ミステリと言う勿れ #08【ミステリーナイト開幕!殺すのか、殺されるのか】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ミステリと言う勿れ #08【ミステリーナイト開幕!殺すのか、殺されるのか】[字][解][デ]

主演・菅田将暉!ミステリーナイト開幕!天達と同級生が雪深い山荘で開く「ミステリーの会」に参加する整と風呂光。その裏で蠢く何か…殺すのか、殺されるのか…

ご案内
【公式HP】
https://www.fujitv.co.jp/mystery/  
【公式Twitter】
https://twitter.com/not_mystery_ 
【公式Instagram】
https://www.instagram.com/not_mystery_not/
番組内容
久能整(菅田将暉)は美吉喜和(水川あさみ)の墓参りに行く。すると、そこでかつて喜和のパートナーだった天達春生(鈴木浩介)と会う。天達は整に、高校時代の同級生とゲストを呼んで、別荘でミステリー会を開くので来て欲しいと頼む。また、自分の講演会に風呂光聖子(伊藤沙莉)が来たことを話し、そこで風呂光から、整が警察に協力をしていることを聞いたので、ミステリー会で謎解きの腕前を披露して欲しいと言うのだ。整が
番組内容2
答えに困っていると、天達はただ荷物運びや食事の片付けの手伝いのアルバイトだと安心させる。そして、ひとつだけ頼みがあるとある事を付け加えた。
約束の朝、整が待ち合わせ場所に行くと天達が車で迎えに来た。車に乗っている風呂光を見て整は驚く。風呂光が勉強熱心だったので誘ったと言う天達は、彼女が刑事だということは会に集まる人には教えないようにしようと2人に話した。
雪の中を走る天達の車は、蔦に覆われた山荘に
番組内容3
たどり着く。天達いわく“アイビーハウス”と呼ばれているそうだ。天達や整たちを玄関で迎えたのは橘高勝(佐々木蔵之介)。他にも山荘内には、主人の蔦薫平(池内万作)が待っていた。天達と橘高、蔦は高校の同級生。蔦はミステリー会のゲストだとデラ(田口浩正)、パン(渋谷謙人)も招いている。夜になるとミステリー会が始まる。蔦は別荘の以前のオーナー夫人がバルコニーから転落して亡くなったことを話し始めた。
出演者
菅田将暉 
伊藤沙莉 
尾上松也 

門脇麦 
白石麻衣
 ・ 
鈴木浩介 

筒井道隆
 ・ 
永山瑛太 


スタッフ
【原作】
『ミステリと言う勿れ』
田村由美(小学館『月刊フラワーズ』連載中) 
【脚本】
相沢友子 
【プロデュース】
草ヶ谷大輔、熊谷理恵(大映テレビ) 
【演出】
松山博昭、品田俊介、相沢秀幸 
【制作著作】
フジテレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 天達
  2. 橘高
  3. 風呂光
  4. デラ
  5. 喜和
  6. アイビー
  7. パン
  8. 久能
  9. ワイン
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  11. ミステリー会
  12. 久能君
  13. 最近
  14. 事件
  15. 天達先生
  16. 謎解
  17. 彼女
  18. 部屋
  19. クローバー
  20. 先生

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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ポニーキャニオン

♬~

♬~

(鐘の音)

(整)天達先生。

(天達)あ~ 久能君。

今年も命日を忘れないでくれて
ありがとう。

喜和。

久能君が来てくれたよ。

君のお気に入りの小さな整君だ。

(喜和)《何してるの?》

《アリを見てるの?
アリって漢字 書ける?》

《いっぱい考えてみるといいよ》

《そして それを誰かに話そう》

もう5年か。

早いな。

♬~

ん~!

(天達)あなたは いつも
みたらし団子と

わらび餅セットだね。
好きなので。

団子といえば
普通は4個か5個ですけど

3個の花見団子を作ったのは
秀吉だとか。

その説は根拠が示されていない。

あなたね ソースは いつも
確認しなさいと言ってるでしょ。

すみません。
あっ そういえば

今度 高校の同級生と
久しぶりに集まることになってね。

友人の別荘で
ミステリー会を開催するんだよ。

ミステリー会?
ゲストを招いて

謎解きの出題をするんだ。
みんな ミステリー好きでね

昔から よくそこでやってたんだ。

よかったら
あなたも来てくれないかな?

