<木曜劇場>ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇 #03【覆面歌手の素顔】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

<木曜劇場>ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇 #03【覆面歌手の素顔】[字][解][デ]

大人気覆面女子高生シンガーの素顔を暴く!?息子との関係に悩む元エース記者・椛谷に訪れた人生の転機とは…不都合な事実の向こう側の、かけがえのない真実。

詳細情報
番組内容
現役高校生という以外は何もかもがベールに包まれ、10代から絶大な支持を集めている“覆面女子高生シンガー”AOIの正体を検証するという動画が急上昇ランキングの1位になっていた。AOIのことはまったく知らなかったが、その話題性に目をつけた凛々子(黒木華)は、AOIの正体を暴くと宣言。

「検証動画・謎の覆面JKシンガーAOIの正体!?」というタイトルがつけられたその動画は、
番組内容2
あるポーズをしているシルエットのAOIと、ライブハウスのステージで、あるポーズをする女の子の画像を2分割で並べたものだった。顔はわからなかったものの、ともに特徴的なポーズをしていることから、AOIではないかと話題になったのだ。凛々子は、動画のUP主に取材を申し込んだが、UP主もネットで画像を拾っただけで確かなことはわからないという…。

凛々子は、椛谷(野間口徹)と共にAOIの所属レコード会社を
番組内容3
直撃取材したものの、何ら情報を得ることはできず…。それにもめげず、動画に映っていたライブハウスへと向かう凛々子たち。そこでスタッフを待つ間、AOIのSNSアカウントを見ていた椛谷は、フォロワーの中に見覚えのあるアイコンを発見。それは、椛谷の息子・涼太(大西利空)のものだった。

凛々子たちは、ライブハウスのスタッフから、検証動画に映っていたのは青野郁(上國料萌衣)という女性だという情報を得るが…。
出演者
黒木華 
溝端淳平 
野村周平 
野間口徹 
石井杏奈 
寛 一 郎
 ・ 
一ノ瀬颯 
高橋侃 
宇垣美里 
大鶴義丹
 ・ 
りょう 
安藤政信 


ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/gossip/ 
【公式Twitter】
https://twitter.com/gossip_cx  
【公式Instagram】
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スタッフ
【脚本】
関えり香 
橋本夏 
青塚美穂 

【音楽】
得田真裕 

【主題歌】
キタニタツヤ「冷たい渦」「プラネテス」
(ソニー・ミュージックレーベルズ) 

【編成企画】
渡辺恒也 
髙木由佳 

【プロデュース】
芳川茜 

【演出】
木村真人 

【制作】
フジテレビ 

【制作・著作】
共同テレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. AOI
  2. 椛谷
  3. MIZAC
  4. 根津
  5. 真琴
  6. カバ
  7. 青野
  8. 下馬
  9. 事実
  10. 記事
  11. 男性
  12. 歌詞
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  18. JK
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  20. ファン

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(ノック)
(椛谷)涼太。

開けるぞ。

♬~

♬~

(涼太)見んなよ 勝手に。

(椛谷)おお… 悪い。

飯 できてるから。

(ドアの閉まる音)

♬(音楽)

♬~

(椛谷)それ ご飯のとき
やめろって 言ったよな。

♬(音楽)

おい。 涼太。

♬(音楽)

(根津の あくび)

(下馬)あ~ 眠っ。

昨日は 誰の家だったんですか?

(下馬)昨日はね この前
合コンで知り合った 女の子。

えっ 気になんの?
(真琴)あっ 全然 興味ないです。

自分から聞いてきたんじゃん。

あ~ 無理だ! 寝る。

痛っ!
(根津)毎日

取っ換え引っ換えしやがって
生意気なんだよ お前は。

(下馬)やめてくださいよ。
ひがんでんすか?

違えよ。
ただただ ムカつくんだよ。

あ~ うるさ…。

あれ? カバさんは?

(根津)あっ 来てねえな。

えっ!?
(根津)うるせえぞ 一本。

何? どうしたの?

AOIが顔バレだそうです。

えっ? AOIって あのAOI?

