「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」#5【完全決着!桶狭間の戦い】[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」#5【完全決着!桶狭間の戦い】[解][字][デ]
名だたる戦国武将のクローンたちが、高校に大集結!武将のプライド、宿命を背負い…天下を目指して戦う熱き人間ドラマ!歴史も学べるエンタメ大河!
出演者
織田信長…永瀬廉(King & Prince)
日下部みやび…山田杏奈
豊臣秀吉…西畑大吾(なにわ男子)
明智光秀…萩原利久
上杉謙信…犬飼貴丈
○
伊達政宗…三浦翔平
武田信玄…満島真之介○
黒田官兵衛…濱田岳
徳川家康…小澤征悦
別府ノ守与太郎…柄本明
番組内容
裏切り者を見つけ出す為に動き出した織田信長(永瀬廉)、日下部みやび(山田杏奈)、黒田官兵衛(濱田岳)の三人。黒田は、裏切り者の一人である井伊直政(駿河太郎)に声をかける。そこに、今川義元(松大航也)や、真田幸村(田野倉雄太)、竹中重治(柳俊太郎)も現れて…。さらに黒田は、教室で「俺は裏切り者だ。皆を欺いていた」と告白。そして徳川家康(小澤征悦)派との壮絶な桶狭間の戦いが開戦…!
監督・演出
【監督】豊島圭介
原作・脚本
【原作】甲斐谷忍『新・信長公記~ノブナガくんと私~』(講談社「ヤンマガ KC」刊)
【脚本】伊達さん(大人のカフェ)
音楽
【主題歌】King & Prince「TraceTrace」(
Johnnys’ Universe)
【音楽】林ゆうき
制作
【チーフプロデューサー】沼田賢治
【プロデューサー】中山喬詞 小島祥子 清家優輝
【共同プロデューサー】三上絵里子
番組ホームページ
【番組ホームページ】
https://www.ytv.co.jp/shinchokoki/
番組公式SNS
【番組公式Twitter】@shincho_drama
【番組公式Instagram】@shincho_drama
【番組公式LINE】https://lin.ee/JGtCuabジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(徳川家康) 信長。
お前に天下が獲れるのか?
(織田信長) 和の心を持って
天下を獲る。
(黒田) 俺は探しているのだ。
自分の才を注ぐべき器はどれか。
裏切り者は今川以外にもいる。
(黒田) 本物の裏切り者は
必ず俺に近づいて来る。
≪一緒にPBB作戦
つぶそうぜ≫
なぁ? 黒田。
(日下部みやび) 井伊君が!?
うつけが。
≪今川≫
(武田)
裏切り者同士 仲良くしないか?
(今川) お前が… 裏切り者?
驚いたか?
フッ… いや
こんなに心強いことはねえよ。
裏切り者同士の連携が取れずに
困ってたんだ。
お前がこっち側なら…。
(武田) フフフ…。
ハハハ…!
な~んだ。
お前 やっぱり裏切り者か。
武田…。
安心しろ 誰にもチクる気はない。
好きなようにやれ。
ただ一つだけ
聞きたいことがある。
どうして
家康側につこうと思った?
お前も
家康に負けて
分かったんじゃねえのかよ。
あの時… 悟ったんだ。
(今川の声) 俺は この先ずっと
あいつの存在に怯えながら
生きて行くことになるんだって。
全ては
今日という一日を生き延びるため。
これが俺の結論だ。
(黒田) やっぱり お前だったのか。
そもそも
龍造寺は犯人じゃ ない。
(黒田の声)
あいつに お前を一撃で
仕留めることなどできない。
他の連中も作戦の真っ最中。
誰も手を出せなかったはず。
だが ただ一人 例外がいた。
被害者を装った
俺自身ってことか。
ハハハ…。
さすがだなぁ 黒田。
てめぇが こっち側っていうのは
心強えぇや。
ぶっつぶそうぜ 特進。
(黒田) そうだ 少し歩かないか?
ん?
