六本木クラス #8[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
六本木クラス #8[字]
麻宮葵(平手友梨奈)は長屋龍河(早乙女太一)から、宮部新(竹内涼真)の父をひき逃げした証言をとることに成功するが…逆上した龍河に襲われて…!?
◇番組内容
麻宮葵(平手友梨奈)をスカウトしに来た長屋龍河(早乙女太一)は、葵に持ち上げられて気分を良くした勢いで、12年前の事件の真相をベラベラと話し出す。その内容を公にしようとする葵は、逆上した龍河に襲われて…!?一方、宮部新(竹内涼真)は相川(稲森いずみ)、桐野(矢本悠馬)と共に、いよいよ長屋茂(香川照之)の会長解任決議案を出すべく動き出す。しかし葵は、その前にある“2つの条件”をクリアすべきだと言う。
◇出演者
竹内涼真、新木優子、平手友梨奈、早乙女太一、中尾明慶、鈴鹿央士、さとうほなみ・矢本悠馬・緒形直人、稲森いずみ、香川照之 ほか
◇原作
チョ・グァンジン『六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~』(ウェブ漫画/電子マンガ・ノベルサービス「ピッコマ」掲載中)
チョ・グァンジン/キム・ソンユン『梨泰院クラス』(テレビシリーズ/JTBC)
◇脚本
徳尾浩司
◇演出
田村直己(テレビ朝日)
◇音楽
髙見優
【主題歌】
Alexandros『Baby’s Alright』(ユニバーサルJ/RX-RECORDS)
【挿入歌】
THE BEAT GARDEN『Start Over』(ユニバーサル シグマ)
松室政哉『ゆけ。』(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
三浦透子『点灯』(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
秦基博『残影』(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】横地郁英(テレビ朝日)
【プロデューサー】大江達樹(テレビ朝日)、西山隆一(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/roppongi_class/
☆Twitter
https://twitter.com/roppongi_class
☆Instagram
https://www.instagram.com/roppongi_class/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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- 記者
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- 社長
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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〈父を殺され
全てを失った宮部新は
長屋会長と その息子 龍河への
復讐を誓い
二代目みやべを立ち上げた〉
(長屋 茂)君が入居するビルは
片っ端から買ってやる。
〈しかし 二代目みやべは
長屋会長の妨害によって
ビルから追い出されてしまう〉
(宮部 新)ビルを買う。
〈大胆な対抗策で
窮地を脱した新は
フランチャイズ化の布石として
会社を立ち上げる〉
俺たちは 今から 株式会社RC…
六本木クラスの創立メンバーだ。
〈一方 長屋は
次なる一手を打ってきた〉
(長屋龍河)麻宮 葵さん。
長屋ホールディングスの
長屋龍河です。
2人で話がしたいんだけど
いいかな?
(麻宮 葵)
社長 ちょっと出てきます。
近くにカフェがあるので
行きましょう。
♬~
(ドアの開閉音)
あの子 サバサバしてるよな。
気に入ったよ。
(長屋龍二)待てよ。
なんで 葵なんだ?
気安く触るな。
とにかく
葵には絶対手を出すな。
生意気になりやがって。
おい 離せ。
おい!
僕を挑発するな。
手なんか出したりしねえよ。
スカウトしに来たんだよ。
(龍二)スカウト?
♬~
(龍河)まあ
こんなショボい店と長屋じゃ
迷う事ないだろうけどな。
(内山亮太)あの野郎…。
(綾瀬りく)えっ 何?
葵の事 奪いに来たって事?
えっ!? えっ マジかよ!
騒ぐな!
社長 どうしますか?
ほっとけ。
葵の人生は 葵が決める。
(龍河)今 年収いくら?
今年の売り上げで考えたら…
1000万くらいですかね。
1000万?
でも それは 今の話です。
私は 今より みやべを
成長させる自信があるので
まあ 少なくとも
2000万くらいは
提示してもらわないと。
2000万…。
(ため息)
あっ… ごめんなさい。
こういうのは 常務の一存じゃ
決められないですよね…?
…わかった。
プラス500万 2500万でどうだ?
オーマイガー さすが 長屋!
やばっ…。
みやべなんか
どうせ すぐに潰れる。
誰につくかで
人生 大きく変わるんだよ。
アイ ノウ。
私も あの人の頭の固さには
うんざりなんですよね。
株さえ持ってなければ
とっくの昔に辞めてましたよ。
ああ~…!
