<土ドラ>おいハンサム!! #06【明かされるタンメンの秘密と侵入者のビンゴ】[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
<土ドラ>おいハンサム!! #06【明かされるタンメンの秘密と侵入者のビンゴ】[字]
源太郎(吉田鋼太郎)のオフィスで事件が発生!合同会議にふらっと現れたチョコレートドーナッツを手にした男、実は正体不明の招かれざる男だった!?
番組内容
源太郎(吉田鋼太郎)のオフィスで事件が発生!合同会議にふらっと現れたチョコレートドーナッツを手にした男、実は正体不明の招かれざる男だった!?大森(浜野謙太)も見逃してしまった、謎の男の目的とは…。
一方、学(高杉真宙)からプロポーズされた三女・美香(武田玲奈)。両家の顔合わせは終始和やかな雰囲気だったが、源太郎と妻・千鶴(MEGUMI)は学の行動に気になることがあって…。
番組内容2
そんな中、長女・由香(木南晴夏)は売れないバンドマン・リョータ(青柳塁斗)からプロポーズ!しかし、彼の妙なこだわりや将来に不安を感じる。
離婚寸前で実家にいる次女・里香(佐久間由衣)。源太郎が夫・大輔(桐山漣)を呼び出して伊藤家で話し合いの場が設けられるが…
伊藤家の三人娘、それぞれの行く末や如何に!?
出演者
吉田鋼太郎
木南晴夏
佐久間由衣
武田玲奈
須藤蓮
久保田悠来
奥野壮
太田莉菜
桐山漣(※さんずいに点1つのしんにょうの漣)
山中聡
野波麻帆
高杉真宙
MEGUMI
浜野謙太
スタッフ
【原作】
伊藤理佐『おいピータン!!』『おいおいピータン!!』(講談社「Kiss」連載)
Special Thanks:『渡る世間はオヤジばかり』(講談社 KissKC 所載)、『チューネン娘。』(祥伝社フィールコミックス)、『あさって朝子さん』(マガジンハウス)【音楽】
MAYUKO、眞鍋昭大、宗形勇輝(ワンミュージック)
スタッフ2
【オープニングテーマ】
和田アキ子「YONA YONA DANCE」(ユニバーサルミュージック)【企画】
市野直親(東海テレビ)【プロデューサー】
山口雅俊(ヒント)
遠山圭介(東海テレビ)
塚田洋子(日本映画放送)
藤井理子(日本映画放送)
森正文(ヒント)【エグゼクティブプロデューサー】
宮川朋之(日本映画放送)【脚本・演出】
山口雅俊
スタッフ3
【製作】
東海テレビ
日本映画放送
ご案内
【公式サイト】
https://www.tokai-tv.com/oihandsome/【公式ツイッター】
https://twitter.com/tokaitv_dodra【公式Instagram】
https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/【公式TikTok】
https://www.tiktok.com/@dodra_tokaitvジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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キーワード出現数ベスト20
- パス
- タンメン
- 美香
- 里香
- 男性
- 大輔
- ビンゴ
- 侵入者X
- 会議
- 千鶴
- 大森
- 店主
- 会社
- 仕事
- バカ
- リョータ
- 伊藤
- 間違
- 今日
- 小山田
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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最近さ 食パンの8枚切りに
とんと お目にかかってないよな。
大変な問題だよね。
それに 目玉焼きも 焼き過ぎで
黄身の しっとり感が全然ないんだ
残念だよな。
最近 姉ちゃんが
ずっと焼いてるからね。
そうなんだよ。
≪(里香)スープ いい感じだよ。
里香 目玉焼きは
じゃんけんで いいんだぞ。
うん。
たまには パパが作るから。
いってたべんしゃ~い。
こう 斜めに開くわけだから。
はい すいません。
まあ もう
紙主導の時代でもないけどな。
いや 分かんない 入力…。
(喜多)えっ?
