競争の番人 #09【最終決戦!立ち上がるHEROたち!恐るべき脅威の連続】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

競争の番人 #09【最終決戦!立ち上がるHEROたち!恐るべき脅威の連続】[字][解][デ]

[最終決戦!立ち上がるHEROたち]本庄を刺した人物が明らかに!恐るべき脅威の連続にダイロク大ピンチ!鍵を握る女性の正体とは!?

番組内容
東京都発注の土木工事の談合疑惑で『ラクター建設』などへの立入検査を行う予定だった公正取引委員会第一審査だったが、急遽中止になってしまう。父、誠(高橋努)の死の延長にある談合疑惑に小勝負勉(坂口健太郎)は独自で調査を進めた。そんな小勝負を本庄聡子(寺島しのぶ)は止めようとする。しかし、談合の黒幕と踏んでいる藤堂清正(小日向文世)と本庄の繋がりを疑う小勝負には通じない。そんな時、小勝負は「談合の件で」
番組内容2
と国交省の者と名乗る人物に電話で呼び出された。待ち合わせ場所に行った小勝負は、刃物を持った人物に襲われる。すると、小勝負を身を挺してかばった本庄が刺されてしまった。
この件で小勝負は勝手に調査をしたとして謹慎処分になってしまう。そんな時、白熊楓(杏)に恋人の大森徹也(黒羽麻璃央)から情報が入る。それは、本庄と藤堂のつながり、そして本庄を刺した犯人が白熊が公取に異動となるきっかけとなった『ラクター
番組内容3
建設』の古賀康弘を殺害した犯人と同一人物の可能性もあるということだった。
白熊は徹也から得た情報を、桃園千代子(小池栄子)、風見慎一(大倉孝二)、六角洸介(加藤清史郎)に話す。小勝負が調べていたのは『ラクター建設』、そして藤堂と本庄の繋がりにダイロクメンバーは疑念を持つ。一方、謹慎処分になった小勝負は、本庄の病室を訪ねる。まだ意識のない本庄のバッグを探った小勝負は手帳と怪しげな鍵を見つけて…。
出演者
坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎 / 小日向文世 / 黒羽麻璃央、大西礼芳、石川萌香 / 寺島しのぶ 他
スタッフ
【原作】
新川帆立『競争の番人』(講談社) 

【脚本】
丑尾健太郎、神田優、蓼内健太 

【音楽】
やまだ豊 

【プロデュース】
野田悠介 

【演出】
相沢秀幸、森脇智延 

【制作・著作】
フジテレビ
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/kyosonobannin/  
【公式Twitter】
https://twitter.com/kyoso_fujitv 
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/kyoso_fujitv/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. 談合
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  6. ラクター建設
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  14. 警察
  15. 公取
  16. 藤堂事務次官
  17. 古賀
  18. 小勝負君
  19. ビッグ
  20. ヤバ

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ポニーキャニオン

(誠)偉いやつらが こっそり集まって
何でも決めてしまう。

どんなに頑張ったって
駄目なんだよ。

(資材屋)取引は
今日限りにさせてもらうよ。

あんた チクったらしいじゃないか。
公取に。

(誠)談合なんか
加担するんじゃなかった。

(藤堂)人が1人 死んだぐらい
どうってことありません。

(小勝負)ふざけるな!

(藤堂)あなた方 ビッグ4に

全ての工事をお任せしたいと
考えています。

(小勝負)あんたたちの談合
俺が 必ず止めてみせる。

(刺す音)

本庄さん…。 本庄さん!

(委員長)なぜ 許可もなく

東京湾岸地区 再開発プロジェクトを
調査していたんですか?

ビッグ4による 談合が行われる
可能性があるからです。

(委員)
何か証拠があるんですか?

俺が襲われたのが
その証拠でしょう。

あれは
調査をするなという警告です。

これ以上の調査は 禁止です。
禁止?

(委員長)
警察が捜査を開始しました。

事件が解決するまでは
公取は 動くなとのことです。

調査は 全てが明らかになってから
行います。

目の前の談合を
見過ごせってことですか。

(委員)殺人未遂ですよ。
そちらが優先です。

(委員長)それと 小勝負審査官。

君には しばらく
謹慎してもらいます。

(白熊)もしもし。 徹也。
どうしたの?

