テッパチ! #09【それぞれの進む道…大木班の結束に不穏な影が!?】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

テッパチ! #09【それぞれの進む道…大木班の結束に不穏な影が!?】[字][解][デ]

宙と馬場がそれぞれの道へと進み始める一方、駐屯地イチのさわやかイケメン・風間に不穏な動きが!?大木班の結束を確かめるため、大木の個別面談が行われるが…

ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/teppachi/ 
【公式Twitter】
https://twitter.com/teppachi_8 
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/teppachi_8_/
番組内容
国生宙(町田啓太)と馬場良成(佐野勇斗)は、先輩自衛官の風間速人(工藤阿須加)から合コンに誘われる。金子慎也(桐山漣)、大木隆之(久保田悠来)、野村晴樹(結木滉星)、馬場から声をかけられた西健太(藤岡真威人)の7人が参加した合コンの相手は、エステティシャンだという女性たちだった。そこでもモテ男ぶりを発揮した風間は、女性の相手があまり得意ではない大木をネタにするなどして場を盛り上げる。
あくる日、
番組内容2
大木は、風間が宙や馬場に「あの人は終わっている」などと大木のことを話しているのを聞いてしまう。すると大木は、しばらく何かを考え…一人ずつ面接を行うと言い出す。班長として部下のことを知る必要がある、というのだ。大木は、宙がラグビー部出身だったことや、馬場が音楽隊を目指していることも知っていた。それを踏まえて、宙たちにアドバイスをする大木。一方、野村は、面接部屋に入るなり、風間が警務隊に出入りしている
番組内容3
といううわさを大木に伝える。警務隊は、隊内で起きた事故や事件を調査する部隊だった。風間と面接した大木は、休日の度に女性と遊んでいることを注意した。だが風間は「僕がうらやましいんですか?」と返すと、勝手に面接を切り上げて部屋を出て行ってしまう。
そんな折、宙は桜間冬美1尉(白石麻衣)から突然の呼び出しを受け、ある提案をされる。馬場もまた八女純一3佐(北村一輝)から電話を受け、ある提案をされる…。
出演者
町田啓太、佐野勇斗、白石麻衣 / 北村一輝 
工藤阿須加、桐山漣、久保田悠来、結木滉星、水沢林太郎 他 
※桐山“漣”のしんにょうの点は正しくはひとつ
スタッフ
【脚本】
本田隆朗、関えり香、諸橋隼人 
【企画】
渡辺恒也、江花松樹 
【企画・プロデュース】
栗原美和子(共同テレビ) 
【プロデューサー】
山崎淳子(共同テレビ) 
【演出】
石川淳一(共同テレビ)、根本和政 
【制作協力】
共同テレビ 
【制作著作】
フジテレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 風間
  2. 大木
  3. ハァ
  4. 野村
  5. 自分
  6. 合コン
  7. 馬場
  8. ラグビー
  9. お前
  10. ハグ
  11. 音楽隊
  12. 今日
  13. チュウ君
  14. 金子
  15. 警務隊
  16. 国生
  17. 自衛官
  18. 冬美
  19. デート
  20. ボール

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。



created by Rinker
ポニーキャニオン

(冬美)熱くなると
冷静な判断を下せない。

それは 自衛官にとって

大き過ぎる欠点よ。

だけど 人間には
誰でも 長所と短所がある。

短所を直しながら

あなたのいいところを
もっと伸ばしたら?

えっ?

フフッ。

じゃ。
あっ… お…。

はい 中隊幹部室 桜間1尉です。

俺の… いいところ…。

《今のあなたには 仕事への情熱も
仲間への思いやりもある》

《それは 素晴らしいこと》

いいところ…。

伸ばします。

おっ! 馬場 お疲れ!
(馬場)おお。

頑張ってんな~。
お前 喉 からっからだろ?

あっ おう…。
まあ これでも飲んで

水分補給したまえ。
うっ…。

ゲホッ!
何だよ お前 汗 すげえな!

これでも使いたまえ。 なっ?

ううっ!

何だよ!?
何だよ!?

