【特集ドラマ】アイドル[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【特集ドラマ】アイドル[解][字]

戦時下の元祖アイドル・明日待子(古川琴音)の青春の日々を描く。出演は山口正太郎(山崎育三郎)高輪芳子(愛希れいか)須貝富安(正門良規)佐々木千里(椎名桔平)ほか

番組内容
昭和初期、上京した明日待子(古川琴音)は、佐々木千里(椎名桔平)の目に留まり、ムーラン・ルージュ新宿座の座員となる。先輩の高輪芳子(愛希れいか)に憧れ、看板俳優の山口正太郎(山崎育三郎)や同僚の小柳ナナ子(田村芽実)らと稽古に励む中、ある日突然、舞台のセンターに立つことに。やがて絶大な人気を誇り、トップアイドルとなった待子。須貝富安(正門良規)への恋も芽生えた矢先、戦争が待子の人生を変えていく…。
出演者
【出演】古川琴音,山崎育三郎,愛希れいか,正門良規,田村芽実,加治将樹,陰山泰,花王おさむ,古屋隆太,大山真志,高橋義和,吉岡睦雄,重岡漠,萩原護,白畑真逸,奥田洋平,中野英樹,椎名桔平
原作・脚本
【作】八津弘幸
音楽
【音楽】宮川彬良,及川眠子,梅棒,suzuyaka,HideboH

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – その他
音楽 – その他

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キーワード出現数ベスト20

  1. ムーラン
  2. 芳子
  3. 拍手
  4. ルージュ
  5. ラムウ
  6. 頑張
  7. 本当
  8. チィ
  9. 一同
  10. 歓声
  11. 戦争
  12. お前
  13. ナナ子
  14. ファン
  15. 今日
  16. 明日待子
  17. ダメ
  18. マスター
  19. 素敵
  20. 武運長久

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(車掌)「角筈
角筈でございます。

お降りの方は お忘れ物ないよう…」。

♬~

♬~

♬~

(千里)頼んだぞ 芳子。 さあ行け!

(演説する男)偽らざる現実である。
(聴衆)そうだ!

(演説する男)
更にロシアで起こった赤色革命は

着々と その忌まわしき思想を
我が国内にも浸透させつつある。

(とし子)あの~
ムーランって どこですか?

ムーラン? ああ ムーラン・ルージュか。
それなら あっち。

♬~

(正太郎)小野寺とし子ちゃん? はい。
こっち おいで。

♬「ここは新宿 ようこそ新宿」

よろしくお願いします。
うん。

オーデション ショウの後だから
中で見てて。

オーデション?
選考会だよ。

ああ ありがとうございます。

ようこそ ムーラン・ルージュへ!

♬~

(拍手)

<そこは 世界で一番輝いていた>

♬~

(純烈)♬「丘を越えて 行こうよ
真澄の空は 朗らかに晴れて 楽しい心」

「空気 めし ムーラン」?
♬「鳴るは」

♬「胸の血潮よ 讃えよ わが青春を
いざ行け」

(ベル)

不合格!
えっ!?

(樋口)はい ありがとうございました。
お帰りは あちらになります。

ちょっと!
不満そうな顔してらっしゃいますけど。

ありがとうございました。
次の方。 はい。

(樋口)はい 次の方 どうぞ。
岩手の小野寺さん? はい。

(樋口)どうぞ。

岩手から来ました
小野寺とし子 15歳です。

え~ 志望はダンサーですか?
シンガーですか?

え? え~っと… スターです。

フッ。

♬「蓮葉な者じゃあ
テントツツン テントツツン」

♬「テンツルテンツルテンツルテンツル
テンツルテンツルテンツルテンツル」

♬「テンツルテンツルテンツルテンツル」
(ベル)

うちの劇場の売りは… 「エロ」だ!
「いろ」?

色気出して もう一回やってみろ。

♬~

♬「テントツツン テントツツン
テンツルテンツルテンツルテン」

♬「テン!」

すごいじゃん。

(ベル)

不合格!
はい ありがとうございました。

私 巡業の役者さんに言われだんです。

「芸事がすたがったら
ムーランにおいで」って。

こごで働がせて下さい。
さっきのショウは すんごく素敵でした。

(芳子)置いてあげたら?