(徹也)昨日の楓の上司が
刺された事件のことなんだけど

彼女 国土交通省の藤堂事務次官と
何か つながりがあるのか?

えっ? どうして?

藤堂事務次官と
頻繁に会っていたみたいなんだ。

(徹也)国土交通省の官僚と
公取の職員。

妙な組み合わせだろ。

何か知らないか?
ううん。 私は 何も。

そうか。

それと もう1つ
気になることがあって。

犯人は ラクター建設の
古賀 康弘さんを殺害した男と

同一人物の可能性がある。
えっ!?

(徹也)楓が異動になったきっかけの
捜査がストップしていた事件だ。

古賀さんが殺された
現場近くの防犯カメラに

逃げる男の姿が
写っていたんだが

その男に似た人物が

今回の現場近くのカメラにも
写っていたんだ。

だとすると

また あのときみたいに
捜査がストップされるんじゃ…。

分からない。

でも 何か大きな力が働いてるのは
間違いない。

(桃園)本庄さんを刺した犯人と

ラクター建設の古賀さんを
殺した犯人が 同一人物?

その可能性があるみたいです。

(六角)犯人は もともと
小勝負さんを狙ってたんですよね?

うん。
(六角)確か 小勝負さんって 今

ラクター建設を追ってたんじゃ…。

そう。 どちらの事件も
ラクター建設で つながってる。

それと
本庄さんのことなんですけど

本庄さん 藤堂事務次官と
頻繁に会ってたみたいなんです。

あれっ? ラクター建設の立入検査が
止められたのって

官僚からの圧力だって
言ってなかった?

(緑川)《噂では
官僚からの圧力らしいです》

《公取の内部情報が
漏れたってことですか》

いや まさかねぇ…。
ですよね。

はいはい。
この話は おしまい。 ねっ。

今 われわれにできることは
しっかり仕事をこなして

本庄さん不在のダイロクを
守ること。

仕事 仕事。
(桃園)はい。

お疲れさまでーす。

どうだった? 委員会。

しばらく
謹慎することになりました。

(風見)まあ 仕方ないよね。

これに懲りてさ しばらく
おとなしくしてなよ。 ねっ。

じゃあ。

(風見)絶対
勝手に調査しちゃ駄目だよ。

今度こそ クビだぞ。

分かってますよ。

(ドアの閉まる音)

(藤堂)《あの自殺した社長の
息子さんか》

《君のお父さんのせいで
工事が全てストップしてね》

《あれは いい迷惑だったなぁ》

《1つ 聞いてもいいかな?》

《談合は
そんなに悪いことか?》

《私には
競争こそ 悪に思えるが》

♬~

《本庄さんに裏切られるなんて》

(本庄)《裏切ってないわ》
《つまり

最初から 藤堂側の人間だった
ってことですか》

《あなたに
藤堂は捕まえられない》

どういうことなんですか?

♬~

《何で
教えてくれなかったんですか?》

すいません。

♬~

「ラクター」

今日…。

♬~

お電話 ありがとうございます。
喫茶 丘です。

あっ はい。 少々 お待ちください。

お客さまの中に…。

(店員)
木下さまは いらっしゃいますか?

はい。

(タップ音)

もしもし?

(木下)切れてますけど。
(店員)申し訳ありません。

(ドアの開く音)

本庄さんは 来ません。
えっ?

刺されたんで。
刺された?

君は?

公正取引委員会の
小勝負といいます。

小勝負?

まさか 君が…。

(木下)お父さんのこと
申し訳なかった。

君のお父さんが
亡くなった談合に

私も ラクター建設の社員として
関わっていたんだ。

(木下)申し訳ない。

本庄さんとは
どういう関係なんですか?

ラクター建設の情報を
流していたんだよ。

ラクター建設の情報?

どうして 本庄さんが?

