土曜プレミアム・ほんとにあった怖い話 夏の特別編2022[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

土曜プレミアム・ほんとにあった怖い話 夏の特別編2022[字]

完全新作!実録心霊ドラマ5本立て▽死者からの非常通報▽毎晩ドアを叩く音…最凶の幽霊物件▽高校女子寮の怪▽娘を誘う幽霊屋敷▽ももクロ恐怖実体験をドラマ化

ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/honkowa/
番組内容
実際に人々が体験した怖い話をリアルに描くリアルホラーエンターテインメント『ほんとにあった怖い話』(通称:ほん怖)。1999年に放送をスタートし、心霊体験をもとに心底怖いゾッとする恐怖とその恐怖や不安に翻弄(ほんろう)されつつも立ち向かっていく人々の姿を描く。稲垣吾郎率いる『ほん怖』クラブメンバーとともに、いまだかつてない恐怖体験をお届け!各ドラマの主演には、神尾楓珠、岩田剛典、
番組内容2
山下美月(乃木坂46)、高城れに(ももいろクローバーZ)、松本若菜が本シリーズ初出演!

『非常通報』〈主演:神尾楓珠〉
新人警備員が、ある日の夜勤業務中に起こった“非常通報”以降、心霊現象に悩まされる

『謝罪』〈主演:岩田剛典〉
ある男性が単身赴任先のマンションで次々に起こる心霊現象に立ち向かう姿を描く。

『一言のあやまち』〈主演:山下美月(乃木坂46)〉
全寮制高校の女子寮を舞台に、
番組内容3
女子生徒同士の関係性が恐怖体験につながる身の毛もよだつエピソード描く。

『憑けてくる』〈主演:高城れに(ももいろクローバーZ)〉
ももいろクローバーZ・高城れにが実際に体験したエピソードをドラマ化。高城自身が数年前から悩まされる心霊現象を、本人とももクロメンバーが実名で演じていく。

『遊び待つ』〈主演:松本若菜〉
ある親子が、引っ越し先の近所に存在する不気味な屋敷で体験する現象を描く。
出演者
【『ほん怖』クラブリーダー】
稲垣吾郎 

【『ほん怖』クラブメンバー2022】
下ヨシ子 

【『非常通報』】
神尾楓珠、大友花恋、千原せいじ、田中美佐子 

【『謝罪』】
岩田剛典、梶原善 

【『一言のあやまち』】
山下美月(乃木坂46)、小野花梨、鈴木ゆうか、佐々木ありさ
出演者2
【『憑けてくる』】
高城れに(ももいろクローバーZ)、百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、玉井詩織(ももいろクローバーZ)、佐々木彩夏(ももいろクローバーZ) 

【『遊び待つ』】
松本若菜、富田望生
スタッフ
【脚本】
『非常通報』:酒巻浩史、三宅隆太 
『謝罪』:後藤博幸、板谷将行 
『一言のあやまち』:穂科エミ 
『憑けてくる』:三宅隆太 
『遊び待つ』:酒巻浩史 

【演出】
『非常通報』『謝罪』:下畠優太 
『一言のあやまち』『遊び待つ』:森脇智延 
『憑けてくる』:國武俊文 

【プロデュース】
大野公紀、後藤博幸(FILM) 

【プロデューサー】
古郡真也(FILM)
スタッフ2
【原作】
『ほんとにあった怖い話』『HONKOWA』(朝日新聞出版) 

【制作・著作】
フジテレビ ドラマ・映画制作センター

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 可奈
  2. 美沙
  3. 亮太
  4. 弓子
  5. 愛奈
  6. 女性
  7. お前なんか
  8. 光生
  9. ノック
  10. 桃香
  11. 一同
  12. 山内
  13. 郁恵
  14. 千尋
  15. 物音
  16. 香織
  17. お前
  18. 彼女
  19. ダンス
  20. 西田

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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ポニーキャニオン

[あなたを 釘付けにする

実録 心霊ドラマが 続々登場]

「そんな ひどいことした覚え
ないんだけどな」

「どんだけ 愛奈のこと
恨んでるんだって話だよね」

「やめて。 来ないで」

「見えるんですか?」
「今は 空き部屋のはずだぞ」

「いなくなっちゃいそうで
怖いんだもん」

「ちっとも
大丈夫なんかじゃないわよ」

「お前のせいで…」

「可奈は? どこに いるの?」

「あそこ 幽霊屋敷って
呼ばれてるんです」

「この子に 近づかないで!」

「私には 見えるのです。
それの姿が」

「もう 何なん?」

「夜中に 声がしたんですよ。
泣いてる女性の」

「もうね 亡くなってるんですよ」
「開けて」

「俺が 何したって いうんだよ?」

「来るな」

(亮太)[これは 以前
僕が 警備会社に勤めて

間もないころに 体験した
出来事です]

(通知音)

(通知音)

(通知音)

(通知音)

(亮太)えっ。

(西田)仕事中だぞ!

(亮太)先輩。 すいません。

(西田)冗談だよ。

ラブラブの彼女か?
(亮太)いや。 そんなんじゃ…。

そういえば この間も
ここに 弁当 届けてくれてたよな。

えっ? 見てたんですか?

俺は ちょっと 無理かな。
会社まで 来られるとな。

いい子なんですよ。
ただ ちょっと さみしがり屋…。

優しいよな お前は。
(亮太)いやいや…。

(警報音)

はい。

はい。 はい。 分かりました。

(西田)どこ?

(亮太)川上町の
シルバーセンターです。 517号室。

嘘だろ?

517号室。
今は 空き部屋のはずだぞ。

じいさんが
一人で 住んでたんだけど

半年前に 亡くなってな。

えっ?

冗談だよ!

ちょっ。 勘弁してくださいよ。

(西田)ちゃっちゃと 行ってこいよ。
どうせ じいさんが また

間違えて ボタン 押したんだろ。
前も あったんだよ。

分かりました。

[このときは まだ

あのようなことが
自分の身に 起こるとは

夢にも 思っていませんでした]

♬~

♬~

♬~

(チャイム)

(亮太)山内さん。
日の出警備保障です。

通報があったので
お伺いしました。

♬~

(電子音)

≪(解錠音)

(亮太)山内さん?

