家庭教師のトラコ#08[解][字][デ]トラコが課す新ミッションでホームドラマが急展開…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

家庭教師のトラコ#08[解][字][デ]トラコが課す新ミッションでホームドラマが急展開

謎の家庭教師トラコが3家族に新たな課題を出した理由は、上原家から10億円を略奪するためだった!橋本愛主演トラコが家庭教師をやめて全員の前から去る真相が明らかに!

出演者
橋本愛、中村蒼、美村里江、細田佳央太、矢島健一、丸山智己、細田善彦、阿久津慶人、加藤柚凪、板谷由夏、鈴木保奈美
番組内容
トラコが家庭教師を辞めると聞いた上原里美(鈴木保奈美)、中村真希(美村里江)、下山智代(板谷由夏)はトラコのもとへ出向くと続けるための条件を出される。その家庭内での難条件をクリアした3人だったが、さらに課題を出されることに…。それは3人で上原家の秘密を探ってくることだった!そのトラコの上原家10億円恐喝計画を危うく思った福多(中村蒼)は、やめさせようと重大な秘密を暴露する。それを聞いたトラコは…。
監督・演出
【演出】 宮下直之
原作・脚本
【脚本】 遊川和彦
音楽
【主題歌】
 「茜」森山直太朗(ユニバーサル ミュージック)
【音楽】
 平井真美子
制作
【チーフプロデューサー】 
田中宏史
石尾純
【プロデューサー】
大平太
田上リサ(AX―ON)

【制作協力】 AX―ON
【製作著作】 日本テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 先生
  2. 知恵
  3. トラコ先生
  4. 高志
  5. 智代
  6. トラコ
  7. 家庭教師
  8. 里美
  9. お前
  10. 子供
  11. 大丈夫
  12. ママ
  13. 本当
  14. 世界
  15. 自分
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  17. 頑張
  18. ダメ
  19. ハァ
  20. ホント

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(中村真希) えっ?
今 何て おっしゃいました?

(福田福多) 家庭教師を
やめさせていただきます。

(下山智代) え~! じゃあ
高志はどうなるんですか?

塾に行くか 別の家庭教師を
雇っていただけますか。

(上原里美)
ちょっと待ってください!

(通話が切れた音)
もしもし? もしもし!

(智代) ≪一体 どういうこと?≫

一方的に
「やめさせていただきます」

…っつうのは。

小学受験は11月なんで

知恵にとって
今が一番大切な時なのに。

うちの守もよ!

せっかく
東大 C判定まで来たのに

また あんな ひどい成績に
逆戻りしたら…。

私なんか 高志が
私立 落っこっちゃったら

大変なことになるんですから。
えっ どういうことですか?

(下山高志)
知恵ちゃん 1つあげる。

前の旦那と 私立に落ちたら
親権を渡すっていう

約束しちゃったんです。
(里美:真希) え~!

それは大変じゃない!

だから トラコ先生には

絶対に戻って来てもらわないと
困るんです。

あれから電話しても
全く つながらないし。

あっ! もしかして

私が授業料 下げたから
怒ってるのかも。

えっ!?
幾らですか?

今までは20万だったのを
上原の家 出てから

2万にしてもらって…。

何だ 私たちより
全然高いじゃないですか。

それに 幾ら授業料を支払うのが
正しいお金の使い方か

決めるのは私たちだって
先生 言ってたし。

じゃあ 一体 何なの?
やめた理由。

もう こんなことなら やっぱり

どこに住んでるか
聞いとけばよかった~。

(上原 守) まぁまぁ…。

(守) そんなに心配しなくても
大丈夫だと思いますよ。

どういうこと?

(高志)
トラコ先生のことだから きっと
俺たちのこと試してるんだよ。

(中村知恵)
全部 知恵たちのためなの
今までみたいに。

(智代:真希:里美) なるほど。

子供たちの言う通りかも。

連絡来るの信じて
ド~ンと構えてるしかないわね。

いつか先生に どんな時も
ジタバタするなって言われたし。

(高志) やっぱダメだ
こんなことしてちゃ!

何でよ?
今 そうしろって言ったじゃない。

これ見て!

「家庭教師のトラコ」。

(智代) 「欠員に伴う特別枠」。

(里美) 「緊急募集!」。

(智代:真希:里美) 何これ~!