(真琴)急上昇1位になってます。

うわ。 再生回数 えぐっ。

(真琴)
「ラストの決めポーズに注目」

(真琴)「この特徴的なポーズが

AOIと一致」

それだけ?
(真琴)照明 暗っ。

顔 全然 分かんないですね。
(下馬)いやいや

これだけでも分かる。
絶対 カワイイやつ!

(凛々子)誰? AOIって。

びっくりした。

音もなく移動すんな。 忍者か。

これがAOI?

(真琴)覆面女子高生シンガーの
AOI。

現役高校生という以外は

何もかもが
ベールに包まれている。

作詞 作曲も 自ら行う。

特に 歌詞は 10代から
絶大な支持を集めています。

急上昇1位…。

どうした?

ざわざわする。
はい?

AOIの素顔を暴けば
PVを稼げる。

それって どうなんすか?

素顔を暴くって
何か やぼじゃないですか?

今どき 素顔を明かさない
アーティストは いっぱい いるし

そこまで
顔に興味ないと思いますけど。

興味ないなら この動画が
急上昇1位にはならない。

みんな
ホントは 覆面の下を見たい。

だから
暴けば 絶対にPVは上がる。

その自信は どっから来るわけ?

(下馬)だとしても
簡単にはいきませんよね。

この検証動画を上げた人に
話を聞く。

どうして 2人が同一人物だと?

(男性)俺も ネットで
画像 拾っただけなんで

確かなことは分かんないです。

写ってるライブハウスに
見覚えは?

(男性)それなら コメントで
教えてくれた人が いましたよ。

渋谷のギルティって
ライブハウスだって。

今から AOIの取材に行く。
根津君。

俺? めんどくせえな。

まあ 別に いいけど。

えっ? 今日 秋葉原で

イベントの取材 あるって
言ってませんでした?

あっ… そうだった。

じゃあ いい。 下馬君。
(下馬)あっ。

僕 今 用事 できちゃったんで
すいません。 よいしょ。

えっ? 私は…。
あなたは いい。 戦力外。

じゃあ 何で こっち見たの?

(椛谷)う~っす。

(真琴)おはようございま~す。
(椛谷)ういっす。

(椛谷)んっ?

(椛谷)おっ? んっ…。

(椛谷)何で 俺が…。

どうせ 行っても無駄だと
思うけどね。

覆面で売ってるのに

「素顔を教えてください」
「はい どうぞ」って

レコード会社が
言うわけないでしょ。

それは
聞いてみないと分かりません。

ほら。 言ったとおり。

次 行きましょう。
待って 待って。

そんなに暴きたい? 覆面JK。

当然です。 必ず 素顔を暴きます。

♬~

ファンのほとんどが 中高生。

素顔を暴けば PVは上がる。

(椛谷)
俺は 暴く必要ないと思うけどね。

考えてみなよ。
タイガーマスクだって…。

んっ?

あっ…。

(涼太)《見んなよ 勝手に》

どうかしましたか?

あっ… いや 別に。

♬~

♬~

(矢部)お疲れ。

ランチ 行かない?
(真琴)ごめん。 今 無理。

ケルベロスから
雑用 振られちゃってさ。

(矢部)ケルベロスは? いないの?

(真琴)出掛けてる。 何か

覆面JKアーティストの素顔を
暴くとか 言いだしてさ。

へ~。 面白そうじゃん。

矢部君も 『カンフル』 来る?

フッ。 ノーサンキュー。

出世は スタートダッシュが
大事だからさ

俺は 今の部署で頑張るよ。

また今度 ランチしような。

あ~あ。

あ~…。 確かに

ここでライブしてた子ですよ。
間違いありません。

名前は分かりますか?
アオノ イクですね。

アオノ イク?
えっと 漢字で書くと…。

(スタッフ)これですね。

AOIというのは 名字と名前の
イニシャルから付けた?

ああ… そういう由来で「AOI」

このライブは いつごろですか?

(スタッフ)
1年くらい前じゃなかったかな。

当時から 人気はありましたか?

(スタッフ)それは もう。

このフロアに入りきらないほどの
お客さんが 来てました。

当時から 歌手としての
オーラっていうんですか

才能を 感じましたね。

(椛谷)お疲れ~。

(真琴)お疲れさまで~す。
(椛谷)疲れた。

当時の 青野 郁の ライブに
参加した人に 話が聞きたい。

(根津)それなら もう 何人か
DMで取材依頼しといた。

ありがとう 根津君。
おう。

「ありがとう 根津君」?