他の裏切り者たちも
俺を捜してるはずだ。
仲間は多いに越したことはねえ。
あのまま残りの裏切り者を
あぶり出す おつもりですね。
♬~
黒田!
今川…。
≪まさか ホントに黒田が
こっち側だったとはねぇ≫
(井伊) 真田。
よっ。
(井伊) 竹中。
フッ… まぁ なかなか
いいメンツじゃねえか。
(竹中) ああ… 仲良くなれそうだ。
(明智の声)
黒田君が裏切り者だという
情報が出回ってます。
でも 黒田君は
こちらにつくとは言ってません。
考えが変わったのか
あるいは
何かたくらんでるのかも…。
あぁ…。
いちいち騒ぐな。
大切なのは
見えない裏切り者に怯え
特進が混乱に陥ること。
黒田が何をたくらんでいようと
高が知れている。
もとより ヤツには何もできん。
黒田には
決定的な弱点があるからな。
弱点…?
フッ。
PBB作戦 再開させましょう。
クラスのみんなを
束ねることができれば きっと…。
「束ねる」か…。
♬~
《黒田君の情報によれば…》
《裏切り者は
井伊君 今川君の他に
切れ者の竹中君》
《そして 真田君》
《真田君は 史実では
徳川家康を追い詰めた
名将だというのに…》
どうすれば…。
(足音)
黒田君?
ハァ…。
(上杉) 黒田 どういうことなのか
説明してもらえないか。
(伊達)
ここまで あからさまな情報が
出回ってるんだ。
白黒はっきりさせておこう。
君が裏切り者かどうか。
そうだな…。
正直に言おう。
俺は
裏切り者だ。
皆を欺いていた。
つまり 君は自分で考えた作戦を
私たちにやらせておきながら…。
井伊を痛めつけたということか?
相違ない。
黒田君!
(黒田) あぁ…。
一発では足りんだろ。
ひとを裏切れば
いつかバチが当たる。
(黒田) あぁ…。
(小太鼓の音)
やはり 力任せに叩いたとて
良い音色は出んなぁ。
バチは加減が難しい。
何が言いたい?
本当に申し訳なかった!
返す言葉もない!
一体 なぜ家康側に…。
家康は PBB作戦を
早々に見抜いていた。
俺は自分の策を先回りされた。
そんな男に…
引かれてしまったんだ。
本当に悔いている。
だが今は 家康に対抗する策は
PBB作戦をおいて 他にはない!
作戦を
再開してはもらえぬだろうか。
この通りだ。
フゥ… いずれにせよ
君には外れてもらう。
え?
この先 いつ裏切られても
おかしくないからな。
君はもう 仲間ではない。
そう思われても仕方がない。
それだけのことをしたんだ…。
お待ちください!
それは おかしいです。
黒田君は 改心したと
言ってるじゃないですか。
また裏切らない保証は
どこにある?
もういいんだ 日下部。
今 最も重要なのは
PBB作戦を再開することだ。
俺のことなど…。
しかし それでは…。
(伊達)
ならば 作戦の再開はできない。
裏切り者は他にもいるんだ。
リスクの高い作戦に
踏み出すわけにはいかないな。
私がどうにかします。
皆さんが
安心して遂行できる作戦を
私が考えます。
(上杉) どこへ行くんだ。
どこへ行こうと自由だろ。
別に この教室に
大将がいるわけでもない。
♬~
(別府ノ守)
信長め… 悩んでおるな。
(魔村) 悩んでいる?
(別府ノ守)
クラスを束ねる方法が分からず
迷っておる。
いい表情しとるわ。
ウ~フフフ…!
もう あれはPBB作戦を
再開させるための
芝居に決まってるだろ!
申し訳ありません!
そうとは つゆ知らず…。
じゃなかったらさ
俺が あんなバカどもに
平伏するわけないじゃん!
でも!
でも何!? でも何!? え!?
あのまま止めなかったら
黒田君だけが罪をかぶることに
なるではありませんか。
もう 甘い! 味方でさえ
切り捨てる覚悟をしろ!
お前もだ 信長!
