「オクトー~感情捜査官心野朱梨~」最終回!【黒い感情】が導く衝撃の結末[終][字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
「オクトー~感情捜査官心野朱梨~」最終回!【黒い感情】が導く衝撃の結末[終][字][デ]
【飯豊まりえ×浅香航大】8つの感情を色として見ることができる女性刑事が、動機の見えない事件を解き明かす!実際の心理学理論を用いた“感情ビジュアライズ”サスペンス
出演者
心野朱梨…飯豊まりえ風早涼…浅香航大
雲川幸平…山中崇
北村聡子…日比美思小野寺大伍…片桐仁
心野紫織…松井玲奈
心野陽介…豊本明長(東京03)甲本祐希…臼田あさ美
平安衛…船越英一郎
番組内容
朱梨(飯豊まりえ)は、自首してきた小野寺(片桐仁)と対面。風早(浅香航大)は、小野寺と向き合うことで朱梨が苦しむと心配するが、紫織(松井玲奈)と殺された両親のために、朱梨は小野寺と対峙する。しかし、小野寺からは黒以外の色が見えず、朱梨は彼の内にうごめく感情の正体がどうしてもつかめない。そんな中、紫織の話をすると、小野寺の反応が微妙に変化し…。15年前の事件に隠されていた最後の秘密にたどり着く―!
監督・演出
【監督】
中茎強
原作・脚本
【脚本】
三浦駿斗
音楽
【主題歌】
I Don’t Like Mondays.「重ね色」(rhythm zone)
制作
【チーフプロデューサー】
岡本浩一
【プロデューサー】
福田浩之
田原秀雄
西紀州
坪ノ内俊也
番組ホームページ
https://www.ytv.co.jp/8octo/
番組公式SNS
【Twitter】@8octo_ytv
【Instagram】@8octo_ytv
【TikTok】@8octo_ytv
【LINE】https://lin.ee/oTh0pYaジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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(北村)あとは小野寺を
探し出すだけですね。
(心野朱梨)
こんな色 動機は単なる
口封じだったんでしょうか?
まだ平安さんも知らない
隠された事情が
あるのかもしれません。
(内線音)
(北村)刑事第一課。
はい?
(北村)
下に自首して来た人がいる…。
(小野寺)やあ 久しぶり。
♬~
(涼)認めるんだな?
15年前の心野家での犯行を。
それとも何か狙いがあるのか?
自首してきたのに
さっきからダンマリなのは
どうしてだ?
小野寺!
心野さんが相手なら話すよ。
あいつは ここには来ない。
(小野寺)どうして?
待て。
取り調べは俺がやる。
心野は外で待ってろ
どうしてですか?
前に奴に会った時
どうなった?
同席させるわけにはいかない。
いいな?
捜査員とはいえ
心野は事件の被害者遺族だ。
取り調べを任せることは
出来ないんだよ。
はぁ~。
それじゃあ 何も話せないなあ。
♬~
お前の犯行は
平安次長も会見で認めた。
だから 逃げきれないと考えて
自首してきたんだろ?
質問に答えて
洗いざらい全部認めろ!
(ノック)
お待たせしました。
心野…。
心野さん…。
替わります。
♬~
♬~
それでは 始めましょうか。
♬~
(携帯のバイブ音)
♬~
(雲川)ちょっと出るわ。
(北村)はい。
(ドアの開閉音)
小野寺大伍さん。
あなたは2007年7月19日。
当時 東神奈川署の警部だった
心野陽介…。
父と居合わせた母・彩を
刃物で殺害した。
父に薬物横流しの件を知られ
その口封じが動機だった。
間違いありませんか?
はい。
でも どうして今になって
自首してきたんですか?
心野さんって
感情の色が見えるんですよね?
いや 私からは
どんな色が見えているのか
気になって来ちゃいました。
あなたから見える感情は…
黒です。
黒?
今も 15年前と同じように
見えています。
大丈夫か?
