【ドラマ10】しもべえ(2)「さらに面白くなりました。今夜は戦いだ!」[解][字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
【ドラマ10】しもべえ(2)「さらに面白くなりました。今夜は戦いだ!」[解][字]
受験、恋、謎のおじさん出現、ユリナの青春は新次元に!しもべえ(安田顕)のレンタルを始めたユリナ(白石聖)だが受験セミナーでトラブル発生!助けて辰馬(金子大地)!
番組内容
謎のおじさん・しもべえ(安田顕)と受験に恋にがんばる女子高生ユリナ(白石聖)の、ひとことでは説明できませんと言うしかない青春ドラマ! 留年の可能性すらあったユリナだが、彼女は変わった。医学部の受験を決意し、学力向上と学費の工面を真剣に考えるユリナは、しもべえのレンタルサービスを始めるとともに、ある受験セミナーを受ける。しかしそのセミナーは問題だらけで、ユリナと辰馬(金子大地)は大きな危機に直面!
出演者
【出演】安田顕,白石聖,金子大地,矢作穂香,内藤秀一郎,池間夏海,おばたのお兄さん,長谷川朝晴,矢田亜希子
原作・脚本
【原作】村田ひろゆき,【脚本】荒木哉仁ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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- 亜紀
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(ユリナ)しもべえ!
(亜紀)お助けアプリ?
あのおじさん
アプリで呼んだわけ?
[ 心の声 ] 私 カンニングなんて
してないのに。
全部 多田くんの仕業だったの?
(多田)許して下さ~い!
どうして? 何で私を助けてくれるの?
私にも夢あったんだ。
私 大学受験するから。
見せてあげる 奇跡。
(鳥の鳴き声)
(亜紀)いや~ 春だね~ ユリナ。
何やってんの?
あっ ダメ!
うそ… ユリナ 本当に
医学部受けるつもりなの?
シーッ! 亜紀 声が大きい。
(天野)えっ?
鴨志田 医学部受けるってよ!
(ざわめき)
(沼田)はいはいはいはい!
ジュース1本!
鴨志田が医学部合格に賭ける人。
落ちるに賭ける人~!
(一同)は~い!
むかつく!
亜紀! 何で3年になってまで
こいつらと同じクラスなの?
(辰馬)邪魔。
多田くん 3年になっても
学校来なかったね。
自業自得。
みんなに合わせる顔がないんでしょ。
どうやったら成績上がるんだろ…。
一人で勉強なんて限界があるんじゃない?
医学部狙う子 みんな 予備校通ってるよ。
そんなお金ない。
お母さんに相談したの? 受験のこと。
言えないよ。 受験料だけでも高いのに
入学金でしょ 学費でしょ 無理無理。
あ~ お金欲しい~。
まあ ユリナの場合は お金の心配より
まずは成績の方じゃない?
なぬ?
あっ ねえ ちょっと持ってて。
あっ はい。
おばあちゃん! 手伝います。
ああ ありがとねえ。
よいしょ。
おもっ!
ごめんなさいねえ。
あっ そうだ。 ちょっと待ってて。
しもべえ!
うわっ 出た おじさん。
しもべえ これ持ってあげて。
あらぁ…。
おばあちゃん
これ どこ持っていけばいいですか?
悪いわねぇ。
この階段の先なんだけど。
しもべえ お願い。
すいません。
すげぇ…。
ありがとね。
これで何か食べて。
いいです いいです。 そんなつもりじゃ。
いいから。 ねっ? じゃあね。
ありがとうございます。
じゃあ 帰ろっか。
ユリナ?
私 いいこと
思いついちゃったかもしれない。
うわぁ
ろくでもないこと考えてる時の顔だ。
(シャッター音)
いいね。
(亜紀)おじさんレンタル?
そう。 人手が欲しい人に
しもべえを貸し出すの。
私は勉強に集中できて
お金も手に入って一石二鳥。
おじさんなんて借りたい人いる?
それが 昨日一日で
メッセージが もう5件以上。
♬~
あっ ご苦労さま。
あ~! 私って天才かも!
(亜紀)強制労働じゃん。
イエ~イ。
この字…。
[ 回想 ] すごい このノート!
めっちゃ分かりやすい。
あっ。
勝手に見んなよ。
何だよ。
何でもない。
(和泉)佐々木先輩! 一緒に帰りましょ。
ああ。
やった! 下で待ってますね。
へえ~ ああいう子がタイプなんだ。
お前に関係ないだろ。
まあな。
やっぱり似てる。
このノートは タッちゃんが?
あ~ 気になって勉強に集中できない!
しもべえ!
しもべえは どう思う? このノート
タッちゃんが差し入れしてくれたと思う?
タッちゃんだとしたら 何で?