なぜ あの時
日下部を止めなかった!?
分からん。
だが…。
誰かを犠牲にして上に立つ。
それは 「和」とは呼べん。
…はずだ 多分。
はぁ~ 歯切れが悪い
じゃあさ じゃあさ 聞くけど
じゃあ どうするつもりだ?
どうやって
あいつらを束ねて行く?
ハァ… 大した器だ。
いいか? いつ誰が裏切るか
分からんのだぞ 俺だってそうだ。
全てを疑い
どんな犠牲を払ってでも
勝利する覚悟を持て!
それでも私は
信じると決めたものは
信じたいのです。
黒田君のことも。
そういうのを… 戯言というのだ。
こんなことでは
天下を獲ることなどできん!
和平交渉?
(上杉) 家康に
頼んではくれないだろうか。
(上杉) このままでは
いずれ大きな争いが起こる。
これ以上 対立しても それは…。
「義に反する」。
上杉君らしい考え方です。
やめましょう。
もう僕たちは 互いに敵同士…。
ホントに そう思ってるか?
(上杉) 家康についてよかったと
心から そう思えるのか?
これは
君にしかできないことなんだ
明智。
♬~
特進はどうした?
(明智) あ…。
あの… PBB作戦は
しばらく取りやめると。
ゆっくり楽しむとするか。
ヤツらの心が
バラバラになって行く様を。
フッ。
(前田) あっ!
おい! それ
俺の焼きそばパンじゃねえのか?
(酒井) 違ぇよ
購買で買ったんだよ。
お前 まさか
裏切りもんじゃねえだろうな!?
何でそうなんだよ!
(毛利) 「モウリ ウラギリ」。
(毛利) 誰じゃ これ書いたのは!
お前か!?
は? 何で俺になるんだよ
違ぇよ!
(龍造寺) もう何 もう…。
(本多) 来い 龍造寺!
これは どういうことだ!?
(龍造寺) ただのポスターやろ?
保健委員のてめぇが作った
ポスターだ よ~く見ろ。
「家」 「康」の
ふた文字が書かれてる!
てめぇが裏切りもんなんだろ!
(龍造寺) 違うて!
「家」 「康」 この名前ば
他の文字で分断しとる。
むしろ 反旗ば
翻しとっとばい!
(本多) そんな言い逃れ通用すると
思ってんのか!
《まるで 方広寺鐘銘事件…》
<方広寺大仏殿の鐘に刻まれた
分断された
「家」 「康」のふた文字>
<それを知った徳川家康は激怒>
<これが 大坂の陣の
引き金になったとされる>
(本多) お前が作ったんだろ!
《もはや
争いの引き金は至る所に…》
(本多)
書いてあんじゃねえか ここに!
(酒井)
ったく 誰が裏切り者なんだよ。
まぁ 俺ら4人だけでも
一致団結で行こうや。
なぁ? 井伊。
(井伊) あ… ああ。
(本多) 心配いらねえ
きっとあいつが…。
あいつ?
あいつ?
信長? ありゃ無理だろ。
なぁ 本多よぉ
お前 やけに信長の肩持つよな。
な… 何言ってんだ お前
そんなわけねえだろ!
(酒井) 最近おかしいぞ。
(榊原) 怪しい…!
悪い 先 行っといてくれ
俺 ちょっと寄るとこあるわ。
(酒井) あぁ 後でな。
(井伊) うん。
本多 行くぞ。
(本多) ああ…。
(本多たちの話し声)
裏切り者どもが
ようやく群れ始めたらしいなぁ。
ハッ… うるせぇ。
てか 誰が他の裏切り者か
知ってるなら
教えてくれりゃあ
いいじゃねえか。
誰に口利いてんだ ゴミ。
何で俺がゴミのために
動かなきゃならない。
勘違いするな!
ゴミが何をしようが
何の興味もない!
お前らが
特進をつぶすっていうなら
余興程度に見ててやる。
お前らが使えないなら
俺が全員 叩きつぶすまで。
せめて 楽しい余興を見せてくれ。
なぁ!?
