競争の番人 #07【ランキング操作が発覚!?ファッション通販サイトの不正】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
競争の番人 #07【ランキング操作が発覚!?ファッション通販サイトの不正】[字][解][デ]
[ランキング操作が発覚!?]ファッション通販サイトの不正に挑め!!そして、小勝負が公取にこだわる理由とは!?
番組内容
白熊楓(杏)は風見慎一(大倉孝二)から1人で調査案件を担当してみないかと聞かれる。小勝負勉(坂口健太郎)は第一審査局の応援要請で建設会社の談合案件の手伝いに行っていた。不安げな白熊に、風見は小勝負が「白熊さんにはまだ早い」と言っていたと話す。すると白熊は、この案件を無事に解決して小勝負を見返してやると意気込む。
調査案件は大手通販サイト『三ツ星マーケット』の自社オリジナルブランド『アンカレント』
番組内容2
の再販売価格維持。再販売価格維持とはメーカーやブランドが販売店に対して指定した価格で売るように圧力をかける事だ。販売店は自社で値段がつけられないため競争が阻害される。風見は『三ツ星マーケット』社長の山辺純次(姜暢雄)かブランド事業部長の黒崎美佐子(雛形あきこ)の指示だろうと白熊に話す。
白熊が風見とネット通販会社を回ると美佐子の名で値引きを禁止するメールが届いていた。白熊は許可を取って
番組内容3
『三ツ星マーケット』に立入検査を行う。すると、美佐子はメールの差し出しなどを認め、山辺も調査に協力的。白熊は立入検査を打ち切り、美佐子たちに期日までの書類提出を求める。しかし『三ツ星マーケット』には再販売価格維持以外に隠していることがあった。
出演者
坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎 / 小日向文世 / 黒羽麻璃央、大西礼芳、石川萌香 / 寺島しのぶ 他
スタッフ
【原作】
新川帆立『競争の番人』(講談社)【脚本】
丑尾健太郎、神田優、蓼内健太【音楽】
山田豊【プロデュース】
野田悠介【演出】
相沢秀幸、森脇智延【制作・著作】
フジテレビ
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/kyosonobannin/
【公式Twitter】
https://twitter.com/kyoso_fujitv
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/kyoso_fujitv/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
テキストマイニング結果
ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20
- uncurrent
- 三ツ星マーケット
- 白熊
- 風見
- ブランド
- 美佐子
- 山辺
- 商品
- 証拠
- 黒崎
- ホント
- 立入検査
- 案件
- 小勝負君
- 調査
- お疲れさ
- ドア
- 館山
- 頑張
- 人気商品ランキング
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?
全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから →
民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」
他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。
(白熊)[どうして
うまくいかないんだろう?]
[私は そう思っていた]
[今の自分 なりたい自分]
[ただ一つ
はっきりしていたのは…]
(ボールを打つ音)
[いつか 刑事に戻りたい
ということだった]
え~!
ハァ…。
おっとっと…。
情報管理室 出してきました。
ありがとう。
じゃあ
新しい案件の説明をしようかな。
はい… えっ?
私だけですか?
うん。
小勝負君は
ダイイチからの応援要請で
建設会社の談合案件の調査を
手伝いに行ってて
桃園さんと六角君は
不当廉売の案件を
調査することになったんだ。
そうなんですね。
そうそうそう。
だから これ
白熊さん 担当してみない?
あっ はい。
あれっ? 何か 嫌?
いやいや 嫌じゃないですけど
あの… 私 1人ですか?
あ~ やっぱ そうか。
やっぱ まだね
1人だと ちょっと不安か。
えっ?
いやいや いやいや あの~。
喜ぶと思ったんだよ。
あの~ ほら。
小勝負君 いないからね。
だから 1人で 全部 自由に動ける
チャンスかなって思ったんだけどね。
白熊さんには まだ早い。
なんてね
小勝負君は 言ったんだけども
僕はね 僕は
いや そんなことない。
やります!
無事に解決して
小勝負さんのこと
見返してみせます。
じゃあ やってみようか。
はい。
(風見)業界最大手の通販サイト
三ツ星マーケットは
知ってるよね?