えっ?
聞いたよ。

最近 警察に協力して いくつも
事件を解決したんだってね。

はぁ!? な… 何で?

《初めまして。
私 大隣署の風呂光と申します》

《久能 整さんから天達先生のこと
お聞きして伺いました》

《講演 大変興味深かったです》

《久能君とは どういう?》

《あっ いつも無理を言って
捜査に協力していただいてます》

《協力?》
《はい》

《久能さんって
人のことを よーく見てて

ささいなことまで
気付くんですよ》

《だから
心理学も学んでみたいし

久能さんが どういうふうに
物事を見てるのか

知りたいんです》
(天達)そういうわけで ぜひ

あなたに腕前を
披露してもらいたいと思って。

いや 違うんです。
あの 全然そんなんじゃなくて…。

(天達)ハハハハ…。
というのは冗談。

荷物運びとか食事の片付けとか
バイトとして手伝ってもらえたら

助かるんだけど。
ああ… そういうことなら。

それと 実はね
ちょっと頼みたいこともあるんだ。

頼みたいこと?

ライカさん。

(ライカ)約束はしていないが。
そうですけど いるかなぁと思って。

線香の香りがするな。
えっ?

お墓参りに行ってました。
誰の?

喜和さんっていう 子供のころから
かわいがってもらってた人がいて。

いつも話を聞いてもらってました。

そうか。

大切な人だったんだな。
はい。

ライカさんにはいますか?
大切な人。

大切な人…。

千夜子だ。

妹さんですか?

私の願いは
千夜子が幸せになることだ。

(ライカ)
《ただ この桜が咲くころには

45-1-17・18》

《「私は」「この世」「に」
「いないけどな」》

♬~

おはよう。
おはようございます。

(風呂光)おはようございます。
えっ!?

何で ここに?
何でって…。

彼女 すごく勉強熱心だったから
誘ってみたんだよ。

久能君 驚かそうと思って
内緒にしてたんだ。

(風呂光)す… すいません
私 久能さんも知ってると思って。

いえ 僕は構いませんけど。
(天達)あっ そうだ。

風呂光さんが刑事だってことは
みんなに内緒にしておきましょう。

(天達)何せミステリー会だからね。

この辺りは雪があるんですね。

とはいえ
例年ほどは降らなかったな。

異常気象も続けば
もう異常じゃないですよね。

(天達)確かに そうだね。

《頼みたいこと?》

《ミステリー会に
集う人たちの中で

1人だけ
嘘をつく人がいるだろうから

見ていてくれないか?》

《嘘?》
《まあ 授業の一環だよ》

さあ 着いた。 ここだよ。

(風呂光)わぁ~ おっきい。
(天達)アイビーハウスと呼ばれてるんだ。

(天達)ツタが びっしりだからね。
(風呂光)ああ…。

♬~

(天達)おーい 橘高!

おー 天達! 来たか。
(天達)早いな。

(橘高)先に来て
掃除 手伝えって言われて

蔦の車に乗ってきた。
(天達)ハハハッ 久しぶり。

喜和の三回忌以来だな。
元気だったか?

ああ。 お前もな。
元気そうでよかった。

さあ 入ろうか。
はい。

(橘高)ちょい待ち!

そのマットで靴の底の泥 落として
中に待ち込まない!

あっ はい。

(橘高)はい どうぞ。
ありがとうございます。

失礼します。
(橘高)あっ それ

俺のマイスリッパだから
そっから新しいの出して。

相変わらず潔癖だなぁ。
(橘高)気になるんだよ。

あれ? でも 前は
玄関マットなんかなかったな?

(天達)冬は置いてないんだろう。
こっちは たいてい雪で埋まって

ガレージから出入りするから。
(橘高)あっ そうだったか。

あれ?
あっ そっか 俺

冬には ここ来たことなかったな。

≪いや~ 立派な別荘ですね。

(蔦)あっ いらっしゃい。

ようこそ わがアイビーハウスへ。

家主の蔦です。
アイビーって呼んでくれ。

(整・風呂光)アイビー?
(風呂光)蔦だから?

