遺留捜査 #5/ベンチャー争奪殺人!?疑惑の社長夫人 ゲスト石黒英雄・小宮有紗[解][字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
遺留捜査 #5/ベンチャー争奪殺人!?疑惑の社長夫人 ゲスト石黒英雄・小宮有紗[解][字]
人気フリマアプリの創業者が殺害された!被害者が緊急帰国した目的は、会社の奪還か!?やがて現社長の妻との秘密の関係も浮上…!?謎のプラスチック片が暴く創業の秘密とは?
◇番組内容
人気フリマアプリを運営する「ヌボル」の創業者・平中(田中俊介)が殺害された。長年海外生活中の平中は、1週間前に帰国したばかりだった。糸村は所持品の、小さな穴があいたプラスチック片が気になる。平中は10年前、現社長の若尾(石黒英雄)によって会社を追放されていた事が判明。経営危機に陥った会社を奪還しに来たのか!?そんな中、平中が若尾の妻・恵美香(小宮有紗)と会っていた事も分かる!遺留品が語る、衝撃の真相とは!?
◇出演者
上川隆也、栗山千明、永井大、戸塚純貴、宮﨑香蓮・甲本雅裕、戸田恵子
【ゲスト】石黒英雄、田中俊介、小宮有紗、青柳尊哉 ほか
◇脚本
たかひろや
◇演出
匂坂力祥
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
小田和正『やさしい風が吹いたら』『小さな風景』『風を待って』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】佐藤凉一(テレビ朝日)
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、残間理央(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)、谷中寿成(東映)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/iryu_2022/
☆Twitter
https://twitter.com/iryusousa_tvaジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
テキストマイニング結果
ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20
- 平中
- 若尾
- 会社
- 路花
- ヌボル
- 沖田
- 植木
- スーツ
- 村木
- 本当
- 雨宮
- 糸村
- 恵美香
- 一度
- 若尾恵美香
- 年前
- 被害者
- スーパー
- 間違
- 限界
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから →
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」
他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。
(若槻)見られてる。
フロアD…。
(踏切の警報音)
うわあっ!
(パトカーのサイレン)
(糸村 聡)ご苦労さまです。
(神崎莉緒)死亡推定時刻は
昨夜の7時から9時の間。
頭部を殴られ
ほぼ即死だったようです。
あっ 糸村さん こっちです。
お構いなく。
(佐倉路花)凶器は?
被害者が発見された
ゴミ箱の中から
血痕が付いた
コンクリートブロックが
見つかっています。
(沖田 悟)佐倉さん。
(路花)はい。
被害者の身元が わかりました。
平中智樹さん 35歳。
所持品にパスポートが。
(路花)パスポート?
ずっと シンガポールに
滞在していたようです。
今回 帰国したのは
1週間前でした。
(雨宮 宏)被害者のスマホは
海外の端末だったので
帰国は
一時的だったのかもしれません。
糸村さん。
はい。
これ なんだと思います?
遺体を入れる時に
服でも引っかけたんですかね…。
うーん… でも…。
失礼します。
被害者の衣服に
破れは見当たりませんね…。
じゃあ ひょっとして 犯人の…。
鑑定 回しておきます。
鑑識さん!
(路花)じゃあ 雨宮と沖田は
周辺の聞き込み お願い。
(雨宮・沖田)はい。
糸村くんは… って 何? それ。
ゴミ?
なんでしょう?
♬~
(滝沢綾子)
現場に残っていた繊維は
スーツが破れたものとみていいと
思います。
(綾子)劣化が少ないので
比較的 新しいものですね。
(村木 繁)生地は
スーパー200と呼ばれる
ウール生地です。
スーパー200?
原料の繊維の細さを表す指標です。
一般的なスーツに使われている
生地は スーパー100前後。
繊維の直径は
18.5ミクロン程度です。
こちらの生地の繊維は
かなり細く
直径13.5ミクロン。
つまり スーパー200の生地
という事になります。
(綾子)スーパー200のスーツ
っていったら
相当 値が張ると思いますよ。
ん?
3桁超えるものもありますから。
えっ? 3桁って
そんなに高級な…。
わかりました。
ありがとうございます。
糸村さん 行きましょう。
はい。
ボクちゃんは
行かないの?