はい。 よく利用してます。
うん。 そこのオリジナルファッションブランドが
再販売価格維持に当たる行為を
してると
取引先から
タレコミがあったんだ。
再販売価格維持?
(風見)メーカーや ブランドが
販売店に対して
指定した価格で売るように
圧力をかけることだな。
それって 何が問題なんですか?
(風見)販売店による値引きが
できなくなるから
消費者は 価格によって
お店を選べなくなる。
だから 安く買えるはずの商品を
高く買うはめになる。
まあ おそらく
この 社長の山辺 純次か
ブランド事業部 部長の 黒崎 美佐子の
指示によるものだろうな。
三ツ星マーケットの
オリジナルブランドというと…。
あっ これこれ これこれ。
uncurrentですよね。
知ってる?
知ってますよ。
当然じゃないですか…。
えっ 知らないんですか?
もちろん し… 知ってる。
うちの通販サイトで
uncurrentの商品を
割引して販売していたところ
三ツ星マーケットさんから
値下げは しないようにと
通達がありまして。
(風見)それで われわれに
連絡を頂いたということですね。
(担当者)はい。
何か証拠になるようなものは
残っていませんか?
これは どうですか?
これは 圧力をかけた証拠に
なりそうですね。
(風見)そうだね。 うん。
このメールは
じゅうぶん証拠になるよ。
あとは 帰って 証拠を精査して
立入検査ってとこかな。
uncurrentを販売している
通販サイトは
他にも たくさん あります。
念のため
話を聞いておきませんか?
そうだね。
じゃあ 行きましょう。
やはり
こちらにも届いてましたか。
まさか 公正取引委員会が
動いてくれるなんて
思いませんでした。
三ツ星マーケットさんには
困ってたんです。
あの… このようなメールは
いつごろから
来るようになりましたか?
(担当者)ちょっと確認いたします。
はい。
あと 取り扱っている
商品のカタログと
取引先の名簿…。
じゃあ 今日は
これぐらいにしとこうかね。
はい。
≪すいません。
あの…
公正取引委員会の方ですか?
あっ はい。
(留美)私 ONE SEWINGの
館山と申します。
あぁ… どうも。
(留美)三ツ星マーケットについて
調べてるんですよね?
すいません。
詳しいことについては
お話しできないことになってて。
(留美)そうですよね。
あの…
どうか よろしくお願いします。
えっ… えっ?
もし 公正取引委員会が
三ツ星マーケットの不正を
暴いてくれたら
私たちの商品も
もっと 皆さんに
選んでもらえるようになると
思うんです。
うちは アパレル会社なんですが
オリジナルのブランドも手掛けていて。
これ うちの商品です。
すてきですね。
面白いデザインですね。
ホントに分かってるんですか?
うちは
オンリーワンを売りにしていて
同じ商品でも 模様が
それぞれ 微妙に違っていて
まったく一緒ってものが
一つもないんです。
えっ じゃあ
一点ものってことですか?
はい。
(風見)へぇ~。
さ… 3万円!?
キャップ!
値段が 少し高めなのは
分かってます。
でも 着てもらえれば きっと
よさが伝わるはずなんです。
ネット通販は
ブランド数も多いですから
このままの売り上げだと
会社からは撤退だと言われていて。
撤退。
≪(ドアの開く音)
(風見)お疲れさん。
お疲れさまです。
委員会から
立入検査の許可 下りたよ。
ホントですか。 よかったです。
あちこち
証拠 集めたかいがあったね。
はい。 あっ それから
立入検査の計画書
準備できてます。
おっ!
それから DFTに連絡ですよね。
分かってきたじゃないの。 えっ?
三ツ星マーケット?
あっ はい。
館山さんのブランド
どうかなと思って。
うーん。 で?
大変そうです。
やっぱ 値段?
いや というより
見てください これ。
こーんなに
下の方なんですよ。
これじゃあ 目立たないですよ。
上の方は
ほとんど uncurrentなの?
そうなんですよ。 ほら。
≪(ドアの開く音)
≪(緑川)失礼します。
お疲れさまです。
あれっ? 小勝負君 いませんか?
(風見)うん。 まだ戻ってないけど。
ハァ… もう
どこ行っちゃったんだろう。
(風見)そっか。
緑川さんも ダイイチの談合の件
手伝ってんだっけ。
(緑川)はい。
検察にある過去の談合の資料
集めてるんです。
1人で
案件を担当してるんですよね?