(大森)おはようございます。
(一同)おはようございます。
おはようございます。
あ~ 名刺入れ。
(男性)ずっと楽しみでした。
ハハハ…。
(喜多)あっ 直った。
皆さん お待たせいたしました。
では ただ今から
合同戦略会議を
始めさせていただきます。
ありがとうございました。
では シティ情報ステーションの小山田常務
お待たせいたしました。
よろしくお願いします。
(小山田)はい。
(小山田のせきばらい)
え~ 鵯越コンサルティングさんの
ご提案が エビデンスの裏付けであり
住民や行政サイドのニーズがあるなら
モア ザン アグリーです。
とにかく われわれは
一過性ではない 中身のある
こだわりの詰まった
まっとうな施設を目指すべきです。
(小山田)われわれ プロジェクトメンバーの
目指すものは
住民や行政との
ウィンウィンの関係ではないでしょうか。
(小山田)あと 考えたんですが
このプロジェクトのネットで
バズらせるために
まあ 変な話
ネット広告のトップ企業数社や
若い世代のインフルエンサーに
ある程度 金を落とし
バズワードが詰まった発信を…。
(男性)よし!
(小山田)
効果的ではないでしょうか。
しかし 時間がないのも
事実なので…。
(大森)どうかした?
ビンゴ。
(シイナ)
朝から気になってたんだけど
美香ちゃん それ 何焼け?
顔 半分だけ 焼けてます。
プロポーズ焼けです。
《結婚してください》
顔が 動かせなくて。
(シイナ)
み み… 美香ちゃん ふた ふた。
取りあえず 落ち着こっか。
(楠山)この雪空に アイス。
二色アイス。
迷ってますね。
こんな いい条件の人いないよね。
長男だけど 跡継がないで
いいんだって。
厳しめの発言が多いけど
しっかりしてるし
頼れる気もするし 仕事だって
辞めろなんて言わないし
足もみマッサージ付きで
ラッキー。
足もみマッサージ?
(美香)でも…。
これで いいんだろうか?
って 何か怖くて。
確かに 怖い。
だから 聞いたの。
《どうして 私なの?》
《えっと えと…
会社の女の子とか
他に いないの?》
《何だ そんなこと考えてたの?》
《バッカだな》
《えっ?》
(学)《僕はね
会社の若い女なんか
大っ嫌いなんだよ》
《えっ?》
《20代で仕事を辞める女は駄目》
《うちの会社は
ほとんど辞めちゃう》
《若いうちは
かわいがられるし
ちょっと やれば
何でも 褒められるから》
《そこで 仕事を辞めるから
仕事は楽しいって
思っちゃってるしね》
《だから 夫の仕事のつらさも
分からないし
いつでも仕事に復帰できる
くらいに 思ってるからね》
《あっ でも
美香ちゃんは違うでしょ》
《きゃぴきゃぴの後輩は
入ってくるわ
自分には
男ほどの能力はないから
仕事は つらいって
知ってるでしょ》
《えっと…》
《あ~》
《もちろん 男並みに
働いてるつもりの人もいるよ》
《でも 僕 そういう人も
大っ嫌い!》
《生活を変えたい
自分を変えたいって
いつも
次の段階に いきたがってる》
《働くのは 趣味にとどめて
結婚したいよね》
《僕は…
なかなか いい
白馬の王子様だと思うけどな~》
《ヒヒ~ン! フフ…》
《アハハ フフフ…》
《僕が 君を見つけてあげたよ》
美香ちゃん もしかして
その指輪って…。
伊藤 美香 22歳。
本事業年度内に
結婚することになりました!
えらいこっちゃ。
私 結婚 決めます!
(リョータ)♬「そうさ フリー」
(由香)お疲れ。
お疲れ。
あの子 前も来てたよね。
そう いつも来てくれる。
そうなんだ 今日 何枚 売れた?
2枚かな。
おなか すいた?
マジ へった。
何て言ってたんだっけか?
あの人。
いや ほら あの渡辺さんの
後ろの席にいた人が
変なふうに 手を動かしたとき。
あっ! 確か えっと…。
ネットで広告をバズらせるために
変な話…?