ハハハハハハッ!
やっと話が通じたわ。
フフフフフフ…!
ガキなんだよな 新は。
そうなんですよ。
身の程知らずですよね。
あっ… っていうか
常務が その気になったら
みやべなんて すぐ潰されるのに。
よくわかってるな。
それは どうも。
あっ… 常務の番号
登録しときますね。
それで… いつから出勤ですか?
明日でも来週でも
好きな時に来なさい。
他に聞きたい事は?
どうして うちの社長は
常務に盾突くんですか?
ああ… 昔 ちょっとな。
昔?
いいんだよ
そんな事は知らなくて。
あっ あれか!
前に 警察署で会った時に
言ってましたよね。
えっと… 社長のお父さんが
常務のせいで死んだって話?
それが事実だったら…
本当にすごいです。
…えっ?
だって 常務は法律を超えた存在
って事ですよね?
やばすぎです フフッ…。
ああ… まあな。
本当にすごい…。
あっ… ごめんなさい。
ご気分 悪くされましたよね?
いや… そのとおりだよ。
法律っていうのは
貧乏人を支配するためにあって
俺みたいな上級国民には
適用されない。
ああ~ かっこいい!
やばい…。
その話
もっと詳しく聞きたいです。
(舌を鳴らす音)
俺は 確かに
あいつの父親を車でひいた。
即死だったよ。
でも 別の奴を 代わりに
刑務所にぶち込んで終了。
簡単 簡単。 簡単だよ。
まあ 新は 今でも
復讐するとかって
ほざいてるけど
家畜が いくらあがいたって
無駄なんだよ。
一人で… つらかったでしょ?
まあ ちょっとは…。
〈社長に手を出す人間は
みんな潰すって心に誓った〉
(ニワトリの鳴きまね)
フフフフフ…!
宮部新は ニワトリだ。
はーい オッケーで~す。
ああ?
そのくらいで十分。
ああ? 何が?
ニワトリ ニワトリ うるさいよ。
はい。
(龍河の声)「俺は 確かに
あいつの父親を車でひいた」
「即死だったよ」
「でも 代わりに 別の奴を
刑務所にぶち込んで終了」
「簡単 簡単。 簡単だよ」
どういうつもりだ?
いやあ 本当… 今まで
いろんな人に会ってきたけど
あんたみたいなマヌケ
初めて見た。
お前…!
おい…!
シーッ!
私は 社長を死ぬほど愛してる。
でも 問題は 社長の頭は いつも
忌まわしい長屋の事で
いっぱいだって事。
だから 嫉妬してるの。
虫けらみたいな あんたたちに!
このクソガキが…!
熱い! ああっ! ああっ…。
ううっ…!
だから 私が たたき潰してやる。
さよなら。
(龍河)うああーっ…!
(龍河)おい!
しまった…!
待て!
おい!
逃げるなっつってんだよ。 おい!
(殴る音)
殺人を隠蔽した罪に…
暴行も加わった。
はあ?
お前 ぶっ殺されたいのか?
携帯をよこせよ。
あんた
ここが どこか わかってんの?
助けてください! 誰か!
助けてください! お願いです!
誰か! 助けてください!
…えっ?
(龍河)冷たいもんだな。
よこせ。 おい!
離せ。 おい!
社長!?
何があった!?
社長! 全部 録音しました!
あいつが お父さんのひき逃げを
自白したんです。
これをネットにあげれば
全て解決…。
うっ…。
その顔 どうした?
♬~
お前か? 葵の顔を殴ったのは。
だったら なんだ?
殴るか?
社長… 社長!
また殺人未遂で
刑務所に入りたい…。
社長 駄目です! 社長…!
ビビるな。
ビビるな ビビるな ビビるな。
社長 お願い…!
ビビってんじゃねえよ。
社長 駄目です!
殴れ。
お願い… 駄目です 社長!
(パトカーのサイレン)
クソッ…!
(パトカーのサイレン)
♬~
(龍河)ああっ…!
(サイレン)
葵… 大丈夫か?