彼女が家庭教師の根津寅子です。

じゃあ トラコ先生も
東大のご出身とか?

いえ 彼女は高卒です。
えっ?

この時点で帰った方が
3名いましたが どうされます?

先生!
一体 どういうことですか?

生徒さん 募集するなんて!
ひどいじゃないの!

こっちには 何の理由も言わずに
やめといて!

子供たちは 先生のこと信じて
待ってるんです。

今度も 自分たちのために
やってるに違いないって!

あの すいません 皆さん
今 面接中なんで…。

知恵は今
毎日 どんどん成長してるんです

先生のおかげで。

(智代) うちの高志もね
いじめもなくなって

毎日 学校に行くのが楽しくて
仕方がないって。

言い訳ばっかりしてた守に

東大に受かってみせるって
言わせたの 先生じゃないですか。

何でも やりますから 私たち。

ねぇ!
はい!

(根津寅子) 分かりました。

そこまで おっしゃるなら
いいですよ。

(里美) あ~!

じゃあ
戻って来ていただけるんですか?

ただし 条件が。

条件って?

まずは中村さん。
はい。

旦那様のお小遣いを
倍にしてください。

あっ でも…

そんなことしたら また余計な
おもちゃ 買うに決まってるし。

先生も うちの家計が楽じゃないの
知ってるでしょ?

そこを何とかするのが
お母様の役目では?

いや でも…。

下山さんは…。
(智代) はい 何でしょう?

角煮定食を
1000円に値上げしてください。

え~! いや… ちょっと待ってよ。

安くて おいしいもん
出したいっていう

うちの父の意志を守って

それで 850円で
必死に頑張って来たのに。

それは 女将さんが
何とかする問題じゃ?

そりゃそうだけど…。

最後に上原さん。
はい。

今すぐ 離婚なさってください。
はぁ!?

いや だって
戸籍上 婚姻関係でいれば

月100万の婚姻費用がもらえる
って教えてくれたの

先生じゃないですか!

それがなくなったら
どうすればいいんだか…。

それは自分で考えないと ママ。

でも…。

嫌なら結構ですよ。

私に家庭教師をしてほしい
って方が

外で たくさん待ってるし。

でも…。

何でも やるんじゃないんですか?
お子さんたちのために。

♬~

(中村朔太郎) 何か また
怒られるようなことした? 俺。

いや そういうんじゃないわよ。

あぁ…。

何? これ。

今月から お小遣い 倍にするから。

え~! いいの?

っていうか 何で?

何でもいいでしょ
いや いらないなら返して。

いやいや… とんでもない。

ありがとうございま~す!

しゃ~! ハハハハ…。

ん~! お願いだから
無駄遣いとかしないでよ。

分かってますよ~。
ハァ~。

大丈夫? ママ。

あっ うん 安心して 知恵。

トラコ先生
もうすぐ戻って来るから。

もしかして パパのお小遣い
上げるのが条件だったの?

分かる?

あ~ トラコ先生 どうして
あんなこと言ったんだろ?

それは きっと
パパに あのお金で

知恵たちを幸せにする方法を
考えてほしいからじゃないかな?

えっ?
(朔太郎) 7480円。

(知恵) それに…
あんなに喜んでるから

今より ずっと
お仕事 頑張るよ パパ。

こういうの
先行投資っていうんだって。

それも トラコ先生に教わったの?
(知恵) うん。

(智代) あ~ でも やっぱ

お客さん
来なくなったら どうしよう…。

いや ダメダメ ダメ。

俺は適正価格だと思うけど
1000円が。

えっ 何で?

だって 肉とか醤油とか
材料費は上がってるのに

何とか 850円のままにしたい
って言いながら

実質 値上げしてんだもん 母さん。

はぁ? 何言ってんの
私は そんなこと…。

無意識に
豚肉のサイズ 小さくしてるし

野菜も多めになってる。

これが前で こっちが今ね。

あれ~?

(高志) きっと先生は
母さんが守るべきなのは

値段じゃなくて 料理の質だ
って言いたいんだよ。

あんた また賢くなって!

(守) 「あ~!

月100万の婚姻費用が
なくなったら

働かないと 守を
東大に行かせることができない。

でも 夜の仕事に
戻れる自信もないし…。

あ~ 50を過ぎた
何の資格もない女を

雇ってくれる所なんて
あるのかしら?」って感じ?