(蔦)こちらは
ミステリー好きのサイトで知り合った

デラさんとパンさん。
(デラ)初めまして。

よろしくお願いします。
(パン)何やら楽しい会を

開くと聞いて
交ぜてもらいに来ました。

そう。 こよいは
楽しいミステリーナイトだ。

(拍手)

(天達)客室は3つだったよね?
(蔦)ああ。

デラさんとパンさんで
ひと部屋でしょ。

ありがとうございます。
(蔦)風呂光さんは… えっと…。

君たち 付き合ってんの?

えっ!?
あっ いえ そんな 違います。

あの そういうことは
気軽に聞いちゃいけないことだと

思うんですけど。

おっと ごめんごめん。
じゃ 風呂光さんに ひと部屋。

で あとの部屋に簡易ベッド足して
3人で使ってくれ。

(橘高)いや 俺

テント持ってきたから ガレージで寝るよ。
(蔦)テント?

どのみち 相部屋 苦手だから
そのつもりだった。

(天達)そうか? 悪いな。

あっ 久能君
もし1人がよかったら

ここのソファで寝てもいいよ。
あっ はい。

(蔦)向こうになるんで。

荷物 持とうか?
(風呂光)ありがとうございます。

すいません。

(蔦)悪いね。 風呂光さんにまで
手伝ってもらっちゃって。

いえいえ タダで
泊まらせてもらってるんで。

(蔦)そう?

(パン)ありがとうございます。

(橘高)俺のは
これに入れてくれる?

(風呂光)マイ皿とマイ箸ですか?
(橘高)そう。 マイボトルもあるよ。

(蔦)橘高 何か エスカレートしてんな。
(橘高)ほっとけ。

ありがとう。
(風呂光)はい。

お肉 頂きま~す。
(風呂光)はい。

(デラ)お二人は大学で
心理学を学んでいるとか。

えっ あっ はい。

(デラ)久能さんは
教師を目指していると聞きました。

はい。 そうです。
(蔦)君 部活とかサークルには?

えっ? あ~ いや 特には。
接客のバイトとかしたことある?

ないです。

大丈夫か~? 何か あんまり
向いてないような気がするけど。

フフフフッ。

向いてるから
教師になりたいわけではないです。

自分に苦手なものがあると
認識してる教師は

生徒にも苦手なものがあると
理解できる。

自分ができることは
人もできると信じてる教師は

多くを取りこぼすことになる。

はい。
(デラ)さすが先生。

橘高さんと天達さんは
アイビーさんの同級生ですよね?

学生時代 皆さん
どんな感じでした?

(天達)こいつは生徒会長で
陸上部のスター。 文武両道。

しかも 女性にも優しいから
モテモテでね。

パーフェクトマンって
呼ばれてたよな。

過去の栄光だよ。

今は 市役所勤めの
ただのおっさんです。

(パン)じゅうぶんイケメンですよ。
(橘高)蔦は変わらないな。

昔から人をなめてるっていうか
悪ふざけばっかりやってたもんな。

聞こえてるぞ!

(風呂光)でも 皆さん
久しぶりなんですよね?

どうして また
集まることになったんですか?

(橘高)急に蔦から連絡があって。

(天達)《1人だけ嘘をつく人が
いるだろうから

見ていてくれないか?》

(蔦)橘高 山には行ってんのか?
(橘高)いや 最近 全然。

だから 1人で残って
久しぶりに登ってみようかと思って。

(風呂光)あっ あっ 久能さん!

久能さん 焦げてる!
あっ!

あっつ! あっ…。

(風呂光)私 やります!
あっ すいません。

何だか空気みたいなやつだな。

アイビー 人を見る目がないね。

(橘高)ところで 蔦とは

どんなサイトで知り合ったんですか?
(デラ)ん?

あっ!
アイビー張り巡らせようの会です。

そんなサイトあるんですか?
(デラ)はい。

(パン)虫にやられないアイビーを
教えていただけるんですよ。

(橘高)へぇ。 どんな?
(パン)あっ ご興味あります?

(蔦)さて それでは そろそろ
謎解きミステリーナイトといこうか。

(デラ)何か わくわくしますね。
(パン)しますね。

その前に まず前座。

ある山荘に
5人の人が泊まっていました。

その中の1人が
夜中に他の4人を殺して逃げた。

でも 警察は犯人に気付かず

4人は集団自殺として
片付けられた。

どうしてでしょう?

えっ それだけですか?

よっぽどのトリックを
使ったんですね。

何の証拠も
残さなかったわけだから。

いえ 違います。
(風呂光)えっ?