トップ企業数社と
若いインフルエンサーに
ある程度 お金を落とし
で バズワードが詰まった発信が
何とか…。
そうだった そうだった。
ほとんど内容のない発言だったな。
よく覚えてるね。
あの つまらない小山田さんの話で
ビンゴになったんです。
会議中に こんなこと…。
あれ? あの人
大森君と渡辺さんと
一緒に入ってきたよね?
いや…
ハムカツ&カンパニーの人じゃないの?
《おはようございます》
(大森)違いますよ。 あの人
ここの社員さんなんじゃ
ないんですか?
えっ? じゃあ あの アッパータウンか
未来都市物語の方じゃ
ないんですか?
私 初めて お見かけしたので
名刺交換しようと思ったら
もう 帰られた後で…。
アッパータウンと未来都市物語に
そもそも ああいうタイプの人
いたっけかな?
どういうタイプでしたっけ?
いやっ なあ
わりと すっとした顔立ちで
それで… いや あんまり
印象 残ってないんだよね。
えっ? じゃあ あの男は
本来 会議に出席すべき人間じゃ
なかったってことか。
会議に コーヒーを持ち込む人間を
疑うことなんて できなかった。
何か食べてた。 もぐもぐしてた。
ドーナツでした。
何か もう一つ食べていたような
記憶がある。
バナナでした。
(大森)そうだった! 黄色かった。
バナナは 携帯食としても便利で
欧米のビジネスシーンでは
ビジネスマンが携帯して
食べている。
軽食用に バナナを携帯し
会議に参加する
身なりのきちんとした男を
参加資格があるのかなどと
疑うことなど できなかった。
誰だったんだ。
社外秘の会議に
部外者が入りこむなんて。
確か 大声で話をしていた。
入構証は 持っていたのか?
(渡辺)チョコレートドーナツでした。
チョコレートドーナツ!
ああ!
私としたことが。
外見に だまされるとは。
♬~
(里香)う~ん どっちだ?
(くしゃみ)
(笑い声)
んっ?
いや 怒るから言わない。
えっ 何 何?
絶対 怒らない?
怒りません。
昔 付き合ってた彼女がさ…。
はいはい。
(男性)いや ちょっと…。
布団から 必ず お尻だけ出して
寝るんだよ。 こうやって。
お尻?
(男性)そう。 お尻だけなの。
それは 毎回で こんな日もあれば
こんな日もあるんだけど。
(男性)《ねえ 寝てるとき
お尻 出てるよん》
(里香)《あ~ 小さいときから
毎日 出てるみたい。
エブリデイ!》
(男性)《エブリデイ》
(里香)《私 夜 尻で
温度調節してるんだと思う》
(男性)《温度調節…》
《たぶん 尻が
ラディエーター!》
(男性)《尻が ラジエーター…》
発音 いいのよ。 フフフ…。
もう やだ! もう…
笑う気なかったのに。
エブリデイ ラジエ…。
(くしゃみ)
誰だ? 私の噂してんのは。
(くしゃみ)
(里香)2回ってことは 悪口か?
もしもし?
(男性)あっ 里香 今さ…。
里香のお尻ラジエーターのこと
思い出して笑ってたんだよ。
なあ。
(女性)ヤバ過ぎちゃって…。
(笑い声)
(里香)ねえ やめてよ。
そうやって
いちいち思い出してさ。
(男性)怒った?
突然 すいません あの…。
(男性)ちょ 駄目だ 駄目…。
(女性)いいじゃん。
おなか 痛い。
(男性)
ごめん ごめん ごめん ごめん。
怒ってないよ。
元気そうで何より。
昔の男と その今の彼女を笑わせて
私 いい人過ぎ?
(学)指輪 つけてないんだね。
ああ だって 仕事のときは
ちょっと邪魔…。
じゃ じゃ じゃ にゃ…。
にゃくしちゃいそうで。
あしたは ちゃんと つけてきてね。
もちろん。
でね 楠山さんが…。
楠山さんっていうのは
うちの社長ね。
楠山さんが うちの会社の
イメージアップ案を…。
気にしな~い。
そういうこともあるよ。
えっ?
