義経のスマホ 夏草の陣[字] …のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

義経のスマホ 夏草の陣[字]

帰ってきた義経のスマホ!やってくる頼朝のスマホ!日本史に名高い兄弟ゲンカがスマホ上で巻き起こる。全編スマホ画面で描くSF時代劇完全版!―夏草に兵どものスマホ鳴る

番組内容
平家にクソリプ飛ばしつつ、MAP駆使して奇襲攻撃!裏垢でエゴサしてふぁぼ連打!史上最も陰キャな源義経がスマホ片手に帰ってきた!その裏で、史上最も意識の高い頼朝もスマホを見つめていた!なぜ兄・頼朝は弟・義経に数々の重要なタスク(任務)をアサイン(任命)し、そして突如パージ(排除)したのか?日本で最も有名な兄弟ゲンカの真実は、二人のスマホですべてわかる!? 予測不能SF時代劇完全版!
出演者
【出演】川栄李奈,小澤征悦,塚本高史,瀧本美織,関智一,山田孝之,松村邦洋,ガリベンズ矢野,ねお

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

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キーワード出現数ベスト20

  1. 通知音
  2. 義経
  3. 弁慶
  4. ゲタ
  5. ゲタ子
  6. 天晴
  7. お前
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  9. マジ
  10. アグリー
  11. スマホ
  12. 反対
  13. 西行
  14. 夢中
  15. 喊声
  16. 源氏
  17. 自分
  18. 相談
  19. 大丈夫
  20. シャナ

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(セミの声)

(喊声)

(牛若丸)はぁ ネット見たいなあ。

(通知音)
やば!

あ…。

(ため息)

(舌打ち)

んだよ!
少しは信じてくれたって いいだろ。

(2人)あっ!
痛っ!

いった!
おい 歩きながらケータイしちゃ

ダメだろ! どこのガキだ?
痛いよ 助けて~。

助けて~。
ったく 世話の焼けるガキだ。

おい どこケガしたんだ?

(ブザー)
うわ~! えっ… 何事?

おっ!
あっ 俺のケータイ。

(ブザー)

おい。 おい ちょっちょっ…
おい ちょっと俺の!

おい ちょっ… スマホ返せ!
おい ちょっと!

(呼び出し音)

(西行)「はい こちら
童電話相談室の西行です。

早速 悩みを教えてくれるかな?」。

あの~ スマホのパスワード
忘れちゃったんですけど。

(西行)「おお…」。
どうすればいいでしょうか?

(西行)「いや さすがに
それは 私でも分からんなあ」。

ですよね。
(西行)「うん。 相談は それだけかな?」。

いえ あの~ 自分が何で生まれてきたのか
分かんなくて…

お父さんも誰だか分かんないし
お母さんには捨てられました。

(西行)「うん… それは大変だったね。
お母さんの名前は?」。

常磐御前です。
(西行)「えっ 常磐御前?

ということは お父さんは
源 義朝じゃないかな?

だとすると 君は
かなり いいところの子だね!」。

それって どのぐらいいいんですか?
(西行)「いや すごくいいよ!

だって清和源氏の末裔だよ」。
ふ~ん。

(口笛)

ながら歩きはダメだって言っただろ!

えっ 誰でしたっけ?
大丈夫だよ もうスマホはいいから。

それより お前 清和源氏の末裔らしいな。
俺は 金売吉次。

奥州で採れた金を京で売ってんだ。
奥州?

そうだ。 俺と一緒に
奥州の藤原秀衡様のところに行かないか?

お前は こんな山で坊さんになるような
器じゃない。 どうだ?

奥州に行ったら
スマホ買ってもらえますかね?

(笑い声)

大金持ちだからな! 多分な。
(笑い声)

マジか。 行くか?
行きます。 やった。

最新のスマホ…。

(口笛)

ふふっ。

(通知音)
あっ。

んだよ! 買ってくれねえのかよ。

(弁慶)あ~っ!
痛っ!

おっ!
お~い! 持ってくなよ。

1つぐらい いいじゃないですか。
ダメだよ。

平家のスマホ 1, 000個集める
UnuTubeの配信やってんだから。

(舌打ち)

あっ 天狗だ。
えっ マジ?

あいたたた! いて~っ!

っし! スマホ ゲット!

スネって痛いんだな…。 お前 ずるいぞ。

あ… これ パスワード分かります?

は?

