<木曜劇場>やんごとなき一族 #09【遂に訪れた出産の時!宿命に勝てるか!】[字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

<木曜劇場>やんごとなき一族 #09【遂に訪れた出産の時!宿命に勝てるか!】[字][デ]

衝撃の嵐が巻き起こる!深山の宿命に立ち向かえるのか?!どんなことがあっても私たちは絶対負けない!!そして遂に出産の時が…!

番組内容
深山佐都(土屋太鳳)と健太(松下洸平)は、立花泉(佐々木希)を利用して2人の仲を引き裂こうとした圭一(石橋凌)の策略をかわす。そんなとき、圭一の妹・春菜(キムラ緑子)が深山家にやってくる。春菜は毎年決まった時期に深山家にやってきて、滞在中は美保子(松本若菜)と過ごすのが恒例だった。しかし、妊娠を表明したばかりの美保子を外出させられないと、安定期に入った佐都が相手をすることになる。
番組内容2
佐都は春菜に、アイドルのヤマト(内藤秀一郎)が出演する舞台に連れて行かれる。春菜はヤマトの熱烈な追っかけをしていたのだ。2人が屋敷に帰ると圭一は春菜を叱責(しっせき)。これ以上、無駄金を融通する気はないと吐き捨てる。そして、佐都には子供の性別が判明したらすぐに報告するよう命令する。

同じ頃、健太も参加する深山グループの役員会議に明人(尾上松也)がリモートで出席。
番組内容3
そこで明人は、休養の礼と自身が奔走するビッグプロジェクトについて述べる。一方、美保子はそのことをつゆ知らず、一向に家に戻らない明人に焦燥感を募らせる。

そんな中、春菜はヤマトを深山邸での食事に招待する。給仕に呼ばれた佐都の妊娠を知ったヤマトが子供の性別を尋ねると、なぜか春菜は取り乱した様子で…。
出演者
土屋太鳳、松下洸平、尾上松也、松本若菜、渡邊圭祐、松本妃代、馬場ふみか、佐々木希、石野真子 ・ 倍賞美津子 ・ 木村多江、石橋凌
スタッフ
【原作】
こやまゆかり『やんごとなき一族』(講談社『Kiss』連載) 
【脚本】
神森万里江、青塚美穂 
【音楽】
木村秀彬 
【主題歌】
milet『Walkin’ In My Lane』(SME Records) 
【挿入歌】
wacci『恋だろ』(Sony Music Labels) 
【プロデュース】
宋ハナ 
【制作プロデュース】
古郡真也(FILM) 
【協力プロデュース】
三竿玲子
スタッフ2
【演出】
田中亮、三橋利行(FILM)、水戸祐介 
【制作協力】
FILM 
【制作・著作】
フジテレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 美保子
  2. 佐都
  3. 春菜
  4. 久美
  5. ヤマト君
  6. 圭一
  7. 明人
  8. 有沙
  9. ハァ
  10. 春菜叔母
  11. 健太
  12. 和枝
  13. 花瓶
  14. 子供
  15. 叔母
  16. 大丈夫
  17. お前
  18. 今井
  19. 自分
  20. 深山家

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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[幾多の危機を乗り越え もはや
どんな過酷な試練をも恐れぬ

覚悟を固めた
王子様とシンデレラ]

[2人が かように
たくましくなられたのは

そう 守るべき大切な存在が
できたから]

[新たな命を
授かったからでございます]

♬~

(竹山)
腰を ゆっくり上げていきま~す。

(佐都)お~。
(竹山)今度は顎を ゆっくり上に~。

≪(梅川)お荷物です。
おっ ありがとうございます。

ん?

ヤグルマギク…。

そろそろ いらっしゃる時季ね。

「YAMATO」 何じゃこりゃ。

≪美保子さ~ん!

あなた 誰?
いや そちらこそ。

春菜さま! おかえりなさいませ。

ハルナさま?
旦那さまの妹さまでございます。

妹!?

普段は
別荘を転々とされてるんだけど

毎年 この時季だけは 1週間ほど
こちらに滞在されてるのよ。

ああ そうだったんですか。

自由気ままな独り身ですから。

赤ちゃん 性別は?
えっ 性別?

