ムチャブリ! わたしが社長になるなんて#10[終][解][字][デ]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
ムチャブリ! わたしが社長になるなんて#10[終][解][字][デ]
30歳、出世欲もなく、争い事も嫌いな秘書の雛子が、カリスマ社長の“ムチャブリ”で社長に大抜擢!?イマドキ女子が思わぬ奮闘をする、爽快お仕事ドラマ。
出演者
高畑充希 志尊淳 夏帆 笠松将 山田真歩 忍成修吾 片山友希 ・ 優香 ・ 坪倉由幸(我が家) 神保悟志 荒川良々 松田翔太
番組内容
「リレーション・フーズ」の解散が言い渡され、雛子(高畑充希)は社員を守るために奔走。雛子が会社を辞めようとしている事に気付いた大牙(志尊淳)は、「リレーション・フーズ」を本社から買い取ろうとするが、資金はなかなか集まらず…。そんな中、雛子から家を追い出されたまま音信不通だった浅海(松田翔太)が現れる!!
社長として絶体絶命の雛子、浅海と大牙との恋も先が見えない中…雛子の決断の行方は?
監督・演出
【演出】 猪股隆一
原作・脚本
【脚本】 渡邉真子
音楽
【主題歌】 「Always」 ENHYPEN (ユニバーサル ミュージック)
【音楽】 河野 伸
制作
【チーフプロデューサー】
加藤正俊
【プロデューサー】
鈴木亜希乃
柳内久仁子(AX-ON)【制作協力】 AX-ON
【製作著作】 日本テレビ
おしらせ
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ドラマ – 国内ドラマ
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(葛原)
リレーション・フーズは解散だ。
(浅海寛人) 俺の今までの人生って
何だったんだろう。
何も意味はなかったのかな。
(高梨雛子)
あなたにしかできないことが
まだまだ たくさんあるんです!
ここは
社長がいる場所じゃないんです!
こんなとこで カレー食べてちゃ
ダメなんですよ!
(大牙 涼) 浅海社長は 多分
ちゃんと あなたのことが
好きなんだと思います。
俺は もう
終わりにします。
♬~
皆さん
申し訳ありません!
(田辺) そんな…
リレーション・フーズが
解散だなんて…。
フードコートの出店だって
ほぼ決まってたじゃないですか!
(知美)
全国展開も これから本格的に
進められそうだったのに…。
(宮内) 浅海社長がいなくなって
葛原さんが新社長になった途端
我々は切られる
ということですか?
申し訳ありません
私の力不足です。
(和湖) 浅海社長は ホントに もう
帰って来ないんだな。
皆さんは
本社に戻ることになります。
希望の部署に移れるように
私も力を尽くします。
(和湖) 社長は?
(田辺) 俺たちと一緒に
本社 戻るんですよね?
(伊藤) このお店は
どうなってしまうんですか?
(萩尾) なくなっちゃうことも
あるんすか?
そうならないように
今 本社と話しています。
皆さんを
不安な気持ちにさせてしまって
本当に申し訳ありません。
新しく業務提携する
野上フーズに
そのまま
引き取ってもらえる可能性も
まだ あると思いますので…。
(古賀) 経営者が変わったら
また店 変わっちまうよ。
俺はさ
あんたとだから
この店やろうと思ったんだ。
(古賀) 店がダメになっても
お前らの働き口ぐらい
俺が何とかしてやるよ。
心配すんな。
(古賀) おい… 仕込み 続けるぞ。
(萩尾:伊藤) はい。
(葛原)
さっきのデータ 見せてくれる?
(秘書) はい。
葛原社長 先日 お願いした
プチボナールの件なんですけど…。
プチボナール?
立ち話でする話じゃないだろ。
このデータ 先方に送っといて。
はい。
(葛原) 俺のPCにも送っといて。
(秘書) 分かりました。
ハァ~。
お店も
あそこで働く人たちのことも
何とかして守りたいのに…。
自分が無力過ぎて…。
知美も ごめんね。
(知美) ん?
