ムチャブリ! わたしが社長になるなんて#02[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ムチャブリ! わたしが社長になるなんて#02[解][字][デ]

30歳、出世欲もなく、争い事も嫌いな秘書の雛子が、カリスマ社長の“ムチャブリ”で社長に大抜擢!?イマドキ女子が思わぬ奮闘をする、爽快お仕事ドラマ。

出演者
高畑充希 志尊淳 夏帆 笠松将 山田真歩 忍成修吾 片山友希 ・ 優香 ・ 坪倉由幸(我が家) 神保悟志 荒川良々 松田翔太
番組内容
社長として老舗レストランのリニューアルをするよう、浅海(松田翔太)から“ムチャブリ”された雛子(高畑充希)。開店に向けて決めなければならないことが山積みで、追い詰められた雛子は大牙(志尊淳)に開店準備を任せようと決断する。そして迎えた開店当日。客の入りの少なさに雛子は落ち込むが、実は外食大手の御曹司・野上(笠松将)が近所にライバル店を出店していて…。雛子たちの店は開店早々大ピンチに!!
監督・演出
【演出】 猪股隆一
原作・脚本
【脚本】 渡邉真子
音楽
【主題歌】 「Always」 ENHYPEN (ユニバーサル ミュージック)
【音楽】 河野 伸
制作
【チーフプロデューサー】 
加藤正俊 
【プロデューサー】
鈴木亜希乃
柳内久仁子(AX-ON)

【制作協力】 AX-ON 
【製作著作】 日本テレビ
おしらせ
★公式HP : https://www.ntv.co.jp/muchaburi/
★公式 twitter : @muchaburi_ntv
※推奨ハッシュタグは #ムチャブリ
★公式Instagram:muchaburi_ntv
★公式TikTok:https://vt.tiktok.com/ZSeUXXJMu/
★日テレドラマ公式YouTube

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 社長
  2. ハァ
  3. プチボナール
  4. 大牙君
  5. フレンチ
  6. フフ
  7. お店
  8. フフフ
  9. アホ
  10. オープン
  11. 子供
  12. 野上フーズ
  13. お客さん
  14. 頑張
  15. 仕事
  16. 浅海社長
  17. 大丈夫
  18. お願い
  19. チラシ
  20. 古賀

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

全て無料!民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから → 民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」

他にも、無料お試し期間のある配信サービスがありますので、以下バナーなどからラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。



(記者) 本日は 今 注目の
6名の若手社長の皆様に

お集まりいただきました。

新しい時代を切り開く

リーダーたちの独自視点に
迫って行きたいと思います。

(高梨雛子)
よろしくお願いいたします。

《あ~ 何で 私

ここに座ってんのかなぁ》

とても重要な課題だね。

ただ 海外労働者に対して

受け入れる側の
レジリエンシーや…。

《話 長ぇ… 帰りてぇ…》

《考えてみりゃ

あの人生最大の
ムチャブリのせいで

やってらんないこと
ばっかなんだよ》

《浅海社長に振り回されてた
秘書時代も つらかったけど

何だかんだ
ゲームとビールがあれば

耐えしのげたんだよなぁ》

今更 人生変わんないっしょ
もう30だしね。

《なのに…》

(浅海寛人) 代表取締役社長に
就任いたしますのは

総務部秘書課

高梨雛子です。

《社長!? なぁ~に~!?》

君の企画が採用されたんだ。

おめでとう。

みんなで
仲良く 楽しく 頑張りましょう!

(拍手)

ここ 買い取ったから。

君の会社の店になる。

えっ!?
(ナイフとフォークが落ちた音)

(古賀) 俺は その新しい店の
コンセプトってのが

気に食わねえって
何遍も言ってんだろ!

あ~ ダメです ダメです!
(殴る音)

無理なんだよね 私には。

別に 好きで
社長になったわけじゃないしさ。

(大牙 涼)
好きでなったわけじゃ ない?

冗談じゃねえよ。

そんなヤツの下で働かされる
こっちの身にもなってみろよ!

《だけど 何やかんやで…》

私に もう少し…。

社長をやらせて
いただけないでしょうか?

《一歩 踏み出してしまった…》

《デカい一歩だったなぁ》

(記者) リレーション・フーズの
高梨社長は いかがですか?

えっ?

