ムチャブリ! わたしが社長になるなんて#08[解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ムチャブリ! わたしが社長になるなんて#08[解][字][デ]

30歳、出世欲もなく、争い事も嫌いな秘書の雛子が、カリスマ社長の“ムチャブリ”で社長に大抜擢!?イマドキ女子が思わぬ奮闘をする、爽快お仕事ドラマ。

出演者
高畑充希 志尊淳 夏帆 笠松将 山田真歩 忍成修吾 片山友希 ・ 優香 ・ 坪倉由幸(我が家) 神保悟志 荒川良々 松田翔太
番組内容
大牙(志尊淳)からキスされた雛子(高畑充希)が激しく動揺する中、浅海(松田翔太)がやってきた。総合スーパーでの全国展開の仲介担当者が、レシピを盗んで姿を消したというのだ。葛原(坪倉由幸)と野上(笠松将)が浅海を追い落とすために策略していた罠だったのだが、それに絡んでいたのは大牙で…!?想像もしなかった運命が襲いかかる!
史上最大のピンチが到来!退社を決意した大牙と浅海を、雛子は守れるのか!?
監督・演出
【演出】 狩山俊輔
原作・脚本
【脚本】 渡邉真子
音楽
【主題歌】 「Always」 ENHYPEN (ユニバーサル ミュージック)
【音楽】 河野 伸
制作
【チーフプロデューサー】 
加藤正俊 
【プロデューサー】
鈴木亜希乃
柳内久仁子(AX-ON)

【制作協力】 AX-ON 
【製作著作】 日本テレビ
おしらせ
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 大牙君
  2. 会社
  3. 失敗
  4. 宮内
  5. 大牙
  6. 仕事
  7. 社長
  8. 大丈夫
  9. 野上フーズ
  10. ソース
  11. 頑張
  12. 自分
  13. 田辺
  14. タコ
  15. ヴェールマーケット
  16. 兄貴
  17. 今回
  18. 情報
  19. 専務
  20. フフ

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(大牙 涼) 俺といると楽しい?

(高梨雛子)
この間も言ってたけど 何?

付いてます。
ん?

ん~。

フフっ。

♬~

えっ?

ウソでしょ?

(葛原)
彼女も お前に目をかけられて

幸せなのかどうか
これからが楽しみだな。

ヴェールマーケットとのコラボも
楽しみにしてるよ。

面白い結果になりそうだな。

(葛原) やぁ ご苦労さま。

うまく行ってよかったよ。

はい
いつもありがとうございます。

(田辺) 浅海社長!

社長…。

(浅海寛人)
ヴェールマーケットと やりとりした
全ての書類 見せてもらえる?

えっ?

この話
どういう経緯で入って来たの?

仲介に入っている 月浜商事から
お声掛けいただいて。

以前から
こういう やりとりはあったんだ。

大牙君が持って来てくれた話で。

(浅海の声) 契約書は?

(宮内の声)
これから交わすところです。

(浅海の声)
すぐに先方の担当者に連絡を。

(宮内) 担当の五十嵐さん
数日前に突然 退職して

連絡が取れないそうです。
えっ!?

マズいな このままだと

共有してた情報が
持ち逃げされちゃうな。

共有してた情報って…。

ソースのレシピが流出する
可能性があるってことですか?

(浅海の声)
どこかで使われてたとしても

契約前だから
法的措置は取れないな。

(宮内) ほ… 他で
うちと同じ味のものが

もっと安く出されたりしたら

商品価値は なくなりますよ。

(田辺) ソースは全ての要でしょ。

(田辺の声)
テイクアウト専門店だけじゃなくて

プチボナール自体も
危ういんじゃないですか。

(浅海の声)
俺のほうでも確認するね。

高梨は ヴェールマーケットの
フォローをよろしく。

は… はい。

もしもし 浅海です。

♬~

やっと この時が来ましたね。

(野上) いや~ 残念ですね。

フッ。
フッ。

まだ ソースのレシピが流出すると
決まったわけではないですから。

まずは 月浜商事を挟まず

ヴェールマーケットと契約を
結び直せるよう交渉しましょう。

そうですね。
ねっ。

(自動ドアが開く音)

大牙君…。

お疲れさまです。
(一同) お疲れさまです。

お疲れさま…。
何かあったんすか?

月浜商事の五十嵐さん

うちと共有してた情報を
持ち逃げしちゃったんですよ。

えっ!?

