[新]WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察2 #01[字][解]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[新]WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察2 #01[字][解]

完全記憶能力を持つ准教授と嘘が分かる大学生の凸凹バディによる民俗学ミステリー第二弾。バス事故で唯一生存した「奇跡の少女」とは?

番組内容
怪異に目がない完全記憶能力を持った民俗学の准教授・高槻彰良(伊野尾慧)と、幼少期の不思議な体験によって嘘が歪んで聞こえるようになってしまった大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)の運命的な出会いから1年。高槻研究室にとある相談が舞い込んでくる。

奥多摩で起きたバス事故の生存者が「奇跡の少女」として多くの人に崇められているというのだ。相談を持ち込んだフリーカメラマンの寺内一(小池徹平)はその真偽を確かめて
番組内容2
ほしいという。普段なら怪異にテンションが上がるはずの高槻の様子がおかしいことに気付く尚哉だったが、研究室の院生・生方瑠衣子(岡田結実)と、高槻の幼馴染の刑事・佐々倉健司(吉沢悠)とともに真相を確かめにいくことに。

“奇跡の少女”刈谷愛菜(粟野咲莉)とその母・真紀子(矢田亜希子)が住んでいるのは奥多摩湖を見下ろせる広い古民家だった。そこも支援者から譲られたという。事故以来、声が出せなくなったという
番組内容3
愛菜に代わり、真紀子から話を聞く高槻たちだったが、特に怪しい事実は浮かび上がらなかった。ただひとつ、真紀子がついた嘘以外は―――
錯綜するそれぞれの思い。果たして「奇跡の少女」は本物の怪異なのか?そんな中、相談者の寺内にも秘密があることが分かり――
人間の光と闇を描く重厚なノンストップ民俗学ミステリー!!この出会いが、高槻自身の忌まわしい過去の記憶を呼び覚ますことになる――!?
出演者
伊野尾慧(Hey! Say! JUMP) 
神宮寺勇太(King & Prince) 
岡田結実 
須賀健太 
高橋ひとみ 
吉沢悠 
小池徹平
スタッフ
【原作】
澤村御影「准教授・高槻彰良の推察シリーズ」(角川文庫刊)

【脚本】
藤井清美

【音楽】
信澤宣明

【主題歌】
Hey! Say! JUMP「Break The Wall」(ジェイ・ストーム)

【監督】
池澤辰也

【制作協力】
テレパック

【製作】
WOWOW/東海テレビ
ご案内
【公式サイト】
https://www.junkyoju-takatsuki.com/

【公式ツイッター】
https://twitter.com/tokaitv_dodra

【公式Instagram】
https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/

【公式TikTok】
https://www.tiktok.com/@dodra_tokaitv

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  14. 自分
  15. ウソ
  16. 一人
  17. 気持
  18. 子供
  19. お母さん
  20. 一緒

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(高槻)残念だけど

そう簡単に 本物の怪異とは
出合えないみたいだ。

《青和大学で
民俗学を教える 僕が

深町尚哉君と 出会ったのは
一年前》

《人が ウソをつくと
声が ゆがんで聞こえるという

彼の秘密も聞いた》

(ナギサ)「その服 似合ってるよ」。

(マイ)「てか 昨日の飲み会
楽しかったね」。

《彼が 子供の頃
本物の怪異を 体験したことも》

《僕は 深町君を 助手にして

たくさんの怪異と
向き合ってきた》

《僕が 怪異に こだわるのは

12歳の頃に体験した 神隠しが

怪異なのか
それとも 犯罪なのか

真実を知りたいと
思っているからだ》

♬~

(高槻)現代民俗学Ⅰへ
ようこそ。

去年 民俗学Ⅱを
受講した人の顔が

あちこちに見えて うれしいです。

民俗学に
興味を持ってもらえたかな?

僕の術中に はまったね。

(学生たちの笑い声)

♬~

(高槻)今日 扱うのは これ。

谷村さん 何か分かるよね?

(愛美)その絵じゃ ちょっと…。

(笑い声)

(高槻)分からないか。

牛の首だよ。

(難波)えっ?

難波君 牛の首って聞くと どう?

(難波)どうって…。

あっ 牛の舌なら 好きですよ。
タン塩。

(笑い声)

(高槻)牛の首というのはね

この世で 一番 恐ろしい
怪談だと言う人もいるんだ。

難波君 君だけに話すから
ちょっと来て。

(難波)えっ?

怖い?