(義経)よ~し…。

いけ いけ いけ~。 頼む 頼む~。

お~ よっしゃ! 公家モン ゲットだぜ!

(通知音)
ん?

源… 挙兵?

ん~?

義朝… えっ 三男?

俺 何番目だっけ?

いやいやいや 無理だろ。

(ひろもと)
「え~ 『ひろもとさんに質問です。

頼朝が挙兵をしましたが
平家には勝てないと思います。

何で わざわざ
こんなことをしたのでしょうか?』。

えっと…
何で 勝てないと思うんすかね?

それって あなたの感想ですよね」。

(秀衡)義経! ごはんを食べながらの
スマホはやめなさい。

義経!

(通知音)

伊豆? そんなことより
直接話せばいいだろ。

やめておけ。 頼朝は負けるぞ。

どうせ利用されるのが落ちだ。

(ため息)

「え~ 『ひろもとさんに質問です。
頼朝が挙兵をしましたが

平家には勝てないと思います。
何で わざわざ

こんなことをしたのでしょうか?』」。
(頼朝)おっ 俺の質問だ。 やった!

「それって あなたの感想ですよね」。

(政子)食べながらスマホ見るの
やめてくれない?

えっ あ… うん。
これからリーダーになる男なんだから

ちゃんとして。
はいはい。

「はい」は1回!
はい。

(弁慶)鎌倉か どんなとこなんだろうな…
楽しみだなあ。

おい! どうだ?

どうだ?

(伊勢)いいよ~。

(弁慶)よし 行くぞ。
あっ はい。

(伊勢)秀衡様には ないしょで
いいんですかね?

(弁慶)後で 俺からメールしとく。

意識 高っ。 あ~ 苦手だわ…。

(通知音)
ん?

(通知音)

(伊勢 弁慶)おお~。

新たな価値を生み出し
変革をもたらすこと。 新たな価値を…。

(通知音)

源氏のニューリーダー 次世代のカリスマ
ビジョンを紐解く。

うわ~ 何か やばいことになってんなあ。
俺 ビジョン語っちゃってるよ…。

ビジョンって 何だっけ?

出たよ アグリー。

ん? アジャスト?

ああ~。

あっ 間違えた。

はぁ~ 俺は流人のままでも
よかったんだけどなあ。

はぁ~ さて…。

(通知音)
ん?

はぁ… 出たよ 夢中。

来るぞ 来るぞ。

来た 来た!

あ?

えっ 弟!? マジで? うそでしょ!

え… 弟? 会うでしょ!

え? え~。

うわわわわ。 これ アグリーじゃない時
何て言えばいいんだろう?

(通知音)
あっ。

人財無くしてイノベーションなし
来るもの拒まず 去るもの…。

さすが政子! 助かる~。

は~い。

よ…。

いよっと。 来るか 来るか?

来た~!

(ため息)
何やってんだろ 俺。

公家チュウ 出ねえなあ。

おっ あ… また公家ッタかよ。 まいっか。

ふっ…。

(通知音)
ん?

よしよし 必ず捕まえてやるからな…。
(義時)頼朝様!

あっ はい! 何?
(せきばらい)

何だ?
源九郎義経が参りました。

おお 来たか! 早速 会おう。
お待ち下さい!

やはり 会うのは反対です。
なぜだ?

何か ずっとゲームをやってるんです。
挙動不審だし。

頼朝様の力になるとは思えません。
ゲームぐらい よいではないか。

たまの息抜きも必要だろ。 しかし。
もういい!

私は何があっても義経に会う。
なぜなら会いたいからだ! どけ。

アグリー。
うむ。

よ~し いくぞ。

義経!? お前が九郎義経か!
えっ… ちょっと ちょっと。

よくぞ来てくれた!
会いに来てくれて うれしいぞ。

遠路はるばる! わしは うれしい。
うん! そうか そうか。

え…。

(義経の泣きまね)

おお 分かる 分かるぞ。
(義経の泣きまね)

これからは ともに力を合わせ
源氏の世をつくりましょう。

義経 よくぞ言ってくれた!

あの FUMIやってます?
え? やってるけど。

じゃあ QRコード出しますね。
お…。

「武士だって
結局コミュニケーション能力じゃん?

どんなに強くても
コミュ障は生きていけないゲタ!

それって どうなの? つらくない?」。
ゲタ子は分かってるな。

「ジェネラルアサヒさんが心配する気持ち
ゲタ子 すごい分かるゲタ!