会社は既に退職していて
連絡がつかない状況です。

はぁ? どういうことですか?
(宮内) 落ち着いてください。

我々も まだ分からないんです。

(和湖) 何か 似てないか?
いつものパターンと。

(宮内) 野上フーズ?

(知美) 確かに よく考えると

何か うまく行きそうになると
横取りして行く この感じ。

デジャビュっすね。

前から
ちょっと思ってたんだけど

どっかから情報が漏れてたりして。

(田辺) え~! まさかの内通者?
スパイ? この中に? フフフ…。

いやいや 俺じゃないっすよ。

あっ! ひとを見た目で判断するの
よくないなぁ。

確かに それを言うなら
田辺君と同じくらい

私も怪しい顔だということは
自覚している。

(田辺) でしょ? フフフ…。
(和湖) こういうのは

意外な人物だったり
するもんだから…。

フッフフ…。

大牙君!

…とかね。

…なわけないか。

ハハハ…
なわけないですよ そんな。

スパイなんて
いるはずないですよ ねぇ。

(宮内) そうですよね。
(和湖) そうかなぁ…。

(呼び出し音)

今回は残念だったけど

俺は結構良かったと思うな

(呼び出し音)

頑張って

(呼び出し音)

(呼び出し音)

所詮 素人社長だからな…

(呼び出し音)

君も あんな子会社に
ずっといても つまらないだろ

(呼び出し音)

♬~

♬~ ハァ…。

♬~

大牙君。

明日 再度
ヴェールマーケットに行って

必ず俺 契約して来ますんで。

それから…。
ねぇ 大牙君。

はい。

責任感じてたら 怒るよ。

えっ?

誰が持って来た案件とか
関係ないから。

「ゴー」出したの 私だし。

おなかすいたね ごはん行こうか。

あっ すいません
俺 まだ やることあるんで。

いいから… はい 行くよ!

冷めちゃうよ。

はい。

にしても 困ったよねぇ。

和湖さん
あんなふうに言ってたけど

私は絶対信じない。

うちの会社に
スパイなんていないと思う。

まぁ 私が しっかりしないとね。

会社とか みんなを守らないと。

あの…。
ん?

あっ いや 何でもないです。

どうした?

あっ 何でもないです。

♬~

《ぬわぁ~‼》

《思い出してしまった~!》

《私 この人に
キスされたんだった!》

《普通に焼き鳥 食べてる場合じゃ
なかったよ~》

《っていうか こいつ
普通に焼き鳥 食べてんな》

《どういうつもり?
あなた どういうつもりなの?》

《ノリで …みたいなタイプじゃ
ないよねぇ》

あのさ…

この間の夜のことなんだけど…。

あれって どういうつもり
だったのかなぁと思って…。

(鼓動)

えっ すいません
聞いてなかったです。

《なんと!》

《いやいや ちょっと待って》

《何で私が こんなに
動揺しなきゃいけないわけ?》

《これじゃ まるで私が…》
(鼓動)

《ちゃうちゃうちゃう!
大牙君は部下だから!》

《そうだよね うん
仕事の付き合い》

《ってよりは
もうちょっとアレだけど…》

《アレって何だ?
えっ アレって何だ?》

《まぁまぁ まぁまぁ…》

《っていうか
大したことじゃないよ》

《キスなんて
ただの皮と皮の接触だ!》

《OK! 落ち着いて 私!》

すいません 俺 先 帰ります。

えっ?

ありがとうございました。

はぁ?

♬~

いかがでしょうか?

おいしいですね。
それでは…。

その前に
ちょっと よろしいですか?

実はですね

先ほど 野上フーズさんから
こちらを提案されまして…。

よろしいですか?
どうぞ。

うちと そっくりじゃないですか。

御社よりも 価格が150円 安く
設定されています。

正直 味は
どちらも甲乙つけ難く…。

申し訳ないですけど

野上フーズさんと
契約を結ぶことにします。

恐れていたことが 本当に
なっちゃったってことですね。

すみません。

(宮内) 社長が謝ることでは…。

(知美) 月浜商事の五十嵐さんが
持ち逃げしたレシピが

野上フーズに渡ってた
ってことですよね。

にしても
これは かなりの損失が…。

同じような商品が
全国で買えるとなると

テイクアウト店の売り上げにも
影響が出ますよ きっと。

業績の下方修正が
必要になるかもしれない。

はい…。

(田辺)
もう何なんだよ 野上フーズ!