犯人は

透明人間だったんです。

(風呂光)あっ えー
そんなのありですか?

(デラ)ちなみに 橘高さん

もし自分が透明人間だったら
何をしますか?

俺?
(デラ)ええ。

俺は… あっ 嫌いなやつ
殴りにいきますかね。

(蔦)誰だよ それ。 俺か?

久能さんは何します?
えっ? えーっと…。

あっ 銭湯に行ってみたいかも。
あと温泉とか。

えっ…。
(蔦)おいおい。

女性がいるのに何てことを。

あっ… あっ… いや あの…。

いやいや あの
女湯じゃなくて男湯ですよ。

男湯か。
(蔦)あっ 男湯?

あっ… そうじゃなくて あの

僕は 人と一緒に
お風呂に入るのが苦手で

だから 透明になったら
入ってみたいな ただ それだけで。

もう勘弁してやって。
誤解です。

(蔦)まあ そんなことは
さておき…。

あ~。 本題に入ろうか。

この別荘は
最近 手に入れたんだが

5年前 以前のオーナーの妻が
上のバルコニーから転落して

亡くなったらしい。

(蔦)夫婦は いつも
どこへ行くにも一緒で

ラブラブだと近所で評判だった。

夫は物書きで家にいたので

家事や庭仕事なども
いつも2人で仲良くしていた。

とても幸せそうに見えた。

なのに ある日 突然
妻は亡くなった。

自殺だとは思えなかったし
遺書らしきものも見つからない。

結局 事故ということで
話は終わった。

だが 夫は納得していない。

妻は 誰かに
殺されたんだと思っている。

おそらくストーカーがいて
彼女を付け狙っていた。

(橘高)蔦 そんな話 やめろ。

もし犯人が見つかったら

「殺してやりたい」
そう 夫は言っている。

そこで お集まりの皆さんに

この事件 あるいは事故の真相を
解き明かしてほしいわけです。

鍵がかかってる部屋を除いて

この家の中は
自由に見てもらって構いません。

(デラ)なるほど。

ヒントがあるかもしれない
ってことですよね。

(蔦)例えば 向こうの壁には

亡くなった妻が描いた絵が
たくさん飾ってある。

彼女は 花が好きだったらしい。

だから 四つ葉のクローバーを
見つけるたびに

こんなふうに押し花にしていた。

え~ この花 何ていうんだっけ…。

シロツメクサですね。
あっ それだ。

というか

シロツメクサは
本来 三つ葉なんですけど

傷つけられると
四つ葉になるそうです。

つまり 四つ葉を探そうとして
分け入って

どんどんクローバーを踏みつけると
どんどん四つ葉が

できてしまうわけです。
マッチポンプです。

その人が植物を大事にしていたら
知らないわけがないと思う。

その人が もし幸せだったら

そんなふうに探さなかったと
僕は思います。

痛みの先に幸せがある
と思ったのかな。

(デラ)じゃ 見て回りますか。
(パン)はい。

橘高さんも一緒にどうですか?

はあ。

そうそう。
2人が20回目の結婚記念日に

飲もうと約束してたワインが
残ってるんです。

あとで飲みましょう。

えっ? そんなもの
開けていいんですか?

(蔦)今日が その記念日なんだ。
供養になるだろ。

(パン)行きましょうか。
僕 何したらいいですか?

(天達)あ~ じゃあ 地下の書庫の
整理でもしてやってくれる?

だいぶん散らかってたようだから。
はい。

アイビー。 ユリ。 アジサイ。

うわっ 何だっけ? これ。

スイレン。 マリーゴールド。
よく知ってますね。

(蔦)僕なんか
バラとチューリップしか分からないよ。

♬~

♬~

♬~

(蔦)《鍵がかかってる部屋を
除いて

この家の中を
自由に見てもらって構いません》

うっ…。

(せき)

♬~

ハァ…。

♬~

♬~

≪(ノック)
≪(ドアの開く音)

≪(風呂光)失礼します。

うわっ ぐちゃぐちゃですね。
何か見つかりましたか?

全然です。

花の本ばっかり。
亡くなった奥さんのかな。

あっ ホントに
四つ葉のクローバーですね。

こっちにも挟んである。

他にも たくさんありました。

何か思ってたのと違いました。
ミステリー会。

こんな本当にあったことを
ゲームにするなんて

どうも気がとがめます。

でも もし万が一
事故じゃなかったんだとしたら

刑事として
見過ごすわけにはいきません。

はっ!
何ですか?

