遺留捜査 #9/最終章!金のチェーンが繋ぐ涙と殺意 ゲスト高橋英樹・津田寛治[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

遺留捜査 #9/最終章!金のチェーンが繋ぐ涙と殺意 ゲスト高橋英樹・津田寛治[解][字]

莉緒の後輩刑事が殺された!彼が追っていたダークウェブの組織と、5年前の通り魔事件…2つに接点はあるのか!?遺留品の「金のチェーン」を辿り見えてきたのは…巨大陰謀!?

◇番組内容
莉緒の後輩刑事・氷室翔太(崎山つばさ)が刺殺された。所持品には、金のチェーンが…一体、何に繋ぐものなのか?氷室はインサイダー情報を不正売買する組織・土竜(もぐら)を追っていた。事件前に氷室は、舞妓の葉月(森日菜美)や元警察官の岩瀬隆介(津田寛治)に会っていたことも判明。どうやら、過去の通り魔事件を調べていたようで…土竜とは何か接点があるのか!?やがて糸村らは、大病院の院長・物部泰弘(高橋英樹)に辿りつくが…!?
◇出演者
上川隆也、栗山千明、永井大、戸塚純貴、宮﨑香蓮・甲本雅裕、戸田恵子
【ゲスト】高橋英樹、津田寛治、崎山つばさ、森日菜美、日髙のり子、浜田学、渋谷謙人、水沢エレナ ほか
◇脚本
大石哲也
◇演出
長谷川康
◇音楽
吉川清之
◇主題歌
小田和正『やさしい風が吹いたら』『小さな風景』『風を待って』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】佐藤凉一(テレビ朝日)
【プロデューサー】藤崎絵三(テレビ朝日)、残間理央(テレビ朝日)、丸山真哉(東映)、谷中寿成(東映)
◇おしらせ
☆番組HP
 https://www.tv-asahi.co.jp/iryu_2022/
☆Twitter
 https://twitter.com/iryusousa_tva

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

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  20. 時間

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(鐘)

(神崎莉緒)待ちなさい!

痛えな…!

(氷室翔太)君!

(氷室)危ないから下がって。
えっ? 違う… 違うの!

(男)ああーっ!

あっ…!

うっ… あっ…!

大丈夫ですか?

(男)イテッ!
(氷室)おとなしくしなさい!

いやあ あの時は
マジで恥ずかしかったですよ。

おとり捜査やってるなんて
聞いてなかったし。

犯人 捕まえようとしたら

いきなり 「君 下がって!」だもん。
びっくりだよ。

いや あの時は
俺も必死だったんですよ。

でも 立派になったよねえ
氷室くんも。

神崎さん。
ん?

あっ…

いや なんでもないです。
すいません。

♬~

♬~

(パトカーのサイレン)

(糸村 聡)ご苦労さまです。

♬~

(沖田 悟)あれ? 糸村さん?
ご苦労さまです。

今日は一番乗り?

折よく
通勤途中だったものですから。

被害者は 京都府警
組織犯罪対策二課の刑事

氷室翔太巡査部長 32歳です。
えっ!?

信じられない…。

♬~

これ… なんのチェーンでしょう?

♬~

(沖田)解剖の結果

背中を鋭利な刃物で刺されての
出血性ショック死と判明しました。

死亡推定時刻は
昨夜の10時から12時だそうです。

(佐倉路花)それにしても

被害者が
神崎の知り合いだったとはね…。

氷室さんとは 数日前にも
会っていたんですよね?

久しぶりに ご飯食べようって
連絡があって…。

今思えば 何か相談事が
あったのかもしれません。

(路花)とりあえず
神崎と糸村くんは

昨日の氷室くんの足取りを調べて。
はい。

雨宮と沖田は彼の上司に聞き込み。
(2人)はい。

(村木 繁)イーヤーサーサー!

サッ! ピッ! チャッ!
(滝沢綾子)アーイーヤー!

もうすぐですね 沖縄旅行。

今年は
お盆返上で働きましたからね。

しっかり 心の洗濯
させてもらいまシーサー!

