[終]競争の番人 #11【最終回!ダイロク最後のチーム戦!】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
[終]競争の番人 #11【最終回!ダイロク最後のチーム戦!】[字][解][デ]
[最終回!ダイロク最後の戦い!]小勝負が立て籠り事件の人質に!事件の裏にあった不正とは!?前代未聞の公開聴取!ダイロクメンバー最後のチーム戦へ!
番組内容
小勝負勉(坂口健太郎)、白熊楓(杏)たちダイロクは、藤堂清正(小日向文世)を頂点とする談合疑惑を解明した。しかし、強引な調査が問題となった小勝負は、四国支所に異動させられてしまう。
故郷でもある四国に帰った小勝負は、父の墓前に藤堂の件などを報告。その足で、懐かしいご当地パンを買おうと商店街へ行くが、閉店した店が多い。そのため、大手スーパー『エースマート』で店員の北川亜沙子(若月佑美)からパンを
番組内容2
買うが、その安さに疑問を持ち店内を見て回る。そんな小勝負は店長の松尾優(迫田孝也)に万引きと間違われてしまう。バックヤードで小勝負が説明していると店内から悲鳴が…。松尾が様子を見に行くと銃声が響いた。
小勝負も店内に向かうと、猟銃を持った男が従業員たちを脅している。男に見つかった小勝負も従業員たちのもとへ。駆けつけた警察官に、男は近づいたら人質を殺すと叫ぶ。警察からの電話に男は『エースマート』の
番組内容3
社長、大谷正和(袴田吉彦)を連れてくるよう要求した。北川は男が潰れたケーキ屋の店主、田嶋忠信(加藤虎ノ介)だと小勝負に教える。
マスコミの中継も始まる中、小勝負は田嶋と話し始める。大型スーパー出店で次々と地元の商店が潰れたことを知った小勝負は不当廉売に思いあたり、ダイロクに電話をかけた。小勝負から連絡を受けた白熊は、頼まれごとをされて…。
出演者
坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎 / 小日向文世 / 黒羽麻璃央、大西礼芳、石川萌香 / 寺島しのぶ 他
スタッフ
【原作】
新川帆立『競争の番人』(講談社)【脚本】
丑尾健太郎、神田優、蓼内健太【音楽】
やまだ豊【プロデュース】
野田悠介【演出】
相沢秀幸、森脇智延【制作・著作】
フジテレビ
ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/kyosonobannin/
【公式Twitter】
https://twitter.com/kyoso_fujitv
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/kyoso_fujitv/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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- 風見
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♬~
(誠)《この国は ブレーキの壊れた
列車みたいなもんなんだ》
《どんなに頑張ったって
駄目なんだよ》
♬~
藤堂の不正を暴いたよ。
みんなのおかげで。
(白熊)《2名 確保!》
《小勝負さん
一人にさせられるわけ
ないじゃないですか》
《いいところですね 公取って》
(風見)《公正取引委員会です》
《許可… 取ったぞ》
《また 一から洗い直してんだよ》
《そんなキャラでしたっけ?》
《失礼だろ》
(風見)《きっと 大丈夫だ》
《これまでも
どうにかなってきた》
《やって 失敗したら
どうすんですか》
《何もしないことの方が
失敗よ!》
《ドーン!》
(桃園)
《調査対象者に肩入れするのは
公取として最低の行いよ》
(六角)《僕なんです。
検察に 情報を漏らしたの》
(本庄)《許可は取ったわよ》
《しっかり 戦ってきなさい》
《俺が
余計なことをしなければ…》
《あのころから
ずっと 一人で…》
《分かってくれましたか?》
《弱くても 戦えるってことを》
(藤堂)《私がいなくなっても
談合は また どこかで続く》
《それでも 俺たちは
戦い続けますよ》
また来る。
《聞きましたよ。
四国に異動になるって》
《ああ。 栄転です。 栄転》
お母さん みかんパン。
また これ?
(子供)うん。
(母)ホント ショウタ 好きだね
みかんパンね。
(子供)うん。
あれっ?