知美は リレーション・フーズの
採用だから…。
あ~ 大丈夫 分かってるよ。
でも私 何とかして
本社に掛け合ってみるから。
どこかの部署に
採用してもらえないかどうか。
あ~ ううん
私のことはホントに大丈夫。
まぁ ちょっとの間でも
楽しかったし
また就活 頑張るよ。
それより 雛子 大丈夫?
ん?
あの後 浅海社長から連絡は?
そっか…。
ホントに あれでよかったのかな?
ん?
いや あの時
浅海さんのこと 受け入れてたら
よかったのかなって
正直 後悔してる。
雛子は どうなの?
浅海社長のために こうしたほうが
いいとかじゃなくて
雛子自身は どうなの?
あのまま 一緒にいたら
幸せだった?
分かんない。
♬~
あの…。
少し 話せませんか?
♬~
辞める気だったりします?
辞めて どうするんですか?
温泉でも 行こうかな。
ほら しばらく
旅行とか行けてなかったからさ。
大牙君は 温泉は山派? 海派?
山っすね。
山か! アッハハ!
確かに 山って感じする
安定感あるもんね フフフ…。
私は やっぱ海かなぁ。
こう 暖かい太陽が燦々と
降り注いでるみたいなのが
やっぱ いいんだよね。
温泉入ったついでに
海の幸 食べて
で 最後にビールをクイっと
っていうのが最高なんだよ。
正直言うとさ
ビール飲んで
ゲームして ストレス発散して
ダラダラ生きて行く日々が
また戻って来ると思うと
ちょっと ホッとしてるとこも
あるんだよね。
ほら 私には やっぱり
社長って
ちょっと荷が重かったからさ。
まぁ 今度は
ムチャブリがない会社に
就職できたらいいなぁ
…なんて思ってるけど。
ホントに それでいいんですか?
あなたにとって この会社って
その程度のものだったんですか?
俺が今日 あなたを誘ったのは
みんなに言われたからです。
みんな?
会社のみんなです。
あなたが辞めるんじゃないかって
心配してるんですよ。
みんな…
あなたと働きたいと
思ってるんです。
もちろん 俺もです。
私だって そうだよ。
私だって
みんなと あの会社で働きたいって
思ってるよ 決まってんじゃん。
でも どうすればいいの?
どうしたらいいか分かんないもん。
♬~
おはようございます。
(一同) おはようございます。
社長…。
はい。
みんなで話したんですけど
この会社を買い取りませんか?
会社を買い取る?
えっ そんなことできるの?
はい 本社に手放されそうになった
子会社を
経営陣が自分たちで買い取った
という例は実際にあります。
そうなんだ。
社長 やりましょう!
リレーション・フーズを
ここで終わらせたくありません!
ありがとうございます。
本当に ありがとうございます!
ただ 問題は額だ。
額?
買い取り額。
調べたんですけど 大体
1億前後じゃないかと。
1億!?
えっ いや そんなお金…。
いや ある程度 用意できれば
残りは 銀行の融資を
受けられると思います。
じゃあ 私は
マイホームを担保に入れます!
えっ!?
俺も学資保険 解約します!
いや…。
私は株式の積立投資で
貯めたお金を。
私も 少しですけど
夫と相談します。
いや あの そんな 皆さんに
背負わせるわけにはいきません。
私が貯金を…。
《ん? 貯金 幾らあったっけ?》
《ぬわ~! ヤバい
何てこった!》
《しゃあない
実家に頼んで 家を担保に…》
《ダメだ
お母さんに絞め殺される!》
社長 大丈夫ですか?
ハハハ… はい!
あの… 頑張ります 私。
私が お金は
何とかして集めますので…。
いえいえ ここは
全員野球ですから!
みんなで頑張りましょう!
絶対に この会社を守りますよ!
エイ エイ オ~!
みんな ご… ご一緒に。
エイ エイ エイ オ~!
(田辺) オ~!
(一同) エイ エイ オ~!
エイ エイ オ~!
エイ エイ オ~!
(宮内) エイ エイ オ~!
エイ エイ オ~!
(宮内) エイ エイ オ~!