(難波)「怖くないです」。

(高槻)それでは こちらに。

♬~

(物音)
(悲鳴)

難波君の 名演技の おかげで
うまくいったよ。

どうも ありがとう。
みんな 難波君に拍手。

(拍手)

(愛美)どういうことですか?

牛の首という怪談はね

タイトルだけで 中身はないんだ。

とても恐ろしい怪談だという
評判を楽しむのが

この怪談なんだね。

話の内容が 分からないからこそ
恐怖が増すんだよ。

♬~

(高槻)もし 僕が
種明かしをしなければ

君たちは 今夜
ただの通行人に 恐怖を感じたり

目の前に飛び出してきた 黒猫を
不吉だと思って

そこに 怪異を見たかもしれない。

♬~

(高槻)怪異の多くは
人の恐怖や 欲望が生みだす。

つまり 怪異は
人の心を映すとも言えるね。

僕は 偽物の怪異には 興味がない。

本物の怪異を 探しているんだ。

♬~

(高槻)深町君。

また アルバイト 頼みたいんだけど。

♬~

まずは 飲み物 いかがですか?

選択肢は ココアか コーヒーか
紅茶か ほうじ茶。

紅茶か ほうじ茶は ティーバッグ使用。

ちなみに ココアは
初めて ココアパウダーを作った国

オランダ産ですよ。

(一)高槻先生は 何を?

僕は もちろん ココアです。

(尚哉)合わせなくていいですよ。

先生が飲むのは

マシュマロ入りの 甘~いやつですから。

(一)ぜひ それで。

分かりました。

♬~

いただきます。

♬~

おいしい。

♬~

隣のハナシに頂いた メッセージによると

奇跡の少女の お話だそうですね。

昨年 起きた この事故を
ご存じですか?

♬~

(尚哉)
「奥多摩湖 遠足のバス転落」。

「運転手が心臓発作」。

「小学生ら 21人死亡」。

(高槻)ニュースで見ました。
とても悲惨な事故でしたね。

(一)記事のとおり
運転手が 心臓発作を起こし

バスが 崖から転落して。

遠足中の 子供たちと先生が
亡くなりました。

この時 女の子が 1人だけ

バスの窓から 放り出されて
奇跡的に 助かったんです。

(一)刈谷愛菜ちゃんという
10歳の少女です。

愛菜ちゃんは

奥多摩の奇跡の少女と呼ばれて

この子に会うと
不幸が避けられるとか

悩みが消えると
言いだす人が出ました。

(一)私の母は
そういう話を信じやすいたちで。

まな様に助けて頂くと言って

通うようになったんです。

これは 母が まな様から頂いたと
ありがたがって

神棚に飾っている絵です。

母は まな様が
バスの窓から 放り出された

奇跡の瞬間だと言っています。

毎週のように

高価な お菓子や
おもちゃを持って

今は まな様が引っ越した
奥多摩まで 通っているんです。

先生

奇跡の子なんて
実在すると思いますか?

(一)母が だまされていないか

調べて頂けませんか。

分かりました。

お引き受けします。

(一)ありがとうございます。

♬~

(瑠衣子)こんにちは。

すみません あの ここに

奥多摩の奇跡の少女が
住んでいたと 聞いたんですけど。

(明美)あぁ まな様ね。
(誠二)会いたいという人が

もう この辺に
集まるようになっちゃって。

近所に迷惑だからって
引っ越していきましたよ。

どんな子でした?

(明美)まな様は かわいくって

静かな子だったよな。

(理恵)お母さんが
一人で育ててて

ちゃんとしてる感じ?

(誠二)礼儀正しい子だったよ。
ねぇ?

やっぱり 他の子と違うんだよな。

♬~

(瑠衣子)引っ越し前の
ご近所さんによると

まな様は とても いい子で
あまり 子供っぽくない

特別な子だったそうです。

特別な子。

(尚哉)奥多摩なんですよね?
その子の引っ越し先。

(瑠衣子)信者みたいな人が
家を提供してくれたんだって。

(尚哉)はぁ…。

先生

この相談
楽しいと思って 受けてます?

えっ?

寺内さんの話を聞いた時も

一度も 「すばらしい」って
言わなかったし

俺 断るのかと思いました。

大丈夫 ちゃんと 調べるよ。

(バイブ音)

(健司)あぁ。

ヤマが 1つ 片づいたから
夕方には合流する。 悪いな。

分かりました。

宿は 先生が手配してくれたので
後ほど メールします。

ちょっと 注意しててくれるか?
彰良のこと。

どういうことですか?