で こちらの鑑定は
いかがでしたか?
終わっとります。
ただのプラスチックどす。
プラスチックの
なんだったんでしょう?
穴を開けたプラスチックの棒。
以上! これが あたいの限界。
己の限界を認める事で 初めて
その限界を超える事ができる。
…って 誰かが言ってました。
村木さん 限界なんて幻想ですよ。
なる早で お願いします。
(綾子)これ ぜ~んぶ 今日中です。
だから 限界だ…。
(指を鳴らす音)
幻想ですよ。
(雨宮)いやあ 駄目ですね。
あの場所 夜間は
ほとんど 人通りがないようで
目撃情報は期待できません。
(沖田)被害者は
現場近くのビジネスホテルに
滞在していたようです。
所持品にあったカードキーが
そのホテルのものでした。
やっぱり こっちの家は
引き払ってたみたいね。
シンガポールに滞在する前も
いろんな国を
飛び回っていたようだし。
ちょうど10年前に作った
パスポートだったから
更新のための帰国だったのかも。
(沖田)このヌボルって
なんか関係あるんですかね?
所持品に
ショップカードありますし。
(路花)ヌボルって
フリマアプリの会社でしょ?
この前 個人情報流出で
問題になってましたよね。
ええっ!? そうなの? もう…
ちょうど部屋を整理したから
出品してみようかなあと
思ってたのに!
ああ… あのアプリ
やめたほうがいいですよ。
(路花・莉緒)えっ?
個人情報が流出した件も
そうですし
あの若尾って社長
結構 やばい奴らしいんで。
(雨宮)お前 なんで
そんな事 知ってるんだよ?
えっ…?
まあ 知り合いに聞いたんですよ。
(雨宮)知り合いって…?
(沖田)あれ? でも
ヌボルのロゴって
こんなのだったかな?
(雨宮)ねえねえ 知り合いって?
(沖田)こんなのでしたっけ?
うーん… そういえば
私が見たのとは違うわね。
初期のデザインみたいですね。
13年前の創業時には
こちらのデザインが
使われていたんですが
10年前から 現在のこちらに
変わったみたいです。
(路花)ええっ!? じゃあ
10年以上も前のを持ってた
って事?
ちょっと待ってください。
被害者の平中智樹さん
ヌボルの創業者です。
(一同)ええっ!?
(雨宮)ヌボルあたってきます。
沖田 行くぞ!
(沖田)は… はい!
スーツの件は
私のほうで あたっておく。
神崎と糸村くんは
被害者が泊まっていたホテルを
お願い。
(糸村・莉緒)はい。
(路花)はあ…。
♬~
(受付の声)平中さんなら
ちょうど1週間前に
いらっしゃいました。
社長との面会を
ご希望されていたんですが…。
(若尾 峻)平中が!?
すぐ追い返して。
(受付)「はい」
申し訳ありません。
お会いできないそうです。
(平中智樹)そう…。
じゃあ…。
(平中)これ あいつに渡しといて。
(受付)かしこまりました。
(受付の声)いらっしゃったのは
その一度だけです。
若尾社長は 今 どちらに?
(受付)確認致します。
(従業員)平中様が
チェックインされたのは
1週間前です。 最初は
2泊のご予定だったのですが
チェックイン当日の夜に
延泊されて
明日
チェックアウトの予定でした。
6日も延長…。
何か理由って聞いてませんか?
いえ 特には…。
こちらのお部屋です。
確かに 長い滞在をするつもりじゃ
なかったようですね。
なのに なんで
急に延泊する事にしたのか…。
ん?
これで
遺留品 削ったんですかね?
えっ?
やすりに付いてる削りかす
あのプラスチック片と
同じ色なんです。
そんな事より
捜査をしてください。
♬~
記念品…?
「ameyasumi」
近所にあるレストランですね。
今 5周年で 来店者に
記念品をお渡ししてるようです。
行ってみましょう。
♬~
(エレベーターの到着音)
糸村さん
エレベーター来てますから!
(植木翔吾)いい加減にしろ!
なあ このままじゃ
本当に会社潰れるぞ。
(ノック)
(雨宮)失礼します。
お取り込み中のところ
すみません。
ちょっと お話を伺っても
よろしいですか?
