[終]ミステリと言う勿れ #12【最終回15分拡大SP!真実は人の数だけある】[字][解][デ]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

[終]ミステリと言う勿れ #12【最終回15分拡大SP!真実は人の数だけある】[字][解][デ]

最終回15分拡大SP!真実は人の数だけある。我路は十斗の“真実”を問う。整は新幹線で隣に座った女性の絵葉書に“真実”を見る。そして二人はどこへ行く…

ご案内
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番組内容
美術展を見終わった久能整(菅田将暉)は東京へ帰る新幹線に乗車。隣席に美樹谷紘子(関めぐみ)が座った。うたた寝から目覚めた整がふと隣席を見ると紘子が手紙を読んでいた。便箋を見た整は思わず“な、ご、や、に、は、く、る、な”と口にする。驚く紘子に整は謝罪。だが、手紙にそんなことは書いていないので、紘子には意味がわからない。整は文章ではなく、イラストの頭文字を並び替えたのだと教える。すると、紘子は他の
番組内容2
手紙も整に見せた。紘子は整に手紙は父からのものだと話す。両親を幼い頃に亡くした紘子は、亡き母の親友が引き取って育ててくれた。しかし、最近になり紘子は育ててくれた母のクローゼットに古い手紙が隠してあるのを見つける。それが、今読んでいた手紙で父が今の母に宛てたものだ。今の母から両親は亡くなったと聞いていたが、父の手紙は紘子を返して欲しいと訴えていた。手紙に書いてあった住所に、紘子が手紙を出してみると
番組内容3
返事が来たので、父の元へ向かうところだと言う。しかし、手紙のイラストは解くほどに危ういメッセージが連なる。そんな2人の様子を見ながら徐々に席を移り近づいて来る人物がいた。整が声をかけるとそれは紘子の育ての親の美樹谷サキ(高畑淳子)だった。
その頃、犬堂我路(永山瑛太)たちは風呂光聖子(伊藤沙莉)らを助け、辻浩増(北村匠海)から愛珠(白石麻衣)の死の真相を聞いていた。だが、そこには新たな謎が…。
出演者
菅田将暉 
伊藤沙莉 
尾上松也 

白石麻衣 

筒井道隆 

永山瑛太 


スタッフ
【原作】
『ミステリと言う勿れ』
田村由美(小学館『月刊フラワーズ』連載中) 
【脚本】
相沢友子 
【音楽】
Ken Arai 
【プロデュース】
草ヶ谷大輔、熊谷理恵(大映テレビ) 
【演出】
松山博昭、品田俊介、相沢秀幸 
【制作著作】
フジテレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. 紘子
  2. 手紙
  3. お母さん
  4. 我路
  5. 愛珠
  6. サキ
  7. 女性
  8. イラスト
  9. 月岡
  10. お父さん
  11. 名古屋
  12. 羽喰
  13. 何度
  14. 風呂光
  15. 一緒
  16. 小野
  17. 名前
  18. オトヤ
  19. ハヤ
  20. 玄斗

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(辻)我路さん…。

あなたが ジュートなのか?

(辻)あんたは

人を殺してるのか?

(我路)人じゃない。

(煙草森)
《私は 妹さんが死んだせいで

殺人犯にされてしまった!》

《私こそ 被害者なんです》

あれは 人じゃない。

≪(ハヤ)我路!

(ハヤ)かなり ひどいな。
止血しないと。

(辻)どうしてここに?
(我路)闇カジノで あなたを見た。

ミュージアムで歩き方が似ているので
気になったんだ。

(辻)で? 僕を どうする気?

他人の犯罪に
口を出すつもりはない。

ただ話が聞きたい。

(辻)話?
(我路)ああ。

(辻)いいけど 鍵は のんだって。

のんだ?

(ハヤ)あった。 歯につないでる。

≪(オトヤ)おい!
パトカーが来るぞ!

(パトカーのサイレン)
(我路)急ごう。

(救急車のサイレン)

(風呂光)猫田さんは?

(備前島)命に別条はないそうだ。

猫田を応急処置したのは
誰なんだ?