俺は 俺のいいところ
伸ばすことにしただけだ。

ハハッ。

これも 仲間への思いやり
思いやりっと。

お疲れっす。
お疲れさまです。

(風間)お疲れ。

風間さん いつも カッコイイよな。
冷静だし 隙がないっていうか。

ああ。
女ったらしっつうこと以外は。

あっ そうだ。
2人とも 飲みに行くか?

先輩たちとですか?
ああ。

またっすか?
一緒に どうかな? 合コン。

合コン?
合コン?

(受信音)

女の子たち もうすぐで来ます。

エステティシャンたちだってな。
この高まる緊張感 久しぶりだ!

こんな格好で大丈夫か?
何だか 心臓が ドキドキする。

≪それ 大胸筋っす。

≪俺 合コン来んの
初めてなんすよ。

ていうか お前 誰?
(西)野戦特科 西 健太っす!

すいません。 俺が呼んだんです。

健太。
お前 18歳だから お酒なしな。

はい。
(風間)向こう 7人だから

助かったよ。 馬場 サンキューな。
いえ。

国生も悪いな。
先輩のためなんで 当然っす。

これも 仲間への思いやり。
ほい ジュース。

あっ…。

思いやり。
あっ ありがとう。

≪(春菜)お待たせしました。

ようこそ! あっ どこ 座ります?
こことか どうっすか?

あれ? 3人?
(野村)あとの子たちは?

ごめんなさい。 あの…
急に お客さま 入っちゃったり

体調 崩しちゃったりで
来られなくなって…。

3人でも来てくれて ありがとう。

飲み物 足りてる?

お酒 苦手だったら
無理しなくていいからね。

いえ 少しだけならね 平気です。
(風間)ホント?

(茉由)風間さんってさ 春菜が
言ってたとおりの人だよね?

春菜に 道で
逆ナンされたんですよね?

そうなんだ。 びっくりしたよ。
追い掛けてきてさ

連絡先 交換してくださいって
言うから。

合コンしてくださいって
勇気 出して 言ったら

ホントに 連絡くれて。
うれしかったです。

いいえ。

皆さん よく するんですか?
合コン。

いや 俺は 久しぶりだな~。

バツイチだし 俺の恋人は 娘だからさ。
カワイイんだよ! 写真 見るか?

あっ 見たい!
(風間)金子さん 金子さん…。

今日は 他に
カワイイ女の子たちがいますから。

フフフ…。

気ぃ使うな。
いいんだって お前!

(茉由)仲いいんですね。

何か BLっぽいかも。
BL?

ああ あいつのBは バカのB
Lは 乱暴のLだから。

誰が バカで乱暴だ!
冗談だから!

(西)チュウさん 落ち着いて。
思いやり。

あまり お話しされないんですね?
リーダーさん。

えっ…。 いや…。

(一同)あ~!
(春菜)大丈夫ですか!?

≪お絞り 下さい!

ぬれてないです?
(大木)大丈夫です。

すまん 国生。
いえ 思いやりなんで。

すいません! ビール 下さい!

あっ お休みの日は
何されてるんですか?

えっ?

筋肉を 育ててます。

えっ…。

(野村)そういえば 大木さん
訓練中に見つけた蛇

素手で 仕留めたこと
ありますよね?

(大木)ああ。 毒蛇とは知らずにな。
≪すっげえ!

それ 怖い…。
(日奈子)何か ちょっと…。

(風間)ごめん ごめん!
ちょっと ひいちゃうよね…。

≪1つ 位が上がることが
決まりました。 ありがとな!

ってことで この辺で
王様ゲーム やりませんか?

おお~!

は~い。 あ~ん。

はい。 あ~ん…。

うわ~…。

じゃあ 王様 だ~れだ?

おっ! 俺だ。
≪風間さんか~。

(金子)王様~
どうぞ われわれに 命令を。

じゃあ~…。

9番が…。
(春菜)あっ 私 9番!

9番?
(春菜)はい。

9番が 5番に ハグ。

5番? 俺だ!

(野村たち)おっ! おお~!

あ… あの
嫌なら 無理しなくても…。

ああ いや
別に 嫌じゃないですけど。

なら いいよね? 筋肉すごいから。
嫌なら すぐ やめればいいし。

(野村のせきばらい)

(野村)ハグ! ハグ!
(野村たち)ハグ! ハグ! ハグ!