≪申し訳ありません!≫

シェフが
このソースをどれほどの思いで

作ってくださったのかを考えると
お詫びの言葉もありません。

誠に 申し訳ございませんでした!

(古賀) もっと うまいの作りゃ
いいんだろ?

えっ?

その代わり 今より
もっと たくさん売ってくれよ。

はい! 必ずお約束します。

ありがとうございます。
ありがとうございます。

(古賀) おい!
早速 新しいソースの開発だ。

フォンとブイヨン 出してくれ。

(伊藤:萩尾) はい。

今後は
流出したソースを一新して

新たな卸先と
大々的にコラボを組めれば

今回の件は
リカバリーできると考えています。

卸先のめどは?
まだですけど 何とかします。

フッ…。
しょうがないじゃないですか!

もう 今 分かったばっかり
なんですから。

いやいや
そういうことじゃないよ。

だって君は 今までも
そうやって来れたでしょ。

でも 今回は
みんなを守れる自信がないです。

野上フーズは うちの会社を
本気で つぶそうとしています。

大丈夫じゃない?

えっ?

ちょっとは成長してるし。

それは… ありがとうございます。

説明していただけますか?
説明?

専務が紹介してくださった
五十嵐さんが

野上フーズとつながってるって
どういうことですか?

このままじゃ
うちの会社に損失が…。

(葛原) 「うちの会社」?

君は来月から
本社勤務になるんだよ。

えっ!?

何をそんなに
気にすることがある?

(ノック)

あっ ちょうど来たかな… どうぞ。

(ドアが開く音)

(ドアが閉まる音)

どうも…
大牙さんの情報のおかげで

とっても動きやすかったですよ
ありがとうございます。

何で…。

(葛原) 野上フーズさんとは今後
業務提携しようと思っててね。

リレーション・フーズの代わりに
外食産業を展開しようと思ってる。

俺をだましたんですか?

(葛原) 口の利き方に
気を付けたほうがいいぞ。

君も期待してただろ?

本社に戻れると思ったから
情報を流した。

だよな?

いや…。

(葛原)
そのうち 内示が行くと思う。

俺の右腕として
一緒に頑張って行こう。

どうぞ お座りください。

♬~

♬~

(自動ドアが開く音)

あっ 大牙君 遅かったね
お疲れさま。

お疲れさまです。

いや~ 今後は商社を挟まずに

うちで全部 管理する体制に
できないかなと思って

ちょっと資料 集めてたんだよね。

味付けだけは
必ず うちが管理して

各料理ごとに
製造メーカーに発注するとか…。

調べてみたんだけど

製造メーカーも
結構いろいろあるんだよね。

でも うちの体力 考えると

そこまで高いとこにも
できないしさ…。

あっ! こことかは比較的
安く請け負ってくれそうか。

でも あと
メーカーに発注ってなると

調理見本も作らないとだよね。

古賀さんと
打ち合わせするにしても

何か用意しておいたほうが
いいよね。

どう思う? 大牙君。

あれ?

メイン料理に必要なのは

ボリュームとバランス。

そんな力強いサラダが好きだ。

ごま油の香りに ガーリックのうま味。

おはようございます。
(一同) おはようございます。

あれ 大牙君は?

(和湖) 今日は休み。

体調が悪いんだって。

そうですか。

大丈夫なんですかね?
えっ?

自分が持って来た話だからって

ちょっと 責任感じてそう
だったじゃないですか。

大牙君 真面目だから。

そうですよね 何だか心配ですね。

でも まぁ ヴェールマーケットより
デッカいところ 取って来れば

万事収まるってことですからね。

みんなも もっと明るく
頑張りましょうよ! フフっ。

ありがとうございます じゃあ
打ち合わせ 始めましょうか。

(宮内:田辺) はい。

お疲れさまでした。
(田辺) お疲れさまです。

社長 今日はお早いですね。

あ~ ちょっと心配なので

大牙君の所に
寄ってみようかなと思って。

あ~ そうですね。
はい。

お疲れさまでした。
(一同) お疲れさまでした。

ここ?

意外…。

もっと都心の
オシャレなマンションとかで

1人暮らししてるタイプかと
思ってた。

あの 何か探してます?

あっ…。
お客さんですよね? どうぞ。

いえ あの… こちら
大牙さんのお宅でしょうか?