藤堂の不正を暴くためですよ。

本庄さんは
15年前から 彼を狙っていたんだ。

君のお父さんが
亡くなった日からね。

本庄さんは
ラクター建設の情報を集めながら

その一方で 藤堂に取り入り
信頼を得ることで

間もなく行われる

東京湾岸地区 再開発プロジェクトの
談合の情報を

聞き出そうとしていた。

談合は ビッグ4によって行われる。
ビッグ4が揃う談合なんて

そうあるもんじゃない。

彼女は
それに全てを懸けてきたんだ。

ようやくってときに…。

彼らは 人の命なんて
何とも思ってない。

うちの古賀が殺されたのも
おそらく 藤堂が絡んでる。

これ以上は 危険だと
彼女にも忠告したんだ。

だから 君も これ以上は…。

再開発プロジェクトの談合を
まとめてるのは

樋山という男ですよね。

危険だと言っているだろう。

教えてください。 お願いします。

ハァ…。

おそらく 樋山だ。

これまでも
ラクター建設の人間が

藤堂の指示を受けて
ビッグ4の談合をまとめてきた。

今日は どんな情報を本庄さんに?

再開発プロジェクトの入札日が
変更になったんだよ。

12月9日 2週間後だ。
2週間後!?

談合は それまでに行われる。
もう 時間はない。

(緑川)小勝負君 謹慎だってね。

はい。

勝手なことしなければいいけど。

あの…。

何か知りませんか?

小勝負さん
ラクター建設に対して

何か すごい執着してるような気が
するんです。

えっ? 小勝負さん?
えっ!?

♬~

何やってるんですか?
小勝負さん!

♬~

キャップ。

(風見)小勝負君!

何やってんの?
何やってんの…。

おい!
(桃園)小勝負君!?

♬~

あなたが 公取に入った理由
分かったわ。

藤堂の不正を
暴くためなんでしょ?

藤堂?

(緑川)藤堂とラクター建設は
つながってる。

だから あなたは
ラクター建設を…。

でも 無謀な調査は やめなさい。

あなたは 今 謹慎中なの。
クビになったら

二度と 藤堂を追うこと
できなくなるわよ。

時間がないんだよ!

藤堂は
再開発プロジェクトに絡んでる。

このままだと 談合によって
ビッグ4が独占することになる。

あの規模の事業を
たった4社で…。

どれだけ もうけるつもりなのよ。

入札は 2週間後。

それまでに 必ず談合が行われる。

逃がすわけにはいかない。

小勝負君!

♬~

(桃園)これ 全部
藤堂事務次官に関する資料よ。

えっ?

どういうこと…。

ずっと追ってたのね 本庄さん。

緑川さん やっぱり
何か知ってるんじゃないですか?

緑川さん。

(緑川)
15年前 ある官製談合があった。

その談合に巻き込まれて
自殺に追い込まれたのが…。

《談合なんか
加担するんじゃなかった》

(緑川)
小勝負君のお父さんなんです。

(緑川)おそらく
その背後には 藤堂がいた。

当時の検察の資料に
彼を調べた形跡が残ってた。

小勝負さん
豊島さんの葬儀のとき

参列していた藤堂のこと
じっと見てました。

あれって…
そういうことだったんだ。

♬~

♬~

(小津)この前も
別の人に言いましたけど

代金未納の件なら
大谷田バイパスの工事が

決まりしだい
お支払いしますので。

いや 今日は その件じゃなくて…。

藤堂さん?

藤堂事務次官の娘さんですよね。

公正取引委員会の
小勝負といいます。

お話 伺えますか?

藤堂 環さん。

話すことはありません。

父とは
縁を切っています。

もう何年も
会っていませんので。

失礼します。
あっ 待ってください。

二度と
関わるつもりは ありませんので。

(小津)勘弁してやってください。

昔から うまくいってないようで。

私も 会ったことすら
ないんですよ。

お話しできるようなことは
ないと思います。

♬~

小津さんの奥さん

藤堂事務次官の
娘さんだったんですね。

うん。

でも もう 縁は切れてる。
何も知らないって。

あの… 小勝負さん…。

何か聞きました?

あっ もしかして 緑川ですか?