私のこと覚えてないって言ってるし
あんなに冷たいのに。 ねえ 何で?
(康子)ユリナ~。
やばい お母さん帰ってきた!
ちょ… こっち はい 動いて 動いて!
はい!
(康子)ただいま~。
おかえり~。
夜食いる?
うん。
ん?
ん? 何?
え?
何? そんなじろじろ見ないでよ。
あっ!
ねえ ユリナ。
ん?
私に 何か隠してない?
ないよ。 何も。
ほらほら もういいでしょ?
ねっ 勉強するから。
勉強するからさ!
危なかった…。
おじさん連れ込んでるなんて
お母さんが知ったら…。
もう絶対見つかっちゃダメだからね…。
し~も~べえ~。
痴話げんかかい? 春だね。
(メッセージの着信音)
(おじいさん)何? そうきたか…。
しもべえ もう時間。
次の人 待ってるって。
ご利用ありがとうございました。
お待たせして すいません!
ほら しもべえも謝って。
すいませんでした!
いや 遅れたのは私たちですけど。
多田くん!
サイトで たまたま見つけて。
直接 謝罪しようと思って。
ごめん。
僕のくだらないプライドで
鴨志田や北島の気持ちを傷つけて。
もういいよ。 ほら しもべえも
もう気にしてないでしょ?
ほら こう言ってるし
水に流そう お互い。
ありがとう。
多田くん 学校来ないの?
今は まだ。
受験なのに 勉強大丈夫?
それは大丈夫だけど。
やっぱり予備校?
いや わざわざ お金出して
予備校に通わなくても
最近は 受験のノウハウや問題の解き方を
動画投稿してくれてる人が多いから。
はえ~ こんなのあるんだ。
ふ~ん。
(森宮)「はじめまして!
大学受験のカリスマ 森宮秀一です。
今まで延べ1万人以上の生徒を
第1志望に合格させてきた…」。
1万人? すっご!
(森宮)「この僕が 動画を見てくれている
君だけに
受験のノウハウを伝授しましょう。
志望校に受かる人と受からない人の差
っていうのは たった1つ。
本当1つだけ。
その秘けつ 知りたいかな?」。
知りたい 知りたい!
「それはね これだ!」。
えっ ちょっ 終わり!?
えっ ちょっと ちょっと。
先着…。
おお ここかあ。
人 すっご。
♬~
♬~
(拍手)
みんな! 大学に行きたいか!
(一同)お~!
合格したいか!
(一同)お~!
(森宮)君!
え? 私?
(森宮)そう。
君 上がってきて。
えっ…。
(森宮)いいから!
大学 行きたくないの?
行きたいです。
じゃあ 何で 声を出さないの?
はい 言ってみて。
「大学行くぞ!」。
大学行くぞ。
ちっさいなあ。 もっとおっきな声で。
大学行くぞ!
もっと 心の声を!
大学行くぞ~!
(一同)お~!
いいね~。 じゃあ 目を閉じて。
会場のみんなも。
イメージしてみよう。
憧れの第1志望校で勉強する自分の姿を。
(心音)
何で タッちゃん?
イメージできた?
できました。
はい 合格。
君は 必ず第1志望校に受かる。
本当ですか?
未来をイメージできれば
必ず現実になる。
これが合格の秘けつ その1!
(拍手)
何か よく分かんないけど
ちょっと自信出てきたかも。 ハハハ。
君!
え?
セミナーは 初めてだよね?
はい。
いい目をしてるね。
いや でも 私 本当バカで。
いや 君はダイヤの原石だよ。
僕には分かる。
僕は 個別指導もやってるんだけど
もしよかったら受けてみない?
いえいえ お金ないので。
お金は気にしなくていいよ。
欲しいのは 未来を変えようとする
君の意志だけ。
私の意志…。
ぜひ お願いします!
大学行くぞ! 大学行くぞ!
大学行くぞ~!
な な 何? どうしたの?
カリスマ講師の森宮さん。
あの人についていけば
私の受験戦争 大逆転かも!
え~ 何か うさんくさくない? 大丈夫?
いや 初めてかもなぁ
あんなに人に褒められたの。
(ため息)
あっ しもべえ ご苦労さま。
はい。
えっ 何これ? お金は?
え~? えっ 何なの? もう!
まずは これ 一回読んでみてほしい。
はい。
1万円? いやいや 大丈夫です。
いや いいから いいから。 君は特別だよ。
ありがとうございます。
あとは え~っと これ
まあ形式的なもんなんだけど
個別指導の申込書。 はい。
問題なかったら これ
一番下に名前書いてもらえる?