オーデションで
あそこまで足を見せたのは

私以来でしょ?

まあ 芳子が言うんだったら…。

(ベル)

合格!
え~ 本当ですか!?

ありがとうございます。
(樋口)はい おめでとう。

私 一生懸命頑張って スターになります。

あの… 靴持ってきました。
(樋口)おい チィ! 靴こっち!

すいません。

お~ ついてくるな。
そこ! ちゃんと並べとけよ! はい。

あ~ チィちゃん チィちゃん チィちゃん
これ アイロンかけといて! はい。

すぐね。
すぐやります。

(ナナ子)チィちゃん 私も手伝うよ。
ありがとう ナナ子ねえさん。

「ナナ子」でいいよ。
私も まだ入ったばっかりだから。

何で「チィちゃん」なの? 「とし子」なのに。

オッチョゴチョイだがら 「チィ」だって。

よく分かんないけど かわいいね。
え… んだべが?

(高木)「チィちゃん」ってのは
お前さんか? はい。

ブサイクだな~。
ええ?

楽屋で ねえさんたち待ってるぞ!
ハハハ…。

気にしない 気にしない。
高木じいさんは楽屋口番で

今まで何人も踊り子見てるから
目が肥えてるんだよ。

えっ!?

♬~

♬「俺は水兵 気ままな風さ
退屈しのぎに女を抱いても」

♬「求めているのは 世界でひとつ
本当の愛 本当の愛」

♬~

(娼婦1)♬「素敵な水兵さん」
(娼婦2)♬「私と遊びましょ」

(娼婦3)♬「ねぇ私といいことしましょ」
(娼婦4)♬「私に決めて」

(娼婦たち)♬「素敵な水兵さん」

♬~

(拍手と歓声)

♬「なんて美しい おまえこそ俺の理想
もっと近くに来いよ 抱きしめてやる」

♬「なんていい加減 軽い男はきらい
適当な言葉じゃ 私を落とせない」

♬「甘い夢を見せてやる」
♬「考えさせて」

♬「絹のドレスを買ってやる」
♬「そんなのいらない」

♬「大きなダイヤを買ってやる」
♬「それもいらない」

♬「米一俵でどうだ?」
♬「あなたはバカなの」

♬「じゃあニワトリと牛なら?」
♬「本当にバカよね」

♬「何でもあげる」
♬「何もいらない」

♬「飴ちゃんあげる」
♬「もので私は釣れないわ」

♬「本当は俺の愛が欲しいんだろ?」
(観客たち)キャ~!

♬「あなたに望むのはたった一つだけ
どうか私の前から消え失せて」

(2人)♬「今宵は」
♬「俺と」 ♬「あなたと」

(2人)♬「一緒に」
♬「いよう」 ♬「いない」

(2人)♬「朝になるまで 朝になるまで」

(拍手と歓声)

素敵だよね 正太郎にいさん。
うん… そうだね。

(拍手)

(山本)1 2 3 4…。

<ムーラン・ルージュには
ちっとも お休みがありません。

本番のあとの稽古は
いつも朝までかかります>

(山本)5 6 7 8。

もう一回!

(山本)5 6 7 8。
1 2 3 4 5 6 7 8。

2 2 3…。
ダメだ ダメだ~。

そんなんで金が取れるか!

エロだよ! もっと足 強調しろ!

出し惜しみをするな!
はい!

客が見たいものを 思う存分 見せてやれ!

(山本)1 2 3 4 5 6 7 8。

これで まだすぐ昼の公演するんでしょ?

うん そう。

こんなのが 10日に1回あって
それが ずっと続ぐの?

(ナナ子)うん そう。

私… 続げられるがな…。 (ナナ子)うん…。
(タマ子)ちょっと待って 待って…!