あっ いや あの えっ…
見るつもりはなくて

お… 置いてあったから
すいません。

はい?

手紙… ですね。

見ても…。
駄目だと思います。

でも この 彩子って

亡くなった奥さんの名前?

ここにもあります。
こんなに たくさん。

(2人)「アイビー」!?

えっ アイビーって あの人…
蔦さんが夫?

あっ 新聞記事が。
えっ?

「12月27日 蔦 彩子さん 39歳が
自宅のバルコニーから転落」

「死亡して…」

あっ こっちにもあります。

「『妻は殺された』と
報道陣に訴えている

夫の薫平さん 41歳」

じゃあ さっきの夫婦の話は
アイビーさん本人の話?

だとしたら ひどい…。

奥さんが亡くなってるのに
あの人 おかしくないですか?

(橘高)《蔦 そんな話 やめろ》

それに
遺品も放置したままなんて

とても奥さんを愛していたとは
思えません。

風呂光さん。
はい。

そっちのしおり
何ページに挟まれてますか?

ページ?

252ページです。
こっちも 252。

これもだ。

これも。
252。 あの花の絵…。

《このラインアップって…》

久能さん?

(デラ)いや~ 冷えますね。
雪が降ってきましたよ。

(天達)どうでした?
(パン)いや~。

手掛かりになるようなものは何も。

じゃあ 休憩だ。
ワイン 開けましょう。

♬~

どうしたんですか!?

♬~

♬~

あっ 待って!
待って それ 飲んじゃ駄目です!

久能君 どうしたの?
ハァ ハァ…。

そのワイン
たぶん毒が入ってます。

えっ!?

<新しい「金麦」はじまる>

<作るということを あらためて いちから

ていねいに ていねいに>

<新・ていねい製法で
新発売>
(黒木)あ 縦書き…

(先輩)今日は飲むよ~!
(後輩)今日も!ですけどね! 行くよ! あっ…
<新しい「金麦」です>

(香川)おっ!
「パーフェクトサントリービール」?
(堺)です
パーフェクト!!!

糖質ゼロがホントにうまいか
想定内か さて

んー!!!
断然うまい!!

<新「パーフェクトサントリービール」誕生>
圧倒 的

そのワイン
たぶん毒が入ってます。

ハハハッ 何言ってるんだ。

これは
この家で亡くなった奥さんが…。

その人は あなたの奥さんですか?

さっきの夫婦のお話は
あなたと奥さんのことなんですね。

まず ここを手に入れたのが
最近だと おっしゃったけど…。

《この別荘は
最近 手に入れたんだが…》

先生や橘高さんのお話からは

もっと前から行き来してるのが
分かります。

《あれ? でも 前は
玄関マットなんかなかったな?》

(天達)《冬は置いてないんだろう。
こっちは たいてい雪で埋まって

ガレージから出入りするから》

それと記事が見つかったんです。
記事?

これです。
ここにアイビーさんの写真が。

(デラ)ホ… ホントだ。
(パン)えっ!?

あなたは 大切な奥さんを失った。

そして それが
事故ではなく殺人で

犯人を見つけて
殺してやりたいと思っている。

ところが
風呂光さんが言うには…。

もし奥さんを愛していたら
こんなふうにゲームのネタにしたり

遺品を放置したりは
しないと思います。

それに…。
《この花 何ていうんだっけ…》

奥さんの好きな花の名前も
知らなかった。

四つ葉のクローバーのしおり

書庫の本にも
たくさん挟んでありました。

どの本も なぜか252ページに。

252? どんな意味が…。

思いつくことが1つあって

252は 消防の無線の通話コードで
要救助者を意味しています。

要救助?
はい。

逃げ遅れてる生存者あり
ということです。

だから
もし生き埋めとかになったら

何かをたたいて
252と知らせるといいそうです。

つまり これは
彼女のSOSなんじゃないでしょうか。

SOS…。

地下へ行くとき
鍵のかかってる部屋を見ました。

鍵は外からかけるもので

まるで誰かを
閉じ込めていたかのようでした。

「近所で評判の仲のいい夫婦」

「いつも どこへ行くにも
一緒だった2人」

それは 裏を返せば
奥さんは1人で

外出させてもらえなかったと
とることもできる。

きっと激しくて強い束縛があった。
僕は そう思います。

あちらの壁の花の絵ですが
アイビーから始まって16枚。

花言葉を順に言うと…。

すごいラインアップです。
そして その次の花は キスツス。

花言葉は

「私は あした死ぬだろう」

(風呂光)
えっ そんなのあるんですか?