今回の件

関わるのは 気に入らなくてな。

(瑠衣子)わんこ君
もう バス来た!

ねぇ 乗り遅れるよ 早く!
あとで話す。

♬~

(瑠衣子)もう わんこ君!
はい。

(瑠衣子)早く。
(せきばらい)

わんこ君。
あぁ… すみません。

先生 待たせないでよ。
はい。

さあ 行こう。
はい。

♬~

(鎌田)この辺ですね。

♬~

(鎌田)野鳥の観察が 趣味でして

あの日も ここにいました。

♬~

≪(クラクション)

(鎌田)何か 変だぞって
すぐに 気が付いたんです。

そうしたら…。

♬~

(衝突音)
(鎌田)バスは あの辺で

ガードレールに ぶつかって
ひっくり返ってしまって。

そのまま 崖の下に
落ちていったんですよ。

(鎌田)慌てて 通報しにいったら

あぁ そうだ まだ 生存者が
いるかもしれないと思って

バスの所に 見にいきました。

♬~

(鎌田)まな様が

立ち上がって…。

♬~

(鎌田)振り向いたんです。

♬~

(鎌田)一目 見て 分かりましたよ。

この子は 特別な子なんだなって。

♬~

(尚哉)うわ~
だいぶ かかりそうですね。

(瑠衣子)私の出番ですね。

よろしく 頼むよ。

(瑠衣子)こんにちは。

(小柳)どうも。

(瑠衣子)あの… まな様に会うの
初めてなんですけど

何か 持ってきた方が
よかったですかね。

(沼田)大丈夫。
何か 請求されることはないの。

ただ 私が 感謝の気持ちを
表したくて。

(瑠衣子)
感謝の気持ちといいますと

何か いいことでも
あったんですか?

(小柳)私は まな様から
絵を頂きまして

それを 会社に飾ってから
大きな取り引きが 決まりました。

(沼田)私は 家族の問題を
お話ししたら

すっかり 解決して。

♬~

(霧島)ところでね

また 天狗様に ご相談があるの

♬~

(清花)

♬~

(尚哉)家族の問題に

10歳の女の子が
アドバイスするんですか?

(沼田)いいえ。

まな様は ず~っと
黙っていらっしゃるの。

その心の中を お母様が読んで

「愛菜も すぐに解決すると
思っているようです」って

伝えてくださるのよ。

♬~

(母親)良かったね。
もう これで 大丈夫よ。

♬~

≪(真紀子)
次の方 どうぞ お入りください。

(文鳥の鳴き声)

あっ 先生… アアッ。

(真紀子)大丈夫ですか?

(瑠衣子)すみませんが
先生は 鳥が苦手なので

別の部屋に
移動してもらえると…。

(真紀子)はい。

(高槻)率直に お聞きします。

こちらに通っている
ある方の ご家族が

だまされているのではないかと
心配しています。

どうやら いろいろな物を

こちらに
持ってきているみたいで。

皆さん いろいろと
下さるのは 事実です。

さっきの文鳥も

愛菜の気が 晴れるのではと
頂いたんです。

(真紀子)でも

こちらから お礼を
請求することは ありません。

(瑠衣子)何 描いてるの?

ただ 持ってきてくださった物は

ありがたく 頂戴しています。

私 以前は 働いていたんですが

事故のあと

愛菜が
学校に行けなくなってしまって…。

一緒にいるために
仕事を辞めましたので。

愛菜ちゃんは 学校には
行っていないんですか?

事故以来 言葉が
出なくなってしまって。

ゆっくり 休ませて

私が そばにいようと
思っています。

(尚哉)家を提供してくれた人が
いるというのは

知ってるんですけど

どうして わざわざ 奥多摩に
引っ越してきたんですか?

事故現場から近い
ここで暮らす方が

亡くなった方々への
「お弔いにもなりますから」。

♬~

ありがとう。

♬~

♬~

どうしても し…。

来てしまいました。

いかがでしたか?

宗教ではないようですし

お礼も 皆さん
自主的に 渡しているそうですよ。

そうですか。

ありがとうございました。

ところで

先生は まな様を
かわいそうだと思いますか?

なぜ そんなことを?

僕なら

幸せだろうなと思うからです。

幸せ?