こんなの全然痛くないです。
社長が心配して
怒ってくれたから…。
ごめんな…。
本当にごめんな。
♬~
(アナウンサー)「逮捕されたのは
長屋ホールディングスの
長屋茂会長の長男で
同社常務の長屋龍河容疑者です」
(龍河の声)「確かに
あいつの父親を車でひいた」
「即死だったよ」
「でも 代わりに 別の奴を
刑務所にぶち込んで終了」
(アナウンサー)「長屋容疑者は
過去のひき逃げ事件について
語った内容を
勝手に録音された事に腹を立て
女性に暴行を加えたという事です」
「録音されたのは
2006年に府中市で起きた
宮部信二さんの
死亡ひき逃げ事件に関する内容で
この録音で
長屋容疑者は ひき逃げをし…」
(亮太)兄貴…
こんな事があったなんて。
知ってた?
いや…。
(アナウンサー)「警察は 長屋容疑者から
事情を聴くとともに…」
(松下未玖)どうしたの? パパ。
(松下博嗣)未玖… 話があるんだ。
何?
パパは 昔 間違った事をした。
新兄ちゃんに。
えっ?
すいません…。
(長屋)引き抜くどころか
暴行だと!?
父さん ごめんなさい…。
ろくでなしが!
その上 ひき逃げの自白!?
出て行け! 殴る価値もない!
♬~
ううーっ…!
(相川京子)どうしたの?
僕が悪いんです…。
京子さんにも…
いや 専務にも申し訳ないです。
済んでしまった事は
しょうがないでしょ。
大企業の後継者が
そんな暗い顔しないで。
ほら 胸を張って。
あとは会社で
なんとか解決するから。
♬~
あの…。
お願いします。
(京子)会長は 龍河常務の処遇を
どうなさるおつもりですか?
なんだ? いきなり。
彼が起こした
12年前のひき逃げ事件…。
もし 再捜査で
隠蔽の事実が明るみになれば
彼だけではなく
会社全体の問題になります。
君は 何が言いたいんだ?
会社か息子か
どちらをお選びになりますか?
♬~
トイレ掃除してきます。
おう! 行ってこい!
ああ~… 兄貴!
あの… ニュース見ました。
兄貴と 龍二の家族の話。
ちょっと重すぎませんか?
本当ですよ。
龍二に これからどう接していいか
わからないです。
別に 今までどおりでいいでしょ。
うん。 龍二は関係ない。
だから
余計な事は考えなくていい。
(携帯電話の振動音)
おう。
今?
大丈夫。
専務にも紹介したくて
連れてきました。
二代目みやべの
マネージャーをしています
麻宮葵です。
(京子)会長のセミナーで
見かけました。
どうぞ。
龍河常務の自白を
ネットにあげたのは
あなたなんでしょ?
はい。
そのせいで株価が暴落して
困ってる。
すみません。
でも 株価の暴落は
遅かれ早かれ起きた事です。
えっ?
その事で
さっき 彼女と話してました。
長屋茂は長屋そのもの。
今 彼を押しのけて
専務が会長になったら
長屋の株価は
どうなると思いますか?
今がチャンスです。
会長の家族が原因で
株価が暴落したのは
今回が初めてではありません。
株主たちは
もう あの家族に
長屋を率いる資格はないって
思ってるんじゃないですか?
(桐野雄大)って事は…。
会長の解任決議案を
出しましょう。
どう思う?
可能性は十分あると思います。
ただ ここで失敗すれば
専務は おしまいです。
(息を吐く音)
そうならないために
2つの条件を
クリアする必要があります。
それは 何?
1つ目の条件は
長屋龍河を立件する事。
わざわざ 専務に
お越し頂かなくても。
行くわよ。
私の人生 懸かってるんだから。
ん?
あっ すいません…。
ちょっと止めてください。
松下さん!
新くん…。
どうしたんですか?
未玖が…。
未玖ちゃん!
なんで 私が来ると
いつも いなくなるの…。
未玖ちゃん!
(松下)未玖! 未玖!
未玖!
なんで
いなくなっちゃったんですか?
昔 ひき逃げ事件の犯人を
隠蔽してしまったから
自首するって言ったんだ。
それがショックだったんだろう。
嫌われて当然だよ。
未玖!
♬~
未玖ちゃん…。
未玖ちゃん!
お姉さん…。
もう… 小学生が家出とか
どういう事?
ひどいよ…!
パパが 新お兄ちゃんのパパに…。
警察官なのに…。
(京子)パパに がっかりした?
でも 嫌…
パパが捕まるのは嫌…。
パパと離れたくない!
パパも
ずっと苦しんできたんだよ。
未玖ちゃんのそばを
離れたくなかったから。
誰でも過ちは犯す。
だけど 勇気がある人にしか
責任は取れないのよ。
(京子)パパ かっこいいんでしょ?
