監察医朝顔2022スペシャル[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

監察医朝顔2022スペシャル[字]

上野樹里主演!2019年から続くあの名作法医学&ホームドラマが、1年半ぶりに帰ってくる!東日本大震災で母を亡くした法医学者が、死者の最後の声を聴く…。

ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/asagaosp2022/ 
【公式Twitter】
https://twitter.com/asagao2_2020 
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/asagao2_2020/
番組内容
今作は第2シーズンラストの翌年夏を舞台に幕を開ける。
東日本大震災以降、里子(石田ひかり)の遺体と“生きた証”を探し続けた朝顔(上野樹里)と平(時任三郎)は、里子の遺体の一部と対面を果たした。終わりのない悲しみを互いに癒やしながら、次女・里美(中村千歳)が誕生し、一層にぎやかな日常を過ごす朝顔一家。しかし、2人の育児や認知症が進行した平の様子に朝顔の心は落ち着かない。
一方、真也(風間俊介)が
番組内容2
異動先の神奈川県警から野毛山警察署へ戻ってくることに。歓迎ムード一色かと思いきや、昇任試験を経て警部となった真也が山倉伸彦(戸次重幸)の上司となり、強行犯チームでは気まずい雰囲気が漂っていた。
そんな折、朝顔たちのもとへ、同時にひき逃げされたとみられる男女の遺体の解剖依頼がくる。朝顔たちが事故現場に到着すると、高齢男性は所持品から身元がすぐに判明していたが、中年女性は靴すら見つからない状況。なぜ、
番組内容3
同じ場所で同じタイミングで、2人は亡くなったのか?「教えて下さい、お願いします」、朝顔が“生きた証”を探していく。この出会いが、朝顔の人生に大きな影響を与えることに。
そして物語のラスト、朝顔は平、真也、つぐみ(加藤柚凪)、里美と陸前高田市へ。楽しい旅行のひとときを過ごしながら、朝顔はひとつの決断をする。
出演者
上野樹里、時任三郎、風間俊介、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、藤原季節、斉藤陽一郎、坂ノ上茜、宮本茉由、加藤柚凪、中村千歳 ・ 石田ひかり ・ 戸次重幸、平岩紙 ・ 大竹しのぶ(特別出演) ・ ともさかりえ、三宅弘城、杉本哲太、板尾創路、山口智子 他
スタッフ
【原作】
〈原作〉
香川まさひと 
〈漫画〉
木村直巳 
〈監修〉
佐藤喜宣『監察医 朝顔』(実業之日本社) 
【脚本】
山本奈奈、鈴木薫 
【音楽】
得田真裕 
【主題歌】
折坂悠太『朝顔』『鶫』(Less+Project.) 
【法医学監修】
上村公一(東京医科歯科大学) 
【プロデュース】
金城綾香 
(過去作品:『元彼の遺言状』『監察医 朝顔』『グッド・ドクター』他)
スタッフ2
【演出】
平野眞 
(過去作品:『監察医 朝顔』『ショムニ』シリーズ、『HERO』シリーズ他) 

【制作】
フジテレビ ドラマ・映画制作部 

【制作著作】
フジテレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 桑原
  2. ママ
  3. 光子
  4. 朝顔
  5. パパ
  6. お父さん
  7. 高橋
  8. 藤堂
  9. 大丈夫
  10. 由美子
  11. 里美
  12. 岸川
  13. 茶子
  14. 古井
  15. 鈴井
  16. お母さん
  17. 先生
  18. 朝顔先生
  19. お願い
  20. 遺体

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。



created by Rinker
ポニーキャニオン

(朝顔)2011年3月11日。

私のお母さん
いなくなったんだ。

朝顔 あと頼むね。

(桑原)万木 朝顔さん
僕と結婚してください。

(つぐみ)じいじ。

(平)つぐみ。
(つぐみ)何?

大好きだよ。
つぐみも じいじのこと大好き!

お母さん 見つかったよ。

青森で 漁師さんが
見つけてくれたんだ。

(浩之)里子。

遠い所まで行ったなぁ。

最近 お父さん 全然 駄目なんだ。

ちょっと前の話も
すぐ忘れちゃう。

アルツハイマー型認知症だそうだ。

ごめんばこ!
これから「ごめん」って言ったら

そこに お金 入れるんだって。

へえ~ いいアイデアだな。

2人目ができた。

朝顔…。

(つぐみ)妹ちゃんが
おなかから出てきたら

じいじと 妹ちゃんと つぐみと
3人で寝ていい?

いいよ。 みんな 一緒に寝よう。

うん 約束。

幸せです。

幸せで 幸せで…。

ありがとう。

こちらこそ ありがとう。

おにぎり取ってください。

さとちゃん 食べる?
(里美)食べない。

(桑原)食べない?
手に付いちゃった。

はい。

急いで食べないでよ。

ほら 海が見えたよ。

[これが 私たち5人の…]

[最後の家族旅行だった]

奇麗だね。
(つぐみ)奇麗。

(電子レンジの音)

(炊飯器のアラーム)

≪(足音)
タイミングいいな。

ママ おはよう。
おはよう。

つぐみ 何か どうした?
テンション低いじゃん。

さとちゃん また お漏らしした。

え~ お漏らし?
≪(里美の泣き声)

おむつパンパンになっちゃった?
(桑原)うん そうみたい。

あ~ 気持ち悪かったね。
大丈夫 大丈夫。

さとちゃん ちょっと
お風呂で洗ってきます。

お願いします。

パパ スーツ気を付けてね。
は~い。

(里美の泣き声)

(桑原)は~い はい はい。
すぐ 奇麗に…。

ママ。
んっ?

つぐみも ちょっとぬれた。

え~? どこぬれた?

んっ? ぬれてないじゃん。

つぐみも お風呂 入る。

え~ ホント?

ぬれてないんでしょ!

(つぐみ)アハハ…。

つぐみさん
お顔 洗ってきてください。

(つぐみ)は~い。

あっ。

お父さん 入るよ。

おはよう 朝顔。
おはよう。

遅いね。 重役出勤じゃん。

アハハ 逆だよ 逆。

みんな偉くなって

こっちは
やることなくなっちゃったよ。

そういうことか。

重役じゃない出勤だね。

あっ 朝顔
ネクタイ どっちがいいかな?

いつも おんなじじゃん。
どっちでもいいよ。

おはよう お父さん。

着替えよっか。

はい。

手 上げて。

(つぐみ)じいじは?
じいじは 後で

ヘルパーさんと一緒に食べるって。

はい つぐみ 取って
自分のお味噌汁。

(桑原)すごいよ。
たくさん食べてるね。

じゃあ 食べよっか。
(桑原)うん はい はい。

よいしょ。

いただきます。
(桑原)いただきます。

いただきま~す。
あむっ。 おいしいな。

また そぼろご飯?

(桑原)つぐみも好きでしょ?

さとちゃんの好きなご飯でしょ。

(桑原)パパは好きだけどな
そぼろご飯。

パパは 舌が子供なんでしょ。

ママが
せっかく作ってくれたんだから

食べよう? ねっ。

晩ご飯は
つぐみの好きな物にしよう。

カレーがいい!

いいよ。
(つぐみ)カレーだったらね

じいじに作ってほしい!

どうかなぁ。

じいじ 今日も
ちょっと疲れちゃってるから。

じいじ 今日も病気なの?

そうなの。 じいじ 今日は
ちょ~っと調子が悪いみたい。

早く治るといいね。

そうだね。
(桑原)いっぱい食べて偉いな。

代わるよ。
(桑原)あっ ありがとう。

食べて 食べて。
結構こぼしちゃった。

さとちゃん よく食べてる。
そぼろ好きだね。

(桑原)もう こんな時間…。

行くよ~。
遅れちゃう 遅れちゃう。

すいません。
おはようございます。

(先生)お預かりしますね。
お願いします。

おはようございます。
(親子)おはようございます。

≪おはようございます。
(児童たち)おはようございます。

(総)おはよう。
(つぐみ)おはよう 総ちゃん。

あしたのピアノの発表会
楽しみだね。

うちは ママとパパが
見に来るんだって。

総ちゃんは?

