初恋の悪魔#02[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

初恋の悪魔#02[解][字][デ]

坂元裕二脚本 林遣都×仲野太賀W主演 小洒落てこじれたミステリアスコメディー!

出演者
林遣都、仲野太賀、松岡茉優、柄本佑、佐久間由衣、味方良介、毎熊克哉、伊藤英明、安田顕、田中裕子 ほか
番組内容
悠日(仲野太賀)の婚約者の結季は、結婚後は悠日に仕事を辞めて主夫として家庭に入ってほしいと言う。悠日は従うつもりだった。悠日の恋人の存在を知った鈴之介(林遣都)は激しく動揺、偏った恋愛論を語り始まる。一方、所轄の団地では殺人事件が発生。刑事課の渚(佐久間由衣)が一人根詰めて捜査する姿を見て、琉夏(柄本佑)は例によって鈴之介に究明を依頼。鈴之介、悠日、星砂(松岡茉優)、琉夏の自宅捜査会議が始まる。
監督・演出
【演出】水田伸生/鈴木勇馬
原作・脚本
【脚本】坂元裕二
音楽
【テーマ曲】SOIL&"PIMP"SESSIONS

【音楽】平野義久
制作
【プロデューサー】次屋 尚
          池田禎子(ザ・ワークス)
【制作協力】ザ・ワークス
おしらせ
■番組HP
https://www.ntv.co.jp/hatsukoinoakuma/
■番組Twitter
@hatsukoinoakuma
■番組Instagram
@hatsukoinoakuma_ntv

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 本当
  2. 人殺
  3. 被害者
  4. 小鳥
  5. 犯人
  6. 朝陽
  7. 夕紀夫
  8. 結季
  9. 結婚
  10. 日出夫
  11. ハサミ
  12. 自分
  13. ドア
  14. 口木
  15. 事件発生
  16. 大丈夫
  17. 摘木
  18. 動機
  19. アリバイ
  20. エレベーター

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(女性) こんにちは。
こんにちは。

こんにちは。
こんにちは~。

え~ 倒せるかな。

(谷岡) あっ
カルカロドントサウルスですね。

(副島) お詳しいですね。

私 卒論が白亜紀だったんです。
すごい!

(男性) ≪わぁ~‼≫

何か聞こえました? 今。
はい。

≪人殺し~! 殺される!≫

≪人殺しだ! 助けてくれ!≫

(住民たちの悲鳴)

≪人殺し~!≫
[ ストッパーが掛かっている ]

≪殺される!≫

あっ!

≪人殺しだ~!≫

≪助けてくれ! 助けてくれ!≫

≪人殺しだ~‼≫

(ドアが次々に閉まる音)

(馬淵悠日) これって そもそも

ファイルのサイズに合わせて
書類を作ったほうが

効率よくありませんかね?

(長沢) 40年 この形式で
やって来たんだけどね。

ですよね。

僕も このほうがいいと思います。

(結季) 品もいいし ここに決めて
いいんじゃないかな。

ん。
だよね。

品もいいし 決めていいかもね。

(結季) うちの親に言われたこと
気にしてる?

ううん!

気に っていうか
自分でも思ってるから。

何で 結季ちゃんは
こんな男を選んだんだろうって。

「何で こんな人 選んだの?」って
言われるような人こそ

一番 好きな人なんじゃない。

アハハ… 幸せだな。

結季ちゃんと結婚できるなんて
人生 最高だよ!

生まれて来てよかった。

お義父さんたちに話してくれた?

結婚したら悠日
仕事 辞めて主夫になる件。

あ~ 明日 話す 明日 会うから。

どうせ 嫌々やってる仕事でしょ。

♪~

♪~

(車の走行音)

(車のドアが開く音)

気を付けてね。
(結季) 悠日。

明日は絶対 話 してね。

する! 絶対する。

(結季) よろしく またね。

(チャイム)
あっ あっ…!

(鹿浜鈴之介) 今の人は誰だ?

恋人です。

♬~

脳内で つくり上げた恋人か。
現実の恋人です。

現実だと思い込んでる
脳内の恋人か そうか。

本日は 鹿浜さんが

県警にいらした頃のことを
お伺いしたく思いまして。

友達以上 恋人未満の関係か?
面白い言葉を覚えましたね。

ブランコには乗ったのか?
はい?