はい。

ったく おしゃべりだなぁ。

そうですよ。

俺は 藤堂を捕まえるために
公取に入ったんです。

捕まえたいんだったら
警察に行けって話ですよね。

でも 警察は 捕まえたら終わり。

公取なら 談合とか
世の中のずるをなくせると思って。

苦しんでる人 たくさんいるから。

でも 藤堂は 手ごわいですね。

あの…
私にできることありますか?

ないです。
でも…。

できることなんて ないんですよ。
えっ?

そんなもんがあるなら

俺が とっくに やってます。

♬~

ずっと 藤堂を追ってたんですね。

俺のせいで

本庄さんの努力が水の泡だ。

ごめんなさい。

ホントに ごめんなさい。

(本庄)フッ… フフ…。

バレちゃったか~。
えっ?

意識 戻ってたんですか?

もう 言ってくださいよ。
ハハ…。

驚かせようと思ったら

しんみり語りだすから
機会 逃しちゃったよ。

小勝負君が謝ることない。

あなたに黙ってた 私が悪い。

藤堂が
危害を加えるかもしれないから

俺を
遠ざけようとしてたんですよね。

それも そうだけど

藤堂に取り入るために
規則違反もしてたから。

あと少しで

藤堂から 談合の情報を
得られるところだった。

ダイロクに調査をさせていた
小津建設に

藤堂の娘がいることも知ってた。

ホテル天沢のウエディングカルテルを
調べさせてたのも

天沢 雲海と 藤堂に
つながりがあるのを知ってたから。

みんな 頑張ってくれたのにね…。

結局 手掛かりが つかめなかった。

でも 大丈夫。

生きてれば
きっと また チャンスは来る。

本庄さんは 俺をかばったんです。

藤堂は もう
おそらく あなたを信用しない。

俺が 余計なことをしなければ…。

♬~

♬~

あのころから

ずっと 一人で…。

(藤堂)よく まとまっている。

上出来だ。
(部下)ありがとうございます。

(藤堂)与党の先生方の反応は?
(部下)ご賛同いただけたようで。

次の国会で
ご審議いただけるものかと。

(藤堂)そうか。

(部下)あの法案が通れば
建設業界は 一変しますよ。

次官が目指してきたものが
ようやく実現するんですね。

そろそろ
身の回りを奇麗にしておこうか。

(風見)こらこら。 何やってんだ?

この件は 委員会から
ストップがかかってるって言っただろ。

すみません。

頼んでたデータ集計は?
終わったの?

(六角)仕事は 山積みだってのに

何で休むかな 白熊さん。

小勝負さんも いないのに。

風邪ひいたっていうんだから
しょうがないだろ。

白熊さんが
風邪ひくわけないじゃないですか。

(六角)絶対 嘘ですよ。

≪樋山さん。

《再開発プロジェクトの談合を
まとめてるのは

樋山という男ですよね》

(木下)《おそらく 樋山だ》

《これまでも
ラクター建設の人間が

藤堂の指示を受けて
ビッグ4の談合をまとめてきた》

(木下)《再開発プロジェクトの入札日が
変更になったんだよ》

《12月9日 2週間後だ》

《談合は それまでに行われる。
もう 時間はない》

♬~

うわっ!

♬~

≪やめないか 君たち。

(樋山)あれっ?

君は 確か 公正取引委員会の
小勝負君だったね。

(樋山)もしかして
私をつけていたのかな?

駄目だよ そういうことしちゃ。

うわ~ これは
罰が当たったのかもしれない…。

お~! ハハハ…。

尾行くらいしか できることが
ないんだろうけど

やるだけ無駄だと思うよ。

二度と 俺の前に現れるな。

♬~

(バイブレーターの音)