おはようございます。

おはよう。
(光子)おはようございます。

おはよう。
(高橋)おはようございます。

(光子)何 何?
(高橋)えっ?

茶子先生に頼まれたんだよ。

地学研究室から
石 借りてこいって。

石?
(高橋)ちょっと持ってみて。

おお…。

重たいな!
こんなん よう持てるな お前。

何に使うねん? これ。
(光子)占いとか? 魔術とか?

あり得る。
あっ そういえば

桑原さんって出世したんでしょ?
おめでとう。

すごいじゃないですか!
あっ それで

野毛山署に
戻ってきたんですね。

いや まあ…。

(江梨花)え~っ!?
署長 もう一度お願いします。

(糀谷)ですから
本日付で 桑原警部が

神奈川県警から
わが野毛山署に戻ってきた。

あっ 桑原警部。 桑原警部。

ちょっ… 背中 ちょっとやめてよ
そんな…。

いきなり
「警部」って言われたって…。

桑原警部 一言 頼む。

あっ… はい。

え~
大変せんえつではありますが

本日より 桑原 真也

野毛山警察署
刑事第一課長として

精いっぱい努めてまいります。
よろしくお願いします。

はい 拍手!
(江梨花)すごい!

(拍手)

えっ じゃあ
山倉係長が部下ってことですか?

静かにしろよ。
係長 この件で先週から

水も喉 通らないんだから。
(忍)それは嘘ですよ。

だって 水 飲まないと
死んじゃいますよね。

そのくらいの気持ちってこと!

しーっ!
もう 聞こえちゃうから。

聞こえてますよ 桑原警部。

係長 もう これは
形だけのことですから。

僕らの関係は変わりませんし。

桑原課長
どうぞ お気になさらずに。

私が昇任試験も受けずに
現場で のんびりしていたのが

悪いんですからね 桑原警部。

あっ 森本君から
ライン来ました。

えっ どれ~?
(森本)「桑原さん戻ったんでしょ?」

(森本)「ウケるかも」
(山倉)「ウケるかも」って何?

何? このスタンプ!
(忍)森本君もさ どんどん

県警で出世してんでしょ?
すごいですね。

姉ちゃん!
(伊東)気を落とすことないですよ。

山倉係長。
(桑原)伊東さん?

階級っていうのは
警察組織の中での権限や

指示できる範囲を示した
まあ いわば記号です。

別に 上になれば
偉いってことじゃないですから。

(沖田)お疲れさまです。
(山倉)あっ 沖田君。

あっ
私 ついに検視官になりました。

えっ!?
(伊東)昇任試験に

合格したんですよ。
私の指導のたまものっていうか。

まっ 私の階級には
遠く及びませんけどね。

ハハハハ…。
(山倉)何でも!

ご指示ください。 桑原警部。

そろそろ だるいね。

どうせ 私は だるい人間ですよ。
(桑原)係長 もう その辺で…。

(入電音)
男性の変死事案の発生。

発生場所は 西野毛町…。

はい。 はい。
はい 分かりました。

解剖の依頼 入りました。
(藤堂)じゃあ 朝顔先生

お願いします。
はい。

それでは 12時3分。

N902番 解剖を始めます。

教えてください。

お願いします。

外表所見 お願いします。

(光子)はい。

死斑が鮮紅色ですね。

ご遺体が見つかった状況は?

(忍)ご自宅です。

この季節ですから
ずっと蒸し暑かったそうで。

そうですか。

(高橋)ずいぶん
はっきり分かるんですね。

(忍)同居していた友人から
証言が取れています。

寝苦しい夜だったと。

(伊東)それで 朝 起きて

友人が
なかなか起きてこないので

声を掛けたところ
死亡していたのを発見した。

鼻腔粘膜が赤くなってる。

(伊東)鼻の中が? どうして…。

一部 摘出しましょう。
(光子)分かりました。

肋骨切除します。
(光子)はい。

(光子)内臓も鮮紅色…。

(沖田)
何か 他殺の所見はありませんか?

(高橋)待ってください。

ホント 警察の人は
すぐ せかすんだから。

高橋さん。
(高橋)はい。

このご遺体の
血液と尿の検査ですが。

(高橋)簡易スクリーニング
すぐ出せます。

キットを こちらに
持ってきていただけますか。

(高橋)はい。

脳 摘出します。

(光子)ホルマリン液です。
脳が…。

腫れてる。

(高橋)朝顔先生。

先生の予想 当たりました。

ああ…。

(先生)素晴らしい作文でしたね。
ありがとう。

じゃあ 次は 桑原つぐみさん。

はい。

死因は 一酸化炭素中毒です。

火事で亡くなられる方のうち
意外と多い死因で知られてる

有害な気体や。
(伊東)気付かなかった…。

一酸化炭素は無味無臭ですから。

それが怖いところだよね。
一酸化炭素中毒死の

主な特徴として
ご遺体の皮膚が赤くなるんです。

血液検査からも 高濃度の
一酸化炭素ヘモグロビンが

検出されました。
(忍)ちょっと待ってください。

この方が
お部屋で亡くなったとして

どうして 一緒に住んでた方は
亡くならなかったんですか?

同じ部屋で寝ていたんですよ?

(つぐみ)「ママは
お医者さんをしています」

「でも 生きている人は診ません」

「ママは 死んだ人専用の
お医者さんなんです」

うわ 死んだ人だって。

(先生)静かにしなさい。

「ママは すごいお医者さんだって
パパが教えてくれました」

「生きている人は
ここが痛いとか 苦しいとか

教えてくれるけど 死んだ人は
何も話すことができません」

おそらく ご遺体は

2段ベッドで亡くなっていたんじゃ
ないでしょうか?

2段ベッド?

一酸化炭素は
空気よりも軽いので

部屋の上の方に集まります。

下段のベッドにいた同居人は

寝苦しさを感じながらも
呼吸をすることができた。

しかし 上のベッドの方は

睡眠中
じゅうぶんな酸素を摂取できず

亡くなってしまったんです。

「寂しいときもあるけれど
ママは すごいお医者さんだから

私も応援したいと思っています」

終わります。

(拍手)

はい ありがとう。
よくできました。

でも 今 発表の邪魔をした人が
いました。

私たちは
みんな死んでしまうんです。

大事な方が
死んでしまったときに

その人を診てくれる
つぐみちゃんのお母さんのような

先生がいなかったら
大変なことになるんですよ。

ごめんなさい。

じゃあ 次は 岸川 総さん。

岸川 総さん?

忘れました。

(先生)何~?

つぐみさ~ん ご飯だよ。

≪(つぐみ)は~い。
あ~ そうだね。

上手に消して。
かいてみる?

もうすぐ ご飯だからね。

カレーがよかった!
あっ ごめん ごめん。

すっかり忘れて
そうめんにしちゃった。

あ~ カレーもいいけど
そうめんもいいじゃん。

ねえ さとちゃんも好きだもんね。

食べる?
もう!

ちゃんと 作文 発表できたんだ。
偉いね。

(つぐみ)うん!
(桑原)ちゅるちゅる上手だね。

飽きちゃったら トマトあげて。

あのね 総ちゃんがね…。
(桑原)あ~ ごめん ごめん…。

もう おなかいっぱい?
トマト小さく切ってあげようか。

ありがとう。
じゃ その間ね

そうめん もうちょっと食べる?

つぐみ お話の続きは?

総ちゃんが どうした?

何でもない。

ごめんって。

はい。
ありがとう。

次の宿題 また作文だった。

あ~ 今度はテーマ 何かな?

今度は パパについてかな?
(つぐみ)違う。

あっ 違うんだ。
(つぐみ)次は

夏休みに行きたい所だって。
夏休みか。 もうすぐ来るね。

(つぐみ)つぐみ
ディズニーランド行きたい!