(記者) 新たに外食産業に
参入されるわけですが

きっと多くのプランを
お秘めになってるかと思います。

えっと~…。

はい! 頑張ります。

フフ… ハハハハ…。

しゃべってない。

「よろしくお願いします」と
「頑張ります」しか言ってない。

もう ひと言
「なるほど」くらい言ってますよ。

もう ひどいじゃないですか。

こんな仕事
勝手に受けちゃって…。

私 大恥かきましたよ。

まぁ でも 何事も経験だよ。

それと

顔を売るのも
社長の仕事の一つだからね。

なるほど。

「30歳の若さで社長に抜擢された
高梨社長は

閉塞感漂う外食産業の
ジャンヌ・ダルクとなるか」だって。

でも これさ

失敗したら 笑いものだね ハハっ。

《やっぱ こいつ 嫌い》

それで
オープンの準備はどう? 順調?

まぁ 何とか…。

(通知音)

3億!? 何ですか? これ。

あ~ それ さっき決めたんだよ。

さっき…。

あ~ 相変わらず
すっごい決断力で…。

(ノック)

(柚) お話し中 失礼します。

社長 お客様が
いらっしゃってるんですが…。

誰?
桧山様と おっしゃってます。

ああ… 通して。
はい。

君 もういいよ。

はい。

(凛々子)
もしかして 高梨さんですか?

はい。

会見 拝見しました。

社長就任 おめでとうございます。

ありがとうございます。

♬~

ひやま ひやま… 何者?

初めて聞く名前だよな。

プライベートの知り合い?

ん? まさか…。

いや ないない ないないない…。

あの人 ああ見えて
女っ気ないからなぁ。

彼女どころか
友達もいなそうだし…。

まぁ 趣味は
仕事とムチャブリだかんな。

しゃあない 自業自得だ。

(宮内)
あっ 社長 拝見しております。

(田辺) すごいですね この写真
女優さんみたいじゃないですか。

ジャンヌ・ダルクって
何した人でしたっけ?

あぁ…
もう これ見なくていいです。

大したこと言ってないんで…
はい。

(和湖) 「時代を創る社長たちの
独自視点」 ん~。

あ~ だから もう
読まなくていいです。

はい…。

フフっ。

《笑った? 笑ったよね 今 絶対》

《あいつ 許さん!》

(宮内) 社長… 社長 社長!

あっ すいません。

お店の内装のことなんですが

レイアウトをもう決めていただかないと
さすがに間に合わなくて…。

コーディネーターからも
せっつかれておりまして。

あっ はい。
じゃあ こちらで。

こちらか こちら
ないしは こちら。

あと今日 追加で
こちらも入って来ておりまして。

あの… 少しお時間いただいても
よろしいですか?

すぐ考えます。
いや もう時間はないんです。

(田辺) 社長! 社長…。

食器のサンプル 届きました。

ここから選んでほしいんですけど。

これも 私が?

今日は決めていただかないと…。

えっと… 考えます。

(デザイナー) トップページに
料理の写真を入れるパターンか…。

あっ あと こんな感じとか

こういうのもできますね。

え~っと…。

社長 早急に
決めていただきたく…。

考えます すぐに。

社長
店名 決めていただかないと…。

ちょっと時間を…。
もう限界なんです!

我々で候補 挙げますか?

それとも 社長の決定
お待ちしていいですか?

考えます すぐに!

社長!

いやぁ~!

ハァ…。

レストラン ボンジュール。

レストラン ジュテーム。

レストラン…

ピーナツ。

あ~ もう

ポリポリ ポリポリ
ポリポリ ポリポリ

こんなに食えるか この野郎!

私はリスじゃねえんだよ!

どこのナッツがいいかなんて
知らねえし!

あ~ もう…。

何で こんなに
決めなきゃいけないの?

店の名前なんて
もう何でもいいよ。

《ヤベっ また聞かれた?》

どこ行ってたの?

打ち合わせ
行って来たところです。

うん。

あっ 一応言っとくけど

仕事で飲んでるだけだから。
何も言ってません。

(せき込み)
フッ。

あっ… 今 笑ったよね?

えっ 何ですか?

笑ったよね?

っていうかさ

この間から
気になってたんだけど

大牙君 私のこと
ちょっと ばかにしてるよね?

してませんよ ばかになんて。

フフっ。

ほらほら ほら それ それ。
被害妄想ですよ。

ハァ…。

ターゲットじゃないんですか?

えっ?
ハァ…。

うちの店のメインターゲットは
20代から30代ですよね。

彼らのニーズを考えて
選べばいいんじゃないですか?

そんなこと…
言われなくても分かってるわよ。

そうですか。

あの…。

例えばなんだけど…。

あくまで 例えばなんだけど…。

ホームページのデザインだったら
どれ選ぶ?

これですかね。
えっ 何で?

若年層のSNSの利用の仕方は
ながら見です。

彼らが好むのは 情報は最小限で
文字サイズが大きくて

適度に画像が配置されているもの
だといわれています。

それに当てはまるのは
これですね。

じゃあ俺 帰りますんで。

ちょっ… ちょっと待って!

