テッパチ! #10【夢に向かって突き進む馬場…しかし、衝撃の展開が!?】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
テッパチ! #10【夢に向かって突き進む馬場…しかし、衝撃の展開が!?】[字][解][デ]
音楽隊に入りたいという夢に向かって、突き進む馬場。宙や冬美、大木班の班員たちも皆で馬場のことを応援する…が、予想だにしない悲劇が馬場の身に降りかかる。
ご案内
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番組内容
国生宙(町田啓太)は、馬場良成(佐野勇斗)や風間速人(工藤阿須加)ら班の仲間とともに、広報活動の一環として、テレビのお見合い番組に出演することになった。
番組収録の日、南関東駐屯地の体育館に20人の女性たちが集まり、収録がスタートした。馬場は、真面目で清楚な雰囲気の女性・葵(矢作穂香)と良い雰囲気になる。一方、宙もギャルっぽい女性と麻雀の話で盛り上がり、意気投合。少し離れた場所から収録の様子を
番組内容2
見守っていた桜間冬美(白石麻衣)は、なぜか宙たちのことが気になってしまう…。
後片付けで2人きりになった宙と冬美。ギクシャクした雰囲気の中で宙は「音楽隊を目指している馬場を本気で応援している」と真剣に告げて立ち去る。その言葉が胸に刺さった冬美は、馬場にチャンスを与えようと動き、音楽隊のオーディションを受けられるように手配する。何としてでも合格したいと頑張る馬場を、宙は心から応援するが…。
出演者
町田啓太、佐野勇斗、白石麻衣 / 北村一輝
工藤阿須加、桐山漣、久保田悠来、結木滉星、水沢林太郎 他
※桐山“漣”のしんにょうの点は正しくはひとつ【10話ゲスト】
矢作穂香 他
スタッフ
【脚本】
本田隆朗
【企画】
渡辺恒也、江花松樹
【企画・プロデュース】
栗原美和子(共同テレビ)
【プロデューサー】
山崎淳子(共同テレビ)
【演出】
根本和政
【制作協力】
共同テレビ
【制作著作】
フジテレビジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(大木)
お前ら 着衣の乱れはないか?
びしっと決めてくぞ! びしっと!
やけに張りきってますね
大木さん。
むしろ こういうの苦手だろ…。
(宙)合コンですら
ガッチガチだったのに
テレビのお見合い番組なんて
ハードル高過ぎねえか?
うん…。
何か言ったか?
あっ。 い… いえ!
何でもないっす!
(大木)
いいか? あらためて 言うぞ。
これは れっきとした任務だ。
任務?
(大木)おう。
このイベントには 一般の方に
「自衛隊を
もっと身近に感じてほしい」
「もっと知ってほしい」という
広報の狙いがある。
その大役を
わが東部方面 第1師団
第五十三普通科連隊 大木班と
もう一班の20名が
任されたというわけだ!
西もいます!
(大木)西もいる!
(野村)
何で また お前がいんだよ!
俺が 馬場に頼んだんだよ。
金子さんが 昇任試験に受かって
事前教育に行ってるだろ。
人手不足だから
西に頼めないかって。
そういうことなら。
それに 自分には
こういうの向いてなさそうだなと
思ったんで
元気な健太なら
盛り上げてくれそうだなって。
精いっぱい 頑張ります!
(大木)頼んだぞ!
いいか? われわれは
親しみやすい自衛隊を 世間に
アピールするという使命を
背負ってるんだからな!
使命…。
《今のあなたには 仕事への情熱も
仲間への思いやりもある》
《それは 素晴らしいこと》
《あなたのいいところを
もっと伸ばしたら?》
仕事への情熱も
俺のいいところ…。
チュウ君?
班長! 俺も頑張ります!
そうだ 国生。 その意気だ!
はい!
(大木)いいか?
それぞれが ベストを尽くせ!
(宙たち)はい!
(大木)よーし。
いくぞ!