あっ あの~ すいません。
ここって…。
ああ つぶれちゃったのよ 先月。
そうですか。
あの~ どこか みかんパン
売ってるとこ 知りませんか?
久々に食べたくて。
ああ それなら
エースマートにあるわよ。
エースマート?
新しくできたスーパーよ。
安くて いいお店なの。
ありがとうございます。
(女性)失礼します。
あっ。
あった。
(電子音)
(北川)お会計は 50円になります。
えっ? 安っ…。
♬~
♬~
≪(松尾)ちょっと 君。
はい。
(松尾)さっきから 何してんの?
えっ?
あっ いやいや…
これは 違いますよ。
これ…。
ちょっと 事務所に
来てもらえるかな。
あっ… ちょ…。
すいません。 それ さっき…。
だから
万引なんて してませんって。
ちゃんと買いました。
じゃあ
何で 店内をうろついてたの?
君のこと ずっと見てたんだよ。
明らかに行動が変だったけど。
それは…。
≪(悲鳴)
何だ?
(松尾)ここで待ってなさい。
えっ…。
(ドアの開閉音)
腹 減った…。
(おなかの鳴る音)
≪(銃声)
≪(悲鳴)
えっ?
♬~
(男性)座れ!
(松尾)はい。
(男性)おい!
(従業員たちの悲鳴)
(男性)残ってんのは
お前らだけだろうな!?
(男性)まだ いたのか?
(松尾)君…。
(男性)おい!
お前らだけじゃなかったのか。
すいません。
(男性)おい! 客か?
はい。
(男性)こっち来い。
早く!
(従業員たちの悲鳴)
これって…。
(銃声)
(従業員たちの悲鳴)
(男性)来るな!
一歩でも店に入ったら
人質を殺すぞ!
俺が 人質!?
☎
(パトカーのサイレン)
(大澤)もしもし。 聞こえるか?
愛媛県警 捜査一課の大澤だ。
スーパーは
完全に包囲した。
武器を捨てて 早く投降しなさい。
(男性)
9人の従業員を人質にした。
今すぐ エースマートの社長を
連れてこい。
1時間以内だ。
(松尾)1時間!?
掛け合ってみる。
それより お前の目的は何だ?
(男性)いいから 呼んでこい。
話は それからだ。
(男性)いいか? 1分でも遅れたら
人質を1人 殺す。 分かったな?
(受話器を置く音)
無理ですよ。 社長は 今
東京の本社にいるはずです。
とても間に合いません。
(男性)知るか そんなこと!
田嶋さん?
ケーキ屋の田嶋さんですよね?
どうして こんなことを…。
うるせえ。 黙ってろ!
(ドアの閉まる音)
あの人 ケーキ屋さんなんですか?
あっ はい。
うちの近所にあった
ケーキ屋さんです。
小さいころから よく通ってて。
「あった」ってことは?
つぶれちゃったみたいです。
おいしかったのに。
お店は
このスーパーの近くですか?
はい。
(リポーター)こちらは 現場の
愛媛県 西条市 中松の
エースマート西条店です。
目撃した方の話では
猟銃のようなものを持った男が
従業員を人質にして
立てこもっているとのことです。
店の客は すでに避難しており
男が立てこもってから ちょうど
1時間が経過しようとしています。
(田嶋)間に合わない?
ふざけるな。
1時間以内だと言ったはずだ。
大谷社長は
今 こちらに向かってる。
もう少しだけ待ってくれ。
時間切れだ。
約束どおり 人質を1人 殺す。
☎(大澤)待て。
(田嶋)なめやがって!
(従業員たちの悲鳴)
あの~ あのあの… あの…。
社長を呼んで
どうするつもりですか?
(田嶋)
殺す。 俺の目的は それだけだ。
それは それは…。
あなたのお店が
つぶれたことに対する
復讐ですか?
復讐?