特別な存在になるなんて

最高じゃないですか。

♬~

(尚哉)あっ 先生 ここです。

(瑠衣子)あっ 私 ここです。

じゃあ ゆっくり 休んで。

先生こそ。

いや~ 気持ちいいですね。

こうなってからは

健ちゃん以外と お風呂に入るのは
初めてだよ。

隠さなくていいのは
いいもんだね。

愛菜ちゃんを見てると

自分の 子供の頃を
思い出すんだよ。

(健司)お疲れ。

おぉ~ 健ちゃん 来れてよかった。

お仕事 お疲れさまです。
あしたは 非番だから

温泉でも入って
ゆっくりするかな。

(アナウンサー)今 入ってきた
ニュースです。

先月4日 埼玉県内で

下校途中に
行方不明になっていた

高校1年生の橋詰 誠君が

無事に保護されました
(健司)おぉ~ 良かった。

埼玉県警 山狩りまで
してたらしいからな。

(アナウンサー)
友人と別れたのを最後に

行方が
分からなくなっていました。

発見されたのは

京都府 京都市 左京区 鞍馬の
路上で

ケガはないとのことです。

♬~

♬「かごめ かごめ」

♬「かごのなかの とりは」

♬「いついつ でやる」

♬「よあけの ばんに」

♬「つるとかめが すべった」

♬「うしろのしょうめん だーれ」

♬~

♬~

<新しい「金麦」はじまる>

<それは 家時間のための「金麦」>

<帰りの足どりが軽くなるような>
(柳楽)はい もしもし

(店員)メンチ揚げたて…フフフ
(黒木)揚げたて?!

<今日一日の話に花が咲くような>

今日はね 「金麦」と「金麦」
(妻)えー!

<そんな楽しい時間をどうぞ>

(缶を開ける音)プシュッ

<新・ていねい製法で新発売>
どした~?

あーっ!

ううん
<新しい「金麦」です>

(尚哉)「気になることがあるから
調べてくる」。

♬~

どうした?

(尚哉)先生
出かけちゃったみたいです。

初めての場所なんだから
絶対 道に迷いますよ。

追いかけなきゃ。

♬~

(健司)ほっとけ。

えっ?

止めてください。

何をしてるの?

♬~

瑠衣子は まだ 寝てるみたいだな。

ですね。

彰良が 天狗の子とか

天狗様って
呼ばれてたことがあるの

知ってるか?

何となくですけど。

誘拐事件が起こって
鞍馬で発見された時…。

あいつの背中には
大きな傷があった。

気持ちが高まると
目も青くなるようになっていて。

完全記憶能力を 手に入れた。

あいつの父親は 経営者だけあって
現実的な考え方だから

息子は 異常な犯罪者に
誘拐されて

背中に傷をつけられ
薬を飲まされて

目が青くなるようになったと
考えた。

でも 母親は…。

♬~

自分の息子が

ひどい目に遭ったかもしれない
という事実に

耐えられなかったんだ。

だから 自分の息子が
天狗にさらわれたって

信じようとした。

(健司)完全記憶能力と

もともと 持っていた
推理力や 分析力が合わさって

彰良は 普通の人が
気付けないようなことに

気付くようになった。

(高槻)ここが 遠足の目的地か。

(健司)なくした物の在りかとか

当人が隠している
人間関係とかな。

(健司)だから 母親は
ますます 信じ込んだ。

自分の息子は 特別な存在

天狗の子になったんだって。

愛菜ちゃんみたいに 特別に。

♬~

だから
じっとしてらんないんだろう。

♬~

(瑠衣子)アキラ先生。

瑠衣子君 どうしたの?

旅館で タクシー 呼びましたよね。

それで 行き先が分かりました。

さすがだね。

解決じゃないんですか?

愛菜ちゃんが
本当に 特別な子で

大人たちの相談に
乗っているのならいいんだけど。

そうじゃないとしたら
かわいそうだなと思ってね。

まな様のこと
まだ 気になります?

この前も まな様って言ってたね。

元ご近所さんが
まな様って呼ぶから… つい。

それだよ。 みんな
奇跡の少女である まな様として

彼女のことを 解釈しているんだ。

必要なのは 普通の小学生としての
愛菜ちゃんの情報。

瑠衣子君 もう一度
話を聞いてきてもらえるかな?

分かりました。

(柳田)ええ あの日も
この公園にいました。

子供たちは みんな ここで

楽しそうに
お弁当 食べてましたよ。

まさか あのあと
すぐ亡くなるなんてね。

一人だけ 無事だったのは
ご存じですか?