若尾社長は…?
私ですが。
(沖田)そちらは?
専務の植木です。
(沖田)
平中さんや若尾さんと一緒に
こちらの会社を
立ち上げた方ですね。
(植木)ええ そうです。
それで 今日は どういった…?
実は その平中さんが
今朝 遺体で発見されました。
何者かに殺害されたと思われます。
(沖田)1週間前に 平中さん
こちらに 若尾さんを
訪ねてきたようですね。
えっ? おい 聞いてないぞ。
その時は 会うのを断ったとか…。
会いましたよ。
その翌日に。
よう。
(若尾の声)彼 私が出社するのを
待ち伏せていたんです。
待ち伏せ?
平中さんは どんな用件で
あなたに?
用件も何も 会社の事を
いろいろ聞かれただけです。
植木さんは 平中さんとは?
(植木)いいえ 全く。
彼が会社を離れてからは一度も。
平中さんの名前 社内では
禁句になっていると伺っています。
特に 若尾さん あなたの前では。
(沖田)お二人の間で
何かあったんですか?
(若尾)社内の事ですので。
失礼ですが
昨夜の7時から9時の間
どちらに?
すいません 答えたくありません。
申し訳ありませんが
次の予定があるので
お引き取りください。
失礼します。
「雨休み」って
夏の季語なんですよ。
へえ~。 詳しい。
(店員)
あっ いらっしゃいましたよ。
確か 1週間ほど前の
ディナータイムだったと思います。
若い女性の方と一緒で…。
すみません。
このワインをください。
(店員)かしこまりました。
お… おい… それ 値段すごいぞ。
気にしないの! ヒラリンに会えて
気分いいんだから。
今日は 私のおごり。
それじゃあ 女性の方が支払いを?
はい。 カードで。
カードだったら
女性の名前 わかりますよね?
少々お待ちください。
恋人に会うために
帰国したんですかね?
多いですよね。
えっ?
Wi-Fiが使える場所。
さっきのホテルも使えました。
確かに。 最近 増えましたよね。
平中さんは こういう場所で
スマートフォンを
使ってたんでしょうか。
まあ 海外のスマホでしたし
Wi-Fiに繋いで
使ってたのかもしれませんね。
(店員)お待たせしました。
はい。
女性の方 ワカオエミカさん
という方でした。
えっ… 若尾?
(沖田)ありがとうございました。
失礼します。
犯行時刻
若尾が会社にいなかったのは
間違いないようですね。
(植木)刑事さん。
(植木)ちょっといいですか?
(植木)10年前の事です。
若尾が平中を
会社から追い出したんです。
詳しく教えてください。
3人で立ち上げたといっても
間違いなく ヌボルは
平中の会社でした。
ビジネスのアイデアも
斬新でしたし
何より 彼の言葉には
人の心を動かす強い力があった。
会社は
急速に成長していきましたが
その反面…。
(平中)なんで
こんな事もできないんだ!
(植木の声)社員たちの間で
彼に対する不満が
膨らんでいったのも事実です。
それをフォローするのが
私と若尾の役割でした。
でも それも限界でした。
新しいアイデアを
生み出せない奴の居場所なんて
この会社にはないぞ!
(若尾)平中! …ごめんね。
いい加減にしろって!
ああ?
もう
お前だけの会社じゃないんだよ。
今のやり方じゃ
これからのヌボルに
お前は必要ない。
…わかった。
出ていってやるよ。
♬~
もし
ヌボルを潰すようなまねしたら
その時は覚悟しておけよ。
俺は いつでも見てるからな。
(植木の声)多分 平中は
会社を取り戻しに来たんです。
今の若尾からなら
たやすく取り戻せると
思ったはずですから。
(沖田)どういう事ですか?
10年前と同じなんですよ
今の若尾は。
あの時の平中と同じ立場に
立たされてるんです。
えっ!? それ 間違いないの?
はい。 平中さんが
帰国した日に会っていた
若尾恵美香という女性は
ヌボルの社長 若尾の奥さんで
間違いありません。
確か ホテルを延泊したのは
そのあとよね?
奥さんと会った事と
関係があるのかしら。
本人に会って 確認してみます。
スーツの件って
何か わかりました?
