー」

♬「バッド バースデー
ディア 佐都さん」

♬「ぼっち バースデー
フォー ユー」

ハァ~ もう
2人は おんなじ誕生日なのに

一緒にお祝いできないなんて
残念無念 また来年。

まっ 2人に
来年があるかどうかなんて

分からないけど。

これからも 跡取りの妻として
我慢することは

たくさん たくさん たーくさん
あると思うけど

佐都さんらしく頑張ってね。

(ワインを飲む音)
(美保子)あぁ~。

性格悪っ。

いってらっしゃいませ
お気を付けて。

夜 電話するから。
分かった。 頑張って。

ありがと。
戻ったら 2人でお祝いしような。

楽しみにしてる。

≪(クラクション)

じゃあ 行ってくる。
いってらっしゃい。

いってきます。

(久美)いってらっしゃいませ。
(一同)いってらっしゃいませ。

ハァ… せっかくの誕生日なのに
出張だなんて。

健太さんにとって
大事なお仕事なので。

専務として認められるように
頑張るって張り切ってました。

あの子が そんなこと…。

だから
健太さんを支えられるように

私も頑張ります。

ありがとう。
佐都さんらしく頑張ってね。

はい。
[自分らしく頑張る]

[これが 簡単なようでいて

実は
大変難しいことでございます]

[特に 自分よりも家が優先される
やんごとなき世界においては

なおのこと]

はい。
佐都さん 助けて!

有沙さん!?

有沙さーん! 有沙さーん!

あっ…。

ハァ ハァ… 大丈夫ですか?

どうしよ
大変なことになっちゃった。

あ… こっ これは…。

片付けなんてしたことないから
困ってたの。

佐都さんが来てくれて
助かっちゃった。

えっ?
はい これ。

えっ?
はい。

えっ ちょっと どこへ?

家。 帰って寝なきゃ。
お肌荒れちゃう。

片付けは?
私一人でやるんですか?

え~ だって お姉さんになら
頼れるかなぁって思ったんだけど。

駄目?

まあ そ…。
フッ やった~。

じゃあ
後 よろしくお願いしま~す。

《お姉さんか…》

《私のこと 姉と思って
頼ってくれたんだよね》

《うん きっとそうだ》

《おかしい… やっぱ おかしい》

《いや どう考えても おかしい》

《何で私だけ掃除してんの?
意味分かんない》

ハァ! 自分でやれっつーの!

≪佐都さん?

リツコさん!?
こんなとこで何やってんの?

あ~ えっと…
有沙さんに呼ばれて…。

で 片付け 押し付けられた?

はい。
あのわがまま娘!

佐都さん一人に
押し付けるなんて…。

リツコさん どうかしました?

ううん ハハ… 何でもない。

(リツコ)えっ 誕生日が
2人一緒って すごくない!?

それがきっかけで仲良くなって。

え~ 何か運命的だよね。
うらやましい。

私と大介は
お見合いだったからさ。

おっ 来た 来た。

あの 本当にいいんですか?
お掃除。

(リツコ)ああ いいの いいの!
佐都さんは 今日

バースデーガールなんだから。
後は任せて。

あっ… 鍵だけ預かってもいい?

あっ。

はい。 お願いします。
(リツコ)ありがと。

(男性)福岡空港より車で15分。

再開発計画の
対象地域となっております。

(圭一)いい土地だ。

ここに ホテルを建てるのは
どうでしょう?

ホテル?
はい。

ほう 悪くない案だ。

ザラスグループの万野社長に
電話を入れてくれ。

かしこまりました。

ホントに大丈夫です。
(リツコ)楽しいから。

(一同)
ハッピーバースデー 佐都~!

(歓声)

あっ… ありがとうございます。

今日は ザラスのシェフを
デリバリーしたの!

みんな 食べて 飲んで…!

(歓声)

(リツコ)
シャンパンも飲み放題よ~!

《これが セレブのパーティー!?》

(友人)
あれ? リツコ 飲まないの?

私はいいから。
ほら 飲んで 飲んで。

みんなも飲んで~!
(一同)イェ~イ!

(リツコ)ほら 佐都さんも!
えっ?

あっ… えっ?
佐都ちゃ~ん ほら。

≪写真 撮るね。
みんな こっち向いて!