(未玖)うん…。
今は もっとかっこいい
パパになるために
勇気を出そうとしてるの。
だから パパの気持ち
わかってあげて。
♬~
(未玖)パパ…。
未玖…。
(未玖の泣き声)
(松下)未玖 ごめんな…。
本当にごめん。
(泣き声)
パパ…
これからは 堂々と生きる。
未玖を
がっかりさせるような事はしない。
だから もう泣かないで。
♬~
(記者)来た!
(記者)常務!
事故の隠蔽は事実なんですか?
(記者)今のお気分は?
(記者)ひと言 お願いします。
(記者)どういう思いで
出頭されたんですか?
(記者)容疑を認めるんですか?
(記者)隠蔽は事実なんですか?
(記者)常務!
お話 聞かせてください!
♬~
長屋龍河の書類送検
1つ目の条件はクリアです。
2つ目の条件は
会長の考えを知る事。
自分の息子を切るか
あるいは守るか。
(京子)前に 探りを入れてみたけど
わからなかったのよね。
もし 会長が
あいつを切るとしたら…。
残念だけど
この計画は中止です。
中止?
あの長屋会長が 自分の息子より
会社を選ぶとなったら
反体制派の株主たちも
一気に会長側につくでしょう。
そうなったら
私たちに勝ち目はない。
ただ あの会長は 今まで
息子が何度 事件を起こしても
後継者にするのを
諦めなかったよね。
そうなったら…。
俺たちにもチャンスがある。
息子を切るのか守るのか
慎重に見極める必要があるわね。
(夫)僕は 君を守れているんでしょうか?
(妻)何? 急に。
もしや僕は… 弱いのではないかと。
今 気付いた?
だから! 買いました。
防犯グッズ? え?
僕が守ります! ハッ ハーッ! ハッ ハァ!
もう安心だぜ!
フッ… エイッ!
あぁ…。
<代わりに部屋が守ります>
<セキュリティ賃貸住宅 「D-room」>
しまっとくか。
<見学会 やります>
自白の音声データは?
(弁護士)あんなもの
証拠にはなりません。
また 当時の証言と
防犯カメラの写真では
嫌疑不十分ですので
勝ち目は十分あると思います。
不起訴に持ち込めるのか?
(弁護士)ええ。
ああ… よかった。
よかっただと?
よかっただと?
よかっただと!?
お前のせいで
会社が揺れてるんだぞ!
(龍河)すいません…。
(長屋)株価は30パーセントも下落した。
どれだけ
損害を被ったと思ってるんだ!
…すいません。
もういい! 全員下がれ!
(長屋)楠木室長 君は残れ。
桜木室長 お茶を持ってこさせろ。
(桜木幸雄)わかりました。
バカ息子のせいで
いつまで経っても
気苦労が絶えない。
(楠木優香)会長
ひと言よろしいですか?
なんだ?
龍河常務を 切って頂けませんか?
何?
今 聞いてなかったのか?
あいつは不起訴になる。
ですが
あの音声がネットに出てから
客離れが加速しています。
それに
相川専務が裏切りでもしたら
会長のお立場は
とても危険だと思います。
この状況を打開する方法は
ただ一つ。
会長の手で
龍河常務を切り捨てる事です。
君には
私が長屋を作った理由を
話してなかったな。
私は4人きょうだいの長男だ。
ひどく貧しい家で
親は蒸発し
それでも
死に物狂いで生きてきた。
私は家族を飢えさせないで
十分に食べさせたくて
長屋を作ったんだ。
なのに この手で
息子を切り捨てろと?
でも 会長 このままでは…。
30パーセントの株価下落?
8年前は半値になったが
半年で盛り返した。
それは なぜか?
結局 長屋の料理がうまいからだ。
たとえ 相川が裏切ろうと
何をしようと
私を追い出す事はできない。
それは なぜか?
長屋は 私そのものだからだ。
(長屋)そんな私に
二度と
家族を見捨てろなどと言うな。
すみません。 私が軽率でした。
♬~
(京子)「会長は
家族を見捨てる気はありません」
つまり 会長は龍河を守るって事?
勝てる。
(息を吐く音)
どうする?