(宙たち)うおおお~!
(男性)進め!
(女性たちの歓声・拍手)
今 よりすぐりの自衛官の皆さまが
入場してまいりました。
(女性たちの歓声・拍手)
(Mr.クボタ)女性たちが
狂喜乱舞してまいりました。
いっぱい いるな。
よし。 やってやる。
大木さん
歩き方 おかしくなってますよ。
うるせえ。
(Mr.クボタ)誰が どの子を落とすのか
その子が あの子を落とすのか
あの子を落とすのは
あなたですか?
(Mr.クボタ)『マッチング応援団!』
陸上自衛隊スペシャル!
ありがとうございまーす!
♬~
それでは マンツーマンタイム
スタート。
筋肉の話はしない。
筋肉の話はしない。 筋肉厳禁。
あの…。
(大木)あっ。 は… はい。
すごい筋肉ですね。
あ… あっ!
これは 話していいのかな?
いや 話したら
また ひかれるかもしれん。
どうすりゃいいんだ!?
えっ 野村さんが 後輩の方の洗濯も
してるんですか?
世話をしてあげるのが
好きなんですよ。
結婚したら 奥さんには 何でも
やってあげようと思ってます。
優しいんですね。
(野村)ハハッ。
(京香)すいません。
風間さんに聞きたいこと
たくさん あったんですけど
頭が 真っ白になっちゃって…。
大丈夫。 リラックスして。
せっかくだし
2人だけの時間 楽しもう。
すいません。 こういうの
あんまり得意じゃなくて…。
そうなんですね。
もうちょっと
盛り上げていかないと。
あっ はい。
人生の話
大事なのは 結婚観だから。
あっ えっと…。
(葵)私は
結婚したら 専業主婦になりたい
って思ってます。
あっ そうなんですね。
(Mr.クボタ)専業主婦になりたいって
言ってるってことは 分かるよね?
はい。
皆さんが 国を守ってる間
私が 家を守りたいって。
将来のこと
真剣に 考えてるんですね。
友達には
真面目過ぎるって言われます。
僕も言われるんですよ。
そうなんですか!? 一緒ですね。
はい。
(葵)ウフフッ。
いいでしょう いいでしょう。
4日連続 徹マン!?
ああ。
しかも 工事現場で
へっとへとになった後にな。
(愛梨)あたしは こないだ 初めて
スーカンツしたよ。
マジ!? スーカン!?
(愛梨)ヤバくない?
ヤベえ それは。 えっ もしかして
モウパイできる?
(愛梨)当たり前でしょ。
出た…。 ハクしか分かんねえんだわ。
(愛梨)あ~…。
どうやって やったらいいの? あれ。
(愛梨)コツは…。
フリータイム スタートです。
(開始の合図)
風間さん お休みの日は
何をされてるんですか?
休み?
(女性)ちょっと!
次 私の番でしょ!
(京香)私よ!
(Mr.クボタ)おっと
1番人気の風間さんの所に
やんちゃな子猫が
ギャンのギャンだ。
(野村)こないだなんか 先輩が
試験 受けるっていうから
俺一人で 面倒 見てたんだよ。
へぇ~ 頭いいんですね~!
(小川)僕 高校まで
アメフトやってたんですよ。
え~っ! 小川さん
どこのポジションやってるんですか?
(小川)クォーターバックです。
(琴美)え~ カッコイイ~!
その荒井ってやつの飯に
タバスコ仕込んだと思ったら
それが まさかの教官の飯でさ。
ヤッバ!
その後 ペナルティーで
グラウンド 30周 走らされた。
≪きっつ!
ハハハ…!
≪ヤバッ!
ヤバい! あるあるっすよね!?
マジで。
何が悪かったんだ…。
何が悪かったんだ…。
(西)ううっ…。 ううっ…。
(大木)どうした!?
ガキ過ぎて
誰も相手してくれませ~ん!