あ… まだ分からないんです。

美保子さんも まだよね?
(美保子)ええ…。

でも 取りあえず
子供ができて よかったわね

美保子さん。
時間はかかったけど。

ありがとうございます
春菜叔母さま。

今年は 美保子さんと
お出掛けできないのね。

さみしいわ。
(美保子)ううん 大丈夫ですわ。

美保子さん。

つわり ないんですか?

あっ… あっ う~ 気持ち悪い。

まあ おなかの子に障ったら
大変だわ。

あっ 美保子さんにも
使用人をつけましょうね。

えっ!

あの もしよかったら私が。
えっ?

私が
お付き合いさせていただきます。

ホント?
(松子)なりません!

ハッ!
あっ…。

大丈夫ですよ
もう 安定期にも入りましたし。

ある程度 運動した方がいいって
お医者さまにも言われましたから。

ある程度…
で済んだらいいんですけどね。

大丈夫 無理はさせないから。

じゃ 早速 行くわよ。
えっ?

それでは
定例役員会議を始めます。

役員の皆さま 失礼いたします。

長い間 休養を頂き
ありがとうございました。

私は今 あるビッグプロジェクトの実現に
奔走しているところでして

このような形でのご挨拶
失礼いたします。

ビッグプロジェクト?

詳細は あらためて
ご報告いたしますが

これは間違いなく

深山グループに
飛躍的な発展をもたらすビジネスで…。

♬~

あっ ちょっと ちょっと
下がって 下がって。

(女性たち)キャ~!

(春菜)ヤマトく~ん!

あたしは ヤマト君の公演に合わせて
全国を移動してるの。

え~ 熱烈なファンなんですね。

ファン?
そんな言葉で片付けないで!

あたしは 彼がデビューしてから
ずっと応援してるの。

いやぁ~!
見て あのネックレス!

あたくしがプレゼントしたものよ
皆さん! ハハ~ ハハハ…。

《まぶしっ!》

ヤマト君 こっち~! こっち~!

えっ。
(レイコ)いやぁぁ~!!

ヤマト! 愛してるぅ~!

今日のジャケットも
バッグも靴も

あれ ぜーんぶ
私がプレゼントしたものよ!

全身コーデですって!
よーっぽど気に入ったのね~!

アハハハ!

悔しい! 許せない あの女!

え~…。
いつものことなのよ。

(春菜の泣き声)

おいおい 何だ みっともない。

春菜 お前 まだ
訳の分からん若い男に

金をつぎ込んでいるのか。
(春菜)関係ないでしょ。

誰のおかげで生活できていると
思ってるんだ。 えぇ?

親族を養うのは
当主の務めでしょ。

自分こそ パパが残した財産を

訳の分からない
愛人につぎ込むの やめてよね!

《おお そこ突っ込む!?》

(圭一)何だと?
いいか これ以上 お前に

無駄金を融通するつもりはない。
覚えとけ!

佐都。

子供の性別が分かりしだい
すぐに報告しろ。

はい。
(圭一)まったく

これ以上 お荷物が増えたら
かなわん。

あー 疲れた。
ごめんな 佐都。

春菜叔母さんは 子供のまんま
大人になったような人だから。

確かに。 あ~ やっぱり
美保子さんは すごいよ。

毎年 あれに付き合ってるなんて。

それにしても…
ねえ 美保子さんとこ大丈夫かな。

ん?
兄貴 仕事には復帰したけど

会社には来てないし。
何か心配なんだよな。

[明人さま復帰の知らせは

事もあろうか 情報通のはずの
美保子さまのお耳には

入っていないようで]

まずい。 まずいわね…。

美保子さま!
お酒なんていけませんわ!

ん~ 大丈夫よ
妊娠してないんだから。

(美保子)《やっぱり あれは
違うって思っちゃったのよね~》

お口はチャックだぞ。

でないと…。

はい。

私が妊娠したって言っても
形勢は何も変わってないわよね。

佐都さんは 離れで3人の使用人
私は ここで あなた1人。

でしょ?

駄目だわ。 やっぱり 明人さんを
跡取りにする他 道はない。

一刻も早く
明人さんを見つけ出さないと!

[本来の目的を思い出された
美保子さま]

[しかし 一度ついてしまった嘘は
取り消せないもの]

[さて どのように取り繕われる
おつもりなのでございましょう]

すごい!

叔母さま お花関係の仕事
されてたんですか?