入って 入って。
ハッピーバースデー。

《す… すごいけど 何かなぁ…》

ハァ~…。

(リツコ)はい ケーキ。
あっ。

こんなにしていただいて
ありがとうございます。

深山家に嫁いだ者同士
励まし合わないとね。

私も深山家の人間には
見下されてるし。

(リツコ)確かに
万野家は おじいちゃんの代まで

普通の民宿だった。

だから 家柄目当てで
大介と結婚したとかいわれてる。

ひどい!

由緒正しきお家柄だか何だか
知らないけど

深山家の内部事情って
一般家庭より

よっぽど ひどいと思うのよね。
価値観が中世のまま。

分かります!
ここは江戸時代かって

何度 思ったことか!
でしょ?

ですよね?
(リツコ・佐都)フフフ…。

あんな家で よく頑張ってるよ
佐都さんは。

あたしだったら
さっさと出てってる。

(通知音)

(リツコ)あっ 動いた!

えっ?
あいつ…

やっぱり仕事なんて嘘じゃない。
リツコさん?

みんな 悪いけどお開きよ!

リツコさん どうかしたんですか?

大介 浮気してる。
浮気!?

今から行って 現場 押さえるわよ。
ええっ!?

(圭一)ああ 万野社長。

お忙しいのに
お越しいただき すみません。

いやいや 深山社長から
直々のお話とあれば

どこでも飛んでいきますよ。
(圭一)ありがとうございます。

リツコは大丈夫ですかな?

大介君や皆さまの
お役に立てているか

心配しております。

そんな 他人行儀なこと
おっしゃらないでください。

われわれは身内なんですから。
(圭一・万野)ハハハ…。

ご無沙汰してます。
(万野)よっ。

(万野)
例の土地を見てまいりましたが

確かに いい土地ですな。

(圭一)万野社長 われわれは
新しいビジネスを起こすつもりです。

新しいビジネス?

健太。
われわれは あの土地に

新たなホテルを建設してはどうかと
考えております。

そういうことでしたら
ぜひ わがザラスグループに

あの土地を売っていただきたい。

土地を売るつもりはありません。
えっ?

土地は お貸しします。
そして…。

(万野)これは…。

日本有数のホテル事業を
展開されているザラスグループ

そして
私たち 深山グループとで

まったく新しいホテルブランドを
立ち上げたいのです。

(万野)いや しかし

うちとしては
土地は賃貸ではなく

買い取りで経営していく
方針でして…。

万野社長。

今のザラスグループに必要なのは
新しい風です。

まず最初に ご提案したいのは

福岡市内における
ホテルの事業進出についてです。

(リツコ)ごめんなさい。

佐都さんのこと
利用させてもらった。

どういうことですか?

さっき クルーザーの鍵
預かったでしょ。

そのとき あのクルーザーに
GPSを取り付けた。

GPS!?

八寿子おばあさまに知られたら

はしたないって言われるだろうけど
私には無理。

大介の浮気を許すなんて。

私 てっきり リツコさんは
そういう浮気とか愛人とか

割り切ってる方なのかと。

そんなわけないでしょ!
佐都さんだったら割り切れる?

100パー無理です。
でしょ?

私は見て見ぬふりなんて
絶対にしない。

どこにいようが
必ず見つけ出してやる!

(妻)どうした?
(夫)早く帰ってきてください。

シャンプーしてたら 後ろに気配が…。

そういうときあるから。

≪(猫の鳴き声)ニャーオ!

何かいる! 早く帰ってきてください!

無理だよ メキシコだし。

いつ帰ってきますか?
あした? あした? あしたとか?

No te preocupes!

え? 何ですか?
<部屋があなたを守ります>

<セキュリティ賃貸住宅 「D-room」>
おかえりなさい。

ニャーオ!
ひぃ!
ふふっ。 ただいま。

戻ってきてる。

行くよ。
えっ 乗り込むんですか?

どこ行ったのよ。
いるの分かってんだからね!

(リツコ)大介!

≪(リツコ)どこ行ったの! 大介!

ハッ…!

大介さん… 何してるんですか?