はい。
この黒い感情は何なのか
まず考えたのが殺意でした。
人を殺してしまうほどの
強い思いが
感情の色を黒く変えてしまうの
かもしれないと思ったんです。
しかし 殺人を犯した人には
何人も会ってきましたが
彼らの殺意は全て
8つの基本感情でした。
♬~
どうして刑事だったの?
葬儀場で会った時から
気になってたんだ。
感情の色が見えるなんて
おかしな力があるんなら
わざわざ刑事にならなくても
もっと楽しいことに
使えそうじゃない?
なのに君は 刑事になった。
やっぱりお父さんの影響?
お父さんみたいな刑事に
なりたい?
あんな最期だったのに?
おい。お前 どの立場で
そんなこと言ってる。
それとも 他に理由があるのかな。
小野寺!
大丈夫です。
姉のためです。
お姉さん。
事件以来 姉は全ての感情を失い
私も色を見ることが
出来ません。
だから 私は より多くの人の
感情を見ることで
姉を回復させる手掛かりを
探しています。
確か 紫織さんだったね。
事件の前にも
一度 会ったことがある。
え?
君も一緒だったんだけど
覚えてないか。
♬~
(小野寺)そうか。
お姉さんのために刑事に…。
偉いね 君は。
♬~
小野寺。心野が来たら
質問に答えると言ったろ?
お前が15年前にしたこと
全て答えろ。
想像したことある?
もしも お姉さんが
目を覚ましたとして
一体どんな状態になっているのか。
おい!
その目に見えるのは
どんな感情の色だろう。
目を覚ました「喜び」の黄色?
自分のために頑張ってくれた
君への「信頼」の黄緑?
それとも 15年間も眠り続けた
「悲しみ」の青かな?
♬~
どんな状態か分からないのに
目を覚まさせるのは怖くない?
小野寺!
どうするの?お姉さん
君のことなんか
全然覚えてなかったら。
いい加減にしろ。
質問は こっちに答えろ!
(机を叩く音)
うるさいんだよ さっきから!!
俺は 彼女と話してるんだ!
お前は
黙って見てりゃいいんだよ!!
♬~
聞かせてよ お姉さんのこと。
♬~
掴めそうか?
黒い感情の正体は。
改めて目を見れば
何か分かるかもしれないと
思ったんですが…。
(北村)
あまり 時間はありませんよね。
県警が来れば
身柄は預けることになる。
ウチで取り調べ出来るのは
そこまでだろうな。
で こんな切羽詰まった時に
雲川さんは?
(北村)それが スマホ見て慌てて
出て行っちゃって。
呼んだ?
雲川さん。
噂をすれば 何とやらだな。
それ こっちのセリフですよ。
フフフ…。
(北村)どこ行ってたんですか?
ああ。協力者から連絡があって
小野寺が最近まで使ってた
潜伏先を調べてた。
潜伏先?
そこから こんな物が見つかった。
ガラケー。小野寺のですか?
心野。
驚かないで見てほしい。
え?
(北村)心野さんのお姉さん。
小野寺がどうして…。
2人に接点があったなんて話
俺は聞いたことがない。
姉からは何にも…。
♬~
え?
え?
♬~
♬~
先生。
(甲本)朱梨ちゃん…早かったね。
実はさっき 15年前の犯人が
署に自首してきました。
そう。良かったね 見つかって。
あ その報告を紫織さんに?
紫織さん 犯人 見つかったって。
小野寺大伍さんといいます…
先生も よくご存じですよね。
いや テレビで指名手配に
なったってことは知ってるけど
詳しくは…。
先生と小野寺さんは
親しい関係だったんですよね。
最初に違和感を抱いたのは
取り調べの最中でした。
姉の感情の色について
話をした時
小野寺さんは「悲しみ」の色に
ついても触れたんです。
15年間も 眠り続けた
「悲しみ」の青かな?
「悲しみ」の色が 青であることを
どうして知っていたのか…。
葬儀場で話したんじゃない?