失礼します。 あっ 村木さん
ちょっとよろしいですか?

ノー!! 無理 無理 無理!

私 もうじき沖縄だから!

今は どんな小さな手掛かりでも
欲しいんです。

村木さん
なる早で鑑定お願いします。

…ラジャー!

糸村さん 行きましょう。
はい。

(雨宮 宏)神代課長
いらっしゃいますか?

(神代修馬)ここだ。

(神代)3カ月ほど前
企業のインサイダー情報が

不正に取引されているという
情報が寄せられた。

組織の名前は 「土竜」。

氷室は そいつらを追っていた。

(雨宮)氷室は その組織の情報を

どこまで
つかんでいたんでしょうか?

それが はっきりしなくてな…。

どんな些細な事でも構いません。

何か手掛かりになるような事って
ありませんか?

(神代)以前 捕まえた事がある

特殊詐欺グループをあたるとは
言っていたが…。

わかりました。
ありがとうございます。

氷室くんは 土竜という

ダークウェブサイトの組織を
追ってたそうです。

土竜…。

♬~

(キーボードを打つ音)

これですかね…?

やっぱり 土竜絡みの事
調べてたみたいですね。

なんか 気味悪い…。

♬~

「柚葉」と「葉月」…。

どうして 祇園の…?

♬~(三味線)

(柚葉)はい。
今日は ここまでにしよか。

(江本みどりの声)確かに
柚葉と葉月は うちの子どす。

氷室翔太という人物が
この花名刺を持っていたんですが

ご存じありませんか?

(みどり)ああ…。 おとついの晩

「つる吉」さんいう お茶屋さんに
2人を呼んではりますね。

お茶屋に2人を?

(柚葉)おかあさん お腹すいた。

お昼 何?
(葉月)何?

あ いや…
お客さん 来てはったん?

京都府警の刑事さん。
2人に聞きたい事があるそうや。

氷室さんは お座敷には1人で?

へえ。 初めてのお客さんどした。

お座敷では どんな話を?

結構 遠慮なしに
聞いてきはったな。

舞妓さんって
普段 どんな生活 送ってるの?

仕事は楽しい?
(葉月)へえ。

(葉月の声)
そうそう あと 本名とかも。

失礼ですが お二人のご本名を
伺ってもよろしいですか?

あっ 柳紗千子です。

小畠鈴乃です。

土竜という人たちの事は…?

もぐら?

フフッ…
それ どういう人らなんどす?

じゃあ 株の話とかは?

刑事さん
なんや見当違いしてはりません?

この子 来週
芸妓に襟替えなんどす。

株なんかやってる暇あらしまへん。

そうですか…。

では これに
見覚えはありませんか?

(柚葉)さあ…。 見覚えおへん。
なあ?

へえ…。

他に 何か覚えてる事
ありませんか?

あっ その方…。

お酒は
お召しにならはらへんのどすか?

うん。 このあと
人と会うつもりなんでね。

その相手 誰だか わかります?

さあ… そこまでは…。

あっ そやけど

帰らはる時 お店の人に
タクシー呼んでもろてはりました。

タクシーで帰ったんですね?
へえ。

神崎さん

氷室さんの遺留品の中に
タクシーの領収書 あります。

行きましょう。
どうもありがとうございました。

ありがとうございました。
お邪魔致しました。

(雨宮)コラッ!

(雨宮)待て コラッ!

コラッ…!

(雨宮)おい!

(比嘉直人)ああっ… 待って!
殺さないで!

はあ? 何 言ってんだ? お前。

だって あんたたち
俺を殺そうと…。

こんな上品な顔した殺し屋が
どこにいるよ!

(雨宮)なんで
命 狙われると思った?

お前 氷室に何したんだ? ああ?

(大盛)ああ この方…。

(大盛)確かに おとといの夜
うちの岩瀬を訪ねてきましたよ。

こちらにお勤めの方ですか?
ええ。

あっ どうも。

でも 元々は
あなた方と同じ 警察官です。

(岩瀬隆介)お疲れさまです。
(大盛)ああ 彼です。

岩瀬さん!