はい そうっすけど…。

私 リレーション・フーズの
高梨と申します。

あ~ 兄貴の会社の…。

弟さん… あ~。

あの
お兄さん ご在宅でしょうか?

あ~ ちょっと待ってください。

兄貴 いる?

≪おう おかえり≫

お客さん。

何してんすか?

大牙君 もう急に休むから
ビックリしたよ。

体調は? 大丈夫なの?

まぁ…。

彼女?

違う!
違う!

何? 怖えぇんだけど…。

いいから…。

全部… 俺のせいでした。

俺がスパイだったんです。

えっ?

俺 前から いろいろ
専務に相談乗ってもらってて…。

月浜商事の五十嵐さんは
専務に紹介されたんです。

そしたら…

専務 野上フーズと つながってて…。

ん~。

でも

相手は 本社の専務だよ。

そりゃ 聞かれたら答えちゃうよ。

私だって
答えちゃってたと思うし…。

でも

取り入りたいっていう

よこしまな気持ちが
あったんだと思います。

本当に… すいませんでした。

真面目だなぁ。

真面目 真面目!

まぁ そこが
いいとこなんだけどね。

そりゃ 誰にだって
そういう気持ちぐらいあるよ。

だって 専務だよ?

そりゃ うまいこと
仲良くやりたいよ。

私は自慢じゃないけど

大牙君の比にならないぐらい

もう いろんな偉い人に
取り入ってるからね。

まぁ 私の場合は
出世したいというよりは

八方美人なだけなんだけど…。

あるよ! あるある
そんな気持ちは誰にだって。

むしろ 大牙君にも
そういう気持ちがあったのか

何だ ちょっと 人の子じゃないか
みたいな心境よ 今。

はい… すいません。

ちょっと… 何か そこ
ツッコむとこでしょうよ。

私のフォローが
スベったみたいじゃん。

《えっ 意外と重症?》

≪入るよ~≫
(ドアが開く音)

母が 夕飯 一緒に
食べて行ってくださいって。

あっ すみません お構いなく。

♬~

(大牙陽子)
社長さんだったんですね。

(陽子) 涼が いつも
お世話になっております。

いえ こちらこそ…。

涼も いい会社にも入れて

こんなとこ
すぐに出て行っちゃうのかな

…って思ってたんですけど。

何だかんだ いてくれると
助かっちゃって。

光 ごはん中でしょ やめなさい。

《光?》

《大牙 涼に 大牙 光》

《強い… 何かが強い》

《ひょっとして…》

ヅカファンですか?

えっ?

あっ いえ… ヘヘヘ…。
フフフ…。

でも お若いのに すごいですね!

あ~ いえ… もう全然ダメダメで。

いつも 社員に
助けてもらってばっかりで…。

大牙君にも
いつも怒られてるんですよ。

ねっ 大牙君。

すみません。

《「すみません」?》

そんな ご謙遜されて…
立派ですよ!

ありがとうございます。

でも もうホントに
失敗ばっかりで

大牙君からも 「あなた それでも
社長なんですか!」

…とか言われちゃって。
えっ!

あ~ でも全然
完全に私が悪いんですけどね。

ねぇ 大牙君。

いや 俺が悪いんです。

すいません。

《なぁ~に~!? どうした 大牙!
どうしちまったんだ?》

《家族の前だからって
猫かぶりタイガー?》

(来店のチャイム)

あっ お客さん
涼 ちょっと出てくれる?

分かった。

ねぇねぇねぇ…。

お兄さん 家では いつも
あんな感じなんですか?

いや 何か 昨日くらいから
変なんすよね。

でも 涼 ご迷惑をお掛け
してるんじゃないんですか?

えっ?

えっ! だって ほら あの子
愛想がないでしょ~。

思ったこと ズケズケ言うし…。

協調性がねぇ
何でか欠けちゃって…。

いや でも
仕事はできるんじゃないか

…って思ってるんですけど。

…って はぁ~!
親ばか 入ってますね!

アッハハハ…!
ハハハハ…!

でも ホントに
大牙君 仕事できます。

私が あたふたしてると
いいアイデア出して

いつもビシビシっと
決めてくれるんですよ。

いや 俺がやってるのは

社長がお決めになったことを
サポートしてるだけです。

《「社長がお決めになった」?》

ねぇ やっぱり 体調悪いの?