お前 何か見たのか?
(風呂光)いえ。

ハァ…。

今日は もういい。
帰って休め。

はい。

(備前島)よくやった。

えっ?

お前は 1人で無茶をせずに
ちゃんと助けを呼んだ。

上出来だ。

(整)今日も お弁当日和だ。

じゃ~ん。
はーっ! たこつぼに たこ。

それに穴子も入っている。

つぼは もちろん持って帰るけど
何に使おうかな~。

≪すいません。
お隣いいですか?

あっ どうぞ。

♬~

♬~

≪(発車ベルの音)

ごちそうさまでした。

すいません 背もたれ マックスまで
倒してもいいですか?

(女性)あっ どうぞ。

んん…。

「名古屋には来るな」

えっ?
えっ?

私に言いました?

いや あれ?
名古屋に行くんですか?

ええ そうですけど。 何で?
ぼ… 僕 怪しい者じゃないので。

あの そこに かいてあるのが
見えたから。

あ…
見るつもりじゃなかったんですけど。

えっ? そんなこと どこに…。

だって 「名古屋に来てくれる日を
心待ちにしているよ」って。

いや 文章じゃなくて。

はっ?
イラストです。

(女性)
この やかんとかのことですか?

はい。 それらの頭文字をつなげて
並び替えると…。

「な」「ご」「や」
ちょっと待ってください。

ナス。

歯ブラシ。

ゴーヤ やかん クラゲ

ニンジン ルビー リンゴ。

リンゴじゃなく たぶん梨。

(女性)梨。

(女性)「な」「ご」「や」「に」「は」

「く」「る」「な」

「名古屋には来るな」?

えっ 何これ?

いや たまたまかもしれません。

あっ いや すいません
変なこと言って。

気にしないでください。

他にもあるんです 手紙。

えっ?

見てください。

毎回 イラストが
描いてあるんです。

「お前のことを考えない日は
なかった」

「私が どれほど お前を愛し
心配していたか」

(女性)レモン

サンタさん

ルービックキューブ 人魚。

いや たぶんマーメイド。
(女性)マーメイド。

ナナホシテントウかも。

濁点を無視するなら…。

「だ」「ま」「さ」

(女性)「れ」「る」「な」

「だまされるな」?

たまたまかも。

(女性)馬 象 タコ。

「う」「そ」「だ」

「嘘だ」?

カエデ? いや 紅葉か。

(女性)紅葉 時計。

「も」「ど」「る」「な」

「戻るな」?

「あ」「ぶ」「な」「い」

「危ない」?

あの 僕 口 出してもいいですか?
もう出してますけど。

はい。
ああ…。

これは
誰から誰に宛てた手紙ですか?

それと紘子さんというのは?

紘子は私です。
あっ そうですか。

糸へんの名前って
賢そうですよね。

えっ?

はあ。

これは 父から私への手紙です。

父といっても
全然 覚えてないんですけど。

私 両親は 私が小さいころに
亡くなったって

ずっと そう聞かされていたんです
今の母から。

今の母?
はい。

今の母は 実の母親とは親友で

身寄りがなくなった私を引き取って
育ててくれたそうです。

でも 最近 古い手紙の束が
隠してあるのを見つけてしまって。

古い手紙?
はい。

全て父から

今の母に宛てて
送られたものでした。

(紘子)父は この古い方の手紙で

私を返してほしいと
何度も頼んでいます。

「勝手に連れ去るなんてひどい」
とも書いてありました。

母は 私に 嘘をついてたんです。

両親は亡くなったなんて…。

(紘子)だから 私 この住所に
手紙を出してみました。

そしたら 返事が。

それが
この最初の手紙の束ですか?

はい。

父は 生きていたんです。

(紘子)実の母も
体を壊して 入院中だけど

健在だと教えてくれました。
どうして そんな嘘を…。

分かりません。

ずっと母の話を信じて
親子2人仲良く生きてきたのに。

こんなのひどい。

《人の癖をまねるとこ あるよね》

《相手を
怒らせるかもしれないから

気を付けた方がいい》

(紘子)
私 もうすぐ結婚するんです。

だから 父に

バージンロードを
一緒に歩いてもらえないか

頼んでみたんです。
母には内緒で。

それで名古屋に行かれるんですね。
はい。

「すごくうれしい
ぜひ 歩きたい」って

返事をくれてたのに。

どうして こんなイラストが
描いてあるの?