仕事? 深山家の娘が 仕事なんて
させてもらえるわけないでしょ。

えっ。
ただの趣味よ。

春菜さんはね
全国の病院や学校に お花を飾る

ボランティアをなさってるの。
(春菜)ボランティアなんて

そんな大したものじゃないわ。

ただ
悲しいときや つらいときも

奇麗なものを見ると
元気が出るから。

すてきですね。

あっ そうだ。 これ あげるわ。

「ヤマト」 ウフフ…。

見つけると
入らずにはいられないのよね。

響きだけでも ときめくぅ~。

ありがとうございます。
(春菜)ウフフ…。

佐都さんも大変ね
春菜叔母さまの相手なんて。

ええ まあ。

あの人 わがままで
典型的な末っ子気質だから。

あっ そうですね。

どこかの誰かさんみたいに
そっくりですよね。

はあ? 誰かしら。

ハハハ…。 有沙さんは
どうなんですか? 新婚生活。

ん~ それがさ…。

見つけたわよ 有沙さん!
(有沙)お母さま!?

まあ 佐都さん 立派なおなか。

このおなかの出具合は
きっと男の子よ 間違いないわ。

私には分かるの。
えっ?

1人目から男の子なんて
お手柄だわ。

よかったですわね 久美さん。
うらやましいわ。

《お手柄? うらやましい?》

それに比べて
あ… ちょっと 有沙さん。

また そんなもの食べて。

甘いものは 体が酸性になるから
駄目だと言ったでしょう。

すいません。
(和枝)男の子を授かるためには

体をアルカリ性にしておかないと
いけないんです。

まったく
深山家のお嬢さまが

それくらいの教育も
受けていないなんて。

あの…。
申し訳ございません。

(和枝)
有沙さん 今日は排卵日でしょ。

はっ?
(和枝)友貴にも早く帰るように

言っておいたから
あなたも早く戻って準備しなくちゃ。

(和枝)さっ 子づくり 子づくり。
じゃ こちらで失礼いたします。

(ドアの開閉音)

何なんですか? あれ。
仕方ないのよ。

仕方ない? そんな…。

(操作音)
(解錠音)

(春菜)佐都さん! 大変!

春菜叔母さん。
どうされました?

やだ 健太まで来たの?

こんにちは ヤマトです。

こ… こんにちは。
こんにちは。

ヤマト君を
お食事に ご招待したのよ。

久美さん 料理してるし

佐都さんに
給仕してもらおうと思って。

佐都に甘えないでよ。
自分のお客さんだろ。

あたしは
ヤマト君を接待しないと。

楽しく おしゃべりしなきゃ。
ねえ~?

ヤマト君 座って 座って。
ほら ほら ほら。

あ… 分かりました。
いや いいよ 俺がやるよ。

ヤマト君 プレゼント。
(ヤマト)えっ? 何だろう。

(ヤマト)カッコイイ!
えっ いいんですか?

いいの いいの。
ちょちょ… ちょっと 叔母さん。

叔母さんって呼ばないでよ。
ちょっと いいから いいから。

あれは やり過ぎだろ。

いったい どこに
そんな金 あるんだよ。

うるさいわね。
お金なら あるわよ 大丈夫…。

《叔母さま
財産むしり取られてるんじゃ…》

あっ そうだ ヤマト君。

佐都さんね
おなかに赤ちゃんがいるの。

話し掛けてくれる?

男の子ですか? 女の子?

あ… まだ分からないんです。

きっと どちらでも
最高にカワイイんでしょうね。

《ま… まぶしっ!》

何言ってるの!
その子は男の子よ!

そうよ
そうじゃなきゃ 悲劇だわ!

春菜さん?

あっ… ごめんなさい。

もう 叔母さん
はしゃぐだけ はしゃいで。

後片付けぐらいしろよな。

ねえ 健太。
ん?

何で みんな あからさまに
男の子 男の子って

プレッシャーかけてくるんだろう。

うーん…。

(久美)男の子が生まれなければ
家がつぶれてしまうからよ。

母さん。

もし この家に
男の子が生まれなければ

外の人間を
後継者に立てることになるわ。

そうなると 何でよそ者が? って
内部抗争が起こってしまうの。

揚げ句の果てには

家ごと乗っ取られて
一族滅亡なんてことも。

滅亡…。
母さん そんな話。

健太 これは あなたが
口を挟むような話ではないの。

佐都さん。

この家の女性たちは
男の子を産んで

家を守るのが務めなの。

有沙だって同じ。

こればかりは
変えようがないことなの。

♬~

私 分かってなかった。

えっ?