≪(足音)
あっ 小勝負さん。

どうしたんですか? その顔。
何でもありません。

何ですか?
こんなところに呼び出して。

どうも。

環さん
協力してくれるみたいです。

えっ?
これから 環さんと

藤堂事務次官の自宅に行って

再開発プロジェクトの談合の
手掛かりを捜すんです。

父には 亡くなった母の着物を
借りたいと伝えてあります。

父は 出張に出てるそうで。

どうして?
関わりたくないって…。

嫌ですよ。

でも 仕方ないじゃないですか。

あれから 白熊さん
毎日のように うちに来て…。

《おはようございます》
《いいかげんにしてください》

《何も知らないって
言ってるじゃないですか》

《力を貸してくれませんか?》

《関わりたくないんです》

《環さん
おっしゃってましたよね》

《談合のせいで 毎年
多くの会社が倒産してるって》

《再開発プロジェクトの談合には

藤堂事務次官が関わってる可能性が
あるんです》

《私たちの力だけでは
どうすることもできません》

《このままでは ずっと

こんな状況が
続くことになるんです》

《お願いします》

《困ってる
たくさんの人たちのためにも

力を貸してくれませんか》

《お願いします!》

それからも 毎朝 毎朝…。
ホントに しつこくて。

もう 手伝うしか
ないじゃないですか。

すいません。

白熊さん 圧 強いっすもんね。

同情します。

はい?

助かりました。

(環)防犯カメラがあるので
車で中まで入ります。

お二人は 隠れていてください。

豪邸ですね。

母と撮った 最後の写真です。

飾ってるんだ。

何か 意外。

父の部屋は 2階です。

♬~

こちらです。

ホントに いいんですね?

はい。 よろしくお願いします。

ありがとうございます。

(シャッター音)

(シャッター音)

(シャッター音)

(シャッター音)

そう簡単には見つかりませんね。

≪(車の走行音)

藤堂。

どうして…。
まずいですよ 早く片付けないと。

♬~

小勝負さん 急がないと。

ああ…。

あっ。

靴。
あっ!

(戸の開く音)

(環)お邪魔してます。

久しぶりだな。

(環)どうしたの? 出張だって…。

予定が変わった。
(環)そっか。

着物は あったか?

今 来たところで。
(藤堂)そうか。

あの…。

着物って どこだっけ?
(藤堂)仏間だ。

ヤバい ヤバい ヤバい
ヤバい ヤバい ヤバい…。

ヤバいですよ 小勝負さん。
分かってますよ。 うるさいな。

≪(足音)

♬~

♬~

≪(環)あの…
ちょっといいですか?

あの… 着物が見つからなくて。

(藤堂)うん?

ハァ…。

今のうちに 行きましょう。

ちょっと 小勝負さん!

これって 再開発プロジェクトの
談合場所と 日にちなんじゃ…。

入札日の1週間前です。
おそらく…。

やりましたね。
時間は 分かりませんが

朝から張り込めば
現場を押さえられます。

やっぱり 父は
談合に関わってるんですね。

どうしようもない人。

でも これで

たくさんの会社が
救えるんですよね。

はい。

あとは 任せてください。
お願いします。

張り込みか~。 久しぶりだなぁ。

刑事のときは
毎週のように やってたんで

任せてください。

白熊さんは もういいです。
あとは 俺一人でやるんで。

はっ?
いまさら 何 言ってるんですか?

許可のない調査なんですよ。

キャップにバレたら
おしまいです。

白熊さんも
クビになるかもしれないんですよ。

いや でも…。
もう じゅうぶんです。

ありがとうございました。

♬~

♬~

すいません。

♬~

♬~

(車の走行音)

ちょちょ…。

(ブレーキ音)

白熊さん。
早く。 早く乗ってください。

えっ?
分かってませんね 張り込みを。

こんなとこに突っ立ってたら

怪しまれて
すぐバレちゃいますよ。

こうやって 怪しまれないように
カムフラージュするんです。

何で 来たんですか?

来なくていいって
言ったじゃないですか。

はい。

どうせ 何も食べてないんでしょ。

食べなきゃ駄目ですよ。
張り込みは 体力勝負ですから。

環さんのことは
ありがとうございました。

でも ここからは
俺一人でやります。

もう
誰も巻き込みたくないんです。

危ない目に
遭うかもしれないんです。

だから 来たんです。

そんな傷 つくって

一人にさせられるわけ
ないじゃないですか。

私 もともと 刑事ですから。

小勝負さんより 全然 強いんで。

≪(ノック)

ドーン!

声が大きい。 バカじゃないの?

(桃園)やっぱりね。
こんなことだろうと思った。

何かしてるの バレバレだよ。

今日なんか ずっと
そわそわしてたでしょ 白熊さん。

どうして ここが?