ブランコに2人で乗って

「高くこいだほうが
たくさん好きだってことだよ」

…って話しはしたのか?
それはしてません。

フッ! それは恋人じゃないよ。

何を参考にしてるんですか?
かわいそうに。

お茶 入れてあげるから
座ってなさい。

僕 今度 結婚するんです。

落ち着け。
落ち着いてます。

座れ。
座ってます。

初めて 手をつないだのは?

2階にある居酒屋から帰る時
階段で。

お… おう。

次に 僕が聞きたいことは…。

キッスですか?

はっきり言うなぁ
観覧車でか? 神社の境内でか?

カラオケボックスです。
(せき込み)

今 幸せか?

もちろんです。

ウソをつくなよ。
ウソついてません!

僕は知ってるんだよ!

恋愛というのは
苦しいものなんだろ。

一緒にいないと苦しい
分かってもらえなくて苦しい。

思い通りにならなくって苦しい
そういうんだろ?

それは…。
依存 嫉妬 束縛!

人類にとって
もはや恋愛は害悪だ!

苦しくとも 恋愛のおかげで
人類は増えました。

つまり 恋愛は
病院のごはんのようなものか。

では 僕が予見しよう。

近々 君は

「もう恋愛なんて したくない」
そう思うだろう。

失礼ですが 鹿浜さんだって

摘木星砂さんのこと
気にされてたじゃないですか。

あれは殺意だよ。

崇高にして 純粋なる殺意だ。

その証拠に 昨夜も彼女のことを
考えて眠れなかった。

それ 恋愛感情です。

ふとした時に ため息が出る!
恋愛感情です!

(車の走行音)
どうしました?

宅配便 来た!

すいません
県警にいた頃のお話を…。

ヘヘヘ… これで もう

あいつが いつ 人を殺めても
見逃しはしない。

鹿浜さん それがまず犯罪です。

見ろ!
えっ?

あれ。
えっ えっ…?

あれで
誰かの死体を埋めるつもりか。

なんて危険なヤツだ。

♬~

(小鳥) 摘木っつぁん?

(小鳥) 自分に手を振ってるのかと
思ったら違ってた。

よくある恥ずかしい勘違いですね。

(摘木星砂) 勝手に観察すんなよ。

シャツ出てんぞ。

お疲れさまです。
言われなくても疲れてるよ。

ここに下心ありますよ~。

(小鳥) 殺すぞ。
おい 殺人だ 殺人。

(出口) 凶器の鑑定結果
受領して来ます。

(口木) 殺害現場は
喜里が郷団地 F棟 6階。

発生日時 令和4年7月19日…。
ここに殺人犯いますよ~。

声が!

被害者は安生夕紀夫さん 60歳。

紙切り芸っていうんでしょうか?

往年の兄弟コンビ ゆきおひでおの
お兄さんのほうです。

(詠子)
昔は よくテレビに出てたね。

(刑事) ですよね。
(刑事) 見ましたね。

(渚) 被害者の弟さんを
お連れしました。

(安生日出夫) どうして

兄が殺されなきゃ
いけないんですか…!

(日出夫:泣き声)

(足音)

♬~

(雪松) お久しぶりです お父さん。

母です。

あっ… お父さん。

(馬淵大二郎) ご丁寧に。

では 献杯。

献杯。
献杯。

父です 母です。
あっ…。

(馬淵瑞江)
雪松さんが来てくださって

朝陽も喜んでいることでしょう。
ああ。

いえ… お母さん。

(大二郎)
立派な署長さんになられて。

(雪松) いえ…
所轄の署長など退屈な仕事です。

朝陽君なら 今頃 本部で
要職に就いていたことでしょう。

息子が生きていたら

私たちも
生きがいがあったんですがね。

お父さん。

悠日君がいるじゃないですか。

(大二郎) あ…。
(瑞江) う~ん…。

彼だって お兄さんに負けず劣らず
頑張ってて…。

(瑞江:大二郎) ハハハハ…。

フフ… 署長 よしてください。

兄と僕では
心臓と盲腸ぐらい違いますから。

おっ うまいこと言うじゃないか。
(瑞江) アハハ… 確かに。

(大二郎) ハハハ…。
(瑞江) アハハ…。

えっ?