(野村たち)おお~!

すいません。

あれ?
うん?

まずは
右上から斜めに 緑を塗って。

教育隊で教えてもらったやり方と
違うんすけど。

部隊識別用は 違うんだよ。
素直に言われたとおりにやれ。

おう!
(風間)今日の訓練は 部隊統制で

時間経過に伴い
左上から塗るんだ。

えっ? せっかく塗ったのに
変えるんですか?

当たり前だろ。

敵か味方か分かるように
統制して 変えるんだよ。

こうですか?
(風間)そうだ。

まずは 上の方から 完成させろ。
耳。

よーし 点検するぞ。

国生。
耳の裏まで しっかり塗れ。

おっす。
よし。

馬場!
もたもたするな。 早く しろ。

はい!

今日の訓練 何か 楽しかったな。
昨日の合コンのおかげかもな。

チームワーク 強まった気するし。
それは ポジティブ過ぎんだろ。

ありがとうございました。
あざっした。

門限あるから
あんまり遊べなかったけどな。

あっ。

そういえば 俺らって いつまで
ここ いなきゃいけないんすか?

ああ…。 結婚すれば 出られるよ。

あとは 30歳以上で
2曹になってれば。

ってことは 結婚しなかったり
昇格しなかったりしたら

ずっと ここにいるってことか?
ずっと? マジで!?

逆に
30歳以上で 2曹になってれば

結婚してなくても
営外で暮らせるから。

でも 大木さんは 1曹ですよね?

もう 1人暮らしできるのに
ずっと いるんですね?

あの人は 特殊だから。
えっ?

女性に どう接すればいいか
分からない。

男だけの ここの生活が
快適になってる。

ああなったら 終わりだよ。
≪(大木)誰が終わりだって?

≪あっ。
お疲れさまです。

ひょっとすると 俺のことか?

いや
大木さんのことだけじゃなくて

自衛官の一般論なんで
気にしないでください。

おい ピリ辛過ぎんぞ。

(風間)ハッ。 昨夜の合コンだって
舞い上がり過ぎですよ。

なあ?
えっ?

最近 風間さん
態度でかくないっすか?

決めた。

これから 1人ずつ
個人面談を行う。

(馬場・宙)えっ?
(大木)俺は 班長として

お前らのことを知る必要がある。

ニーマルマルマル 娯楽室 集合。
いいな?

♬~

国生 宙。
はい。

部隊配属されて
自己採点は 何点だ?

赤点っすね。

気合 入れて 訓練してきたんで

ぶっちゃけ もっと やれると
思ってたんすけど。

お前は よく頑張ってると思うぞ。
えっ?

派遣された避難所でも
やれることを やろうとしたし

昇任模擬試験にも
果敢にも 挑戦した。

失敗しても
めげずに ぶつかっていく。

あざっす。

でも…。

《熱くなると
冷静な判断を下せない》

《それは 自衛官にとって

大き過ぎる欠点よ》

これからは

現場で もっと 冷静な判断が
できるようになりたいっす。

ケガをした芝山という
青年のことか?

はい。

次のオリンピック出れなくなったの
俺のせいっすから。

彼も いつか
再起できるかもしれない。

同じアスリートだったお前なら
分かることもあるはずだ。

えっ?

ラグビー やってたんだろ?
知ってたんすか?

高校時代 一目置かれる選手だった
と聞いてる。

でも… 俺 もう ラグビーなんか
やるつもりはないんで。

そうか…。 残念だな。

ボールを持って 駆け回るお前の姿は
カッコイイはずなんだが。

まっ ラグビー以外で
カッコ良く なります。

馬場2士 入ります。
おう。 そこ 座ってくれ。

はい。

悩んでることがあるなら
率直に 話してみろ。

どうだ?

自分でも分かってるんです。

訓練生のときのようには

現場で
うまく 力が発揮できてないって。

同期のチュウ君は
すごい勢いで成長してるのに

僕は 入隊したときの夢も
かないそうになくて…。

トランペットで
音楽隊に入ることか?

知ってたんですか?
ああ。

そのために 会社員を辞めて
自衛隊に入ったそうだな?