じゃあさ じゃあさ あの…。

これは? あっ…。

あと…。

これは?

俺に決めてほしい
ってことですか?

まぁ 別にいいですけど
その代わり…。

俺が決めたことに
口 出さないでくださいよ?

うん!

♬~

店内のレイアウトですが
このミントグリーンを基調にした形で

進めさせていただきます。

いいですよね 社長。
はい。

これに合わせて 清潔感が…。

(小声で) 何で 大牙君が
決めてるんですか?

(小声で) オープンまでの段取りは
大牙君に任せたらしいですよ。

これ いいですね
これにしましょう。

そうです そうです
この下の部分に

料理写真のサムネイルを
増やしてもらえますか。

(デザイナー) はい 分かりました。

あっ 大牙君 チラシのレイアウト
上がって来たから

さっき送っといた。
はい 確認します。

大牙君 コーディネーターさんから電話。
はい。

オープン日のQ数
もう少し 上げられますか?

あとは いいと思います。
うん 了解。

お電話 代わりました
いつもお世話になっております。

はい…。

(佐々川知美)
部下に丸投げってこと?
大丈夫なの? それ。

知美 社長の仕事って
何だか分かる?

ん~
いろいろあるんだろうけど

そう言われると何だろ?

決断することなのよ。

私は 「部下に任せる」という
決断をした。

まぁ それに悔しいけど
なかなかできるヤツでさ。

へぇ~。

まぁ 自分が優秀だって
分かってるところが

こう 鼻につくんだけどね。

しかも 無駄に ちょっと
イケメンなんだよ。

こう 顔のパーツが
いちいち濃いっていうかさ。

しかも あの愛想の悪さは
何とかならんかね?

あれはね ツンデレ男子ならぬ

ツンツン男子だね
いや ツンツンツンぐらいか?

(佐々川 航) ツンデレって な~に?
ん? あぁ…。

甘い顔と冷たい顔を
こう 巧みに使い分けて…。

(知美) あ~ もういいから
余計難しくなってる。

航 向こうで遊んでて。

ごちそうさまでした!
は~い。

ん! でも

店名は 私が
決めさせていただきましたから。

ビシっと! いいの決めたから
食べに来てね。

うん 行く行く。

フフフ…。
フフフ…。

でも何かいいね 雛子 楽しそう。

ん? どこが 全然だよ。

そう?

実はさ
私も働こうと思ってるんだ。

そうなの?
うん…。

航も小学校入って
手が かからなくなって来たし。

そろそろ動きだそうかなって。

そっか 頑張って! 応援する。

ありがとう。

いや~ でも偉いわ。
ん?

だってさ 世の中の働きながら
子育てしてる お母さんたちって

すご過ぎじゃない?

私なんて 自分の世話すら
まともにできないんだよ?

ああ…。

いや そこは否定してよ。

フフフ…。
フフフ…。

♬~

ハァ…。

(エレベーターの到着音)

失礼します。

(エレベーターのドアが閉まる音)

リレーション・フーズに出向した
大牙君だよね?

えっ?

新会社はどう?

あっ… オープンに向けて
順調に進んでおります。

そう。

はい。

あの…。

ここで 必ず成果を上げて

また本社に
戻していただけるように

頑張ります。

(エレベーターの到着音)

俺の名前 知ってんだ。

はい 大丈夫です。
OK?

じゃ 置くよ せ~の…。
はい。

OK。
はい…。

看板 完了しました。

ありがとうございます。

「プチボナール」。

うん やっぱり いい名前ですね。

(萩尾) どういう意味っすか?
(古賀) ん~?

プチボナールというのは
「小さな幸せ」という意味です。

…だよ。
フフっ。

ここに来てくださるお客様も
ここで働いてくださる皆さんも

幸せになれる

そんなレストランになるといいな
と思っています。

(和湖) 悪くない。
いいっすね!

(古賀) ああ。
ハハハ…。

ありがとうございます!

明日のオープン 忙しくて
大変な一日になると思いますが

みんなで力を合わせて
頑張りましょう!

よろしくお願いします!

(拍手)

どうしたんですか? これ。

(葛原) あ~ 取引先から
もらったんだよ。

結構 いいものらしくてさ。

(葛原)
昔は2人で よく飲んだのになぁ。

会社が こうもデカくなると…。

そうですね。

そういえば 明日だろ。

例の お前 肝いりの店。

ええ。

大丈夫なのか?

野上フーズの動き 知ってるだろ?

ええ。

あぁ…。

フフっ。

♬~

皆さん
準備はよろしいでしょうか?

おうよ 任せとけ!

フフっ。
(伊藤:萩尾) はい。

それでは プチボナール
オープンいたします!