そんで
おんなじ日にシーも行くの。

おんなじ日に?
ハードだな。

パパとママ 溶けちゃうよ。

だって ダッフィー持って
トゥーンタウン行きたいもん。

ダッフィー?
(つぐみ)サラちゃん言ってたよ。

ダッフィーが
い~っぱい並んだお店があって

な~んか 目が合った子を
うちの子にするんだって。

ふ~ん なるほどねぇ。

(桑原)でもな さとちゃん まだ
あんまり乗り物 乗れないからな。

さとちゃんは 忍ちゃんのおうちに
行けばいいでしょ。

え~ さとちゃん
かわいそうじゃん。

そうだよ。 さとちゃんも
ミッキーさん会いたいもんね。

ごちそうさま。

つぐみ。

もう 全部 食べた。
ピアノの練習する。

7時半までだよ。

つぐみ 構ってあげようって
思うんだけど。

2人いると どうしてもね。
俺も気を付ける。

後で 食べ終わったら
2階 見てくるね。

(桑原)うん。

♬(ピアノの演奏)

つぐみ。

ランドとシー
一緒には無理だけど

どっちか ママと行こう。

さとちゃんいるから
乗り物 乗れないんでしょ。

今はね。

でも ママかパパが一緒に乗るよ。

ホント?
ビッグサンダー・マウンテンも

スプラッシュ・マウンテンも乗ろう。

約束ね。
うん。

フフッ 約束。
約束。

じゃあ お風呂 入ろっか。
うん お風呂 入ろう。

あっ ちょっと待って。

あっ ピアノの先生からだ。

岸川さんっていう子の
お母さんが

お子さんが熱 出して
あした来れなくなったんだって。

総ちゃんだ。
代わりに

ビデオをお願いできる人
いませんかって。

パパに言わなきゃ!
そうだね パパの出番だ。

うん!
(つぐみ・朝顔)パパ~!

ありがとう。
あっ うん。

あっ 朝顔。
んっ?

一酸化炭素中毒死だったって
報告 受けた。

でも それだけじゃなかった。

《このご遺体を
簡易スクリーニング検査したところ

アンフェタミン類が
検出されました》

《薬物中毒か》

(光子)《死因にはならなかったと
思われますが

尿中メタンフェタミン濃度が
高いので

かなりの頻度で 覚醒剤を
使用していたと思われます》

《脳が腫れるほど》

《狭い部屋の中 おそらく

覚醒剤を燃やして使用していたと
思われます》

《そのための火元を
消し忘れてしまい

一酸化炭素中毒に》

(桑原)同居人の行方は
分からなくなったらしい。

ご遺体が解剖になって

警察が介入してくるのを
恐れたのかもしれない。

うん。
同居人の方も

薬物を使用している可能性が
高いと思う。

きっと 県警の薬物対策課も
動きだすだろうね。

朝顔に詳しく
話 聞きたがるかもしれない。

分かった。

あれ?
何 何 何 何?

えっ?
えっ?

(桑原)これは重いよ。

難しいね。
2人平等に育てるって。

うん そうだね。

だから 上の子って
下に厳しくなるのかな。

うちの姉ちゃんしかり。

私は一人っ子だから
分からなかった。

うん。

お父さんも
寝てることが多くなったし

つぐみは結構さみしいと思う。

うん。

朝顔。
んっ?

前に お父さんが話してた話
覚えてる?

うん。 お父さん…。

いろんなことが
分からなくなったら

施設に入れてほしいって
言ってたもんね。

俺さ…。
ひょっとすると それって

今のことなのかなって
思うことがある。

今の生活が大変だからじゃない。

でも お父さんが言ってたのって
今のことなのかなって。

♬~

♬~

♬~

もう少し…。

時間ちょうだい。

♬~
(本木)<闇と闘うには>

(上白石)<光が必要だ>

<照らせ> <希望の光>

(拍手)

(操作音)

(桑原)ヤバいな。
これ ちゃんと撮れてんのかな。

え~? ちょっと
総君の分も頼まれてるんだよ。

(桑原)ん~ 買い替えない方が
よかったかな…。

貸して。
あっ いい 大丈夫 大丈夫…。

(先生)
続いて 桑原つぐみさんです。

来るよ。 こっち。

(足音)
あっ 来た!

ああ…。

(拍手)

♬(ピアノの演奏)

♬~

つぐみ…。

あっ 声 入っちゃった。

♬(ピアノの演奏)

(子供たち)先生 さようなら。

(先生)さようなら。

(桑原)あ~ すごかったよ!

つぐみちゃん バイバイ。

バイバイ 総ちゃん。

(桑原)仲良しなんだ。
(つぐみ)うん 彼氏。

彼氏!?
(つぐみ)たぶんね。

たぶん!?
ちょっ たぶんって…。

もう 桑原君 いいから。

(つぐみ・朝顔)ね~っ。

つぐみ
今までで一番上手に弾けてたね。

フフッ もう パパ 泣きすぎ。

泣きすぎだよね。

(桑原)帰ったら
急いで ビデオ見返さないと。

えっ また見るの?
(桑原)うん。

涙で視界が ぼやけてて
ほぼ何も見えてない。

え~?
どうかと思いますよ。

どうかと思いますよねぇ。

何 その 2人とも… 言い方。

あ~ 朝顔 時間。

つぐみ。
ママ これからお仕事なんだ。

3人でアイス食べたかった。

今度 食べよう。

約束ね。

(クラクション)

おはようございます。
(高橋・藤堂)おはよう。

(光子)おはようございます。
(藤堂)朝顔先生。

つぐみちゃんの発表会
どうやった?

めちゃめちゃ頑張ってました。

ありがとうございます。
半休 頂いて。

(車の走行音)
(古井)おっ まだあるのか…。

それに下の子も。 すみません。

(藤堂)ええねん ええねん。
絵美も喜んでたわ。

ちっちゃい子 預かると
なんや 勘が戻るねんて。

あっ 来月だっけ?
絵美先生 出産。

そうやねん。
13年ぶり2回目の藤堂家増員や。

(光子)甲子園みたいに言うな。

(車の走行音)

≪(ドアにぶつかる音)
(光子)何 何?

ドア壊れちゃうよ。
(藤堂)分かった 分かった。

開けたるから もう…。

おわ~!
(藤堂)ちょっと!

丸ちゃん! 殺す気か!

(光子)何これ!? 石!?
(茶子)オラ! ボンジョルノ!

メルハバ! ナマステ!
ジャンボ!

茶子先生!
ごきげんよう 皆さま。

茶子先生こそ 半年ぶりですよ。

ステーションに
滞在しておりました。

イーロンと 一緒に船外活動やら
訓練でグルングルンでした。

えっ イーロンって…。
(藤堂)イーロン・マスク!?

あの世界一金持ちの!?
(茶子)宇宙から見た地球は

青かった~。
しかも 丸かった~。

♬「真ん丸 真ん丸…」

冗談 冗談…。

冗談なんかい。
ちょっとホントに

行ってそうなんですよね。
で これ 何ですの?

(茶子)あっ トップシークレット。
しーっ。

(光子)怖っ。
怖い。

皆さまにね ちょっとずつ…。

分担していただいて
真剣なお気持ちで

取り組んでいただけますね。
(藤堂)だから 何をですの?

「E.T. ゴーホーム」

解剖の依頼 入りました。
80代男性 れき死とみられます。

電車ですか?
(丸屋)自動車事故のようです。

(藤堂)
じゃあ すぐ 解剖の準備しよう。

いえ それが もう一件ありまして
40代女性で。

(藤堂)えっ?
(丸屋)同じ事故で

お二人 亡くなったそうです。
(光子)2人…。

現場 教えてください。

(沖田)こちら側から来た車が…。
あっ 山倉さん危ないです。

(警察官)お疲れさまです。
どうも。

(渡辺)朝顔先生 お疲れさまです。

こちらです。

山倉さん。
(山倉)朝顔先生。

お二人 亡くなられたと。
(沖田)はい。

人通りの少ない道で 今のところ
目撃者がいないんです。

(山倉)ひき逃げで…。

今 野毛山署総出で
検問しています。

靴は
脱げてしまったんでしょうか?