もしかして 昔の手紙にも
イラストはありますか?

はい。 あります。

この際 全部解いてみませんか?

はい。

(紘子)シメジ

ルーペ

シャチ ナッツ。

ん。
(紘子)ん。

(紘子)「し」「ん」「じ」「る」「な」

「信じるな」

ああ…。

(紘子)朝顔

歯ブラシ

冷蔵庫 テント

ルビー。

「あ」「ば」「れ」「て」「る」

「暴れてる」

(紘子)熊

ウサギ リンゴ

ボウリング ヨット。

「ぼ」「う」「り」「よ」「く」

「暴力」

失礼します。

これらの手紙は
古いものも新しいものも

あなたの実のお父さんが
書いている。

でも このイラストを描いたのは
お父さんじゃない。

えっ?
お父さんの身近にいて

手紙に描き添えることが
できる人が描いた。

けれど その人は
文章で伝えることができない。

お父さんにバレないように
警告を出したかった。

どういうことですか?

おそらく お父さんに
いつも見張られていたんです。

だから 苦肉の策で
イラストにした。

たぶん その人は…。

私の実の母?

はい。

お父さんから
暴力と支配を受けている。

♬~

育てのお母さんと
生みのお母さんは

親友なんですよね?
ええ。 そう聞いてますけど。

このイラストのメッセージに
気付かないあなたに

何度も手紙を送っても意味がない。

つまり これは 今も昔も

あなたの育てのお母さんに
送ってるメッセージだと思います。

えっ?

例えば この古い方の手紙。

「ひ」「ろ」「こ」

「た」「の」「む」

「紘子 頼む」

お母さんは お父さんから
あなたを逃がすために

今のお母さんに
託したんじゃないでしょうか。

これも。

「ひ」「ろ」「こ」

「ま」「も」「つ」「て」

「紘子 守って」

これは たぶん…。

「あ」「り」「が」「と」「う」

この魚とキツネが
分からないけど。

「サキ」
えっ?

サキ。
私を育ててくれた母の名前です。

ああ…。

「ありがとう サキ」

♬~

ちょっとトイレに。

♬~

失礼します。

あっ そういえば
1枚 分かりにくい手紙があって。

あの…。
はい。

僕は 常々 列車に乗るときに
考えてるんですけど

事故が起こったら
どうしようかと。

前にテレビでやってたんですよ。

外国の高速鉄道の衝突事故で
唯一生き残った人の話。

その人 衝突する直前

通路に 進行方向に足を向けて
伏せたんですって。

(衝撃音)
きっと 全てが前方に吹っ飛んだ中

その人も
前に滑ったんでしょうけど

足は砕けても
頭は無事だったのかも。

へぇ~。

それ以来 僕は
列車に乗ると見回すんです。

とっさに どう動けそうか
どこの席が空いてるか。

どこに伏せられるか。

で…。

後ろの人は お知り合いですか?

えっ?

(紘子)お… お母さん!?

(サキ)どうして…。

僕が見るたびに席を移動してて
どんどん近づいてきて

ついには後ろに来たので。

ああ…。
(紘子)どうして?

私 手紙のことも

名古屋に行くことも
話してないのに。

あ… あの どうぞ
僕 聞き耳 立てたりしないので

あの 2人で話してください。

あっ…。

(柳楽)≪帰れば「金麦」≫

≪帰れば「金麦」 帰れば…≫

(女性1)今の人 めっちゃ笑ってた
(女性2)えー めっちゃ笑ってた!

≪ただいま≫

≪おかえり≫

<帰れば「金麦」 サントリー「金麦」>
プハーッ!

(梅沢)やっぱ王道だわ~
(缶を開ける音)プシュ!

(大久保)何をごちゃごちゃと…
(缶を開ける音)プシュ!