(タマ子)あんたたちも飲む?
あ~ 私は お金ないし。

(タマ子)いいよ 今日は奢ってあげる。
冷たいよ。

はい…。 つめで!
だから言ったろ。 ハハハ…。

ありがとうございます。
これ 美味しいんですよね~。

そのかわり 次のショウも頑張ること。
はい! 任せて下さい!

(道場)調子いいなあ。
キミはコントの方が向いてるな。

(ナナ子)そんなあ。

美味な…。

♬~

次のお芝居の台本が出来ました。

ナミねえさん どうぞ。
(ナミ)ありがとう。

芳子ねえさん 台本です。
そこ置いといて。

はい。

あの… まだ 前の台本
貰ってもいいですか?

ありがとうございます。

♬~

どう思います?
ブサイクなくせに

笑った途端に可愛くなりやがる…。
あれは大穴だな。

やはり… 9番に全部突っ込みます。
そっちも大穴だな。

これが来ないと
今月の給料も払えませんからね。

おい 頼むぜ マスター。

デッカイ戦争にでもなって
景気よくなってもらわねえとなあ。

<このころ始まった中国との戦争は
まだ海の向こうの話でした>

芳子ねえさん
すみません 稽古の邪魔して。

また そんなことやらされてんの?

お洗濯は
田舎にいだ時から好きだったんで。

あなた いい子ね。
いえ そんな…。

そういう子は
大体すぐにやめちゃうのよね。

えっ どうすてですか?

そんなに甘くないからよ。

私はやめません。
帰りだくても帰る場所ねし。

田舎は?
うぢは お父さん死んでがら余裕なくて

それで私が家を出だんです。

だがら こごで頑張るしかねんです。

それで いつか
芳子ねえさんみだいになりだいんです。

お邪魔しました。

もっと自分勝手になりなさい。

じゃなきゃ 生き残れないわよ。

♬「ここは新宿 何でもありの世界」

♬「そうよ 何だってできる 今日からは」

♬「くらくらするような夢に」

♬「誘わ…」
♬「誘われて」

えっ? あっ!

♬「人生を踊るの もっと素敵に」

ハハハ。

正太郎にいさん まだいらしたんですか?
ちょっと ご贔屓さんと飲んでてね。

もう電車もないから
楽屋で寝ようかと思って。

ご苦労さまです。
運がよかった。

とてもいいステージが見られたよ。
はい…。

芳子と違うけど
何て言うか… 親しみやすさがあった。

正太郎にいさんと芳子ねえさんは
恋人なんですか?

ハハハ 何だい いきなり…。

二人の舞台は とっても息が合ってるし
お似合いだなあど思って。

恋人というより 戦友だよ。

芳子は もともと

松竹歌劇団のマドンナとして
期待されてた。

でも挫折して 劇団にいられなくなって

途方に暮れているところを
マスターに拾われたそうだ。

何度もやめようとして…
だけど結局やめられなかった。

踊り子は ジャズのリズムの中でしか
生きていけない。

ここに立ち続けるしかないんだ。

彼女も… フッ 僕もね。

♬~

(せきこみ)

芳子。

えっ ちょっと!
芳子ねえさん? 芳子ねえさん!

♬~

マスター どうしたんですか? マスター!

芳子 大丈夫なんですか?

とりあえず
生きる死ぬといったことはない。

よかった~。

だが 当分は舞台は無理だ。

厳しいな。

しかたない チィ お前がやれ。

(一同)えっ!?

歌もフリも覚えてるな。

ただ覚えでるだげで
芳子ねえさんの代わりなんて とでも…。

チィにできるわけないじゃない。
無理だよ。

だったら お前にできるのか!

心配するな
誰も お前に期待なんかしてない。

形だけでいいから やれ。

こいつは大穴だな。
チィ いつもどおり笑っとけ。

ちょっと来い。
(一同)マスター!