(沖田)調べているんですが
見当たらないんです。

そこまで汚れてない。

少ししか歩いてない。

近くに住んでる方でしょうか。

この辺は アパートとかマンションとか
いっぱい立ってますから。

(忍)亡くなった男性は
古井 正彦さん 85歳。

所持品から
本人確認 取れています。

所持品?

(山倉)下着にも ズボンにも
ご丁寧に名前と住所が。

これは おそらく
認知症だったんでしょうな…。

すでに 解剖室は2つとも
準備に入っていますので

いつでも大丈夫です。

≪助かります。

興雲大学 法医学教室の
万木先生ですね?

はい。
(鈴井)私は 先月から

野毛山署に配属されました
交通事故捜査係の鈴井です。

こちらは
交通事故捜査係の案件かと。

もう お帰りいただいて
結構ですよ。

いや まだ
いろんな可能性があります。

それに うちからも検問に
人を出してるんですよ。

そんな言い方…。
(山倉)忍さん いいから。

どう思われますか?

先生は今 現場に
いらっしゃったところで…。

この初見のご感想で結構です。

詳しくは 解剖してみないと
分かりません。

ですから ざっくりとした印象で
結構です。

不明瞭なことは
申し上げたくありません。

あくまで
解剖結果をお待ちください。

(山倉)朝顔先生。

実際に お二人が倒れていた所へ
お連れします。

どうぞ。

(警察官)すいません
下がっていただけますか。

ちょっと すいません。

《つぐみちゃん バイバイ》

総ちゃん。
つぐみママだよ。

ほら 同じクラスの。

(総)ママが…。

ママが… 車にひかれちゃった。

(鈴井)お母さんが 車に
ぶつかるところを見たんだね?

(鈴井)それは
どこから見たのかな?

ママは どこから道路に…。

総ちゃん 大丈夫。

大丈夫だよ。
鈴井さん 今日は…。

うちで預かります。

夫が非番ですから。

(一同)エアジェットォ!
(寺島)おいおい 「エアジェット」

おまえ ホントに
こすらず30秒で 汚れ 落ちちゃうの?

(こする音)キュキュッ!

(千葉・子ども)汚れ 落ちてるよ~!
マジ!?

(千葉)お義父さん!
おん!?

「エアジェット」は 細か~いミストが 汚れに密着。

そして 速効分解。
うわ! 汚れが溶けてる!

だから こすらず30秒で…。

(こする音)キュキュッ!
速効キュキュッ!じゃ~ん!

それが 「エアジェット」

♬「バスマジックリン」
「エアジェット」!

よろしくお願いします。
はい。

藤堂先生 教授会は?

(藤堂)そんなよう分からんもんは
ほっとけ。

こっちが優先や。
(高橋)了解。

(藤堂)同じ車の事故らしいから
俺が両方 診る。

朝顔先生には

古井 正彦さんの解剖を
頼むことにした。

女性の方 つぐみちゃんの同級生の
お母さんらしい。

そんな…。

(光子)では 14時20分
N903番 解剖を始めます。

では 14時22分
N904番 解剖を始めます。

教えてください。

お願いします。

背部にはタイヤマークがあります。

(藤堂)後で この部分は
深めに切除してみようか。

そうですね。
胸部には かなり広範囲に

皮下出血が見られます。

肋骨が折れている可能性が
あるかもしれません。

(藤堂)
あとは この太ももの傷やな。

こちらも調べましょう。

(藤堂)じゃ いったん
光子先生のとこ行くな。

はい。

(ドアの開く音)
(藤堂)外表所見 終わったか?

(光子)はい。
やはり 交通外傷らしい

タイヤマークがありますね。
(藤堂)全体的に

向こうの男性のご遺体の方が
外表に傷が付いてたな。

(茶子)なるほど。
(光子)こちらは

下肢と腰部に
皮下出血が見られます。

(茶子)こちらの
岸川さんのご遺体の方が

車にひかれたのは
後なのかもしれません。

心嚢液 はかります。

150ミリリットル。
少し多いですね。

心臓の表面に傷があります。

(光子)心臓 摘出します。

(茶子)んっ?
光子先生 ちょっと。

これは…。

あっ。

(忍)亡くなった男性は
古井 正彦さん 85歳。

妻と娘と
3人暮らしだったそうです。

(鈴井)女性は岸川 由美子 40歳。

今は 息子と娘と
3人暮らしをしているそうです。

シングルマザーだったんですか?

(鈴井)
いや 夫は海外に単身赴任で。

(茶子)岸川さんは
骨盤骨折していました。

それが致命傷かと。

岸川さんの骨盤には何カ所か

骨折されてから修復された痕が
ありました。

過去に
大きなケガをしたんでしょうか。

調べます。
(鈴井)これは2人とも

れき死であることは確実だな。

古井さんのご遺体には
デコルマンも見られました。

デコルマン?
日本名では

剥皮創といったりもするんですが。

皮膚が
タイヤに引き込まれたときに

皮膚は裂けなかったけど

皮下組織と筋肉の間が
剥離してしまった場合に

そこにポケット状の隙間が
できるんです。

そして 古井さんの心臓は
破裂を起こしていました。

車の衝撃によって
胸骨や 肋骨が圧迫され

骨折を起こし 折れた骨の一部が
心筋を損傷したことによって

心臓が破裂してしまったものと
考えられます。

認知症で徘徊してたところを
交通事故に遭うケースは

非常に多いですからね。

(光子)はい。 その心臓のことで
実は こちらは問題が。

(光子)こちらが さっき

朝顔先生が説明された
古井さんの心臓。

そして こちらが 私が解剖した
岸川さんの心臓です。

心筋全体に傷はない。

(光子)はい 損傷しているのは
血管なんです。

(茶子)しかも 岸川さんの胸部は
古井さんのように

肋骨骨折などのダメージが
ないんです。

(光子)岸川さんに
デコルマンはありませんでした。

大動脈が亀裂してる。
心筋は奇麗なのに どうして…。

(鈴井)岸川さんの死因は
車の事故ではない?

それは分かりません。
もう少し調べてみないと。

(丸屋)朝顔先生。

古井 正彦さんのご遺族が
いらっしゃいました。

はい。

お体に
幾つか 傷は付いていますが

おそらく 即死だったと
思われますので

そんなに苦しまずに
亡くなられたと思います。

痛くなかったなら…。
それだけが…。

お父さまは お一人で よく外に?

散歩は よくしてましたが
それが?

認知機能に
問題はありませんでしたか?

(秀子)失礼な!
事故に遭ったのは

父のせいだって
おっしゃりたいんですか!?

認知症を疑われても
仕方のない年齢かと思いますが。

鈴井さん。

すみません。
全てのお洋服に

ご住所と お名前が
書いてあったので。

うちの父も そうなんですが…。

認知症の方は
徘徊したときに備えて

そうしておくことが
多いものですから。

お父さまが…。

取り乱して 失礼しました。

あっ いえ。
(典子)あの人は

東京大空襲で
親を亡くしてますから。

身元不明の遺体を
たくさん見てきてしまって。

だから 昔から
死んだときのために名前をと。

そうでしたか。
そのおかげで

すぐに
古井さんだと分かりました。

(典子)
ちゃんと 役に立つとはね…。

(秀子・典子の泣き声)

もっともっと時間をかけて
ご遺族に向き合うべきだ。

えっ?

そんなことを言いたげな顔を
していらっしゃいましたね。

優しく声を掛けて 「話の続きは
あしたでいいですよ」と

伝えてあげることが 本当に
ご遺族のためになりますかね?