でも ゲタ子 思うに
自分がコミュ障だって自覚できる人は

それを乗り越えられる気がするゲタよね」。
んだよ 邪魔だな。

「だから ジェネラルアサヒさんも…」。
(通知音)

アグリーって…。

意識 高っ。

ふっ。

(笑い声)

えっ 俺?

えっ ちょっちょっ… え~?

どうしよう どうしよう どうしよう。
(通知音)

おお~。

何だ これ。

うん そりゃあねえ。

え?

ん?

(通知音)
おっ。

亀っち~。

へへっ。

へへっ。 だよね。

へへへ。

ハァ~。 ん 臭くない!

(口笛)

(通知音)

確かに。

ふふっ。

(笑い声)

(通知音)
ん?

牛の角…?

(通知音)
牛の角…。

え~ いやいや いやいや。
俺になんて誰も期待してないって。

あっ 兄貴。

よいしょ。

もしもし。
「夢中で生きているか?」。

え… はい 夢中です。

「うん。 京に行け!
調子に乗った義仲を牽制しておきたい。

お前が総大将だ」。
はい。 …えっ 総大将!?

う~ん さて…。

ゲタ子 ゲタ子…。

「モーニングさんから
相談もらったゲタ!」。

おお 俺だ! よし。
「『リーダーを任されているのですが

部下に やることなすこと反対されます。

どうすれば
言うことを聞いてくれますか?』。

あ~ なるほどね。
まあ リーダーっていっても

いろんなタイプのリーダーが
いると思うけど

部下から反対されないリーダーほど
悲しいものはないと思うゲタ。

気軽に反対できるって
逆に懐の深いリーダーだと思うゲタ~」。

なるほど! ゲタ子 推せるわ~。
ひろもとより 全然こっちじゃん。

(通知音)
ん?

はいはい また反対かな?

いいよ いいよ~ どんどん反対しなさい。

(通知音)
ん?

裏垢?

ん? 源氏のシャナ…?

おっ。

うわっ マジ!? 何だ これ!

(通知音)

はぁ よかった~。

(ため息)

大勝利じゃ!

おっ 話題になってんな。

(笑い声)
お~し 「いいね」しちゃいますか。

ん~? 今 忙しいんだよ。

え~っと これでいい。

よし。 いいねえ。

話題になっています。

めっちゃ強すぎて… ははっ。

こいつ つえ~! いいね。

(笑い声)

ふ~ん。 いいね いいね。

いいね。
(笑い声)

おっ 兄貴。

「義経 よくやった!
お前なら やってくれると信じてたぞ」。

ありがとうございます。
「お前がいてくれて本当によかった」。

え?
「やはり頼りになるのは

血を分けた肉親。
一緒に源氏の世をつくろう!」。

うん まあ いいけど?

「今回も
モーニングさんから相談もらったゲタ」。

お~ また俺だ! よし。
「『仲間が自分についてきてるか

不安です。
どうすれば嫌われないでしょうか?』。

何か人間ってさ みんなに好かれようと
しすぎじゃない?

自分のことを分かってくれる人が
一人でもいれば十分だよね」。

いや 本当それ! よし。

「何か人間ってさ みんなに好かれようと
しすぎじゃない?

自分のことを分かってくれる人が
一人でもいれば十分だよね」。

分かる~。
「前も言ったかもだけど

ゲタ子 幼い頃に親と生き別れたって
言ったじゃん」。

(通知音)
おっ 兄貴。

ん?

「武士は殺し方が9割」。

「刀剣の魔力」。

「超政治力」。

「戦の多動力」。

さすが兄貴。

(通知音)

「後白河法皇です。
ちょっと緊張するなあ。

よ~し 今日は一発テイクで
決めちゃうよ~。 ひひひひひ」。

♬「あそびを~ せんとや~
うまれ~ けむ~」

♬「たわむれせんとや~ うまれけむ~」
意識 低っ。

(通知音)
ん?

和平交渉…。

(通知音)

(舌打ち)

おっ。

よし。

どうやって攻めるかな…。

うわっ めんどくさ。

はい。
「何やってんすか?」。

いや 何って。
「後白河法皇のニュース

見てないんすか? 和平交渉してんだから
勝手に動いちゃダメでしょう」。

みんな そう思ってるから
チャンスなんじゃないですか。

「それでも武士っすか?
奇襲は武士のやることではない!」。

(ため息)
「もしもし?」。

これからの戦は多動力っすよ!