スーパー200の取り扱いがある
京都周辺の店から
リストを送ってもらってる。
こっちは やっておくから。
「わかりました」
(路花)さてと…。
それにしても
こんな高級なスーツを買える
お金持ち 結構いるのね。
(路花)あっ…。
(村木)
こちら 結晶性プラスチックの
ポリプロピレンでした。
色がつけやすく 耐熱性に優れ
日用品などに
多く使われております。
という事で これは
なんらかのプラスチック製品を
削って作ったものでしょう!
そのプラスチック製品というのが
こちらのヘアブラシなんですね。
ウィ。 十徳ナイフのやすりに
残っていた粉末とも
一致しております。
鑑定結果は以上!
で 平中さんが作った これは
一体 なんなんでしょう?
そこまでは知らんがな! もう…。
アクセサリーとかじゃないですか。
ほら ひもを通す穴も
開いてますし。
なるほど! アクセサリー。
一件落着! すぐお帰りください。
最後に 一つだけ。
まだあるんかい!
(若尾恵美香)ヒラリンは
私が中学の時の家庭教師で…。
パパの会社が
ヌボルに出資したのも
その縁があったからなの。
お父様の会社というのは?
RISER HOLDINGS
っていう貿易の会社。
お父様は 平中さんを
買ってらっしゃったんですね。
うん。 私がパパに
ヒラリンの事 推してあげたんだ。
そうですか。
でも 恵美香さんは
平中さんではなく
若尾さんとご結婚なされた。
だって 私が大人になった時には
もう ヒラリン
日本にいなかったし。
でも ずっと
連絡は取っていたんですよね?
ううん。 結婚してからは一度も。
では お会いしたのは
平中さんのほうから連絡が?
そう。 すぐに会って 話がしたい
って言われて。
今 会社の状況
どうなってるんだ?
どんな小さな事でもいい。
(恵美香の声)とにかく 会社の事が
知りたかったみたいで…。
ねえ ヒラリン
ヌボルとは もう関係ないのに
なんで そんな事 知りたいの?
もしかして
乗っ取る気じゃないでしょうね?
(恵美香と平中の笑い声)
だったら どうする?
(恵美香)えっ…?
(恵美香と平中の笑い声)
シンガポールで
ツアーガイドみたいな事ばかりしてる
って言ってたし
お金もないみたいだったから
本当に乗っ取ろうと
してたんじゃないかな…。
その事を ご主人には?
言ってない。
それは なぜ?
別に… 言う必要ないでしょ。
(たたく音)
これ 若尾さんが ご自身で
お作りになったものですか?
そういう工作みたいな事
得意なの。
糸村さん…。
おとといの夜 7時から9時の間
どちらにいらしたか
教えて頂けますか?
えっ… 私 疑われてるの?
ああ… 念のためです。
皆さんに伺っている事ですので。
河原町のお店で
知り合いと ご飯 食べてた。
その方のお名前は?
村木… だったかな。
警察官だって言ってた。
(頭をぶつける音)
(菜々緒)時代は健康系ノンアルです
(オカリナ)でた!時代!
出ました!時代!
ぷはぁ~ うまいね~ 時代!
うまいよ~ 時代!
(2人)ぷはぁ~
<サントリー新「オールフリー」>
(小栗)誕生
♬~<マスターズドリーム マスターズドリーム マスターズドリーム…>
(缶を開ける音)プシュ!
<醸造家の果てしない夢を>
この一杯に!
<プレモルの最高峰 「マスターズドリーム」 新登場>
ワ~オ
(雨宮)3カ月前 若尾は
木口和哉という若手社員を
クビにしています。
個人情報を流出させた
という理由で。
その人 一人に
全ての責任を負わせたって事?
(沖田)
ええ。 その木口の話によると…。
(木口和哉)はめられたんですよ!
個人情報のデータは
ちゃんと管理してた。
何度も そう説明したのに
社長は…。
(若尾)今すぐ出ていけ!
(木口)社長 違うんです!