そうか そうか! お前も やれ!
嫌なことが忘れられる!
(西)はい! くっそ~!
あの 将来 子供 何人 欲しいとか
ありますか?
あ~ 3人くらいですかね。
子供は 好きなので。
私も好きなんです。
にぎやかな家庭にしたいなぁって。
フフッ。
(Mr.クボタ)運命の告白タイ~ム!
陸上自衛隊では
この頑丈なヘルメットを
テッパチと呼ぶそうです。
今回は お花ではなく
皆さんの命ともいえる
このテッパチを捧げて…。
これって
絶対 告白しなきゃいけないのか?
そういうルールだかんな。
テレビだよ。 気楽に考えろ。
はい。
はい。
お願いします!
(西)お願いします!
ごめんなさい。
(深月)ごめんなさい。
(Mr.クボタ)はい 残念~。
(2人)お願いします!
(Mr.クボタ)琴美さんは
どちらを選ぶのか!?
よろしく お願いします。
(Mr.クボタ)小川さんだ。
おめでとうございま~す。
(小川)ありがとうございます!
(Mr.クボタ)風間さんは 京香さんだ!
お願いします。
夢みたい…。
(深月)ちょっと待った!
(女性)ちょっと待った!
(Mr.クボタ)ちょっと ちょっと!
やんちゃな子猫ちゃんたち
ちょっと待ったは
男性側だけですよ!
どうしよっかな…。
また 伝説つくったな。
(Mr.クボタ)
馬場さんが告白するのは…。
(Mr.クボタ)葵さんだ。
葵さん
今日は すごく楽しかったです。
よろしく お願いします。
こちらこそ
よろしく お願いします。
(クラッカーの音)
(Mr.クボタ)マッチング大成功。
おめでとうございま~す。
(Mr.クボタ)国生さんは…。
今度 一緒に
マージャンしましょう。
はい。
あざ~っす。
(クラッカーの音)
うおっ!
(Mr.クボタ)はい マッチング大成功。
おめでとうございま~す。
うっす。
ハハハッ。
(Mr.クボタ)以上 カップル4組成立。
おめでとうございま~す。
おめでとうございます。
(スタッフ)
はい カット! OKで~す!
ありがとうございました!
お疲れさまでした!
助かりました。
(西)にしても 馬場さんと葵さん
めっちゃお似合いっすよね。
番組だから
OKしてくれたんだろ。
いいな~。
チュウさんは ああいうタイプが
好きなんすね?
ノリが合ったんだよ。
(パイプ椅子を置く音)
おい。
持ち過ぎっすよ!
貸して!
いや 持ちますって。
いいから!
いいって!
ハァ…。 好きにしなさい。
♬~
♬~
≪(施錠音)
えっ…。
えっ…。
あっ…。
施錠確認 よし。
あっ。
(たたく音)
(冬美)開けなさい!
おっ…。 中 いんだよ!
(冬美)スマホ 持ってる?
あっ… 持ってないっす…。
(冬美)ハァ…。
(冬美)残念ね。
えっ?
カップルになった子に
すぐ 連絡したかったでしょ。
連絡先 交換してねえっすけど。
そうなの?
そうっすよ。
自衛隊を
身近に感じてもらうために
盛り上げただけだし
向こうも 軽い感じだったしな。
ふーん…。
あれ?
もしかして
気にしてくれてたとか?
いや…。 何で 私が
あなたのこと 気にするのよ。
《今 男いるんすか?》
《いないから》
《俺…》
そういえば 最近 また 馬場が
やる気 取り戻してきたみたいっす。
ほら こないだ 八女のおっさんと
音楽隊 見学に行ってたし。
そう…。 それは よかった。
でも…。
彼は 根本的に
向いてないのかもしれない。
ん?