とにかく動いた方がイケてるんです!
兄貴も そう言ってたし。

「はいはい コミュ障が
無理して怒らなくていいっすよ。

とにかく私の指示があるまで
動かないで下さい!」。

は? くそ…。

どうする?

(通知音)

お前 いっつもそうな。 テンション下がる。
何なの?

あれ? 「紫式部のスマホ」
配信終わっちゃったのかな?

(通知音)
おっ。

よしよし ほら 見ろ!
義経 やってくれたわ! あいつ 最高だな。

あ…。

(せきばらい)

夢中で生きているか?
「はい 夢中です」。

どうした?
「義経をどうにかして下さい。

和平交渉 無視するわ 奇襲するわ
もう やりたい放題です」。

まあ でも 鵯越なんて
なかなか できるもんじゃない。

「それなんですけど… やったの
実は 多田行綱なんです」。

え?
「手柄の横取りです」。

あ…。 勝ったのだから いいではないか。
「勝ち方ってもんがあるでしょう!

あんな奇襲ばっかりやってたら
源氏の名が汚れますよ」。

分かった 俺から厳しく言っておく。
「あと 聞きましたか?」。

ん?
「後白河法皇が義経を

検非違使に任命するらしいっすよ」。
え?

「さすがに調子に乗りすぎです!
絶対 辞退させるべきです」。

分かった なんとかする。
「頼みますよ」。

ふん…。

う~ん。

そうなんだけど…。

(ため息)

おお…。

お~ いいね いいね。

ん? 何だよ。

いいねえ。

おっ 兄貴。

「すごいじゃないか! さすが 我が弟。
よく鵯越を降りられたな」。

まあ ジャストアイデアだったんだけどね。

「後白河法皇が
お前を検非違使に任命するってよ」。

えっ?
「もらえるものは もらっておけ。

あと ついでに嫁も」。
えっ 嫁!?

「ああ 俺の乳母の孫娘だ。
これで お前も完全に俺の家族だ」。

アグリー!

「イエ~イ!」。

「100の質問に NGなしで
答えていきたいと思いま~す」。

ふふっ。 あいつ こういうのが好みなのか。

俺のお気に入りも送っといてやるか。

(通知音)
ん?

う~ん…。

ふっ。

ふっ… 沈むのは そっちだ。

(通知音)

おお…。

アグリー!
(笑い声)

ふふっ。

だね。

(笑い声)

(雷鳴)

「もしもし」。
はい?

「暴風雨に船出すって 正気っすか?」。
暴風雨だからです。

「ったく。 せめて すぐ引き返せるよう
船の前に櫓ぐらいつけるべきでしょ!」。

それ ビジョンあります?
はなから撤退を考えて進撃するなんて

源氏のコンプライアンス的に
アウトでしょ。

「あのね よき大将軍とは
進退を見極めながら敵を滅ぼすもの。

ただ突進するのは 猪武者だ!」。
それ エビデンスあるんですか?

「は?」。
猪だろうが 戦に勝てばいいんです。

「とにかく反対です。
行くなら 勝手にどうぞ!」。

初めから そのつもりだっつうの。

よ~し。

(雷鳴)

(舌打ち)

ふっ。

よ~し 気付いてないな。

よ~し ものども
モチベ上げていくぞ!

(一同)お~!
(喊声)

伊勢 左!

(喊声)

(弁慶)とりあえず 一旦休戦ってことで。
おいっす。

(弁慶)何だかんだ戦って疲れるよな。
はい。

(弁慶)メンタルの方だと思うんだよね。
あと 声出すから。

かわいいなあ。
(弁慶)大丈夫 大丈夫。 メンタルの…。

あれ? 何か 舟が出てきたぞ。
ん?

お~い みんな~! これこれ~。

これ読み取って~。

何 これ?

(弁慶)もう負け確定で
おかしくなっちゃったんじゃないか?

(笑い声)

与一。 (与一)はっ。
射て。

はい!
あ~ ちょっと待って! はい。

はい いいよ。
はっ。

南無八幡大菩薩!

(一同)おお~!
やりました~!

(弁慶)お? 何か じいさん出てきて
踊ってるぞ。 (笑い声)

♬「なみなみな~みなみなみな~」
与一。 はい。

あのじいさんも射て。 え?
(継信)義経様!