この家で子供を産むことの意味が。

この家に
生まれてくることの意味が。

佐都。

大丈夫。

今は この子と
元気に会えることだけを考えよう。

健太…。

息子でも娘でも
俺と佐都の大切な子供だ。

うん。

(田辺)おかえりなさいませ。

(美保子)めぼしいところは
全部 当たったのに。

どこ行ったのかしら?

ハァ…
ねえ 私って 今 妊娠何週目?

えー… 設定上は 現在12週目

4カ月に
入ったところでございます。

4カ月…。
(田辺)あのう

これ以上は
ごまかしが利かないのでは…。

誰に物言ってんのよ!

申し訳ございません。

いい? 私は深山 美保子よ。

ヒエラルキーの最下層から
頂点まで上り詰めた無双の女よ!

絶対 どうにかするの。
してきたの!

さ… さようでございますか。

そうだ。

特別に あなたに 美保子の
シンデレラストーリーを教えてあげるわ。

運命も奇跡も
あったもんじゃない。

オール バイ 美保子の努力で
勝ち得た

汗と涙のサクセスストーリーよ。

はあ…。

(美保子)ポチ。

(美保子)
♬「生きてる 生きている」

今日は 第二章のあたりを
かいつまんで話すわね。

美保子は
貧しい暮らしから脱却するため

奨学金で
セレブの集う大学に入学したの。

(同級生)《ねえ 深山三兄弟
結婚するなら 誰がいい?》

《私は 断然 次男。 健太派》
《え~ 私は…》

(同級生)《いや 美保子ちゃんには
関係ないでしょ》

《えっ?》
《いや だって 家柄が… ねえ?》

(美保子)そこでも 結局
家のせいで バカにされたわ。

《お母さん おなかすいた》

《おなかすいたよ…》

(美保子)けど 私は諦めなかった。

(美保子)《どうも
ありがとうございました》

(美保子)まずは 万屋寿庵に
アルバイトとして入り込み

その先は
とても人様には言えない

あーんな手や
こーんな手を使って

どうにか母を
女将の座にねじ込んだ。

(女性)《すいません》

(美保子)そして やっと…。

《初めまして》

《谷村 美保子でございます》

(美保子)やっと つかみ取ったのよ
深山家の長男の嫁の座を。

心が痛むこともあったわ。

でも
何もない家に生まれた人間は

全て自分で
手に入れるしかないでしょ。

能天気な次男坊に ほれられた

運がいいだけの佐都さんとは
違うのよ。

努力 知略 謀略。

ここまで やってきたもの全てを
無駄にするわけにはいかない。

私のシンデレラストーリーを

こんなところで
終わらせるわけにはいかないのよ。

(拍手)
(田辺)美保子さま!

久美。
所蔵庫の骨董品を出しておけ。

骨董品ですか。
(圭一)国交省の事務次官が

あした うちに来ることになった。
骨董品のコレクターだそうで

うちの親父のコレクションの話をしたら
ぜひ見たいと言ってな。

国交省の事務次官?
(圭一)ああ 香川さんのつてでな。

完璧なもてなしをするんだぞ。
いいな? 久美。

承知いたしました。

有沙を 香川家に嫁にやった
かいがあったな。 ハハハハ…。

それに比べて…。

おい 春菜。

あしたの来客中
お前は顔を出すな。

年増の独身がいると知れると
ばつが悪いからな。 ハッ。

そんな言い方…。

(春菜)はいはい。
頼まれたって顔なんか出さないわ。

ない… ないわ!

お母さん どうされました?

佐都さん
オールド・パープルの花瓶 見なかった?

オ… オールド・パープル?
(久美)ああ…。

これよ。 日本では
あまり目にしない貴重なもので

あしたのお客さまも
これを目当てにいらっしゃるの。

それが なくなったんですか?
まさか 盗まれたんじゃ…。

この家に泥棒が入るなんて
無理です。

えっ じゃあ 家の人間が?