あっ はい。
頑張ってね。
えっ?
(ドアの開閉音)
何か 機嫌いいですよね。
え~っ!?
今 気付かなかった?
緑川さんさ
小勝負君のことが 好きなんだよ。
えっ!?
だから
白熊さんと小勝負君が離れたから
うれしいのよ。
いや え~… そうなんですか?
絶対そうでしょ!
鈍感だね。 まあ~。
審査官たるもの
人の感情を見抜けないとね。
皆さん
いったん業務を止めてください。
われわれは
公正取引委員会です。
これより
立入検査をさせていただきます。
黒崎さんのデスクは
どちらですか?
ちょっと待ってください。
立入検査って
うちが何をしたっていうんですか。
uncurrentの商品を
販売している会社に対して
値下げをしないように
圧力をかけている疑いがあります。
このような取引は
独占禁止法違反となります。
(山辺)黒崎さん 何か知ってる?
こちらのメール
見覚えは ありますか?
はい。
あなたが送ったもので
間違いないですか?
間違いありません。
どうして このようなことを?
それは…。
ブランドのイメージを守りたい
という思いが強すぎて
勇み足に
なってしまったんでしょう。
そうなんですか?
はい。
二度と
このようなことは させません。
もちろん
関係各社に謝罪もいたします。
ですから 今回のことは
大ごとには
しないでいただけませんか。
どうか お願いします。
反省していて
調査にも協力的ですし
これ以上の立入検査は
必要ないんじゃないですか?
まあ 悪質ではなさそうだしね。
じゃあ みんなに伝えてくる。
はい。
資料提出に ご協力いただける
とのことでしたので
立入検査は これで終了します。
本当に申し訳ありませんでした。
期日までに
こちらの書類を提出してください。
分かりました。
それも uncurrentですか?
ええ そうです。
とっても すてきですね。
ありがとうございます。
(山辺)さっきは 悪かったな。
責任を押し付けちゃって。
ううん。
でも 今後 他社の通販サイトは
uncurrentの割引やセールを
言ってくると思うけど。
行政処分で 三ツ星マーケットの
イメージが落ちたとしても
業界最大手の事実は 変わらない。
大事なのは uncurrentが
人気ブランドであり続けることだ。
人気というだけで
人は買うんだから。
どうした?
私たちのやってることって
正しいんだよね?
当たり前だ。
一緒に uncurrentを
日本一のブランドにするって
約束しただろ?
そうね。
(徹也)そっか。
仕事 うまくいってるんだ。
よかったじゃん。
うん。
(徹也)実はさ…。
うん。
(徹也)俺も いいことがあって。
えっ?
昇進が決まったんだ。
ってことは 警部?
そう。
すごいじゃない!
はいはい はいはい。
楓が飛ばされる
きっかけになった事件も
もう1回 ちゃんと調べて
できるだけ早く こっちに
戻れるようにしてやるから。
それでさ…。
色々 落ち着いたらで
いいんだけど
ちゃんと進めないか?
結婚の話。
あっ そうだね。
(徹也)うん。
お疲れさまです。
三ツ星マーケットから
改善措置の報告書 届いたよ。
各社への謝罪も済んだって。
じゃあ あとは
行政処分だけですね。
いや~ こんなに
スムーズにいくとはねぇ。
お見事 白熊さん。
ありがとうございます。
じゃあ 次は 桃園さんたちの案件を
お願いしようかな。
あっちも大変みたいだし。
分かりました。
お疲れさまです。
お疲れさまです。
また 調査対象者に
肩入れしちゃったらしいじゃ
ないですか。
えっ?
立入検査 現場で中止したって
聞きましたよ。
そんなことありません。
本当に反省してたし
悪質な感じは しませんでした。
それが 肩入れしてる
ってことじゃないですか。
担当は 私です。
小勝負さんは 黙っててください。
まあまあまあ…。
無事 解決したんだからね。
とにかく 表面的なものに
とらわれちゃ駄目ですよ。
例えば こういうの見て
みんな 買うじゃないですか。
でも 実は 選んでるようで
選ばされてたりするんですよ。
私は ちゃんと選んでます。
ホントですか~?