はい。

だけど 音楽隊の募集も
めったに ありませんし

正直 自信はなくて…。

僕みたいな
部活でやってたレベルじゃ

難しいはずです。

音楽隊に入隊できるケースは
色々あるはずだ。

挑戦する前から 諦めるな。
分かったな?

はい。

≪(ノック)
(大木)どうぞ。

≪(ドアの開く音)
(野村)大木さん 大木さん。

実は 耳寄りな情報
ゲットしたんです。

風間さんのことなんですけど
噂では 警務隊に出入りしてるって。

警務隊に?

あいつ 何で そんな物騒なとこに
出入りしてんだ?

そうですよね。 警務隊って

自衛隊の中で起こった事故や犯罪を
捜査する部隊ですよね?

おう。
(野村)もしかして あの人

何かの事件に関わって
取り調べされてんのか

俺たちのことで
密告とかしてんのか…。

大木さん
何も聞いてないですもんね?

ああ。

(大木)最近 気が緩んでないか?
(風間)何のことです?

休日の過ごし方だ。

毎週 女の子と
デートに出掛けてるだろ。

しかも お前のことだ

毎回 違う女の子が
相手なんじゃないのか?

ああ…。

節操のない行動は 控えろ。
自衛官としての品位を失うぞ。

大木さん 僕のことが
うらやましいんですか?

おい そういう話じゃないだろ。
(風間)もう行っていいですか?

相談したいことなんて
何もないんで。

《噂では
警務隊に出入りしてるって》

何もないことはないだろ。
(風間)早く寝たいんです。

面談 ありがとうございました。

≪(ドアの開閉音)

(金子)風間が 警務隊に?
(大木)ああ。

ちょっと心配になってな。
お前に 何か話してないか?

あいつは
部隊配属された新人のときから

大木さんが ずーっと
面倒 見てきたやつっすよね?

付き合いの長え大木さんに
話さねえのに 俺に話すわけは…。

実は 俺も
少し気になってたんすよ。

あいつの大木さんへの態度。

最近 よそよそしいっつうか
他人行儀っつうか。

俺に構われるのが
うっとうしいのかもな。

(金子)そうかもしれないっすねぇ。

あいつは 何でもこなせる
器用なやつっすから。

さっきの面談 何か 良かったな。
ああ。

真剣に 話 聞いてくれて
アドバイスも もらえたし。

大木さん マジで 俺たちのこと
知っときたかったんだな。

ああ。
まっ たまに 暑っ苦しいけどな。

大酒飲みのマッチョ班長。
褒めてる? それ。

(バイブレーターの音)

八女さんからだ。
えっ?

ホントだ。
(バイブレーターの音)

お疲れさまです 馬場です。

おお 馬場か。 元気か?
はい。

いや お前に 音楽隊の隊員
紹介してやろうと思ってな。

そいつも トランペットを
やってるやつなんだが

よかったら 会ってみるか?

音楽隊の人? 会いたいです!
ぜひ お願いします!

はい。 次の休み? 空いてます。

はい。 すごく楽しみです。
フッ。

(大木)国生を ラグビー部に?
(前橋)ああ。

花園にも
レギュラーで出たというからな

何度も誘ってるんだが
固辞されてしまってな。

自分が言っても
あいつは おそらく聞きませんよ。

そうか…。 班長のお前なら
口説けると思ったんだが。

あっ。

もしかしたら あの人の助言なら
国生も聞くかもしれません。

よし。

(ドアの開く音)
チュウ君 できた?

あ~ ちょっと待ってくれ。
ああ。

(バイブレーターの音)

チュウ君 メール来たよ。
ん? 誰から?

桜間1尉だけど。
うっそ!?

(冬美)「1900。 ジムに来て」

うおっ! 個人呼び出し きた!
マジで!?

マジで。
何だろうな?

いや…。
そんなん どうだっていいだろ!

(においを嗅ぐ音)
奇麗にせねば!

フゥ…。

お疲れっす。
あっ。

急に呼び出して 悪かったわ。
あっ いや…。

俺に 何の用っすか?