いやいやいや
私一人なら全然大丈夫なのよ。

でも あんたの将来を考えると

少しでも お金はあったほうが
安心じゃない。

私は あくまで あんたの将来を
幸せを考えてるから

悩んでるわけ すごくない?

いやいやいや 昔の俺みたいに

下手な言い訳すんの
やめてくれる?

悪かったわね。

(里美のせき払い)

あ~ でも 借金あるし

あんただって不安じゃない?

トラコ先生は きっと
今のままじゃ いつまでたっても

自立できないって言ってるんだよ
俺も母さんも。

そうね。
(守) うん。

あ~! せめて 借金返すまでは…。

もう往生際 悪過ぎ。

(里美) あ~ あっ あっ…。

あ~! ちょっと…。

あ~! あぁ…。

(守) 母さん 前の家 出て行く時
言ったろ?

「これからは ひとの金なんて
当てにせず 自分で稼ぐ」って。

俺も バイト頑張るからさ。

早速 3人とも
条件クリアして来たけど。

お小遣いを倍。

角煮定食を1000円。

離婚を決心。

おい ちゃんと見てるか?

じゃあ早速 メールして
もう一つ 条件があるって。

なぁ 怒るんじゃないのか?
そんなことしたら。

今度のは
かなりハードルが高いし。

大丈夫よ。

人間は 1つ問題をクリアしたら

次に進みたくなる
生き物なんだから。

それに ここで諦めたら

せっかく頑張ったのが
無駄になっちゃうし。

俺が言いたいのは あの人たちを
裏切っていいのかってことで。

トラコ先生は 自分たちのために
やってるんだって信じてるのに

ホントは お前が
金が欲しいだけなんて知ったら…。

何なの? 今回は やけに向こうに
感情移入しちゃってるけど。

それは ほら

狙ってる金額が
今までとは桁違いだし

それに…。

何か お前にとって
特別な存在のような気がするんだ。

あの母親たち。
何それ。

お前だって
何か感じてるんじゃないのか?

あの3人 見てると

自分の母親を思い出しちゃうとか。

いや… 意味分かんない。

嫌ならいいよ 私一人でやるから。

やるよ。

俺は お前を応援するって
決めたんだから。

正しくお金が使われる世界を
つくりたいっていう

お前の願いをかなえるの。

ご主人の職業は?

弁護士事務所を経営しております。

弁護士。

分かりました もう結構です。
えっ それだけですか?

先生!
一体 どういうことですか?

条件クリアしたから
戻ってくれると思ったのに。

ひどいじゃないですか
もう一つ 条件があるなんて!

落ち着いてください。

次の条件は
大したことじゃないんで。

何ですか? それ。

ご覧のように トラコに
家庭教師になってほしいと

希望する方も たくさんいるんで

皆さんに 少しだけ 授業料を
上げていただきたいそうです。

少しだけって?

お幾らなんですか?

それは…。

10億です。

(智代) 10…。
(里美) えっ!?

あ~ ご心配なく
お一人じゃなくて

3人合わせてなんで。

ハハハ!
そんなの無理に決まってるでしょ。

私 フリーの記者ですよ。

私だって 離婚したし
借金もあるし。

私だって いくつ角煮定食
作らなきゃいけないと

思ってるの? ねぇ。
大丈夫ですよ。

皆さんにしかできない方法が
ありますから。

10億 稼ぐ。

私たちにしか できない?

それについては 個別にお話が。

どこ しまったかねぇ。
(戸が開く音)

(高志) ただいま。
はい おかえり。

何やってるの?
ん?

カメラをさ どこに
しまっちゃったかなと思って。

どうしたの?
急に そんなもん探して。

あ~ ほら それはさ

高志を久しぶりに
写真 撮ろうかなと思って。

それより トラコ先生
戻って来てくれるって?

あぁ… そのことなんだけどさ…。

もうちょっとだけ待ってくれる?

えっ 何で?

ちょっと いろいろあってね。

何? いろいろって…
っていうか何? それ 何 その紙。

あんたは心配しなくていいの!

これは大人の問題なんだから。

何? 大人の問題って。

だから トラコ先生から
もう一つ宿題が出ちゃったからさ。

知恵にできることなら
何でもするよ!