(大介)頼む 見逃して。
いや でも リツコさんが…。

(大介)いいって
どうせ 愛のない結婚なんだし。

その分 リツコには
好きなだけ金使わせてんだ。

文句言われる筋合いないだろ。

それ 本気で言ってます?

佐都さん そっちいた?

(大介)佐都さん 頼む
いないって言って。

≪(リツコ)佐都さん? 聞いてる?
(大介)佐都さん!

佐都さん?

(リツコ)大介… やっぱり!
どういうこと?

っていうか もう何度目よ!?

お前こそ 何度目だよ。
また GPSつけたのか?

こんなん もう
ストーカーじゃねえかよ。

(リツコ)どっちが悪いのよ
そっちでしょ!

あんたも何とか言いなさいよ!
(女性)ちょっと 触んないで。

(女性)痛っ!

最悪だよ。

もう無理だ。

(圭一)
ザラスグループとともに

一大プロジェクトを立ち上げることが
できるんですから。

それにしても驚きましたなぁ。

健太君が こんなに優秀な
ビジネスマンだったとは。

あんなに素晴らしいプレゼンは
初めてだよ。

いえ そんな。
才色兼備の秘書もいて

深山グループは安泰ですな。

専務をお支えできるように
精進いたします。

この2人は 私の希望の星ですよ。
ハハハハ…。

(泉)専務 お疲れさまです。
お疲れさまです。

このために 毎日 遅くまで
残ってらっしゃいましたもんね。

立花さんのおかげだよ。

色々 手伝ってくれて
ホント助かった。

おめでとう 健ちゃん。

ありがと。

悪い ちょっと電話してくる。
あ~ 先 戻ってて。

(泉)うん…。
(呼び出し音)

あっ 佐都?
ごめん 遅くなって。

誕生日おめでとう。
健太も誕生日おめでとう。

誕生日なのに
一人で過ごさせて ごめんな。

ううん。

ねえ 仕事どうだった?

それが 今日 すっごいプロジェクトが
持ち上がったんだよ。

しかも その仕事を
俺が任されることになった。

すごいじゃん 健太。

実は ザラスグループと
手を組むことになったんだ。

えっ?
深山とザラスグループが?

そう。

ん? どうかした?

健太 実は 今日ね…。

えっ!?

大介!

(圭一)どういうことだ!

リツコとは やっていけない。
もう うんざりだ。

(リツコ)
自分だけ被害者ぶらないで!

こんなふうに束縛されるなんて
耐えられない!

どこにいても
ずっと監視されてんだぞ。

限界だよ。

とにかく リツコとは別れる。

何!?
(久美)あなた やめてください!

大介。
お前は どれだけ役立たずなんだ。

(圭一)ザラスグループとの
つながりが消えたら

どれだけの損害になるか
分からんのか!

万野家には まだ
この話は伝えていない。

2人とも 今までどおり
おとなしくしていろ。 いいな?

ちょっと待てよ もう無理だって!

どうしても離婚するというなら

お前のために建てた
美容クリニックもマンションも

全て取り上げる!

はっ?
(圭一)ハハハ 当然だろう。

お前のものじゃない。

あんたが余計なことしなけりゃ
こんなことにならなかったのによ。

(久美)大介。
大介!

(美保子)
こんなことになったのは

佐都さんにも
責任があると思います。

大介さんは あなたに
見逃してほしいと頼んだそうね?

そのとき 黙っていたら

こんなことには
なってなかったんじゃないかしら?

そんなのおかしいです。

美保子さんが同じ立場になったら
そんなこと言える…。

あなたこそ
自分の立場をわきまえたら?

えっ…。
どんなことがあっても

深山家を一番に考える
それが女主人よ。

少なくとも私は
長男の嫁として

ずっと 深山家のことしか
考えてこなかった。

でも…。
(圭一)佐都!

余計なことはするなと
言ったはずだ。

2人が
離婚するようなことになったら

健太が進めるプロジェクトも
ただでは済まん。

もし そうなったら…。

分かるな?

♬~
(高畑)わっ
(妹)生理痛がつらくて…

そんな時はルナなのだ!