とにかく あした お客さまが
いらっしゃる前に見つけないと。

ああ… なくなったなんて
圭一さんに知られたら大変だわ。

そうですね。

(久美)外のくら 見に行きましょう。
(使用人たち)はい。

(久美)後 お願いね。
あっ はい。

あっ…。

《いったい どこに
そんな金 あるんだよ》

《うるさいわね。
お金なら あるわよ 大丈夫よ》

まさか…。

佐都。
あっ 健太。

ホントに 春菜叔母さんが?
疑いたくないけど

あの感じは
さすがに怪しいなって。

いくら 春菜叔母さんでも
勝手に 花瓶 売るなんて。

しかも この店にって…。

叔母さまが持ち込むなら
きっと ここだと思う。

(春菜)《「ヤマト」 ウフフ…》

いやいや いやいや
そんな 名前だけで

さすがに 安直すぎるでしょ。

(2人)あった。
(店主)あまりの逸品に

私も震えましたわ。

これ 売りに来たのって
深山 春菜という者では?

あっ ええ そうです。
店名が気に入ったので

絶対に うちに引き取ってほしい
っておっしゃって。

マジか。 あの これ もともと
うちにあったものなんです。

あの… お金は
そっくり返金しますので

この花瓶 返してもらえませんか?

そう言われましても。
所有者だって証拠も出せます。

お宅が
いいかげんな商売してるって

訴えることもできるんですよ。

なっ!?

分かりました。

あ… あの 幾ら お返しすれば?

2, 000万円です。

たっか!
やっす!

えっ?
ちょちょちょ…。

まあ た… 高いけど 安いんだよ。
はあ?

あの花瓶の価値 考えたら
もっと高値でも

買い取ってもらえるはずなのに。
春菜叔母さん 足元 見られて。

そうなの?

いかがいたします?

あっ 現金一括でお願いしま~す。

(春菜)あ~ もう。

まさか
こんな大ごとになるなんて。

あたしって ホンットに
とことん ついてないのね。

圭一兄さまったら
パパのコレクションなんて

まったく興味なくて
その辺のガラクタみたいに

放ってたくせにー!

とにかく あしたまでに
何とか花瓶を買い戻さないと。

あたし 1円もないわよ。
全部 使ったもの。

はっ!?
《あの時計 2, 000万もするの!?》

(久美)
現金じゃないといけないのよね?

銀行から引き出すと
圭一さんに バレちゃうし。

どうしましょう。

ヤマト君から
時計 返してもらおう。

何言ってんの!
他に方法がないだろ。

嫌よ! 絶対に嫌!

そんなことしたら
ヤマト君に嫌われちゃうじゃない。

花瓶を取り返さないと

叔母さんがやったことが
親父にバレるんだよ?

そんなことしたら
今までみたいにはいかない。

きっと もう 二度と
ヤマト君には会えなくなる。

それでもいいの?

そんな…。

ヤマト君に会えないなんて
生きてる意味がないわ。

嫌よ~! 嫌よ 嫌! 嫌よ~!

分かった 分かった。
(春菜)嫌 嫌 嫌!

[一方 こちらの捜しものは
なかなか見つからないようで]

片側だけ口角上げて笑って。
ぎこちなくよ。

目は笑わない!

違う。 こうよ こう。

(バイブレーターの音)
(田辺)美保子さま! 美保子さま!

何よ。
(田辺)お電話が鳴っております。

明人さまから。

ハッ!
(バイブレーターの音)

♬~

(松坂)
<大きな間口によって切り取られた外界>

<内に広がる空間は 曖昧な境界線によって

つながりながら広がっている>

<日本の伝統的な空間の捉え方だ>

<その中に人は身を置き
移ろいゆく豊かな時間に身を浸す>

<日本の美意識を宿す邸宅 「MARE」>

<家は 生きる場所へ>

お願いします。
この時計を返す?

すいません ホントに。

どうぞ。
えっ?

ん。
いいんですか?

深山家の人で すごいお金持ち
って聞いてたんだけどな。

春菜さんに こういうことは
もういいからって伝えてください。

あの どういう意味ですか?

お金がなかったら
ファンじゃないってことですか?