いらっしゃいませ…。

まだ 11時ですから…。

ハァ…。
ねっ。

ねっ!
うん。

フフっ。

(ドアが開く音)
いらっしゃいませ。

あの~ 2人なんですけど…。

あっ はい いらっしゃいませ
こちらへどうぞ。

お~ ようやく来たな。

オムレット 2つ入ります。
は~い!

♬~

♬~ (あくび)

♬~

ランチにフレンチは いかがで…。

1200円のフレンチ
いかがでしょう?

ランチに フレンチ…。

(足音)

フフフ…。
知美!

働いてんねぇ。
えっ 来てくれたの?

うん。
ありがとう!

おっ 面接だった?
そう。

でも全然ダメ 今日も手応えなし。
あ~ そっか。

やっぱ ブランクが大っきくてさ
なかなか うまく行かないわ。

うん… あっ。

こちら 私の学生時代からの友人の
知美です。

こちら うちの社員の大牙君。

ああ… どうも~!
ウワサは雛子から聞いてます。

ウワサ?

とっても やり手で
イケメンだって。

余計なこと言わなくていいから。

めっちゃカッコいい!
カッコ良かった?

絶対 誤解されると思う やだ。

うん!

どうだった?

すっごい おいしいよ!

これ 1200円で食べれるなんて
お得だね。

お店もオシャレだし いい感じ。

ん~ でも 思ったより
お客さん 入ってないんだよね。

ねぇ 主婦目線的にはどう?
ぶっちゃけ。

えっ そう言われてもなぁ…。

あれじゃない?

フレンチって やっぱ
どうしても高いイメージでしょ。

あんま食べたことないし…。

だから
いいものを安く出してるって

なかなか伝わらないのかもね。
なるほどね。

大丈夫だよ おいしいんだし

知られて行けば
絶対 人気出るって。

ありがとう。
フフフ…。

でもさ
この辺って激戦区なんだね。

ん?
駅の反対側にできてたよ。

ほら あれ
最近 話題のイタリアン。

えっ!?

ごめんね…。

ちょっと どうしたんすか?

カジュアルイタリアン
リストランテベーネです。

ぜひ お越しください
本日 オープンです。

カジュアルイタリアン
リストランテベーネです。

オープン記念で今日から1週間

いかがですか 全品半額です。
若い方で にぎわっています!

ハァ…。

ハァ ハァ ハァ…。

ここ…。

大牙君。

ハァ ハァ ハァ…。

(小声で)
お客さん すごい入ってるね。

価格帯は
うちと同じぐらいですね。

でも オープン記念で全品半額か。

そういえば ここって
野上フーズの経営ですよね。

えっ?
≪いらっしゃいませ≫

こちら 野上フーズホールディングス の
野上 豪さん

野上さん!

(野上) 高梨社長に
お越しいただけるとは

光栄です。

ここのお店の
ご担当だったんですか?

(野上) ええ 高梨社長のお店も
この近くだそうですね。

いや~ 偶然ですね。
アハハハ…。

《偶然?》

お互い 頑張りましょう。

はい… フフっ。

にしても 浅海社長の
肝いりのお店ということで

うちは もう
戦々恐々としていたんですよ。

でも…

ちょっと考え過ぎでしたかね。

では ごゆっくり。

フフっ。

今のは?

野上フーズの社長の息子。

企画戦略部長だったかな?

ハァ…。

(電卓を打つ音)

(和湖) 今日の売り上げ 出ました。

ランチ 2万5200円。

ディナー 4万8750円です。

(宮内) どちらも 目標額より
大幅に下回ってますね。

完全に
野上フーズに食われましたね。

リストランテベーネって

最近 いろんな所に
できてますよね。

(伊藤) ああ…
高級店で出すような料理が

手頃に食べられるっていう売りで
かなり人気があるんだよ。

水曜日に行くと 新作をサービスで
食べさせてもらえるので

オススメです。
常連かよ。

でも あっちは
イタリアンですよね?

うちはフレンチなんだし
そこまで関係なくないですか?

いや そういう問題では
なくてですね…。

競合店というのは
同じジャンルの店とは限りません。

うちのお店に来てくれる
お客さんが

他に どの店に選択肢を持ってるか
ということです。

同じフレンチでも
高級店なら ライバルではないし

逆に そば屋でも焼き肉屋でも
客単価が近ければ

ライバルになり得る
ということですね。

(古賀) でも最終的には味だろ。

うまけりゃ 客は そのうち来るよ。

なっ 社長。
あっ はい フフ…。

うちも やれることは
やったんだけどなぁ…。

それ… 地図が付いてない。

(田辺) えっ?
えっ?