何? これ。
あ~ 大丈夫!

ママたちが何とかするから
知恵は お勉強してなさい。

トラコ先生が
戻って来た時のために。

分かった。

(キーボードを打つ音)

デリサラダ

刻んだ野菜をキユーピーハーフであえる

細かく均一の植物油でコーティングされ

シャキシャキ感が残ります

ことしのキユーピーハーフは

去年のキユーピーハーフとは違う

Life is young.

それは新しくなるという意識

なぁ 3人が やっぱり できない
って断ったら どうするんだよ?

その時は 面接した中から
新しい家族 選べばいいし。

弁護士と 学校法人と
IT企業だっけ?

(チャイム)

は~い。

ウソ! 子供たち 来てるけど。

「いない」って言って。

え~。

あれ どうしたの? 3人そろって。

すいませんね いきなり。

トラコ先生 ご在宅でしょうか?

あ~ それが ちょっと今
留守でさ。

ウソですよね?
えっ? 何で?

すいませんね
俺たち 尾行したんですよ。

先生たちが
面接会場から帰って来るの。

あ~ そうなんだ。

(知恵) ねぇ 先生 いるんでしょ?

お願いだから
俺たちの話 聞いてくれないかな?

(知恵) ねぇ 先生!
(高志) 先生!

あ~ ごめんごめん ごめんごめん
ごめんごめん!

先生は今 ちょっと
具合悪くて 寝てるんだ。

ホントだよ。

だから
伝言あるなら伝えとくから。

じゃあ
先生に言っといてください。

うん。

えっと…。

何ていうか… あれですよ
ねぇ どうぞ 高志君!

母さんたちに

何か変なことをやらせようと
してるみたいだけど

それなら
俺たちに言ってくれないかな?

俺たちの家庭教師なんだから
先生は。

ねっ! 若いのに 要点 ビシっと
まとめるじゃないですか 高志君。

トラコ先生と またお勉強できるなら
何でもやるよ 知恵。

ねっ けなげじゃないですか
知恵ちゃんったら。

守君
ちょっと黙ってもらっていい?

えっ?

知恵たちの気持ちが
全然伝わらない。

すいません。

先生の力になりたいんだ。

先生って 今まで何か
つらいことや苦しいことが

いっぱいあったような気が
するからさ。

だから
知恵たちが甘えたこと言うと

ムカつくんだよね 先生。

(高志) でも ホントは
誰よりも優しくて

俺たちのこと 応援してくれてるの
分かるからさ。

できることがあるなら
言ってくれないかな?

知恵たち トラコ先生にも
幸せになってほしいの。

(守) 今の大事なポイントなんで
ぜひ強調しといてもらえますか?

「知恵たち トラコ先生にも…」。
あ~ 分かった 分かった…。

伝えとくから!
先生! 俺 待ってるから。

一緒に勉強してる時が
一番 楽しいんだ!

(守) 俺も 実は
いろいろ聞いてほしいこと

たくさんあってさ。
トラコ先生! 知恵

もっともっと
いろんなこと教えてほしいよ!

あ~ 分かった 分かった分かった
伝えとくからね。

ありがとう ありがとう
気を付けて…。

(ドアをたたく音)
フゥ~。

腹へった 何か作って。

うん。

なぁ トラコ

ホントに あの子たちが
どうなってもいいのかよ?

3人とも あんなに
お前のこと慕ってんのに

勝手に縁切るなんて
ひど過ぎないか? ちょっと。

別に 似たようなこと
今までもあったし。

でも 悪い予感がするんだよ
今回は。

俺だって この世界が正しく
お金を使うようになったら

どんなに
素晴らしいだろうと思うよ。

けど 今 お前が
やろうとしてることって

下手すりゃ 犯罪だし

逮捕されるかもしれないんだぞ。

ねぇ… どんなことがあっても

私のこと 応援してくれるんじゃ
なかったの?

そうだけどさ…。
だったら

中途半端に善人ぶるの
やめてくれる?

ここでやめたら 結局
世界は何にも変わんないんだよ。

(上原利明) 今日も暑いな。
そうですね。

♬~

(家政婦) 奥様?

どうなさったんですか?