♬~

♬~

(亮太)失礼しますね。

♬~

♬~

≪(うなり声)

♬~

≪(うなり声)

♬~

♬~

(亮太)誤作動か?

♬~

うわっ!?

(苦しむ声)

(倒れる音)

(亮太)山内さん?

山内さん! 大丈夫ですか!?
山内さん!

大至急 救急車 お願いします!

山内さん。 山内さん!

[病院に 到着後

しばらくして 山内さんは
亡くなったそうです]

[僕が もう少し早く
到着していたら…]

[そう 思うと
胸が 張り裂けそうでした]

(スタッフ)山内さん。
ずいぶん 孤独だったみたいよ。

息子さん夫婦とは 疎遠だし。

ここにも
ちっとも 顔 出さなかったしね。

高齢の男性には 多いのよ。

あっ。 センター長には
報告しておきます。

(西田)よろしく お願いします。

行こうか。
(亮太)はい。

♬~

[それからも 山内さんのことが

心の中に 重しのように
残っていました]

(美沙)お待たせ。
(亮太)美沙…。

(美沙)うん? どうしたの?
ぼうっとしちゃって。

(亮太)ううん。 何でもない。

(美沙)やっぱり
お仕事 大変なんだね。

(美沙)そう 思って これ。

すごく おいしく できたから
亮ちゃんにも 食べてほしくて。

あっ…。

(美沙)おいしい?
(亮太)うん。

よかった。 作り過ぎちゃったから
持ってってあげればって。

お母さんが。
(亮太)お母さんが?

あっ…。

実は お母さんと 2人で作ったの。
でも 私も ちゃんと 手伝ったよ。

よし。 じゃあ 行こうか。
(美沙)うん。

お母さん!
いってきます!

(美沙)天気が いいから
遠くまで 見えそうだね。

亮ちゃん。 早く。

(美沙)うわぁ! えーっ。
すごい奇麗!

あっ。 海も見える。

元気になった?
(亮太)ああ。 うん。

よかった。
亮ちゃん 今日 元気なかったから。

(亮太)実は この前さ
老人ホームで…。

あっ…。

お母さんだ。

もしもし。 うん。

うん。 分かった。

(美沙)ごめん。
そろそろ 帰んなきゃ。

えっ? いや…。

まだ 4時だよ?
晩飯くらい いいだろ。

(美沙)でも 心配するから。
お母さんが。

(亮太)ハァー。 お母さんね。

えっ?

いや…。 心配なのは 分かるよ。

女手一つで 美沙のことを
育ててきたわけだからさ。

でも…。

でも 何?

少し べたべたし過ぎっていうか。
子離れ できてないっていうか。

悪く 言わないで。
お母さんのこと。

帰る。

(亮太)おい。 美沙。

(亮太)美沙。 おい。

待てって。

(うめき声)

えっ?

美沙?

(亮太)どうした? 大丈夫か?
美沙?

(美沙)お前なんか…。
お前なんか…。

美沙?

(美沙)お前なんか…。
お前のせいで…。

≪(うめき声)
(美沙)お前なんか…。

お前のせいで…。
≪(うめき声)

お前なんか…。 お前なんか…。
(うめき声)

山内さん?
(美沙)お前なんか…。

お前のせいで!
(亮太)美沙! 美沙!

やめろ! 美沙! 美沙!
(美沙)お前なんか…。

「サクセス」
(中村)原田さん。
(原田)んっ?

成長するって どういうことなんですかね?
今の自分に 満足しないことかな。

お~。

まだまだ これからも
成長していきたいって思ってるよ。

これからもですか?
うん。

(2人)ハハハ…。

<髪にだって 成長期はある>

<髪の成長期を保ち
抜けにくい強い髪を育む>

<「サクセス薬用育毛トニック」
トニックの前にはシャンプーも>

(美沙)お前のせいで!
(亮太)美沙! 美沙!

(美沙)お前なんか…。
(亮太)どうしたんだよ!? 美沙!

お前なんか…。 お前なんか…。

(亮太)美沙!
(美沙)お前なんか…。

お前なんか…。 お前なんか…。

お前なんか…。 お前なんか…。
(亮太)美沙! 美沙! やめろ!

♬~

(落ちる音)

美沙!

(亮太)美沙。 美沙! 美沙!

[あれは 間違いなく

先日 亡くなった
山内さんでした]

[山内さんは
僕のことを 恨んでいる]

[そんな気がしました]

(郁恵)ホント
大ごとにならなくて よかった。

(亮太)申し訳ありませんでした。

(美沙)大丈夫だって。
それに ほら

本はといえば 私が誘ったんだし。
(亮太)いや。 それは…。

(郁恵)どれにする?
色々 買ってきたわよ。

(美沙)また…。
こんなに 食べられないよ。

(郁恵)いいじゃない。
冷蔵庫 入れとけば。

(郁恵)検査で 何日か 入院しなきゃ
いけないんだから。 ねっ。

(美沙)そんなこと言って
自分が 食べたいだけでしょ。

(郁恵)あっ。 バレた?
(美沙)分かるよ。

だって お母さんが
好きなやつばっかりだもん。

(郁恵)ほらほら…。
これこれ これこれ。 どう?

ちゃんと 叱ってあげてね。
この子のこと。

私 ついつい 甘やかしちゃうから。
(亮太)あっ いや…。

(亮太)花瓶 借りてきます。
(郁恵)あっ。 うん。

≪想像できる?

あっ。 借りられました。 花瓶。

想像できる?