交通事故は
時間との勝負なんです。

犯人が時間をかければ
どんどん遠くに逃げてしまう。

車を乗り捨てられたり
処分されれば 証拠はなくなる。

悠長なこと言って
犯人を取り逃したら

それこそ 遺族の傷は
一生 癒えませんよ。

やな感じ~。

(桑原)出るかな? 出た~!

はい。
(つぐみ)う~ん! おいしい!

総ちゃんは? 食べないの?

食べたくなかったら
食べなくてもいいからね。

≪(チャイム)

(絵美)よいしょ。

はい 着いた~。 よいしょ。

(桑原)はい はい はい…。

あ~!
さとちゃん おいで。

はい はい はい…。
(絵美)はい ただいま。

絵美先生 ホントすいません。

いいの いいの。

あたしたち夫婦
どっちも田舎が遠いから。

大輔も楽しんでたし。

大丈夫?
(桑原)はい ありがとう。

あっ 絵美先生 これ。
ちょっと待ってね。

よいしょ よいしょ…。
これ もし よかったら。

いや もう いいのよ。
うちだって

この子 生まれたら
お願いしたいし。

(桑原)それは もちろんだけれども
これ 渡さないと

僕が
朝顔に怒られちゃいますから。

では ありがたく。

ありがとね。
(忍)あ~ 絵美先生!

あ~ 忍さん!
(絵美)おっきくなった。

ねっ だいぶ おっきくなった。
(忍)さとちゃん ありがとう。

ううん 全然。
じゃ またね。

これ 頂いちゃった。
ありがとう。

気を付けてね。
(絵美)じゃあね は~い。

真也。
岸川 総君は?

あ~。
(つぐみ)忍ちゃん!

(忍)あ~ つぐみちゃ~ん。
(つぐみ)忍ちゃん。

(桑原)まあ 俺からは
まだ詳しくは話してない。

うん。
(桑原)お父さんが海外赴任で

帰ってくんのが
あしたになるらしいんだ。

じゃあ あしたまで?
(桑原)うん。

でも 唯一の目撃者の
可能性が高いから

あしたは 署に来てもらわないと。

そっか…。
(桑原)あっ 姉ちゃん ごめん。

俺さ ちょっと電話してくるわ。

(忍)うん いいよ。

はい 森本です。

県警も 捜査に乗り出すのか。

その方向で上が動いてると
聞いてます。

ただ きな臭い動きがあると。

きな臭い動き?
(森本)野毛山署の皆さんが

迅速に動いてくださって
検問を実施し

その後も 鈴井さんの指示で

かなり広範囲で
捜したのにもかかわらず

まったく手掛かりが出てこない。

これは この手の犯罪に
慣れているやつではないかと。

(桑原)組の人間か?
(森本)その可能性もあるかと。

ああ… ありがとう。

はい。 では。

あっ 森本?

はい。

忙しいと思うけど
また うち遊びに来いよ。

ありがとうございます。

では。

≪森本 遅い!

あっ はい すいません!

(桑原)姉ちゃん。
(忍)んっ?

(桑原)県警も
これから絡んでくるかもって。

ああ そうなんだ。

忍ちゃんも牛乳 飲む?
(忍)ありがとう。

いただきます。
(つぐみ)は~い。

(桑原)パパもちょうだい。
(つぐみ)仕方ないですねぇ。

(桑原)ありがとうございます。
(忍)はい。

あんた 休みは?
(桑原)今日いっぱいもらってる。

早朝
呼び出し食らうかもしれないけど。

≪(里美の泣き声)
(桑原)里美?

≪(里美の泣き声)

(桑原)総ちゃん? 総ちゃん!
(里美の泣き声)

(桑原)総ちゃん! 総ちゃん!
(忍)さとちゃん さとちゃん。

おいで おいで おいで。
はい はい はい。

(里美の泣き声)

妹が…。

妹がいるから…。

(ナナの泣き声)
(総)《ママ》

《ナナが泣いてるよ。
ママ?》

(由美子)《ねえ 総ちゃん…》

(由美子)《ママが死んじゃったら
どうする?》

妹なんかいるから!

♬~
(中島)働くの禁止!<この惑星の住人は

働かないとどうなるのだろう>
(神木)映画も見れないんだ…

(役所)これ作るために働いてきたんだよな~

(野口)そうですよ
宇宙飛行士だって感謝してたはずです!

(杉咲)野口さん!(ビリビリ音)

なんで働けないんだ

(寝息)ク~
(ジョーンズ)フン! ハァッ!

(音楽変わる)♬~ファイト!
(男性)かかった!

(女性)あ 見れる!
やっと働けます!

ま そんなに働きたいなら ファーイト!

虹~!
<ただ この惑星の
「BOSS」のライバルは…>

映画見よ!<コイツだ>

岸川 由美子さんは
ひょっとすると

車にひかれる前から
外傷を負ってたのかもしれない。

(光子)大動脈が その衝撃で
裂けてしまうほどの外傷。

車にひかれるよりも強い衝撃。

(茶子)周囲にはマンションが
幾つかありましたよね。

はい。
ひょっとすると 彼女は

高い場所から墜落した。

(茶子)転落事故?
その可能性もあります。

(光子)あるいは 自分から…。

そして 地面に激突し
なぜか 道路まで歩いて 車に…。

総ちゃん 一回 座ろうか。 ねっ。

≪(戸の開く音)

≪(杉原)ススキ介護ヘルパーの
杉原です。

ただ今 帰りました。

(忍)平さん おかえりなさい。

(つぐみ)じいじ~!

(桑原)総ちゃんのおばあちゃんが
迎えに来たから

ちゃんとは話せてないんだけど…。

総ちゃん 言ったんだ。

妹なんかいるからだって。

お母さんが亡くなるのを
見てしまって

混乱してるだけだと
思うんだけどさ。

はい。 はい どうぞ。
ありがとう。

うん。
総ちゃんのお母さん

車にひかれたのは
確かなんだけど

その直前に
高い所から落ちた可能性があるの。

高い所… それって…。

もちろん
転落事故の可能性もあるけど。

あと 腰に骨折痕があったの。

今回の事故以外のものってこと?

何年も前のものだと思う。

絵美先生が
写真で診断してくれたんだけど

スポーツ選手に多い
骨折痕らしくて。

確か 実業団にいた方なんだよね?

うん 忍さんには そう聞いてる。

いただきます。
どうぞ。

朝顔 今日ね つぐみが…。

お父さんに
ちょっと冷たくされて。

いろんなことがあったから

ちょうど お父さんが
帰ってきたときに抱き付いたんだ。

(桑原)そしたら…。

(桑原)もちろん
すごく乱暴されたとか

そんなんじゃないんだけど
傷付いたと思う。

杉原さんが言うには
ホームでは

かなり上機嫌だったらしいんだ。

そう…。

メダル? とか作って。

かなり器用に何個も作ってたって。

杉原さんが 神経質にならないで
聞いてくださいって

言ってたんだけど…。

周囲の音が 敏感に聞こえる
っていう人も多いらしいんだ。

うちには里美もいるし
にぎやかなのが

お父さんには あんまり
良くないんじゃないかって。

それで…。

これ 渡された。

♬~

♬~

♬~

(ドアの開く音)

♬~

(つぐみ)ママ?

ごめん 起こしちゃった。

ママ。

今日 偉かったね。

ピアノ上手だったね。

じいじ 治るよね?

病気 良くなるよね?

(つぐみ)そしたら…。

優しいじいじに 戻るよね?

そうだね。

おはようございます。
(藤堂)おはよう。

(高橋)記者会見やってる。

(糀谷)逃走車両に関しては

防犯ビデオの確認範囲の拡大
そして Nシステムを駆使し

現在も 捜索は継続中であります。
以上。

(記者)女性の方は育児疲れによる
自殺ではないのか

という話もありますが。
(糀谷)そんな情報は

入手しておりません。
(高橋)どうして 記者が…。

≪(ノック)

資料 上がりましたか?