佐都。

よかった~。
ありがとう 健太 佐都さん。

いいえ。

(春菜)
ヤマト君 幻滅してたでしょ。

彼 言っていました。

今の自分があるのは
春菜さんのおかげだって。

自信をなくしかけたとき
いつも 春菜さんは

ヤマト君の笑顔は
人を元気にする力があるって

励ましの言葉を
掛けてくれたって。

花束と一緒に。

《だから 感謝してるんです》

《プレゼントなんて
いいんです》

《ずっと変わらず
応援してくれたら それで》

ヤマト君が そんなことを…。

(泣き声)

よかったですね。

彼は…
あたしにとって ヤマト君は

自分が存在しても
いいんだって思える

唯一の救いなの。
えっ?

あたしね 小さいときから
ずっと パパに無視されててね。

えっ… パパって おじいちゃん?

(春菜)うん。 女ってだけでも
がっかりされてたのに

小さいときから体が弱くて
嫁に行けるかも分からない

家の役に立たない子供だって
言われて。

ひどい。

悲しかったわ。

実際 何度か
お見合いをしたけど

跡取りを産めないんじゃないかって
全て断られて。

嫁に行けない女なんて
ただの厄介者。

あたしは 一族のお荷物なのよ。

《叔母さまも 女の務めに
苦しめられてきたんだ》

ヤマト君だけが
あたしを必要としてくれてるの。

応援したり プレゼントあげたり

彼のためなら
あたしも 役に立てるもの。

春菜叔母さん。

春菜叔母さまは すてきな方です。

何言ってるの。

こんな すてきな花を
生けられるなんて

心が豊かな証拠です。

叔母さまだって
ヤマト君みたいに

このお花で
人を感動させられたり

元気づけたりすることが
できてるじゃないですか。

佐都さん…。

誰かの奥さんになるとか
親になるとか

それだけが
人の価値なわけないです。

私ね 春菜さんのお花が大好き。

あしたの来客のお花
ぜひ 春菜さんにお願いしたいわ。

あたしなんて…。

あっ そうだ!

着いたわ 明人さん どこ?

(明人)そこに封筒があるだろ?

(美保子)あっ… ええ。

何なの? これ。
ねえ 明人さん どこにいるの?

早く出てきてよ。

中を見て。

(美保子)
ねえ 冗談よね? 明人さん。

別れてくれ。

別れて… くれ?

はあ?

(美保子)何で あんたに

そんなこと
言われなきゃなんないのよ!

私がいないと
何にもできないくせに!

バカにするな!

僕は もう 昔の僕じゃない。

父さんも 健太も

今まで 僕をバカにしてきたやつ
全員に思い知らせてやる。

君もだよ 美保子さん。

見つけたー!!

あああー!!
(美保子)出てこーい!!

ちょ… ヤバい ヤバい…!
出して 出して!

出して 出して 出して…!
(美保子)待って 待って…。

待てー!! うおー!!

待てー!!
(明人)あっ… ああ… あっ…。

待て…!
(明人)ハァ…。

ハァ…。

何なのよ ふざけんじゃないわよ!

ハァ ハァ ハァ…。

嫌よ… 絶対に嫌!

深山じゃ… 深山 美保子じゃ
なくなるなんて!

ハァ ハァ… ううっ!

(医師)順調に育ってますよ。

元気に動いて
さすが 健太さまのお子さまだ。

おお~。
おっ。

これは…。

どうしました?
何か?

お子さまの性別が分かりました。

ただいま。
(久美)おかえりなさい。

すみません 遅れて。
(春菜)ねえ これ どう思う?

うわ~ すごい!

春菜叔母さま
とっても すてきです。

ホント?
(久美)ええ 見事だわ。

そう? ホントに そう思う?
すごい。

≪(圭一)おい 何をやってるんだ。

(久美)あっ… あなた。

貴重な花瓶に何をしてる。
(春菜)花を生けてるのよ。

お前が花を生けた花瓶など
価値が下がるだけだ。 やめろ!

だいたい お前は顔を出すなと
言っただろ。

家の役に立てないなら
せめて 邪魔はするな。

あの…。

(森高)
お客さまがいらっしゃいました。

(和枝たちの談笑)

ようこそ いらっしゃいませ。

こんにちは。
(広明)どうも こんにちは。

(和枝)あっ こちら 私のいとこで
国交省の事務次官をしております。

今井と申します。
本日は お招きにあずかりまして。

今井事務次官 お越しいただき
ありがとうございます。

大人数ですいません。

(久美)どうぞ こちらへ。
(今井)じゃあ 早速。

有沙さんまで どうして?