何だよ。

(椛谷)じゃあ。

(真琴)お疲れさまでした。
(椛谷)はい お疲れ。

(真琴)カバさんって いつも
きっかり5時半に帰りますよね。

(根津)うん。

≪(ドアの開閉音)

(椛谷)あっ おかえり。

(根津)ハァ~。

まだ残ってんのか。 早く帰れよ。

そっちこそ。
ここは あなたの家じゃない。

いいだろ 別に。

今日 どうだった? カバさんとは。

違った。
何が?

私が知ってる
椛谷さんではなかった。

いやいや
瀬古は ここに来たばっかじゃん。

カバさんのこと
何も知らないだろ。

『週刊カンフル』の元エース記者。

仕事一筋。
8年前に 妻に逃げられる。

現在 中学2年の一人息子と
2人暮らし。

17時半に帰るのは

息子の帰宅時間に合わせて
夕飯を作るため。

どこで調べてんだよ。

怖~な そのリサーチ力。

まあ 当時のカバさんは

ほとんど
家に帰ってなかったからな。

あれじゃ 離婚ってなっても
仕方ないかもな。

では
現在 家に帰ってない 根津君は

同じ過ちを犯しているのでは?

俺は いいの。

光熱費は浮くし
通う時間も めんどくせえし。

それに 今… 独りだし。

最近 彼女もいねえし。

なるほど。

「なるほど」じゃねえよ。
何 納得してんだよ。

なあ。

あのさ…。

何?

瀬古… 飯 食った?

初めてじゃない? りりちゃんが
誰か 連れてくるのなんて。

へえ。 そうなの?

腹が減ったと騒ぐので。
騒いでねえよ。

ここ 薬膳カフェだっけ。
メニューは?

いただきます。
えっ?

いつ 注文した?

え~ どうすっかな。

気分はカツ。 カツ…。

(根津)えっ?

何で 分かったの?

♬~

♬~

椛谷さん
仕事への意欲が見られない。

ずっと 署名記事 書いてねえし

気持ちが
なえちゃったんじゃない?

なえた? なぜ?

いや 分かんねえけど…。

カバさんの立場だったら
俺も そうなるかもしんねえな。

「そうなる」とは?

ずっと エース記者だっただろ
カバさんは。

なのに 今は こんな日陰の部署で
小さな記事しか書いてない。

それも
広告案件とか レシピ記事とか

そういうのばっかだし。

社内じゃ 「都落ちした」って
言ってるやつも いる。

取材し 記事を書く。

どこにいても やることは同じ。

だから
そういうことじゃねえんだって。

「そういうこと」とは?

(根津)ハァ…。 例えば

ずっと 最前線で戦ってきたのに

ある日 突然 後方部隊に下がって
戦場から離れたらさ

こう ぴんと張り詰めてた糸が
ぶっつりと切れるわけじゃん。

それで?
(根津)そんな状態で

もう一度 戦場に戻りたいと
思えるか? 無理だろ。

そういうふうに 気持ちの糸が
切れちゃったんだよ。

切れた糸は
また 結べばいいだけでは?

(根津)うん。 いや まあ
理屈は そうなんだろうけど…。

やっぱり 分からない。

カバさんのこと
そんな 気になる?

「そんな」とは?

いや 別に 変な意味じゃなくて。

仲いいのね
りりちゃんと根津さんって。

いやいや 全然。

ただの同期。
それ以上でも それ以下でもない。

(バイブレーターの音)

おい。 返事 来たぞ
青野 郁の 元ファンから。

(男性)
すごいカワイイ子でしたよ。

まあ 歌は 正直
う~ん… って感じでしたけど。

歌は うまくなかった?

と思いますね。

まっ ビジュアルから
ファンになった子が

ほとんどじゃないかな。

その当時 青野 郁の ファンは
どれくらい いました?

(男性)
当時のライブ映像 見返したけど

そこまで いないですね。

映像を持ってるんですか?