それより
披露宴の日取りなんだけど。
「それより」
うちの親が
もっと早められないかって。
顔合わせ どれがいいと思う?
これと これと これ。
顔合わせだから 正装なのかな?
自分が正装だと思うなら
正装なんじゃない?
ああ。
俺は 美香に 一番ちゃんとした
格好で来てくれと言われたから
一番ちゃんとした格好で行くぞ。
その格好は 駄目よ。
それは ちゃんとしてないからね。
はい。
ご無沙汰してます 大輔です。
今から行く所は 靴は脱ぐのか?
履いたままか…。
脱がないんじゃないの? ねえ。
(美香)ホテルだし。
あ~ そう 分かった。
よし。
んっ んっ んっ…。
はいはい もしもし。
伊藤本部長の指示どおり
全ての正規の出席者に
聞き取りを行いました。
(大森)やはり この間の
合同戦略会議の内容が
漏れてるかもしれなくて。
えっ…。
スパイというのか…。
やっぱり
怪しいやつだったんです。
侵入者だったんです。
仮に 侵入者Xと呼びます。
侵入者Xはですね…。
え… 侵入者 え?
(渡辺)
あの アルファベットのXです。 X!
侵入者X…。
とにかく 僕たち 今から
伊藤さんの会社…。
向かおうと思うんですけど。
分かった。 すぐ行く。
(高井)そわそわしない?
休みの日に 上司が仕方なく
会社に来るってなったとき。
♬~
《どうして 昨日の時点で
連絡がなかったわけ?》
(高井)歌舞伎だったらしい。
(喜多)あ~。
岩田さんも
そういうこと あったよね。
ヤギ飼ってる 岩田さん。
《俺が 今日 来れなかったら
どうするつもりだったんだ!》
《バカ! どけ はい…》
長谷川さんの伝説を知ってる?
(品川)長谷川さん?
(社員たち)《お疲れさまです》
《どけ~!》
《代わって!》
(喜多)ほら 分け目が右の日が
ほとんどなのに
左の日になると 恐ろしいことが
起こるっていう噂の。
(中込)その日の分け目は
見えなかったという 帽子で。
(喜多)部下は その日から
ミスをしなくなったっていう。
≪あっ!
あっ! すまん! 遅くなった。
あ~ すまん すまん。
ハァ ハァ ハァ…。
状況を説明してくれ。
(大森)はい。
同じような事件が
この近隣のビルで
過去に何件も起きてたんです。
そして 現場には
ビンゴゲームの用紙が
必ず 残されていて
ビンゴが揃ってたり
揃ってなかったり…。
(渡辺)侵入者X… あっ
あのビンゴ男のことを
仮に 侵入者Xと呼称します。
その男が いろんな会社の情報を
盗んで回ってたんじゃないかって。
ビンゴは その犯行声明というか
会社への挑発というか。
すまん。
(大森)えっ?
いや あのとき 確かに
何か 違和感を覚えてはいたんだ。
だが その違和感を
見過ごしたままに
してしまっていた。
これは 合同戦略会議の
主催者である 私の責任だ。 チッ!
あのとき!
一言 声をかけてさえいれば。
《名刺…》
《初めまして
鵯越コンサルティングの伊藤です》
あの…。
えっ?
今日は お祝い事か 何かですか?
ああっ! ああ これ
これ あの 美香の…。
いや あの 三女の あの…
両家顔合わせの食事会があるんだ。
何時からですか?
12時に 目白のホテル。
もう始まってるじゃないですか。
お父さまは いつごろ
いらっしゃるのかしら?
えっと…。
もうじき来ます。
そのうち来ます。
(学の父)まあ そんなに
焦らなくても いいじゃないか。
そうだよ 母さん。
それも そうね。
すいません。
あっ 美香さんの小さいときのこと
教えてください。
(千鶴)美香は…。
夏休みに アサガオが
咲かないような子でした。
何言ってんの? お母さん。
(千鶴)でも 確か
休みの終わりの ぎりぎりに
1つだけ
ぽーんって咲いたのよね。
それが もう
大きいこと 大きいこと。
(美香)お母さん 何言ってんの。
僕は お母さまに お会いして
安心しました。
美香さんも お母さまみたいに
なるんだなって。
パパ!