(グラスの音)カチン!
<サントリー「こだわり酒場のレモンサワー」>

(サキ)手紙のやりとり
し始めたのに気付いて

こっそり見たわ。 ごめん。

あんたのお母さんと私は
子供のころから

こういうイラストで
秘密の会話してたの。

絵手紙っていって。

あんたのお父さんは

気が弱いくせに
瞬間湯沸かし器で…。

別れろって 何べん言っても
あの子はできなくって。

でも あんたが生まれて
とうとう あんたまで危険になった。

(サキ)だから頼まれて
引き受けたの あんたのこと。

お母さんも一緒に逃げれば…。

自分まで逃げたら
あいつは何するか分かんないって。

(サキ)あいつのそばに残ることで
あんたを守れるって信じてた。

しばらくは あんたを返せって

お父さんから
猫なで声の手紙が届いたけど

あるとき 心不全で
ぽっくり逝ってね。

えっ?

し… 死んだ?

筆跡が違いますよね。

古い手紙と新しい手紙の文字。

えっ?

(紘子)ホントだ。
全然 気付かなかった。

目ざといわね。

どういうこと?

旦那が死んで
お母さんは病んでね。

今でも旦那が生きてるって
思い込んでる。

だから あんたのこと
守らなくちゃって

ずっと思い続けてる。

今の手紙は 文章もイラストも

どっちも あんたのお母さんが
かいてるの。

あの子は 今でも必死で
あんたのこと守ってんの。

これ 見て。

「け」「つ」「こ」「ん」

「お」
(紘子)「お」「め」

(サキ)うん。 「で」
(紘子)「で」「と」

「う」?
(サキ)うん。

「結婚 おめでとう」

私も あの子も あんたが
幸せになってくれるのが

ホントにうれしいの。

そのために
今まで頑張ってきたんだから。

ずっと黙ってて ごめんね。

なかなか言いづらくて。

(サキ)手紙の住所には
もう誰もいないのよ。

親戚の人が たまに
ポスト見に行ってくれてるだけ。

だから まあ あんたも諦めて
帰ってくるだろうとは

思ってたんだけど
やっぱり心配でね。

気が付いたら お母さんも新幹線…
新幹線 乗ってた。

ヘヘッ。

ごめんなさい。
(サキ)えっ?

私 何にも知らずに

お父さんと
バージンロード歩きたいなんて。

浮かれ過ぎてた。

いいのよ。 彼のお父さんに
歩いてもらいなさい。

あの…。

それ 常々
不思議に思ってるんですけど

どうしてバージンロードは
父親と歩くのが基本なんでしょう?

えっ?

たいてい 一番手間と時間をかけて
育ててくれてるだろう母親を

脇に立たせておいて
どうして父親とだけ歩くんだろう。

どうして父親のものから
夫のものになる

引き渡し式みたいな形で
今もするんだろう。

巣立ちというなら どうして新郎は
親と歩かないんだろう。

新郎は巣立たず親元にいて
新婦だけが移動する。

ん… 今も それでいいんだろうか。

憧れとかあったら すみません。
素朴な疑問なんです。

いえ。

だから
一番大事な人と歩いてください。

えっ?

♬~

お母さんと歩きたい。

えっ?

私を産んでくれたお母さんと…。

育ててくれたお母さんと
3人で歩きたい。

彼には ちゃんと話すから。

お母さん お願いします。

もちろん。

3人で歩けたら
そんなに うれしいことはないわ。

あの子も 今
名古屋の施設にいるけど

きっと喜ぶと思う。

うん。 ありがとう。

フフッ。

そうだ お母さん。

お母さん この絵手紙の意味
教えて。

分かりにくいのがあって…。

(紘子)これは「ひ」で

「ろ」「こ」までは分かるんだけど

パン… 食パンかな? 「し」

足で「あ」

テントで「て」

鳥?

あっ ワシだ。
そしたら「て」に濁点付けて

「紘子 幸せで」

(サキ)う… うん。
それだと

これを「せ」と読まないといけない。
風船じゃないのかな。

(紘子)いいんです。
そう思っておきます。

(アナウンス)間もなく名古屋です。
(紘子)あっ 私

お手洗い 寄りたいから
先に行ってるね。

(サキ)うん うん。

(紘子)
色々 ありがとうございました。

それじゃあ。

あの…。

さっきのイラストのことなんですけど

お嬢さんは
「紘子 幸せで」って読んだけど

それだと風船が合わない。

だから もし風船を
そのまま「ふ」と読んだら

ワシじゃなくてタカだったら…。

足じゃなくて両足だったら…。

火じゃなくて たき火だったら…。

「紘子 幸せで」じゃなくて…。

「2人で殺した」になります。

あなたと実のお母さんと2人で
その旦那さんを…。

だから 実のお母さんは
病んだんじゃないですか?