はい。
はい ありがとう。 じゃあ 始めようか。
はい。
あっ 今日はね
教科書もノートもいらない。
受験で大事なのはね
小手先の勉強法じゃない。
自分自身を見つめ直して理解すること。
だから ユリナちゃんのことを
教えてほしい。
私のこと?
例えば 家族構成は?
母と暮らしてます。
お父さんは?
父は 私が生まれて すぐ亡くなりました。
そっか。 あっ 学校で仲いい友達いる?
親友がいます。 亜紀っていうんですけど。
じゃあ 好きな男の子は?
え…。
いる?
アッハハ! いやいや いません いません。
ハハハ! 冗談だよ。
僕も偏差値30台から 死に物狂いで
頑張って大学に合格したんだ。
だから ユリナちゃんも 頑張って!
はい! フフフ。
うん。
今日は ありがとうございました。
いえいえ。
げ…。
知り合い?
いや ただのクラスメートです。
ふ~ん。 じゃあ また来週。 僕はこれで。
へえ~ ああいうのがタイプなんだ。
違うよ!
あの人は彼氏とかじゃないから。
別に聞いてない。
一応 報告。
変なうわさ流されたら嫌だから。
俺がうわさ好きに見えるか?
お前のゴシップに興味ない。
さっきの 森宮さん。
こんな本や動画も作ってる
すごい人なんだよ。
くだらない。
こういう本とか動画見て
やる気出したり
褒められてモチベーションが
上がる人だっているんだから。
お前みたいな世間知らずを
気持ちよくさせて
金を落とさせるのが狙いだろ。
森宮さんは そんな人じゃない!
無料で個別指導してくれて
本までくれたんだから。
みんながみんな タッちゃんみたいに
心が冷えきってるわけじゃないの。
その呼び方やめろ。
何これ?
あっ もらいもの。
へえ~ お似合いじゃん。
どういう意味?
将棋で一番弱い駒。
またバカにして。
俺が お前の立場だったら
アホみたいな動画見てないで
1つでも多くの問題を解くけどな。
留年の危機の時に学ばなかったのか?
受験勉強に近道も裏技もないって。
[ 回想 ] このノートは タッちゃんが?
あのさ。
あ?
やっぱ いいや。
「『合格』と書いた紙を額に貼り
鏡に向かって『合格』と
毎日3回唱えましょう」。
合格! 合格! 合格!
ちょっと~ 汚いな もう。
あっ。
はい。 これ明日のスケジュール。
サボんないでよ。
(ため息)
(窓の開閉音)
[ 回想 ] 留年の危機の時に
学ばなかったのか?
受験勉強に近道も裏技もないって。
よし。 じゃあ 早速
今日のレッスン始めようか。
あっ その前に…。
これ お返しします。
私には まだ この本は早かったというか
個別指導も やっぱりやめておきます。
う~ん どういう心境の変化?
近道しようとしないで
もう少し勉強しようかなって。
そっか。 分かった。
でも 何だか申し訳ないな。
これで100万円払ってもらうのは。
え?
あれ? ごめん。
ちゃんと個別指導の申込書読んでくれた?
お金はいらないからって
言ってたじゃないですか!
お金がかからないなんて
ひと言も言ってないよ?
だましたんですか?
ハハッ 人聞きが悪いな。
申込書に自分でサインしたよね?
ちゃんと読んでなかった
君が悪いと思うけど。
[ 心の声 ] 何この人。 しもべえ 助けて!
(ドアが開く音)
しもべえ!
鈴木ですけど。
[ 心の声 ] しもべえ?
何で来てくれないの?
悪いけど 100万円は
きっちり払ってもらうよ。 月末までに。
月末?
あさってまでに100万円用意するなんて
無理です。
君が100万円用意できなければ
君のお母さんや親友の亜紀ちゃんに
払ってもらうよ?
お母さんも亜紀も関係ないでしょ!
巻き込まないでよ!
じゃあ 君が100万円稼ぐしかないな。
受験なんて諦めて 働けば すぐ返せるよ。
全部うそだったんですか?
ダイヤの原石とか 私には才能があるって。
フフフ… リップサービスだよ。
夢みすぎだよ。
最低。
おい!
あの子は すぐに諦める。
呼んだのに 何で来てくれなかったの?
ひどいよ。 困ってる時に
助けてくれるんじゃなかったの?
今から あの人たち やっつけてきて。
お願い しもべえ。
何で こんな肝心な時に
助けてくれないの?
しもべえなんか嫌い。
[ 心の声 ] 100万なんて無理だよ。
しもべえは あてにならないし
どうしたらいいの…。
バカなのに 受験なんて
身の程知らずな夢みたから
神様が怒ったんだ きっと…。
(黒岩)おい 鴨志田!
(黒岩)おい 聞いてるのか? 鴨志田!
うるさいな! 静かにしてよ!
大丈夫?