♬~
「やっぱり」というか
思った以上に
銀行の預金残高が
少なくてですね…。
すみません。
私も 妻に
「家を担保に入れる」と言ったら
「離婚する」と激怒されまして…。
それは そうですよね。
実は
3人目ができちゃいまして…。
さらに小遣いを減らす
って話の中
とても言い出せなくて…。
それは おめでとうございます。
(田辺) ありがとうございます。
諦めるのは まだ早いです。
他にも個人の投資家を当たるとか
そういう手もあると思います。
(柚) お疲れさまです。
柚ちゃん どうしたの?
皆さんに会いたいって人が
来てるんですけど
呼んでもいいですか?
うん。
(自動ドアが開く音)
(野上)
いや~ 皆さん こんにちは。
野上さん…。
あの 実は…。
(宮内) お前か! 野上ってのは!
よくも… ぬけぬけ
いけ~ しゃあしゃあしゃあ…
しゃあと
顔出したな! この野郎‼
すいません 今日 実はですね…。
(田辺) そうだよ‼
何しに来やがった!
いかにもな悪人面しやがって!
田辺君に負けずとも劣らない…。
そうやって ひとを見た目で
判断するの やめてくださいよ!
俺は! 毎日 子供を
風呂に入れるような
優しい男なんですからね!
私なんて どんなに早く帰っても
仮に 日曜だって最後なんですよ!
私の後には誰も入りたがらない!
ちょっと話が それてますよ。
(宮内) そうだよ。
野上! お前の話だよ!
(和湖) 塩! 誰か 塩!
落ち着いてください。
(柚) 落ち着くな!
落ち着いていられるかよ‼
やられて当然なんだよ!
1回や2回 謝ったぐらいで
許されると思うなよ‼
ここにいる みんなと浅海社長に
逆立ちして謝れよ‼
渋谷の交差点で 大声で謝罪しろ‼
柚ちゃん 落ち着いて!
落ち着いて 落ち着いて…。
ねっ… ねっ。
あっ すいません。
(野上) あの…。
(せき払い)
野上フーズは辞めました。
自分の個人的な恨みを
晴らすために
ビジネスを利用するなんて
間違っていたんですね。
あなたを見ていて
それに気付いたんだと思います。
だから 浅海社長を追い出しても
ちっとも
うれしくなかったんでしょうね。
(野上) あっ それで
今日 ここに伺ったのは
こんな事態にしてしまって
今更なんですけど
何か お役に立てないかと
思いまして…。
皆さん 会社を買い取ろうと
されてますよね?
取引のあった銀行や
投資家の何人かに
話をしてみたんですけど
リレーション・フーズさんに
結構 興味を持ってくれていて。
ほう…。
少しですけど
出資を募れると思うんです。
えっ どのくらいですか?
今のところ 3億なんですけど…。
3億!?
(野上) 足りますかね?
野上さん!
あなたは救世主です!
いや ホントは いい人なんじゃ
ないかと思ってました!
「昨日の敵は今日の友」とは
このことですね!
野上さん ありがとうございます。
ありがとうございます。
あの どういうことでしょうか?
だから リレーション・フーズを
君たちに売るつもりはないよ。
えっ?
売却先は 既に決まってるんだ。
どうして知ってるんですか?
君たちの動きぐらい
銀行筋から聞いてるよ。
ご苦労さまだったね。
私 社内では有名な
浅海派でして…。
それは もう知ってるよ。
本社に戻ったところで
居場所はないことは明らか。
もう終わりです。
私の会社員人生
これにて ジ・エンドです。
(田辺) 宮内さん
自分の保身のために
必死だったんですか。
違いますよ!
何を言ってるんですか。
それは私に対する侮辱罪だ!
(ベル)
謝罪を要求する!
(和湖) はい… 社長 電話です。
はい。
(和湖)
タクシーの運転手さんから。
タクシー?
はい。
(運転手) 今 代わりますから。
高梨 俺だけど。
社長?
(宮内) 浅海社長?
はい… はい…。
分かりました 失礼します。
社長が… 今 下にいるって。
「50円 貸してくれ」って。
はぁ?
タクシー代が足りないんだって。
ハァ… まだですか?