これじゃ 客 来るわけねえだろう
何やってんだよ。

(田辺) あれ… やっちゃったなぁ。

すいません ホントに…。

いや うっかりしちゃったな
ハハハハ…。

うっかりのレベル
超えてるだろう!

いや 俺のせいです。

最終確認は 俺がしました。

チラシのレイアウト 上がって来たから
さっき送っといた

オープン日のQ数
もう少し 上げられますか?

あとは いいと思います

覚えてます。

申し訳ありません。

チラシ 明日の朝までに刷り直して
全部 配り直します。

本当に すいませんでした。

では 皆さん 他の仕事もあると
思いますが いったん…。

いや 俺が1人でやります
俺のミスなんで…。

おい 今 誰のミスとか
関係ねえだろ。

みんなで協力して配ったほうが
早いに決まってるよ。

店のヤツらにも
空き時間に交代で配らせるから。

すいません。

(宮内) にしても 何か別の対策を
考えるべきかもしれませんね。

このままでは 野上フーズに

どんどん
差をつけられてしまいますから。

あの…。

値下げするしかないんじゃ
ないでしょうか?

もっと安くして
インパクトでPRするしか…。

私は反対です。

ライバル店が現れるたびに
安くするつもりですか?

そんなことしていたら

店の品質を
保つことができなくなって

自滅してしまいます
少し冷静になりましょう。

あぁ… あの…。

とにかく今は みんなで
できることをしましょう。

まずは
チラシを配り直しましょう。

はい。
はい。

ありがとうございます
6時に 取りに伺いますんで…。

あぁ… ご迷惑をお掛けして
申し訳ございません。

はい 失礼いたします。

ハァ…。

♬~

♬~ あぁ…。

♬~

♬~

(メッセージの受信音)

あ~! 大牙君 こっち こっち!

早く座って 座って 座って…。
話って何ですか?

まぁまぁ まぁまぁ
あっ グラス1つ。

(店員) はい ただ今。
はい まぁまぁ まぁまぁ…。

はい どうも。

まずは一杯 駆け付け三杯
って言うじゃない。

飲んで 飲んで!

何ですか? これ。
ん?

仕事の話じゃないなら
俺 帰ります。

まだ やること残ってるんで。
あ~ ちょっと待って!

スペシャルゲストも呼んでるから。
はっ?

あっ!

あっ 雛子さん!
来た 来た。

先輩 こんばんは。
あぁ…。

(小声で)
どういうつもりですか?

(小声で)
いや 私と2人で飲んでも
つまんないかなと思ってさ。

誰か いないかなと思ってたら
ちょうど柚ちゃんが…。

2人 知り合いだったんでしょ?

はい 大学の先輩なんです。
ふ~ん。

じゃあ 今日は
両手に花で 楽しく飲もうよ!

あっ 柚ちゃん ビールでいい?
はい。

あっ ありがとうございます。
ありがとうございます。

はいはい…。

あっ すいません
社長に こんなこと…。

いいの いいの 無礼講 無礼講。

ありがとうございます。
今日は飲むよ~。

はい 大牙君も飲んで飲んで。

はい。

先輩 元気出してくださいね。

ん?

雛子さんから聞きました
大丈夫ですよ。

絶対 これから
お客さん 来ますよ!

そうだよね
焦らなくても大丈夫だよね。

はい 浅海社長が認めた
企画なんですから

絶対 大丈夫です!

すごいですよね 浅海社長って。

先輩が憧れてる気持ち
分かります。

でも 大牙君も 浅海社長みたいに
なれるかも 優秀だもん!

でも 浅海社長の才能って
唯一無二ですよね。

あの ひらめき力は

努力で手に入るようなものじゃ
ないですよ。

でも 大牙君も…。

でも 浅海社長も すっごいなって
いっつも思いますし…。

でも 大牙君も…。

すいません ビール2本 追加で。

はい ただ今。

しかも 社長の飼ってる
ワンちゃんって

すっごく頭がいいんですよ。
《今度は犬の話かよ》

もしかして 私が言ってること
分かってるのかな

…って思う時が何度もあって。

《誰よ? この子 呼んだの》

《あっ 私か…》

あっ 私 そろそろ門限あるので
帰ります すいません。

《門限?》

《えっ 門限ある社会人って
何時代のお嬢様なの?》

お幾らですか?

あ~ いいよ お金は ほら
私が誘ったんだし ホントに…。

あっ いいんですか?
ありがとうございます。

ごちそうさまです。
はい。

じゃあ おやすみなさい。
(店員) まいど!

気を付けて。

《何だろ この疲労感…》

《うん いい子だよね
いい子 いい子》

ハァ…。

ハァ~。

あれですか?

これは 俺を慰めようって

そういうやつですか?

違うよ 私は ただ…。

「ただ」 何ですか?