でも…眠くなったら困る…

<「バファリンルナi」は痛みによく効く>

だけじゃない!
<眠くなる成分無配合>

ぴんぽん

(中村) 顔の印象はね 変わるのよ

歯で

顔の印象はね 変わるの

歯 で

<ライオンが本気で作った美白ハミガキ>

<「ライティー」>
《試して「ライティー」》

大介。 おい 待てって。

待て 待て 待て 待て 待て!

俺だって努力したよ。
えっ?

(リツコ)お見合いの席でね
ビビビっときたの。

ああ この人 運命の人だって。

運命の人がお見合い相手なんて
最高じゃんってさ。

一目ぼれだったんですか?

うん。 そりゃ 最初は
愛のない結婚かもしれないよ。

でも いつかは

大介も私のこと
愛してくれるんじゃないかって。

(大介)ずっと一緒にいるなら

嫌い合うよりは
好きになった方がいい。

それくらい 俺にだって分かる。

だから 努力した。

リツコのことを
好きになろう 愛そうって。

(大介)《ただいま》
(リツコ)《おかえり。 早かったね》

《ジャン!》
《えっ?》

《誕生日おめでとう》
《えっ ありがとう!》

(リツコ)私たちも 最初から
今みたいな感じじゃなかった。

大介も 私のこと
大事にしようとしてくれてた。

でも いつからか 大介が
目を合わせてくれなくなって…。

(大介)でも いつからか
リツコの目を見れなくなった。

リツコの顔を見てると

その向こうに
親父の顔が浮かぶんだ。

それで現実を思い出す。

俺の人生は
親父に支配されてるってことを。

《ごめん… ちょっと出てくるわ》

《えっ?》
《ごちそうさま》

《あっ うん》

(大介)少しでも リツコから

いや
親父の支配から離れたかった。

自由になりたかった。

(リツコ)
一緒に暮らし始めて分かったの。

これ最悪じゃんって。

最悪?

私は大介の妻。

だけど
私は大介に選ばれたわけじゃない。

(リツコ)ただの一方通行の関係。

《ごめんって》
《これ 明らかに口紅だよね》

《ほら これで機嫌直してよ》

《はい 前から欲しがってたやつ》

(リツコ)
どうして私じゃ駄目なの? って

何度も思った。

どうせ 最初から
愛のない結婚なのに。

何度も そう思った。
(リツコ)《何これ?》

《これで許してよ。
好きなだけ使っていいから》

《ねえ どこ行くの!?》
(リツコ)私たちは夫婦なのに…。

(大介)俺たちは夫婦だけど…。

(大介)本当の夫婦とはいえない。

だって そうだろ?

家同士のために
ふりをしてるだけだ。

そういうの
いいかげん疲れたんだよ。

大介の気持ちは よく分かった。

でも だからって
浮気していい理由にはならない。

戻って もう一度
リツコさんと話し合おう。

なっ?

何が分かんだよ。

自分は好きな女と
勝手に結婚して。

そんなやつに
俺の何が分かんだよ!

分かるわけねえだろ。

(リツコ)佐都さんと健太さんが
うらやましい。

2人は ちゃんと思い合って
お互いを選んだ

ホントの夫婦だから。

みんなの言うとおり

浮気のことで騒ぐのは
もうやめる。

いいんですか? それで。

だって 仕方ないじゃん。

パパも 離婚なんて
認めてくれるはずないし。

もう どうにもできないよ。

巻き込んで ごめんなさい。

じゃあ。

(ドアの開く音)

リツコさんと私って
家柄は違うけど

少し似てるところが
あるんじゃないかって思ってた。

でも もしかしたら
私以上に孤独だったのかも。

私はさ 隣に健太がいてくれるから
頑張れる。

健太は いつも 私の一番の味方。

当たり前だろ。

夫婦なんだから。

隣にいてくれて
お互いの一番の味方になれる。

リツコさんは きっと

大介さんと そういう関係に
なりたかったんだよ。

本当に これでいいのかな。

♬~

(男性)大介 もう1本 入れるよ。
(女性)もう1本 下さ~い。

(女性)まだ飲む?
(女性)飲むよ。

♬~

(久美)
佐都さん ちょっといいかしら?

はい。

大介と
リツコさんのことなんだけど

2人とも 全然連絡が取れないの。

この前 あんなことがあったから
心配で。

佐都さん 何か聞いてる?