(若尾)もういい。
出ていきなさい。
(木口の声)俺の話を
全く聞こうともしなかった。
(木口)あんな奴が社長のままじゃ
あの会社は終わりですよ。
あいつに ついていく人間なんて
もう誰もいません。
その件もあって
木口の言葉どおり
社内での若尾の立場は
かなり危うくなっているようです。
(路花)そんな時に
自分が追い出した人間が
目の前に現れたら
会社を奪いに来たと思って
不思議じゃないわね。
動機としては十分です。
半年前 若尾は スーパー200で
スーツを作ってた。
えっ…? 現場にあった繊維片と
同じものですよ。
(路花)今 そのスーツの生地を
調べてもらってる。
それが一致すれば
若尾で決まりですよ。
決まりだ。
村木さん 逃げないでください!
(村木)なんで? もう…。
はい 大丈夫ですから。 はい。
関係ないって言ってるでしょ!
もう!
(路花)どうしたの?
犯行時間に 村木さん
若尾恵美香と会っていたんです。
(3人)ええっ!?
若尾恵美香は 事件当夜
マッチングアプリで
知り合った男と
河原町にある店で
食事をしていたと証言しています。
その男の名前は…
村木繁。
あなたのお名前は?
山田太郎…。
(手をたたく音)
村木繁です。
では 若尾恵美香と
食事をしていたのは
あなたで間違いないですね?
だから 違うって言ってるでしょ!
こんな人は 私は知らないの!
でも 村木さん 先日
「素敵な出逢いが
ありますように」って
絵馬にお願いしてましたよね。
あんたまで
何を言うとるんじゃい!
村木さん 座ってください!
彼女には 夫のために
平中さんを殺害した容疑が
かかっています。
彼女のアリバイが本当かどうか
確認する必要があるんです!
だから 私は こんなきれいな人と
食事なんかできた事なんか
ないんだよ!
あっ…。
どうした?
えっ? いや…。
(路花)村木さん
本当の事を言ってちょうだい。
これは とっても大事な事なの!
ちょっと待ってください!
村木さんの証言で
犯人が特定できたら
お手柄ですよ。
(村木)お… お手柄って… えっ?
う… う… う… 嘘でしょ!?
(路花・莉緒)村木さん!
申し訳ございません!
私が村木繁です。
(一同)はあ?
この人は 寒川亜衣。
私が村木繁。
そのような名前で
会っておりました。
若尾恵美香と会ってたのは
あんたって事?
もしかして お前が
ヌボルの話 聞いた
知り合いって…。
彼女です。
お前さ…。
あんた 不倫なんかしてたの!?
違いますよ!
彼女 独身だって言ってたんです。
村木さん 本当に
申し訳ございませんでした!
あのさあ…
もうちょっとで 知ってますって
言っちゃいそうだったよ。
(路花)ごめんなさい!
すみませんでした。
あーあ… 生きた心地がしないとは
この事ですね。
あっ 糸村さん。
はい。
これ!
これが本当に最後だからね!
出ていってもよろしいの?
はい。
グッバイ。
(ドアの開閉音)
とにかく これで 若尾恵美香には
アリバイがあるって事になった。
あれ? でも おかしいな。
(路花)何?
ちょっと気になる事が…。
俺 確かめてきます。
(雨宮)お… おい 沖田!
(ドアの開く音)
(ため息)
(ドアの閉まる音)
(恵美香)ふーん…。 しーくんって
本当に警察の人だったんだねえ。
(雨宮)しーくん…
あの… 沖田悟…。
あの日さ
君との約束は7時だったよね。
でも 君が来たのは8時。
あれ なんで遅れたんだっけ?
(恵美香)
だから 忘れ物しちゃって。
あの時も そう言ったよね?
フフッ… そうだったね。
(雨宮)おい! ちゃんと…。
平中さんの殺害現場から
あの店には30分あれば着く。
つまり 君にも犯行は可能だ。
はっ?
若尾さんは 平中さんに
会社を奪われる事を恐れていた。
君が頼まれて 平中さんを殺した。
…とも考えられるんだ。
やめてよ! 私が
そんな事するわけないでしょ!
(路花)んっ? これは何?
平中さんは 訪れた先々で
スマートフォンを
Wi-Fiに接続して
使用していたんです。
なので 村木さんに
スマートフォンが接続した
Wi-Fiの履歴を
調べてもらったんです。
ふ~ん。
平中さんは 滞在を延長して
これだけの場所に行っていた
って事ね。
何が目的だったのか
気になってしまい…。
あれ?