よりによって
こんな大事な顔合わせに
遅れてしまって
ホントに申し訳ありませんでした。
あの 美香の父です。
どうも。
学さんは 美香で大丈夫ですか?
何を おっしゃるんです 奥さま。
僕は 美香さんじゃなきゃ
嫌なんです。
僕が 先に 美香さんのことを
好きになったんですよ。
(キヨ)お兄ちゃんったら。
(笑い声)
ハハハ…。
(笑い声)
あと よろしく。
気を付けてよ。
(学の母)今日は 遠いところを
ありがとうございました。
(千鶴)いえいえ こちらこそ。
(学の父)今度は うちの方にも。
ああっ どうも…。
あれっ 学は?
(学)
いや~ 忘れ物するとこだった。
(学の母)もう しっかりしなさい。
(大森)
伊藤さん もう終わったんですか?
で どうなった!?
(大森)それが 侵入者X
今朝 政府の会議に
コーヒーとチョコレートドーナツと
バナナを持って
勝手に出席していたらしくて
そこを 警察に
連れていかれたらしくて。
さっき 警察から電話が…。
はあ!?
(キーボードを打つ音)
私は
ありきたりを憎む者である。
(侵入者X)
組織は 会議にあふれており
ありきたりに満ちている。
私が開発した このビンゴには…。
(侵入者X)
会議で使われがちな用語。
使い古された決まり文句や
業界用語。
ビジネス界のはやり言葉が
書かれており
意味のない会議
意味のない発言は
縦 横 斜めが揃ってしまい
ビンゴとなってしまうのだ。
会議の内容が退屈で内容がないと
ビンゴしちゃうんです。
これって
あちらの会議室ですよね。
この端に映ってるの
伊藤さんじゃないですか?
(品川)ホントだ。 大森さんも
渡辺さん… あっ 僕もいる。
小山田さんの発言
やっぱり ありきたりだったんだ。
(米盛)でも あの人 そのわりには
たくさん給料もらってるわよね。
≪あっ 寝てる人いる。
私も 眠かった。
侵入者Xは
ぬるま湯みたいな組織の
ぬるま湯みたいな会議に対する
警告者だったんですかね?
当たり前と
思い込みに対する警告か。
(侵入者X)
ありきたりを憎む者である。
披露宴 どこでやりたいとか
考えてるの?
(美香)う~ん。 まだ考え中。
あっ
ウィズダムホテルとか どう?
ローストビーフが おいしいらしいよ。
(美香)ローストビーフか いいな。
でも 学さん 許してくれるかな。
聞いてみよ。
許すって 何?
何で 許可制なの?
話し合って決めるもんでしょ。
ねえ ホントに 学さんで
大丈夫なの?
美香。
ホントに いいのか?
いや 学君は
傘を こう 横に持って
前後に こうやって
ぶんぶん振りながら歩くような
男かもしれないぞ。
想像で言わないでよ。
何で みんな 寄ってたかって
いちゃもん つけんの?
いちゃもんじゃないよ。
人生の先輩としての
ささやかなアドバイスだ。
パパ 姉ちゃんには緩かったじゃん。
(美香)何でも許した結果が
離婚前夜じゃん。
里香には里香の事情があるだろ。
パパってさ 姉ちゃんには
甘いのにさ 結婚だって
すぐに許して こうやって
実家に帰ってくるのだって
すぐに許して。
そんなことはないよ!
もう いい。
≪(里香)開けるよ。
さっきの話だけど…。
お父さんが 私には甘いって話。
それにはね 理由があるのよ。
(美香)えっ…。
(里香)聞きたい?