前に会ったって言ってたよね?
「喜び」と「信頼」の色については
説明しましたが
「悲しみ」の色については
話していません。
小野寺さんは
私が見ている感情の色について
何らかの方法で
その法則を知ったんです。
例えば 誰かに教わった。
感情と色の対応について
小野寺さんに教えるとしたら
先生しか考えられません。
そもそも 私が見ている色と
感情の関係について
見つけてくれたのは
甲本先生です。
ずっと隠してたんですね…。
フッ…。
(甲本)朱梨ちゃんのためだよ。
知ったら傷つくと思って。
私 彼と付き合ってたの
学生時代から。
で 小野寺君が警察官になって。
私が医大の大学院に進んだ後も
関係は続いてた。
(小野寺)おいしい?
(甲本)うん
ハハハ…
甘い!
例の彼女?
(小野寺)
最近 忙しくて会えてなくてさ
ちょ 見せろよ
やだよ
(甲本の声)
でも ある時から
彼の態度が変わり始めて。
ねえ 次の休み いつ?
♬~
(甲本の声)
彼の気持ちが 別の人に
向いているって気が付いた。
(甲本)紫織さんだよ。
警察署で会った時に
そういう気持ちが芽生えたみたい。
娘さんですか?
(心野紫織)
父が お世話になってます
こんにちは!
(紫織・朱梨)こんにちは!
(甲本)紫織さんに
その気はなかったけど
彼 思い込むと激しいから。
姉に付きまとうように
なったんですよね。
(甲本)許せなかったな…。
紫織さんがじゃないよ?
あ いや 紫織さんもだけど…。
でも もっと許せなかったのは
小野寺君の「愛」の感情が
私から離れていったこと。
それで 思ったんだよね。
だったら どんな形でもいいから
小野寺君の感情を
私のそばに置いておこうって。
どんな形でも?
[ 回想 ]
(甲本)横流しのこと
彼女のお父さんに
バレちゃったんでしょ?
(心野陽介)ほんとにバレないと
思ったのか?
(小野寺)なんすか!
(陽介)
お前は今すぐ辞表を書け!
いいな?
小野寺!
(甲本)今のままじゃ
彼女は手に入らないよ?
わかってるよ そんなことは…。
(甲本)好きなんでしょ?
紫織さんのこと…。
(甲本)でもやっぱり 私…
小野寺君のことが好き。
(甲本)
だからこそ 愛するあなたには
誰よりも幸せになって欲しい。
私も あなたの恋 応援したい。
ひとつだけあるよ。彼女を
あなたのものにする方法。
あなたの手で壊してあげるの。
あなたの手で直接壊せば…
彼女は永遠に
あなただけのものだよ。
♬~
♬~
[ 現在 ]
もう十分です。
え?
先生は 小野寺さんを
手放したくなくて
事件を起こすよう
仕向けたんですよね。
もう十分わかりましたから。
姉に そんな話を
聞かせたくないんです。
ダメだよ。
朱梨ちゃんから
話を聞きに来たんじゃない。
ですから 話は改めて署で。
紫織さんだって
きっと知りたがってる。
あの日 彼の一番の目的は…
紫織さんだった。
(甲本)ご両親を殺害した後も
現場を離れなかったのは
紫織さんを待っていたから。
あはは…ただいま~!
ただいま~
(紫織)来ちゃダメ…!
お姉ちゃん!お姉ちゃん!
お姉ちゃん!
(紫織)ダメ!
♬~
(甲本)あの瞬間 彼は紫織さんを
手に入れたの。
やめてください!
綿貫猛司に容疑が向くよう
ご両親の手のひらに
傷を残したのも 私の指示。
彼は私に「信頼」の感情を抱き
そこに事件を起こしたことから
「恐れ」の感情も加わった。
(甲本の声)
小野寺君は 私に対して
「服従」の感情を
抱くようになったの。
それで彼は
私のものになったんだよ。
私たちに近づいたのは
どうしてですか?