このスーパーができたことで
お客さんが
減ってしまったんですよね。
(田嶋)ああ そうだよ。
俺にできることは
もう これしかない。
そんな…。 逆恨みじゃないですか。
(田嶋)黙れ!
まずは 店長 お前からだ。
立て! 立て!
行け! 行け!
あっ あなた あなた…。
ケーキ屋さんだったそうですね。
(松尾)はぁ?
地元の人たちに愛される
評判のお店だったとか。
(田嶋)それが何だ。
そんなお店が どうして
スーパーができただけで
つぶれてしまったんですか?
値段だよ!
うちの3分の1以下だぞ!?
どうやっても勝てるわけがない。
(松尾)でも それは
商売をする以上 しょうがない…。
(田嶋)うるさい!
公正な競争の結果
店がつぶれたのであれば
確かに ただの逆恨みです。
でも
そうじゃないかもしれません。
このスーパー 不正を行っている
可能性があるんです。
不正?
あなたのお店は
競争に負けたのではなく
このスーパーの不正によって
つぶされたのかもしれないんです。
何を言ってるんだ。
不正の証拠を見つけることが
できれば このスーパーに
行政処分を科すことができます。
これ以上 罪を犯さなくても
まっとうな方法で
あなたの思いを晴らすことが
できるかもしれないんです。
(田嶋)何なんだ その不正って。
不当廉売です。
不当廉売?
あっ えっと…。
あの あの…
これ 外してもらえませんか?
(田嶋)あっ?
説明しますから。
不当廉売とは 正当な理由もなく
商品やサービスの値段を
大幅に下げて
ライバル店の商売の
邪魔をする行為です。
これは 独占禁止法違反です。
値段を下げることは
どの店も やってることでしょう。
不当廉売かどうかのポイントは
売値が 原価より安いかどうか。
原価割れってことか。
そんなことしたら
赤字になるだろう。
ライバル店が
価格競争に負けて つぶれれば
お客さんを独占できます。
その後 価格を元に戻せばいい。
いくら その商品が
割高でも 品質が悪くても
お客さんは
もう この店で買うしかない。
(田嶋)そんなことしてんのか!?
うちは 不正なんてしてません!
本当です。
私たちは 地域のお客さまに
喜んでもらうために
ただ 頑張ってるだけだ。
(田嶋)おい!
出任せ並べて 時間 稼ごうと
してるんじゃないのか?
えっ?
何か たくらんでんじゃないのか?
このスーパーに
お客さんを奪われたのは
あなたの店だけじゃありません。
肉屋も
魚屋も
昔からあるスーパーも。
この辺りにある多くのお店が
つぶれていました。
そして このスーパーの商品は
異常なほど安かった。
不正をしている可能性は
あると思います。
今から この店を
調べさせてもらえませんか?
あっ?
あっ… 俺
公正取引委員会の審査官なんです。
俺が証拠を見つけて
不正を立証します。
(田嶋)証拠が見つからなかったら
お前を最初に殺す。
それでも やるか?
いいですよ それでも。
1時間だ。
それまでに証拠を捜し出せ。
分かりました。
帳簿は こちらです。
♬~
♬~
(田嶋)何だよ。
あっ いや…。
最近の伝票は こちらです。
はい。
全国に 30店舗か。
最近なんですね。
エースマートが
ここまで おっきくなったのって。
社長の手腕だ。
すごいよ あの人は。
松尾さんは
いつから エースマートに?
(松尾)去年だよ。
別のスーパーから転職して。
いきなり 新店を任されるなんて
すごいですね。
頑張ったら 頑張った分だけ
評価してくれる。
うちは そういう会社なんでね。
あの~…。
電話させてもらえませんか?
(リポーター)入り口付近は
店内が見えないように
目隠しされており 中の様子を
うかがうことは できません。
心配ね。
きっと
警察が何とかしてくれます。
SATとか SITとか
来ちゃったりして。
はい。 そろそろ 休憩おしまい。
ブツ読み 再開しますよ。
(テレビを消す音)
(桃園)ん~!