お父さんはね
間違えちゃったのよね。
《ただいま。
母さん ただいま~》
《母さ~ん!》
《も~み も~み も~み》
《やだ! お父さん! 私よ》
《も~み も~み…》
《うわ~!!》
《やだ もう》
ママと姉ちゃん
背中の感じが似てるもんね。
そうなのよ。 お父さん
すっごいショックだったみたい。
私は 気にしてないんだけどさ。
そこらへんから あんまり
うるさく言わなくなったという。
おしまい。
心配なのは分かるけど…。
じゃあ 母さんは
心配じゃないのか?
あの学って男。
心配よ。
だって 学さん 今日
スーツについた ソースの小さい染み
ず~っと気にしてたのよ。
まあ ただ それだけなんだけどね。
《夢を持ってる人が好き
って思ってた》
でも チップ たくさんもらった。
よかったね。
《学歴や職業なんかに
こだわらない人がいいって
思ってた》
♬「あした…」
(片付ける音)
(リョータ)し… 静かに。
(リョータ)♬「そうさ フリー」
たまには 服くらい買ったら?
俺は 洋服に
こだわらない人間だから。
♬(ギターの音)
たまには 髪の毛 切ったら?
俺はさ ヘアスタイルに
こだわらない人間だから。
♬(ギターの音)
《それって こだわらないっていう
こだわりじゃないの?》
俺は 一生 ネクタイをつけない。
妹の結婚式にも
していかなかった。
《それ 20回 聞いた。
かわいそうな妹さん》
自分の結婚式にもしない。
でも 結婚式はする人間なのね。
あのさ
今の プロポーズなんだけど。
えっ?
《さて ここで問題です》
(出題音)
これが 俺のアイデア手帳。
俺の原点です。
(女性)長年
リョータ also known as 徒然シンガーさん
を支えてこられた
パートナーの伊藤 由香さん。
受賞された 今のお気持ちを
お聞かせください。
やっぱり つらいときも
彼を信じて 支え続けてきて
よかったなって思います。
(女性)素晴らしいですね。
今日は 一緒に
歌っていただけるということで。
『フリー』
(2人)♬「陽が のぼれば
今日が はじまって」
♬「陽がおちたら…」
《1 幸せ》
♬「そうさ フリー」
♬「この先 ずっと…」
あ~!
最後のお米が…。
《2 不幸せ》
《1 すごく幸せ》
(2人)♬「この先 ずっと
フリーダム フリーダム」
《2 すごく不幸せ》
《私に待っている未来は
どっちでしょう?》
(美香・里香)2。
そうだよね。 やっぱ そうだよね。
だいたい そういう男はね
「売れたいなんて思ってない。
たった一人の人間を
感動させられればいいんだ」
なんてこと言うのよね。
一人感動してたら
みんなもしてるっつうの。
10点。
どうして それを… 20点。
そういう男って 1曲だけ
何か書くんだよね。
でも それっきり。 50点。
よく ご存じで。
高校は 実は進学校だった
とかいうやつ。
それだけが自慢なの。 100点。
半端な二流なんだよね。
立派な三流でなくして。 200点。
はいはい…。
たま~に 炒めもの作って それで
家事が できるつもりなのよね。
500点。
パンツが 変な柄なんだよね。
あと ポケットに小銭じゃらじゃら。
1, 000点。
1, 000点。
1, 000点。
皆さん よく ご存じで。
フラッシュ。
(美香)フルハウス。
参りました。
パス。
パス。
パス。
パス。
パス2。
(千鶴・美香)パス2。
パス パス パス…。
パス3。
(千鶴・美香)パス パス パス…。
パス パス パス… パス。
パス4。
おかしいだろ
1回も出さないなんて。 何だよ。
何だ 「パス パス パス…」って。
いってきま~す。
もう来るころだ。
(里香)えっ? 誰が?
(由香・美香)誰が?
んっ?
大輔君が来るらしい。
はっ?
じゃあ 私もいる。 配って。
ちょっ。
投げないで。
ねえ!