あっ 今 50円
持って来てもらってますから。
ホントにホントですよ。
今 電話したんだから
大丈夫ですよ。
社長!
何してるんですか!
悪いね。
急いでたから
タクシーで来たはいいけど
50円 足りなくってさ。
50円… 50円。
すいません
ありがとうございます。
すいません。
社長 どこ行ってたんですか?
ん~ いろいろとね。
いろいろって…。
心配してたんですよ
何してたんですか?
まぁ 上に行ったら話すよ。
ありがとう。
それで一体 何があったんですか?
株を集めてたんだよ。
株?
うん うちの会社のね。
あっ 今は葛原さんの会社か。
でも 全然 資金が足りなくって
マンションも車も
売っちゃったんだ。
だから 今は
無一文みたいなもんだね。
はあ…。
あっ そうだ。
誰か スマートフォン
貸してもらえる?
どうぞ。
ほら。
51% 集まったから
これで会社を取り戻せるよ。
そうなんですか?
はい。
株全体の過半数を押さえれば
会社の役員を
自由に決められますから。
つまり 浅海社長のひと声で
全てが決められるということです。
まぁ そういうことだね。
あっ…。
あっ そうだ。
この後 定例取締役会があるから
ちょっと行って来るよ。
それじゃ。
はい。
(自動ドアが開く音)
えっ?
ってことは…。
(宮内) 大逆転…。
大逆転ですよ!
(田辺) マジか!
さすがだな!
よっしゃ~!
(宮内) いや~ よかった!
(社員たちの歓声)
すいません。
フフ…。
(拍手)
(記者)
社長 おめでとうございます!
ひと言 お願いいたします。
(記者)
喜びのひと言 お願いします!
♬~
失礼いたします。
おかえりなさい。
ただいま。
リレーション・フーズの存続の件
ありがとうございました。
みんな すごく喜んでます。
ううん 自分がまいた種を
自分で刈り取っただけだから。
やっぱり その席は
浅海社長が座るべきです。
お似合いです。
ありがとう。
あっ それはそうと 高梨…。
はい。
この間 話 してた
フードコート出店の件なんだけど
どうなった?
えっ?
全国主要都市
20店舗は出店したいかなぁ。
早急に頼むよ。
《これは…》
2か月くらいで行けるかな?
《久しぶりのムチャブリ
来た~!》
よろしく頼むよ。
かしこまりました!
無事 リレーション・フーズと
プチボナールの存続が
決定したということで
社長 ひと言。
私 ちょっと ひと言 苦手なので
割愛させていただいて じゃあ…。
皆さん… 乾杯!
(一同) 乾杯!
(拍手)
手伝います。
えっ 休んでていいっすよ…。
手伝わせてくださいよ。
(萩尾) ありがとうございます。
大牙君 ありがとね。
大牙君がいてくれなかったら
多分 諦めちゃってたと思う。
別に。
これからも ビシビシっと
よろしくお願いします。
はあ。
《塩… 急に塩対応》
《そうだ この間
「もう終わりにします」って
言われたから…》
《いやいや 別に
ショックなんて受けてないし
受けてるわけないじゃん!》
《っつか 終わりにするって
逆に何が始まってたんだって
話だよ!》
《おい! 大牙 この野郎!》
何すか?
ん?
独り言 言いたいなら
外 行ってくださいよ。
キモいんで。
《キィ~! 腹立つ~!》
(知美) 雛子 ちょっと!
ん?
柚ちゃん 野上さんと元サヤで
来月 結婚するんだって!
え~!
まだ正式じゃないんで
みんなには言わないでください。
えっ えっ 大丈夫なの?
「好きだよ」って言ってくれて
「ごめんね」って。
「もう一生 ウソはつかないよ」
って言ってくれたんです!
おぉ~!
(凛々子)
でも結婚って若いうちのほうが
勢いでできるし
いい選択だったかもね。
そういうもんですか?