「ん~!」じゃないのよ。
のんびりしてる暇ないでしょ。
ただでさえ 小勝負君 いなくて
人手が足りないんだから。
あっ ちょ…。
(テレビをつける音)
☎
ちょちょ…。
はい 第六審査です。
白熊さん?
小勝負さん! どうしたんですか?
ちょっと調べてほしいことが
あるんですけど。
えっ?
(風見)大変だよ こっち。
エースマートっていう
スーパーなんですけど
過去 公取に排除措置命令を
受けたことがないか
確認してほしいんです。
えっ? えっ?
それって 四国支所の案件ですか?
でも まだ 配属前ですよね?
まあ ちょっと 色々あって。
おい!
えっ?
話すと長いんで
とにかく急ぎで お願いします。
時間がないんで。 じゃあ。
も~う!
(桃園)何だって? 小勝負君。
調べ物 頼まれちゃいました。
急ぎだそうです。
調べ物って…。
そんな暇ないのよ。
やるなら 1人でお願いしますよ。
えっ!?
頼まれたのは 白熊ちゃんでしょ。
えっ?
よかった~ 電話 取らなくて。
えぇ…。
(しずちゃん)健康診断?
(山里)しずちゃん!
どやったん?
いやいやいやいや… あらら
飲んどく?
おすすめ!
(大久保)お疲れさまには (梅沢)コレよコレ!!
(缶を開ける音)プシュ!
♬~ ハァー
≪鼻に抜ける レモンの香り
レモンピールがダンスしてらぁ…≫
≪樽の香りが
追いかけてくる…
追いかけてくる≫
<サントリー「樽香るレモンサワー」
「こだわり酒場」から>
(パトカーのサイレン)
(リポーター)
現在 1台のパトカーが到着し
中から スーツを着た男性が
降りてきました。
どうやら エースマートの
大谷社長のようです。
何か心当たりは?
恨まれるようなことなど。
ありませんよ。 何で 私が?
とにかく 犯人とお話を。
(田嶋)中に来い。 人質と交換だ。
私が!?
(田嶋)
従業員が死んでもいいのか。
ちょっと待ってください あの…
何で 私なんですか?
話は 中に来てからだ。
では 人質を先に解放してくれ。
駄目だ。 社長が先だ。
分かった。 検討する。
(田嶋)
断れば 今度こそ 人質を殺す。
俺は 本気だからな。
あの人が調べてくれてるんですよ。
こんなこと もう やめましょうよ。
あいつが ホントのことを
言ってるとは限らない。
不正を暴けないなら 俺は やる。
このまま
終わるわけにいかないんだ。
田嶋さん どうして そこまで…。
親父から継いだ店だった。
店は 親父の人生そのものだった。
だから 俺は 必死に守ろうとした。
借金までして。
でも 駄目だった。
そして 親父は死んだ。
生きがいを奪われたからだ。
このスーパーが
親父を殺したんだ。
1時間たった。
証拠は見つかったか?
見つからなかったみたいだな。
いや…。
不正の証拠なら見つけました。
これは 納入業者から
商品を仕入れた際の伝票です。
そして これが 実際に
販売されている商品のリストです。
確認したところ
200点以上の商品が
原価を割って 販売されています。
こんな状態が
スーパーの開店直後から
1年以上も行われています。
赤字ギリギリで
利益が出ていないのに。
それは…。
これは
不当廉売の証拠になります。
やっぱり やってたんだな。
はい。
全て私の責任です。
だから もう こんなことは…。
(リポーター)警察による説得は
続いておりますが
男の目的は
まだ分かっておりません。
警察は 近隣住民に
避難を呼び掛けていますが
辺りは
見物者が集まってきています。
カメラの前で
お前がやったことを全て話せ。
そうすれば こんなことは
やめてくれるんですか?
ああ。
行くぞ。
(松尾)はい。
すいません。
やっぱり
ちょっと待ってください。
松尾さん 不正のこと
ホントに知ってました?
すいません。
どうしても気になることがあって。
気になること?