いえ。
ああ そう…。

(チャイム)

《リツコさん
どこ行っちゃったの?》

あっ! リツコさん!

リツコさん 待って!
早まらないで!

えっ?

何してるんですか?

(リツコ)だって 大介が
全然帰ってこないんだもん。

これは?
これ?

これは 大介が浮気するたんびに
買ったやつ。

大介が 俺のカードで
何でも好きなもの買えって。

えっ こんなに…。
これは クリニックの受付の女と

浮気したときのやつ。

ああっ!

六本木のバーでナンパした女!
カフェ店員の女!

これも これも これも!
何回 浮気してんだ! バカ野郎!

いった…!

何してんの?
それは こっちのせりふです!

はっ?
捨てたら駄目!

私のなんだし
どうしようと勝手でしょ。

駄目なものは駄目です!
何でよ?

もったいない!
はっ?

あとちょっと。
えっ まだですか?

これで全部ですか?
うん 全部。

これ 全部使いませんよね?
うん。

売りましょう!
売る?

捨てれば0円 売れば現金。

だったら
売らない手はありません!

これ ぜーんぶ
査定してください!

その指輪 すごくいいです。

あっ ほら このダイヤとか。

(査定士)5万円で。
えっ 3分の1ですか?

(査定士)10万円で。
もう一声!

(査定士)10万8, 000円で!
もう一声!

(査定士)11万円で!

(査定士)こちら 査定額です。
後日 振り込みます。

へぇ そこそこにはなったわね。

一 十 百 千 万 十万 百万…。

えっ!

物がなくなっただけで

こんなに
気持ちがすっきりするんだね。

リツコさん
何か欲しいものないですか?

えっ?
このお金で

リツコさんが
本当にしたいことをしましょう。

ホントにしたいこと?
そうです。

寂しさとか むなしさ
埋めるためじゃなくて

こう リツコさんが
前向きになれるような

そういうことのために
使うんです。

このお金は 大介に返そうと思う。

えっ?

それが
一番 前向きになれる気がする。

どうかな?

いいと思います。

うん。

あ~ 何もないね。

あっ そうだ リツコさん
これなんですけど…。

ブランド品の下に
埋もれてたんです。

これだけ 値が付かなくて…
どうします?

リツコさん?

なくしたと思ってた。

これ 大介が初めてくれた
プレゼント。

誕生日の日に花束をくれたの。

一輪だけプリザーブドフラワーに
しておいたんだ。

どうしても 枯らしたくなくてさ。

奇麗ですね。

[その日を境に リツコさまは
どこかへ姿を消されました]

[数日後のことでございます]

[深山家に リツコさまのお父さま
万野さまがいらっしゃいました]

ご足労いただきまして。

大介君 リツコは?

(大介)いや あの…。

遅いぞ リツコ。 何やってたんだ。

今日は ご報告があります。

ハハハ…
どうしたんだ? そんな改まって。

私 離婚します。

(有沙)まーた 言ってるし。
(久美)やめなさい。

あらあら。
(圭一)ハハハハ…。

リツコさん
その話は終わったはずだ。

(圭一)さあ 万野さん どうぞ。

私たちの結婚は家のための結婚。

でも お互いが好きだからする

それが
ホントの結婚だと思うんです。

それは一般人の話だ。
われわれは違う。

私は… ずっと さみしかった。

さみしさを紛らわすために
いっぱい買い物したけど

物が増えるたんびに
むなしさも どんどん増えた。

(リツコ)
買い物で気は紛れないんです。

だから いらないもの
全部処分しました。

そしたら 何か
すごい すっきりしちゃって。

全部捨てて最後に残ったのは
私のホントの気持ちだけです。

私は…。

大介さんを愛していません。

初めて会ったときから今まで
一度も愛したことはない。

愛のない結婚生活のせいで

大介さんも
ずっと つらかったと思います。

だから…。

私たちの離婚を認めてください。

お願いします。

♬~

ごめん。

小さいときから
ずっと親父の言いなりだった。

進学も 仕事も 結婚も。

俺の人生は
全部親父が支配してる。

だから
いつからか投げやりになってた。

リツコとの結婚も そう。

ごめん。

何度も逃げて 何度も傷つけて
本当にごめん。

♬~

俺たちは お互いが幸せになれる
道を歩いていきたい。

クリニックは
取り上げられても構わない。

(大介)俺も リツコも
自分の力で生きていく。

(大介)だから

俺たちの離婚を認めてください。

お願いします。

お願いします。

くだらない演説は終わったか?