じゃあ ダイイチ戻りまーす。
はい。
☎
はい ダイロクです。
あっ 分かりました。
はい。
(受話器を置く音)
白熊さん お客さん。
えっ?
三ツ星マーケットは
人気商品ランキングを
操作してる可能性があるんです。
(留美)トップス パンツ アクセサリー バッグ
どの商品も
必ず uncurrentが上位に入ります。
でも それは…。
他のブランドが どれだけ頑張って
いい商品を作っても
絶対に上位には入らないんです。
明らかに おかしいんです。
あっ… 証拠は?
ありません。
でも 不正があるのは
間違いないと思います。
このランキングのせいで
一生懸命 作っても
手に取ってもらえないんです。
お願いします。 助けてください。
(守里)
人気商品ランキングの操作ですか。
そんなこと可能なんですか?
(守里)できますよ。
売れ筋ランキングとか検索順位って
アルゴリズムで決められるので
それを操作することで
より消費者にアピールするランキングに
組み替えられるんです。
ランキングって
公平じゃないこともあるんです。
え~ 無理だよ。
ランキング操作によって
他のブランドが 不当に
排除されてる疑いがあるんです。
うーん…。
デジタル分野の案件は 公取でも
前例が ほとんどないんだよ。
競合ブランドの証言だけじゃ
ちょっと動けないよ。
今 思えば
三ツ星マーケットの態度は
素直すぎたと思うんですよ。
えっ?
再販売価格維持を
あっさり認めたのも
私たちの目を
ランキング操作から
背けるためだったんじゃ
ないですか?
《二度と
このようなことは させません》
《もちろん
関係各社に謝罪もいたします》
《ですから 今回のことは
大ごとには
しないでいただけませんか》
いや でも それは… いない。
白熊さん?
人気商品ランキングですか?
はい。
これまでに 何か不審なことは
ありませんでしたか?
あ~ 確か…。
詳しく教えていただけますか?
売り上げがいい商品でも
人気商品ランキングで
上位に入ったことは
一度もありません。
やっぱり。
でも
証拠となるようなものは 何も。
♬~
♬~
頑張ってんじゃん。
桃園さん!
また面倒な案件に
当たっちゃったわね。
なかなか 証拠が見つからなくて。
デジタル分野は 厄介だからね。
どうしたらいいですか?
そんなの決まってるじゃない。
ブツ読みよ。
ですよね~。
分かりやすい証拠じゃなくても
取っ掛かりになるようなものは
必ず この中にあるから
それが見つかるまで
何回だって ブツ読みするのよ。
だって 私たちには
それしかないでしょ。
そうですね。
あっ 目がシパシパしたら
これ使って。
ありがとうございます。
じゃあ お先に。
お疲れさまです。
♬~
♬~
♬~
(担当者)
どうも お待たせしました。
ブランド事業部の館山 留美さんに
お話を伺いたいんですが。
館山は 退職しました。
えっ?
担当していたブランドの撤退が
決まりましたので それで。
あっ そんな…。
もしもし 館山さんですか?
公正取引委員会の白熊です。
人生って うまくいかないですね。
言いましたっけ?
私 もともと uncurrentに憧れて
この世界に入ったんです。
ずっと uncurrentの背中を
追い掛けてきました。
今 考えると 皮肉な話ですよね。
これから どうするつもりですか?
分かりません。
まだ 気持ちの整理が
つかないんです。
♬~
(風見)お疲れさま。
♬~
《また 調査対象者に
肩入れしちゃったらしいじゃ
ないですか》
《表面的なものに
とらわれちゃ駄目ですよ》
《実は 選んでるようで
選ばされてたりするんですよ》
(風見)白熊さん。
たまには どう?
えっ?
私のせいです。
あのとき ちゃんと
立入検査をしていれば…。
小勝負さんだったら
こんなことには
なってなかったと思うんです。
(風見)いや 小勝負君だって
気付けたかどうか分かんないよ。
でも…。
私 この仕事
向いてないんですかね。
警察でも ミスして
公取でも 失敗して…。
いや~
私 ホント 何やってんだろ。
いや 白熊さんはさ
白熊さんらしく
頑張ればいいんだよ。
私らしくって 何ですか?