それは さすがにやりすぎです。
いいから射て!

義経様…。
はっ!

天晴れ 天晴れ 天晴れ 天晴れ 天晴れ

天晴れ 天晴れ 天晴れ 天晴れ
天晴れ 天晴れ 天晴れ 天晴れ…!

うわ~!
(悲鳴)

よっしゃ~! ざまあみろ! ふ~っ!

あっ 義経様! わっ…!
危ない!

継信? 継信!

早く お逃げ下さい…。
(弁慶)義経 行くぞ!

何で? えっ 何で…?

「バチャ牛のシャナさんから
相談もらいました。

『僕のやることに いっつも反対してた人が
僕の身代わりになって死にました。

何でですか?』。 あ~ん…
それは 好きだったんじゃないかな。

ほら バチャ牛のシャナさんのことを
買ってたからこそ

反対してたんじゃないかな~と思うゲタ」。

ふん…。

おっ この子 はんなりしてんなあ。

しゃっ! マッチした~。
メッセージ送っちゃお。

お~っ びっくりした! え? えっ えっ?

ちょっ…。
(せきばらい)

「夢中で生きてんの?」。
はい 夢中です!

「そろそろ壇ノ浦ね。
義経くんに ちゃんとリマインドした?」。

あ~ してないけど 大丈夫でしょう。
「何言ってんの?

FUMIするだけじゃなくて
電話もしといてよ!

あの子 そういうとこ抜けてるから」。

大丈夫だって
あいつも もう大人なんだから。

「は? 全然分かってないね。 あの子
こういう写真 流出させちゃうんだよ」。

(通知音)
ん?

ん!?

えっ!
(政子)
「削除させたのに何で~って思ってる?」。

えと いや これは…。

「景時が ご丁寧に魚拓を取って
私に送ってくれたの~」。

はぁ 景時の野郎…。
「ね? 災い 起きたでしょ?

これ以上の災いはいらないから
とっとと電話して! 分かった?」。

アグリー!

んぁ…。

何だ こいつ。

はあ? コミュ障じゃねえし!

お前なんて…。

言われてんだよ。

兄貴。

「もしもし?」。
もしもし。 兄貴 俺が一番なんだよな…。

「あの~ 壇ノ浦のタスク
リマインドしといたから見といてな」。

あっ うん。 うん… でさ
あの 俺が一番なんだよな?

「ああ お前は誰よりも強い。
だからこそ慎重にな」。

うん ありがと!
「うむ」。

はい 残念。

(笑い声)

御家人どもが…。

(笑い声)

ん?
(舌打ち)

(通知音)

(通知音)
はぁ~。 んだよ! どいつもこいつも!

え? どういう意味?

(弁慶)ビクトリー!
よし よし よし よ~し。

(弁慶)すっげえ。
よし よし! やってやったぞ~。

やったよ おい。
やばい。 やばい やばい。

えっ 待って… マジ?
義経様と 壇ノ浦… おお~!

弁慶パイセン 名前載ってますよ これ。
マジ マジ マジ? どこ どこ…?

ハッシュタグになってる!
ちょっと待って。 あっ すげえ!

トレンド入りしてんじゃん!
おお~! やっば! うそ。

すっげ。 あっ ちょっと待って
写真撮ろう。 見て 見て!

(笑い声)

あっ やべえ。 やべ やべ。
ぶっ潰した~。

すげえ角度で撮ってる。
おっ いいじゃん いいじゃん。

あれ ちょっと待って
俺 袈裟頭巾もうちょっと…。

顔 見えてねえじゃん。

おっ 兄貴。

この義経の手で
見事 平氏をぶっ潰しました!

「この大ばか者が!」。
え?

「私は お前に何と言った!? この戦で
一番プライオリティーの高いタスクは

何だ?」。
えっ え? えっと…。

「安徳天皇の生け捕りと
三種の神器の奪還だ!

おい! おい 義経! 聞こえてるのか?」。

うわっ やっば…。
「おい!」。

あ… うん。 でも そうかもしれないけど
平氏は ぶっ潰したし。

「ただ勝てばいいというものではない!
お前のせいで ほぼ負け戦だ」。

負け戦? えっ 俺のせい?

「今まで お前を
どれだけフォローしてきたか

分かってんのか?」。
兄貴…。

「はぁ~ お前には愛想が尽きた。
二度と俺の前に現れるな」。

え? あっ…。

え~ マジか…。

(通知音)

はあ?