ちなみに 今 俺は
俺のいいところ 伸ばしてる。

あなたをラグビー部に入部させたい
との相談があったの 前橋監督から。

何だ そっちか…。

入部を勧誘されたのに
断ったそうね。

当たり前だ。

ラグビーなんてくだらねえもん
二度とやるつもりねえから。

ラグビーのこと
どうして そんなに拒絶するの?

だから やりたくねえもんは
やりたくねえの。

ハァ…。

あのスケボー選手の芝山君

通院しながら
リハビリをしているそうよ。

膝と下腿骨の骨折だから

まだ歩くのもままならない
らしいけど。

えっ?

あなたは 彼に
どうなってほしいと思ってるの?

彼に ケガを乗り越えて

また オリンピックを
目指せるようになってほしい。

そうでしょう?
それは…。

あなた ラグビーから
逃げてるんじゃない?

あっ?
私には そう見える。

そんなあなたが

彼に もう一度 再起しろなんて
言っていいのかな?

俺に どうしろってんだよ。

今度の休み
ラグビーの練習試合があるそうよ。

だから?
一緒に行きましょう。

分かったよ。

一緒に行きゃあいいんだろ。
いっ…。

えっ?

現地で待ち合わせね。

俺と一緒に? えっ…。
えっ!?

はぁ~。

(風間)よし。

出掛けてきます。
(大木)おう。 また デートか?

そうですよ。
何か悪いですか?

(ドアの開く音)

あっ。

おはようございます。

し… 私服 カワイイっすね。

あ… あと 髪形も…
何か すてきっす。

(冬美)いつも 縛ってるだけよ。
ああ…。

来てくれて ありがとう。
あっ いや 命令なんで 仕方ない…。

桜間1尉!
休日に 申し訳ありません。

(冬美)いえ。
今日は 予定がなかったので。

国生も ありがとう。
今日は ゆっくり見てってくれ。

うちは いつでも待ってるからな。

≪(西)あっ チュウさん!
お… おう!

えっ? 冬美教官。 こんにちは…。

えっ…
ま… まさか デートっすか!?

い… いや お前…。

だからか! この前の合コンのとき
収穫なしでも余裕だったんすね。

はぁ!?

これは デートではありません。

えっ?
えっ?

≪(前橋)西 早く来い!
(西)あっ はーい!

じゃ そろそろ 失礼します。

ああ… 俺が 合コン 行ったのは

俺のいいところ 伸ばそうと思って
先輩たちへの思いやりで…。

試合が始まるわ。

ちょっ… えっ…。

(八女)音楽隊の野田だ。
こいつが 前に話した馬場だ。

初めまして。

第五十三普通科連隊所属
馬場 良成です。

野田です。 今日は 自主練なんで
何でも聞いてくれ。

はい! お願いします!

お休みの日に
他に やることないんですか?

すでに 20km走って
ジムで 2時間 鍛えて

風呂も入ってきた。
だから ビールが うまいんです。

いただきます。
≪(戸の開く音)

いらっしゃいませ!
(店長)いらっしゃいませ!

えっ?

(野村たち)《ハグ!》

えっ… き… 君は…。

あの… 駐屯地の皆さんの
行きつけだって聞いて

風間さんに会えるかもって思って
来たんです!

はい…。

ハァ…。

何で 風間さん
レスくれないんですか!?

レスできないぐらい
そんな毎日毎日 忙しいんですか?

われわれは スマホを
確認できる時間が限られています。

さらに 訓練で疲弊し
返事をしそびれ

恋愛関係が 破綻する。
自衛官には よくある話です。

嘘だよ。
私になんか 興味ないんだよ!

ちょっ…。

(掛け声・声援)

(冬美)
この際だから 正直に言うと…。

よく分からないの
ラグビーのルールとか 技とか。

ああ…。

(掛け声)

うわっ すげえ!
ジャッカル いった!

ああ…。

今のは ジャッカルっつって

タックルして倒した相手から
ボールを奪うプレー。

簡単そうに聞こえんだけど

倒れた相手が
味方に ボールをパスする前に

すぐに ボールを
奪わないといけねえから

実際 めっちゃ難しいんだよ。
そうなんだ。

ボールを奪えなくても
攻撃 遅らせて

相手が ボールを離さなかったら
反則で ペナルティーキックになるし

今みたいに
自分たちが ボールを奪えれば

攻撃の得点の
最大のチャンスになる。

でも ジャッカルって
マジで ビビんだよな。

ジャッカルってのは これが得意だった
選手のあだ名が ジャッカルっつって…。

いい顔してる。
えっ?