フッ…それは あなたたちが
面白い実験材料だったからよ。
朱梨ちゃんは
あの事件をきっかけに
共感覚に目覚めたのか
感情の色を見ることが
できるなんて言い出すし
一方 お姉さんは あの事件以来
感情に蓋をしてる。
いや~ こんな貴重な実験体
なかなかいないよ。
姉の…治療は?
フフフ…するわけないよ
そんなこと。
むしろ私は 紫織さんの感情を
ずっと閉じ込めて
目を覚まさないようにしてたの。
姉の感情を閉じ込める…?
(甲本)紫織さん
おはようございま~す。
紫織さんのせいだよ。
両親が死んだのは
感情なんていらないよ
そのままでいいよ
目覚めても つらいだけだよ
紫織さ~ん 調子はどうですか
戻ってこなくていいんだよ
(甲本)
大変だったよ~。毎日毎日繰り返し
何度も話しかけて。
彼女の感情を内側に押し込めて。
大丈夫。感情なんて
ただの生理現象だから。
感情はね ドーパミンと
セロトニンといった
脳内で働く神経伝達物質の
反応に過ぎないの。
生理現象だから
汗や涙と同じ。
慣れれば コントロールすること
だってできる。
朱梨ちゃん。
私の目 見て。
♬~
「喜び」。
「悲しみ」。
「恐れ…怒り」。
はぁ…はぁ…。
(甲本)どう?コントロール
出来てるでしょ?
はぁ…はぁ…。
感情なんて しょせんは
この程度のものなんだよ。
だからって 先生が
姉の感情を閉じ込めて
いいはず ありません!
(甲本)そうかな~?
そもそも
紫織さんが どうして
自分の奥に感情を
閉じ込めたんだと思う?
それは15年前の事件が
あったから…。
(甲本)そう。あの事件は
紫織さんにとって
それだけ つらい体験だった。
目の前で ご両親が殺されて
しかも
その犯人は自分に
付きまとってた小野寺君だった。
紫織さんは自分に絶望した。
だから彼女は
自分の感情を
奥に しまいこんだの。
自分自身の意志で。
姉が 自分自身で?
それをあなたが今 無理やり
こじ開けようとしてるの。
それって 本当に
正しいことなのかな?
(甲本)
朱梨ちゃん 紫織さんはね…。
このままの状態が
一番なんだよ。
♬~
(甲本)朱梨ちゃんは
もう帰った方がいいよ。
今日は色んな話 聞いて
疲れちゃったでしょ。
また時々
紫織さんに会いに来てよ。
これからも私が
ちゃ~んと面倒 見るから。
♬~
お姉ちゃん?
お姉ちゃん?
♬~
お姉ちゃん!
お姉ちゃん聞こえる?
お姉ちゃん 私ね
刑事になって
たくさんの人たちの
感情 見てきたの。
中にはね 喜んだ次の瞬間に
絶望したり
愛する人を一瞬で憎んだり
感情によって苦しんで
自分を壊しちゃう人もいたの。
でもね だからこそ
その 一瞬 一瞬が
そのとき 抱いた感情は
愛しくて 美しかったんだよ。
お姉ちゃん 起きて!
感情が いらないなんて
思わないで!
お姉ちゃん!
お姉ちゃん 起きて…。
お姉ちゃん…お姉ちゃん!
(紫織の声)朱梨…感じてるよ。
♬~
♬~
♬~
こんなに たくさんの感情
初めて見ました。
姉は…
感情を閉じこめたままに
することなんて 望んでません!
目を覚ましたがってます!
♬~
人は たとえ絶望の中にいても
そこに生まれた ほんのわずかな
「期待」や「愛」の感情を胸に
生きていくことが
できるんです。
私も 同じです。
15年前の事件で 私は
たくさんのものを失いました。
だけど今 私達は…
感じ合っています。
♬~
♬~
風早さん。
お疲れさま。
やっと終わったな。
まだ終わっていません。
♬~
この黒い感情は何なのか
(小野寺)黒?