遅くなっても 帰ってこない。

連絡もない。
携帯に 何度かけても 出ない。

(郁恵)想像できる?
どれだけ 心配したか。

どれだけ 不安だったか。

美沙は いい子だから
大丈夫って 言うけど

ちっとも
大丈夫なんかじゃないわよ。

すいません。

≪(うめき声)
(郁恵)大学生になったから

交際 許可したけど
やっぱり まだ 早かったわよね。

≪(うめき声)
(郁恵)そもそも 私は

あなたと お付き合いさせるの
反対だったのよ。

≪(うめき声)
(郁恵)仕事だって まだ

一人前じゃないでしょ?
≪(うめき声)

だいたい 人さまの娘を連れて
外出するっていう意味 分かってる?

人の命を 預かってんのよ。
何かあってからじゃ 遅いのよ。

(郁恵)今回は さすがに
限度を超えてると 思うのよ。

分かるでしょ?

(亮太)すいません。
失礼します。

[やっぱり 山内さんは
僕のことを 恨んでいる]

[そう 確信しました]

(警報音)

わっ!?

(亮太)すいません。

(通知音)

(亮太)ハァー。

(西田)仕事中だぞ!
(亮太)すいません。

冗談だよ。
返信しなくて いいのか?

ああ はい。 後で。

ところでさ…。

最近 お前 何連れて歩いてんの?
(亮太)えっ?

お前の後ろにさ

真っ黒い 影みたいなもんが
見えるんだよな。

たぶん あんまし よくねえもん。

先輩。 見えるんですか?

[僕は 今までのことを
全て話しました]

(亮太)僕が
もっと早く 着いてれば。

(西田)それは 分かんないよ。
(亮太)でも そうなんです。

僕が 悪かったんです。

(亮太)だから 怒ってるんです
山内さん。

僕のことが 許せなくて。

何か 思い上がってたんですよね。
この仕事 向いてたりしてって。

人の役に 立てるんじゃないか。
喜ばれるんじゃないかって。

ちっちゃいころから
勉強も運動も 普通だし

特に これといって
特技が あったわけでもないし。

でも 一つだけ 人から
よく 言われてきたことがあって。

(西田)優しいってか?

確かに 優しいと思うよ お前は。
けど 気を付けないとな。

てめえに 余裕がないとき
人に優しくなんて できないだろ。

(西田)かえって
傷つけることも あるしな。

だから 俺は そんなとき
見て見ぬふり するんだ。

見て見ぬふり?

これだよ これ。

中途半端に 関わって
期待させるのも 悪いしな。

(通知音)

(ナレーター)世界が どんなに変わっても

幸せを求める気持ちを
止めてはいけないと思う。

「くらす」と 「はたらく」を
幸せで あふれるものにするために。

パナソニックは7つの事業のチカラを合わせ

あなたの幸せを 作り続けていきたい。

パナソニックグループです。

(美沙)ごめんって。

予定より早く 退院できたから

ちょっと
びっくりさせたかっただけなの。

亮ちゃん?

あのさ…。 心配したんだよ。
仕事中だったんだよ。

この格好 見れば
分かると思うけど。

だから 謝ってんじゃん。

だいたい 勝手過ぎっていうか。

いつも いつも
四六時中 連絡してきて。

夜中に 会いたいとか
無理 言って。

少しでも 返事 遅れたら
すねて 怒って。

そりゃ ケガさせたのは
悪かったよ。 でも…。

怖いんだもん。
(亮太)はっ?

怖いんだもん。

いなくなっちゃいそうで
怖いんだもん。

一緒にすんなよ。 自分の父親が
出ていったからって。

ごめん。 言い過ぎた。

(亮太)美沙?
(美沙)ずるいよ。

本当は めんどくさいって
思ってるくせに。

優しいふりして そういうの…。

(美沙)かえって 傷つくのよ…。

(風音)

(美沙)お前なんか…。
(亮太)美沙?

(美沙)お前なんか…。
お前なんか…。 お前なんか…。

お前のせいで…。
(亮太)美沙。 美沙。

(美沙)お前なんか…。
お前なんか…。

お前なんか…。 お前なんか…。

(郁恵)お前なんか…。
お前なんか…。

わっ!?

お前のせいで…。

(郁恵)お前なんか…。
お前なんか…。

お前のせいで…。

お前なんか…。

♬~

(美沙)お前なんか…。

(美沙)お前なんか…。
お前のせいで…。

お前なんか…。 お前なんか…。

お前なんか…。 お前のせいで…。

お前なんか…。 お前なんか…。
お前なんか…。

お前なんか…。

お前なんか…。

お前のせいで…。
(亮太)あっ!?

(郁恵)お前なんか…。
お前なんか…。 お前のせいで…。

♬~

♬~

♬~

美沙? 美沙!

亮ちゃん?

(西田)マジかよ。
そんなことが あったのか。

(亮太)でも
どうしても 分からなくて。

(西田)じいさんのことか?
(亮太)はい。

どうして 山内さんは
僕のところに…。

俺が 思うには…。

[先輩によると 山内さんの霊は
最初から 僕を

助けようとしていたのでは
ないかと いうのです]

(美沙)《お前のせいで!》

[確かに 山内さんが
姿を現したのは…]

(郁恵)《だいたい 人さまの娘を
連れて 外出するって…》

[いつも 僕の身に
危険が迫ったときで…]

(西田)たぶんだけどな
じいさんは

お前に 伝えようとしてたんだよ。
(亮太)えっ?

[美沙に 取りついていたのは

おそらく 彼女の母親だろうと
いうことでした]

《いってきます!》

[娘に対する 強い思いと…]

(美沙)《お母さんが
好きなやつばっかりだもん》

[その ゆがんだ愛情が…]

[彼女の心に 取りつき

僕に対する 怒りとして
表れていたのかもしれません]

(美沙)あっ。 お待たせ。
(亮太)よう。

見て。 お昼ご飯 作った。
(亮太)おお。 ありがとう。

何だと思う?
(亮太)えっ? 何?

[あれ以来 おかしなことは
起こらなくなりました]

[ただ…]

[今でも 時々

ただならぬ 気配のようなものを
感じるのです]

亮ちゃん。 早く!

♬~

(稲垣)どういうことだ?