ラグビーの話 してるときの顔。

(冬美)あなたが ラグビーを
避ける理由は 分からない。

だけど

今のあなたのプレースタイルは
きっと 昔とは違うはず。

♬(野田のトランペットの演奏)

♬~

(拍手)

すっごいカッコイイですね。
ありがとう。

やっぱり 音楽隊は
レベル高いですね。

僕みたいに
部活でやってたくらいじゃ

入るのは 難しいですかね…。

(野田)
自分も 部活だけの経験者だよ。

えっ?
確かに 自分は 異例中の異例だ。

音楽隊の8割は
音大出身だからね。

部活出身は たったの2割か…。
そう。 かなりの狭き門だ。

でも 諦めなかったから
入隊できた。

君も諦めなければ
きっと チャンスがあると思う。

ホントですか?
うん。

今日 マウスピース 持ってる?
はい。

よかったら これ 吹いてみる?
ホントですか!?

あ~ せっかくだ 吹かせてもらえ。
はい。

(トランペットの音)

♬(演奏)

♬~

♬~

♬~

音楽のことは さっぱり分からんが
お前のトランペットは よかったよ。

野田も言ってたとおり
諦めんなよ。

はい。
諦めないで 頑張ってみます。

で お前のバディ どうしてる?
チュウ君なら ラグビーです。

急に 試合
見に行く気になったらしくて。

あ~ そっか。

お前ら二人とも
ちゃんと前進してんだな。

はい。

今日は ありがとうございました。

ラグビー
一緒に見れて よかった。

≪チュウ君。

あっ お疲れさまです。
どうでした? ラグビー観戦。

楽しかったわ。

あっ お前は
音楽隊の見学 どうだった?

すっごい勉強になった。
おお そうか! ハハッ!

じゃあ 私は これで。
幹部室に寄って 帰るから。

お疲れさまです。
っす。

≪(大木)だから
いいかげんなことをするなと

言っただろ!

(大木)あの子
お前が冷たいと嘆いてたぞ。

他の子と遊ぶにしても
もう少し優しくできないのか?

好きでもない子に
期待 持たせるのは

よくないでしょう。

だから 徹底して
冷たく あしらってるんです。

冷たくする必要があるのか?

女性として好きじゃなくても
一人の人間として 真摯に接し

理解してもらうべきじゃないのか?

僕と大木さんでは
考え方が 違うんです。

ボスだからといって

班員のプライベートまで指示するの
やめてください。

っす。

大木1曹。

少し 2人だけで
話をしませんか?

はい。

(冬美)大木1曹の言い分も
風間の言い分も

どちらも理解できます。

自分は 恋愛や女性問題に関して
よく分かりません。

ここ数年は
女性と親しくなることも

避ける傾向にあります。

なぜ 避けるんですか?

われわれ自衛官は 有事に備え

訓練で 家を空けがちになったり
連絡が取れなかったりします。

いつ いかなる事態に陥るか
分かりません。

だから どうしても

家族を持つことを
ちゅうちょしてしまう自分がいます。

もしかしたら 風間も 大木1曹と
同じなのかもしれませんね。

風間が?

他にも あいつのことで
分からないことがあります。

風間が 警務隊に
出入りしてると聞きます。

しかし
自分には 何も話しません。

新人のころから
指導してきたにもかかわらず

自分では力不足なのかと
ふがいなさを感じています。

そう思うなら
ご自分の目で 確かめてみては?

えっ?

風間は 優秀な自衛官です。

彼なりに 何か 考えが
あるんじゃないでしょうか。

うっ!

うっ! ハァ ハァ…。

(冬美)
《あのスケボー選手の芝山君

通院しながら
リハビリをしているそうよ》

♬~

♬~

馬場。
うん?