ちょっと。

♬~

(岩瀬)氷室の件ですよね?

今朝 遺体で発見された事は
ご存じですか?

ええ ニュースで見ました。

おとといの夜
彼 こちらに来たそうですね。

ええ。
用件は なんだったんですか?

まあ 用件ってほどの事じゃ
なかったけど…

久しぶりに顔が見たくて来た
って言ってました。

夜の11時
しかも 勤務先にですか?

昔から
常識のない奴だったんですよ。

彼から 何か 捜査上の事で
話を聞いていませんか?

いや いくら私が
元同僚だからって

捜査情報を外に
漏らすようなまねはしませんよ。

氷室さんとは どちらで
ご一緒だったんでしょうか?

あいつの初めての配属先が
うちの所轄だったんです。

(岩瀬)よ~し 完璧。
(氷室)ありがとうございます。

(岩瀬の声)で その時 私が
教育係を任されまして。

(糸村の声)そうだったんですね。

ところで これ 氷室さんが
持っていたものなんですが

見覚えありませんか?

いや… 見た事ないですね。

そうですか…。

もういいっすか?

氷室さん 俺が株で大儲けした話を
聞いたからって 連絡があってさ。

土竜から
インサイダー情報 買ったのか?

うん…。 氷室さんにも
そう正直に話した。

俺 昔から
面倒ばっかりかけてるから

頭 上がんないし。

(沖田)土竜は
会員制のオンラインサロンで

インサイダー情報を
オークションに

かけてるんですよね?
(比嘉の声)ああ。

この話 したら 氷室さん

一緒にオークションに参加させろ
って。

「今日のネタは
大手建設会社の粉飾決算です」

「用意… スタート」

「今回 粉飾決算を落札したのは
@30さん」

(氷室)ん? あのタトゥー…。

(雨宮の声)そいつが氷室の
知り合いだったっていうのか?

(比嘉)多分…。

♬~

(携帯電話の振動音)

(携帯電話の振動音)

(雨宮の声)
氷室が過去に逮捕したという

特殊詐欺犯を調べたところ

右の手首にタトゥーのある女が
いました。

諸橋葵という この女です。

すぐに この子を捜して。
(雨宮)はい。

それと これ。

氷室くんのパソコンを
調べていたら

最近 頻繁に

5年前の通り魔事件の捜査資料を
閲覧してた。

5年前の事件をですか?
(路花)うん。

犯人は 当時 大学生の沢村直哉。

(沢村直哉)どいてくれ!
(女性の悲鳴)

(莉緒の声)犯人は 逃走中
子供をかばった女性を切りつけ

被害に遭った女性は
出血多量で死亡。

事件から半年後 沢村は
桂川沿いで発生した

段ボールハウスの
不審火の現場から 焼死体で発見。

(沖田の声)現場近くで
沢村の免許証が発見され

焼死体の解剖を行ったところ

歯の治療痕と血液のDNAが
沢村のものと一致か。

ホームレスになって
身を隠してたって事か。

神崎さん。
はい。

被害者には
1人 娘さんがいたんですが

供述調書に記されている名前
見てください。

「小畠鈴乃」!?

おとといの夜
氷室さんがお茶屋に呼んだ舞妓

葉月さんの本名と同じです。
(路花)えっ?

今回の氷室くんの事件と
5年前の通り魔事件

接点があるって事?

♬~

今日は
5年前の通り魔事件について

話を聞きたくて…。

亡くなられた被害者の娘
鈴乃さんって

あなただったのね?

(風鈴)

あの日は うちの誕生日で
母と待ち合わせしてたんどす。

なのに あの事件で…。

(女性の悲鳴)

(切りつける音)
(沢村)ああっ…!

そう…。

あの人がいけないんです。
あの人?

岩瀬っていう警察官です。

あの人が
犯人を逃がしたりしなかったら

母は死なずに済んだんです!

(人々の悲鳴)

(岩瀬)離れて…! 離れて!

(沢村)どけ!
(切りつける音)

(人々の悲鳴)

♬~

(鈴乃)嫌ーっ!!