どういうことか
考えてみようか。

(稲垣)ことしはね 久しぶりに
夏に メンバーがね

集まってくれたんだけど。
みんな 実際に 何か

怖い体験した人は いますか?
(一同)はい!

じゃあ 鉄太君。

ホントに?
(彩葉)えっ?

(侑愛)ホントに?
それ ヤバいじゃん。

ホントに?
(一同)怖い怖い。 怖い。

じゃあ もしかしたらね
鉄太君 元気かなと思って

声 聞きたかったのかも
しれないしね。

(鉄太)もしもしとか 言ったけど
全然 そのまま…。

では 恐怖幽便を
読んでみよう。 美然君。

(美然)はい。 吾郎さん。

(美然)「これは 私が体験した
出来事です」

(弓子)[これは
私が体験した 出来事です]

(弓子)すみません。
遅くなりました。

(香織)こんにちは。 大丈夫ですよ。

(可奈)ママ!
(弓子)可奈。

(弓子)今日は 何してたの?
(可奈)これ。

(弓子)絵 描いてたの。

(香織)可奈ちゃん。
絵 上手だもんね。

(弓子)可奈。
どんな絵 描いたの?

(可奈)内緒。
(弓子)何で? 見せてよ。

≪(初美)田所さん。
(弓子)ああ。 上野さん。

こんにちは。 泉ちゃん。
(泉)こんにちは。

(香織)可奈ちゃん。 泉ちゃん。
また あした。

(一同)バイバイ。
(弓子)さようなら。

(香織)お気を付けて。
(弓子)はい。

(初美)田所さん。
来週の授業参観 来られそう?

(弓子)ああ…。 うーん。

(初美)看護師は
時間が 不規則だから。

(弓子)この子には 普段
さみしい思いを させてるから

授業参観ぐらい
行ってあげたいんだけど。

(弓子)大丈夫。
ママ 絶対 お休み取るから。

ホント? やったー!

(初美)よかったね。 可奈ちゃん。

(可奈)うん!
(泉)よかったね。

(可奈)ママ。 おなか すいた。

(弓子)ああ。
じゃあ 帰ったら ご飯にしよっか。

(可奈)うん!

♬~

行くよ。

何にしよっか。

可奈。 ハンバーグにする?
(可奈)うん! ハンバーグがいい!

(弓子)よーし。

[これが 始まりでした]

[翌日]

(香織)実は 可奈ちゃんが
こんな絵を…。

(香織)可奈ちゃん。
いつもは こんな絵 描かないから。

これって
この近くの屋敷ですよね?

どうして 可奈が こんな絵を?

香織さん?
(香織)実は…。

≪(女性)香織さん!
(香織)はい。

すいません。

♬~

[その帰り道のことでした]

(弓子)可奈。
(可奈)何? ママ。

可奈が描いてる 絵なんだけど。

(弓子)あっ。 ごめん。

はい。 田所です。

はい。 あっ。 田中さん。
はい。 一般病棟の方に。 ええ。

302号室です。 はい。
(笑い声)

(笑い声)

可奈?

可奈!

(弓子)ちょっと待って!

「可奈。 どこなの?」
「信じてくれるよね?」

「もう 何なん?」

「どんだけ 愛奈のこと
恨んでるんだって話だよね」

「俺が 何したって いうんだよ?
やめろ。 来るな」

(弓子)ちょっと待って。
可奈。 待って。 何してるの?

(可奈)遊んでるの。
(弓子)誰と?

(可奈)ユカリお姉ちゃん。

(弓子)えっ?

(弓子)帰るよ。

(香織)あそこ 幽霊屋敷って
呼ばれてるんです。

もう 何年も前に あの場所で
女の子が 亡くなってしまって。

それ以来 女の子の幽霊が
出るようになったって。

≪(初美)その話なら
私も 聞いたことが。

(弓子)えっ?

(初美)この子も
以前 あの屋敷の前で…。

(香織)でも まあ
よくある 噂話じゃないですか?

♬~

♬~

♬~

(可奈)ママ。 どうしたの?

可奈。 もう 屋敷の絵は
描いちゃ 駄目。

(可奈)どうして?

(弓子)どうしても。
いい? ママと約束して。

もう二度と
あの お屋敷の絵は 描かない。

ユカリお姉ちゃんとも
遊ばないって。

その代わり 授業参観
ママ 必ず 行くから。 ねっ。

(可奈)分かった。
じゃあ 指切りげんまん。

(弓子)うん。

(可奈・弓子)♬「指切りげんまん
嘘ついたら 針 千本 のます」

♬「指切った」

[ところが…]

[そんな日に限って
急患の対応に 追われ…]

[授業参観に
間に合いませんでした]

可奈?

(香織)可奈ちゃん
今日は まだ 来てないです。

(弓子)えっ?
(香織)えっ?

(弓子)泉ちゃん?

(泉)あの話 本当だよ。

(泉)私も あの お屋敷の前で

時々 ユカリお姉ちゃんに
遊んでもらってたから。

ユカリお姉ちゃん。 今でも 時々
お屋敷の前に いるよ。

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

すみません。

♬~

♬~

♬~

(弓子)可奈?

(弓子)可奈?

≪(駆ける足音)

≪(駆ける足音)

(弓子)可奈?
可奈なの?

(弓子)可奈?
いるなら 返事して。

(柱時計の時報)

≪(笑い声)
(弓子)可奈? 可奈?

はっ!?

♬~

♬~

可奈は?
どこに いるの?

♬~

(弓子)可奈? 可奈?
はっ!?

♬~

(笑い声)

(弓子)可奈…。
可奈!

(弓子)可奈! 可奈!
可奈! どこなの? 可奈!

(弓子)どこに いるの?

♬~

(笑い声)

(笑い声)

(弓子)可奈? どこ?

♬~

(笑い声)

♬~

(笑い声)

♬~

♬~

(倒れる音)

(笑い声)

(弓子)可奈?

(弓子)可奈? 可奈?