頼みたいことがある。

俺 やっぱ 嫌っすよ~。

いくら あいつが
よそよそしいからって

尾行して デートの のぞき見って
どういう趣味っすかぁ?

趣味じゃねえ。
行動確認するだけだ。

お前も来い。

あっ。
(宙・馬場)お疲れさまです。

おう。
大木さんたち 出掛けるんですか?

あっ…。 お前らも出掛けるのか?

あっ…。

芝山君ところ 行ってきます。
ああ…。

《次のオリンピック出れなくなったの
俺のせいっすから》

そうか。 気を付けて 行ってこい。
はい。

大木さん。
(大木)あっ?

あいつのこと
すでに 見失いかけてます。

じゃあな!
ああ…。

じゃあな!

どこ行くんだろ?
さあな…。

風間 ここに入ってったよな?
なあ 金…。

野村!?

金子さん
パチンコ行っちゃいました。

やっぱり 大木さんの
手助けをできるのは 俺ですよ。

ねっ!
(大木)ああ…。 そうか。

(野村)いや にしても 風間さん
こんなとこで デートしますかね?

あっ あれ 風間さんっすよ。

やあっ!

あっ すいません。
あの… あいつ 毎週 ここへ?

ああ 通ってるよ。
自衛隊員なんだってね。

はい。 自分の部下です。

(男性)もっと強くなりたくて

訓練の時間では
足りないからってね。

努力家で 一生懸命やってるよ。
いい部下 持って 頼もしいね。

いやーっ!

♬~

ここだな。

♬~

♬~

くそっ…。 ハァ…。 うっ!

ああっ…。

ハァ ハァ ハァ…。

(男性)いやーっ!

(男性)いやーっ!

(男性)いやーっ!

♬~

(野村)風間さん
あんな顔するんすね…。

器用なように見えて
不器用なやつなんだよ。

やあーっ!

うっ!

(風間)ハァ ハァ ハァ…。

うっ!
(男性)そろそろ 休むか?

まだ やります。 うっ!

ハァ…。 ハァ…。

うっ!

ううっ!

ハァ…。 ハァ…。

ハァ…。

(芝山)うっ!
(男性)大丈夫か!?

(芝山)来ないでください!

うっ!

彼 チュウ君に会う準備が
できてないと思う。

だから 今は まだ…。

(芝山)うっ!

うっ!

うっ! ハァ ハァ…。

うっ! ハァ ハァ…。

(風間)休日に 尾行なんて
悪趣味ですね。

風間さんだって
デートじゃなくて 自主トレなら

そう言えばいいじゃないですか。
俺たちに 見え 張らなくたって。

(風間)
別に 見え 張ってたわけじゃ…。

お前
警務隊に出入りしてるそうだな。

何か 問題でも抱えてるのか?

えっ?

(大木)
俺は できれば お前と一緒に

問題を解決したいと思ってる。
だから 話してみないか?

(風間)問題なんてありません。

だったら 何でだ?

(風間)警務隊に
呼び出し くらったんじゃなくて

警務科の方に 用があったんで。

ハァ…。

警務科に 異動したいんです。

異動?

(風間)正確に言うと
警務科にというよりは

第302保安警務中隊に
なんですけど。

第302保安警務中隊?

市ヶ谷か?
(風間)はい。

(戸の開く音)
(なつみ)いらっしゃいませ。

(店長)はい いらっしゃい!

お疲れさまです。
(野村)お~ お前ら

休みに 昼間っから 酒か?

あっ いや さっき 大木さんから
いつもの店に来いって メール来て。

いいから 座れ。

はい。
はい。

風間さんが 異動したいそうだ。
異動?

警務科にな。
警務科?

(野村)第302保安警務中隊。
自衛隊の顔である特別儀仗隊。

通称302。

すげえ…。
うん。

以前 部隊を見たときに
思ったんです。

(風間)特別儀仗隊は
国や自衛隊を代表する部隊。

自分も その一員になりたいと。

だから 警務科の方に

特別儀仗隊に
入隊希望だと伝えました。

確かに
容姿端麗で 高身長が条件だし

風間さんには向いてますよ。

でも 他にも 色々 採用条件
厳しいんですよね?