いや 大丈夫です… すいません。

《キモい 逆にキモい》

ってか 休んだくらいで
部下の家に来るって

社長って暇なんすか?

《おや? この感じ…》

彼女でもないのに
何か キモくないっすか? フッ。

《これ これ! これだよ!》

おい 光 やめろ。

《お~い! お前は来いよ
いつもみたいに ガツンと!》

俺みたいなヤツに
気を掛けてもらって すいません。

《牙 抜けた?》

《あなた 「大きい牙」で
「大牙 涼」でしょ?》

何か あれだね
その… 専務とのことは

もらい事故みたいなもの
っていうか…。

だから あんまり気落ちしないで

いつもみたいに ビシビシっと
ツッコんでもらえたら

うれしいなぁ なんて。

すいません
俺には そんな資格ないんで。

《うぅ~! 大牙君…》

《そんなに思い詰めないでよ
涙出ちゃうよ~》

こんなことになって
ホント ばかみたいですよね。

大丈夫! ほら
ヴェールマーケットとのことは

これから もっと大きいとこと
契約 結び直せれば

今回のことなんて もう
何でもなくなっちゃうんだから。

そんな うまく行きますかね?

《ネガティブ~!》

大牙君 疲れちゃったんじゃない?

ほら いっつも 人一倍 いや
人5倍ぐらい働いてるからさ。

だから あっ
リフレッシュ休暇でも取って。

ほら 有休 使ってないでしょ。

うん それがいいよ それでまた
復活してくれればいいから。

ほら 会社のことは私に任せて
ゆっくり休んで ねっ。

すいません
俺のせいで迷惑掛けて…。

すいません。

《帰って来~い! 大牙~!》

(エラー音)
(和湖) ダメだ ハァ…。

大牙君 管理者ログインの
パスワードって…。

…って お休みなんだった。

その件に関しては 担当の大牙が
お休みを頂いておりまして…。

はい また後日 折り返し
ご連絡させていただきますので

はい 申し訳ありません
失礼します。

あ~ も~う!

朝から
レッド商会っていうところから

何度も大牙君宛てに電話が~!

休みだって言ってるのに
しつこいんだよ!

(宮内) 大牙君がいないと
こうも大変とは…。

いつまで お休みするんですか?

あぁ… ちょっとの間。

(知美)
そんなに具合悪いんですか?

あっ 全然そうじゃないんだけど
ほら 有休も消化させないとだし。

この忙しいタイミングで?

大牙君の分の仕事は
みんなで頑張りましょう。

っていうか
主に私が頑張りますから。

主に私が ねっ 頑張りますから
フフフ…。

♬~

(バズーカ発射音)ドン……バシャ!

(炭酸の音)シュワー

<「ジムビーム」ハイボール!>

(缶を開ける音)
プシュッ! プシュッ! プシュッ!

♬~
(ビールを注ぐ音)

<金麦ザ・ラガーーー!

ラガーー-!

ラガーー-!の 新>

(柚) じゃあ 今ので
報告書 作っておきますね。

うん よろしくね。

(柚) 大丈夫ですか?
ん?

何か 大変そうですね。
大丈夫 大丈夫。

仕事にトラブルは
つきものだから。

先輩も お休みしてるって聞いて
どうしちゃったんでしょうか…。

あぁ…。

ねっ…。

(受信音)

えぇ~! えっ!? えっ?

えっ! これ…。
彼です。

野上さんだよね?

知ってるんですか?

私を何かに利用しようとしている
ってことですか?

それは 分からないけど…。

雛子さん
野上さんは悪い人なんですか?

私のこと 好きじゃなかったのかも
しれないけど

すごく優しかったですよ。

仲間思いの人なんだろうなって。

仲間?

(柚の声) 今の会社に入る前に

自分で会社を
やっていたらしくて

その会社が
うまく行かなくなって

仲間に迷惑掛けたって

ずっと後悔しているみたいでした。

あった。

♬~

♬~

よっ!

今日 レッド商会ってとこから
7回も電話あってさ。

あれでしょ
大牙君が担当してくれてる

クライアントさんでしょ?

で 「今日 大牙君 休みです」
って言ったのに

もう「大牙 出せ~」って
大変だったんだから。

やっぱり 大牙君は うちの会社に
必要な人なんだよね!