ホントは駄目なんですけど
こっそり スマホで。

おかしい。

同じ人物。
なのに 印象が 全然 違う。

まあ 才能 あるかないかなんて
素人には分かんなくね?

(根津)お疲れ。
おやすみなさい。

♬~

♬~

本日は 様々な分野で活躍する
女子高生 JKを 特集します。

(竹富)いいね~ 女子高生。
あっ これ あれでしょ?

あの 今 中高生に
大人気なんでしょ? 田村。

(田村)AOIですよね。 その子
うちの子も大ファンなんですよ。

(竹富)やっぱり
JKって 最強のブランドだよね。

売れる三拍子が揃ってるもんね。

カワイイ 若い カワイイ。
(田村)かぶっとるがな。

(下馬)「JKは最高のブランド」か。

はいはい。 JK JK。

(根津)お疲れ。

(下馬・真琴)お疲れで~す。

あれ? 瀬古とカバさんは?

あれです。

(秘書)お待たせして
申し訳ございません。

もうしばらく お待ちください。

(ドアの開閉音)

俺たちが こんな対応
受けるのって おかしくない?

そうですか?

どっかの媒体が
このネタ 追っ掛けてるって話

聞いた?
聞いてません。

俺たち以外に 記者 見た?
見てません。

それって おかしいよね。

≪(ノック)

すいません。 お待たせしました。

プロデューサーの井出です。

AOIの正体は

この 青野 郁さんで
間違いないですか?

バレてしまいましたか。

さすが 『カンフル』さんですな。

認めるんですね。

(井出)フッ。
ここまで突き止められては

もう
観念するしかないでしょう。

そうです。
彼女が… 青野 郁が AOIです。

(下馬)カバさん どうしたんすか?

一本 この記事 書きなよ。

えっ? 私が?

(椛谷)うん。 任せた。
あと よろしく。

(真琴)えっ!?
私だって暇じゃないんですけど。

ハァ。

チッ。

カバさん。 カバさん!

『週刊東西』が…。

♬~

やっぱりな。
何か おかしいと思った。

おかしいって?
(椛谷)顔バレのニュースから

レコード会社の
プロモーションだったんだよ。

AOIを
印象的に売り出すための。

えっ? あの検証動画も?

話題づくりの一環。

頃合いを見計らって ネタを投下。

AOIへの注目度を上げ

期待値が高まったところで
素顔を明かす。

同感です。

私も 途中から
違和感を感じていました。

《同じ人物。
なのに 印象が 全然 違う》

《俺たち以外に 記者 見た?》

(井出)《バレてしまいましたか》

《さすが 『カンフル』さんですな》

(椛谷)レコード会社に行ったときには
もう 記事は上がる直前。

俺たちに AOIの正体が
青野 郁だと 明かしても

どのみち
『週刊東西』の記事が 先に出る。

だから
あんなに あっさり 認めたんだ。

全ては 単なる宣伝。
俺たちは踊らされてただけ。

そうでしょうか。

(椛谷)この情報は

『週刊東西』が 独占で書くことが
決まってたんだよ。

うちみたいな弱小メディアは
はなっから 蚊帳の外。

だったら
真面目にやるだけ損だろ。

時間の無駄。

あ~…。 俺 もう 帰るわ。

じゃ お疲れ。

(下馬)お疲れさまでした…。
(真琴)お疲れさまです…。

(ドアの開閉音)

(AOI)皆さん こんばんは。

AOIです。

今日は
このライブを ご覧いただき

ありがとうございます。

(根津)フッ。 確かに
期待を あおっただけあるな。

(AOI)♬「手を伸ばし」

♬(音楽)

♬「窓の無い部屋
寝返りも打てずに」

(根津)んっ?

口パク 疑われてんじゃん。

(根津)まっ 口パクなんて
よく あるけどな。

ライブハウスのスタッフは

「青野 郁には 才能があった」と
言った。

でも 彼女のライブに
参加した人たちは

「彼女の歌は 印象に残らない」と
言った。

やっぱ そこが気になる?

♬「筋書きを逸脱した台詞に…」

ざわざわする。

♬~頭痛にバファリン (高畑)頭痛い…

《バファリン ちゃんと効いてくれるよね》

♬~ 《でも 眠くなると困るな…》

それでは…!