失礼します!
(大二郎) おっ!?

高い高~い! おぉ~!
高い高~い! おぉ~!

(雪松) 高い高~い!
おぉ…!

(雪松) 高い高~い!
キャ~!

や… やめてください。
(瑞江) やめてください!

親だからって 子供をばかにして
いいってものじゃ ない。

あれは
うちの親のエンタメなんです。

自分を笑うことで
両親は救われてます。

お前にだって
兄貴に勝てるところはあるよ。

自分は

誰にも勝たなくていいんです。

できる限り
皆さんに勝ってもらいながら

生きたいと思ってて…。

目をそらすな。

それとも

やっぱり
お前が朝陽を殺したのか?

勘弁してください。

みんな 噂してた。

朝陽ほどの優秀な刑事が
たやすく事故死するはずがない。

誰かに はめられたんだと。

自分じゃ ありません。

朝陽から 何か聞いてないのか?

誰かに狙われてるとか。

何か相談されなかったのか?

心臓は
盲腸に話し掛けたりしません。

あっ お疲れさまです。

言われなくても疲れてるよ。

(小鳥) ハァ…。

「どうしたんですか?」とは
聞かないの?

どうしたんですか?

1人で作業させられている。

もう3日 家に帰っていない。

3日 家に帰っていない
ということは

3日 お風呂に入っていない
3日 お布団に入っていない。

人間から お風呂とお布団を
奪ったら どうなる?

殺し合う。
(小鳥) 正解。

ガンジーだって
ナイチンゲールだって

お風呂とお布団がなかったら
人を愛せなかった。

今すぐ あの人にお布団とお風呂を
返してあげなきゃ…。

ダメなんだ。

すいません 夜分 お忙しいのに。

えっ?
言ったろ。

僕は 彼女に殺意を抱いてる
君は 僕を人殺しにしたいのか?

それは誤解だと思います。

僕が 僕に誤解してる?
それは どういうこと?

こういうの見るのか。

♪~

違う! 僕は恋愛映画なんて
くだらないものは見ない。

「お気に入り」 付いてた。

あんたの出番だ 始めようぜ。

喜里が郷団地で刺殺事件が起きた。

被害者は

兄弟コンビ芸人
ゆきおひでおの 兄のほう。

いいかげんにしてくれ
僕は包丁沙汰になんて興味はない。

包丁じゃ ない 凶器はハサミだ。

ハサミ… ハサミ?

僕は子供の頃から
ハサミが大好きなんだ。

ハサミの形状には
大きく2種類ある。

Uの字に折り曲げたものと
Xにしたもの。

前者は古代ギリシャ
後者は古代ローマで発明された。

見たまえ。

およそ人類が生み出した
凶器の中で最も美しい…。

あんた 街 歩いてて
職務質問とか されないか?

君たちは
されないとでもいうのか?

それでは
第3回 自宅捜査会議を始めます。

現在 容疑者は
3名 挙がっているそうです。

まず 1人目が
5階に住む山下恒夫さん。

夕紀夫さんと言い争っている
ところを目撃されています。

夕紀夫さんが
お風呂をあふれさせてしまい

山下さん宅に
水漏れしたことが原因です。

そんなことで人を殺すかな?

人を殺すことに理由は いらない。

2人目が

デリバリー配達員の
吉川友理奈さん。

吉川さんが配達したお弁当が
斜めになっていたことから

言い争っていたのを
目撃されています。

風呂 ビショビショにしたくせに
弁当ひたひたに怒んのか!?

お風呂と弁当 違うでしょ。

理由なんて いらないんだよ。

続いて

昨日 窃盗の容疑で逮捕された

橋口高志容疑者が
監視カメラに写っていました。

以上3名です。

(操作音)

(安生夕紀夫) 宝船~!

これは 誰だ?

(日出夫) はい 出来ました~。
(夕紀夫) おっ!

テイっ!
(夕紀夫) 切ってないじゃない!

ハサミを持ってるじゃないか
この男が犯人だ。

あのね これは こういう芸なの
職業なの。

カミソリを使う理髪師
アイスピックを使うバーテンダー。

仕事道具を凶器にする
殺人鬼は多い。

じゃあ パン屋さんは
トングで殺すの?

あり得るね。
総菜売り場の人は

割引シール貼るやつで殺すの?
あれで どうやって人を殺すの?