優し過ぎるのよ。
実際の避難所誘導を体験して以来
おじけづいてしまっている。
成長しないまま
何年も働かせるよりも
早めに
他の仕事を選ばせてあげた方が
彼のためっていう考え方もある。
それのどこが
あいつのためなんだよ。
馬場には 音楽隊に入りたい
っていう熱い夢があんだよ。
訓練以外の時間も使って
ずっと頑張ってる。
そんなあいつを 俺は尊敬してるし
だから
俺は あいつを応援するって
決めてんだ。
あいつなら きっと かなえられる
そう信じてんだよ。
≪(解錠音)
あれ? どうしました?
中に 人がいるのに
誰かが 鍵をしめたんです。
っす。
だから
あいつに 余計なこと
言わないでくれ。
♬~
オーディション?
国生2士から
あなたの音楽隊に対する
熱い思いを聞きました。
チュウ君から?
だから
私にできることはないかって…。
そうしたら この師団の音楽隊で
トランペットの欠員が出て
募集が始まったところでした。
えっ?
(冬美)ただし 受けるのは
音大卒の人ばかり。
ですよね…。
(冬美)でも 何とか あなたに
受けるだけ
受けさせてもらえないかって
中隊長に掛け合ってきました。
えっ?
私は 馬場2士に
チャンスをと思っています。
班長である大木1曹の意思も
確認させてください。
馬場は 大切な班員なので
職種変更は 正直 寂しい思いです。
しかし ぜひ 挑戦してほしいと
思います。
馬場には
夢をかなえてほしいです。
大木さん…。
(冬美)狭き門だけど
受けてみたら どう?
ありがとうございます。
ありがとうございます。
おう。 頑張れよ。
精いっぱい やりなさい。
はい。
チュウ君。
うん?
ありがとな。
何が?
桜間1尉に
俺のこと 話してくれたんだろ?
それで 桜間1尉が動いてくれて
音楽隊
チャレンジすることになった。
マジで!?
うん!
今
トランペットの募集やっててさ
めったにないチャンス
与えてもらったから
それに向けて
全力で頑張ってみようと思う。
よかったな。
おう 俺も 全力で応援する。
ホント ありがとう。
いや… 俺は 何もしてねえよ。
あっ!
お前が 音楽隊に入って
初めて 演奏会 参加するとき
そんときは 俺が 客席から
思いっ切り 声援 送ってやるからな。
ごめん。 それはいいや。
何でだよ!?
お前 遠慮すんなって!
うぜえって!
♬~
(吹く音)
馬場。
音楽隊のオーディション
受けるんだってな。
はい。
トランペットやってたって
言ってたもんな。
入れんのかぁ?
すごい倍率なんだろ? あれ。
やれるだけのことは
やってみようと思います。
まあ 頑張れよ。
俺は 特別儀仗隊。
お前は 音楽隊。
どっちも やり遂げよう。
はい。
お二人とも
ありがとうございます。
おお~
やっと チャンスが来たか!
はい!
八女さんが 音楽隊の方の所に
連れていってくれたことで
運が 向いてきたみたいです。
皆さんのおかげで
挑戦できることになりました。
お前なら 絶対 大丈夫だ。
自信 持てよ。
はい!
あと 両親には ちゃんと報告しろ。
いっぱい心配かけたろうからな。
はい。
(由希子)そう? よかったわね~!
母さん 心配かけて ごめん。
(由希子)そうよ!
大学 出て 就職したのに
1年で辞めるって聞いたときは
どうなることかと思った。
ウフフ…。 でも
良成が 本当に やりたいことを
実現できるなら それでいい。
あなたの人生なんだから
悔いのないようにしなさいね。
うん。
♬(演奏)
♬~
(冬美)訓練 終了! 解散!
(大木)気を付け!
(大木)終わります!
馬場。 早く 練習 行け。
はい!
♬~
♬(演奏)
♬~
おう。 あと やっとくから。
でも…。
いいから 行けって。
ありがとう。
おう。
♬(演奏)
♬~
(バイブレーターの音)
もしもし。
馬場さん?