いいから 座れ。 自分を見てみろ。

お前は
ここに来てから ずっと頑張っていた。

だから この世界で
頑張ってない奴なんか いないんだ。

それでも スポットライトが当たる者と
そうでない者がいる。

ほんのわずかな運を
掴み取れるかどうかだ。

逃げるな。 怖くても手を伸ばせ。

お前は まだまだひよっこだが
明日は必ず来る。

今日から お前の名前は明日待子だ。

早く支度しろ。

明日待子。

♬~

♬~

♬「Yes, Sir 好きよ Baby
ねぇねぇ私は あなたのトリコなの」

♬「Yes, Sir 誰にも
いやんいやん心を どうかあげないで」

♬「見つめて 見つめて
優しく私 可愛がって」

♬「Yes, Sir 燃えて Baby
ねぇねぇ素敵な 夜を過ごしましょう」

♬~

♬「Yes, Sir 好きよ Baby
ねぇねぇあなたの そうよ言いなりよ」

♬「Yes, Sir お願い
いやんいやん笑顔で どうか逃げないで」

♬「愛して 愛して
あなたの腕にくるまれたい」

♬「Yes, Sir 燃えて Baby
ねぇねぇ素敵な 夜を過ごしましょう」

♬「朝まで二人
星を眺めて 過ごしましょう」

♬~

(拍手)

(一同)せ~の ありがとうございました!

(拍手と歓声)

芳子ねえさん!

もう大丈夫なんですか?
(芳子)ええ。 心配かけたわね。

よがった。 お帰りなさい!

たった半年で みんな変わったのね。

とし子
私の代役を務めてくれたんですってね。

ありがとう。

いえ… そんな…。
でも もう大丈夫だから。

芳子!

そいつは もう とし子でもチィでもない。
明日待子だ。

明日待子?

これからは こいつら中心でいく。
ちょっと待ってよ。

歌なら もう歌えるし
すぐに踊れるようになるから。

体のことは関係ない。

これからのムーランの売りは
「エロ」じゃなくて「可愛い」だ…。

明日待子だ。

(芳子)だけど 歌も踊りも
全然できてなかったじゃない。

無理させたら この子たちが可哀想よ。

そうだ。 こいつらは
まだ何も完璧にはこなせていない。

だがな できるようになろうと頑張ってる。

客は それを一緒になって応援する。

そうしたくて金を払うんだ。

もう ここには
私の居場所はないってこと?

そうじゃないよ。
キミにできることは たくさんある。

主役じゃなくてもね。

あなたは どうなの?
えっ?

こんな子どもだましを
本当に続けていくつもり?

嫌なら嫌って ハッキリ言いなさい!
私は…。

♬~

ハッ!

やっと自分勝手になったわね。

それでいい…。 あなたは いつまで
ここに立ち続けていられるかしら…。

芳子ねえさん!

♬~

(岸谷)満員です。 満員です!

すいません もう入れません!
すいません すいません。

<あれから3年が過ぎて ムーランは
新宿一の大人気劇場となりました>

(婦人A)あなたたち! この非常時に

このような場所に足を運ぶなんて
不謹慎です!

(婦人B)不謹慎です! ほら入って
ほらほらほらほら ほら入って!

♬~

ご苦労さまです。

♬~

私… 売れだなあ。

映画や雑誌はいいが
軍の雑誌ってのは気に入らんな。

何でですか?
たくさんの人に見てもらえるんだし

いいじゃないですか。
浮かれてないで

今夜の舞台も手を抜くなよ。

今のお前があるのは ムーランのおかげ。

つまりは
俺のおかげだってことを忘れるな。

オーデション落とそうとしたくせに。
あれは… お前のやる気を試したのさ。

私 少しはスターになれたのかな?
そんなものにはならんでいい。

お前は 明日を待ってるぐらいが
ちょうどいい。

ファンが会いたいのは
自分たちと変わらない等身大のお前だ。

女優でも スターでもない
お前は… アイドールになれ。

アイドール?
ファン一人一人にとっての恋人…

みたいなもんだ。

アイドール…。

(拍手と歓声)

♬~

♬「赤いルージュにひかされて
今日もくるくる風車」

♬「私のあなた」
♬「あなたの私」

♬「ラムウ ラムウ ムーラン・ルージュ
ラムウ ラムウ ムーラン・ルージュ」

♬~

♬「一度見たならもう一度
残る思いの風車」

♬「私のあなた」
♬「あなたの私」

♬「ラムウ ラムウ ムーラン・ルージュ
ラムウ ラムウ ムーラン・ルージュ」

♬~

(拍手と歓声)

まっちゃん!
自分たちは明日出征します!