はあ!?

何だよ これ…!

はい よくできました。
ほぼ負け戦は言い過ぎじゃないか?

今までが言わな過ぎなの。
最後くらい 言い過ぎないとね。

義経は どうなる?
もう役目は十分に果たした。

あとは なるようになるでしょ。
俺は 義経にいてほしい。

義経くんが決定的なミスを犯したのは
事実。 これ以上は かばいきれない。

しかし…。
あの子は!

あの子は あなたと私の関係を壊したの。

でも あれは 元はといえば 俺が悪い。
そんなことは 重々承知!

でも… 知らないままなら
なかったと一緒だった。

私の目に入らせた罪は重い。

とにかく これ以上 義経くんを
放っておくと サロンが崩壊する。

御家人たちの牙が
今度は あなたに向きかねない。

(通知音)

(通知音)

あなたには 万寿がいるじゃない!

私たち家族を取るのか
義経くんを取るのか 二つに一つ。

うん…。

義経くんと一緒に沈みたくないなら
ブロックして。 分かった?

アグリーは?

アグリー。

「バチャ牛のシャナさんから
相談もらいました。

いつもありがとゲタ。
『生まれて初めて心を開いた人に

縁を切られました。
どうすればいいですか?』。 あちゃ~

そう それはつらいよね。

でも バチャ牛のシャナさんは
一人じゃないゲタ! 私もいるし

周りに味方が絶対いるはず!
うん うんうん!」。

(通知音)
(泣き声)

(ため息)

「え~ 『頼朝と義経の仲を仲介している

ひろもとさんに質問です。 義経から
謝罪文を受け取ったそうですが

頼朝のリアクションは
どうだったんでしょうか?』。

あ~ これ
『腰越状』のことだと思うんすけど

あの 本気で怒ってる相手に
手紙で許してもらおうなんて

無理なんすよね」。
(ため息)

「怒ってる人って ちゃんと会って
謝らないと 許してくれないっていう

データあるんすよね。 なので あの…」。

(ため息)

(通知音)
ん?

はっ… うそだろ!?

はあ?

うわ…。
(通知音)

うわっ… マジかよ 最悪だ。
(通知音)

(通知音)
(ため息)

(ため息)

「今回も
モーニングさんから相談もらったゲタ。

『大事な人が孤立してしまいました。

私は彼のために
何をすればよいでしょうか?』。

ん~ ゲタ子も最近
大事な人が落ち込んでて

どうにかしてあげたいって
思ってるゲタ。 ゲタ子 思うんだけどさ

人間ってさ 自分が困ってる時に
本性が見えるよね。

いざっていう時に
寄り添ってくれるかどうかが大事!」。

寄り添うか…。

ん~。 ああ…。

義経…。

「ゲタ子 思うんだけどさ
人間ってさ 自分が困ってる時に

本性が見えるよね。 いざっていう時に
寄り添ってくれるかどうかが大事!

ゲタ子も 結構昔 荒れてた時とか
寄り添うっていうか

気が合うっていうか
救ってくれた人がいたゲタ」。 ん?

(ノイズ)
「何だ? あれ?」。

はっ?
「配信 大丈夫か…。

何者だ お前ら!?」。
うそだろ!

(喊声)
ちょっちょっ… どういうこと? はあ?

うそだろ… 何で?

義経 敵だ! 敵だ 敵だ!

(喊声)

(土佐坊)俺は 土佐坊昌俊!
頼朝様の命により お命頂戴つかまつる!

兄貴が…?
義経!

(喊声)

(喊声)

弁慶! あのさ…。
話は後! 忠信 義経を頼む!

(忠信)おう! 行こう。

(喊声)

おっ いいじゃん。 似合うよ。
そう?

うん。 記念に写真撮ってやるよ。
えっ いいよ。

いいから。
あっ じゃあ… せっかくだから

弁慶も一緒に。
おっ おう。

そうか… じゃあ 常陸坊! (常陸坊)はい。
撮ってくれ。 はい。

ちょいっす。

(常陸坊)おお! いいね いいね。

はい 笑って笑って。
はい。

(常陸坊)はい は~んがん。
判官!

(常陸坊)もう一枚!
はい。

(常陸坊)は~んがん!