何でもないの。

ちょっと 置いて行った洋服とか
取りに来ただけ。

♬~

パスワードは

知ってる のよ ね!っと。

(里美) USBを挿入… と。

ファイルを開く。

3つ つなげて… あっ。

ゴー! ゴー!

ん~!

大丈夫なのかしら?

こんな
スパイ映画みたいなことして。

♬~

(上原 椿)
駅前にステキなカフェがあるの。

今度 一緒にいかが?
ぜひ!

(椿) ショートケーキが…。
来た~!

(椿) じゃあ 今度のお休みの日に
行きましょう。

いいですね。

何よ!
こんな探偵みたいなことさせて。

♬~

(智代) あれ あれ…。

(カメラのシャッター音)

(カメラのシャッター音)

これ 何か ちょっと楽しいかも。

(キーボードを打つ音)

ハァ… 証拠もないのに
こんな記事 書いていいわけ?

何か 気合入ってるね ママ
今度は何の仕事?

ちょっと 見ないでよ!
別にいいじゃん。

ひょっとして スクープか何か?

いいから もう あっち行って!
シッ シッ!

ほら 知恵も
早く寝る用意しなさい。

は~い。

(階段を上る音)

ハァ…。

(智代:真希:里美) お願いします。

どう? そっちは。

大丈夫。

皆さん お疲れさまでした
無事 条件クリアです。

でも 一体
何 たくらんでるんですか?

こんなこと やらせて。
大丈夫ですよね?

何だか 私
罪を犯してるような気がして。

私も… これって盗撮よね?

私も不安なんですけど
証拠のない記事 書くなんて。

安心してください
皆さんに ご迷惑は掛けないんで。

なら これで また家庭教師に
戻っていただけるんですよね?

あぁ…。

残念ですけど それは無理です。

えっ どうしてですか?

皆さんに集めていただいたものを
お見せして

上原さんの前のご主人から

10億円 頂こうと
思っているので。

それって ゆするってことですか?

ちょっと
何で そんなことすんの?

この世に存在するお金を
正しく使いたいからです。

貧しい人や困っている人たちに
その10億円が届けば

どれだけ助かると思います?

一部の富裕層が
ほとんどの富を独占して

それ以外の人たちは
苦しい思いをするばっかり。

そんな世界を
私は変えたいんです。

先生がやってるのって
ねずみ小僧みたいなこと?

だから 正しいお金の使い方に
こだわってたの?

皆さんの家庭教師を
引き受けたのも

それが狙いだったんです。

銀行家の妻に 新聞記者
まぁ 定食屋は ついでですけど。

(智代) えっ…。
皆さん 使えそうだったんで。

じゃあ 最初から私たちを
利用することが狙いだった

…ってことですか?
ええ。

キャラを変えてたのも
子供たちの気を引くため?

ええ。

子供たちの成績は
どうでもいいってこと?

ええ。

だから 私みたいな人とは
もう関わらないほうがいいですよ。

お子さんたちのためにも。

そんな…。

子供たちは
本当に楽しみにしてるんですよ。

先生と また勉強するの。
大丈夫ですよ。

私なんかいなくても
みんな 志望校に合格しますから。

ホ… ホントですか?

受験なんて所詮
受かるか落ちるか

フィフティフィフティなんで
確率は50%。

そう考えれば
希望も持てるでしょ。

お子さんたちにも
「頑張って」とお伝えください。

ばかにしてるんですか?
私たちのこと。

(里美) こんなこと 子供たちに
言えるわけないじゃない。

(智代)
あの子たちの信頼を裏切って
何とも思わないの?

別に。

これが本当の私ですから。

♬~

(戸を開ける音)

失礼します。
あなたは それでいいの?

私たちのこと だまして
心が痛まないんですか?

あの人が
本当は愛情にあふれてるとか

子供たちの成長を願ってるとか
言ってたのは あなたでしょ?

すいません。

前にも言いましたけど

あいつの願いを
かなえてやるのが

僕の夢なんです。

♬~

(守) おかえり。

どうしたの? ボ~っとして…
先生と会って来たんじゃないの?

守…。
ん?

もう あんな人のこと忘れなさい。

えっ?

何で そんなこと言うんだよ?
あの人はね

あんたが思ってるような人
じゃ ないの。

(高志) どういう意味だよ? それ。

とにかく
もう二度と会っちゃダメだから。

知恵 先生に会いたい!
仕方ないでしょ。

向こうも会いたくない
って言うんだから。

ママ 先生と 何 話したの?