明日待子 バンザ~イ!
(一同)バンザ~イ!

頑張って 頑張って。 頑張ってね。
ありがとう。 頑張ってね。

(拍手と歓声)

お前ら 覚悟はいいか!
(一同)おう!

行くぞ~!
(一同)おう!

まっちゃ~ん!

できた! はい。
ありがとうございました。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

千人針お願いしま~す。

あの… 明日待子さんですよね?
はい。

いつも ムーランで
あなたのことを見てました。

ファンの方ですか?
はい。

雑誌も買ったし サイン会にも行きました。
嬉しい。 ありがとうございます。

握手… してもらってもいいですか?
はい 喜んで。

お時間ができたら
またムーランに会いにいらして下さい。

もう少し… もう少しだけ…
一緒にいて下さい。

(富安)離れて!

何やってんだ おい!

まっちゃん バンザイ!
まっちゃん バンザイ!

大丈夫ですか?

ど… どこか痛いところでも?

怖かった…。
ありがとう。 ありがとうございます。

いえ… 僕も… 怖かったです。

何事もなくてよかった…。
本当によかったです。

本当によかったです。

(道場)おい まっちゃん?
(田島)どうしたんだ?

大丈夫か? まっちゃん!
おい 何があったんだい?

ううん 何でもないです。 大丈夫ですから。

顔色悪いぞ。
おんぶ おんぶ おんぶ…。 よし よし…。

あっ あっ あの…。 お名前は?

♬~

♬「恋はやさし野辺の花よ
夏の日のもとに朽ちぬ花よ」

♬「熱い思いを胸にこめて
疑いの霜を冬にもおかせぬ」

♬「わが心のただひとりよ」

(観客)まっちゃ~ん!

(拍手と歓声)

まっちゃん!
まっちゃん!

ごめんね。

あっ こんにちは。
こ… こんにちは。

あっ…。
あっ。

この前は助けてもらったのに
ちゃんとお礼も言えなくて…。

本当にありがとうございました。
いえ…。

あの…。

あっ 失礼しました。 須貝といいます。
須貝富安です。

須貝さん。 私は…。

明日待子さんですよね?
あっ… はい。

(車掌)お待たせしました
新宿一丁目 新宿一丁目でございます。

あ… 私 降りなきゃ。
夜 公演があるんです。

えっ わざわざ このために?
お礼を言わなきゃと思って。

失礼します。
あっ…。

あの… また見に来てもらえますか?
もちろんです!

ご苦労さまです 寺沢検閲官殿!

(寺沢)待たせるなよ~。
これでも忙しい身なんだ。

よく存じております。 どうぞ お車代です。

困るな~ キミ 迷惑だよ~。
お車代ですから。 フフ。

ところで検閲官殿 今回いただいた
削除指示は いささか厳しく

ご相談に乗っていただけないかと。

(寺沢)キミも しつこいな~。
ダメなものはダメだ。

どうしても上演したいなら
こちらの指示に従いなさい。

もちろん 私も
協力したいと思っておりますよ。

しかしですね 寺沢検閲官殿
内容が面白くなければ客は来ず

客が来なければ
結果 指導啓蒙もできませんからね。

何?
聞きましたよ。

寺沢さんは
元演劇青年で 作家志望だったとか。

もしや ジャズもお好きなのでは?

ぜひ うちで
あなたの書いた本を上演させて下さい。

バ… バカなこと言うな…。 そんなこと
できるわけ… ちょちょちょちょ…。

させて下さい。

(岸谷)マスター! マスター!