えっ?
真っすぐ突き進む。
以上。
もう 色々 考えないでさ
いつもみたいに 突っ走れ。
何かあったら
責任は 僕が取るから。
キャップ…。
その真っすぐさが
あればなぁ 僕にも。
僕なんかさ
周りばっかり
気にしちゃってさ…。
いつも 人の顔色 うかがって…。
上からも下からも
色々 言われてさ…。
ホント情けないよ。
そんなことないですよ。
みんな 頼りにしてます。
ホントに?
はい。
ホントに?
ホント。
ホント…。
《勉》
《この国は
ブレーキの壊れた列車
みたいなもんなんだ》
(編集者)プロデュースする上で
心掛けていることは
どんなことですか?
(美佐子)おしゃれというのは
人を幸せにしますよね。
こっちにしましょうか。
(アシスタント)はい。
(美佐子)
先日の行政処分のことでしたら
資料も全部 提出して
全て終わったはずですが。
こちらを見たんですけど
山辺さんと
同じ美大に通われてたんですね。
それで 三ツ星マーケットに
誘われたんですか?
そうです。
三ツ星マーケットに加わる前の
uncurrentは
今とは だいぶ違ったそうですね。
唯一無二のデザインだったと
聞きました。
トレンドを追わず
独自のデザインを追い求め
幾つか 賞も取られたとか。
(編集長)《昔のuncurrentは
個性的なデザインで》
生地選びも
だいぶ こだわってたと
当時の取引先から聞きました。
でも 最近は どちらかというと
よりビジネスに
重きを置かれているような。
なぜ 三ツ星マーケットの
オリジナルブランドになることを
選んだんですか?
自分のブランドを
もっと広めたかったからです。
より売れる方を選んだ
ということですね?
いけませんか?
仕事だから 当然ですよね。
あの… もう いいですか。
あっ 黒崎さん。
はい。
今日の服
以前とは 印象 違いますね。
失礼します。
また 公取が来たって?
(美佐子)ええ。
何だって?
(美佐子)別に。
ただ 昔のuncurrentが どうとか。
(山辺)えっ?
それより
新商品の企画書 見てくれた?
(山辺)
ああ。 コストがかかりすぎだな。
でも これ以上 抑えるとなると…。
(山辺)それから デザインも
もう少し 万人受けするものに
変更してくれ。
でも 私は
もっと いいものが作りたいの。
今のままで じゅうぶんだよ。
売れてるんだから
それが いいものってことだろ。
≪(社員)社長 すみません。
(山辺)はい。
(山辺)《君のuncurrentを
うちのオリジナルブランドにしないか?》
《えっ?》
《売れなくて困ってるんだろ?》
《uncurrentは
素晴らしいブランドだ》
《あと足りないのは
それを どう売るかだ》
《僕と組まないか?》
《君は これまでどおり
作りたい服を作ればいい》
《一緒に uncurrentを
日本一のブランドにしよう》
♬~
(風見)これ以上 調査を続ければ
事実無根の調査により
損害を被ったとして
国家賠償を請求するって。
国家賠償!?
上は 即刻 手を引けと言ってる。
そんな…。
訴えてくるなんて
裏を返せば やましいことが
あるって証拠じゃないですか。
そうかもしれない。
でも ここまでだよ。
続けさせてください。
白熊さん。
何かあったら 僕が責任取るって
言ったじゃないですか。
言っ… たっけ?
言いましたよ。
キャップ お願いします。
訴えられる前に 証拠 見つけてよ。
はい。
(ドアの閉まる音)
(風見)あ~…。
やっぱり まずかったかなぁ。
うん。 やっぱ 駄目だ これ。
白熊さん!
(六角)うーわっ! びっくりした。
ど… どうしたんですか?
(風見)白熊さん どこ行った?
(六角)あぁ~。
すっごい顔してましたよ。
あれは 何か やらかすかもなぁ。
≪(風見)ああっ!
♬~
♬~ (石橋)はぁっ!!
ふんっ!!
やぁっ!!
(おばあちゃん)おーい よいとやれや
はぁはぁ…
(飲む音)ゴクッ ゴクッ ゴクッ…
はぁ~っ
いただきましたぁー!!