私は もう 覚悟はできてるけど。
では やりましょうか。
♬~
(京子)決断してくれて
ありがとう。
長屋は飲食業界のトップ企業です。
これ以上 家族の問題に
振り回されるわけにはいきません。
私も 長年お世話になった会長を
解任させる事は
大変 心苦しいですが…。
(ドアの開く音)
おい!
これは なんのまねだ!?
なんですか? いきなり。
会長の解任決議案だと?
あんた イカれたか!?
「あんた」?
家族同然のあんたが
なんで裏切った?
父さん…
父さんは何も悪くないだろ!
(テーブルをたたく音)
そうね。
でも こんな無能な人間を
常務にした責任は
取ってもらわないと。
それに 会長は
あなたを守る代わりに
会社を見捨てようとしてるのよ。
あんた 解決するって言ったろ…!
そうよ。
これが私の出した解決策。
なんだと?
続けます。
(京子)会長を解任させるには…。
♬~
<着いたところが 目的地>
<そんな生き方 大賛成>
<好奇心エンジン「タフト」ダイハツ>
<元気に用品プレゼント>
♬~
<走りだせ>
<小さなクルマに ロマンをのせて>
<20周年の「コペン」です ダイハツ>
(ため息)
(りく)どうした?
なんでもないです。
(りく)お父さんの事?
♬~
今までは あの人がどうなろうと
関係ないって思ってたんです。
でも…
あんなに強かった人が
落ちぶれていく姿は
やっぱり 見たくないなって。
あの人が社長に何をしてきたか
知ってるのに
変ですよね?
ううん。 変じゃないよ。
自分も小さい頃から
親と いろいろあったけど
何があっても親だしね。
♬~
(亮太)
葵 これって どういう事だ?
まあ 簡単に言うと
会長を辞めさせるかどうかを
投票で決めるの。
多数決でね。
(足音)
(亮太)おう 龍二。
なんだ いたのか。
龍二。
今 長屋会長の解任の話をしてた。
…はい。
(亮太)兄貴。
わかってると思うけど
会長は俺の敵だ。
必ず罪を償わせる。
そして 長屋をたたき潰して
みやべを成功させる。
そのために
俺は なんだってする。
それ 龍二に言わなくても…。
だから お前が傷つかないように
攻撃の手を緩めたり
気を使ったりする事は
一切できない。
するつもりもない。
♬~
すみません…。
(りく)社長 言いすぎですよ。
(ドアの開く音)
いつかは
こうなると思ってました。
社長もですよね?
♬~
《社長は間違ってない》
《むしろ
ブレない信念に感動した》
あんたは
私にも 後継者のポストにも
手を出そうとしない
欲のない ただのバカだった。
(葵の声)もし どうしようもなく
私の事が
好きでたまらなくなったら…。
長屋の後を継いでよ。
《いいんだよな? 欲を出しても》
♬~
失礼します。
これから 検察に出頭してきます。
弁護士の言うとおりに答えれば
明日から出勤できると思う。
(長屋)そうか。
父さん。
その… 午後の株主総会で…。
生涯を長屋に捧げてきた。
誰にも私を追い出す事はできない。
お前は 自分の事を考えろ。
私は大丈夫だ。
それじゃ いってきます。
(長屋)龍河。
お前は 長屋の後継者だ。
そう思って
今まで厳しくしてきたが
父親失格だ。
一度も…。
一度も 我が子を
抱き締めた事がなかったな。
父さん…。
(ノック)
(桜木)失礼します。
(長屋)桜木室長 頼んだぞ。
はい。 会長。
いってきます。
♬~
お父さんも頑張って。
♬~
(ドアの閉まる音)
そろそろ行くか。
えっ? 株主総会まで
まだ4時間ありますが…。
(ドアの開く音)
♬~
なんの用だ?
株主だから
これから
解任決議案の採決に行く。
お前…!
感謝してるよ。
見えなかったゴールが
お前のおかげで見えてきた。
おい! 新!
常務! 暴力は困ります!
時間です。 行きましょう。
♬~
お前みたいな雑魚が
どう あがいたってな
俺や父さんを追い出す事は
できねえんだよ!
♬~
ああーっ! 駄目だ!
落ち着かない。
株主総会まで
あと どれぐらいだ?
あと3時間かな。
でも 龍二が休みで よかったよな。
結果はどうあれ
一緒にいたら 気まずいからな。
そんな気遣い 龍二にいらないよ。
思いやりだろ。
兄貴も お前も冷たいよな。
うるさい。
待って 待って 待って 待って…!