タクシーで追い掛けたのよ。

自腹だよ? ねえ。
自腹だよ? ねえ。

そんな…。
元 刑事とかいって

尾行されてるのに
気付かなかったんですか?

あっ あの…。

あと一歩で
再開発プロジェクトの談合現場を

押さえることができるんです。

見なかったことに
してもらえませんか。

無理ね。
(風見)うん。

えっ…。

あんたたちだけに
任せるわけにはいかない。

あんたたちさ この店に
裏口があるの 気付いてる?

(白熊・小勝負)えっ?
あっ… じゃあ 私 行ってきます。

あ~! もう 大丈夫。
六角に行かせてるから。

何で いつも こういう役回り?

ったく 詰めが甘いのよ 2人とも。

それと これね。

立入検査の許可 取っといた。

委員会に頼み込んだんだよ。
得意の嘘泣きで。

キャップ…。
本庄さんが刺されたんだ。

悔しい思いをしてんのは
君らだけじゃないよ。

黙っていられるわけないでしょ。

(風見)そもそもさ

委員会の許可なしに
どうするつもりだったの?

談合は 立証できても

強引な資料の留置は
確実にクビよ。

警察じゃないんだから
現行犯とか ないし。

それは… まあ ほら。

小勝負さんが
何か考えてるんじゃ…。

ないですよ そんなの。
えっ?

クビになってでも

何か1つでも 証拠になるものが
手に入ったら

それで よかったから。

他にできることなんて ない。

♬~

アハハハ…!
(風見)うわっ うわっ うわっ…。

気持ち悪っ。 何?

こうやってさ
みんなで車に乗ってると

雲海を追ってたころのこと
思い出さない?

ああ…。
(六角)ああ。

盗聴とか しましたよね。

何か いつも
こそこそしてません? 私たち。

弱小官庁だからね。
(桃園)うん。

あっ 雲海といえばさ
白熊ちゃん

毒入りのどら焼き 食べて
死にかけたよね。

(六角)
うわっ… あのとき 焦ったなぁ。

3週間は 安静にしてなきゃ
いけないって言われたのにさ。

3日で退院だもんね~。

意外と つらかったんですよ。

検察と ケンカしたこともあったな。
(桃園)ああ。

誰かさんが
ダイロクを裏切ったからね。

(六角)
その話 やめてくださいって!

えっ!? 何だと? お前。
(桃園)下手くそか そのしゃべり方。

(風見・桃園)ハハハ…!

きっと 大丈夫だ。

これまでも どうにかなってきた。

今回も きっと うまくいくよ。

そうですね。

≪(車の走行音)

ラクター建設の樋山です。

あれは 藤堂?

(風見)ここで談合が行われんのは
間違いなさそうだ。

行くぞ。

公正取引委員会です。
皆さん 動かないでください。

独占禁止法 第3条
不当な取引制限の疑いで

立入検査を行います。

皆さん
テーブルから離れてください。

(風見)お願いします。

どこだ…。

藤堂事務次官は どこですか?

藤堂は どこだ?
(桃園)落ち着きなさい。

こんなところに来るわけないだろ。

(桃園)物証は 押さえた。
あとは 聴取で聞き出せばいい。

(風見)留置が終わりしだい

皆さんには 公正取引委員会まで
ご同行いただきます。

(桃園)白熊ちゃん!
はい。

小津さん。
えっ?

あっ?
どうして あなたが…。

(桃園)見て これ。

「大谷田バイパス」
えっ?

《今度 大谷田バイパス工事の入札が
あるんですけど

それさえ取れれば…》

《主人の話じゃ プレゼンも
うまくいったみたいなんです》

まさか この談合って…。

再開発プロジェクトの
談合じゃない。

ハァ…。

≪(ドアの開く音)
≪(刑事)警察だ!

樋山だな。

古賀 康弘に対する殺人および

本庄 聡子に対する殺人未遂で
逮捕する。

樋山が 本庄さんを…。

(刑事)来い。

待ってください。

樋山には
独占禁止法違反の疑いがあります。

俺たちにも
聴取をさせてください。

こっちは 殺人事件だ。
そんなもの 後にしろ。

いや…。
(樋山)待て。 待ってくれ。

まずいわね。

これじゃ
公取が いつ聴取できるか…。

(小津)金を払えば

大谷田バイパスの入札談合に
入れてもらえると

樋山さんに。

それで お金を払って
談合に参加したんですか?