載ってます。

印が付けてある。

はあ…。

おそらく奥さんは自殺したか

逃げようとして
バルコニーから落ちた。

ストーカーがいたとしたら

それは あなたです。
アイビーさん。

♬~

で? 何が言いたい?

久能さん ワインの毒って…。
その次の花は シロツメクサ。

クローバーで花言葉は

「復讐」です。
そして 残りの3つは…。

えっ それって…。
はい。

彼女は 20回目の結婚記念日
つまり今日

あなたがワインを飲むことを
分かっていた。

別荘の庭に キョウチクトウが
植えられていました。

キョウチクトウには
強い毒があります。

その毒で アイビーさんを
道連れにしようとしている。

だから そのワインは
飲んじゃ駄目です。

♬~

正解です。
大正解! ハハッ。

えっ?
何驚いてんの?

謎解きゲームって言ったよね?

(2人)え~っ!?
(蔦)いや だから

分かりやすいヒント
色々置いといたの。

君のためじゃなかったんだけどね。
(天達)あ~ 悪い悪い。

まさか そんな大事なヒントが
書庫にあると思わなくて。

(蔦)まったくだよ。
余計なことして。

えー ちょっと待ってください!
これ 作り話ですか?

うん。 そうよ。 俺 独り者だし
ずーっとここに住んでるし。

あっ このワインは
昨日 デパ地下で買ってきました。

じゃあ 彩子さんは
いないんですか?

転落事故もなし?
ないない。 嘘 嘘 嘘。

じゃ この… この記事は!?
(蔦)ハハッ 作った。

(天達)だからね 久能君。

情報の出どころは
必ず確認しなさいと

いつも言ってるでしょ。
(風呂光)うわ やだ。 恥ずかしい。

ちなみに 僕は ホントに物書きで
役者も ちょっとだけやってる。

アイビーなんて
呼ばれたことはないから。

いや~ 凝った趣向ですなぁ。
ああ…。

ハァ… でも よかった。

彩子さんが死んでないなら
その方がいいです。

(橘高)よくない。

よくないだろ 蔦。

えっ?
(橘高)ここで謎解き会とか

何を考えてるのかと思ったけど

久しぶりに集まって
楽しくなるなら

天達がいいなら
いいかと思って来たけど。

何だよ これ!

ここでは 5年前
本当に女性が亡くなってる。

えっ…。

天達のパートナーだ。

喜和さんは
ストーカーに殺されたんだ。

ここで。

この場所で。

犯人は

そこで死んでた。 暖炉の前だ。

それを よく…
ゲームの設定になんかできるな 蔦。

あの花の絵だって
喜和さんが描いたものだろう…。

天達の気持ちを考えろよ。

無神経にも程がある!
(天達)橘高。

僕は大丈夫だよ。

先生…。

喜和さんは ここで?

うん。 そうなんだ。

♬~

(天達)喜和は 心理カウンセラーで
心療内科に勤めてた。

♬~

(天達)そこで 患者の一人に
執着されて

ストーカー行為に悩まされていた。

危険だと思ったので
僕が 蔦に頼んで

ここに かくまうことにした。

でも なぜか
居場所がバレてしまったんだ。

(蔦)ごく限られた人間にしか
居場所は教えてなかったのにな。

(天達)喜和が1人でいるときに
そいつが ここに押し入って

彼女を殺した。

そいつも死んだ。

犯人は自殺したんですか?

それが よく分からないんだ。

暖炉にキョウチクトウが
くべられていて

2人とも
そのせいで死んだそうだ。

(天達)煙を吸い込むだけでも
死に至るんだ。

犯人が死ぬために燃やしたのか
知らずに うっかり燃やしたのか。

たまたま煙突が詰まってて
煙が充満していたらしい。

たまたま…。

でも 犯人は
ストーカーで間違いない。

あれから 5年もたつし

もう吹っ切れたよ。
ありがとう 橘高。

なら いいんだけど。

(蔦)じゃあ このワインで
喜和さんの静かな眠りを祈ろう。

あっ 僕 お酒 飲めないので。

ジュースで。
(橘高)俺 これに。

(蔦)献杯。

(風呂光)これが キョウチクトウ。

≪(ドアの開閉音)

(風呂光)奇麗ですね。

桜が咲くのって3月の終わりかな
4月かな。

えっ?