30円引きって貼られたって
悲しくなるだけで死なないよ!

山下さんがカッとなって
刺したんじゃないの?

ケンカは よしましょう。
カッとなって刺したなんて殺人は

この世で最も醜い。

殺人に
醜いも美しいも ないでしょ。

摘木さん 笑ってないで
止めてください。

犯罪っていうのは
社会のゆがみの表れなんだよ。

君は何でも社会のせいか。

「何でも社会の」星人か!
「何でも社会の」星人じゃ ないよ!

いいか!
摘木さん!

待て… いいか!
分か… お前が待て!

ちょっ ダメ…!
(物音)

躊躇しねえぞ?
(鹿浜:小鳥) はい。

仲直りの握手しろよ。

ごめんね。
ごめんね。

この男が犯人だ。

弟さんにはアリバイがあります。

事件発生直後
1階のエレベーターに乗るのが

監視カメラに写っていました。

動機もあるよね。
動機?

このコンビは 兄だけが活躍して
弟は ばかにされっぱなしだった。

仲が良かった2人ほど
悪くなった時にひどくなる。

でも アリバイがあるんです。

これだけ住民がいる中で
目撃者がいないってのは

どういう…。

お前ら
粉 こぼさずに食えねえのか。

アハハ… ヘヘヘ…。

フッ…。

あっ。

わっ!

(森園) おケガ ございませんか?
おケガ… おケガ ございません。

失礼いたしました。

そこの森園と申します。
そこの鹿浜です。

(千尋) ≪どうしたの?≫

(森園) ご近所の方。

ごめんなさい。

燃えるゴミ 夜 出すのは
ルール違反ですよね。

ルールなんて あなたには…。
大変 失礼いたしました。

おやすみなさい。
(千尋) おやすみなさい。

(小鳥の声) 彼が罪を犯すのは
時間の問題だね。

取り締まるべきだ。

あっ…!

何? どったの?

(青木) お待たせ。
(結季) ごめんね 急に。

(小鳥) 何? あの人。

誰? あの人。 行こう。
ん? 何で? いいから。

(小鳥) えっ?
行くぞ。

(ボイスレコーダー のスイッチを押す音)

(結季) オープンマリッジって
分かるかな?

外で恋人をつくってもいい
婚姻関係のこと。

あ~… あっ うん。

これからの結婚は

お互いを独占しない形に
なって行くべきだと思うの。

私は 私のものだし

あなたは あなたのもので
自由である権利がある。

確かに そうだね。

私はあなたと一緒にいると
癒やされるし

あなたに
経済力を保証することもできる。

でも それだけじゃ足りないから

別の好きな人との関係は続ける。

なるほど。

古い価値観は捨てて
アップデート すべきだと思わない?

思う そうだね。

よかった 分かってくれて。

(スイッチを押す音)

それは何?

(ボイスレコーダー: 馬淵) 結季ちゃんと
結婚できるなんて

人生 最高だよ!

(ボイスレコーダー: 馬淵)
生まれて来てよかった。

言った 言わないは嫌じゃない?
訴訟とかになった時に。

訴訟?
念のためだよ。

(スイッチを押す音)
いいよね? オープンマリッジで。

もちろんだよ。

最高 幸せだよ!

(操作音)

(馬淵朝陽の声)
あっ もしもし 悠日? 俺。

いや 近くまで来たから
メシ食わないかと思って。

もう1回 かけてみるわ。

(操作音)

(朝陽の声)
あぁ たびたび悪ぃ 俺。

別に 用事があるとかじゃ
ないんだよ。

最近 会ってなかったからさ。

元気にしてるか?

まぁ あれだよ。

親父とか おふくろとか
いろいろ言うだろうけどさ

あんま気にすんな うん。

じゃ。

(朝陽の声) あのさ…

これ聞いてるかな?

あんまり 俺と話したくないか。

ごめんな。

(朝陽の声) でも ちょっとな…。

誰にも言えないっていうか

お前に相談 乗ってほしいことが
あって…。

(朝陽の声) 頼む。

電話 出てくれよ。

(操作音)

(朝陽の声)
余計なこと言っちゃった 悪い。

留守電 あんま気にすんな。

ありがとな いろいろ。

覚えてるか?