小野寺!
(小野寺)
うるさいんだよ さっきから!!
俺は 彼女と話してるんだ!
(甲本)
それで 思ったんだよね。
だったら
どんな形でも いいから
小野寺君の感情を
私のそばに置いておこうって
♬~
(甲本)小野寺君は私に対して
「服従」の感情を
抱くようになったの
それで彼は
私のものになったんだよ
聞かせてよ お姉さんのこと
見えました。
見えたんです。
小野寺さんの色。
この携帯電話は
わざと残してきたんですよね?
あなたが自首してきた
理由ですが…
私に何とかして
欲しかったんですよね?
この黒い感情を。
あなたは 15年前の事件の際
感情を甲本先生によって
無理やり歪められ…。
壊してあげるの
殺したくない相手を殺し
愛する人を傷つけたことで
8つの感情は
不自然に混ざり合ってしまった。
それが この黒い感情の正体です。
だから俺が
君に助けを求めたっていうの?
わざと 手掛かりを残して
彼女の存在に気付かせるために?
はい。
君は…
俺が この手で殺した…
先輩の娘なのに?
そうです。
あなたは…彼女に「服従」なんて
しなくてよかった。
私は…。
両親を殺した あなたと
あなたの感情が憎い。
それでも小野寺さん…。
あなたの感情は
あなただけのものです。
♬~
15年前 あなたが一体
何をしたのか
全て自供してください。
♬~
♬~
俺は…俺は…。
(小野寺の泣き声)
♬~
[ 回想 ]
(陽介)
そうか もうすぐ朱梨 試合か~。
うん。
もう今度はレギュラーに
なれるといいね。
みんなでさ 応援いこうよ。
え?
お父さん うるさくしないでよ。
しないよ~。
じゃあさ 活躍できたら
ご褒美ちょうだい。
ご褒美?
家族旅行!ハワイ!
ハワイ!?いやいや…。
いいね~ アロハ~。
アロハ~。
アロハ~。
[ 現在 ]
♬~
♬~
(ノック)
はい。
まだ ここに居たのか。
小野寺…県警に連行されたよ。
そうですか…。
お疲れさま。
ありがとうございます。
♬~
(ドアの開閉音)
♬~
♬~
♬~
♬~
雲川さんも お疲れ様でした。
♬~
ああ。
やっと終わった。
ん!
甘いな。
(ドアが閉まる音)
それで風早さんは やっぱり?
うん。
平安次長からの特命は
なくなったんだ。
本庁へ戻るそうだ。
そうですか。
聞きましたよ。異動のこと。
そうか。
良かったですね。
ずっと戻りたがってましたもんね。
そうでもないよ。
特に最近は。
でも戻るからには
やることは やる。
前は失敗したけど
今度こそ上の不正を何とかする。
膿は全部 出し切らないと
また同じことが起きるからな。
応援しています。
先は長いけどな。
でも…もう父さんみたいな人は
見たくないんだ。
組織のために
間違った道に進む人は。
♬~
お姉さんは?
感情の色は あの日から ずっと?
はい。少しずつですが。
♬~
う~ん
うふ…ん!
お姉ちゃん クリームついてる
♬~
ん
今ね
「喜び」の色が見えてる
シュークリーム
おいしかったんだね
♬~
手伝えることがあったら
何でも言ってくれ。
♬~
ありがとうございます。
(携帯のバイブ音)
♬~
雲川さんか?
はい。
♬~
では。
♬~
心野。
♬~
風早さん。
私もです。
♬~
本日は よろしくお願いします。
聴取を担当する
心野朱梨と申します。
♬~
これは気に
なさらないでください。
♬~
それでは
始めましょう。
♬~
♬~
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(平安)見えてるよ。お前の目からも
愛の色が。
はあ?