黒田のヤツ どうして自分が
裏切り者だって
認めちまったんだ?
(今川)
バ~カ 策に決まってんだろ。
え?
(今川)
PBB作戦から外されれば
それだけ あいつは
自由に動けるようになる。
うわ… あいつ やっぱすげぇな。
いちいち踊らされてんじゃねえよ。
(竹中) いや 踊らされてるのは
今川 お前かもしれない。
(今川) あ?
黒田は頭のいいヤツだ。
裏をかかれてんのは
こっちかもな。
ハッ… まさか。
(竹中) 大いにあり得るぞ。
俺はヤツをよく知ってんだ。
フッ…。
(竹中)黒田
全国模試 また1位だったな
(黒田)竹中
(竹中)志望校合格 間違いなし
俺は結局 ずっと永遠の2位だ
(黒田)よせ
なぁ どうやって
勉強してるんだ?
出題者の思考を読む
すると
おのずと答えが見えて来る
外したことがない
さすがだ
お前のようなヤツと
友達になれて 俺は幸せ者だな
お互いさまだ
(竹中)ハハ…
志望校も同じでよかった
中学でも その背中
追い掛けさせてくれ!
(黒田)やめろよ
(竹中)ヤダね
♬~
落ちた音
竹中…
(試験監督)
カードフォンの持ち込みは
禁止のはずですが!?
違います これは…
(試験監督)ん?
彼 それ使って
カンニングしてました
(試験監督)カンニング行為は
受験資格を永久に失います
こっちに来なさい
♬~
(武田) 一人で考え事か。
まぁ お前も
難しい立場になって来たからな。
フッ… 黙ってろ。
ハハハ…!
おい。
あの言葉 どういうつもりだ?
あ?
どこへ行こうと自由だろ
別に この教室に
大将がいるわけでもない
(黒田) 信長に向け
わざと言ったようにも聞こえたが。
そんなんじゃ ない。
俺は今まで
突っ走ってばかりいた。
だから いったん
立ち止まって見ていたい。
見ていたい?
何をすべきか考えるのは
その後だ。
お前だってそうだろ?
まさか あの黒田官兵衛が
このまま終わる気じゃないよな?
胸クソ悪い あの言葉
今 お前に返すぜ。
(黒田)
お前 このまま終わる気か?
随分 強気になったもんだな。
当たり前だ。
一度の敗北が
全ての敗北ではない。
♬~
♬~
裏… 切り… 者か
問いただす。
ハァ…。
どうすれば…。
(着信音)
黒田君?
(着信音)
(着信音)
もしもし?
(黒田) このやり方なら
裏切り者を警戒しつつ
確実にポイントを稼げる。
隙のない作戦だと思います。
皆の前で
お前たちから提案してくれ。
俺の話は聞かんだろう。
分かりました。
黒田。
あ?
なぜ また俺たちに協力を?
お前のほうこそ。
答えは見つかったのか?
♬~
どうすれば クラスのみんなを
まとめられるか
…って考えてます?
大丈夫です。
先が見えず不安なのは
みんな一緒です。
きっと団結できます。
信じたもん勝ちです。
フッ… 貴様 適当だな。
ウフ… 申し訳ございませ~ん。
(井伊) よぉ 黒田。
(今川) よくも俺たちを
こけにしてくれたな。
(真田)
竹中のおかげで助かったぜ。
フッ… 悪く思うなよ?
別に謝られる筋合いはない。
PBB作戦 再開できんの?
ええ この作戦なら皆さんに
必ず納得していただけるはずです。
(足音)
♬~
で どういうこと?
明日 この旗印を立てる。
「今から1時間以内に
音楽ホールの中で誰々を倒す」。
音楽ホールの… 中で?
戦うフィールドを
限定するってことか。
はい しかも5本立てた旗印の
全ての対戦を同時に行います。
(みやびの声) 今までは皆さん
バラバラに勝負をしていました。
しかし 同じ場所に勝ち役と負け役
計10人が集まり
一斉に勝負を行う。
すると 互いを監視することが
できるため
裏切り者も下手に手を出せません。
なるほど。
(武将たち) おぉ~。
待て そもそも裏切り者が
ホールに集まらなかったら
どうする?