お~ いいね!
ありがと。 うす。

あ~あ。 よし じゃあ 行くか。

(通知音)

(ため息)

兄貴は 本当に俺を殺すつもりなんだな…。

殺したいほど好きだったんだよ。

弁慶 あのさ ゲタ子のことなんだけど…。

(うめき声)
あ…。

お… 追っ手だ。 行くぞ!
おう!

(ため息)

(ため息)

(通知音)

(通知音)

(通知音)

義経…。

はぁ…。

はぁ…。

義経… 兄ちゃんが悪かった!
兄ちゃんのところに戻ってきてくれ!

義経…。

(ため息)

俺の作戦どおりに。
うん。 よし。

え~ いよいよ
僕らは今 安宅の関に到着しました~。

今から関所を通過したいと思いま~す。

(富樫)お前ら何者だ?
火事で焼けた東大寺を再建するため

動画を撮りながら寄付を集めてるんです。
な? はい!

そうか。 じゃあ 寄付の目的を書いた
「勧進帳」を持ってるはずだよな?

え? あっ はい! もちろん。
じゃあ 読んでみろ。

え? あっ え~… スマホにあるんで。
え~っと あれ?

どこにあったかな~ あれ?
いや でも そんな…。

あっ でも こっちじゃない。
あっ! 「さて いろいろ振り返るに

当世は お釈迦様のご利益も
薄れてしまって

この世の悩みを覚ましてくれるような人も
おらぬ」。 うん。 え~…。

「それでも むかしは
聖武皇帝という帝がいらした」。

あ~ 何か長くなりそうだな。
もういい 通れ。

ありがとうございます。
待って下さい!

こいつ 撮影してなかったですよ。
何? そうなのか?

いやいや… してましたよ。
何か 超義経っぽいです。

いやいや 撮ってたよ おい。
義経じゃねえよ。 ちょっと こっち来い。

いやいや ちゃんと撮ってましたよ。
こっち来いって!

何言ってんですか もう。
こっち来い おら!

(弁慶)やめろよ!
やめろっつってんだ お前ら!

おい やめろって!
(うめき声)

あ~! そうだよ 俺が源九郎…。
大ばか者~!

痛っ。
(弁慶)この ど下手カメラマンが!

迷惑ばっかりかけやがって!
陰キャを言い訳に人と向き合わない。

そのくせ誰よりも人の気持ちに繊細!
お前みたいに面倒くさいやつな

何で見捨てなかったか分かってんのか?
それはな お前のことが好きだからだ!

お前の痛みが分かるからだ!
血がつながってないからって 何だ!

俺たちは家族だろ! この大ばか者!
お前なんか!

(富樫)そこまで!
弁慶 お前の気持ちは よ~く分かった。

通ってよし!
(弁慶)ありがとうございます!

ほら 行くぞ!

ふふっ。

ふっ…。

ふふふっ。

「おう」。
おう。 どうした?

「うん。 こないだは たたいて悪かった」。

まだ痛むんですけど。

「出会った時 スネに思いっきり
スマホを当てられた お返しだ」。

ああ… まだ根に持ってたのか?
(笑い声)

「あれから あっという間だったな」。
だな。

これから どうする?
「まあ なるようになるだろ。

いざとなれば 異国に逃げてもいい」。
だな。

(笑い声)
「な…!」。

ん?
「何だ お前らは?」。

弁慶 どうした?
「泰衡だ 泰衡の裏切りだ! う~っ…!」。

弁慶!
「ああ…! 逃げろ! ここは絶対に…

絶対に通さない…!」。

弁慶? 弁慶!

「俺も親に捨てられて ずっと一人だった。
でも… お前に会えて

命を懸けられる友達ができて…
幸せだったぜ。 ありがと…」。

えっ 弁慶? 弁慶~!

弁慶…。

俺も雲の上に行く。

来世で また会おう。

うわ~!

(通知音)
ん?

え? えっ 義経?
(いななき)

うわっ あ… あっ。

(梶原)頼朝様 大丈夫ですか?
うう…。

(梶原)誰か? 誰か~!
義経…。

これ パスワード分かります?
お前が九郎義経か!

(政子)夢中で生きてんの?

(ゲタ子)「バチャ牛のシャナさんから
相談もらいました」。

(弁慶)スネって痛いんだな。

ともに力を合わせ
源氏の世をつくりましょう。

(通知音)

♬~

(政子)早く! 早く誰かを!
はい!