昔 よく2人で

バナナのシール集めたな。

電車乗って家出したの
楽しかったな。

元気でな… じゃ。

(ドアが閉まる音)

♬~

(インタビュアー)もったいな~インタビュー!
フライパンさんは…。

(フライパン)あっ パンさんでいいよ。
では パンさん
もったいないと思うこと あります?

洗剤の泡切れが悪いと
水が もったいないよね~。

パンさん 結構 泡立てますもんね~。

オイラ オイリーだから
アワてて アワ立てます。 なんつって!
はい…。

でも 花王は
泡切れに すっごく こだわってるから

すすいだ瞬間に パ~ン!と
落ちるよ。 パ~ン!とね。

フライパ~ン!だけに。 なんつって。
あっ そういうの 大丈夫です~。

またまた~ 欲しいくせに~。
いや ホントに大丈夫。 やめてほしい。 はい。

<もったいないを ほっとけない。 花王>

(詠子) 6月3日 247円?

そんなの
覚えてるわけないじゃない。

思い出してください。

ハァ~。

(走る音)

(渚) 安生日出夫さんが
兄の夕紀夫さんから

お金を借りていました。
えっ?

(渚) 借用書が見つかったんです!

(口木) 切り絵?

(渚) これを ゴミ箱にあった
紙クズと重ねたところ…。

(渚) 証言も出ました
「弟が金を返さない」と

夕紀夫さんが不満を漏らすのを
元マネジャーが聞いていました。

(口木) あるね この線。
はい。

課長。
(詠子) うん…。

地検の取り調べは
何時からだっけ?

あぁ 窃盗犯の橋口ですよね
13時です。

失礼のないようにな。

(口木) 仕方ないよ。

ここで捜査方針 変えたら

検察と話 詰めて来た
課長の面目 丸つぶれだもん。

こっちのサイズに合わせて
書類 作ったほうが早いよね。

すいません 仕事中なので。

ついに 僕の友達が
地球上から消滅した。

僕 何か した?

面倒くさいってこと以外に
何か した?

ねぇ 身に覚えがないんだ。

何かあるんだったら
言ってもらったほうがいいし…。

僕 仕事辞めるんです。

は?
結婚して寿退社するんです。

まさか この間の人か?

いや… 悪いことは言わない
やめなさい!

君は気付かなかったけど
僕は見てたんだ。

この角度で見てたんだ
何を見たかは…

言えない!

他の男性と一緒にいましたね。

知ってて 何で結婚するの?

ハハハ… 古いですね。

結婚の価値観を
アップデートしてください。

何? 結婚の価値観を
アップデートって。

ねぇ この人
何か気持ちの悪いこと…。

君 それで幸せなの?

はい 最高に幸せです。

本当に 本当に?
本当に 本当にです。

本当に 本当に 本当に 本当に
本当に 本当に 本当にか?

本当に 本当に 本当に 本当に
本当に 本当に 本当にです。

本当に 本当に 本当に 本当に
本当に 本当に 本当に 本当に

本当に 本当に 本当にか?

本当にか!?

ありがとうございます。

ふぅ…。

あ~ そう。

なら…。

僕は 君の幸せを願う。

…から。

君も 僕の幸せを願え。

これは預かっておく。

お風呂とお布団を奪還するまでは。

どういう状況で刺したか分かる?

やってみて。

あっ。

じゃあ お願いします。
お願いします。

殺してやる~! グサっ!
あっ! やられた!

(杏月) ナイフじゃないんだよ
それじゃ ハサミは刺さらない。

ふ~ん。

こう 背中を支えて…。

わっ! わっ…!
刺したか

壁に押し付けて…。

ふん!
(小鳥) ハッ!

…って刺したか。

被害者は
こう 玄関の前に倒れてたんだよ。

加害者は ドアを開けた被害者の
腕をつかんで

抱き締めるようにして刺した。

で 被害者は叫んだ。

ひ… 人殺しだ~! 助けてくれ!

叫んだ?
そう。

被害者が助けを求める声は
団地全体に響き渡った。

「人殺しだ 助けてくれ」。
(杏月) ない ない ない。

凶器は 肺まで達してるんだ。

叫び声なんて 出やしないよ。

おし!