うん 私も 勢いで行っちゃったら
よかったかな
…って思った時もあったしね。
でも 凛々子さん
カッコいいですよね。
私 若い時に
イメージしてた理想って
凛々子さんみたいな
人生だったと思います。
ありがとう! ちょっと うれしい。
学生のうちは
みんな 大して変わらないのに
ここから 結婚とか出産とか
何を選択するかで
これからの人生が
大きく変わっちゃいそうで
私 ちょっと怖いんです
慎重に選んで行かないと。
そんなこと考えるんだ。
私 何にも考えずに生きてたら
30 過ぎてた。
まぁ そこが
雛子のいいとこだけどね。
ハハハハ…。
人は 選択肢を提示されると
そのどれかを
選ぶものだと思い込む。
だけど どれも選ばないという
選択肢もある。
バーゲンと同じだ。
近寄って吟味すると
意外と別に どれも欲しくない。
えっ 今の分かりました?
私 全然 分かんなかった。
フフフ…。
いいか!
あんたが このプチボナールを
背負って行くんだよ!
プチボナールの味を
日本中に広げて行くんだ!
ふざけんな! お前 何言ってんだ
世界中だ 世界中!
おっし! よく言った
その意気だ!
(古賀) ハハハハ…!
飲み過ぎですよ 2人とも。
ほら 大牙君。
そうそう…。
この間 言ってた
好きな人 どうなったの?
それ言わないでくださいよ。
それは俺も気になるな。
(古賀) 誰だよ? 誰? いるの?
(宮内) いるんだよ~。
教えてよ~ お願いしますよ。
(ノック)
どうぞ。
(ドアの開閉音)
いいザマだと思ってるんだろ?
惨めなもんだよな。
結局 お前には
勝てなかったってことか。
お前の哀れみにすがって
この会社に居続けるなんて
まっぴらだ。
辞めるよ。
葛原さん。
最後に 一杯飲みませんか?
♬~
これ 会社を始めた時に飲んだのと
同じワインなんですよ。
昔は お前の才能に ほれ込んで…。
だから
一緒に仕事をしてたのに…。
いつから嫉妬と憎しみに
変わっちゃったんだろうな…。
僕も同じですよ。
えっ?
勝つことだけに
とらわれていたんですね。
お互いに。
だから 僕は
変わろうと思うんです。
フードコートへの出店ですが
本店の名古屋の他に
大阪 福岡 広島 新潟への
出店が決まりました。
うん 順調だね。
はい。
何とか進めてますので
ご安心ください。
それなら もういいかな。
何がですか?
リレーション・ゲートの社長を
退こうと思ってね。
何て おっしゃいました?
だから リレーション・ゲートの社長を
退こうと思ってるんだよ。
戻って来たばっかじゃないですか。
俺は 君と君の会社を守るために
戻って来ただけだから。
アフリカに行こうと思ってね。
アフリカ!?
うん。
学校をつくりたいんだ。
えっ 学校?
うん。
それは 新規事業か何かを
始めるってことですか?
いや…。
一銭にもならないんじゃないかな。
だったら どうして?
だからこそ やってみたいんだよ。
いつ 帰って来るんですか?
もう会えないってことですか?
嫌です。
そんなの絶対に嫌です!
じゃあ…
一緒に行きたい。
えっ?
君のおかげで
新しい自分を
見つけることができたんだ。
俺は今まで
誰のことも
心から愛せないと思ってた。
だけど そうじゃなかった。
君と一緒に生きて行きたい。
君は?
(3人)あぃ!
ノンアルチューハイあるある!
(寺島)どっこい このノンアルレモンサワー
(光石・田口)うぃ
まさに!
(3人)レモンサワー!
<絶好調!!
サントリー「のんある晩酌レモンサワー」>
(3人)あるある~
(小栗)《久々に 集まった》
ならこれでしょ
(山田)でも こんな気持ちいい日は?
爽やかなプレモルにしよっか!
(川口)しちゃいましょ
(小栗・山田)よし はい
<新!爽やか
「ザ・プレミアム・モルツ<香る>エール」>
はぁ~
青空みたいだ
(足音)
また何かあったんですか?
えっ? あっ…。
何なんですか?
気になるから言ってくださいよ。
うん…。
また 会社
ヤバいことになったんですか?