ああ…。

オープンまでの段取りを
任されたのに

チラシの確認なんて
小学生でも できそうなことで

凡ミスした俺を蔑んで笑おうって
そういう会ですか。

気を悪くしたなら ごめん。

いっぱしの社長面して
いいご身分ですね フッ。

社長面?

ってか その笑い方 ハァ…。

ひとが下手に出てりゃ…。

えっ 下手に出て
俺に譲ってくれたんですか!

あざま~す!

俺は てっきり ノープランで

みんな全部 丸投げしたのかと
思ってましたよ。

ハァ~。

だから 私も反省してるから

あなたに頼り過ぎちゃったなって。

でも 野上フーズが
オープン ぶつけて来たのは

予想外の出来事だったし…。

それで店がうまく行かなくても

あなたが
責任感じることじゃないから。

だからね ほら 落ち込まないで!

はぁ~?
落ち込んでなんかいませんよ。

っていうか あなた もっと
落ち込んだほうがいいですよ。

大体 ライバル店の登場なんて
想定内でしょ。

俺が何とかやりますよ。

だから 何で そうやって
1人で抱え込もうとするわけ?

みんなで解決策 考えようよ
って言ってんの。

あなたが一番思い付かない人じゃ
ないですか。

言ったな! もう頭に来た!

君さ そうやって
エリート風情でツンツンして

この集団生活
やって行けると思うなよ!

別に心配されなくても

あなたよりは
うまくやってますよ。

どうだか。

私はね 自慢じゃないけど
八方美人なんだよ。 フッ。

誰の前でも うまいこと
ニコニコして生きてんの。

君に それできる?
別に やりたかないですよ。

あっ 社長も やりたくないのに
やってるんでしたっけ?

ご愁傷さまです。

生意気も大概にしなさいよ!

あんた 何年 生まれよ?

平成8年っすね。
8年!?

ハッ! 8年! ガキが!

こっちはね
あんたよりも長く生きてんのよ。

年上には それ相応に気 使うのが
礼儀ってもんでしょうが。

無駄に年食っただけで
な~んもできない人に

どう気を使ったらいいのか
分かりませ~ん。

お客様 あの…。
あぁ~!

ケンカ売ってんのか てめぇ!

お前が先に
ケンカ売って来たんだろ!

表 出ろよ!
はぁ? 出るかよ!

アホじゃねえの?
あっ! アホっつったな!

アホにアホっつって 何が悪いんだ
アホ! アホ社長!

アホにアホって言うヤツが
一番アホなんだかんな!

もう返しが アホだな!
(大牙:雛子) アホ!

(目覚まし時計のアラーム)

ん~。
(目覚まし時計のアラーム)

(目覚まし時計のアラーム)

あっ! やっちまった…。
(目覚まし時計のアラーム)

(目覚まし時計のアラーム)

(字幕)
どこかの大陸のどこかの集落で

何かの効能で使われはじめた野生の植物が

数千年の時を経て あなたの目の前にある。

ハーブを使うことは

見知らぬ土地への長い時間をさかのぼる

サラダの旅だ。

プチボナールです
ランチやってます。

フレンチです
食べに来てください。

プチボナールです
よろしくお願いします。

プチボナールです
カジュアルフレンチです。

プチボナールです
ランチやってます。

プチボナールです お願いします。

♬~

プチボナールです。
プチボナールです お願いします。

(田辺) フレンチのお店です
オープンしました。

よろしくお願いします
お願いします。

♬~

土日で また さらに
落ちてしまいましたね。

マズいですねぇ どうします?

すいません
俺 ちょっと出て来ます。

プチボナールです
おいしいフレンチやってます。

よかったら どうぞ。

プチボナールです
おいしいフレンチが気軽に食べれます。

よかったら どうぞ。

子供連れじゃ フレンチはね…。
ちょっとね…。

(『3分クッキング』のテーマのメロディーで)
♪~ トゥル トゥトゥトゥトゥ

♪~ トゥル トゥトゥトゥトゥ

♪~ トゥル トゥトゥトゥ
トゥトゥトゥトゥ…

ハァ~。

チラシ配ってても

野上フーズに
勝てるわけないんだよな。

分かってんだよ 私も。

チクショ~
大牙の野郎の言う通りだぜ。

どうせ私は
プランのない社長だよ。

私も 子供とママ友と

お弁当 持ち寄って
公園でランチする人生がよかったな。

あっ 料理できないから無理か。

いや 買えばいいんだよ 買えば。

結婚でもして 仕事辞めっかなぁ。

あっ 相手いなかったわ フフフ…。

君 仕事 辞めんの?

おぉ~!