始めようか。

近所の人が 常識的な人だった。

それは
喜ばしいことじゃないですか。

どんな恐ろしい事件を起こすか
待ち構えてたのに。

燃えるゴミ 夜 出すのは
ルール違反ですよね

まさか ゴミを夜 出したことを
反省するなんて…。

犯罪者だって
ご近所のルールは気にすんだろ。

それは そうか。

ご近所のルールは守らないとな。

お茶を入れよう。

始めよう。

あれ? 何で?

何で 摘木っつぁんの椅子だけ
いいやつになってるの?

ホントだ!
えっ?

あれあれ?

カップも摘木っつぁんのだけ
いいやつじゃない?

しかも ペアですね。

始めて。

はい それでは!
(指を鳴らす音)

第4回 自宅捜査会議を始めます。

事件の舞台は 喜里が郷団地 F棟。

まだ学校帰りの子供たちが
行き交う夕暮れ時 16時15分。

その惨劇は起こりました。

行くぞ!

マーヤーのヴェールを
剥ぎ取るんだ。

♬~

事件発生から3分後の
16時18分

被害者の弟・日出夫さんの姿が
監視カメラに捉えられています。

夕紀夫さんと会う約束を
していた日出夫さんは

団地の様子が
いつもと違うことに気が付き

胸騒ぎしながらエレベーターの
ボタンを押したと証言しています。

エレベーターのボタンを押す音

エレベーターは止まることなく

夕紀夫さんの部屋がある
6階に到着しました。

そして 目撃したのです。

(日出夫)
兄ちゃん! 兄ちゃん!

日出夫さんの証言によると

夕紀夫さんは
既に息をしておらず

事件発生から12分後…。

パトカーのサイレン
警察が到着しました。

この間 エレベーターは
動いておらず

事件発生から
パトカーが到着するまで

この15分間 出入りしたのは
日出夫さんだけですが

日出夫さんが来たのは
事件発生後です。

非常階段があるだろう。

犯人は この階段を使って
6階に行き 被害者を殺害した。

無理です。

ここは たまり場になっていて
事件発生時にも人はいました。

誰にも気付かれずに
通ることは不可能です。

同じ階の住人ってことはないか?

同じ階ならカメラに写らず
部屋に逃げ込める。

6階には8世帯あって

そのうち4世帯が在宅中だった。

そのうち
アリバイがないのは1名。

早川 蓮君 6歳 小学1年生。

そいつだ 世界最年少の殺人犯は。

どう考えたって…。

弟の犯行だろ。

兄への嫉妬と借金。

うん 犯行の動機もそろってるし。

しかし アリバイがあります。
いや~ アリバイより動機が…。

動機なんて 誰だって持ってます!

うらやましいとか ずるいとか

それくらいの動機
誰だって持ってます。

人を殺す動機があるくらい

人間は普通です。

だからって 誰しもが
罪を犯すわけじゃないでしょ。

事件発生からパトカーが
到着するまでの15分間

目撃者は いないんです。

こんなにも人がいて

誰一人 団地に侵入する犯人を
見ていない。

そんなことは起こり得ますか?

もちろん

カメラに写っていた日出夫さんも
無実で…。

鹿浜さん?

どうしました?

事件は
まだ起こってなかったんだよ。

はい?

この世の中には
知らなくていいことがある。

分かったんなら言ってよ。

16時15分 事件発生… 違う。

事件は起きてなかった。

そうか。

被害者は まだ殺されてなかった。

何? どういうこと?

16時15分。

♬~

私 卒論が白亜紀だったんで…
(副島)そうですか

わぁ~‼

わ~! 人殺し~!

殺される! 人殺しだ!

住民たちの悲鳴
助けてくれ~!

住民たちの悲鳴
人殺し~!

あっ!

人殺しだ~!

助けてくれ! 助けてくれ!

まだ 事件は起きていない。

胸を刺された被害者は叫べない。

殺される! 助けてくれ~!

そう これは被害者じゃ ない。

犯人の叫び声なんだ。

「声がしたので 外を見ました」。

(犯人の男)うわ~‼

「郵便を出してたら

『人殺し』と聞こえて…」。
(犯人の男)人殺し~!

「みんな 階段のほうに
逃げて行ったので…」。

住人たちが聞いていた叫び声は
被害者のものではなく

どこかに潜んでいた
犯人のものだったんだ。

犯人は何のために?