(岩瀬)私の失態で…

お母様を
事件に巻き込んでしまいました…。

本当に申し訳ありませんでした!

♬~

(鈴乃)人殺し…。

(鈴乃)
なんで 犯人 逃がしたのよ!

なんで 捕まえてくれなかったの!?

あなた 警察官なんでしょ?

(鈴乃)なんでよ!

申し訳ありませんでした…。

あの人が顔を見せたんは
その時だけでした。

うち あの人だけは
絶対 許しまへん!

鈴乃さん…。

この前 氷室くんから

その通り魔事件について
何か聞かれなかった?

いえ…。

じゃあ 岩瀬さんについては?

そう…。
(携帯電話の振動音)

神崎さん 僕 先に失礼しますね。

えっ? あっ ちょっと…
糸村さん!

あっ 女将さん。

また お邪魔させてもらってます。
ごゆっくり。

♬~

♬~ (真矢)デンタルリンスで
ケアしたいこといっぱい!

私は 贅沢な香りもほしい

だから ケアも香りも

ぜーんぶ お願い!

《8つの機能をひとつに》
♬~ ハグキプラス

《「プレミアム デンタルリンス」》
贅沢な香り~

氷室さんの持っていた
金のチェーンは

懐中時計のものでした。
(指を鳴らす音)

懐中時計?

10年前 京都の時計メーカーが
創業記念にと

金箔会社とコラボして
作ったものでした。

しかも 50個だけの限定品。

販売価格は なんと 50万円!
つまり このチェーンは 元々

懐中時計とセットだった
という事ですか?

しょうゆう事。
では なぜ 氷室さんは

このチェーンだけを
持っていたんでしょう?

懐中時計は どこに…?
(指を鳴らす音)

それはさ
あんたの仕事でしょうが!

はい これ。
時計を買った顧客リスト。

ああ~ わざわざ。
ありがとうございます。

糸村さん
ちょっと言っときますけどね…。

(足を踏み鳴らす音)
…ん? ん? ん?

♬~「明日の夜には沖縄です」

♬~「ああ もう これ以上」

♬~「余計な仕事は
押しつけないでYO YO」

♬~「YO YO YO!」
わかってます。

あっ 何かあったら
必ず連絡しますね。

だから するなっつうのYO!

(沖田)こんにちは。
(店員)いらっしゃいませ。

(沖田)店長さん
いらっしゃいますか?

(店員)少々お待ちください。

(雨宮)おい!

おいおいおい!
ほら 待って 待って 待って…!

止まって! おい!

諸橋葵さんだね?
署まで ご同行願います。

(呼び出し音)

神崎です。 岩瀬さん
しばらく休みを取っています。

それで連絡つかなかったんだ…。

時々 まとまった休みを取って

桂川 河川敷の事件の事を
調べていたようです。

(路花の声)じゃあ 沢村の事を…?

(莉緒の声)「恐らく…」

警察を辞めたのも

自分の時間が持てないからだって
言ってたそうです。

岩瀬さんが警備会社で
働きだしたのは いつ頃?

5年ほど前です。

うん…。

通り魔事件の直後ね。
はい。

♬~

(氷室の声)本当にいいんですか?

今さら そんな話 したって

許してもらえるわけないだろ。

♬~

(鵜飼)ああ これ…
昔 買ったやつです。

今でも
持っていらっしゃいますか?

(鵜飼)しばらくは
持ってたんだけどね

手放したんだよ。

手放した? いつ頃ですか?

5年ぐらい前かな。

5年前…。

あなたのスマホに

氷室くんからの着信履歴が
何度もあった。

あなたが 「土竜」という連絡先で
登録している人物からもね。

残念ながら その所有者までは
洗い出せなかったけど。

氷室くんを殺したのは
あなたなの?

(諸橋 葵)
違います! 私が そんな事…!

(路花)「あなた
土竜の仲間だったんでしょ?」

それを 氷室くんに気づかれた。

「決算を落札したのは @30さん」

(氷室)ん? あのタトゥー…。

(路花)
そして その事を追及されて…。

私が氷室さんを殺すはずない!