そんな 化け物 見たみたいな顔
しないでよ。

だって そんな
突然 現れたら驚きますよ 普通。

そう…。

えっ どうして ここに?

君の店に行って来たんだ。

ありがとうございます。

どうでした?

あっ… 入ってなかったね。

悪い店ではないと思うんですが

近くに競合店ができてしまって…。

どうすればいいのか
私には もう分からなくて…。

新入社員研修で
軽井沢に行った時

君 焼きそばをおかずに
チャーハン 食べてたよね?

はい?

驚いたなぁ。

いや

チャーハンをおかずに
焼きそばを食べてたのかな?

あれ?

どうして
そんなこと覚えてるんですか?

君のことは いろいろ覚えてるよ。

あの時 出してくれた企画書
良かったよね。

「平成を生きる全ての人を
笑顔にするプロジェクト」

…だっけ?

かなうといいよね。

あっ 間違えた…。

今は令和だった。

えっ!?

まぁ いっか

《えっ 何!?
もしかして バレてる?》

《企画書 使い回したの
バレてるの?》

(江口拓海) それ ちょうだい!

あっ。

どうぞ。

ありがとう。
うん。

(江口 薫) あっ 何?

すいません。

(拓海) ここ 行きたい!

こういう所は
大人の人が行く所だから

拓海は行けないの
帰って お家で ごはん食べよう。

え~ 行きたい! 行きたい!

わがまま 言わないでよ~。

あの…。

よかったら
いらっしゃいませんか?

えっ? でも…

子供が騒いじゃうと思うので…。

あっ 大丈夫です あの…

あんまりお客さん いないので。

あぁ…。

おいしい!

ホント おいしい!

フフフ… うん!

ジャ~ン!
スペシャルサービスだ!

うわ~!

拓海 「ありがとう」でしょ?
(拓海) ありがとう。

(薫) すいません。

(古賀) あ~ いや 暇だったんで
お気になさらず。

よかったね… おいしい?

うん おいしい!

(薫) フフフ…
ありがとうございます。

♬~

(はなをすする音)

どうされました?

すいません。

何か
失礼がございましたでしょうか?

いえ ホントに違うんです
すいません。

子供がいると

こういう所で食事をするのも
ためらっちゃって…。

何だか分かんないんですけど

おいしくて… うれしくて。

♬~

ありがとうございました。

(薫) ごちそうさまでした 行こう。

ママ おいしかった。
(薫) ねっ おいしかったね。

ハァ ハァ ハァ…。

話があるんですけど いいですか?

やっぱり
お客さんを呼び込むには

もっと安さをアピールするしか
ないと思うんです。

これは既製品ですが

物は すごくいいんです。

これをベースに

シェフに手を加えていただく形が
できれば

僕の試算ですと
2割程度 材料費が削れます。

その分 メニューの値段が
下げられると思うんです。

お前な…。
お願いします。

これで作ってみて
いただけないでしょうか。

お願いします。

私は

メニューに手を加えるべきでは
ないと思います。

価格もレシピも
考え抜いた上で決めたはずです。

でも
チラシを配っているだけでは

売り上げは どうにもならない
というのも分かっていて…。

2人で よく話し合え。

ハァ…。

ごめん。

1人で抱え込ませて…。

社長の私が
しっかりしてないせいで

お店も 社員のみんなも
困らせてるんだよね。

本当は

値段を下げることが
解決ではないって

分かってるんです。

でも 他に思い付かなくて…。

正直 どうすればいいか
俺には分からないんです。

そんなこと言ったら

私のほうが もう
どうしていいか分かんないよ。

うちの店もさ
もっと知ってもらえれば

絶対 流行ると思うんだけどなぁ。

そういえばさ

さっき
ちょっと いいことがあったんだ。

お店にさ 子供連れのお母さんが
来てくれて…。

子供がいると

こういうお店って
なかなか来られないから

うれしい!って
すっごい喜んでくれた。

男の子もさ… あっ
3歳ぐらいの子だったんだけど

おいしい おいしい!って
全部残さず食べてくれてさ。

まぁ うちのお店の味は

結構 子供にも通用するんだな
と思ってさ。

ああいう人たちが
もっと来てくれたらいいのになぁ。

あっ ダメだわ
うちのターゲットじゃないもんね。

ごめんごめん
問題の解決になってないわ。

いや 子供って
あるんじゃないですか?

えっ?

いや 土日は平日よりも

売り上げが
一層落ちてたじゃないですか。

そこに親子のお客さんを
呼べたらなって。

なるほど… さすが!

いっそ

子供を無料にしてみるとか?

いい! いいよ それ!

ねぇ 他には何かあるかな?

考えましょう。
うん!

あっ ねぇねぇ ねぇねぇ…。

子供専用のメニューを作る
っていうのは どう?