これ 見て。
(長屋)本日は
突然のお知らせにもかかわらず
お集まり頂き
ありがとうございます。
私は 今日
長屋ホールディングスの
会長ではなく
一人の親として
この場に立っています。
(長屋)「私ごとで
大変申し訳ございません」
突然 記者会見って…。
株主総会の前に何を?
どういう魂胆?
(長屋)「愚かな息子が
騒ぎを起こして
本当に申し訳ありません」
「親としての責任を
痛感しております」
父さん…?
(長屋)息子は
12年前のひき逃げの事件で
立件されました。
検察は捜査中です。
弁護士によると
十分な証拠がないために
恐らく 息子は無罪になるだろうと
言っています。
こんな会見じゃ
株主を味方にできません。
判断ミスだ。
(長屋)「忘れもしません」
「息子が取り調べを受けて
帰ってきた日
息子は 私に こう言いました」
12年前のひき逃げの事件は…
僕がやったと。
(どよめき)
やられた…。 たぬき親父!
龍河を切った…。
♬~
(テーブルをたたく音)
(長屋)「資産運用しろと渡した金で
他の人を買収して
身代わりに…」
止めてくれ!
「罪を償わせたと…」
聞いてんのか? 車を止めろ!
検察に送り届けろと
会長に命じられましたので。
はあ!?
♬~
信じられませんでした。
私は すぐに
事件の真相を知るために
調べました。
息子の話は
事実だとわかりました。
♬~
常務!
(桜木)常務!
常務!
♬~
(男性)危ないよ!
(長屋の声)全て私が悪いんです。
会社の経営にかまけて
息子を顧みませんでした。
私の責任です。
何が息子のためなのか
愚かな父は
真相を知りながらも悩みました。
そして 血を吐くような思いで
事実を知った その日に
せめてもの償いにと
全ての証拠を検察に提出しました。
(カメラのシャッター音)
知らなかったなんて あり得ない。
おかしいでしょ!
(長屋)「今の私にできる事は
最低限の親の務めを果たす事です」
「犯した罪は きちんと償わせます」
(荒い息)
♬~
(長屋)私の愚かな息子が犯した
罪によって
亡くなられた被害者と
ご遺族の方々に
心より おわび申し上げます。
♬~
誠に申し訳ございませんでした。
♬~
(記者)会長 息子さんは 今
どこにいらっしゃるんですか?
(記者)会長は
事件と無関係なんでしょうか?
(記者)今 息子さんに
どんな言葉をかけたいですか?
(記者)国民に向けて
ひと言 お願いします!
(記者)被害者のご遺族には
説明されましたか?
(記者)一人の親として 息子さんに
ひと言 お願いします!
会長 何か答えてください!
(記者)会長 ひと言 お願いします。
(記者)会長!
(記者)会長!
(記者)長屋龍河だ!
(記者)来た!
(記者)あっち あっち!
(記者)あっち あっち!
(記者)常務!
今のお気持ちを聞かせてください。
なぜ 今になって
告白されたんですか?
(記者)告白内容は
全て事実という事ですよね?
(記者)会長は
この件には無関係なんですか?
(記者)罪の意識からの
告白だったんですか?
(記者)常務!
(記者)常務!
(長屋の声)父親失格だ。
一度も 我が子を
抱き締めた事がなかったな。
(記者)会見の内容は事実ですか?
(記者)父親に告発された
気持ちは?
(記者)本当に
一人でやったんですか?
(記者)逃げきれると
思ったんですか!?
(記者)国民と被害者遺族に
説明をお願いします!
(記者)全て ご自身の判断で
隠蔽なさったんですか?
(記者)常務 説明してください!
(記者)お願いします!
(記者)お願いします!
(記者)常務!
(記者)常務 ひと言 お願いします。
(記者)常務! 常務!
答えてください。
♬~
(記者)常務!
国民と被害者遺族に
わかるように説明してください。
♬~
♬~
全て…
全て 僕の過ちです。
♬~
♬~
♬~
負けた…。
♬~
(役員の声)採決の結果
長屋茂取締役の解任決議案は…。
♬~
(役員の声)否認されました。
♬~
次は あなたの番です。
(長屋)長屋は難攻不落の城だ。
優勝する事が絶対条件だから。
私たちに投資をしてくださる
という事ですか?
10億円頂ければ十分です。
愛してます。 愛してるの。