勝負にならないではないか。
確かに。
それこそが この作戦の要。
そこで このように
条件を書き加えます。
「なお 音楽ホールの中に
集まらなかった場合
それを逃亡と見なし
その者は負けとする」。
(本多) なるほど…。
これで全員が音楽ホールに
行かなきゃならねえってわけか。
め~っちゃええ作戦やん
なぁ? みんな。
(上杉) どうだ? 伊達。
これなら裏切り者も
そう簡単に手は出せない。
安全に作戦が遂行できるはずだ。
私は何をすればいい?
ありがとうございます!
早速ですが…。
(受信音)
明日午前11時より
1回目の対戦を行います。
対戦表は 今お送りした通りです。
もう こんなんあんねや…。
すごいわ みやびちゃん!
これを繰り返せば 皆さん確実に
家康君のポイントを
上回ることができます。
(秀吉) よっしゃ
みんなで頑張ろうや! なぁ!
(武将たちの話し声)
おい 井伊 何で勝ち役なんだよ。
(酒井) 井伊! 井伊…!
あ?
≪何で勝ちなんだって≫
(井伊)
順番に回るから大丈夫だよ。
♬~
ハハハ…。
派手にやられたなぁ。
(黒田) 笑うなら笑え。
黒田君
僕たちの仲間になってください。
今こちらに来れば
あなたにも それ相応の
ポジションを与えると
家康君は言っています。
黒田。
お前がこんな目に遭うのは
お前が誰からも
信用されていないからだ。
フッ。
お前の弱点は
己の利で動き過ぎること。
そんなヤツは警戒され
しまいには はじかれる。
だが あえて言おう。
お前は正しい。
ひとに頼るってことは
そいつが弱いからだ。
信じるヤツがバカなのさ!
俺なら
お前の良き理解者になれる。
俺について来い。
♬~
お前の言う通りだ。
俺は ひとから信用されない。
何よりそれは
俺が ひとを信じないからだ。
お前は何も間違っていない。
さぁ…。
だけどな 俺は
そんな俺自身が
心底嫌いなんだよ。
いつしか
掛け値なしに
相手に何かを託すことを
恐れるようになってた。
♬~
だけどな 家康。
信じることは きっと
強さなんだよ。
だから憧れる。
お前の言う 「バカ者たち」に。
♬~
お前の器は
違ったようだ。
しょせん お前も
ただのゴミだったか。
♬~
ハァ…。
(秀吉) いよいよ作戦1時間前や。
今日の勝ち役は井伊 負け役は…。
ん?
てか 言い出しっぺの信長
おらんやん。
《いよいよという時に
信長君も黒田君もいない》
《一体どうして…》
(秀吉) あ~ もしもし?
音楽ホールの視察チームどうぞ!
信長 そっちおる?
(酒井:榊原) アハハ…!
あっ 旗印 提出できました?
あぁ それなら竹中に任せた。
あいつがやっとくって言うからさ。
えっ?
《竹中君が?》
《嫌な予感がします》
無理って… どういうことだ?
家康には話してくれたのか?
もう遅いんです…。
え?
誰も家康君を止めることは
できない。
争いは… 既に始まっている。
あ? どういうこと?
中に入れんって。
何かあったんですか?
(本多) だから 井伊に
ホールの外 見に行ってくれって
言われたんだよ。
そしたら急に… 扉閉められて
中から鍵掛けられちまって…。
俺たち 中に入れねえんだ!
えっ!?
(校内放送のチャイム)
(魔村) 旗印が出ました。
「今から10分以内に
音楽ホールの中で相手を倒す」
…という旗が計5本。
10分以内!?
(魔村) なお 提出された
対戦者のリストは
以下の通りです。
この表と ちゃうやん…
どういうこと?