<「サントリー天然水」>
♬~
(バイブレーターの音)
大変なことになりましたね。
国家賠償請求。
そうだね。
(桃園)いや 「そうだね」って…。
あれっ? 白熊ちゃんは?
調査に出てったよ。
(桃園)えっ!?
まあ 白熊さんなら大丈夫だよ。
へぇ~。
初めての案件なんだし
何かあったら フォローすればさ。
キャップ。
えっ みんなでよ。
(桃園)え~っ!
(風見)えっ?
だよね~。
♬~
(店員)こちら お品物です。
ありがとうございます。
どうも。
♬~
《それも uncurrentですか?》
(美佐子)《ええ そうです》
≪(店員)お買い上げですか?
えっ? あっ はい。
(ドアの開く音)
(守里)失礼します。
お疲れさまです。
あっ 白熊さん ちょうどよかった。
再販売価格維持の調査で
留置した
三ツ星マーケットのデータを
探ってたら
こんなもの見つけたんですけど。
uncurrentに対する
口コミですか?
この低評価が
非表示になってました。
まあ 口コミの表示 非表示は
独自のロジックで行っているって
書いてあったので
問題とは言えないですけど。
じゃあ 頑張ってください。
ありがとうございます。
(ドアの開閉音)
あっ。
(呼び出し音)
もしもし 館山さん。
おはようございます。
おはようございます。
キャップ。
んっ?
これ見てください。
♬~
黒崎 美佐子さんを聴取する?
お願いします。
ハァ~。
(ドアの開く音)
(男性)失礼します。
聴取を担当する 白熊です。
お座りください。
(六角)ちょっと!
白熊さんが 1人で聴取するって
ホントですか?
白熊さんなら
やってくれると思う。
それでは 聴取を始めます。
(仲)この生臭タオル どうする… 仲里依紗!?
洗剤だけじゃ 落ちないヤツ… ってことで。
「ワイドハイター」を
ちょい足し!
じぶん史上 最高消臭!
清潔レベル 劇的アップ!
「ワイドハイター EXパワー」!
(仲)「ワイドハイター」って
カラフルな服には
使えないんでしょ~?って
誤解でした…。
色落ちせずに 消臭も! 抗菌も!
清潔レベル 劇的アップ!
「ワイドハイター EXパワー」!
めっちゃいい!
三ツ星マーケットは 人気商品ランキングを
意図的に操作することで
uncurrentを優位に立たせ
競合ブランドを 不当に
排除している疑いがあります。
そんなことは していません。
事実ではないんですか?
はい。
でも uncurrentの売り上げは
以前より伸び悩んでいますよね?
過去2年間の売り上げを
競合ブランドのものと
比較してみました。
中には 明らかに
uncurrentより売れているのに
人気商品ランキングでは
負けているブランドもありました。
おかしいですよね?
そんなこと言われても…。
分かりません。
これを見てください。
uncurrentに対する
低評価のコメントです。
三ツ星マーケットのサイトでは
非表示にされていました。
口コミは
規約に沿って管理しています。
非表示にすることに
問題はないはずです。
はい。 確かに 問題はありません。
でも…。
これが あなたが
目指していたことですか?
☎
六角。
☎
☎
はい 第六審査です。
少々 お待ちください。
☎(操作音)
ほ… 本庄さん。
(六角)代わって…。
代わってって言われてる。
☎(操作音)
(風見)はい 代わりました。
風見です。
えっ!? 三ツ星マーケットですか?
(美佐子)三ツ星マーケットは
人気商品ランキング…。
(ボリュームを下げる音)
(風見)
あっ ごめんなさい。 何か…。
あれっ? はい。
三ツ星マーケットの調査は
ストップしてるはずです。 はい。
今回の調査中に
出会った女性がいます。
彼女は uncurrentに憧れて
アパレル業界に入り
少しでも あなたに近づきたいと
こんなふうに
スクラップをしていました。
uncurrentは 彼女にとって
目標だったんです。
ある時期までは。
低評価の口コミが増えたのも
このころですね。
uncurrentが
三ツ星マーケットの
オリジナルブランドとして
発売された時期と一致しています。
それが 何なんですか?