知恵は
そんなこと知らなくていいの

泣いちゃうから。
泣かないもん 知恵!

「泣いてないで 耳を澄ませ
目を見開け。

そしたら ヒントが
見つかるかもしれない」って

教えてもらったから。

だから そういうのも
もう全部忘れなさい!

泣かないもん。

じゃあ 行こっか。

何やってんの? 福多。

トラコ

やっぱり こんなの間違ってるよ。

ちょっと もう いいかげんに…。
もう こんなこと やめて

普通の家庭教師として
やって行けばいいじゃないか。

だから…。

施設の子供たちに教えてるの
見てたから分かるんだよ。

誰よりも優しくて
勉強 教えるのが大好きで

教えた子が 成績が良くなって
「ありがとう」って感謝されると

うれしくて たまんないって。

この世界を変えて
奇跡を起こしたい

って気持ちは分かるけどさ…。

子供たちが 自分の中に眠ってる
潜在能力に目覚めて

成長するのだって
すごい奇跡だと思わないか?

だったら それでいいじゃないか。

トラコには

たくさんの子供たちを幸せにする
力があるんだからさ。

頼むよ トラコ… この通り。

分かった。

ホントか?

結局…

あんたと私は
住む世界が違うのよ。

えっ?

養子にしてもらった家で
ぬくぬく育ったヤツには

所詮 分かんないの。

この世界が
どんなに不条理で 不公平か。

トラコ…。
もういいから

いいとこのお嬢さんと
お見合いして

とっとと結婚したら?
優しい両親も喜ぶよ。

じゃあ お幸せに。

荷物は後で取りに来るから。

俺のせいなんだ!

はぁ?

お前が そうやって
愛が信じられなくなったの。

ごめん 意味分かんないんだけど。

覚えてるだろ?

12の時

お前の自転車のブレーキが
利かなくなって大ケガしたの。

あれやったの 俺なんだ。

お待たせ 行こうか
うん!

♬~

何で そんなこと?

あの日…

俺かお前の里親に
なるかもしれないって人が来る

…って聞いて 怖くなったんだ。

もし トラコだったら

俺は もう誰にも 一生
引き取ってもらえないんだって。

だから…。

俺の両親は…。

本当は トラコの親に
なってたかもしれないんだ。

お前が手に入れたかもしれない
幸せを…

俺は奪ったんだ。

はあ… フフっ。

なるほどね。

前から
おかしいと思ってたんだよ。

何で福多が

こんなにワガママ聞いて
助けてくれるんだろうって。

あぁ… やっと分かった。

そっか そういうことだったんだ。

ごめん。

じゃあね。
トラコ…。

ふざけんなよ‼

私は 今まで
ずっと諦めて来たんだよ!

私なんか
誰も愛してくれないって。

金も 親もない自分に
未来なんかないって。

なのに

全部 お前のせいだったのかよ‼

お前が卑怯なまねしてなきゃ

私だって
家族がいて 友達もいて

みんなと同じように

普通に 幸せに生きることが
できてたかもしれないんだよ!

どんな時も

一人でいなくてよかったかも
しれないんだよ!

それを…。

福多が…

5年前
「応援する」って言ってくれた時

本当に うれしかったんだよ。

この世界に
やっと1人 味方ができたって

勇気が湧いたんだよ。

それなのに…

結局 お前も
他のヤツらと一緒だったのかよ?

それ以上に たち悪ぃよ。

裏切るんなら
最初から近づいて来んなよ!

私は一人じゃないかも
しれないって

期待させんなよ‼

♬~

まぁ いっか。

また一人に戻るだけだし。

トラコ!
お願いだから やめてくれよ。

お前一人が どんなに頑張っても

世界は変わらないって。

俺は怖いんだよ。

お前に これ以上 何かあったら。

もうさ…。

あんたが何言っても

何にも聞こえないんだよね。

フッ。

(ノック)
(利明) はい。

(家政婦)
≪あの 旦那様 お客様が≫

(利明) 誰だ?

どうも~ 家庭教師のトラコです!
ちょっと あなた 勝手に…。

すみません すぐ終わりますから。

(ドアを閉める音)
何の用ですか?