この店のシフトは
とても良心的なんです。
その分 店長の松尾さんが
人一倍 働いて
赤字を出さないように
必死に人件費を抑えてる。
それが何か?
お客さんの声にも
熱心に耳を傾けています。
定期的に
お客さんから アンケートを集めて
それを実践していますよね。
当然 商品の品質にも
とても気を使っている。
お客さんを喜ばせるために
頑張ってきた。
そう言った松尾さんの言葉に
嘘はない。
そんな気がするんです。
あなたは
不正であることを知らずに
ただ 値段を下げろという
本社の指示に
従っていただけなんじゃ
ないですか?
お前 この場をやり過ごすために
嘘をついたのか?
違う。 それは…。
(田嶋)そうなんだな!?
ただ いくら捜しても
本社に指示をされていたという
証拠が見つからないんです。
だから 松尾さんが
不正を認めたとしても…。
ってことは
あの社長と 本社の責任は
追及できないってことか?
(リポーター)あっ
何か動きがあったようです。
警察関係者が
次々と集まってきています。
突入の準備を
しているのでしょうか。
(田嶋)動くなよ。
(ドアの開閉音)
どうして 余計なことを…。
私が責任を取れば
済む話だったんだ。
でも…。
今は この状況を切り抜ける方が
大切でしょう。
殺されるかもしれないんだ。
クソ… このままじゃ おしまいだ。
(バイブレーターの音)
話をさせてください。
何か分かったかもしれません。
(バイブレーターの音)
言われたとおり 調べましたよ。
それで?
過去に 静岡県の支店が
不当廉売で
排除措置命令を受けてます。
本社の関与は?
うーん…
本社の関与は ありません。
支店の店長による
不正だったらしく
店長は その後
懲戒処分となってます。
やっぱり そういうことか。
やっぱりって いったい
何 調べてるんですか?
ってか エースマートが
どうかしたんですか?
忙しい中 わざわざ調べたんだから
それくらい教えてくださいよ。
(桃園)エースマート?
今 エースマートって言った?
(六角)はい。
もしもし?
(リポーター)市民の生活の
重要な場所となっています。
今日も 朝から たくさんの
買い物客が このエースマート…。
ねえ エースマートって この
立てこもり事件の起こってる
スーパーよ。 ほらほらほら。
えっ?
まさか
今 起きている立てこもり事件と
何か関係があるんですか?
(通話の切れる音)
あっ…。
もう!
(リポーター)突如 発生した
人質立てこもり事件。
周辺住民の方々も…。
もういいだろう。
これで はっきりしました。
エースマートは 戦略として
全国の支店で
不当廉売を行っています。
えっ…。
いくら捜しても
本社の関与を証明できるような
指示書や メールのやりとりが
見つからなかったのは
公正取引委員会に
目を付けられたとしても
店長の責任にできるように
巧妙に隠しているからです。
(北川)じゃあ あのまま 店長が
責任を認めていたら…。
(松尾)君は それを疑っていたから
私をとめたのか。
一生懸命 仕事をしていただけの
あなたが罰せられて
本当に ずるをしている人が
得をする。
そんなの
納得できないじゃないですか。
ってことは どう あがいても
あの社長と 本社の責任は
追及できないってことか。
(田嶋)だったら 約束どおり
お前に見せしめになってもらう。
人 一人 死ねば
あの社長だって…。
田嶋さん! 駄目です。
やめてください。
証拠は ないんだろ!
他に どうしろっていうんだ!
んっ?
すいません。
あの…
これ 外してくれませんか?
(田嶋)はっ?
俺は まだ 諦めてません。
警察が突入を決めたんだ。
早く! 時間がありません!
えっ!?
ほら。
(田嶋)はっ?
(松尾)こんなときに 何を…。
味が違う。
これ やっぱり
昔からの みかんパンじゃない。
よく見たら
みかんのマークが描いてない。
これ 似せて作られてるけど
別のメーカーの商品ですよね?
ああ。
でも それが何だっていうんだ?