(笑い声)

いないの?

(笑い声)
(弓子)可奈? 可奈? いないの?

≪ママ。

(弓子)可奈?
ねえ? 可奈。 開けて。

可奈 お願い。
開けて。 可奈。

≪(鍵の開く音)

(弓子)可奈? 可奈?

(弓子)はっ!?
(笑い声)

(弓子)お願い。 返事して。

(弓子)可奈? 可奈。

可奈!
可奈。 可奈。

♬~

♬~

(弓子)はっ!?
(笑い声)

♬~

(ユカリ)遊ぼう。

♬~

(ユカリ)遊ぼう。

この子に 近づかないで!

(ユカリ)遊ぼう。

可奈は あなたとは 遊ばない。

(ユカリ)遊ぼう。

可奈に 近づかないで!
可奈は 渡さない!

♬~

(笑い声)
(絶叫)

[今は もう あの屋敷に
近づくことは ありません]

(光生)[これは
私が 数年前に 体験した話です]

[地方の支社へ
転勤となった 私は

このマンションに
引っ越してきました]

♬~

(光生)すいません。

(光生)すいません。
≪福本さん?

(光生)ああ。 こんにちは。
今日から お世話になります。

(管理人)福本さんね?
はい。 お部屋の鍵。

(光生)あっ。
ありがとうございます。

(管理人)4階ね。
(光生)あっ。 すいません。

(管理人)4階か。
(光生)はい?

(管理人)いえ。

何か 困ったことが あったら
何でも 言ってください。

ありがとうございます。

(エレベーターの到着音)

(風音)

♬~

♬~

♬~

♬~

(茉奈)でも 1回
ミスったぐらいでさ。

(光生)会社にとっても
大きな契約だったから 仕方ないよ。

(茉奈)だからって
それで 地方に 転勤って

私 やっぱり 納得できない。

(光生)ありがとう。
(茉奈)えっ?

(光生)俺が 愚痴らないから

代わりに
言ってくれてるんでしょ。

(茉奈)いや。 そういうわけじゃ。

(光生)陸は? もう 寝てる?

(茉奈)これから
お風呂に入れるとこ。

今 ちょうど 沸いたみたい。

そっか。 じゃあ。

(茉奈)うん。
また あした 電話する。

無理しないようにね。
(光生)ありがと。 それじゃ。

≪(ノック)

≪(ノック)

誰だろ?

≪(ノック)

はい。 どちらさまですか?

≪(女性)ねえ? 開けて。

≪(ノック)
≪(女性)ねえ? 開けて。

ちょっと待ってください。

≪(ノック)

≪(ノック)

≪(女性)ねえ? 開けてよ。
ねえ?

♬~

うん?

あれ?

[このときは まだ
あのようなことに なるとは

知る由も ありませんでした]

[その翌日]

♬~

≪(ノック)

≪(ノック)

≪(ノック)

≪(ノック)

≪(女性)ねえ? 開けて。
ねえ? 開けて。

≪(ノック)
≪(女性)ねえ?

≪(ノック)

≪(女性)ねえ? 開けてって。

≪(すすり泣く声)
≪(女性)ねえ?

≪(すすり泣く声)

≪(ノック)

≪(女性)ねえ? ねえ?

≪(女性)ねえ? 開けて。

≪(ノック)

≪(女性)ねえ? 開けてよ。 ねえ?

≪(すすり泣く声)

≪(女性)ねえ? 開けて。

≪(ノック)

≪(女性)ねえ?

≪(女性)ねえ?

≪(ノック)

≪(女性)ねえ?

≪(ノック)

≪(女性)開けてよ。

♬~

♬~

♬~

(風音)

♬~

何なんだよ? いったい。

(光生)何か 夜中に
声がしたんですよ。

泣いてる女性の。
ドアも ノックされて。

(管理人)そうですか。
いや。 でも まさかな。

(光生)何か ご存じなんですか?

(管理人)いえ。 私が このマンション
担当する前の話で

あまり 詳しくは
ないんですが

以前
あの部屋に住んでいた 男性の

彼女さんかなと 思って。
(光生)彼女?

(管理人)その彼女
浮気しちゃったみたいで。

それで 彼氏が住んでる
あの部屋へ

毎晩 毎晩
謝りに来てたらしくて。

毎晩 毎晩。
それじゃ その彼女は

彼が 引っ越したことを
まだ 知らないんですか?

(管理人)最近は なかったから。

もしかしたら 福本さん
その彼氏に 似てて

彼女さん
勘違いしてるのかも しれないね。

(光生)えっ? それじゃ

管理人さんから
注意していただけませんか?

(管理人)できれば
してあげたいけど。

(光生)何ですか?

もうね 亡くなってるんですよ。
ずいぶん前に。

えっ!?

[管理人から聞いた話を
私は 妻に話し

盛り塩を
置くことに しました]

♬~

♬~

[すると…]

(目覚まし時計の音)

[音や声が 聞こえてくることは
なくなり…]

こういうの
バカに できないんだな。

[それから 何日か たった
ある日のことでした]

≪(ノック)

≪(ノック)

≪(ノック)

♬~

≪(ノック)

≪(女性)開けて。
(光生)そんな。

≪(ノック)

≪(女性)開けてよ。 開けてって。

≪(すすり泣く声)
≪(ノック)

≪(女性)ごめんなさい。

(光生)えっ? 嘘だろ。

≪(女性)ごめんなさい。
ごめんなさい。

≪(ノック)
≪(女性)ねえ? ねえ?

≪(ノック)
≪(女性)開けて。 開けて。

≪(ノック)

≪(女性)ねえ? 開けてよ。
ねえ?

≪(女性)ねえ ねえ ねえ?

≪(ノック)
≪(女性)ねえ? 開けて。

俺が 何したって いうんだよ?
≪(割れる音)

≪(割れる音)

♬~

(光生)はっ!?

(女性)何で?

(女性)何で…
開けてくれなかったの?

(女性)ねえ?

(女性)何で?