お見合い番組でお会いした葵です。
覚えてますか?
あっ はい。 どうしました?
連絡先 交換したから
連絡 来るかなぁって
待ってたんですけど
来ないんで
私から しちゃいました。
あっ… ごめんなさい。
よかったら お会いしませんか?
えっ…。
あっ いや すいません。
俺 もうすぐ
大事なオーディション 控えてて。
(葵)オーディション?
何のオーディションですか?
音楽隊です。 今 ちょうど
トランペットの練習してて。
あぁ すご~い!
聞かせてください!
えっ? いや でも…。
ねっ?
ちょっとだけでいいから
聴きたいです。
♬(演奏)
♬~
(葵)へぇ~。 もともと
サラリーマンだったんですか。
はい。 外回りしてるときに
偶然 音楽隊が演奏してるところに
通り掛かって
そこで やっぱり トランペット
続けたいなと思って
転職することにしたんです。
馬場さん やっぱり 真面目ですね。
えっ そうですか?
フフッ。
私服も そんな感じしますし。
ああ…。 すいません。
最近のはやりとか
よく分かんなくて。
すてきですよ。
ああ…。 ありがとうございます。
フフフ…。
(バイブレーターの音)
誰からだよ!
おお~!
ハハッ。
お見合い番組のときの葵さん。
ああ。
こないだ 連絡 来て
1回だけ 会ったんだよ。
付き合うのか?
なわけないだろ。
今は これに集中。
だよな。
なあ 馬場。
ん?
これなんだけどさ。
うん。
いや
お前の充実してる姿 見てたらさ
何か 俺も 前に進みたくなって
色々 調べたんだ。
一度 オリンピックへの夢がたたれたけど
再挑戦した選手とか
再起不能って言われたケガを
負いながらも
現役復帰した選手たちの情報。
芝山君にか?
何か してえんだ
俺にできること。
♬~
じゃあ 行ってきます。
おう。
(風間)ベストを尽くしてこい。
お前なら 絶対 やれる。
俺も 今日
芝山君に会いに行ってくる。
お互い 頑張ろうな。
おう。
♬~
♬~
(ノック)
(女性)失礼します。
(ドアの開閉音)
(バイブレーターの音)
もしもし。
これから オーディションで。
(葵)助けて 馬場君…。
葵さん?
もう やだ…。 死にたい…。
どうしたの!?
私なんて 生きてる価値ない。
死んだ方が まし…。
何があったんだよ!?
大事なときに ごめん。
最後に
少し 声 聞きたかっただけ…。
じゃあ…。
待って! 今 どこ?
来てくれるの?
えっ…。
だよね…。
やっぱり 私は 独りだね…。
気にしないで。
立派な自衛官になってね。
(芝山)《うっ…》
《事に臨んでは危険を顧みず
身をもって 責務の完遂に努め
もって 国民の負託に
こたえることを誓います!》
(葵)さようなら。
葵さん! どこにいるの?
こんちは。
何しに来たんだよ。
これを渡したくて。
選手生命が
危ぶまれるようなケガをして
そっから復活した選手たちの資料。
君なら きっ…。
復活したって意味ない。
そんなこと…。
ケガが治ったって
俺は もう 選手じゃないんだよ。
えっ?
スポンサーが降りたんだ。
お前のせいだからな。
こうなったのも
全部 お前のせいだ!
はい…。
出てけよ。
出てけ!
大丈夫か!?
少し 部屋で休憩しよう。
お疲れさまです。 戻りました。
(大木・野村)おう。
遅かったな。 あれ?
馬場は 一緒じゃないのか?
えっ? まだ帰ってないんすか?
(大木)ああ。
おう…。
っす。
みんな 何か聞いてないですか?
(大木)えっ?
馬場が 今日のオーディション
受けてないみたいで。
えっ?
どういうことだ?
受け付けはしたらしいんですが
順番が来たときに
会場から
いなくなってたみたいで。
誰からの情報だ?