いや そういうんじゃなくて…。
浅海社長… 辞めるんだって。
辞める!?
アフリカ 行くんだって。
アフリカ?
学校 つくりたいって…。
学校?
そうだよね 意味不明だよね。
私も同じように聞き返したよ。
もしかして…
誘われたんですか?
一緒に行こうって。
えっ?
そうですか。
どうするんですか?
どうするも何も
私には会社があるし…。
本当は 一緒に行きたいんじゃ
ないですか?
違いますか?
♬~
好きなようにしたらいいと
思います。
会社も
軌道に乗って来たわけだし。
あなたがいなくたって
俺が今まで
何とかして来たわけだし
どうにだってなりますよ。
そんな言い方… ひどいじゃん。
♬~
いろんな人に気 使って…。
みんなのために動けるのは
あなたのいいところですけど…。
でも…
好きなように
自分のために生きてください。
♬~
大牙君 あのさ…。
何ですか?
何でもない。
ごめんなさい
あの もう閉店時間なので…。
すいません。
すいません。
♬~
(着信音)
(操作音)
もしもし…。
あっ もう家 着いてます?
うん。
あの もうすぐ寝ますか?
えっ?
よかったら
ゲームやりません?
ダメですか?
うん… やろう。
行け行け 行け行け…!
え~ めちゃくちゃ
うまくなってんじゃん!
練習してるでしょ?
いつまでも
負けっ放しなわけねえじゃん!
どんだけ負けず嫌いなんだよ。
よし! 行け行け 行け行け…!
ウソウソ… ちょっとヤダ
えっ 無理無理 無理無理!
よっしゃ~!
ウソでしょ! 信じらんない。
どんだけ練習したのよ!
(スピーカー:大牙)
まぁ やるからには勝ちたいんで。
ばかじゃないの? っていうか
いつ ゲーム機 買ったわけ?
放っておいてください
いいじゃないですか 別に。
(スピーカー:雛子)
大牙君さ そういうとこあるよね。
えっ?
勉強熱心っていうか
意外と 好み合わせようと
してくれるよね。
(スピーカー:大牙) そう?
うん そうだよ。
ほら 柚ちゃんの時も
恐竜図鑑みたいなので
勉強してたし。
それ 今 言うかな。
フッ。
無理して合わせようとしなくて
大丈夫だよ。
(スピーカー:雛子)
大牙君は大牙君のままで。
あれ?
(操作音)
大牙君?
俺のままって何ですか?
ん?
あなたに
「行かないで」って言うのが
俺のままっすか?
「好きなように生きて」
って言ったのが 俺のまま?
どっちも本心ですよ。
アフリカになんて
行ってほしくないし
浅海社長にも渡したくねえよ!
何だよ アフリカって!
あなたと
ただの上司と部下に戻っても
それでも 仕事の時に隣にいるのは
俺だって思ってたんだよ!
ハァ~。
でも
「好きなように生きて」
っていうのも
やっぱり ウソじゃないんです。
あなたが…
好きだから。
俺は… あなたが好きなんです。
だから
隣にいるのが
俺じゃないのは悔しいけど…。
でも それは仕方ないし…。
あなたが幸せでいてくれれば
それでいいです。
じゃあ… おやすみなさい。
(通話が切れた音)
♬~
♬~
発売から30年
キユーピーハーフは
11回の改良がくり返された
健康な商品は
健康な生活をつくり
それは やがて健康な人生になる
しかし なぜ11回
私はLIFEを新しくする
キユーピーハーフ
こちらがフードコート店限定の
目玉メニューとして
古賀さんが考案してくれた…。
ブルゴーニュ風フレンチカレーだ。
…だそうです。
では 皆さん 試食をお願いします。
(一同) いただきます。
♬~
うん! おいしいです。
いいじゃないですか!
うちの子にも食べさせたいなぁ。
すごく おいしいです!
あっ でも
トリュフオイルを入れると
ちょっと高級感が出て
お得な感じがしませんか?
まぁ 素人の意見も
大事にしないとな。
素直になれよ!
ハハハハ…。
社長 どうだ? ダメか?