そうですかね。

《ん~~!》

そうそう! 今回の件ってさ

意外と これからの経営の
役に立つんじゃないかなと思って。

ほら 失敗しないと成長しない
っていうもんね。

逆に いい経験に
なったんじゃないかな。

遠回りさせちゃって すいません。

《ん~~‼ ん~!》

あれじゃない? ほら 大牙君も
ストレス発散が必要なんだよ。

前にさ 一緒にゲームして
すごい楽しかったでしょ?

だから 大牙君にも
ああいうリフレッシュ方法が

見つかれば きっと…。

やる? ゲーム。

弱いんで… 迷惑掛けちゃうんで
すいません。

《完敗…》

何なんだよ ありゃ
どうなっちゃってんだよ。

ツンツンしてない大牙なんて
大牙じゃねえんだよ。

もはや 気持ち悪い。

「はぁ? あなた 社長でしょ」とか
いつもの出せよ!

あ~あ
有休取って どこか行きたい。

どこか遠くへ行きたいなぁ。

独り言 マジ キモいっすね フッ。

弟く~ん!

お~! 何すか?

似てるんだね お兄さんに!

どこが? 全然でしょ。

え~ 今 ガツンと来たよ
待ってました!って感じだったよ。

はぁ?

はい どうぞ。
はい ありがとうございます。

どうぞ。

どうも。

兄貴 何か やらかしたんすか?

ん?

いや…。

あんな様子 初めて見たから。

そんな大したことじゃ
ないんだけどね。

ないんすよ 兄貴は一度も。

えっ?

多分 挫折したことがない。

そうなの?

まぁ 兄貴は昔から
俺と違って 頭いいんで。

親とか先生とかに期待されてて…。

それ裏切んないで…。

っつか むしろ期待以上の結果
出して 生きてんすよ。

なるほど… 何か そんな感じする。

一応 自慢の兄貴だったんすけど。

こう言っちゃ 何だけど…。

見てらんないっすね。

♬~

♬~

失礼します。
ありがとう。

いや~ いい部屋ですね。

さすがリレーション・ゲート
といったところですか。

♬~

(呼び出し音)

えっ! 野上さんが?

(広瀬)髪 パサパサ。
(先生)こっちは?
んっ? うるうる~!

違いは水分?
違いは!髪のキメがそろっているか!?
え~!?

髪のキメが そろっていれば 手触り
うるうるなのです!

うるうる~!
(2人)「エッセンシャル ザ ビューティ」

(先生)問題! どっちの色がキレイに見える?
(広瀬)こっち!
んふふふ。

実は 同じ髪色!
同じ髪色~!?

髪のキメがそろっていれば カラーも映える!

好き!
きゅん!
(2人)「エッセンシャル ザ ビューティ」

で お話というのは?

リレーション・ゲートさんがお持ちの
ワンタッチワールドシステムの件ですけど…。

うちのIT特許ですよね。
それを返してもらいに来たんです。

といいますと?

とぼけないでください。

元々 私たちが開発した
システムを盗んで

リレーション・ゲートさんが勝手に
特許取得されたじゃないですか。

私たちが
開発に心血を注いで来たものを

一瞬で横取りしたんですよ
あなたは。

おかげで 私は

会社も… 仲間も…。

全て失いましたよ。

まぁ でも 曲がりなりにも
私は あなたのファンです。

権利を放棄してください。

そして この事実を世間に公表して
謝罪してください。

今日は その最後の勧告です。

あなたの技術を盗んだという
認識はないですね。

申し訳ないですけど

お引き取りいただきたい。

♬~

そうですか。

今日は お忙しい中
ありがとうございます。

もう会うことも
ないかもしれませんが

お元気で。

(ドアが閉まる音)

♬~

野上さんの勘違いですよね?

それは分からないな。

ここに来るまでに
いろんな人を傷つけて来たし

いろんな人から
恨みを買ってるからね。

何があっても おかしくないよ。

高梨…。
はい。

君の会社が攻撃を受けてるのは

俺のせいだ。

すまない。

やめてください そんな…
社長らしくないですよ。

ホントだね。

俺も ひとに頭を下げたのは
久しぶりだよ。

でも…

君には
申し訳ない気持ちになった。

大丈夫です。

リレーション・フーズのことは
ご心配なさらないでください。

私に お任せください。

ありがとう。

ハァ~。

何だよ ため息なんかついて。

しけた面してんな。
すみません。

はいよ! どうだ?