里美から離婚届は届いたし

もう うちとは
何の関係もないと思いますが。

頭取が興味を持たれる記事が
手に入ったんで

ご覧いただこうと思いまして。

何だ!? これは。

読んでいただければ
分かりますけど

ちゃんとした証拠に基づいて
書かれてます。

これを週刊誌に売り込んだら
どうなるかなと思いまして。

もちろん 頭取次第で

この記事を
止めることもできますけど。

なるほど。

どうされます?

別に 好きにしてもいいですよ。

この程度の記事

多少騒ぎになっても
何の問題もない。

ほとぼりが冷めれば
マスコミや世間も忘れるし

息子さんのいる金融庁と
深~い絆があるから

おたくの銀行は
盤石ってことですか?

フッ。

せっかく お越しいただいたのに
すいません。

じゃあ これはどうでしょう?

こんなのが SNSで拡散されたら
どうなるでしょうね?

「東国銀行の頭取の娘が万引」
みたいなコピーでも付けて。

どうせ捏造だろ こんなもの!

じゃあ こちらは?
ご自慢の息子さんですけど。

相手は未成年だし マズいでしょ。

金融庁のエリートが
こんなことしたら。

明らかに法律違反だし… あっ!

動画もあるから ご覧になります?

幾ら欲しい?

1000万か? 2000万か!

10億です。

何をばかな…。

そんな大金あるわけ…。
あるでしょう いくらでも。

老後の資金をコツコツためた
お年寄りに

値の上がらない金融商品を
詐欺まがいに売り付け

ローン返済に困った人に

過酷な取り立てで
金を搾り取って

せっせと ためた裏金が。

♬~

これは 明らかな恐喝だぞ。

どうなるか分かってる…?

警察を呼びたければ どうぞ。

でも 何で こんなお金が
個人口座にあるのか

説明できますか?

安心してください。

頭取の代わりに

困っている人のために
正しく使ってさしあげますから。

♬~

で?
(守:知恵:高志) えっ?

何が聞きたいの? あんたたち。

それなんだけどさ

母さんたちが 先生とは
もう関わるなって言い出して。

「何で?」って聞いても
全然教えてくれないの。

「先生は あんたたちが
思ってるような人じゃ ない」

…としか言わなくて。
でも

知恵たちは
そんなこと信じられないの!

ねぇ 先生
母さんたちに何言ったの?

結局 それも何か
狙いがあるんでしょ?

いつもみたいにさ。

(操作音)

何? それ。

たった今 あんたの父親から
ゆすって来た10億。

ウソ…。
これが私の本当の目的なの。

家庭教師なんか ただの手段
あんたたちを利用しただけ。

それ知ったから

ママたちは 二度と私に関わるな
って言っただけ。

分かったら とっとと家帰ったら?
ママたち 心配してるよ。

(知恵) 違うもん!
先生は知恵たちの先生だもん!

ねぇ 覚えてる?

知恵に 1万円で幸せになる方法
考えようって問題 出して。

幸せになるには
知恵だけじゃダメで

ママもパパも
幸せじゃなきゃダメだって

教えてくれたこと。

でもね 知恵 今はね

トラコ先生も
幸せじゃなきゃダメなの。

トラコ先生に
「やった~! うれしい!」って

笑っててほしいの。

知恵と一緒に お勉強したり
おやつ食べたり

それから お受験に受かった時も。

俺 先生に
カツアゲされた5000円は

どう使われればいいのか
考えてみろって言われてから

母さんに花束 贈った時

自分は 本当は 頭なんか
良くないんだって気付いてから

トラコ先生なら どうするだろう
って考えるようになったんだ。

だから今も トラコ先生なら
どうするだろうって考えてる。

どうしたら
先生が戻って来てくれるか

必死に考えてる。

間違ってても 絶対諦めない
また考える!

だって俺には 先生が必要だから!

俺 トラコ先生がいなかったら

今頃 イギリスで 前みたいに
言い訳ばっかりしてたと思う。

だけど 空港で先生に

「あっと驚くような 本当に
すごいこと 考えてみせろよ!」

…って言われて

今まで 全然頑張ってないことに
気付いた。

俺には 俺にしかない力や
可能性があるんじゃないかって

自信が持てるようになった。

だから
俺 絶対 東大受かってみせる。

お笑い芸人にもなってみせる!