昔からある 有名な みかんパンは
仕入れてないんですね。
♬~
松尾さん。
今から聴取をさせてください。
聴取?
あなたの知っていることを
話してほしいんです。
≪(物音)
クソ…!
(ドアの開閉音)
今だ。 早く これを。
裏口から逃げられる。
早く。
(松尾)
裏口から。 裏口から逃げて。
急いで。 急いで…。
裏口から…。
待ってください 松尾さん!
すぐに 彼は逮捕されます。
でも それで おしまいです。
当然 本社は
警察の捜査を見越して
隠蔽を図ります。
不正を暴くには
今しかないんです!
こんな不正が
全国で行われているんです。
あなたのように
利用されている店長が
他にもいる。 そして
田嶋さんのように
追い詰められてる人は
その何倍も いるんです。
お願いします。
力を貸してください。
どうするつもりだ?
証拠は ないんだろ。
私が 何か言ったところで…。
はい。 それだけでは 無理です。
でも 俺に考えがあるんです。
(黒木)≪帰れば 「金麦」≫
≪帰れば…きん…むぎ…≫
≪無いんかーい!!≫
お願いします
≪帰れば!≫
<帰れば 「金麦」>
(宮沢)<ちょっと頑張った日は>
(小栗)ちょっと高級なビ-ルでしょ!
<それ 良いと思います!
手に取る前からもうワクワク>
<サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」>
うまっ
<ちょっと高級なビールですもの>
(機動隊員)どうぞ。
(機動隊員)どうぞ。
近づくな! 撃つぞ!
やめろ! 近づくな!
クソ…。
お前 人質を…。
こうなったら
お前らの命と引き換えに
社長を自白させてやる。
俺が人質になります。
えっ?
松尾さん。
ご協力 ありがとうございました。
行くぞ。 来い!
♬~
(機動隊員)大丈夫ですか?
早く逃げましょう。
(松尾)はい。
(田嶋)おい!
早く社長を連れてこい!
マスコミもだ!
俺は 本気だぞ!
殺すからな!
(リポーター)捜査員が次々と
スーパーの中へ入っていきます。
ねえ。
(リポーター)ドアを開けるのに成功し
店内へ入っていきます。
もう いいかげん そろそろ
仕事に集中しましょうよ。
さすがに
小勝負君とは関係ないって。
そうですけど…。
でも ここまできたら
気になるじゃない。
あっ 何か
動きあったみたいですよ。
(桃園たち)お~!
(六角)あっ ついに…。
よかった~。
よかった よかった…。
失礼します。
(風見)はい。
頼まれてた資料 持ってきました。
(風見)すいません。
ありがとうございます。
(リポーター)裏口の方から…。
(緑川)仕事中にテレビですか。
(風見)いや これは…。
ほら もう いいでしょ。
あっ 犯人 出てきた!
(風見)もう終わりだよ。
あっ あっ…。
(リポーター)捜査員も
スーパーの入り口に近づいています。
マスコミも警察に呼ばれました。
(緑川)小勝負…。
(リポーター)中は 緊迫しています。
小勝負さん…。
嘘でしょ?
こ… こしょ…。
関係あるどころか
人質だったなんてね。
(田嶋)おい! まだか!?
こいつを殺すぞ!
社長は まだか!?
落ち着くんだ。
(田嶋)社長! お前らが
このスーパーに やらせてる不正を
今 この場で
洗いざらい話すんだ!
おい マスコミ!
しっかり撮っとけ!
不正? 何のことでしょう?
不当廉売だよ! とぼけるな!
不当廉売?
私には分かりません。
不正があるのなら われわれが
責任を持って調べさせる。
だから 武器を捨てるんだ。
(田嶋)それじゃ駄目だ!
今 この場で 自分の口で話せ!
人質が どうなってもいいのか!?
そんなこと言われても
知らないものは知らないんです。
無駄だと思います。
社長さん。
店内を調べたんですが
エースマートが
不当廉売をしている証拠が
見つかりましたよ。
証拠?