ただ今。
鈴井さん どうして

記者が 岸川さんの話を
知ってるんですか?

何かの情報を得る代わりに

どっかのバカな刑事が
話してしまったんでしょう。

出てしまったものは
しかたがない。

しかたがないで
終わらせないでください。

まあ 朝顔先生。

法医のあなたたちが

漏えいさせたのかもしれない
じゃないですか。

何ぃ?
(高橋)まあまあまあ…。

もう やめて。
お願いします。

(糀谷)今後の捜査活動に
支障を来す恐れがあるため

お答えは差し控えさせて…。
(光子)朝顔先生。

岸川さんのご遺族が
いらっしゃいました。

ご案内します。

(裕二の泣き声)

総ちゃん。

(裕二の泣き声)

ママのお顔 見える?

総ちゃん!

ママは 僕が嫌いなんだ。

そんなことないよ。

いつも ナナのことばっかり。

ナナは
ママを困らせてばっかりなのに。

ベランダから落ちたのも
僕のことが嫌いだから。

僕と一緒にいたくなかったんだ。

(泣き声)

あれ? 朝顔先生 どこ行くの?

現場 行ってきます。
(光子)私も行きます。

丸ちゃん 後 よろしく。

どいて。
(藤堂)いや どいてるし。

☎(呼び出し音)
(藤堂)よし。

残された2人で頑張ろう。

☎(呼び出し音)
☎もしもし 東横大学です。

あっ 東横大学ですか?
至急 法医の先生を2名。

駄目なら1名。
☎はい 2名 用意できます。

えっ?

(忍)この家のベランダから
墜落した可能性が高いので

一応
色々 調べさせていただきました。

(高橋)睡眠薬がある。

睡眠薬は
体内から検出されませんでした。

処方されたのに
飲んでなかったのかな。

飲みたくても
飲めなかったのかもしれない。

この家に
大人は1人しかいないから

寝過ごすわけにはいかなかった。

(忍)長い間
認知症のお父さんの面倒を

見ていらっしゃったそうです。

最近 亡くなられたそうですが。

お母さんは早く亡くなられて
夫は単身赴任で…。

子育てから
お父さんの介護まで…。

本当に忙しかったと思いますよ。

追い詰められても仕方ないかも…。

朝顔先生に
言い返さなかったらしいですね。

岸川 由美子の
あの記者に情報が漏れた件。

「警察の誰かがやったことは
俺たちがやったことだ」

あの人なら
そう言ったと思います。

あの なかなか優秀な
法医学者の父親なら。

鈴井さん…。
(鈴井)制服のお下がりを

頂いたこともあるんですよ。

ガキのころ お世話になりました。

♬~

(光子)ここから飛び降りた…。

(高橋)あまりに低すぎる。

やっぱり
自殺だとは考えにくいよ。

釘を刺すつもり
じゃないですけど

自殺は突発的な場合もあります。

高さが不十分だとか

そこまで考える余裕が
なかったのかも。

(光子)頭から突っ込めば
かなり高い確率で

死に至ることもありますし。

(高橋)でもさ…。

ない。

えっ?
物干しざおがない。

(高橋)ありました!

どうして
1階に落ちてたんだろう…。

あの日 ベランダで洗濯物を取り込んだ
由美子さんは

遠くから無謀な運転をしている
車に気付いた。

そのときに 道路に
古井さんがいることに

気付いたんだと思います。

由美子さんは
声を掛けたのかもしれない。

《すいません!
あの! おじいさん!》

(光子)
でも 古井さんは気付かなかった。

父は 元気は元気だったんですが
耳が少し遠くて。

車が近づくことにも 気付くのが
遅れたのかもしれません。

だから 由美子さんは
ベランダから飛び降りたんです。

由美子さんは 学生のころから
陸上の選手で

実業団にも入られてたんですよね。

はい。
短距離走だったらしいんですが

結婚前に
ケガをして やめてしまいました。

学生のころ 棒高跳びの経験が
あったそうですが。

棒高跳びですか?

棒高跳びって なぁに?

棒を持って
高いハードルを越える競技だよ。

短距離走でケガをするのは

靱帯や 足の疲労骨折が多いと
思います。

腰をケガするのは
高所から落ちる競技。

そして 由美子さんのお体には

かかとの骨に骨棘があったんです。
骨棘?

強く踏み込んだことが
きっかけになって

軟骨が摩擦で とげみたいになる
ケガのことです。

これらの
由美子さんのお体の特徴から

高跳びや 棒高跳びの経験が
あったのではないかと思われます。

ママは きっと 3mくらいなら
跳び越えられたんじゃないかな。

だから 由美子さんは

物干しざおを緩衝材にして
飛び降りた。

古井さんを助けるために。

とはいえ ブランクもあったし

物干しざおは しっかりと
地面に刺さらなかった。

それでも 由美子さんは…。
《おじいさん! すいません!》

古井さんを助けるために
体を動かして…。

そして 一緒に 車に…。

このたびは 父が…。

(裕二)そんな…。
頭を上げてください。

(典子)本当に すみませんでした。

総ちゃんのママは

総ちゃんや ナナちゃんのお世話が
大変で 亡くなったわけじゃない。

総ちゃんのことが嫌いで
亡くなったわけでもない。

ママは
おじいちゃんを助けようとして

亡くなってしまったんだよ。

(泣き声)

(泣き声)

(桑原)一条 憲次。
鬼塚組構成員です。

先日 一酸化炭素中毒で亡くなった
真島 歩と同室でした。

(鈴井)交通事故は
悲しい事故なんです。

加害者になるなんて
まったく思ってもいなかった

善良な市民が 不注意で
人を殺してしまうんです。

(桑原)はい。

それなのに
薬物中毒者の危険運転なんて…。

(光子)お疲れさまでした。
お疲れさま。

(高橋)お疲れさま。
お疲れさまです。

(ドアの開閉音)

ハァ…。

≪(茶子)いや いや いや…。
1時間 並びました~!

どうぞ どうぞ。
1人 3個までという

厳し~い制限のもと手に入れた
貴重なドーナツを

さあ 召し上がれ~!

いいんですか?
ドーナツの穴は

一緒に食べる方のお顔を
見るためにあるんですって。

ホントですか?
ウフフ… たぶん。

いただきます。
はい はい これも どうぞ。

はい。
おいしいです。

よかった~。

薬物中毒者による
危険運転だったそうですね。

はい。
許せませんよね。

私 ご遺族に 嘘を
伝えてしまったかもしれません。

嘘?
法医学的に考えると

古井さんを助けようとして

由美子さんが飛び降りたと
考えるのが

一番 自然だと思います。

自殺ではないって
私の中では確信を持ってます。

でも ホントのことは

ご本人にしか
分からないじゃないですか。

育児がつらくて
飛び降りたのかもしれません。

それなのに 非常に断定的な
言い方をしてしまったかも。

部屋に遺影があったんです。

由美子さんの
お母さんと お父さんの。

お母さんは お若くて

お父さんは 最近
お亡くなりになったと聞きました。

認知症だったって。

そうですか…。

それで 自分と
重ねてしまったのかもしれません。

由美子さんは由美子さんなのに。

お父さんと年の近い男性が
危ない目に遭いそうで

体が勝手に
動いてしまったんじゃないかって。

そうあってほしいと思った?

かもしれません。

うん…。

平さんは 最近は?

あんまり良くないです。

あした…。

デートしましょっか? 朝顔さん。
えっ!?

♬~
(真矢)ハミガキを美白で選んでいるあなた!

他のケアも全部よくばれるわよ

気になるあれこれも…

《よくばりな美白
歯本来の白さへ!》

《「ハグキプラス プレミアム よくばりな美白」誕生!》

(二宮)服のニオイ気にして
いろんなもの使ってない?