古賀さん やってくれますかね?

そこは大牙君が こう
うまいこと 丸め込んでさ。

そこは自分でやってくださいよ
社長なんですから。

そんなこと言って
また殴られたら どうすんのよ。

いや あれは
俺が殴られそうになった時に

しゃしゃり出て来るのが
悪いんですよ。

しゃしゃり出て来たって何よ!
つうか

しおらしいの 一瞬だったな。
何か言いました?

何も。

(キーボードを打つ音)

フフフ…。

(宮内)
ん~ 「ファミリーデー」ですか。

これで野上フーズに勝てる気は

しなくないですか? ハハハハ…。

売り上げが少ない今

あえて客層を狭めるのも
危険な気がしますし…。

あの…
確かに小さなイベントなので

野上フーズに対抗するのは
難しいかもしれません。

でも安くて おいしいフレンチが
食べられるお店だということを

知ってもらうことに 意味が
あるんじゃないかなと思って…。

うん 確かに PRとしては
いいかもしれませんね。

子供は お酒も飲まないし

食べるっていったって
たかが知れてます 悪くない。

ちょっと言い方がアレですけど…。

そうですね 社長がおっしゃるなら
やってみましょうか。

ありがとうございます。

♬~

♬~ (手を2回たたく音)

♬~

プチボナールです
お子さん無料です。

プチボナールです
よかったら いらしてください。

♬~

プチボナールです
ご家族でフレンチ いかがですか?

あぁ…。

(着信音)

はい もしもし…。

いつまで
チラシ 配ってるんですか。

だって 1人でも多く…。

早く来てください。

お客さん 入ってますよ。

♬~

♬~ おいしい!

♬~

すご~い! にぎわってんじゃん。

お~!
雛ちゃん!

え~ 来てくれたんだ ありがとう。
来たよね~。

こっち 座って座って…
お友達 どうぞどうぞ。

おいしい!
ねぇ おいしいね。

(ドアが開く音)

いらっしゃいませ
こちらへ どうぞ。

♬~

お子様ランチ 上がるぞ~。
(萩尾) あっ はい!

♬~

やっぱ いいよねぇ
お客さんの笑顔って。

やってよかった。

まぁ お店の売り上げ問題は
解決してないんだけど…。

ありがとね。

これは

大牙君や皆さんのおかげです。

まぁ 私は何のアイデアも
プランもない ダメ社長だから…。

ハハっ。

みんなで やってできれば
いいんじゃないですか?

まぁ 大体は俺の案ですけどね。

はぁ~!?

ハッハ…。

フフっ。

♬~

お待たせしました
鶏肉の赤ワイン煮になります。

(ドアが開く音)

社長!

結構 入ってるじゃない。

土日のファミリーデーに
来てくださったお客様が

平日も 友人や同僚の方を
連れて来てくださってるみたいで。

俺もお邪魔していいかな?
あっ もちろんです どうぞ。

あっ 2人なんだけど…。
2人?

先日は どうも。

あっ。

社長就任
おめでとうございます

紹介してなかったね。

こちら 経営コンサルタントの
桧山凛々子さん。

経営コンサルタント…。

今後 君の会社の 役に立って
もらえるんじゃないかと思ってね。

あっ そうでしたか。

また何かの折には
よろしくお願いいたします。

高梨さんのお話は
いつも この人から聞いてますよ。

えっ!?

《この人?》

いい?

あぁ… はい どうぞ。

♬~

《この人… あの人… どの人?》

(古賀) なぁ

浅海社長の奥さん
えれぇ美人だな。

さすが大社長 うらやましいね。

違いますよ 社長は独身です。

じゃ 恋人か?

違いますよ!
ただの仕事関係者です。

何で むきになってんだよ?

確かに…
私 何で むきになってんだ?

うん! おいしい。

とっても おいしかったです。
ありがとうございました。

ねぇ 課長。
おいしかったねぇ また来よう。

ぜひ いらしてください また
皆さんで。

すごいわね あの子。

えっ?

あなたに そんな顔させるのね。

♬~

ごちそうさま
また寄らせてもらいます。

ぜひ お待ちしております。

ありがとうございました。

まぁ… 君のやりたいことに

半歩くらいは
近づけたんじゃない?

いや

4分の1歩くらいかな。

あの… あっ…。

どうして
私の企画だったんでしょうか?

ん?
あぁ…。

企画書 使い回したの
バレてるんですよね?

もっと他にも いい企画が
あったんじゃないかなと思って。

自分で言うのも何ですけど

私の企画って 何か

子供の夢みたいなことばっか
書いてありましたし。

ビビっと来たんだよ。

君にね。

まぁ 頑張って。

何? 今の…。

♬~