このスーパーでは
200点以上の商品が
原価を割って
継続的に販売していますよね。
それは 安く売りたい店側の
営業努力ですよ。
でも 来月から
価格を元に戻すそうですね。
従業員の方が証言してくれました。
《実は
価格を 来月から元に戻すよう
言われたところだったんだ》
《もう じゅうぶん
地域の皆さんには
喜んでもらえたからと 社長は》
周辺のライバル店を
じゅうぶん つぶすことが
できたからですよね?
(大谷)知りませんよ。
しかし それが事実なら
しっかりと調査を行い
責任者を処分する。
それで いいですか?
そう言うと思ってました。
でも これって 全部
あなたが指示したことですよね?
何を言ってるんだ。
根も葉もないことを
言うんじゃない。
証拠あんのか? 証拠は。
(松尾)《経営については
社長が 全て決めていた》
《価格を下げるのも
地域のお客さまに
喜んでもらうためだと》
《ただ 指示は全部
口頭で伝えられていた》
《証拠は 何も残ってないんだ》
あるのは
従業員の方の証言だけです。
(大谷)そんなの
証拠がないのと一緒じゃないか。
その従業員が嘘をついてる。
(桃園)何やってんの? これ。
まるで 公開聴取。
(田嶋)不正は事実だろ。
ホントのこと話せ!
(守里)皆さん!
テレビ テレビ 大変です。
小勝負さんが出て…。
(緑川)ちょっと! 静かに!
すいません。
でも これ なかなか厳しいぞ。
(桃園)そうね。
不当廉売の事実は
確かみたいだけど
従業員の証言だけじゃ
社長が認めない限り
責任は追及できない。
どうするつもりなんでしょう。
いや~ でも
小勝負さんのことだから
何か策があると思います。
いえいえ…。
それより 小勝負さんの身の安全を
心配した方が…。
人質ですよ。
(桃園)うんうん…。
(大谷)
おい 警察 あいつ 黙らせろ。
おい 撮るな!
撮るんじゃない!
もう1つ
重要な証言があるんです。
納入業者の選定は 社長自身が
行っていたそうですね。
おかしいんですよ
この店の商品のラインアップ。
納入業者のメーカーが
偏っているんです。
ご当地パンとして有名な
みかんパンを売らずに
似せて作られた みかんパンだけを
売っていたり…。
《味が違う》
《これ 似せて作られてるけど
別のメーカーの商品ですよね?》
《ああ》
そんな商品が
他にも たくさんありました。
あまり知られていない
マイナーな業者から
あえて
商品を仕入れていますよね。
《それは
私も 疑問に思ったことがあった》
《でも
社長なりに考えがあるのだと…》
どうして そんなことをするのか。
それは
優先して販売することを条件に
納入業者に協賛金のような形で
お金を要求していたからなんじゃ
ないですか?
赤字ギリギリの状況で
なぜ 原価割れした商品を
1年以上にもわたって
売り続けることができるのか。
《私が バカだった》
《何も知らず
社長のことを尊敬して…》
(松尾)《いいスーパーだって
思ってたんだ》
《だから
必死で赤字を補おうと…》
その からくりは
何も知らない店長の努力と
その協賛金が
あるからなんじゃないですか?
協賛金については
従業員の方は
何も知りませんでした。
おそらく お金は
直接 本社に振り込まれている。
おい! いいかげんにしろよ。
証拠もないのに 臆測を語るな!
名誉毀損で訴えてやるぞ!
小勝負君…。
(桃園)あっ ちょ… ちょっと
見えないんだけど。 ほら。
あっ すいません。
なるほど。 協賛金か。
本社を調べれば
協賛金を受け取った物証が
残ってるかも。
それさえ つかめば
社長の関与が立証できますよね。
うん。 これだけ
従業員の証言が揃ってれば
本社への立入検査も
できるはずだな。
あれっ?
エースマートの本社って
東京ですよね?
えっ?