絵手紙はね
読みたいように読めるのよ。

あなたには そう読む方が
面白いんでしょうけど。

面白いってことでは…。

あの子が「幸せで」って読んだなら
それが正しいのよ。

私たちは これからも2人で
あの子を守っていく。

通りすがりのあなたは
全て忘れて。

僕は 結構 記憶力がいいので
忘れません。

僕にも 育ての親がいます。
ああ そう。

よくしてくれた?
はい。 孝行しなきゃと思ってます。

それは別にいいのよ。

育てたことが幸せだったんだから。

≪(ドアの開く音)
(紘子)お母さん お待たせ 行こう。

バージンロードを父親と歩く娘を
そっと見守りたい母親も多いのよ。

そういうものですか。

あなたが結婚するとき 自分も
ご両親と3人で歩くつもりなの?

僕は 結婚とかしないと思います。
彼女もいないし。

そもそも女の子を
好きになったことがありません。

あら。 男の子が好きなの?

男の子を好きになったことも
ありません。

この間 ちょっと気になった人が
いたんですけど

行方不明になっちゃって。

うん そう。
早く見つかるといいわね。

≪(発車ベルの音)
(紘子)じゃあ。

お母さん 行こう。
(サキ)うん。 あっ 気を付けて。

アハハハ…。

(アナウンス)ドア閉まります。
(ドアチャイム)

<ニッポンに 本当においしいチューハイを!>

<アイデアと情熱を あなたの一杯のために>

(缶を開ける音)プシュッ!

<ひきたつ みかんの新体験>

<サントリー
「CRAFT-196℃」できた!>

♬~

(ボトルを開ける音)プシューッ!

<サントリー
「THE STRONG」 激泡>

(ハヤ)化けられるもんだな。
(辻)ただの仮装です。

子供のころ
女装すると父が喜んでくれたので。

父というのは…。

羽喰 玄斗です。

確か 羽喰には
家族はいなかったはずだが。

僕は
父の正式な子供じゃないんです。

母と2人で暮らしてました。

父は 月に一度やって来て
僕を とてもかわいがってくれた。

隠れ家にも
連れてってくれました。

そこには 父の犯罪の記録が
びっしりで…。

(羽喰)《ホントは 3人 一緒に
住みたいんだけどさぁ》

《俺 女と長くいると
殺したくなっちゃうから》

《お前も 女だったら
よかったのにな》

《芥川の『地獄変』で

娘が焼き殺されるのを見て
絵に描く父》

《あの心境を味わえたのにさ》

《カワイイなぁ》

(辻)父が喜んでくれて
すごくうれしかった。

《女にはな 十が付いてる》

《十っていうのは
地球を表す記号なんだ》

《土の記号 古くからある
あらゆるシンボルの基本だ》

《金星にも
水星にも土星にもある》

《世界の真理が そこにある》

《俺の名前 玄斗の「斗」は
少し曲がってる》

《残念だ》

《だから お前は十斗》

《完全な十だ》

《僕の名前は 浩増だよ》

《そう。 コーマとも読める》

《黄麻は 黄色い麻
ジュートのことなんだ》

《秘密の名前だよ》

何を言っているのか あのころは
よく分からなかったけど

それでも
父のことが大好きでした。

父親に憧れて
自分も殺人鬼になったってことか。

違います。

22年前
父は突然いなくなりました。

父が起こした最後の事件
女と刑事を襲ったやつ。

あれ 僕は疑問でした。

最後の被害者の名前は
高宮 明江。

十が入ってなかったから。

どういうことだ?