三ツ星マーケットに
加わったのは
uncurrentを広めるためですよね?
このような低評価のuncurrentを
広めたかったんですか?
あなたには関係ないでしょ。
はい。
でも あなたは その選択を
後悔しているんじゃないですか?
何を根拠に
そんなこと言うんですか?
あなたの着ている その服です。
それ 昔のuncurrentですよね。
初めて お会いしたときも
昔のuncurrentを
着ていらっしゃいました。
《それも uncurrentですか?》
《ええ そうです》
《とっても すてきですね》
《ありがとうございます》
なぜ 今の商品を着ないんですか?
それは あなた自身
今 作っているものに
納得していないからじゃ
ないですか?
黒崎さん。
山辺社長は 最初から
あなたを利用するつもりでしたよ。
えっ?
彼が あなたに
オリジナルブランド化の話を
持ち掛けてきたのは
いつですか?
2018年の3月です。
三ツ星マーケットが
縫製工場と交わした契約書です。
山辺社長のサインもあります。
ここを見てください。
あなたに オリジナルブランド化の話を
持ち掛ける前ですよね。
山辺社長は 最初から
大量生産に
舵を切るつもりだったんです。
黒崎さん。
本当に 今のままでいいんですか?
♬~
洋服作りは
私の生きがいだったんです。
すてきな服は
人を幸せな気持ちにしてくれます。
(美佐子)
私は その笑顔が見たくて
この世界に入ったんです。
(女性)《このデザイン
すっごくカワイイです》
(美佐子)でも 駄目でした。
自信を持って 作ったのに
まったく売れなかったんです。
(美佐子)もっと 多くの人に
手に取ってもらえたら…。
≪(社員)《黒崎さん》
(美佐子)《はい》
(社員)《また…》
着てもらえたら
きっと よさが伝わるのに…。
このスクラップを作った彼女も
同じことを言っていました。
えっ?
一生懸命 作っても
手に取ってもらえない。
着てもらえたら
きっと よさが伝わるのにって。
結局 彼女のブランドは
つぶれてしまいました。
三ツ星マーケットでの
売り上げ低迷による
会社の判断だったそうです。
彼女 どれだけ頑張っても
ランキングに反映されないと
嘆いていました。
彼女は 夢を奪われたんです。
憧れだった uncurrentに。
♬~
知っていることがあったら
話してください。
お願いします。
♬~
ランキング操作の噂は
聞いたことがあります。
でも 山辺には聞けませんでした。
怖かったんです。
もし 不正が明るみに出たら
また 昔の売れなかったころに
戻るんじゃないかって。
すみませんでした。
黒崎さん。
山辺が ITシステムを
依頼している会社なら
知っています。
もし 何かしているとしたら
そこかもしれません。
やりましたね。
あ~っ!! ハハハ…。
よかったよ。
(拍手)
やるわね 白熊ちゃん。
(六角)お見事でしたよ。
よく頑張った。
ありがとうございます。
何か 落とし方が
小勝負君っぽかったわよ。
ああ。
(六角)確かに。
結構 影響 受けてんじゃないの?
あっ ごめんなさい。
やめてくださいよ もう。
じゃあ 白熊さんも
独り立ちしたことだし
え~ 次の案件の説明します。
(桃園)え~っ!?
(風見)「え~っ!?」じゃない。
(美佐子)お世話になりました。
[黒崎さんは
それから 間もなくして
三ツ星マーケットを去ることを
選んだ]
[彼女の本当の戦いは
まだ始まったばかりだった]
[館山さんも
もう一度 夢に向かって
挑戦することに決めた]
[そして 私は
自分が どうしたいのか
どうなりたいのか
それは 分からないままだったが
でも とにかく 今 できることを
ただ真っすぐに突き進もうと
そう心に決めたのだった]
(ボールを打つ音)
センターバック
センターバック…。
嘘でしょ。
入った 入った…。
(緑川)くっ… これ重い。
何で 1人で…。 ハァ…。
(緑川)うっ…。
ハァ ハァ…。 えーと…。
(緑川)「ラクター」
♬~
何? 用事って。
検察の保管庫で見つけた。
公取に入ったのも
他の審査で
談合案件を手伝ってたのも
これと関係があるの?
♬~
♬~
♬~