《裏切り者の
4人が全員
ノーリスクの負け役に
変更されています》
(走る音)
やられました。
裏切り者たちは
勝ち役を全員
ホールに入れないつもりです!
(魔村) なお 時間内に
音楽ホールに入れない者は
逃亡と見なし 全員負けとします。
せやった… アカン!
(魔村) それでは旗印戦 開始!
(ほら貝を吹く音)
とにかく勝ち役は全員行くぞ。
(酒井:榊原) おぉ…。
黒田君 大変です!
これよ これ!
敵の策を利用し 逆手に取る。
戦場の風向きは常に移ろうもの
これが 醍醐味!
さぁ! 特進の武将たちよ。
この向かい風 どうしてくれる~!?
(本多) あぁ… クソ。
楽しい余興であってくれよ。
ゴミども。
アカン! これアカンて!
どうすんね~ん!
どうすんだ!? 秀吉。
俺に聞くなよ~!
(武田) 落ち着け。
武田。
黙って見てろ。
(魔村) 残り8分。
(酒井) おい 井伊は?
まだ 中にいる。
(酒井) おい! 井伊!
(榊原) 開けろ!
≪開けろって!≫
≪おい!≫
騒がしくなって来やがった。
はぁ~。
あぁ…。
信長!?
おぉ 貴様か。
いつからここに…。
朝からだ。
ずっと寝てた。
てめぇ…。
貴様に 聞きたいことがある。
聞きたいこと?
なぜ 家康側についた?
(酒井) 開けろ~!
(榊原) 開けろよ!
このままでは
ホントに負けてしまいます。
(本多) 全員どけ~!
井伊…。
てめぇを信じて
俺は…。
酒井は 榊原は…!
一体 何を?
タックルだ。
アナログとな!?
うぅ…!
うぉ~!
あぁ…!
(本多) うっ… うぅ…。
何で!?
井伊 自分が何をしているか
分かってんのか?
みんな…。
すまん!
俺は
裏切り者の一人だ。
♬~
やめろ 貴様。
信長君…。
井伊の話を 聞いてやってくれ。
なぜ 家康側についた?
ハッ… 決まってんじゃねえか
家康の器のデカさに
惚れ込んじまったんだよ
そうか…
家康に惚れ込んで 仲間の
本多 酒井 榊原を見限るか…
貴様が
そういう男だとは思えん
てめぇ 何が言いたい?
昨日 みやびから
作戦の発表があった時
貴様は真っ先に
本多たちのことを気にしていた
そして 書き換えられた対戦表
勝ち役に
本多たちの名前があった
ヤツらが負ければ
二度と旗印戦には
参加できなくなるが
もう 家康に
狙われることもなくなる
うるせぇ!
貴様が家康側についたのは
この学校が家康の手に落ちた時
仲間を守ってやるための
いわば 保険
黙れ!
貴様は ただ
あいつらを守ってやりたかった
♬~
家康が一番 総長に近いのは
明白だろうが!
あぁ!?
♬~
じゃ どうすりゃいいんだよ
総攻撃かけられたら
特進は確実につぶされる
そうなったら… 誰が
あいつら守ってやんだよ!
俺一人では無理だ
だったら…!
だから 貴様
共に 戦ってくれないか?
(井伊の声) こいつは…。
信長は
最後まで 自分の手で
扉を開けようとしなかった。
待っててくれたんだよ。
俺の考えが変わるのを。
井伊…。
俺に ひとを束ねる才が
あるかどうか。
それは まだ分からん。
だから…。
共に戦う仲間を
信じるだけだ。
信じたもん勝ち… だったか?
信長君…。
♬~
(今川)
≪聞いちゃいられねえぜ!≫
(酒井) 今川!? 真田!?
何だよ そいつら。
お前たちの負けは
もう決まってんだよ!
みやび 下がってろ。
(真田) こいつら全員 家康派!
イエ~!
(生徒たち) ヤ~ス!
(真田) イエ~!