よし。
パス。
(千鶴)パス。
(美香)パス。
パス。
パス。
パス。
(千鶴たち)パス パス パス…。
パス パス パス パス…。
(里香たち)
パス パス パス パス…。
どうなってんだ?
負けだよ。 お父さんの負け。
いかさまか?
この いかさま野郎。
(千鶴)お父さんが配ったから…。
おかしいだろう!
よしと。
おい 由香 お前の番だぞ。
さっきから 何 かいてんの?
美香は 何してんだ?
さっき 姉ちゃんが
言ってた人ってさ
こういう頭に こういうズボンに
ギターケース持ってる?
ビンゴ。
そのとおりです。
何かさ さっきから家の前に立って
うろうろしてたけど…。
えっ?
ちょっと…。
おいおいおい 由香。
≪(戸の開閉音)
(千鶴)
キャップしめておきなさいよ。
はい。
おっそいな 大輔君。
パス3。
(千鶴)パス パス パス。
(里香)ホントに呼んだの? パス。
パス。
その辺で迷ってるのかもしれない。
ちょっと見てくる。
あっ ずるい。
(里香)ねえ ちょっと待って。
待って お父さん。
リョータ。
待って…。
ねえ… ねえ 待って!
はっ!
待って!
たまには 飯でも
おごろうと思って。
わざわざ 来てくれたの?
うん。
バカ。
俺さ
高いフランス料理?は
食わせられないけど
うまいラーメンなら
食わせられっから。
バカ バカ。
安くて汚い店だけど いい?
バカ バカ バカ。
うん。 ラーメン好き。
安くて いい。
汚くて いい。
リョータの好きなラーメン屋さん
連れてって。
うん。
(里香)お父さん!
≪ハハハ… そうそう。
いや 困ったよ。
まあ 色々 トラブっちゃってさ。
おお。 今 東京。
ああっ! はっ!
よく来たな。
私って いつから
158cm 25歳 女になったのかな?
申し訳ございませんでした!
反省しております。
魔が… 差しました。
取りあえず 頭上げなさい。
(大輔)誘われて… つい。
私と やり直す気あんの?
(大輔)もちろんだよ。
ひ…。
今 名前 間違えた?
ドライバー。
ドライバー。
ドライバー。
私の娘の名前は…。
伊藤 里香だ~!!
わあ~!
こいつめ!
バカ者!
待て~!
わあ~!
待て! この野郎。
(大輔)わあっ! わあっ!
バカ者 バカ者が!
(大輔)わあ~! わあ~!
ったく もう。
(大輔)ああ~!
さあ…。
入るぞ。 母さん…。
里香 入るよ。
ちょっと 頭冷やしてくるわ。
えっ。
一杯 飲んでくる。
♬~
♬~
こいつ 1mmもイチゴじゃないのに
ちゃんと イチゴの味がする。
無果汁なのに。
イチゴじゃないのにイチゴ味。
本物じゃないのに本物の味。
私って 一生 本物じゃない
イチゴ牛乳だけ飲んで
それで 満足して生きてくのかな。
まっ それで いっか。
♬~
(いびき)
≪風邪ひくよ。
♬~
(男性)危ない!
あっ 資源ごみ。
(店主)はい らっしゃい!
タンメン。
(店主)タンメン 1丁。 はいよ。
(店主)はい お待ち。
あの… 頼んだの
タンメンなんだけど。
えっ? はい。
タンメン。
あら?
タンメン 1丁でしたね 確か。
いや これ
タンメンじゃないんだけど。
ええ~!?
お客さん タンメンじゃないですか。
(大輔)タンメン。
タンメン。
(大輔)タンメン!
だから タンメンですよ。
タンメン!
(店主)タンメン!
タンメン タンメン タンメン!
(店主)タンメンですよ。
何で タンメンが来ないんだ!
だから タンメンですって
タンメン!
タンメンを頼んだんだよ。
(店主)だから タンメン!
俺は この人と同じ
タンメンを頼んだんだ!
(店主)だから タンメン!
(大輔)タンメン!