≪眠くなると困るな…≫

あっ…!

《その時…》
(姪)おねーちゃん?

≪眠くなると困るな…≫

<バファリンAは

眠くなる成分が 無配合なんです>

あ! そうだった!

いたみは止める

わたしを止めない
♬~《ぴんぽん》

♬~

(松坂)
<大きな間口によって切り取られた外界>

<内に広がる空間は 曖昧な境界線によって

つながりながら広がっている>

<日本の伝統的な空間の捉え方だ>

<その中に人は身を置き
移ろいゆく豊かな時間に身を浸す>

<日本の美意識を宿す邸宅 「MARE」>

<家は 生きる場所へ>

昔と今で 別人のよう。

そんなこと ある?

(黄実子)あるんじゃない?

久しぶりに会ったら
どうしちゃったの? って人

結構 いるから。

なぜ 変わるの?

変わりたいと
思ったからじゃないですか?

(笹目)まあ それか
変わらざるを得なかったか。

自発的な変化 もしくは
強制的な変化ということですか?

(笹目)うん。 そうです。

何か きっかけが
あったんじゃないですかね。

きっかけ?

(笹目)例えば…

取り返しのつかない過ちとか。

そうかもしれません。

凛々子さんにも あるんですか?

えっ?

そういう
取り返しのつかない過ち。

(笹目)まあ そんなの
みんな ありますよね。

人間ですから。

(笹目)でも こうも思うんです。

人は 本質的には変わらない。

どんなに変わったように見えても
人は変わらない。

♬「ハートが
どこか灼けるように痛いよ」

♬「ウィンドウあけて 街中に」

♬「Bang! Bang! Bang! Bang!」

♬「もっと激しい夜に抱かれたい」

♬「No No それじゃ届かない」

♬「素敵な嘘に溺れ…」

♬(音楽)

え~…?

お話が あります。

えっと~… あのさ

今じゃなきゃ駄目?

なるべく早い方が
いいと思ったので。

人のカラオケ 邪魔すんなって
習わなかった?

はい。
ああ そう。

ていうか
何で ここが分かったんだよ?

ストレスがたまると よく
ここに歌いに来ると 聞いたので。

「都内でも有数の
芸能人御用達の進学校」

「そこの生徒が
万引き事件を起こした」

「犯人とされたのは C君」

「だが 本誌の取材により

真犯人が
C君のカバンに 商品を入れて

犯人と仕立て上げた 冤罪事件だと
判明した」

「真犯人である男子生徒の母は
有名女優K」

「彼女は
息子の犯行を もみ消すために

関係者に 口止め料を渡した」

「犯人扱いされたC君は
ずっと 不当な扱いを受け

つらい思いをしていた」

これ 関係者たちは 当初
取材を拒否していたそうですね。

でも 事実を暴いた人がいた。

この記事が
印象に残っていたので

名前を見て すぐ分かりました。

あの記事の人だと。

《捉える人によって
時に 都合のいい真実を

つくり出してしまうことが
あります》

《誰にとっても揺るがない事実を
伝えるのが 出版社の仕事》

《だから 僕は知りたいんです》

椛谷さんの その言葉を 聞いて

私は クスノキ出版に入りたいと
思いました。

私も知りたいんです。

何を?

事実を。

ホントは 椛谷さんも
気付いているんではないですか?

AOIと 青野 郁は 別人だと。

彼女は
別人のように変わったのではない。

最初から別人だった。

あした 東日本音響研究所 朝9時。

では。

(ドアの開閉音)

1分20秒 遅刻です。

(椛谷)やっぱ 帰ろうかな。

行きましょう。

フゥ…。

別人の声!?

別人って どういうこと?
(下馬)さあ。

発声 語尾の癖 アクセント
これらは 一人一人 違う。

すでに 公式が出している
AOIの歌声

そして 青野 郁の ファンが
ひそかに撮影していた 動画から

彼女の声を抽出した。

AOIと 青野 郁の 声紋を
照合した結果

別人の声だということが分かった。

じゃあ
歌ってるのは 誰の声なんだ?