んっ?
若尾恵美香さんの父親の会社って
この辺りじゃ
ありませんでしたっけ?
確か ライザーホールディングスとかいう。
(電話)
はい。
(電話)
(路花)はい。
ちょっと 僕 いってきますね。
えっ? ちょっ… 糸村さん!
何かあったら連絡します。
はい。
神崎。
はい。
現場にあったスーツの繊維片
若尾が半年前に購入した
スーツの生地と一致した。
えっ!?
♬~
♬~
(恵美香)だから しつこいって!
私は殺してなんかない。
じゃあさ 若尾さんが
半年前に新調したスーツ
どこにあるかな?
ちょっと
見せてもらいたいんだけど。
勝手に捜せば。
(路花)
平中さんが殺害された現場に
あなたのスーツの一部が
残っていたわ。
平中さんを殺害したのは
あなたね?
犯行時間
あなたは どこにいたんですか?
それは…。
平中さんが待ち伏せをしてまで
あなたに会おうとしていたのは
直接
伝えるためだったんじゃない?
あなたから会社を取り戻すと。
(平中の声)だから ヌボルは
俺がなんとかしてやるって!
ふざけんなよ!
会社を返せとでも
言いに来たのか!?
今のお前じゃ無理だろ。
(若尾の声)確かに あいつは
会社を
奪いに来たのかもしれません。
でも 今さら 彼に
そんな事ができるはずがない。
そう思ってましたから。
本当に そうかしら?
彼に力がある事は あなたが
一番わかってるはずよね?
(路花の声)何もないところから
会社を立ち上げ
大きくしたのは 平中さんの力が
大きかったんじゃない?
君たちは創造的な人間だ。
この会社の原動力となり得る
精鋭だ。
いいか?
ここからが本当の勝負だ。
我々の手で このヌボルを
頂点へ押し上げようじゃないか!
(社員たち)はい!
(路花の声)あなたは
そんな彼の事を
頼もしくもあり
恐ろしくもあった。
そんな相手が 再び目の前に現れ
会社を奪われる事を恐れた
あなたが 平中さんを殺害した。
金を借りに行ってたんです。
その時間 私は金を借りに
頭を下げに行ってました。
大阪のジェイスティック
っていう会社です。
なんで その事を
言わなかったんですか?
これ以上 社員に
不安を与えたくなかったからです。
でも あなたの言っている事が
本当だとすると
謎が一つ残る。
なぜ あなたのスーツの繊維片が
現場に残っていたのかって事。
ああ… 違うな。
違う。
あのさ そろそろ
教えてくれないかな?
そのスーツは どこにあるの?
捨てた。
(沖田)それは… 嘘だよね?
これ以上
君の事を疑いたくないんだよ。
頼む。 本当の事を教えてくれ。
あげたの。
誰に?
付き合ってる人。
それは なんで?
♬~
あの人 結婚した時は
とっても優しかった。
でも だんだん
私の事 見てくれなくなって…。
会社の事で大変なのは
わかってたつもり。
パパも そうだったから。
でも どうしても寂しくて…。
ちゃんと2人で話したほうがいい。
話さないと わからないよ
相手の気持ちは。
(路花)今 連絡があって
スーツを持ってる人物が
わかったわ。
奥さん あなた以外に
付き合っている人がいたそうよ。
その人にあげたって。
えっ?
会社もいいけど ちゃんと
奥さんの事も考えなさい!
では 平中さんは出資を求めて
こちらに?
(権田)そう。
今のヌボルを
救ってほしいと言ってね。
お願いします!
なぜ 君が来るんだ?
君は 会社から離れた人間だろ?
彼 うちだけじゃなく
過去に
ヌボルへ出資していたところを
全て回るつもりだったようだ。
ああ うちのWi-Fi
使わせてくれと言って
連絡を取っていたからね。
そうですか。
昔の出資元を回ってた…?
♬~
ここは…?