(圭一)
離婚することは認められない。

大事なプロジェクトも
動きだしたところだ。

そうだろ? 健太。

俺たちは家のための道具じゃない。

(圭一)ここまで
好き勝手にやってきたくせに

いまさら 駄々をこねるな。

(大介)だから 自分の力で
生きていくって言ってるだろ。

ハハハハ お前に そんな能力が
あると思っているのか? ん?

お前でもできる唯一のことが
この結婚なんだ。

あなた もうやめてください。

(万野)リツコ お前もお前だ。

子供みたいなことを
言うんじゃない。

どうやら
育て方を間違えたようだ。

(圭一)話は終わりだ。 いいな?

では 気を取り直して乾杯を…。
お待ちください!

はばかりながら申し上げます。

私は リツコさんと大介さんの
決断を応援します。

これ以上 リツコさんと
大介さんの心が壊れていくのを

見て見ぬふりするなんて
できません。

佐都 どの立場で物を言っている?

家族の立場です。

今まで我慢して
散々つらい思いして

今 やっと お互い
前向きに生きる決断をしたんです。

佐都さん…。

幸せになるためには
別れなきゃいけないときもある。

2人は

お互いの幸せのために
別れるんです。

家族なら 幸せになる道を
応援してあげませんか?

お願いします。

(万野)健太君。
嫁に ここまで言わせていいのか?

君はどうなんだ!

俺も佐都と同じ意見です。

大介とリツコさんの決断を
応援します。

もう 家や会社のために

個人が犠牲になる
時代ではありません。

健兄…。

家同士の利益のために

2人の人生を利用するのは
間違ってる。

(圭一)
ここは そんな甘い世界じゃない。

個人である前に

深山家の人間であることを
忘れるな。

離婚は 絶対に認めん!

(大介)認めてくれなくてもいい。

もう 親父の許可はいらない。

これは 俺たちの独立宣言だから。

行こう。

♬~

おい 2人とも 待ちなさい!

♬~

♬~

(万野)まさか 健太君が
身内を裏切るような人間とはね。

失望したよ。

身内だからこそ
応援すべきだと思ったんです。

(万野)じゃあ 私も身内として
言わせてもらおう。

君が提案した
プロジェクトに乗ったのは

君が身内だからだ。

あんな青くさいプレゼンで
私が納得すると

本当に思っていたのかね?

(万野)リツコたちが
離婚するというのなら

もう われわれは身内ではない。
手を引かせてもらおう。

申し訳ないが
今回のプロジェクトはなかったことに。

ちょっと待って…!
本当に それで

よろしいのですか?
(万野)はい?

わが深山グループと
つながっていた方が

ザラスの格は上がる。

本当に このままお帰りになって
よろしいのですか?

ああ! では こうしましょう。

健太を担当から外します。

えっ?
ちょっと待ってくれよ!

今後の担当は
長男の明人に任せます。

えっ!?
(美保子)っしゃ!

(万野)なるほど。

堂々として。 これはチャンスよ。

(万野)ご長男の明人君が担当に。

明人 いいな?

あっ… あ… は… はいっ。

お父さん ちょっと待ってください。
(美保子)佐都さん。

佐都さんらしく
よーく頑張ってくれたわね。

うん。 ありがと。 あっ。
(圭一)万野さん それで

いかがでしょうか?
(万野)そういうことでしたら

プロジェクトは続けましょう。

明人君とは うまくやれそうだ。
よろしく頼むよ。

よろしくお願いいたします!

では 今後とも
末永く よろしくお願いします。

こちらこそ。
では また。

[自分らしさを貫いた結果

愛する人のピンチを
招くことになろうとは

佐都さまは
思ってもいなかったでしょう]

佐都。

はい。

健太の足を引っ張るなと
言ったろう!

やはり お前は
健太の隣にいるべき人間ではない。

出ていけ!
二度と深山家に顔を見せるな!

♬~

♬~

[『やんごとなき一族』の…]

[そして…]