それを見つけ出す。

おそらく 作詞 作曲も
別人がやってる可能性が 高い。

作詞 作曲も…。

何か?
あっ…。 いや 実はさ

ずっと 気になってることが
あって…。

(AOI)♬「筋書きを逸脱した
台詞に 争いながら」

(椛谷)流れてたら

思わず 歌詞を
聴き入っちゃうっていうか…。

そうか。 歌詞だ。

ずっと 歌詞が気になってたんだ。

歌詞?

♬~

♬~

♬「カラフルなモノトーン」

♬(音楽)

見つけた。

(チャイム)

(男性)はい。

あなたがAOIさんですね?

(男性)
はっ? 何 言ってんだ あんた。

答えてください。
あなたがAOIさんですね?

(男性)誰だ? それ。
知らん! そんなやつ。 帰れ!

ちょっと! ちょっと ちょっと
何なんだよ? あんたたち!

ちょっと…。 あんた 何なんだよ?
あんた ちょっと。

ちょっ ちょっと…。

ちょっと 何なんだ! あんた。

なっ 何だよ…。

椛谷さん 間違いありません。
(椛谷)よっしゃ。

(男性)ちょっと…。

お話 聞かせてください。

これは 20年前の あなた。

MIZACという名で
デビューし 歌手をしていた。

ヒットしたのは
この 『Winter High』 1曲だけ。

一発屋。 そう言いたいんだろ?

「一発屋。 一度だけ

または ある一時期だけ 活躍した
歌手やタレント」

(MIZAC)そんなん 知ってるよ!

世間から
何百回も言われたからな。

その世間の認識は 誤りです。

MIZACさんは
一発屋の定義から外れています。

なぜなら…。

(AOI)♬「忘れたい…」

覆面女子高生シンガー
AOIとして

再び ヒット曲を出した。

MIZAC時代の あなたの歌声と
AOIの歌声を 照合しました。

声を 男性から女性に
変換 加工しているものの

同一人物であるという結果が
出ました。

(椛谷)青野 郁は シルエットだけ。
実際は歌ってない。

作詞 作曲 歌 全て

MIZACさん あなたが やってる。

あなたは 歌詞の中に
ヒントを残していました。

AOIの歌詞の中に

「カラフルなモノトーン」という
言い回しが ある。

そして
MIZAC時代の あなたの曲にも

この 「カラフルなモノトーン」
という言葉が 出てくる。

この言葉を入れたのは

画家が 絵の中に残す
署名みたいなもの。

自分の曲であるという主張を
歌詞の中に残した。

違いますか?

(MIZAC)フッ…。

ざまあ見ろ。

どういう意味でしょう?

そのまんまの意味だよ。

(MIZAC)曲を作るたびに

俺は
プロデューサーの元に通った。

全然 売れなくなってからも
ずっと。

《もう
君みたいな おじさんの 作る曲

誰も聴きたがってないんだよね》
《いや 今回は…》

(井出)
《君が 一生懸命 作ってる これ

ただの ごみだから》

俺の曲は ただの ごみ。

ごみ…。

(MIZAC)あの瞬間
俺の中で 何かが切れた。

ぷっつりと。

張り詰めていた糸?

(MIZAC)フッ…。 そうかもな。

ああ…
もう 何したって駄目なんだって。

切れた糸は
また 結べばいいのでは?

あんた ランニングするか?

しません。
俺はよ

体力づくりのために
やってんだよ。

歌うのって
結構 体力 いるからよ。

ランニング中
信号で足止めされることがある。

そのとき 立ち止まったら 駄目だ。

もう一度 走りだそうと
思っても

脚が
鉛のように重たくなっちまう。

(椛谷)俺は分かる。

(椛谷)一度 走ることを止めると

なかなか 動きだせない。

なら 諦めて 別の道に行けばいい。

でも… それも できない。

聴いてみたんだよ
若いやつらの曲を。

(クリック音)