(ラジオ)「臨時ニュースを申し上げます。

帝国海軍は ハワイ方面のアメリカ艦隊
ならびに航空兵力に対し…」。

(道場)これ あれだよな?
今朝読んだよな! シー シー シー。

(ラジオ)「大本営海軍部 今日午後1時発表。

帝国海軍は 今8日未明 ハワイ方面の
アメリカ艦隊 ならびに航空兵力に対し

決死の大空襲を敢行せり」。

じゃあ いきますよ~。

<アメリカやイギリスとの戦争が
始まると

ムーランの仲間も
兵隊にとられていきました>

(拍手)

さっさと勝って 帰ってこいよ!
はい。

♬~

よ~し いくぞ~。
はい~。

♬~

(ナナ子)何で外しちゃうんですか?

近頃よくある金属の献納さ。

僕たちのシンボルが
軍艦や飛行機に生まれ変わって

お国のためになる。

さあ仕事だ!

何だ何だ~
風車がなくたって芝居はできるぞ。

いつものムーランの芝居を見せてやれ!
ほい!

♬~

♬「胸にまことの露…」

(2人)せ~の。

あ~。
あっ。 えっ?

大吉!?

♬「花のさだめ」

♬「熱い思いを胸にこめて
疑いの霜を冬にもおかせぬ」

♬「わが心のただひとりよ」

(ナナ子)相変わらず 仲よさそうだね。

たまに
ごはん食べに行ったりするだけだよ。

そっちこそ あの人 誰なの?

(カヨ子)
フィルム会社の社員さんですよね?

写真撮ってもらったのがきっかけで
仲よくなったんですよね?

(一同)ね~。

えっ みんな知ってたの?
気付いてないの 待子ねえさんだけですよ。

え~ ちょっと…。
今度 結婚するんだ 私。

け… 結婚!?

恋愛禁止だけど
結婚禁止じゃないでしょ?

ハハハ… すごいね ナナちゃん。

みんな… 大森君が帰ってきたよ。

本当ですか!? 案外早かったね。
うん。

(大森の妻)皆さん
夫が大変お世話になりました。

あの人は いつも 手紙で
このムーランを気にかけていました。

今 何をやってるのか
お客は入ってるかって…。

帰ってきたら
また皆さんと舞台に立ちたいって。

(泣き声)

<戦争は なかなか終わりませんでした>

本当なんですか?

はい…。 10月には
学徒出陣の壮行会が行われるそうです。

何か方法はないの?

あれよね? 病気になったら
行かなくてもいいのよね?

富安さん お芝居できる?
私 教えてあげる。

待子さん。

僕だけ逃げるわけにはいきません。

待子さんを独り占めするのも
これが最後です。

やっぱり まっちゃんには
ステージの上が一番似合ってる。

あなたは みんなのものですから。

今まで ありがとう。

♬~

<学徒出陣の壮行会のあと
ファンたちはムーランに集まりました>

まっちゃんに無料で会える…!

♬~

時間だよ。

♬~

(拍手)

♬~

(一同)バンザ~イ! バンザ~イ!
バンザ~イ! バンザ~イ!

皆さん 皆さん! これから ご出征の方
お手を挙げて下さい。

(一同)えっ!?
武運長久を祈ってます。 どうか。

武運長久をお祈りしています。 どうか。
はい。

武運長久をお祈りしています。 どうか。
はい。

武運長久をお祈りしています。 どうか。
はい。

武運長久をお祈りしています。
ありがとうございます。 どうか。

武運長久をお祈りしています。
頑張ります。

武運長久をお祈りしています。

武運長久を祈っています。 どうか。

…はい。

皆さん 私は ず~っとここにいます。
だから また会いに来て下さい。

会いに行くよ~!

(拍手と歓声)

♬「赤いルージュにひかされて
今日もくるくる風車」

♬「私のあなた あなたの私」

♬「ラムウ ラムウ ムーラン・ルージュ
ラムウ ラムウ ムーラン・ルージュ」

<ムーラン・ルージュは
作文館と名前を変えました>

<ジャズもレヴューもできなくなって
兵隊さんのお芝居ばかりしています>

隊長さん お水を。
ありがとう。

♬~

隊長さんは お休みにならないの?

部下たちは疲れています。
休ませてやらないと。

お優しい方。

本当に明日たってしまわれるのですか?

戦争は まだ続いています。
また この村に戻ってきて下さる?