僕 月岡さんの工房には
よく行くんですよ。

そこで あるとき
その最後の事件で大ケガをした

元刑事を見掛けたんです。

こっそり後をつけたら

彼が近くに別荘を持ってることが
分かりました。

そして いつも

庭の花壇を
ぼんやり見ていることも。

花壇にはツワブキが咲いていた。

気になって そいつが来ないときに
掘り起こしてみました。

そしたら…。

(辻)人の骨と
チェーンがついた財布が出てきました。

つまり…。

はい。

父は とっくに殺されていたんです。

(辻)だから 警察に投書した。
やつの別荘を調べてくれって。

羽喰 玄斗が埋まってるって。

何度も何度も何度も!!

でも 誰も来なかった。

警察は何も知らない。
気付かない。

だから 僕は 父のまねをして
事件を起こしたんだ。

十の付く女を探して

十の形にして十字路に置く。

みんなに
父のことを思い出してほしい。

もう一度
脚光 浴びてほしかった!

そしたら…!

父の骨を掘り返しに行ってくれる
そう思ったんだよ!

だからって そんなに簡単に
人を殺せるもんじゃない。

(辻)初めて人を殺したのは
22年前。

≪(小野)警部!

猫田さんの爪から検出された
DNAの鑑定結果が出ました。

(備前島)どうだった?
(小野)容疑者が

羽喰 玄斗の息子であることが
判明しました。

そうか。
(小野)それだけじゃありません。

17人目の被害者 辻 十岐子が…。

(小野)母親であることも
判明しました。

何!?

(辻)父がいなくなって
母は半狂乱になりました。

殺してくれ 殺してくれって
毎日 泣いて頼まれました。

だから 殺した。

母を殺したのは父ではなく
僕だよ。

そのナイフを
形見に取っておいたんだ。

この話 愛珠さんにだけ
話したことあるよ。

だから 彼女は
僕に殺してくれって頼んだんだ。

聞きたかったのは それだよね?

ああ…。

あの日 あなたが
愛珠を殺そうとしたのか。

(辻)はい。

だから 足がつかないように
バスで来させたんだな。

そうだよ。

終点の大原交差点…。

十字路まで。

望みどおりに
してあげるはずだった。

僕が この手で
殺してあげるはずだったのに。

なのに…。

その前に あんなやつに…。

悔しいです。

愛珠が カウンセリングを受けてたって話は
知ってるか?

ああ 知ってるよ。
鳴子 巽先生。

僕が紹介した。

これ 先生にもらったんだ。

ラピスラズリ。
魔よけだって。

自分を磨いてくれる石だよ。

どうして… どうして 愛珠は

カウンセリングになんか
行ったんだ?

変わりたかったんじゃない?
(我路)変わる?

(辻)そう。

大事な人ができたから。
(我路)誰だ それ。

月岡さんだよ。

月岡…。

《これの作者の月岡さんと3人で
時々お茶をしたり…》

(辻)愛珠さん 言ってたよ。

私は病気だから
みんなが当たり前に持ってるもの

何一つ 手に入れられない。

ずっと我慢して 諦めて

いつもいつも
いら立ちと怒りを持て余して

もう そういうの
耐えられないって。

きっと

1人じゃ生きていけない
不安と恐怖に

押しつぶされそうに
なったんだと思う。

♬~

僕が話せるのは これくらいだよ。

そろそろ降ろしてもらえるかな?

適当な所でいいから…。

あれ…? 力が…。

何か入れた?

何で…
興味ないって言ったじゃない…。

そうなんだけどね。
あなた

あの子を殺したでしょ。

明るくていい子だったのに。

無差別連続殺人犯とか
不愉快極まりない。

♬~

(我路)愛珠は あの日
死ぬためにバスに乗って

別の人間に殺された。

(愛珠)《我路》

(愛珠)
《橋の向こうは あの世なのよ》

(我路)《へぇ…》

《絶対 1人で渡っちゃ駄目》

《私がついてたら無敵だから》

《地獄のケルベロスでも
ひれ伏すから》

♬~

1人で渡ったんだな。

(愛珠)
《「もうすぐ亡くなる私へ」》

《「ずっと不自由だった。
思うように生きられなかった」》

《「今いきなり自立しようとしても
かなわない」》

《「私は ただの女でいたかったけど
許されない」》

《「生きる資格がない。
何もない」》

《「私は 駄目な人間だ」》

《「だから
ゆっくり死んでいく」》

♬~

♬~

(風呂光)羽喰 玄斗の息子が
見つかりました。

これから取り調べで
事実が明らかになると思います。

(猫田)そう…。

(風呂光)でも ホントによかったです。
命に別条がなくて。

うん… 頑丈にできてるからね。

フフ…。
(猫田)フフッ。

分かったみたいだね。
お客さま体質の意味。

えっ?