(女性)何で? 何で?
(光生)来るな。

(光生)来るな。 来るな。

(女性)何で? ねえ?

やめろ。 来るな。

(女性)何で?
(光生)やめろ。

(女性)何で? 何で?
(光生)来るな。 来るな。

(女性)何で?

(光生)来るな。
(女性)ねえ? 何で?

(光生)来るな。 来るな。
来るな。

(女性)何で…
開けてくれなかったの?

(光生)やめて。 許して。

(女性)ただ…。

お願いします。 許して。

(女性)ただ…。 ただ…。

(女性)謝りたかっただけなのに。

(絶叫)

[翌朝 私は…]

ごめんなさい。

あの部屋には もう あなたの
好きな人は いないんです。

どうか 安らかに
お眠りください。

(茉奈)それでね 私が ちょっと
目を離した隙に…。

(光生)陸が 歩いてたんでしょ?
聞いたよ。 もう 4回目。

(茉奈)いや。 5回目。

(光生)何で 覚えてんだよ?
ヤベえ。

ごめん 茉奈。
また かけ直す。

週末は そっち 帰るから。
後で 陸の動画だけ 送っといて。

(茉奈)うん。 分かった。
気を付けてね。

うん。 ありがとう。
じゃあね。

(クラクション)

(男性)急に 飛び出してきて
危ないじゃないか。

(光生)すいません。
(男性)ケガは? 救急車 呼ぶか?

(光生)いえ。 大丈夫です。
当たってないので。

(男性)気を付けてくれよ。
(光生)すいません。

♬~

[信じてもらえないかも
しれませんが…]

[もう駄目だと 思った瞬間

私の腕が 何かに 強く
引っ張られたのです]

(クラクション)

[あれは もしかしたら

彼女からの お礼だったのかも
しれません]

ホントに 最後 お花を供えてね
供養してというか。

自分の勘違いって
分かったんだろうね? 彼女もね。

有香君 どうだった?
どうする?

(有香)ドア 引っ張んないで…。

のぞく? 窓から。

じゃあ 弱い心を 吹き飛ばす
あの おまじない。 いくぞ。

(一同)はい。 吾郎さん。

それでは
心霊研究を 始めよう。

(一同)はい。 吾郎さん。

[恐怖幽便を
鑑定してくれるのは…]

(下)やはり 罪悪感を持った霊で。

ホントに…。

[下先生によると
謝りたかった 元カレと

同じ魂を持った 男性が
住み始めたので

再び 謝れると 勘違いして
彼の前に 現れたのだという]

(下)そういうことで
感謝してる。

[供養してくれた 彼に対して
感謝の気持ちで

危険から 救ったという]

[この後 背筋も凍る
心霊現象が 登場]

[あなたは 耐えられますか?]

(一同)♬「ダンス ダンス ビバロック
ダンス ダンス ビバロック」

♬「ダンス ダンス ビバロック」

♬「ダンス ダンス ビバロック
ダンス ダンス ビバロック」

♬「ダンス ダンス ビバロック
スーパーダンシングタンク」

(一同)以上 私たち
今 会える アイドル

週末ヒロイン
ももいろクローバーZ!

ありがとうございました!

(彩夏)暑かった。
(れに)すごい 暑かった。

(夏菜子)『stay gold』
盛り上がったよね。

(スタッフ)お疲れさまです。
(一同)お疲れさまです。

(詩織)何か しゅわしゅわしたの
飲みたい。

(れに)[ももクロを結成して
今日まで

大切な仲間と スタッフさん]

[何より 大勢の
ファンの皆さんに 支えられ

ホントに
あっという間の年月でした]

(一同)我慢できない。
甘いの 食べたいよね。

カナちゃん。 飲み物 買って。

[そんな中…]

[私には ずっと

気になっていることが
あるのです]

≪(鍵の開く音)

≪(ドアの開く音)
(れに)よいしょ。

着いた。 よいしょ。

(れに)おおーっ。

[ももクロは ずっと
ライブを大切にしてきました]

[全国 津々浦々 本当に
数えきれないほどの土地で

歌ったり 踊ったり…]

(れに)ああー。 疲れた。

よし。 準備しよう。

[特に ツアーのときは
色々な場所へ行き

様々なホテルに 泊まります]

[そのときも
ごく普通のホテルで

いつもどおり
眠っていたのですが…]

(れに)うっ。

♬~

♬~

[金縛りでした]

≪(リコーダーの音)

≪(リコーダーの音)

(リコーダーの音)

[こんなことは
実は 序の口で]

≪(壁を たたく音)

≪(壁を たたく音)

≪(壁を たたく音)

≪(壁を たたく音)

[隣の部屋の人が
たたいている]

[そう 思ったのですが…]

♬~

♬~

[私が泊まっていたのは
角部屋で]

[誰かが 壁を たたくなんて
できるはずもなく]

[そうかと思うと…]

≪(たたく音)

≪(たたく音)

(れに)嫌!

[明らかに
ベッドの下からでした]

♬~

≪(たたく音)

♬~

♬~

♬~

♬~

[気には なりましたが
眠気には勝てず…]

♬~

[悲鳴を上げたくても
声が出ません]

[体も ぴくりとも動かせず…]

(彩夏)それ
普通の金縛りじゃなくて?

あるよね? 全然。

(夏菜子)うん。 ある ある。
金縛り。

(詩織)疲れ たまってたりするとね。
(彩夏)分かる。

(れに)そういう金縛りじゃなくて。

(詩織)えっ?
じゃあ どういう金縛り?

(れに)もう
そうじゃない方の金縛りだよ。

(夏菜子)
そうじゃない方の金縛りって?

(れに)もう だから
ほら。 金縛りって

そういう金縛りと
そうじゃない金縛りが あるじゃん。

(彩夏)えっ? いや。 ない。

(れに)
もう 何で信じてくんないの?

(一同)金縛りじゃん だって。
分かんないよ。

≪(物音)
(れに)シッ。 聞こえる?

≪(物音)
(夏菜子)何?