(加藤)ええ。 平中さんなら
この間 来ましたよ。
(加藤の声)平中さんとは
僕がバックパッカーやってた頃
アルゼンチンで知り合ったんです。
平中さんも
いろんな国 回ってる最中でした。
その時 日本に戻ったら
店に来てくれるって
約束してくれて。
そういう事だったんですか。
どうして こちらのお店が
平中さんの
目的地になっていたのか
不思議だったんですが
今のお話で よくわかりました。
ところで これ
平中さんが
作っていたものなんですが…。
ほとんど完成してたんだ。
ご存じなんですか?
ええ。 それが出来上がったら
釣りに誘うって
平中さん 言ってました。
釣り… ですか。
(二宮)服のニオイ気にして
いろんなもの使ってない?
はい 古い~
今やニオイ専用これ一本で
ぜ~んぶいけちゃいます
紫の「NANOX」ニオイ専用
《約7割が洗濯成分で 濃いーの!≫
(相葉) 「ソフラン ウルトラゼロ」は 次世代の柔軟剤
<悪臭を感じる前に ニオイをブロック>
<強い香りで ごまかさない!>
嫌なニオイをつけても
(男性)臭くない!
「ソフラン ウルトラゼロ」
♬~
植木さん。
(植木)はい。
今日は 恵美香さんからもらった
スーツ 着てないんですね?
えっ…?
署まで ご同行願えますか?
…はい。
(路花)木口さんが
流出させたとされる個人情報。
本当は あなたが売っていたのね?
いや…。
情報を購入したというところから
調べてみたら
あなたに行き着いたんです。
へえ~…。
株で失敗して 借金が
かなりの額になってるみたいね。
その借金の穴埋めのために
顧客の個人情報を売っていた。
そして その罪を全て…。
出ていきなさい。
(路花の声)木口さんに着せた。
(沖田)あなたの部屋から
破れた若尾さんのスーツが
発見されました。
そこから 平中さんの血痕が
検出されています。
殺害したのは
あなたで間違いないわね?
大ごとにするつもりは
なかったんだよ。
なのに あいつが…。
(若尾)もう一度
どこから個人情報が漏れたのか
徹底的に調べ直す!
何 言ってんだ!
もう 終わった事だろ!
この先の会社にとって
重要な事なんだ!
うみは全て出す。
(植木)若尾… 若尾!
(植木の声)そんな時に…。
こちら。
えっ? 平中が?
(植木の声)このタイミングは
まずいと思った。
(植木の声)会社の事を探ってる
って聞いて
必ず あいつは
俺が個人情報を売った事に気づく。
そう思った。
個人情報流出の事か?
あれは 完全に
うちの若い奴のミスだ。
嘘だ。
全部 お前がやったんだろ?
えっ?
(ため息)
全く成長しねえな。
まあ いい。 どっか入るぞ。
ヌボルは もう駄目だ。
なあ 平中
もう一度 俺と組んでさ…。
何 言ってんだ。
駄目にしたのはお前だろ?
違う! 若尾だよ。
あいつが無能なせいで…。
もういい! 無能なのはお前だ。
お前は
若尾の足元にも及ばねえよ。
この先の店だ。
♬~
(殴る音)
♬~
♬~
(植木の声)俺が若尾に
劣ってるはずがないんだよ。
最初から
俺の事を認めてさえいれば
こんな事には…。
(路花)それは違う!
あなたが裏切ったのよ。
仲間だった2人を。
(セミの鳴き声)
(セミの鳴き声)
いい写真ですね。
もう 全て終わりです。
なんとか
会社を守ろうとしましたが
植木のおかげで
それも もう 全部おしまいだ。
若尾さん。
3分でいいんです。
僕にお時間を頂けませんか?
ここは…。
ここで 若尾さんに
見て頂きたいものがあるんです。
これ 平中さんが亡くなった時
持っていたものです。
このプラスチックのかけらが
一体 なんなのか
なかなか解けない疑問の
一つでした。
それも そのはずです。
これは
まだ未完成だったんですから。
なので 平中さんに代わって
僕が最後まで作ってみました。
(若尾)ルアー…。
ここは 今から13年前
起業前に 珍しく弱気になっていた
平中さんを励ますために
若尾さんが誘って
一緒に釣りをしに来た場所。
そうですよね?
平中さんは 若尾さんと
もう一度
ここに来るつもりでした。
そのために
このルアーを作っていたんです。
なんで 今さら…。
10年前
平中さんが会社を去る時に
言った言葉 覚えていますか?