おいしいです。
フフっ。
何だか
シェフの料理を
初めて食べた時のことを
思い出してしまって。
おいしい!
あれから
全てが始まったんですよね。
シェフ 最初 怖かったですもんね。
私 殴られましたし。
てめぇ~!
あ~ ダメです ダメです!
殴る音
フフっ。
だから それは悪かったって。
短い間でしたけど
ここで
いろんなことがありました。
(雛子の声)
メニューの開発もしたし
ケーキも作ったし。
たくさん みんなで悩んで…。
♬~
たくさんケンカもして…。
ケンカ売ってんのか てめぇ!
お前が先に
ケンカ売って来たんだろ!
表 出ろよ!
どうやって 落ち込まずに
いられるんですか!?
私が失敗したら
大牙君がフォローする
大牙君が失敗したら
私がフォローする
それでいいじゃん!
私の人生で初めてでした。
こんなに ひととぶつかって
こんなに
真剣に ひとと関わったこと。
こんなに私の人生で大変なこと
今までなかったんですけど…。
こんなに楽しくて
こんなに…
やりがいを持てたことも
なかったです。
♬~
最高の経験ができました。
皆さんのおかげです。
本当に ありがとうございました。
(拍手)
(ノック)
≪失礼いたします≫
(ドアの開閉音)
お時間 よろしいでしょうか?
うん。
先日のことなんですけど…。
うん。
社長が言ってくださったこと
すごく うれしかったです。
だから…。
ものすごく 悩んでしまって…。
前だったら
仕事 辞めたりするのとか
全然 どうってこと
なかったんですけど…。
今は… 大切なんです。
会社も…
あそこで働く人たちのことも。
うん それで?
それで…。
だから…。
だから?
何か いろいろ
グルグル考えてたら
何か…
腹立って来ちゃって!
えっ?
っていうか
アフリカって何なんですか!
いや…。
新しいこと やりたいんだったら
日本でもいいじゃないですか。
ん~。
そうやって振り回して
突拍子もなくて…。
いっつも
何 考えてるか分かんない。
そういうとこが
腹立つっていうか 何か
いけ好かないっていうか。
あぁ…。
でも 私は
社長のことが好きなんです!
社長は…
私の人生を変えてくれた
特別で 大切な人なんです。
例えて言いますと
もし社長が宇宙人だったら…。
俺が宇宙人?
はい もし社長が宇宙人だったら
私は 人さし指を出しちゃう
友達みたいな…。
『ローマの休日』だったら
社長は王女様で 私が新聞記者。
あの… 分かりづらい例えだね。
そうですよね。
うん。
今 例えることで 逆に
分かりにくくなってますよね。
そうそう。
すいません。
とにかく 社長は
私にとって
特別で 大切な人なんです。
多分… これからも ずっと。
社長のおかげで
私は大切なものを
手に入れることができました。
あの会社も あの仕事も
あそこで働く人たちのことも
私 大好きなんです。
それから…
今の自分のことも 結構 好きです。
社長のおかげで
好きになれたんです。
だから 私は
社長を辞めるわけには
いきません。
♬~
今までの私は
浅海社長がいてくださったから
何とか やって来られたんだと
思っています。
でも…。
これからが本当の戦いなんです。
1人で立って
本物の社長になれるように
頑張ります。
♬~
♬~ そう…。
♬~
君が決めたんなら
それでいいんじゃない?
君は いろんな人を
変えれる力がある。
君自身も まだまだ変われるんだ。
ところで
俺が辞めた後の
後任の件なんだけどね。
はい。
君がいいなと思って。
えっ?
リレーション・ゲートの社長を
君にやってほしいんだよ。
あの… 何をおっしゃってるのか
分からないんですけど。
だから
リレーション・ゲートの社長を
君にやってほしいと
思ってるんだよ。
はい?
いや だからね 俺の代わりに
本社の社長を
君にやってほしいと思ってるんだ。
え~!?
よろしく頼むよ。
《私が ほ… 本社の社長!?》
《なぁ~に~!?》
あり得ない あり得ない
あり得ない あり得ない。
私が本社の社長?