(今井)はあ これは また
見事なコレクションですな。

で オールド・パープルは
どちらに?

こちらに。

えっ…。

オ… オールド・パープル… に花?

何てことだ。

信じられない。
(圭一)ああ それは あのう…。

(今井)ハァ…。

素晴らしい! さすが 深山家だ。

えっ…。
(今井)やはり スケールが違う。

いや~ 貴重なものほど
壊れるのを恐れて

眺めるにとどまってしまいますが
花瓶は花瓶。

花を飾ってこそ
美しさが完成するのですね。

それは 光栄です。 ハハハ…。

どちらの先生が
生けられたんですか?

世界的に著名な方なんでしょう?

妹です。

ちょっ…。

主人の妹の春菜が生けたものです。

ちょっと…。
(今井)何と 妹さんですか。

お美しい。

(今井)あっ いや あの…
素晴らしい! ハハハハ。

(広明)やるな~ ブラボー!
(拍手)

(和枝)すてき!

すっかり ご機嫌でしたな。

非常に良いものを
見せていただいたと言って。

いや~ よかった よかった。
(圭一)ありがとうございました。

(和枝)さあ 佐都さん
そろそろ いいかしら?

私ね 佐都さんが どうやって
産み分けに成功なさったのか

教えていただきたくて 今日は
有沙さんと一緒に来ましたの。

ねえ 有沙さん。
(有沙)はあ…。

えっ。
(和枝)ちょっと

ちゃんと気合を入れてちょうだい。
今月こそ 絶対 妊娠するのよ。

ちょっと お母さま
そんな言い方…。

妊娠って 無理やり せかされて
できるものじゃないじゃないですか。

有沙さんには
有沙さんのペースが。

はあ? もう そんな
悠長なこと言ってられないわよ。

これは 香川家の死活問題なの。

あなた ご自分が男の子を
妊娠してるからって。

えっ?
(圭一)男?

いや…。

(和枝)うらやましいかぎりですわ
男の子。

いえ 違います。
(和枝)へっ?

女の子です。

何?
今日の健診で分かったんだよ。

落ち着いたら
後で ゆっくり話そうと。

あっ やだ 私ったら
ごめんなさいね。

そろそろ 失礼しましょ。
ねっ はい ほら パパ。

佐都さん…。

間違いないのか?

はい。

ハァ… がっかりだ。

はっ?

お前だって 分かってるだろ。

この家に必要なのは男だ。

女なんて いい家に嫁に行ければ
役に立つかもしれんが。

何で…。

どうして そんな言い方…。

は… ばかりながら
一つ申し上げます。

勝手に この子に
役割を押し付けないでください。

男の子なら跡取りで
女の子なら政略結婚?

それが できなかったら
お荷物扱いなんて…。

子供に役割なんかありません。

女の子だろうが 男の子だろうが
どんな性別だって

この世に
生まれてきてくれるだけで

じゅうぶん価値があるんです。

そうだよ。

俺たちの子供を
この家の犠牲にはさせない。

健太。

お前は ご先祖さまが
必死でつないできた深山家を

つぶす気か。
違う。

守りたいからこそ変えるんだ。

フンッ お前に
そんなことを決める権利はない。

[役割を持って生まれてくる]

[それが 受け継ぐものを持つ
人間の運命]

[その教えに
異論を唱える者が出てくるとは]

[しかし]

[深山家に
息子として生まれた者]

[深山家に娘として生まれた者]

[この世に生を受けた瞬間から
背負わされる重責]

[それは 簡単に解決できる問題
などではないのでございます]

♬~ (川口・成田)「NONIO」

(川口)《選ぶものや 使う言葉で》

(成田)《世界はちょっと 気持ちよくなる》

《ひらけ 自分》

<長時間殺菌して ずっと口臭ケア>

<エコパック新登場!>
「NONIO」

(春菜)はい これ あげる。
うわ~ すてき!