ゆっくりだといいなぁ。

何でですか?

春になると
いなくなっちゃう人がいるんです。

《えっ! いや いません》

あっ あの お… 驚きましたね
さっきの話。

はい。

最近 都内でも
ストーカー殺人が頻発してるんです。

そのたびに いたたまれなくて
腹が立ちます。

橘高さんが 蔦さんに怒ったのは
当然だと思います。

わざわざ事件があった場所で

当時を思い出させるようなこと
するなんて

私には信じられません。

謎解きの内容は
天達先生も知ってたと思います。

実は ここに来る前に
先生に頼まれたんです。

ミステリー会に集う人たちの中に

1人だけ
嘘をつく人がいるだろうから

見ててくれって。
えっ!?

えっ!?
あっ いや 実は 私も頼まれてて…。

(風呂光)《ミステリー会?》

《いいんですか?
私なんかが行っても》

《ただし 1つ課題を与えます》
《えっ?》

《そこに集う人たちの中に

1人だけ 嘘をつかない人が
いるかもしれない》

《それを見ていてください》

《嘘をつかない人?》

《刑事さんなら
嘘を見抜くのは得意でしょう?》

そうだったんですか。

何か おかしいと思ってました。

久能さんは「嘘をつく人」
私は「嘘をつかない人」

これって
どういう意味なんでしょうか?

僕には 心理学の授業の一環だって
言ってましたけど。

きっと何か
他の目的があるんだと思います。

じゃあ あの謎解きは そのために
用意されたものってこと?

喜和さんの事件には
何か裏があるってことですか?

それは… まだ分かりませんけど。

もし 嘘をついてる人を
見つけたら

天達先生は
どうするつもりなんだろう。

久能さん 心配しないでください。

えっ?
大丈夫です。

何かあっても
必ず 私が守りますから!

お願いします。

(小栗)《久々に 集まった》

ならこれでしょ
(山田)でも こんな気持ちいい日は?

爽やかなプレモルにしよっか!

(川口)しちゃいましょ
(小栗・山田)よし はい

<新!爽やか
「ザ・プレミアム・モルツ<香る>エール」>

はぁ~
青空みたいだ

(缶を開ける音)
プシュッ! プシュッ! プシュッ!

♬~
(ビールを注ぐ音)

<金麦ザ・ラガーーー!

ラガーー-!

ラガーー-!の 新>

寒くないんですか?

(橘高)シャッター下ろせば
室内と変わらない。

寝袋もあるしな。

まあ そうですね。

天達とは
長い付き合いだって聞いてるよ。

君も 喜和さんのこと
知ってるんだな。

はい。
子供のころから お世話になって。

《整君は
レンブラントが好きなの?》

《うん。 この人は うまいと思う》

《フフ… そうだね。
じゃあ 印象派は どう?》

《う~ん…》

《ルソーとドガは好き。
あとは あんまり》

《フフ… だって》

(天達)《ハハハハ…》
天達先生とも

喜和さんから紹介されて
知り合いました。

先生がいるから
今の大学に決めたとこ あります。

天達は 何か言ってるか?
事件のこと。

そんな話はしたことなかったです。

本当に吹っ切れて
忘れられたらいいけどな。

忘れるのは
無理だと思いますけど。

あの日の朝に
時間を巻き戻せたらな…。

♬~

あっ…。
ああっ…。

えっ デラさん
ここで寝るんですか?

パンが仕事をしてて。
明るいと眠れないもんだから。

おやすみなさい。

喜和さんの絵だったんだ。

♬~

♬~

♬~

ダンゴ虫になっちゃ駄目。

大人なんだから
ダンゴ虫になっちゃ駄目。

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

何も起こらない。

(風呂光)《喜和さんの事件には
何か裏があるってことですか?》

何も起こってない。
(橘高)《犯人は そこで死んでた》

ただ ちょっと気になるだけ。

(風呂光)《もし 嘘をついてる人を
見つけたら

天達先生は
どうするつもりなんだろう》