(雨宮)それじゃあ
土竜と共謀して殺したのか?

確かに 私
氷室さんに呼び出されて…。

でも その時 全部正直に話したの。
土竜の事も全部!

「諸橋葵だな」

「金になる仕事がある」

(葵の声)なぜか 私の事も
全部 調べられてて

すごく怖かった。

でも その頃
本当にお金がなくて…。

(葵の声)目隠しされて
アジトまで連れていかれて

そこで オークションの進行表と
仮面を渡されて…。

(葵)「ただ今をもちまして

オークションのほうを
終了させて頂きます」

(葵の声)
オークションが終わったら

また 元の場所に
連れていかれて…。

きっと 私みたいな人が
何人もいるんだと思う。

(路花)話を聞いた氷室くんは
どうしたの?

(葵)また呼ばれたら もう一回だけ
オークションに参加しろって。

俺が土竜を尾行するから
って言われて…。

♬~

(路花)氷室くんは
土竜のアジトをつかんでたのね?

(葵)はい。 多分…。

じゃあ 聞くけど
事件の日の夜10時から12時の間

どこにいた?

ずっと
ネットカフェにいました…。

(葵)「ううっ… ごめんなさい…」

私が あんな事しなきゃ
氷室さんは…。

(すすり泣き)

もしかして
氷室くんの事 好きだったの?

(葵)氷室さん…

好きな人がいるんです。

(氷室)その人
ちょっと年上なんだけどさ

いっつも
仕事に 真っすぐ向き合ってて…。

でも 俺は いつまでも
弟扱いされてるんだよな…。

♬~

(下田春樹)この懐中時計

ある女の人が
えらく気に入ってね。

その時 このチェーンが
外れるって話 したら

そちらは 自分に
プレゼントさせてほしいって

連れの男が言ってさ。

その2人は いわゆる
カップルだったんですか?

そうそう。

ちなみに その男性は

この方でしたか?

いや… 違うなあ。

そのお二人の名前とか特徴とか

何か
覚えていらっしゃいませんか?

女の人のほうなら あんたら
調べればわかると思うよ。

はっ?

2人が懐中時計を買って
何日かして

この近くの公園で
通り魔事件が起こってね。

(切りつける音)
(沢村)ああっ…!

(下田の声)そういえば…

いつだったっけな?

何日か前 男のほうも
この近くで見かけたよ。

花を持って歩いてた。

花…?

♬~

♬~

氷室くんが思っていた女性って
多分 神崎の事だよね。

どうなんでしょう…。

こんな時ぐらい
素直になりなさいよ。

正直 全然 気づきませんでした。

ハハッ…
本当 鈍感にも程がありますよね。

ああ… 悔しいな…。

もう二度と会えないと思うと
余計に悔しいです。

泣くのは まだ早い。

あんたが犯人を捕まえて
氷室くんに報告するの。

…はい。

(ドアの開く音)
(雨宮)佐倉さん。

諸橋葵
アリバイの裏 取れました。

犯行時刻には
ネットカフェにいた事が

防犯カメラで確認できました。

よし! じゃあ 仕切り直そう。

諸橋葵の供述から推測して

氷室くんを殺した犯人は
土竜とみて 間違いないと思う。

土竜は
明日の9時 オンラインサロンで

オークションを開くと
予告している。

それまでに
そのアジトを特定する。

えっ? でも どうやってですか?
(沖田)そうですよ。 諸橋葵は

アジトがどこか わからない
って言ってたんですよ。

でも 彼女は
そのアジトに 2度 行ってる。

スマホのGPS履歴だ!
(路花)そう!

(村木)じゃあ 今日は お先に。

お疲れさまです。
沖縄旅行 楽しんでくださいね。

シーサー!
(ドアの開く音)

ああ 間に合った!
村木さん ちょっと

確認してもらいたいものが
あるんです。

(村木)あのさ… さっき

リズムにのせて お伝えしたよね?