ありがと 春菜叔母さん。
あなたたち2人をイメージして

作ってみたの。
真っすぐな正義 折れない心

誰をも見捨てない大きな愛。

春菜叔母さま…。

センスの塊でしょ? あたし。

(笑い声)
ですね。

あっ 今井さんたっての希望で
個展のお話も決まったそうで。

ありがとう 佐都さん。

あたし あなたのおかげで

自分にも価値があるんだって
思えるようになったわ。

叔母さま。

じゃあ もう ヤマト君は
いなくても大丈夫だな。

それは別。 ヤマト君のことは
一生 追い掛けるわ。

じゃあ また一緒に
舞台 見に行きましょうね。

佐都さん。
はい 楽しみにしてます。

じゃあ 来年ね。

楽しみにしてるわっ。 じゃあね。

待ってるよ。
じゃあね。

ハハハ…。

すごいね。
よかったね。

お世話になりました。

(2人)えっ?
そんな どうして急に。

もしかして 女の子だから。

ひどい。

なりません!

佐都さま
どんなことがあっても お心を強く。

いいですね?

カワイイお嬢さまと

いつまでも
お幸せにお暮らしください。

松子さん…。

(松子)では。

フゥ… そうだな 心を強く。

うん 心を強く。

2人で この子 守ってこうね。

あっ。
ん? 何?

動いた…。
えっ?

[たくましいご両親に励まされ

おなかのお子さまも
すくすくと お育ちになり

予定日まで
あとわずかとなりまして]

[しかし 旦那さまの関心は

すでに
別へ向かわれているようで]

まだ 分からんのか?
(久美)はい?

子供の性別だよ
明人のところのな。

(田辺)はい はい。
申し訳ございません。

明人さまも 美保子さまも
ご不在でして。

ええ。 かしこまりました。
はい お伝えいたします。

失礼いたします。

何? 誰から?
(田辺)久美さまからです。

旦那さまが 家に来るように
おっしゃっているとのことです。

適当に断っといてよ。

それが… これが最後通告だと。

フフフ…。

健太。
ん?

顔 緩み過ぎ。
だって めちゃくちゃ楽しみじゃない。

ねえねえ
佐都 どんな名前がいい?

深山オト。 オト。

カワイイ。
ねえ。

兄貴からだ。
えっ。

ん?

あっ お母さんから。

(2人)はい。

ハァ… 美保子さんが来てるって。
そうなの。

(圭一)明人は どうした?

まだ 体調が優れないようで。

そうか。 昨日の会議では
元気そうだったがな。

えっ…。
(圭一)で 君の方は どうなんだ?

あっ ええ 私は…。

あっ… おなかの子も
順調に育っておりますわ。

おなかの子… ほお…。

この大ぼら吹きの 女狐が!

私のことを だませるとでも
思ってるのか!

病院に聞いたら

一度も健診に来ていない
と言われた。

おかしいと思って調べたら
そもそも 何カ月も

明人が
帰っていないそうじゃないか。

どうして あいつの子供を
妊娠することなどできる。 ん!?

(美保子)
ち… 違うんです お父さま。

あっ…。
(久美の悲鳴)

(圭一)ハハハ…。

何て醜い。

お前のような さもしい女は
初めて見た。

こんな 浅ましい嘘で
人を欺こうなぞ

最下層で生まれた
人間のやることは

えげつない 情けない はしたない。

(圭一)どれだけ あがこうが

お前は 一生 最下層の人間だ。

(圭一)下品な母親の元へでも

とっとと帰れ!!

♬~

離しなさいよ。

離しません 絶対。

♬~

うっ… あっ… うう…。

佐都さん?
うう…。

ひゃああ!

(久美)佐都さん!

うっ…。

うっ… お母さん…。
(久美)佐都さん。

ちょっと ごめんなさいね。

んまあーっ!

大変 生まれるわ。

着いたよ 兄貴 どこにいる?

(明人)ここだよ。

(電子音)

(久美)タオルを持ってきて!
先生に連絡して!

それから 救急車も呼んで!
(使用人たち)はい!

まさか ここで産むつもり!?

あなたも ぼーっとしてないで
手伝う!

は… はい!

駄目よ 佐都さん!
いきんじゃ駄目!

ハァ…。
(美保子)あああ~!

兄貴…。

(久美)ゆっくりよ。
もう 健太 何してんのよ。

[ついに 出産の時が
やってまいりました]

[しかし それは
あまりにも予定外の状況で]

[このまま ここ深山邸にて

無事 お子さまの誕生と
相成りますのでございましょうか]

[『やんごとなき一族』の…]

[そして…]