(MIZAC)どいつも こいつも

若いだ カワイイだ
うわべしか見てない。

(MIZAC)だったら うわべを
若く 奇麗にしてやればいい。

(MIZAC)♬「ラララ…」

(AOI)♬「ラララ…」

(MIZAC)俺はAOIになった。

♬~

♬~

(MIZAC)《ヘヘヘ…》

《ハハハ…》

(バイブレーターの音)
(MIZAC)その後

俺を切った レコード会社の
プロデューサーから

連絡が あった。

「あなたは才能がある。
ぜひ 会いたい」ってな。

《ヘッ》

(MIZAC)レコード会社に現れた
俺を見て びっくりしてたよ。

あのときの あいつの顔…。

ハハハ…。

今 思い出しても 笑える。

フッ。

そして あなたは
世間に 正体を隠したまま

覆面女子高生シンガー
AOIとして 世に出た。

AOIのビジュアルに
抜てきされたのが 青野 郁。

ライブハウスの関係者たちと
口裏を合わせて だまし

注目が集まった段階で
AOIの正体を明かす。

それから 青野 郁 本人を
歌手として売り出すつもりだった。

あなたは
このレコード会社の案に乗った。

AOIがバズったのを見て
くだらないと思ったね。

こんな おっさんに

JKの皮を かぶせただけで
バズる。

どいつも こいつも

AOIに踊らされてるやつらは
全員 バカだ。

MIZACさん
このことを記事にします。

構わねえよ 別に。 好きにしろ。

♬~

なあ。
やっぱ 書くの やめないか?

なぜです?

息子が AOIのファンなんだ。

息子さんの夢を
壊したくないですか?

(椛谷)それは まあ…。

(椛谷)
息子が このことを知ったら

あんなやつがAOIだって
知ったら

幻滅するかもしれない。

椛谷さん。

あの 高校生の冤罪事件の記事

最後の一文を 覚えていますか?

「誰かにとっては
不都合な事実でも

別の誰かにとっては
かけがえのない真実」

あの男子高校生は
救われたと思います。

隠されたままだった事実を
椛谷さんが書いてくれたから。

この事実が 誰かを救うと
思うか?

事実を どう受け止めるかは
相手しだい。

ただ 事実を どう伝えるかは
私たちしだいです。

分かった。 俺が書く。

♬~

珍しい… あんなカバさん。

(竹富)えっ!?
女子高生じゃなかったの?

こんな おじさん!?
いや~ ショックだわ。

これ 詐欺でしょ!

(アナウンサー)こちらの
MIZACさんなんですけれども

20年前に 『Winter High』という
曲が ミリオンヒット…。

カバさん すごい。
10万PVですよ!

(下馬)
今までで一番じゃないですか?

反響も すごい来てる。

♬~

♬~

(仁和)レコード会社から
苦情が来たよ。

せっかくのプロモーション戦略が
台無しになった。

どうしてくれるんだと。

PVを上げることが
私の使命なので。

(仁和)先方の方は
うまく とりなしておいたから

安心して。

ありがとうございます。

10万PVだっけ? さすがだな。

瀬古が編集長になって
ホントに よかった。

瀬古は いつでも
俺の期待に応えてくれる。

これからも頼むぞ。

はい。

≪(ドアの開く音)

こんにちは。

いらっしゃい。

すっかり
ご無沙汰してしまって。

変わってないですね。

あのころと一緒だ。

どうぞ。
(椛谷)ありがとうございます。

ああ… 懐かしい。

(椛谷)「おじさんが
女子高生のふりをしていた」

「これは 衝撃的な事実である」

「『失望した』 『騙された』と 思う
ファンも いるだろう」

「だが その一方で

忘れてはならない事実が
もう一つ ある」

♬~

(椛谷)「経緯が どうであろうと

AOIの曲が ここまで多くの人に
聴かれたという 事実」

(椛谷)「心を動かす何かが
この曲には 確かに あった」

(椛谷)「だから AOIの曲に
心 動かされた 自分を

否定する必要はない」

「いいものは いい」

「椛谷 静司」

≪(ドアの開く音)

(黄実子)いらっしゃい。

えっ 何で?

(椛谷)えっ? 常連?

いただきます。

見ましたか?
何を?

椛谷さんの記事 たくさん
いいねが付いていました。

♬~

♬~

笑った。

笑ってない。

いいえ。 確かに笑ってました。

笑ってません。
笑っていました。

しつこいな。

だって… 事実ですから。

あ~…。
俺 もう 時間だから 帰るわ。

じゃ お疲れ。

編集長。

♬~

♬~

そこに いるんですよね。

笹目さん。

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