はい 古い~

今やニオイ専用これ一本で
ぜ~んぶいけちゃいます

紫の「NANOX」ニオイ専用
《青い「NANOX」は4つの機能に!≫

♬~
(本木)<闇と闘うには>

(上白石)<光が必要だ>

<照らせ> <希望の光>

(大久保)お疲れさまには (梅沢)コレよコレ!!
(缶を開ける音)プシュ!

♬~ ハァー
≪鼻に抜ける レモンの香り
レモンピールがダンスしてらぁ…≫

≪樽の香りが
追いかけてくる…
追いかけてくる≫

<サントリー「樽香るレモンサワー」
「こだわり酒場」から>

(茶子)あ~ 磯の香りしますね!
ハハハハ…。

え~? しますか?
ハハハハ… いい気持ち。

こっちで~す。

こんにちは こんにちは。
こちらです どうぞ。

こんにちは。

「夕べの会」?

朝顔さん どうぞ。
あっ はい。

(女性)これは 空襲のときに
父だと言われて

渡された骨でして。
(スタッフ)確かに お預かりします。

(女性)
よろしくお願い申し上げます。

(茶子)空襲が激しかった地域を
巡っております。

ここも
何度も爆撃を受けたそうです。

戦後の混乱の中
石を渡されて

ご遺骨だと言われた方もおります。

また 引き取り手を
確定できないままのご遺骨も

まだまだあります。

ご遺族も かなりご高齢ですから
一刻も早くお調べしないと。

時間は 無限ではないですからね。

それで 先生は 石を?

(茶子)
石を 医師が調べております。

(茶子)朝顔さん。

私たちは
真実を伝えなければなりません。

そこに われわれの気持ちが
介在してはいけない。

はい。

(茶子)しかし この仕事は
やはり どこまでも

今 生きている方たちのために
あるのだと思います。

お手伝いいただけますか?

はい。

ただいま。

よいしょ。

よいしょ。

(掃除機の音)

(掃除機の音)

(すすり泣き)

≪(戸の開く音)

≪(つぐみ)ただいま!
おかえり!

どうしたの? ママ 大丈夫?

大丈夫だよ。
んっ?

あっ じゃあ おやつにしよっか。

やった~!
はい かばん置いてきてください。

は~い。

(掃除機の音)

(戸の開く音)
(桑原)お嬢さま!

髪の毛 ちゃんと拭いてください!
こら!

ちゃんと言うこと聞かないと
カレーなしだよ。

え~!
(桑原)タオル魔神だぞ。

逆効果じゃん。
はい 拭くよ。 はい。

自分で拭いて。
(戸の開く音)

(桑原)さとちゃんも拭こうね。

じいじ! 今日はカレーだよ…。
うるさい!

(泣き声)
(戸の閉まる音)

(泣き声)

つぐみ 大丈夫。

(泣き声)

じいじ ちょっと 病気で…。

気分が良くなかっただけだからね。

(泣き声)

(桑原)食べれるかな?
(里美)あ~。

いただきます。
ママ 食べちゃうよ。

あ~ん。

つぐみ。

今日ね ママ お土産あるよ。

あ~ やったね つぐみさん。
何だろうね?

ママ お仕事で
静岡 行ってきたんだけど

とってもいい所だったよ。

ほら。

(つぐみ)ママ 旅行したの?

お仕事でね。

つぐみは我慢してるのに。

つぐみ?
(つぐみ)さとちゃんいるから

じいじが大変だから
つぐみ 我慢してるのに!

つぐみ…。
(つぐみ)ママも パパも

じいじと つぐみのこと
すぐ 邪魔者にする!

してないよ。
(つぐみ)してるよ!

いっつも さとちゃんばっかり!

さとちゃんが来たから じいじが
病気になっちゃったんだよ!

つぐみ それは違うよ。

(つぐみ)つぐみと じいじのこと
ママも パパもいらないんでしょ!

そんなわけないでしょ!
(つぐみ)だから じいじを

老人ホームに
入れちゃうんでしょ!

つぐみは
さとちゃんなんかいらなかった!

つぐみ!

(泣き声)

つぐみ 待ちなさい!

(つぐみの泣き声)

つぐみ! つぐみ!

開けなさい!
(つぐみ)やだ!

(泣き声)
(つぐみ)じいじ…。

じいじ! 約束したでしょ!

(つぐみの泣き声)

(つぐみ)妹ちゃんが生まれたら
3人で一緒に寝るって

約束したでしょ!

(つぐみの泣き声)

(つぐみ)ねえ じいじ
早く病気を治さないと

じいじ
遠い所に連れていかれちゃうよ!

そしたら 離れ離れだよ!

寂しいでしょ!

じいじ…。

ねえ じいじ…。

じいじ…。

ねえ じいじ…。

♬~

(泣き声)

(泣き声)

(桑原)つぐみも落ち着いたから
家族で話そうか。

つぐみ。

つぐみは
ママとパパの大切な娘だよ。

他に代わりなんて絶対にいない。

でもね さとちゃんも
パパとママの大切な娘で

他に代わりなんて絶対にいない。

それにね パパもママも

悲しいけど
つぐみより先に死んじゃうの。

やだ。

(桑原)やだね。 でも 順番なんだ。

パパも ママもいなくなって…。

でもね つぐみのそばには
さとちゃんがいる。

さとちゃんのそばには
つぐみがいる。

つぐみには さとちゃんのこと
大切にしてもらいたいんだ。

ごめんなさい。

ママからも ごめんなさいしたい。

つぐみに さみしい思いさせて
ごめんね。

ディズニーランドだって
約束したのに。

(つぐみ)ううん。

つぐみ あのね…。

じいじはね 治らない病気なの。

忘れちゃう病気に
かかっちゃったの。

ママのことも パパのことも
忘れちゃったんだよ。

治らない?

うん。
どうして?