はい。

入札に勝てそうだ
って言ってたのは

こんな汚いこと
やってたからだったの?

談合がある限り

地道にやってたって
入札には 絶対に勝てない。

会社を続けるためには
仕方なかったんだ。

うちには 従業員もいる。

たくさんの下請けも。

会社をつぶすわけには
いかないだろう。

俺だって
談合なんて したくなかったよ。

ずっと真面目にやってきたんだ。

どうしようもなかった。

(誠)《どんなに頑張ったって
駄目なんだよ》

《談合なんか
加担するんじゃなかった》

小津さん 談合を認めました。

(風見)藤堂との つながりは?

会ったことはないと。

樋山は バックに官僚がいることを
ほのめかし

絶対に安全な談合だからと
誘ったみたいですけど。

国が絡む規模の工事じゃない。

おそらく 直接
藤堂は 絡んでないと思います。

留置した資料からも
つながりは 見えてこないわ。

(六角)藤堂は
関係なかったってことですか?

≪(ドアの開く音)

樋山逮捕の詳細が分かったわ。

本庄審査長を刺したのは
樋山ではなく

別の男だった。
(桃園)えっ?

その男が逮捕され
樋山に雇われたことを自白したの。

(六角)
樋山が指示してたってことですか。

(緑川)それに その男

小勝負君を集団で襲ったことも
認めてる。

動機は やはり
調査への警告でしょうね。

じゃあ もしかして

ラクター建設の古賀さんが
殺されたのも…。

(緑川)古賀さんは
談合を仕切ることで

かなり もうけていたみたい。

樋山は 彼を殺すことで
その後釜を狙ったのよ。

藤堂の指示があった可能性は?
今のところ 何も。

圧力は?
今回は かからなかったんですか?

古賀さんの事件は

圧力によって
捜査が中止になったんです。

(緑川)なかった。
むしろ 警察の対応は 早いくらい。

どうして…。

(六角)はい 第六審査。

えっ?

♬~

俺に会いたいって 何の用ですか?

まさか
談合を取り仕切ってることを

認めに来てくれたんですか?

樋山の不正を
暴いてくれたそうですね。

ご苦労さま。

まるで 自分は関係ない
って言い方ですね。

全部 あなたの指示でしょう?

私に つながるような何かが
見つかったんですか?

私も 樋山が
談合をしているんじゃないかと

疑っていたんですよ。

さすが 公取ですね。

よく あの談合場所が
分かりましたね。

どうやって調べたんですか?

違法な調査なんて
してませんよね。

全部 あなたの思惑どおりだった
ってことですか。

私はね 汚い人間が嫌いでね。

私腹を肥やしていた樋山には

そろそろ捕まってもらいたいと
思っていたんですよ。

利用するだけ利用して
樋山を切り捨てたんですね。

俺たちに あの談合を摘発させて

これまでの談合も
樋山が やったことにして

闇に葬るつもりなんでしょう。

警察に 樋山を逮捕させたのも

俺たちの聴取を
妨害するためですよね。

だから 本庄さんが
刺された事件には 圧力をかけず

あのタイミングで
警察に踏み込ませた。

警察にも
顔が利くみたいですからね。

本当に 君は優秀ですね。

話が早い。

では これで分かったでしょう?

これ以上 私を追っても
無駄だってことが。

俺は 諦めませんよ。

あなたが談合に関与した証拠を
絶対に見つけ出します。

君たちには
そんな力は ないでしょう。

弱くても 戦いますよ。
弱いものに戦う資格はありません。

弱いものほど 出任せを言い
強がりを並べ立てる。

でもね 結局 何もできないんです。

いや 何もできないどころか
むしろ 害になる。

君は 知らないだろう。

それが どんな悲劇を生むのか。

弱いものは 排除します。

それが 世のためです。

邪魔です。

(ドアの開く音)

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