もしかして
小勝負さんの策って…。
(大谷)よくも そんな嘘を
こんなとこで べらべらと!
いいかげん 認めろ!
嘘をついてるのは お前だろ!
(大谷)
おい あの人質 何なんだ?
おかしくないか?
グルなんじゃないのか?
(大澤)おい 君 何者だ?
もう無理だ。 認めるわけがない。
田嶋さん。
やめなさい!
俺にできるのは これしかない。
エースマートは
俺の人生をめちゃくちゃにした。
それは 事実なんだ。
法で裁けないなら
せめて 評判だけでも
おとしめてやる!
おい! カメラ止めろ!
(大澤)中継をやめさせろ。
≪カメラ やめてください。
田嶋さん!
早まっちゃ駄目だ。
そんなことする必要はない。
このまま捕まって たまるか!
不正は 絶対に暴きますから!
無理に決まってるだろ!
大丈夫です。
俺が得た情報は
もう 全て伝えました。
今ごろ あるチームが
動きだしてるはずです。
これ 急がないと 隠蔽されますよ。
はぁ~ ただでさえ
忙しいっていうのに。
まったく 人騒がせなんだから。
ホントですよ。 異動した後まで
こき使われるなんて
思いませんでした。
(風見)誰だ ここに
ベビーシート置いたの。
(六角)そんなの
どかせばいいじゃないですか。
うだうだ 文句 言いながらも
何だかんだ やってくれる
すごい人たちがいるんです。
緊急の事案がありまして
今日中に立入検査したいのですが。
あっ いや 今日中じゃないと
駄目なんですよ。 はい。
♬~
♬~
たくさんの不正を暴いてきた
最高のチームなんです。
♬~
彼らが 必ず
エースマートの不正を
立証してくれるはずです。
だから もう
そんなもの 捨ててください!
あなたは ケーキ屋さんでしょう。
罪を償って また
おいしいケーキを作ってください。
そして
正々堂々と戦ってください。
その場は 俺たちが守ります。
(ナイフの落ちる音)
(機動隊員)ゴー! 制圧!
(機動隊員)抵抗するなよ。
ハァ… もういいかな。 失礼する。
(記者たちの話し声)
(大谷)どけ! どきなさい! ほら。
犯人…。
(大谷)不正は ない!
(記者たちの話し声)
≪はい 近づかないでください。
はい 下がって! 下がって!
(おなかの鳴る音)
あの… これ。
えっ!
(松尾)本物の みかんパン。
実は 私も 大好きなんです。
よかったら。
いいんですか?
ありがとうございます。
♬~
やっと 食べられる~。
お話を聞かせてもらえますか?
え~…。
(大澤)さあ こちらへ。
♬~
このたび 公正取引委員会が
エースマート東京本社への
立入検査を行い
独占禁止法 第19条に違反する…。
(高梨)へぇ~。
もう 排除措置命令 出せたんだ。
すごいな。
(三島)本庄さんが つくった
チームが担当したらしい。
さすがだよ。
本庄さんって
昔 ここにいた人ですよね?
俺の先輩だ。
だいぶ鍛えられたよ。 ハハ…。
(男性)エースマートの
独占禁止法に違反する行為が…。
あっ 今日から来る人って
そのチームから
左遷された人ですよね。
ああ。 えりすぐりの精鋭チーム
って話だからな。
かわいそうに。
ついていけなかったんだろう。
(高梨)
じゃあ 期待は できませんね。
(三島)まあ ここで
たたき直してやるさ。 ハハ…。
(ドアの開く音)
どうも~。
(三島)来たか。
今日から お世話になります。
ここ 大丈夫ですか?
こちら お使いください。
(袋を開ける音)
あのね
まずは しっかり挨拶でしょ。
あっ すいません。
でも
やっぱり最高ですね みかんパン。
あれっ? どっかで見たような…。
(男性)事件当時 田嶋容疑者は
エースマートの大谷社長を
呼び出し 猟銃で…。
ああ…。
小勝負です。
よろしくお願いします。
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