この団地に
密室をつくり出すためだ。

(住民)キャ~!
(住民)早く!

誰も助けに行かない。

そうか 人殺しだなんて聞こえたら
人は逃げる。

自分の身を守るための
当然の判断だろう。

犯人は恐怖心を利用して
密室とアリバイをつくり出した。

叫び声を聞いた時点で
住人たちは警察に通報している。

ところが 事件が起こったのは
ここからだ。

潜んでいた犯人は

誰もいなくなった団地の
エレベーターに乗り込んだ。

(夕紀夫)うっ…!

ハサミを刺す音

事件発生。

兄ちゃん?

兄ちゃん! 兄ちゃん!

兄ちゃん! 兄ちゃ~ん!

パトカーのサイレン
事件発生と ほぼ同時刻。

事件発生前に通報を受けた
パトカーが到着。

おっ。

(錆びたペダルをこぐ音)

ちょっと怖い~。

ここでいいのか?

今のは 1つの考察にすぎない
異論があるなら聞こう。

いえ ただ…。

これって 被害者のお兄さんが
切ったものですよね。

もしかしたら

お兄さんは弟さんの借金を
帳消しにしようと

してたんじゃないかな~って。

仲が良かった頃に戻る可能性が
あったんじゃないかなって…。

起こらなかった可能性の話を
しても 悲しくなるだけだ。

ですよね ヘヘ…。

被害者に同情しちゃいました。

いや…。

ゴミが付いてる。

(階段を上がる音)

♬~(永野)よっ
「クノール 牛乳でつくるカップスープ」

《スーパースイートコーンのあまみと

牛乳の栄養》

おいしいとこどり

《みたされます》んー

(母親)おいしい?
(こども)めちゃくちゃおいしい

お~ いい食べっぷりだ!

「クノール 牛乳でつくるカップスープ」

(小栗)あ!
(宮沢)<ビールが美味しい夏こそ!>

あー! めちゃくちゃうまいビール飲みてー!

<冷やしジョッキに>
冷やしプレモル

<高級ビール! いっちゃいましょう!>

<「ザ・プレミアム・モルツ」>
あー

(黒木)≪帰れば 「金麦」
帰れば… ひとっ風呂!!≫

≪待つか? 走るか? 走るぞ!!≫

キャー!!! うわぁやばい!

(缶を開ける音) プシュー

<帰れば 「金麦」> ちっちゃ!
<サントリー 「金麦」> おおっ

ここでいいか。

よいしょ…。

(振動音)

ハァ~。

あっ 小鳥さん
無事 手紙 届けたそうです。

直接 言えばいいのに。

(缶を開ける音)

ほい。
あっ。

(缶を開ける音)

乾杯。
あぁ~。

うめぇ。

あぁ~。

うまいっすね~。
フフっ。

あっ でも

人が人を殺した話をした後に

ビールがうまいってのも
あれですね。

それが警察だろ。

そうですね。

後味のいい仕事なんか
ないんでしょうね。

嫌な仕事ですね。

ばかにしてるわけじゃ
ないんですよ。

うちは父も兄も刑事だったし

僕も警察学校 行ってましたから。

教官からね

「向いてないから やめろ!」って
毎日 言われて。

まぁ
半年間は粘ったんですけどね。

最終的には逃げました。

ふ~ん。

間 取って 警察職員にはなって
両親には許してもらえました。

他になりたいものは あったのか?

動物園の飼育係です。

今からでも なればいいだろ。

もう なれません。

好きなことをする資格は
ないんです。

何で?

兄が殉職しました。

あっ すいません
いらない情報を…。

いつ?
いいです 大丈夫です いいです。

いつだよ?

3年前です。

強盗を追ってて

うっかり ビルから落ちて
で バ~ンて…。

ふ~ん。

あっ 同情とか大丈夫ですよ?

全然 いい話じゃないんで。

あっ 僕 全然アレな人間で

兄のことも
全然 好きじゃなかったから…。

あっ すいません ラーメン。
いいよ。

いや 大丈夫です
ラーメン伸びちゃうんで。

その話
初めて ひとにするんだろう?