もちろん。 まな様のことは
よく覚えてます。

他の子とは交わらないで

あそこで 一人で静かに
お弁当を食べていて。

あとで あの子だけ
生き残ったって聞いて

あぁ やっぱり
特別な子だったんだなって。

♬~

にしても 運転手の人

心臓発作だったんでしょ?

運転中じゃなくて

せめて 奥多摩休憩所で
止まった時に

発作が起きてればね。

止まった?

ここを出たあと すぐ
気分が悪くなった子がいて

奥多摩休憩所のトイレを
使ったようなんです。

「少し 汚して
申し訳ありません」って

管理事務所に 担任の先生から
電話が来たんです。

♬~

♬~

(瑠衣子)先日は どうも。

(明美)あぁ どうも。

(瑠衣子)あの もう一度 話を
聞かせて頂けませんか?

(明美)まな様について?

刈谷愛菜ちゃんと
お母さんについてです。

♬~

どうも ありがとう。

♬~

瑠衣子君によると
刈谷家の生活は苦しくて

愛菜ちゃんは いつも
汚れた服を着ていたそうだ。

そのことが原因で 愛菜ちゃんは

クラスで 仲間外れに
されていたらしい。

公園で話を聞いた人も
同じだった。

一人きりで
お弁当を食べる 愛菜ちゃんを

特別な子だと思ったって。

奇跡の生還の話を聞いたあと

一人でいる子は 特別な子と
解釈されてしまったんだね。

愛菜ちゃんは
特別な子じゃなかったってことか。

♬~

特別な子なんて いないんだよ。

ただ 人とは違う体験をしただけ。

♬~

でも 愛菜ちゃんが

たった一人 生き残った
っていうのは 事実ですよね。

それも偶然?

そこが分からないんだよね。

この件に関わるのは
もう やめたらどうだ?

もし これみたいに
ぶっ倒れたら しゃれにならない。

♬~

残念だけど

そう簡単に 本物の怪異とは
出合えないみたいだ。

♬~

♬~

♬~

先生?

愛菜も そのうち 解決すると
思ってるようです。

(栗原)まな様
ありがとうございます。

(高槻)失礼します。

(真紀子)順番を
お待ち頂かないと…。

刈谷さん
もう こんなことは やめて

娘さんを 病院に
連れていくべきです。

(栗原)何ですか あなたは。

(真紀子)栗原様 あの…
あとで お話を伺いますので

今日のところは
席を お外し頂けますか。

すみません。

すみません。

愛菜ちゃんの
机の上にある この本。

天地が 逆になっています。

この絵もです。

こう見ると 僕らしき人物が

頭を下にした
不気味な絵に見えますが

こうすると

僕が立っていて 文鳥がいる
普通の絵になる。

愛菜ちゃんは

脳に 何らかの支障を
来しているかもしれないんですね。

だから 何かを読んだり
描いたりする時に

天地が逆になる。

一緒に暮らしている お母さんが
気付かなかったはずがない。

もし 外傷による障害なら

すぐに 病院に
連れていったでしょう。

それをしなかったのは

心に原因があると
思ったからじゃないですか。

君は…。

事故の時
バスに乗っていなかったんだね。

そんなこと
「あるわけないじゃないですか」。

♬~

愛菜ちゃんは

小学校で 仲間外れに
されていたそうですね。

奥多摩湖公園での
お弁当の時間が終わり

バスは発車した。

でも 子供が 1人
気持ち悪くなって

奥多摩休憩所で
バスは止まった。

子供たちは
バスの周りに散らばって

休憩していたんでしょう。

仲良しグループに分かれて。

一人でいるしかなかった
愛菜ちゃんは

これで遊んでいたんじゃ
ありませんか?

♬~

(高槻)そして
遊んでいるうちに 靴が脱げ

崖に落ちてしまった。

♬~

(高槻)何とか
拾おうとしているうちに

バスが発車することになった。

クラスの女の子たちは
愛菜ちゃんがいないことに

気付いていたんでしょう。

(担任)みんな そろってる?
1班 2班 3班

(児童)
(担任)

(高槻)でも 愛菜ちゃんに
意地悪をしようと

先生に ウソをついた。

そして バスは発車してしまった。

♬~

(高槻)つまり 愛菜ちゃんは

事故の時
バスに乗っていなかったんです。

(真紀子)ただの想像よ。

いいえ。

今朝 奥多摩休憩所で

愛菜ちゃんを見かけました。

その場所で この赤い靴を
見つけたんです。

♬~

(高槻)これ 愛菜ちゃんのだよね?