あなたのおかげで
私は 今 ここにいる。

非力なんかじゃないよ。

助けてくれて ありがとう。

♬~

はい。

♬~

(風呂光)はい 風呂光です。

管内に爆弾を仕掛けたって
予告があった。

すぐに戻ってこられるか?
(風呂光)はい! 分かりました!

すぐ行きます!

(吉村)では 何度も本庁に
手紙やメールを送ったと?

そうだよ。 そう言ってるだろ。

なのに 何で
何も調べてくれないんだよ。

(吉村)信じられるわけないだろ!
(辻)僕は嘘なんかついてない!

今すぐ…!! 霜鳥ってやつの
別荘の庭を調べに行けよ!

(小野)警部。

牛田 悟郎さんから
郵便物が届きました。

牛田先輩から?

(小野)羽喰 玄斗事件の捜査メモと
証拠のボールペンだそうです。

♬~

♬~

(我路)妹も ここに来たことが?
(月岡)はい。 何度か。

夢みたいでした。

あんなに奇麗で上品で
優しい人が…。

優しいって愛珠が?
(月岡)ええ。 とっても。

いつも静かに ほほ笑んで

僕が作業してるのを
じーっと見守ってくれてるんです。

できれば
お付き合いしていきたいなって

僕は勝手に思ってたんですけど。

でも なぜか愛珠さん

会うたびに
どんどん不安定になっていって…。

不安定?

あるとき 急に泣き始めちゃって。

(すすり泣き)

(月岡)《愛珠さん?
どうしたんですか?》

《私も こんなふうに
物を作る人間だったら よかった》

《ちゃんと自分の力で
生きていけたらよかったのに》

《じゃあ

一緒に
寄せ木細工 作りましょう》

《えっ?》

《愛珠さん
よかったら 僕と ここで

箱や お盆を作って
一緒に暮らしませんか?》

《そうできたら いいなぁ…》

♬~

(月岡)それから
連絡が取れなくなって

僕は嫌われたのかと思ってました。

まさか… あんなことに…。

妹のこと 好きだったんですか?

(月岡)はい。

妹も あなたのことが好きだった。

はい。 そう信じてます。

♬~

♬~

ありがとう。

妹にも…。

幸せなときがあったんですね。

♬~

♬~

(すすり泣き)

ありがとう。

愛珠を好きになってくれて
ありがとう。

♬~

♬~

これ 開けるんでしたね。

お願いします。

(箱の面を動かす音)

開きました。

(我路)指輪…。
(月岡)ああ それ。

何か「先生にもらった」って
言ってました。

えっ?

(辻)《これ 先生にもらったんだ》

(オトヤ)ん~? 何なんだ!?

どっちも
カウンセラーにもらったんだよな。

(ハヤ)もしかしてジュートは
カウンセラーに誘導されて

事件を起こしたのか?
(我路)じゃあ 愛珠も…。

カウンセラーが
愛珠を自殺に導いた…?

ジュートの指輪 整君に送ろう。
(オトヤ)はぁ!? 何で?

叔母さんからの情報では
整君は

土手から落ちて
検査入院中だって。

やっぱり おかしなやつだ。

フッ。
(オトヤ)ハハッ。

(オトヤ)うわっ! 危ない!
何すんだよ!

びっくりした!

あぁ…。

指輪?

「また いつか会いたいな」

「下手の横好きレベルより」

我路君!?

えっ!?

あっ 我路君?
(我路)久しぶりだね 整君。

(我路)指輪 届いた?
うん。

(我路)愛珠が持ってた指輪だ。

えっ!?

(我路)整君

君の協力が必要なんだ。

一緒に行こう。

どこへ?