戦地慰問…。

(少佐)
現地の部隊から強い要望があってね

こちらの踊り子の方々を
招いてほしいという。

…しかし 少佐殿 申し訳ありませんが
それは とても無理です。

ご覧のとおり
細々とやっておりますので

今 踊り子たちを取られたら
とてももちません。

そうなれば 戦意高揚の芝居も
できなくなってしまいます。

戦意高揚が必要なのは前線の将兵だ!

本音を言えば この非常時においては
ショウも劇場も不要不急である。

国家総動員で敵と戦わねばならん
この時に

芝居などに
うつつを抜かしている場合ではない!

ダメだ! 戦地慰問なんか行く必要ない!

どうしてですか?
慰問を甘く見るんじゃないぞ。

3か月で帰る予定が
全然戻ってこない奴もいるらしいぞ。

そんなことをしなくたって
お前には この劇場があるじゃないか!

今一番大変な思いをしているのは
戦地に行ったファンたちです。

そばに行って励ましてあげるのが
アイドールですよね?

ファンなら ここにも まだいっぱいいる!
ほい。

誰かが慰問に行かなきゃ
この劇場も閉鎖されるって聞きました。

(一同)えっ!?
私が行けば

戦地に行ったファンも励ませるし
ムーランだって守れる。

いいことだらけじゃないですか。
何でダメなんですか?

ダメなものはダメだ!
だから どうしてよ?

俺は このムーランを
戦争の道具にはしたくない。

(空襲警報)

(高木)おいでなすった。
続きは防空壕でやんな。

早くしろ。
(ナナ子)まっちゃん 早く逃げよう!

だったら 毎日やってる
あの戦意高揚の芝居は何なんですか?

何?
あれはよくて 慰問はダメなんですか?

あんな芝居…。

何が作文館よ!

変わったのは名前だけじゃない…。

今のムーランにいるくらいなら
戦地に行った方が ずっとましです!

うるさい! 生意気言うな!
(ナナ子)まっちゃん 早く!

マスターが何て言おうと
私は慰問に行きますから!

ファンに会いに行くから!

勝手にしろ!

正太郎にいさん まだいらしたんですか?

最近歌ってない気がしてね。

歌ってないし… 踊ってないんだ。

それでも僕は ここが大好きだ。

いつまでも
ずっとここにあり続けてほしい。

にいさん…?

フッ…。

おかしなもんだよね。
一年中休みなくショウをやり続けて

もううんざりだって思うことの方が
多かったのに…。

今は 愛おしいよ。

ここの何もかもが愛おしい。

♬「赤いルージュにひかされて
今日もくるくる」 (2人)♬「風車」

(2人)♬「ラムウ」

<それから間もなく
正太郎にいさんは出征していきました>

<私はムーランを離れ
戦地慰問のため 大陸に渡りました>

皆さん お待ちかねの
明日待子さんが来て下さいましたよ~。

まっ いいでしょう。

どうも。

面白くはないけどね。

いや… 本当にこれでいいのかなと。

ああ 「これでいいのかな」とは?

フッ あなたが以前 言ったんですよ。

「面白くなければ客は来ない。
客が来なければ 指導啓蒙もできない」と。

ここまでして やる意味があるのですか?

(隊長)ご苦労さまです。
遠いところを よく来てくれました。

兵たちも この日を待ちわびておりました。

ご丁寧にありがとうございます。

本日は よろしくお願いします。
はい 精いっぱい歌わせていただきます。

私の部隊は 間もなく
前線に行くことが決まっております。

これで あいつらを
笑って死なせてやることができます。

えっ?