何より これを見てください。

(高槻)この絵 この向きで見ると

少女が バスから
放り出されているように

見えますが

こうすると

女の子は ちゃんと 立っていて

バスの方が
ひっくり返ってるように見える。

つまり これは

バスの転落を
愛菜ちゃんが見ている絵なんです。

(高槻)そして
この絵の中の 愛菜ちゃんは

靴を 片方 履いていない。

お母さん。

これ以上 事実を偽り続けても
誰のためにもならない。

(真紀子)あなたは

この子が いじめに遭っていたのを
認めろと言うんですか?

遠足の日

愛菜は 私に
行きたくないと言い始めました。

どうせ
仲間外れにされるからって。

そういう子にとって

遠足なんて
楽しい行事じゃない。

苦痛なだけなんです。

(真紀子)行きたくないと
言われて

私 どうしたと思います?

(真紀子)行きなさいって
言ったんです。

だって

その日も パートだったから。

私が稼がないと

私たちの食べる物に困るから。

♬~

あなたが すべきだったのは

この子を 奇跡の少女なんかに
することじゃない。

母親として守り

ちゃんと 治療を
受けさせることだった。

あなたが 最初に 愛菜ちゃんが
バスに乗っていたという ウソを

本当にしてしまったから…。

♬~

この子は
口が利けなくなったんですよ。

♬~

(愛菜)ママは悪くない!
私は 「バスに乗ってた」。

あの時 「バスに乗ってた」!

♬~

(愛菜)

ママは悪くない!
あの時 「バスに乗ってた」。

愛菜ちゃん それはウソだ。

そして ウソは 永遠には続かない。

君は 奇跡の少女なんかじゃない。
普通の女の子だ。

黙れ バカ!

これで遊ぶのは好き?

だったら その気持ちを
捨てちゃダメだ。

神様なんかになろうとしちゃ
ダメだ 絶対に。

うるさい!
お前なんか どっか行っちゃえ!

ママをいじめるな!

愛菜ちゃん。

君の気持ちは分かるよ。

どうして お母さんの始めたことに
つきあってしまったのか。

自分が まな様になれば

お母さんと 一緒に
いられるからだよね。

(高槻)自分が
まな様でいるかぎり

みんなが 物を持ってきてくれる。

住む場所だって
提供してもらえる。

お母さんは
パートに行かなくて済む。

ずっと 一緒にいられる。

(叫び声)

(泣き声)

愛菜

もう やめよう。

愛菜 ごめんね。

愛菜 ごめんね。

(真紀子)愛菜 ごめんね。
ごめん…。

バス事故の調査結果も出たが

お前の言ってたとおりだったな。

≪(ノック)

どうぞ。

(高槻)ご相談の件
解決しましたよね?

はい。 でも…。

僕が 高槻先生に
お話ししたかったことは

これからなんです。

僕は 先生が
まな様という奇跡の少女を見て

自分の役割を 思い出すかどうか
試したかったんですよ。

自分の役割って
どういう意味かな?

天狗の子ですよ。

あなたは かつて そう呼ばれて

何人もの人の悩みを聞き
答えを示していた。

あの姿に 僕は憧れたのに

今は ただの准教授として

大学生相手に 講義をしている。

それで満足なんですか?

僕は満足だよ。

あなたは ただの人間じゃない。

使命がある。

人間を超えた存在として

迷う人たちを救ったり

道を踏み外した人を
罰したりしなきゃ。

それが 僕たちの使命。

僕たち?

♬~

(一)僕は もう 始めていますよ
高槻先生。

一緒にやりましょう。

何を始めた?

♬~

使命を果たすと 心を決めたら
連絡を下さい。

♬~

そうしたら 教えますよ。

♬~

あんな傷痕 どうとでもなる。

気にすんな。

俺 確かめてきます。

何か 話をさせて
ウソを言ってるか

確認すればいいんだから。
ダメだ。

♬~

あいつに近寄っちゃダメだ。

彼は 深町君の能力を知ってる。

えっ?

♬~

一度も 「心配だ」って言葉を
使わない理由が分かったよ。

ウソだから。

言えば 声がゆがむって

深町君に見抜かれるのを
分かっていたんだ。

(健司)深町の能力に
気付いているから。

♬~

♬~

(高槻)寺内 一。

本当に 僕と同じ目に
遭ったのかもしれない。

♬~

百物語は
百の怪談をもって 怪異を招く。

最後は 天狗の話をします。

どう考えても 神隠しなんです!
失踪したらしい。 神隠しみたいに。