≪(物音)
(詩織)えっ? 何の音?

≪(物音)

あっ。 あっ!
(詩織)えっ?

(一同)怖っ。
どういうこと? 回ってる。

(詩織)何? 何? 何?

≪止まった。

(れに)信じてくれるよね?

(れに)あの時間だったの。
さっきの。

≪(ドアの開く音)
(悲鳴)

(一同)えっ? 何?
びっくりした。

マジ びっくりした。
もう やめてよ。

ねえ 入るとき ノックして。
怖い。

ねえ 聞いて 聞いて 聞いて。
お化け。 時計が。 マジ ヤバい。

あんなこと ある?
怖い。 見た?

[実は みんなには
言ってないのですが…]

[おそらく きっかけになったと
私が思っている出来事があって]

[今から 12~13年前]

[まだ ももクロが デビューして
間もないころ…]

[当時は 電車で
仕事に通っていて

その日も ライブ終わりに

一人で 自宅に向かって
歩いていたのですが…]

[誰か いる。
そう 感じたのです]

[誰か いる。
そう 感じたのです]

≪(物音)

≪(物音)

♬~

(はう音)

(はう音)

(はう音)

(はう音)

(れに)《何? もう 何なん?》

(はう音)

(はう音)

(はう音)

(はう音)

(はう音)

(悲鳴)

[その日以来
つけてくるのです]

[私の行く先々 どこにでも]

(一同)お疲れ。
(スタッフ)お疲れさまです。

(夏菜子)無事 終わったね。
(詩織)ねっ。 終わったね。

(れに)無事 終わった。
(詩織)頑張った。

(スタッフ)お疲れさまです。
(一同)お疲れさまです。

(詩織)でもさ カナちゃんのママ
見に来てたでしょ?

(夏菜子)うん。 見た?
(詩織)見つけた。

(夏菜子)
私も たまの お母さん 見た。

ホント? あっちの方に いた。
(夏菜子)あの正面にね。

[今 この瞬間も ずっと…]

[私には 見えるのです]

[見えてるのです]
≪(はう音)

[それの姿が]

(一同)もう 嫌だ! 怖い。
顔が 怖かったよ。 怖い。

どうする? もし あんな霊に
追い掛けられたら。 彩葉君。

(一同)警察ね。 警察。
(有香)警察に…。

ねえ。 有香ちゃんだったら
どうする? 追い掛けられたら。

(有香)追い掛けられたら?

まあね。 今 携帯
みんな 持ってるのか。

そうだよね。 夜道 歩くときはね。

さっき ももクロの メンバーが。

ある?
(羽叶)うん。

ああ。 それ 羽叶君
見たことあんの?

(一同)そういうこと?
そういうこと?

[下先生によると 霊感が強いため
彼女に ついてきた霊以外にも

多くの 関係のない霊が
見えてしまったという]

[中でも 時計にまつわる現象は

ある霊の仕業だという]

それ 伝えたいんですか?
(下)そうです そうです。

だから…。

[では…]

(下)彼女たちが やってる
アイドルっていうんでしょうか。

ああいうグループに 入って

お稽古も してたんじゃないかと
思います。

(愛奈)[これは 私が
高校生だったころの話です]

[当時 私は
全寮制の学校に 通っていました]

(唯)あっ 千尋。
もう お風呂 入ったの?

(千尋)うん。

(愛奈)あっ…。

(唯)ねえ?
まだ 気まずい感じなの?

(愛奈)うん。 何か。

(唯)恋愛の もつれとか?
(愛奈)そんなわけないじゃん。

[千尋には ある日を境に

避けられるように
なっていました]

(唯)ってか 愛奈。
どうなの? 最近は。

(愛奈)えっ? 何が?
(唯)恋でしょ 恋。

(愛奈)いや。 唐突。
(唯)いいじゃん いいじゃん。 で?

(愛奈)「で?」って
私は 特に ないけど。

(唯)そっか。
って 言ってる 私も

今は 誰も いないんだけどね。
桃香は?

(唯)もしかして いるの?

(愛奈)嘘!?
(唯)えっ? 誰? 誰?

(桃香)さあ。

(唯)何で? お願い。
うちのクラス?

(愛奈)おお! すごい!

(唯)まさか 斎藤君が
好きだったとはね。

(桃香)ちょっと。
言わないでよ。

(愛奈)もっと 早く
教えてくれても よかったのに。

(桃香)だって 斎藤君
バスケ部の エースだし

高嶺の花的な 存在でしょ。
私が 好きとか 言ったら

身の程 知らずとか 思われるんじゃ
ないかなとか 思っちゃって。

(唯)そんなこと 思わないってば。
(愛奈)そうだよ。

うーん。 そっか。 じゃあ そろそろ
気持ちを 伝えた方が

いいんじゃない?
(桃香)えっ?

待って 待って。 無理 無理 無理。

(愛奈)だって このままだったら
絶対 後悔するよ。

(唯)そうだよ。
(桃香)えっ!? でも…。

(愛奈)でも 来年には
卒業しちゃうんだよ。

そしたら 告白する機会なんて
なかなか なくなっちゃうじゃん。

(桃香)まあ そうだけど。

ねっ。
当たって砕けろ精神で。

愛奈が そこまで 言うなら。
(愛奈)うん。 いけ いけ。

今は 誰とも
付き合う気が ないんだって。

(愛奈)そっか。
(唯)まあ ほら。 斎藤君

バスケ命みたいなところ あるしさ
仕方ないって。

(桃香)うん…。
(唯)どうしたの?

(桃香)斎藤君 他に 好きな子が
いるんじゃないかなって

思っちゃって。
(愛奈)えっ? そうなの?