うわ~ おいしそう! いいですね。

ソースにイチジク使ったんだよ。

へぇ~。

≪お待たせ~≫

♬~

おかえり。

これ 新しいお弁当の
試作品なんだけど…。

すっごく いい感じなんだよ。

古賀シェフが頑張ってくれてさ
大牙君も食べてみてよ。

光君も よかったら後で食べてみて
ちょっと感想 聞きたいの。

いいんすか?
うん フッフ…。

ちょっと話 いいですか?

うん。

(かしわ手)

♬~

毎日 報告に来てくれなくて
いいです。

えっ?

っていうか
もう来ないでください。

いいじゃん フフっ。

私 光君とも
結構 仲良くなっちゃったから。

何か ついつい
足が向いちゃうんだよね。

来るよ 毎日。

大牙君が元気になって

会社に来てくれるようになるまで
毎日来る。

もういいです。

もう俺 辞めます。

何でよ?
何で そういう話になるわけ?

大牙君が真面目で

今回のことに
責任感じてるのは分かるけど

でも別に
辞める必要ないじゃない。

全然 そういうレベルの話じゃ
ないでしょ?

無理ですよ。

会社も…
俺がいないほうがいいと思うんで。

いやいやいや
いたほうがいいんだって。

いや いないほうがいいです。
いや いたほうがいいんだって。

いないほうがいいです。
いたほうがいいんだって。

いないほうが…。
あ~! もう グチグチ グチグチ

グチグチ グチグチ
面倒くさいな!

何 しおらしく
ふさぎ込んじゃってんのよ!

大牙君 そんな人じゃないでしょ。

あの厚かましいほどの向上心
どこ行ったんだよ!

「俺のほうが仕事できる」とか
散々言って来たヤツ

どこ行ったんだよ っていうか

あなたは今 誰なんですか?

私の知ってる大牙君は
そんなんじゃ ない。

今の大牙君は もう
大牙君であって 大牙君ではない!

ハァ… っていうか

あの上から目線な感じ
あの生意気な感じ

私 もう相当 腹立ってたからね。

協調性のかけらもない

もう好きなこと
好き勝手ばっかり言って。

でも それが大牙君じゃん。

そうか。

そうかそうか なるほどね。

好きじゃなかったってことね。

うちの会社も 仕事も

小っさくて ダサくて
ショボいもんね。

そうかそうか。

だから 何の思い入れもなかった
ってことでしょ。

だから辞めたいんだ。

そうかそうか ふ~ん。

好きですよ。

えっ?

好きですよ!

あの会社も 仕事も
俺は好きなんですよ!

プライド持って やってますよ!
だから 自分が許せないんですよ!

俺が あの会社を
もっともっと大きくしたいって…。

あなたと一緒に頑張りたいって
思ってたのに…。

なのに その俺が
足引っ張ってんすよ。

どうやって
落ち込まずにいられるんですか‼

無理ですよ!

みんなに合わす顔なんて
ないですよ! 消えたいですよ!

ばかじゃないの!

あんた ばかだよ
もう正真正銘のばか!

ばか ばか ばか ば~か!

何すか?

あんた 今まで どんだけ
役に立って来たと思ってんの!

あんたがいなかったら
うちの会社 回ってた?

い~や 無理だね!

私 社長 続けられてた?
い~や 無理だね!

そんな自分が失敗した 一つのこと
グジグジ グジグジ引きずってさ

自分ができたことの数
数えてみなさいよ このタコ!

タコ?
そうよ!

あんたなんて もう ただのタコ!

タコ タコ タコ タ~コ!

いつも とっ散らかってばっかで
失敗ばかりしてる あなたに

タコ呼ばわりされるのは
心外です!

失敗したって ちゃんと
リカバリーできてますから。

はぁ? それ俺がリカバリーしてんすよ。
そうだよ。

私が失敗したら
大牙君がリカバリーするんでしょ。

どうすんのよ? これから
辞めるなんて無責任過ぎる!

はぁ? 何 胸張って
失敗する前提で話してんすか!

するよ! 失敗はするよ
当たり前じゃん!

私が失敗しないとでも
思ってんの?

まさか! ナメんなよ!

どこに胸張ってんだ タコが!

タコって… 失礼ね!
そっちが先に言って来たんだろ!

失敗したって
私たちがいるじゃん!