隊舎前で 桜間1尉から。
(呼び出し音)
受け付けはしたんだから
事故とかじゃない。
たぶん 順番 待ってる間に
何か あったんすよ。
自宅には電話してみたけど
誰も出なかった。
ご両親に 何か
あったとかじゃないといいけど…。
《お見合い番組のときの葵さん》
《ああ》
《こないだ 連絡 来て
1回だけ 会ったんだよ》
あっ…。
あの子…。
あの子って?
一応 広報の人に
連絡してくんねえっすか?
お見合い番組の参加者の連絡先
教えてほしいって。
(呼び出し音)
(葵)はい。
もしもし。 葵さんですか?
どちらさまですか?
陸上自衛隊の国生です。
ああ。
あの… 馬場の居場所とか
何か知らないっすかね?
あいつ
まだ 寮に 帰ってきてなくて。
(男性)誰と電話してんだよ。
(葵)何か さっきの自衛隊の友達。
馬場に会ったんすか!?
会ったっていうか
呼び出したら 来た。
呼び出した?
(葵)
そしたら 傷ついちゃったみたい。
《葵さん!》
《あっ 来た~!
ほらね 言ったとおりでしょ~!》
(男性)《マジかよ~》
《何これ…》
《私を助けに来てくれるかどうか
賭けてたの》
《賭けてた?》
《私なんて 生きてる価値ない。
死んだ方が まし…》
(男性たちの笑い声)
(女性)《女優~!》
(葵)《さすが 自衛隊。
責任感が 強いね》
《お前 オーディションだったんだろ?
駄目じゃん 来ちゃ!》
(葵)《てか 音楽やりたいから
自衛隊に入るとか
意味 分かんなくない?》
(男性)《そうだ そうだ!》
《不純な動機で
俺らの税金 使うな!》
(男性)
《自衛隊員は 自衛隊員らしく
体 鍛えてりゃいいんだよ》
(男性)《筋トレしかしてないから
頭ん中 空っぽなんじゃない?》
《それ言えてる~!
だから 来ちゃったんだもんね~》
(女性)《ひどっ!
自分で呼んどいて》
何で そんなこと…。
私 彼のこと
ちょっと ありだったんだよね。
結構 イケメンだったし。
自衛隊員なんて 珍しいじゃん。
でも 1回 会ってみたら
もう ださいし 話 つまんないし
全然 無理だった。
だったら 呼び出すなよ!
(葵)だって
酔っぱらってんだもん。
ゲームくらい するっしょ。
まさか
ホントに来ると思わなかったけど。
おい お前な…。
(男性)おい 早く きれよ。
とにかく
その後 出てっちゃったから
居場所は 知らない。 じゃあね。
(通話の切れる音)
ざけんなよ!!
(蹴る音)
(呼び出し音)
(チャイム)
(チャイム)
国生です! 誰か いますか?
馬場 いるのか?
馬場!
おい。
おい! 馬場!
馬場!!
おい!
良成!
大丈夫です。
処置が早かったんで
眠ってるだけで。
そうか…。
ありがとう チュウ君。
いえ。
良成。
(由希子)何で…。
自殺未遂!?
はい。
(冬美)どうして…。
たぶん
衝動的なものなんだと思います。
自殺? 馬場が!?