ヤツら 井伊が寝返った時のこと
まで考えていたか…。
策は二重 三重に
張り巡らせるもんだからなぁ。
お前の考えそうなことだ。
フッ… おめぇから学んだことだ。
(今川) 残念だ 井伊。
俺たちは
お前を信じてたっていうのに。
残念なのは こっちだよ。
あ?
(井伊) 俺に任せるって言ってよ
結果 援軍まで
集めてんじゃねえか。
一体 どこが俺のこと信じてんだ
バカ野郎!
あああ…!
ぬかせ。
ここから俺は…。
俺のことを信じてくれるヤツと
行動を共にする。
(魔村) 残り3分。
ご託並べてる時間はねえぞ!?
(複数の足音)
やっちまえ~!
(一同) よっしゃ~!
(一同) うりゃ~!
行け~‼
(武将たち) うりゃ~!
これは! 今川の大軍勢と
わずかな信長勢の
激しいぶつかり合い!
桶狭間の戦いじゃ~!
<時は永禄3年>
<当時 27歳だった若武者が
尾張国 桶狭間にて
わずか3000の手勢で
2万5000もの
今川義元勢を討ち破り
その名をとどろかせた>
<その武将の名は…>
<織田信長>
(今川) 信長~!
(黒田) あぁ…。
(今川) あぁ!
黒田…
弱えぇヤツは すっこんでやがれ。
前の俺ならそうしていたが…。
なぜだか 今はそれができぬ!
おい 見苦しいぞ 黒田。
(黒田) 我ながら
バカげたことをしていると思う。
だが それで大いに結構!
信長! お前も大バカ者だ!
だが… 良き器だ。
うつけが。
それが… お前の出した答えか。
だ~っ!
家康は恐怖で ひとの心を操り
支配しようとした。
だが それは
かりそめの団結。
(別府ノ守の声)
それに対し信長は
仲間を信じ 助け合うことで
強固な連帯を実現させた…。
(魔村) 残り1分。
待って待って…。
♬~
♬~ あぁ…!
♬~ うりゃあ!
♬~
♬~ ハハハ…。
♬~
♬~ 痛った~!
♬~
♬~ うりゃ!
♬~
クソ… てめぇら どこ行く!?
(魔村) 残り15秒。
走れ 貴様ら。
勝ち役の皆さん!
5…。
4…。
3…。
2…。
1…。
(魔村) 0。
旗印を立てた5名
全員の勝利です。
(武将たち) よっしゃ~!
やりましたわ。
やった!
ハハハ…。
≪よっしゃ!≫
(3人) よっしゃ~!
よ~し!
よ~し よ~し! よっしゃ~!
ほ~ら
俺が言った通りになったやろ!?
黒田。
♬~
♬~
うぅ…!
うわぁ! あぁ…!
うぅ…!
フン! うぅ…!
≪勝利パーティーしよう≫
(秀吉) フゥ~! イェ~イ!
私は言いたいこと
たくさんありますから。
大体 音楽ホールにいたなら
そう言ってくだされば
よかったんです。
連絡の一つもないですし…。
さっき謝ったではないか。
今朝 お2人がいなくて
どれだけ心細かったか。
しかし 井伊の
仲間への思いをくみ取り
あのわずかな時間で
改心させるとは… 大したもの。
貴様から教わったんだ。
信じることは きっと
強さなんだ
フッ… 聞いてたのか。
俺のほうこそ
お前らからそれを感じたのだ。
私たち?
それでも私は
信じると決めたものは
信じたいのです
黒田君のことも
(黒田) 戯言もまた 悪くない。
黒田君…。
うつけが。
どちらが うつけだ!?
いい気になるなよ 信長。
今更 お前が どうあがこうが
焼け石に水。
しょせんは!
ゴミのゴミによるゴミのための
いかにもゴミらしい…。
随分とよく喋るなぁ。
ひょっとして
焦ってんのか?
俺はもう 誰も束ねない。
誰の上にも立たず
皆を信じ 手を取り合って
心を一つにする。
和の心をもって
皆で戦う。
それが俺のやり方。
俺の天下獲りだ。
フッ。
いいツラしてんじゃねえか。