(平中の声)もし
ヌボルを潰すようなまねしたら
その時は覚悟しておけよ。
俺は いつでも見てるからな。
(莉緒の声)あの言葉は
あなたに向けたものではなかった。
当時 植木は
会社の金を横領していたんです。
えっ?
(植木)頼むよ! 金は
すぐ返すつもりだったんだよ。
(莉緒の声)平中さんは
返済を約束させ
見逃す代わりに
条件を出したそうです。
俺と若尾が対立したら
どんな事があっても若尾につけ。
お前が若尾を支えろ。
そして 自らが 会社から
追放されるように仕組んだ。
なんで そんな事…。
自分の力に
限界を感じていたんだと思います。
彼が会社を出ていく事にしたのは
ヌボルを成長させるため。
自分が悪役になる事は
初めから 彼自身が
仕向けていた事だったんです。
そんな…。
会社を退いたあと
平中さんは
海外で新たに事業を始めました。
でも それは うまくいかず
実業家としての道を諦めた
平中さんは
海外を旅して回りました。
その旅の道中で出会った方に
平中さんは
こんなふうに話していたそうです。
本当にすごいのは若尾なんだよ。
ヌボルが ここまで成功したのは
間違いなく あいつが
どんな時も諦めずにきたからだ。
ヌボルに問題が起こっている事を
知った 平中さんは
日本に帰ってきました。
最初は ひと言 励ますだけの
つもりだったのかもしれません。
ホテルの滞在予定も
2日だけとなっていましたし。
でも 思った以上に事態は重く
若尾さんが かつての自分と
同じ状況にある事を知った
平中さんは
若尾さんを支えようと
決意したんです。
支える?
あいつは 会社を
奪い返そうとしたんじゃ…。
彼は 滞在を延長して
かつての出資元を回っていました。
ヌボルへの援助を求めるために。
お願いします!
あいつが そんな事を…?
自分ができる事を全て終えたら
平中さんは 若尾さんと
ここで釣りをするつもりでした。
13年前 若尾さんが
平中さんにしたのと同じように。
でも 平中さんは
このルアーを
ホテルの備品のヘアブラシから
作っていたんです。
渓流用のルアーなら
今どき ネットで
簡単に買えるというのに
なぜ わざわざ
こんな事をしていたのか
それだけが
どうしても解けない疑問でした。
若尾さん そこには
お二人にしかわからない意味が
あるのではありませんか?
この場所で このルアーを使う
特別な意味が。
答えを伺おうとは思いません。
でも
このプラスチックのかけらには
平中さんの揺るぎのない
若尾さんへの信頼と友情が
込められていたんだと
僕は思います。
(平中の声)お前 それ
ただのゴミだろ。
(若尾)ハハハッ!
…と思うじゃん?
まあ 見てろって。
♬~
(若尾)よし! オーケー。
ハハッ… なっ?
ゴミになったって
もう一度 使えるんだよ。
(平中)釣れんのか? これ。
いいか? 平中。
駄目になったっていいんだよ。
もう一度 作り直せばいい。
俺たちなら
何度だって やり直せる。
そうだな。
♬~
あいつ…。
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
♬~
見てろよ… 平中。
♬~
「私たちは 生まれ変わります」か。
大変だと思いますけど
頑張ってほしいですね。
(沖田)利用者も
だいぶ戻ってきてるみたいだし。
やっぱり
ヌボルに出品してみようかな。
荷物の片付け
まだ これからですからね。
では 僕 いってきます。
(路花)えっ!?
糸村くん どこ行くの?
あっ! せっかく作ったので
試してみようと思いまして。
では。
本当 釣れるんですかね?
(路花)さあね。
(磯貝早苗)
あなたみたいな人が
娘だったらよかったのに。
(沖田)被害者は内藤明日香さん。
この嘘つき!
あなた 美希に何したのよ!?
この軍手に
見覚えはありませんか?
僕に 3分だけ
お時間を頂けませんか?
『遺留捜査』の無料見逃し配信は
ABEMA TVerで。
TELASAでは
第1話から最新話まで
全話一挙配信中。
過去の全てのシーズン
全ての『遺留捜査』スペシャルを
どうぞ お楽しみください。