(大木)ああ。 特別儀仗隊は

強靱な体力と精神力を併せ持つ

よりすぐりの自衛官たちで
構成されてる。

国賓を迎えるなど
重要な国家儀式に参列する部隊だ。

(大木)100名近い隊員が
一糸乱れぬ動きをする。

そのための訓練は 過酷だぞ。

よく分かってます。

でも そのための努力なら
惜しみません。

柔道の自主トレをしてたのも

逮捕術に たける必要が
あるからです。

だから 毎週 こっそり
1人で稽古って 水くさいっすよ。

花形部署への挑戦…。
カッコイイな…。

異動希望の件
相談せずに すみませんでした。

警務科に異動したいと
口にしてしまったら

寂しくなる気がして…。

大木さんには
昔から 世話になってたんで

言いづらくて…。

誤解して悪かったな。

特別儀仗隊か…。

お前なら入れる。

いや お前が入らないで
誰が 入れる?

ずっと そばで見てきたこの俺が
太鼓判を押す!

ありがとうございます。

で やっぱり しけた面して
帰ってきやがったな 国生 宙。

えっ?

どうせ 自分は 何もできやしねえ
って

己の無力さに
落ち込んでるとこだろ?

はい…。

(大木)お前ら ホント
世話の焼けるやつらだ。

だから
ボスの存在が 必要なんです。

うちのボスは 脳みそまで
筋肉でできてますけど

人一倍
熱く燃えてる男ですからね。

俺らのボス カッコイイです。

班長みてえに なりてえっす。

ハッ。 お前らさぁ…。

お前らは ただ バカみたいに
飲んで 騒いでりゃいいんだよ!

(野村)じゃあ 大木さん
今日も ごちそうさまです!

おう いいぞ!
お前ら どんどん飲め!

そして どんどん食え!

大将! この店おすすめ
全部 持ってこい!

(店長)はいよ!

(大木たち)はい。 はい。 はい。
(風間)はい。

(野村)
さすが いけますね 大木さん!

≪おお!

あの すいません。 ビール瓶
3本 追加で お願いします。

すいません。
もう ビール きれちゃって。

え~っ!

ごめんね なつみちゃん
みんな 酔っぱらってて。

風間さんなら
もっと酔っても 大丈夫です。

相変わらず モテモテっすね~。

けどよ
こいつは 誰にも本気にならねえ。

それが 男の美学とか
言ってんだよ!

(野村)何が美学ですか!

自分だけモテて 気分いいなんてね
ナルシシストっすよ!

そんなことないっすよ!
この前の合コンも…。

《合コンのメンツ
金子さんには 声 掛けないとな》

《思いやりっすね》

ホントは
元 奥さんにフラれた金子さんを

励まそうとしたんすよね?
そうそう!

それに 王様ゲームしたときも…。

(風間)《じゃあ~…》

《9番が…》
《あっ 私 9番!》

《5番に ハグ》

《5番? 俺だ!》

(一同)《おっ! おお~!》

(野村たち)《ハグ!》

風間さん 大木さんに
ナイスアシストしてるなと。

えっ?
えっ?

前言撤回! やっぱり 風間さんは
できる男っす!

(風間)
俺は そんなキャラじゃないよ。

照れんな! 照れんな!
カワイイとこ あんだよ こいつ!

痛いんですって…。 強い…。
照れんな! 照れんな!

お前 まだ早い。
すいません…。

(風間)嘘だよ! 冗談だよ!
ビビった!

≪ビビり過ぎだよ!

班長にも つげよ。
自分でつげばいいじゃないですか。

何だ お前 先輩に向かって!
うるさっ! うわっ!

うるせえのは
いびきだけにしてくんねえですか。

マジで!
何だ? それ。

はぁ!? 自覚ねえ!
えっ 俺 毎日 寝不足だよな?

ああ…。
こいつって言っちゃった。

すいません…。
(宙たちの笑い声)

[くだらなくて あったかい

このチームの一員になれて
よかった]

[俺も そして チュウ君も
そう思っていた]

[でも まさか 俺が
あんなことをしてしまうなんて]

[このときは まだ
俺にも 誰にも

そう… チュウ君にも
分かっていなかったんだ]

[ご応募お待ちしてます]