どうしてなんだろう。

ママにも分からないな…。

悲しいね。

じいじが 忘れちゃう前に
みんなに残したお手紙があるの。

読んでもいいかな。

はい。

じゃあ まずは パパに。

「桑原君へ」

「桑原君に伝えたいことは
2つです」

「色々すまん。
そして 朝顔たちをどうか頼む」

「この家のこと お金のこと

事務手続きを
別のフォルダにまとめてます」

「へそくりには
期待しないでください」

「桑原君に伝えたいことは
もう伝えたと思っている」

「朝顔たちを不幸にしたら
たたります」

「まだ お化けじゃないか」

次は 里美。

「まだ見ぬ孫 里美さんへ」

「里子さんというのが
じいじの奥さんの名前なので

ちょっと照れくさいです」

「あなたに会うころ まだ少しは
しっかりしてるといいな」

「桑原家に ようこそ」

「元気で すくすく育ってください」

「じいじの願いは それだけです」

次は つぐみ。

「つぐみへ」

「つぐみ。
じいじの大事な大事なつぐみ」

「孫は 目に入れても痛くないと
聞いていたけれど これほどとは」

「本当に
目に入れてみたいものです」

「いろんな約束を守れなくて
ごめん」

「じいじは 色々 情けないです」

「これから
ずいぶん情けないところを

つぐみに見せてしまいそうで
それが悲しい」

「だから つぐみが
じいじを嫌いになる前に

違う所で暮らしたいと
思っています」

「じいじのわがままを
許してください」

「妹を ママを パパを大事にして

じいじの大好きな

優しいつぐみのままで
いてください」

朝顔のは 俺が読むよ。

♬~

(桑原)「朝顔へ」

「朝顔。 最近 いろんなことを
忘れてしまうのに

朝顔が生まれた日のことを
思い出すよ」

「何度も あのとき着てた服も

擦れ違った人の服とか
顔も思い出せそうだ」

「あの日
お父さんは仕事をしていて

っていうのは建前で
仕事が終わったら

同僚と
すっかり飲んでしまっていて」

「予定日が近いのに
悪いお父さんだろ?」

「お父さんの携帯が
何度も鳴ってたのに

気付かなかったんだ」

「どうしよう どうしよう」

「お父さんになっちゃうんだ。
どうしよう」

「そうやって 何度も
唱えていたことまで

思い出しました」

「そしたら 知らない人の家に
奇麗に朝顔が咲いていて」

「そのとき なぜだか お父さんには
娘が生まれるんだって思った」

「性別は聞かないようにしてたのに
そういうときって分かるんだな」

「ああ 子供は『朝顔』っていう
名前にしようって」

「そう思った」

「そしたら お母さん

『名前 決めた。 朝顔にする』って
言いだしたんだ」

「思い付いちゃったんだって」

(桑原)「だから
お父さん言ったんだよ」

「俺も そう思ってたって」

「お母さん
信じてくれなかったけど」

「色々なことが
分からなくなったら

もし 朝顔や つぐみや 里美や
桑原君を

傷つけることになったら

この施設に連絡を取ってほしい」

「どうか 頼む」

「介護付きホーム 仙ノ浦」

「岩手県仙ノ浦市仙ノ浦5-2」

つぐみ。

ママは じいじがやりたいことを
実現してあげようって思う。

でも 一人で決めることじゃないと
思ってるんだ。

パパと つぐみの気持ちも
聞きたい。

俺は お父さんの願いを
かなえてあげたい。

つぐみも。

うん 分かった。

そうしてあげよう。
さみしいけど。

大丈夫だよ ママ。

うん ありがとう。
じゃあ みんな

い~っぱい 「ごめん」言ったから
ごめんばこに集金します。

え~ ちゃっかりしてんなぁ。
あれ? 結構 入ってるね。

(つぐみ)結構 入ってる。
あれ? つぐみ

お金じゃないの入れたでしょ。
え~ 入れてないよ。

(桑原)開けてみようか。
うん。

(つぐみ)
え~? つぐみじゃないよ。

お父さんだ。
えっ?

(桑原)ほら デイケアで
いっぱいメダル作ってたって。

(桑原)お父さんが入れたんだよ。

《ごめん》

お父さんは お父さんだね。

うん。
じいじは じいじだね。

うん。

変わらないね。

うん。

これで全部かな?
(桑原)朝顔!

朝 使ったさとちゃんグッズ。
そうだ ありがとう。

≪(チャイム)
(桑原)あっ。

あっ。
(つぐみ)あっ パパ 早く!

≪(忍)おはよう。
≪(戸の開く音)

(つぐみ)あっ 忍ちゃん
勇太君 おはよう!

ママ~!
おはようございます。

(桑原)あ~ 姉ちゃん 勇太
ありがとね。

ううん。
休みの日なのに。

いいの いいの。
(勇太)じゃあ

荷物 持ってっちゃうね。
助かる。

(つぐみ)よいしょ。
(忍)はい はい はい。

(つぐみ)ありがとう。
(桑原)はい じゃあ行こっか。

おお 大丈夫?
気を付けて 気を付けて。

勇太君 頼もしくなりましたね。
ねえ 大きくなっちゃって。

大変なのもさ
あっという間に終わるから。

そっか。
(忍)ほら 運んじゃうね。

ありがとうございます。
(忍)は~い。

お父さん。

お母さんのところに行こっか。

♬~
(中島)働くの禁止! <この惑星は

宇宙大統領のせいで 盛り下がっていた>
(神木)最初は嬉しかったけど…

(役所)これ作るために働いてきたんだよな~

(野口)そうですよ
宇宙飛行士だって感謝してたはずです!

(杉咲)野口さん!(ビリビリ音)

なんで働けないんだ

(寝息)ク~
(ジョーンズ)フン! ハァッ!

(音楽変わる)♬~ファイト!

(男性1)かかった!
(男性2)よし!

やっと働けます!

ま そんなに働きたいなら ファーイト!

<この惑星には
宇宙大統領は
もう二度と来ないでほしい
「BOSS」>

たとえば 秋を味わうフライパン蒸し料理。

つけるという楽しみ方もあります。

深いごまの味わいで まろやかに。

さあ そろそろ
お弁当にしますか。

(つぐみ・桑原)やった~!
おにぎり取ってください。

さとちゃん 食べる?
急いで食べないでよ。

(桑原)手に付いちゃった。
ねえ フフッ。

(ドアの開く音)
(桑原)着いた。

やっぱ 空気がいいですね。
お父さん。

よ~し。
(つぐみ)さとちゃん

どこ見てんの?
(桑原)電車。

(つぐみ)早く行くよ。

(つぐみ)美幸ちゃん 久しぶり!

(美幸)ようこそ 仙ノ浦へ。

美幸さん ご無沙汰してます。

大きくなったね。
(つぐみ)うん おっきくなったよ。

この子が 里美ちゃん?
(桑原)はい。

(美幸)カワイイ。

いらっしゃい 平さん。

すみません。
いいの いいの。

行こう。

(つぐみ・美幸の笑い声)

(美幸)お茶どうぞ。
(桑原)ありがとうございます。

つぐみ ごろごろしないで。
(つぐみ)やだ~。

大丈夫。 つぐみちゃんも
長旅で疲れてるんだから。

ねえ 先に用事済ませたら?

はい。
は~い はい はい 2人とも

麦茶もらいますよ。
起きてください。

里美さんも起きてください。

はい どうぞ。
(つぐみ)お茶 飲む。

朝顔さん 車 乗ってって。
ぼろいけど。

ありがとうございます。
里美ちゃんの これ。

あ~ ありがとうございます。
(つぐみ)よかったね。

すみません 長らくご連絡せず
ご心配お掛けしました。

どうも。 毎年 平さん
うちの船に乗ってくださってて。

あと3年分は お金を先払いで
頂戴してましたので

気になりまして。
そうですか。

(スタッフ)毎月 こうやって
サルベージして

海の中を
調べていらっしゃいました。

ああ…。
でも よく見えないですね。

今日は まだ見える方ですよ。

この辺りは 波が早いですから。

そうですか。

お父さん 懐かしいでしょ。

♬~

今すぐ入居してもいいし
もう少し考えてからでもいいって。

(桑原)そっか。
うん。

(美幸)ねっ おいしそうでしょ。
うん。

(桑原)里美さん寝ました。
ありがとう。

はい お肉。
ああ ありがとう。

じいじ もう眠い?

もう眠いかもね。

お父さん もう寝る?

お布団 ひいてあるから
奥の和室 使って。

すいません
ありがとうございます。

つぐみが案内するね。
あっ ママも行こうか?

大丈夫 大丈夫 任せて。
ホントに?

え~ 大丈夫?
(つぐみ)うん!

お願いね。
(つぐみ)うん!

朝顔さん。
連絡くれて ありがとう。

親は
子供に迷惑 掛けたくないって

ず~っと心配している生き物なの。

年を取ったら
迷惑 掛けるしかないのにね。

子供は ずっと ずっと
親に元気でいてほしい。

わがままな生き物ですね。

でも 平さんの気持ちは
すっごいよく分かる。

楽しい時間は短いね。

(つぐみ)よいしょ。
じいじ ねんねしたよ。

ありがとう。
ねえ つぐみちゃん。

何?
(美幸)あしたは七夕祭りだよ。

え~! やった! 行く行く!

(美幸)ねえ 浴衣 着る?
(つぐみ)うん 浴衣 着る着る!

(美幸)娘のが まだ残ってるから。
(つぐみ)何色かな~?

よかったね。
うん!

♬~

うわ~ 大きいね!
(桑原)ねっ!

すごいね~。
ねっ?

うん!

♬(祭りばやし)

♬~

お父さん?

私 本当は…。

離れたくない。

♬(祭りばやし)

♬~

(つぐみ)うわ~ おいしそう!

さっき 朝ご飯 食べたでしょ。

いいの~。
いただきま~す。

さとちゃん どっち食べる?
あっ じゃあ お姉ちゃんと

おんなじのにしよっか。
(つぐみ)おいしい。

よかったね。

♬~

♬~

♬~

お母さん?

♬~

♬~

♬~

♬~

朝顔。

♬~

元気でな。

うん。

♬~

[そして…]