「何 一人で抱え込んでる気に
なってるんですか」って

前に自分が言ってたじゃん。

その言葉 そのまま お返しします。

もう そっくり そのまま
のし付けて お返しします!

私が失敗したら
大牙君がフォローする。

大牙君が失敗したら
私がフォローする。

それでいいじゃん!

あなたといると疲れるんですよ。

何か いつの間にか
ケンカになるし…。

こんなふうに誰かと言い合うのが
別に俺らしいわけじゃないし…。

そうかな?

えっ?

大牙君らしいじゃん。

私 結構好きだよ。

♬~

♬~ 俺 帰ります。

♬~

(光) おかえり。

ただいま。

うまいね これ!

兄貴の仕事って
こういうのなんだね。

♬~

♬~

♬~

♬~ (泣き声)

♬~ うまい。

♬~ (泣き声)

♬~

♬~ うまい。

♬~

♬~ (はなをすする音)

♬~

♬~ (はなをすする音)

♬~

♬~ (はなをすする音)

♬~

(知美) 雛子…。

あ~ ごめん ぼ~っとしてた。

ハハハハ…。
ハハハハ…。

すいません これ
よろしくお願いします。 はい。

卸先 なかなか
条件がいいところがないですね。

あぁ…。

何軒か 試食までは
行ったんですけどね

断られちゃいましたよ。
そうですか。

ん~。

♬~

♬~ おはようございます。

♬~

皆さん… すいませんでした。

(田辺) 大牙君!

(宮内)
もう体調は大丈夫なんですか?

いや あの…。

というか 何の病気だったの?

ばか! 察しなさいよ
分かるでしょ!

大牙君…。

つらかったね。

(宮内)
私も経験あるから 分かるんです。

自分じゃ
どうにもできないですからね。

座っていても 寝ていても
つらいんですよ

痔っていうのは!

いやいや いやいや…。

俺のせいでした。

今まで野上フーズに
情報が漏れていたのは

全部 俺が原因でした。

本当に申し訳ありませんでした。

仕事の失敗は
仕事で挽回させてください。

♬~

な~ん! まぁまぁ…
失敗ぐらいあるよ 誰にでも。

頑張ろう!
はい!

おかえりなさい。

あの…
今 どこまで進んでますか?

(宮内) 卸先のスーパーを
とにかく早急に…。

あっ ちょっと
見てもらいたいんですけど。

取りあえず
エリアを絞ってみたんですが

この辺りが効率的だと思うんです
このエリアは…。

早速 仕切んのかよ フフっ。

よかったね。
ん?

うん。
フフっ。

う~ん! うんうん!

これ おいしいです!

前のより もっと好きかも。
だろ。

(萩尾)
今回はパイナップルのソースも
作ってみました。

で こっちが黒ごまのソースだ
それで 3種類から選べる。

これ 前のより
もっと人気 出ちゃうかもですね。

そうか?
はい フフフ…。

(伊藤) それで
卸先は決まったんですか?

そうだよ 頼むぞ
どうなってんだよ?

すみません 今 みんなで
必死に当たってるところですので。

(ドアが開く音)

すいません 遅くなりました。
あ~。

ちょっといいですか?
うん。

あの… 港北ストアが
興味 持ってくれてるんですけど

いかがでしょうか?

♬~

全国ではなく 神奈川県を中心に
出店してるチェーンスーパーなんで

まぁ 少し
規模は小さくなるんですが。

いいじゃねえか さすがだな!

シェフ…
本当にすいませんでした。

何遍 謝んだよ。

売れりゃいいんだからさ
売れりゃ。

はい。

若い人をターゲットにしてる
スーパーなんで

うちの客層と合ってますし
結構 期待できると思います。

いや~ よかった よかった!

「怪我の功名」で
うまく行きそうだね。

いや~ 大牙君
さすがのリカバリー力だったね。

まぁ 俺が本気 出せば
こんなもんですよ。

フフっ。

じゃあ 私 こっちだから…
じゃあね。

♬~

♬~

♬~

本当は…。

ずっと こうしたかった。

あの 大牙君…。

あなたといると

自分が自分じゃない
みたいなんです。

♬~

♬~ でも 楽しいんです。

♬~

俺には…。

あなたが必要なんです。

♬~

では 決を採りたいと思います。

賛成の方は 挙手をお願いします。

賛成が過半数を超えた
ということで

浅海社長の解任を可決いたします。

♬~

♬~

♬~おわんわーん おわんわーん