(桃香)分かんないけど 何となく
そんな気がしたっていうか。

(唯)まあ。 まあ 今日は とにかく
桃香を 励ます会にしよ。

(愛奈)だね。 じゃあ 桃香の
好きなもの たくさん 買って

やけ食い祭りなんて どう?
(唯)いいじゃん。 そうしよ。

ありがとう。

じゃあ 今日は 遅くまで
付き合ってもらうからね。

あっ。 千尋。

(愛奈)千尋。

(物音)

[右頬に
何かが触れた感じが しました]

(黒島)今日 ひといき つきましたか?
(井浦)…はい はい。 わっかりました。

<オンとオフが曖昧になった この時代
休む時間って すごく大切>

<だから毎日の中で ひといき習慣を>

<それだけでリズムを取り戻し
気持ちが前を向く>

さあ あなたも。

ね 井浦さん。
わっ 黒島さん。

何ニヤニヤしてたんですか?
えっ いや…

<いい毎日は、いいひといきから。
ひとのときを、想う。 JT>

(愛奈)えっ?

[もしかして 千尋が?
そう 思ったのです]

(唯)それって 千尋の
生き霊だったりして?

(愛奈)はっ?
(唯)洗面道具が

ばらばらに なってたのも 千尋が
出てった後なんでしょ?

きっと 愛奈に対して
何か あるんだよ。

やめてよ。
(唯)絶対 そうだって。

ってか 千尋 どんだけ 愛奈のこと
恨んでるんだって話だよね。

(愛奈)恨んでるって…。

私 そんな ひどいことした覚え
ないんだけどな。

(唯)きっと 気付かないうちに
何か やっちゃったんだよ。

でも もし そうだとしたら
千尋自身も 心配かも。

(愛奈)えっ?
(唯)生き霊って

飛ばしてる本人にも
ヤバいこと 起きるらしいよ。

(愛奈)そうなの?
(唯)だから このままだと

千尋にも
何か 影響あるかもだし。

そういう意味でも 一回 ちゃんと
話してみた方が

いいんじゃないかな。

(物音)

≪…い …れば …さない。

[何かが 当たると同時に
声のようなものが 聞こえました]

(愛奈)はっ!?

≪(生徒)ねえ? 何 やってんの?
遅れるよ。

(生徒)ごめん。
何か 前髪 決まんなくて。

(愛奈)パン 買ってきたよ。
サンドイッチだったよね?

(桃香)サンドイッチ あった?
(愛奈)あったよ。

(唯)お待たせ。
(愛奈・桃香)ありがとう。

(愛奈)はい。 2個。
(唯)ありがとう。

(物音)

[また 何かが 触れました]

(唯)いつも カレーパン。
こっち デザートだから。

(物音)

(唯)大丈夫?
(桃香)お絞り 持ってくる。

(愛奈)うん。 ごめん。

♬~

♬~

まだ 夜中じゃん。

♬~

(物音)

≪…い …れば …さない。

(物音)

(愛奈)はっ!?

≪…い …れば。

(愛奈)千尋…。

♬~

♬~

[このままでは いけない。
そう 思った 私は…]

♬~

(千尋)放課後
一緒に 歩いてたら

愛奈の 中学のときの
同級生に会ったこと 覚えてる?

ああ。 うん。 あったね。

(千尋)愛奈 その子たちに
私を紹介するとき

「同じ学校の子」って
言ったじゃない?

(愛奈)あっ。

(千尋)何か 分かんないけど

その言葉に 結構
ショック 受けちゃったんだよね。

(愛奈)そうだったんだ。
(千尋)ってか 私

器 小さ過ぎて ヤバいよね。
(愛奈)そんなこと ないよ。

ホント ごめんね。

[今までの現象は

千尋によるものだったのかは
分かりません]

[けれど これで もう 大丈夫。
私は そう 思いました]

[そして 夏休みが始まり…]

(3人)いってきます。
バイバイ。 じゃあね。

[みんなが 帰省する中
その年 私は

寮に 残ることにしました]

[漠然と
不安は ありましたが…]

[特に 何かが 起こることも
ありませんでした]

[ですが 10日ほど たった
ある夜]

(物音)

♬~

(物音)
≪…れば …さない。

(物音)
≪…い …れば …さない。

(愛奈)はっ!?

♬~

♬~

♬~

≪あんたが…。

≪言わなければ…。

やめて。

≪あんなこと…。

来ないで。

≪許さない。

≪許さない。
許さない。

≪あんたが あんなこと
言わなければ…。

[それは 桃香だったのです]

(桃香)許さない。
(絶叫)

[今 思い起こすと…]

《当たって砕けろ精神で》

《愛奈が そこまで 言うなら》

[あの 一言が
きっかけで…]

《今は 誰とも
付き合う気が ないんだって》

(唯)おはよう。 愛奈。
(愛奈)おはよう。

[桃香には 次に会ったとき
謝ろうと思い

迎えた 始業式 当日]

≪(ざわめき)

(生徒)おいおいおい。
ヤバいんだって。 来て 来て…。

≪(金属の きしむ音)
(生徒)来た来た来た。

♬~

[いったい 夏休みの間に
桃香に 何が 起こったのか?]

[彼女は この後 すぐに転校し

その後 どうなったのかは
分かりません]

[いずれにしても 私は 桃香に
言ってしまった あの 一言を

今でも 後悔しています]

人に
優しくなりたい?

でも 幽霊に
来られたくないよね?

(美然)やだ。
(鉄太)吾郎さんは 最近…。

この年齢になって
嫉妬してると…。

(鉄太)番組だから 何か
言ってもらわないと

先に 進まない。

今日 スタジオ
入ったときに…。

(侑愛)大丈夫です。

何? 何? 何?
(侑愛)吾郎さんのファン

いっぱい いる。
ありがとう。 ありがとう。

それでは 最後に
もう一度 やっておこう。

(一同)はい。 吾郎さん。

イワコデジマ イワコデジマ。
ほん怖 五字切り。

(かつき)皆!
(彩葉)祷!

(侑愛)怖!
(鉄太)憮!

弱気 退散!

(一同)喝!

あなたからの 恐怖幽便
お待ちしています。

[さらに 過去の…]

(草薙)貧血になるぐらい嫌い。
(堀内)顔 白いもんな。