♬~

前の日

兄から電話があったんですけど…。

自分 出なかったんですよ。

次の日 兄が死んだって聞いて

思いました。

また やらかしちゃったなぁ。

昨日 電話 出なかったから

兄ちゃん
死んじゃったんだなって。

兄と話すと
自分のしょうもないところ

ダメなところを
思い知るだけだから

無視してたんです。

欲しいものを手に入れた人と
手に入らなかった人がいて…。

一番欲しいものが
手に入らなかった人は

もう 他に
何にも欲しくなくなってしまう。

「あっ 僕は もう十分です」。

「結構です 結構です
僕は もう これでいいんで

満足なんで
皆さんで楽しんでくださ~い」。

顔はね 笑ってるんです。

でも そんなの上っ面で…。

心の中じゃ…。

心の中では…。

俺を笑うな。

俺をばかにすんな。

俺にアドバイスすんな。

俺に偉そうにすんな。

もっと俺を尊敬しろ!

いや 何か そういうね…。

ひん曲がったヤツだから

兄は死んでしまったんだなって…。

(警官)
おい! そこで 何やってんだ?

あ~ すいません!

メシ 食ってんだよ!

(警官) ダメだよ 早く行きなさい。

ちょっと待ってくれよ。
摘木さん いいです 大丈夫です。

すみません…。

5分!

お願いだから
5分 待ってくれよ!

あれ 警察…。

警察なんか
どうだっていいんだよ。

ラーメンぐらい
伸びたっていいんだよ。

話したいことがある時は。

電話 出な。

兄ちゃんから 電話あったんだろ?

出なよ。

もしもし… 兄ちゃん?

いや… うん。

大丈夫 起きてた。

うん…。

大体 いつもこんな感じだよ。

どうした?

まぁ…。

俺も 兄ちゃんと
話したいと思ってたけど。

え? だから…。

2人で家出して

一緒に電車乗った時のこと
とかだよ。

はぁ?

覚えてるに決まってんだろう。

バナナのシール
100枚 集めたら

ハワイに行けるとかいう噂
本気にして。

海に行こうとしたら
着いたら山で。

ハハハ…。

大変だったよ!

面白かったけど。

腹へって お地蔵さんのパン食って
ハハハ…。

そうだよ あれはダメでしょ!

ダメダメ ダメダメ。

ハハハ…!

フフフ… フフフ…。

えっ?

う~ん まぁね。

元気?

元気かどうかって言われたら

元気だよ。

仕事は…。

まぁね。

あれっちゃ あれだけど…。

まぁ 何とかやってるよ。

そっちは?

どうなの?

お兄ちゃん…。

元気にしてる?

(石田)失礼します。
<野菜を選ぶように マヨネーズも鮮度で

選んでください>
ん~!

<「ピュアセレクト マヨネーズ」>

おいしさって 鮮度なんだな~。

<「ピュアセレクト」から
新鮮キープボトル

できました>
(石田)最高のごちそうだ~!

<「ピュアセレクト」から おいしさ長持ち

新鮮キープボトル誕生>
最高!

じゃあな。

はい。

摘木さん。

もしかして
兄のこと知ってました?

この間 資料室で

兄が死んだ時の捜査資料を
見てませんでしたか?

あれって もしかして…。

分かんね。

「分かんね」って…。

分かんね。

よし…。

(長沢) あれ 何で縮小してるの?
それは長年…。

今日からは こうします。

(詠子) ≪そりゃ 目の前で
人殺しがあったら

助けに行けないよな≫

(出口) ≪口木さん
お手柄でしたね~!≫

あっ お疲れさまです。
言われなくても疲れてるよ。

また 手柄 取られたみたいですよ。

(口木) 来ちゃうよね。
(出口) 来ちゃうんだ~!

すっごいな…!
(口木) やめろよ。

でも

着替えてる。
ということは お風呂に入った。

あっ おい 君。
ん?

そういう詮索は
しないほうがいいな。

すいません。

♬~

♬~

ん?

(雪松) そうなんだよ。

朝陽が死んだ時 ケータイも
スマホも持ってなかった。

どこからも見つかってない。

それは…。

誰かが持ち去った。

(湯が流れる音)

♬~

あぁ。

♬~

(雷鳴)

♬~

(雷鳴)

(カーテンを閉める音)

(ガラスが割れる音)

えっ。

(雷鳴)

(玄関のドアをたたく音)
わっ…!

(ドアをたたく音)

ハッ!

(ドアをたたく音)