あの… これは ワンタンメンです。
(言い争う声)
あなた さっき
タンメンを注文してました。
これは… これ ワンタンメン。
それ タンメン。
これ ワンタンメン。
それ タンメン。
(大輔)タンメン。
(店主)タンメン!
タンメン!
これは ワンタンメン。
(店主)タンメン。
タンメンですって!
(渡辺)あの!
(店主)タンメン…。
タンメンは
ワンタンメンの略じゃないですよ。
えっ?
(大輔)《俺のタンメンは
タンメンではなかった》
それ タンメンでしょ。
タンメンだってば~。
(大輔)《何か 俺 偉そうに
ずっと間違えてたのかもしんない》
(大輔)《他に たくさんのタンメンが
あったのかもしれない》
(いびき)
あ~っ!!
(男性)あっ!
すみません。
寝ちゃってました。
こちらこそ すいません。
初めまして。
(男性)初めまして。
どうしても 帰らないって
おっしゃって
私物を見るのも あれで。
(男性)帰ります。
どうぞ ごゆっくり。
≪(戸の開く音)
≪(里香)ただいま。
≪(戸の閉まる音)
里香。
おかえり。
朝ご飯 食べる?
(里香)食べる。
連絡ぐらいしろ。
ちょっと着替えてくる。
納豆?
(美香)うん。
キムチあんの?
(美香)あるよ。
チーズは?
(美香)ない。
(ミチル)雨やんだわね。
商店街のビンゴ大会の商品の目録が
ぬれちゃったわ。
あら すごいじゃない。
(ミチル)一等よ。
一番最初に数字が揃ったの?
(ミチル)揃わないわよ。
適当なタイミングで 真っ先に
ビンゴ!って 名乗り出れば
用紙なんて 誰も わざわざ
確認しないんだから。
豪華 熱海温泉2泊3日の旅。
ねえ ねえ ねえ ねえ
一緒に行かない?
(美香)《ビンゴ!》
それでは アンコールにお応えして
『フリー』
《夢を持ってる人が好き
って思ってた》
うわ~ おいしそう。
スープが うまいんだ。
へぇ。 いただきます。
いただきます。
(リョータ)どう? うまいっしょ。
《汚くても いい
安くても いい》
《でも まずいラーメンは嫌》
《あれをうまいと言う男は嫌》
♬「みんなのための みらい
そうさ フリー」
3年後も 同じ場所で 同じ曲
歌ってそうだな あいつ。
♬「この先 ずっと
フリーダム フリーダム」
間違えて 持ってきちゃった。
伊藤家リモート会議が
招集されました。
奮ってご参加ください。
伊藤家 リモート会議が…。
(侵入者X)
ありきたりを抜け出そう。
当たり前を疑おう。
思い込みに 声をあげよう!
ふ~ん。
そんなことがあったんだ。
ああ だまされた。
だが 敵ながら面白いやつだった。
なんでも もともと
政府の官僚だったらしい。
《大臣の国会答弁は
われわれが作ってるんだろ!》
《若手の役人は
24時間待機で 疲れ果て
ありきたりの答弁が量産され
国会では 内容のない質疑が
垂れ流されてるんだ!》
《それを何とかしようとして
何が悪いんだ!》
いいじゃん。
人間にとって 正義や平和や
幸せというのは
なかなか 簡単には
得がたいもんだ。
正義や平和や幸せに至る
正しい道を選択するのも
とても 難しい。
その最も大きな障害になるのが
先入観と思い込みだ。
思い込みというのは 恐ろしいぞ。
娘たちを心配するあまり
娘たちの恋愛や結婚に
まあ 自分勝手に判断して
色々 口を出してきたが
もしかしたら 大きな間違いを
犯していたのかもしれないな。
私も 間違う。
いや 私は よく間違う。
だから 自省も込めて
お前たちに 先に謝っておく。
それを お前たちに伝えておく。
ごめんな。
何言ってんの ハンサムで。
ハンサムで 何言ってんの。
それと もう一つ 言っておく。
人が 真面目にしゃべってんだから
ビンゴするな。