明日から 沖縄でバカンスだって!
飛行機の時間 何時ですか?

明日の12時発ですが…。
よかった。

うまく使えば
時間は常に十分にある。

…って 誰かが言ってました。

まだ15時間もあります。
やらんぞ!

旅行ってね
行く前が 一番 楽シーサー。

あんたに
その時間を奪う権利はない!

神崎さん がっかりしますね。

大切な後輩 亡くして
今も必死に捜査してるのに…。

なんですか?

やりゃあいいんだろ! クソッ…!

滝沢さん 諸橋葵のスマホの
GPS履歴 大至急 調べて!

えっ… 今からですか?
そう。 明日の朝までに。

♬~

♬~

…あった!

土竜のアジトと思われる
GPSの位置は ここです!

ありがとう。
私のスマホにデータ送って。

はい…。

糸村さんも
あとで来てくださいね。

はい。

ああ… シャワー浴びたい…!

村木さん
ちょっと止めてください!

あっ… は… はい!

別アングルで

この男性の顔がわかる映像
ありませんか?

♬~

(村木)ありました。

アップにして
画像処理お願いします。

♬~

この人…!

5年前に事件が起きた日だ…。

♬~

9時1分
オークション始まります。

突入します。

(神代)了解。

♬~

(雨宮)おい… 誰もいないぞ。

ええ…。

(神代)おい 土竜はどこだ?

お前たち ガセネタ
つかまされたんじゃないのか!?

そんなはず…!

(携帯電話の振動音)

土竜のオークション
予定時間になっても始まらない。

そっちは どうなってるの?

アジトは もぬけの殻です。

まさか
私たちの行動が読まれてた…?

この雨宮さんのパソコンに

バックドアが仕掛けられてました。

(路花)じゃあ 私たちの会話が
盗聴されてたって事…!?

恐らく。 外部からの侵入は
考えにくいですし

内部の人間の犯行だと思います。

念のため 特対のパソコン

全部チェックしますね。
(路花)お願い…!

神崎です。

アジトになっている このビルの
所有者が判明しました。

物部総合病院の院長
物部泰弘さんです。

物部総合病院?

ええ。 今から 話を聞いてきます。

♬~

物部…。

♬~

(物部泰弘)香奈ちゃん
顔色 だいぶ良くなったね。

(香奈)うん! ありがとう。
(物部)ハハハハ…。

♬~

(氷室)岩瀬さん…。

土竜を突き止めました。

岩瀬さん やはり こちらでしたか。

ああ… 糸村さんでしたっけ?

お休みを取っていると
伺ったものですから

こちらではないかと思いまして。

少し お時間よろしいですか?

すいません
ちょっと 用があるもので…。

いろいろと
わかった事があるんです。

3分だけ
僕に お時間を頂けませんか?

亡くなった氷室さんが持っていた
このチェーンは 元々

岩瀬さんのものだったそうですね。

調べたんですか?

はい。 5年前 岩瀬さんは

本来 懐中時計とセットだった
このチェーンを

小畠妙子さんと分け合って
購入なさいました。

娘の鈴乃さんに

2人からのプレゼントとして
贈るために。

ところが
沢村直哉が通り魔事件を起こし

小畠妙子さんは
その犠牲になってしまった。

私たちは 当時 付き合ってました。

(小畠妙子)これにしよう!

鈴乃ね 舞妓になるのが夢なの。

ああ そっか。
舞妓さんは腕時計しないもんな。

(下田)それ いいですよ。

このチェーンも
取り外しできるんですよ。

へえ~。
(下田)よかったら どうぞ。

あっ いいですか? どれ…。

(岩瀬)あっ 本当だ。

妙子さん このチェーンのほうはさ
俺にプレゼントさせてよ。

鈴乃ちゃんに認めてもらった上で
結婚しようと思って…。

それで あの日 初めて

鈴乃ちゃんに
会う予定だったんです。

それが あんな事になって…。

(風船が割れる音)

(風船が割れる音)

(沢村)うっ うっ… ああっ…!

♬~

どけよ!
(人々の悲鳴)

どけ! おい!