せめて 今日だけは あいつら一人一人の
恋人になってやって下さい。

あなたの笑顔で
あいつらの背中を押してやって下さい。

(拍手)

♬~

♬「恋はやさし野辺の花よ
夏の日のもとに朽ちぬ花よ」

♬「熱い思いを胸にこめて
疑いの霜を冬にもおかせぬ」

♬「わが心のただひとりよ」

(隊長)敵を倒すのが 我々の戦争なら

兵を笑って死なせてやるのが
あなたの戦争ですな。

(歓声)

バカですよね ファンにとって私は
生きるための力なんかじゃなかった。

死にに行くための支えだった…。

ニコニコ笑って…
「頑張って下さい」って。

みんなが笑って死ねるよう
背中を押してた。

アイドールなんかに なるんじゃなかった。

お前が慰問に行こうと行くまいと
歌おうと歌うまいと

戦争は起きたし
多くの兵隊たちが命を落とした。

だから もう自分を責めるな。

今の俺たちにできるのは 客が少しでも
笑って前を向いてくれるように

この劇場を開け続けることくらいだ。

それが… 俺たちの戦争だ。

お前が帰ってきたら
やろうと思って作った台本だ。

驚くなよ。 これを書いたのは…。

検閲官の寺沢さんだ。

ハクション!

検閲官が味方になれば 鬼に金棒だ。

ミュージカルもレヴューも 派手にやるぞ。

ムーラン・ルージュの復活だ!

しょうがねえなあ。 今日は特別だぞ~。

よっ!

重いね~。

よいしょ。

ほんの一部だけどな 全部お前のだ。

はい。 これもだ。 見てみろ。

「まっちゃん大好き」。
「まっちゃんと出会えてよかった」。

中にはな「待子さん 結婚して下さい」
ってのもあったな。

ヘヘヘ…。

うん?
「まっちゃん いつも笑顔をありがとう」。

どいつもこいつも
「まっちゃん まっちゃん」って。

これが お前のやってきたことだ。

何一つ恥じることなんかない。

みんな 明日待子と一緒に生きてる。

フフフ…。

笑って死ねるなんて奴が
いるわけないだろう。

こんな世の中だからこそ 娯楽が…

ムーランが…
アイドールの笑顔が必要なんだよ。

空気 めし ムーラン…。
フフ。

私 ステージに立たなきゃ。

(半鐘の音)

(一同)まっちゃん!

(拍手と歓声)

♬~

♬「ときめきの幕が上がるわ
華やかな都会の片隅で」

♬「まぶしさの渦に巻かれて
ねぇ私も輝いていたい」

♬「ここは新宿 何でもありの世界」

♬「そうよ 何だってできる 今日からは
くらくらするような夢に誘われて」

♬「人生を踊るの もっと素敵に」

♬~

♬「あざやかに時は流れて
この街じゃ誰もが主人公」

♬「淋しさに涙する日も
ねぇ未来を諦めずにいて」

♬「ここは新宿 何でもありの世界」

♬「そうよ 何だってできる 今日からは」

♬「きらきら瞬く明かり」
♬「包まれて」

♬「人生を飾るの もっと自由に
人生を飾るの もっと自由に」

♬~

(拍手と歓声)

<長い戦争の間
私が見送ったファンの多くは

帰ってきませんでした>

<ムーラン・ルージュが空襲で焼けて
3か月後

戦争は終わりました>

♬~

♬「夜更けにひととき 寄せて なまめく」

<終戦から1年が過ぎ 私たちは
ムーランを再建するために集まりました>

♬「ダンサーか 気にかかる あの指輪」

♬「楽し都 恋の都
夢のパラダイスよ 花の東京」

(拍手)

ありがとうございました。
結果は後日 郵便でお知らせします。

ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

<正太郎にいさんは フィリピンで戦死した
という知らせが届きました>

♬~

あら。
先ほどは ありがとうございました。

偉いね。 お母さんは?
今 電話を借りに行ってます。

そっか。 名前 何だっけ?
美空です。 美空和枝です。

和枝ちゃん。

歌手になりたいの?
はい。

きっとなれるよ。

あなたのファンになってくれた人たちを
大切にしてあげてね。

私が もし歌手になったら
一緒に歌ってくれますか?

そうだね。 その時まで続けられたらね。
やめちゃうんですか?

どうかな…。 私 頑張ったよ…。
頑張ったんだけどね…。

じゃあ 今度は
私がまっちゃんみたいなスターになる!

私はスターなんかじゃない。
アイドールよ。

♬~

和枝 行くわよ。
は~い。

私と結婚しませんか。