でも その時
先生に そばにいてほしいんだ。

一緒に喜んでほしいんだよ!

先生に ちゃんと
「ありがとう」って伝えたいんだ!

なぁ 頼むよ 先生。

もう俺たちの前じゃさ

悪いヤツのふりするの やめて

本当の先生のままで
いてくれないかな?

♬~

もう終わった? 言いたいことは。

(守:知恵:高志) えっ?

なら もう迷惑だから

私のこと 理想の教師みたいな目で
見て来んの やめてくんないかな?

お前らに 私のことなんか

死んでも
分かるわけないんだから。

私には

知恵みたいに
泣いたり 困ったりしても

すぐに助けてくれて

「偉いね かわいいね」って
甘やかす親なんかいなかった。

高志みたいに成績が良かったら

ほいほい 私立に行かせてくれて

明るいだけが取りえの
うっとうしい親もいなかった。

守みたいに
ヘラヘラ ふざけてても

うちの子は
本気になればできるんだって

ばかみたいに信じる
能天気な親もいなかった。

だから お前ら見てると
ヘドが出るんだよ。

お花畑みたいな世界で
ぬくぬく育って

地獄も見たことないような
ヤツが

分かったようなこと
うだうだ言ってんじゃねえよ。

どいつもこいつも
一人じゃ何にもできないくせに!

私は最初から

お前らが
受験に受かろうが落ちようが

どうだっていいんだよ!

だから メリー・ポピンズとか
熱血教師とか

魔性の女でも演じてなきゃ
やってらんねえだろ。

もう時間の無駄だからさ

二度と
私の前に現れないでくれる?

ちょっと待ってよ 先生!

今のもウソだよね? 先生!

私は お前らの先生じゃ ない‼

二度と「先生」って呼ぶな!

ハァ… 知恵 どこ行ってたの?

知恵?

ママ…。

知恵 泣いてもいいかな?

えっ?

(はなをすする音)
(泣き声)

ママ~ トラコ先生が…。

トラコ先生が…。

(知恵) トラコ先生が…。

(智代)
ちょっと あんた 何時だと…。

ごめん 遅くなって。

(智代) ねぇ 高志 もしかして

先生に会って来たの?

(高志) 手伝うよ 俺。

高志 ねぇ…。

(智代) 高志…。

大丈夫?

うん 全然。
(はなをすする音)

♬~

(高志) 母さん 俺…。

一人でも…
頑張って 私立受かるから。

♬~

♬~ (泣き声)

ちょっと どうしたの?
(守) ハァ…。

(守) それがさ

激辛ラーメン 食べちゃってさ…。

(守) 店のオヤジが 一番辛いの
挑戦しろって言うから

やってやろうじゃんって
調子に乗ったら

もう涙出る 涙出る フフフフ…。

フフフフ…。

アハハハ…!
(守) えっ 何?

久しぶりに聞いたから
あんたの下手な言い訳。

何言ってんの そんなこと…。
(おなかが鳴る音)

(守) あっ…。

泣きてんだば
思いっ切り泣げばい。

♬~

♬~ (はなをすする音)

やっぱ…
やっぱ 母さん 最強だな。

母さん いてくれれば…

頑張れるからさ。

お~ お~。

うれしいこと言ってくれちゃって。

♬~

♬~ (振動音)

トラコ…。
♬~ (振動音)

♬~ (振動音)

ハァ…。
♬~ (振動音)

♬~ (操作音)

どうしたの? お母さん。

(福田幸子)
別に用はないんだけどね

忙しいなら切るわよ。

ううん 大丈夫。

福多 何かあった?

ううん 別に… 何で?

だって何か元気ないし。

フッフ そんなことないよ。

元気 元気。

ならいいけど。

ねぇ 母さん…。
何?

見合いしようかな… 俺。

えっ いいの?
何で?

だって あんた 誰か好きな人が
いるような気がしたから。

♬~

♬~ そんなことないよ。

♬~

♬~ (泣き声)

♬~

♬~ (泣き声)

(キャスター) 障がい者支援団体に

東国銀行の頭取を名乗る人物から
10億円の寄付がありました。

10億円の寄付をされた
というのは本当でしょうか?

全く身に覚えはありません。

でも 東国銀行の頭取を
名乗っての寄付だったそうで。

(地面に頭がぶつかる音)