どけ! どけ!

(人々の悲鳴)

♬~

(岩瀬)離れて…!
離れてください! 離れて!

(沢村)どけ!
(切りつける音)

(人々の悲鳴)

(沢村)どいてくれ!

♬~

(切りつける音)

妙子…!?

(岩瀬)救急車!
誰か 救急車 呼んでくれ!

大丈夫か!?

(女性の悲鳴)

すぐ戻るからな。

(鈴乃)嫌ーっ!!

(鈴乃)お母さん!

(岩瀬の声)私は

犯人を取り押さえる事が
できなかったんです。

そのせいで
大事なものを全部なくして

鈴乃ちゃんから 大切なお母さんを
奪ってしまいました。

(岩瀬の声)私には もう

そのチェーンを
彼女に渡す資格なんかないんです。

だから 氷室に託したんです。

(岩瀬)頼むわ。

(氷室)本当にいいんですか?
(岩瀬)いいんだよ。

鈴乃ちゃんな
もうすぐ 芸妓に襟替えするんだ。

だから その前に それ
渡してもらおうと思ってな。

(氷室)そうじゃなくて…。

(糸村の声)氷室さんには

鈴乃さんにチェーンを渡す機会が
ありました。

なのに チェーンを渡さぬまま

氷室さんは 何者かの手によって
殺害されてしまいました。

岩瀬さんもご存じのとおり

舞妓を志した未成年の子が
置屋さんに置いてもらうためには

親御さんの同意が必要です。

事件によって母親を失った
鈴乃さんには無理な話で

置屋さんにも 一度 断られてます。

女将さんからも話を伺いました。

鈴乃さんの夢をかなえるために

女将さんに頭を下げて
頼み込んだのは

岩瀬さんだったそうですね。

(岩瀬の声)私は 訳あって

後見人を名乗る事はできません。

ですが どうしても 彼女の…

鈴乃さんの夢を
かなえてあげたいんです。

ですから
これを後見人代わりだと思って

鈴乃さんを
受け入れて頂けませんか?

お願いします!

このいきさつを
氷室さんにもお話ししたと

女将さんは言っていました。

鈴乃さんに対する
岩瀬さんの献身も後悔も

夢に向かって真っすぐ生きている
鈴乃さんの姿も

全てを知った上で

このチェーンは やはり

岩瀬さんから
鈴乃さんに渡すべきだと

氷室さんは
そう思ったんじゃないでしょうか。

確かに… 確かに 氷室は
そう思ったのかもしれません。

でも 俺は… 俺には もう…。

岩瀬さん…。

殺された氷室のためにも

やらなきゃいけない事が
あるんです。

ですから…

お願いですから もう これ以上
邪魔はしないでください。

お願いします。

それは どういう意味ですか?

この事件
まだ片が付いてませんから…。

♬~

♬~

♬~

♬~

(物部)警察が なんのご用です?

実は 物部さんが所有する建物が

インサイダー情報の不正取引の
配信元になっていました。

木屋町のですか?
はい。

ご存じありませんでしたか?

分院を開く予定だったが
しばらく放置していてね。

では あそこを
無断で使用した人間に

心当たりは?
いや 残念ながら ありません。

ご家族か ご家族のお知り合いが
使ってたりは…?

妻は 10年前に亡くなりました。
子供もいません。

そうですか…。

それにしても 誰が…?

何かわかったら 教えてください。

はい。 わかり次第
また伺わせてもらいます。

(ドアの開閉音)

♬~

用心しろと言ったのに…。

♬~

♬~

(足音)

お前が土竜だったのか…。

♬~

(パトカーのサイレン)

♬~

岩瀬さん なんで こんな所で…!?

♬~

♬~

これは… 折り鶴?

(物部)あと もう少しだ。
そうすれば 全てが終わる。

(岩瀬)なんで あいつを殺した!?

(物部)私が そんな事
知るわけないだろ。

(沢村)
もう少しだけ 待ってください!

(物部)
ここが 俺たちの終焉の場だ。

糸村さん…!
それが 最後のメッセージです。

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