ムチャブリも大概にしてよね。
私に務まるわけないじゃん。
「やれません。
あなたのムチャブリには
付き合えません 無理です」。
言えるか? 言えるか?
言えるかな? 大牙君。
あの…。
ん?
アフリカ どうなったんですか?
あ~ それは断った
そしたらさ 本社の…。
アフリカ 断ったんですか?
そう だから断って
本社の社長
ってことになっちゃって…。
どうしよう 絶対 無理だよね
私にできるはずないよ。
アフリカ 断ったんですか。
ちょっと話 聞いてる?
あなたが何もできないことぐらい
もう みんな 分かりきってますよ。
だけど…
みんなを動かせるじゃないですか。
今までは 5人の社員が
あなたを支えて来たけど
これからは 1500人の社員が
あなたを支えて
助けてくれるんですよ。
すごいチャンスじゃないですか。
ただのムチャブリだよ。
自分は絶対できないって
思うことでも
踏み出せば
成長できることもあるんですよ。
今までだって
そうだったじゃないですか。
目の前にチャンスがあったら
絶対に ものにするべきです。
(凛々子)
フッフ… あなたの作戦勝ちね。
えっ?
彼女に 仕事に対しての
覚悟を決めさせて
本社の社長の椅子に
座らせようとしたってことでしょ。
考え過ぎだよ。
高梨と一緒にアフリカで
…なんて夢見てたんだけどな。
その割には楽しそうね。
高梨のこと 頼むよ。
ええ
いってらっしゃい 元気でね。
君もね。
(知美) 社長。
はい。
これ よろしくお願いします。
はい。
(知美) あれ 雛子 どうしたの?
今日 社長就任会見じゃないの?
そうなんだけど 大牙君は?
大牙君 社長に渡すものがあるって
出て行きましたけど
会いませんでした?
擦れ違っちゃったかな?
ありがとうございます。
これでいいっすか。
あ~ ありがとう!
大体 何で俺が こんなこと
しなきゃいけないんですか。
スピーチ原稿なんて
本社の秘書課の人に
頼んでくださいよ。
だって 私のこと 一番よく
分かってんのは大牙君でしょ?
あ~ そうそう。
こういう
分かりやすいのじゃないと
ちょっと入って来ないんだよね。
フッフ… やっぱ持つべきものは
大牙君だよね。
私には大牙君が必要なんだよ
これからも よろしく頼むね。
ねぇねぇ ねぇねぇ…
これさ 何て読むんだっけ?
えっ? 「逼迫」。
あっ 「逼迫」だ。
ねぇ ちょっと 難しい漢字ばっか
使わないでもらっていい?
頭いいぶって。
はぁ?
チッ。
フフっ。
ねぇ これは?
もう何すか…。
♬~
目の前のチャンス
ものにしようかなって。
すいません。
♬~
♬~
(柚) ≪社長?≫
社長!
あっ ごめんごめん。
(柚) もう早くしてください。
行こう 行こう 行こう。
(柚) 会見 始まっちゃいますよ!
急げ 急げ!
(柚) 早く!
♬~
おっ! 始まりますよ フフフ…。
(田辺) あっ! 出て来た 出て来た
フフフ…。
(知美) あっ!
大丈夫ですかね?
なるようになる!
よっ! 高梨社長 日本一!
(司会) では リレーション・ゲート
代表取締役社長の高梨雛子より
ご挨拶申し上げます。
高梨社長 よろしくお願いします。
《ぬわ! 早速 やっちまった!》
《どうする? どうする? 私!》
♬~
みんなで
仲良く 楽しく 頑張りましょう!
♬~
(拍手)
幼稚園の先生かよ。
(拍手)
(拍手)
♬~
♬~
(拍手)
見て見て これ懐かしくない?
あ~ ワイナリー 行きましたね。
楽しかったよね。
ねぇ これ もう帰って見よう。
うん。
夕飯 何食べる?
あっ カレー! 1日目の。
やだ… 作って。
やだ 食べたい!
雛子さんの。
≪カット!≫
恥っず!
フフフ…。