嘘だろ…。 何 言ってんすか。
うっ…。
よう。
そうか…。 俺…。
葵ってやつから 全部 聞いた。
許せねえな。
何かさ 中途半端に
自衛官ぶったんだよ 俺。
こんな俺でも
誰かを助けられるかもって
必死になって…。
フッ…。
でも 笑っちゃうよな
だまされただけなんて。
《かわいそう~。
泣いちゃうんじゃない?》
(男性)《お前 ホント悪い女だな》
《ごめんね 馬場君。
来てくれて ありがと!》
《ウフッ! フフフ…!》
その後
だんだん 現実に引き戻されて…。
俺 人生最大のチャンスを
棒に振ったんだって…。
《すいません!》
(冬美)《国生2士から
あなたの音楽隊に対する
熱い思いを聞きました》
《おう 俺も 全力で応援する》
(野村)
《すごい倍率なんだろ? あれ》
《頑張れよ》
(冬美)《私は 馬場2士に
チャンスをと思っています》
(大木)《馬場には
夢をかなえてほしいです》
(風間)《俺は 特別儀仗隊。
お前は 音楽隊》
《どっちも やり遂げよう》
(八女)《馬場。
お前なら 絶対 大丈夫だ》
《自信 持てよ》
《お前なら 絶対 やれる》
チュウ君や桜間1尉
八女さん
先輩たち
みんな
あんなに応援してくれたのに
俺は その気持ちを踏みにじった。
みんなの期待を裏切った。
とてもじゃないけど
みんなに会えない。
のこのこ帰れない。
そう思って…。
♬~
(由希子)《良成が 本当に
やりたいことを実現できるなら
それでいい》
《あなたの人生なんだから
悔いのないようにしなさいね》
《ハァ ハァ…》
親のことまで裏切った。
もう 合わせる顔がない。
《ハァ ハァ ハァ…》
それで やけくそになって
酒とか その辺にあった薬とか
飲んでたらさ…。
何か… もう
このまま死んでもいいかなって
そう思えてきて…。
死んでいいわけねえだろ。
馬場。
俺ら 陸上自衛官だよな?
なあ?
命を守る立場のお前が
自分の命 粗末にすんなよ。
ごめん…。
ホント ごめん…。
みんなに合わせる顔がない。
俺らとか
周りの気持ちに応えるなんて
そんなの どうでもいいんだよ。
大事なのは お前だろ。
そんなこと 真面目になんなよ。
馬場。 お前
もっと 自分勝手でいいんだよ。
なあ
もっと自分にも優しくなれよ!
もういられないよな…。
音楽隊どころか…
自衛隊にもいられない。
自分の夢 無駄にして…
バカだ…。
(すすり泣き)
病気休暇中だった馬場2士から
残念ながら
退職願が届きました。
悲しんでる暇は ありません。
明日 また いつ 災害が起こるか
分からないんです。
われわれは 必死に生き延びたいと
願っている国民のために
尽力しなければなりません。
そんなの分かってる…。
分かってるけどさ…。
♬~
♬~
《バディだろ 俺たち》
《俺が死んだとき そのことを
家族に伝えてくれるのは
チュウ君なんだろ?》
《もし 逆の立場になっても
俺は その責任を果たすつもりだ》
《一緒に
訓練 受けられたらいいですね》
《仲間になれると思ったんだよ》
《だから… 辞めたりすんな》
《俺は どんなにつらくても
途中で投げ出したりはしない》
《自分で決めた道だから》
《一緒に帰ろ》
《1人で帰んの何か寂しくてさ》
《ガキか》
《ハハハッ》
(すすり泣き)
♬~
♬~
(八女)《馬場 良成》
《はい!》
(八女)《お前の優しさ
そして 思いやり
これは お前の武器になる》
《しかし 時として
あだとなることを忘れるな》
ハァ…。
ハァ…。
(ドアの開閉音)
彼の気持ち 分かってあげて。
ここは
生きる気力を失った人間には
つらい場所よ。
いつまでも泣いてないで
しっかり しなさい。
厳しいことを言うようだけど
一人前になるには これも
乗り越えていかなきゃいけない。
他人の去就に左右されるほど
やわな気持ちなら
自衛官は 務まらないわ。
やわな気持ち…。
あんたには 務まんのかよ。
人の痛みが分かんねえで…。
ホントに 誰かを救えんのか?
もし あんたの言ってることが
正しいなら
俺は もう…。
自衛官なんて 続けられねえ。
一人にしてくれ。
ハァ…。
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