あっ 違う… すいません。
そんなにやりたいことがあるなら
教室の外でやれ!
(ざわめき)
ユリナ?
(ドアの開閉音)
ユリナ! ちょっと待ってよ!
亜紀…。
ちょっと早いけど屋上行っちゃう?
ごめん。 忙しいから。
何かあった?
何でもない。
うそ。 留年の時より やばい顔してるよ?
亜紀には関係ない。
何それ…。
私にだって言いたくないことあるし。
ムキになんないでしゃべってよ。
いいから ほっといて!
ほかにお金になりそうなもの…。
しもべえ…。 何 今更!
お金が必要なの。 邪魔しないで。
もう レンタルおじさんの時間でしょ。
さっさと戻ってよ。
(ドアの開閉音)
(店員)はい。
たったこれだけ?
じゃあ いいです。
(店員)あっ はい。
(シャッター音)
♬~
そろそろギブアップかな?
♬~
何やってんだ。
タッちゃん? 行くぞ。
おらっ!
タッちゃん!
ちょっと!
お前は こっち来い。
くそ… 油断した。
ごめん。 私のせいで。
で 今度は どんなトラブルに
巻き込まれたんだ?
北島とかクラスのやつら
お前の様子が変だって捜してたぞ。
え?
(沼田)北島!
ダメだ いない。
駅前にもいなかった。
(遠野)こっちも。
もう どこ行っちゃったのよ ユリナ。
私って 本当バカだね。
みんなにまで迷惑かけて。
いつも間違っちゃう。
医学部受験なんて 昔の夢なんて
思い出さなきゃよかったのかな。
佐々木くんの言うとおり。
私は 歩だね。
将棋の一番弱い駒。
その駒 まだ持ってるか?
裏返してみろ。
歩は弱いけど
裏返って強い駒に成長する。
今はダメでも
いつか大化けして奇跡を起こす。
そう信じてるんじゃないの。
お前に歩をくれた人。
奇跡…。
私には 無理だよ。
(手下)どうも。
♬~
これ ユリナの。
♬~
(亜紀)「受験セミナー」?
おい!
佐々木辰馬くん…
君のことは調べさせてもらったよ。
お父さんは お医者さんかぁ。
大変だったみたいだね いろいろと。
よく平気な顔して学校通えるね。
あぁ みんな知らないのか。
何が望みだ。
お互い 今日のことは忘れない?
君は何も見なかった。 でないと
お父さんのこと学校にばらすよ?
あいつは?
ユリナちゃんのことは僕に任せて。
それがお互いのためじゃないかな?
フッ…。
佐々木くん!
北島…。
ユリナは? やっぱ ここにいるの?
(手下)お疲れっす。
(森宮)弱ったなぁ。 亜紀ちゃんだっけ?
君の親友が表で騒いでる。
暴力は嫌いなんだけどなぁ。
亜紀は関係ない! 巻き込まないで!
それは君次第だ。
離して! う~!
ユリナ出して! 警察呼ぶわよ! うっ!
(ドアが開く音)
あっ…。
ユリナ! 大丈夫? 心配したんだよ。
ごめん 心配かけて。
私は大丈夫だから 帰って。
え?
実は私 ここで働くことになったんだよね。
急に何言ってんの?
給料弾んでくれるっていうし
卒業後の心配もなくなる。
まあ いいチャンスかなって。
何で? 受験するんじゃなかったの?
フッ キャラじゃないよ。
私が医学部なんて。
ユリナ… どうしちゃったの?
大げさだな。 目が覚めただけ。
私みたいな人間が大学受験なんてさ
バカだよね。 夢みちゃって。
本気で言ってる?
私は大丈夫だから。
佐々木くんもありがとう。
もう帰って。
(亜紀)うそ!
この人たちに脅されてるんでしょ?
ちゃんと言ってよ!
亜紀…。
一人で無理しないでよ。
でも…。
私は大丈夫だから。
親友でしょ?
おい。
忘れ物。
味方の助けがなければ
歩だって金にはなれない。
見せてくれるんじゃねえのかよ 奇跡。
私 こんなとこで働くの嫌だ。
学校もやめたくない。
大学受験 諦めたくない!
(手下)おい!
早く逃げろ!
でも…。
いいから早く!
警察! 警察!
あっ 来た! 来た!
そうはいきませんよ。
ユリナ おじさん呼べないの?
しもべえ! お願い! 助けて!
(足音)
(手下)何だ てめえ。
しもべえ やっちゃって!
しもべえ?
(通知音)
(亜紀)しもべえ
使い放題じゃなかったの?
私が 何回も呼び出したからだ…。
[ 回想 ] 人手が欲しい人に
しもべえを貸し出すの。
はい。 これ明日のスケジュール。
何だ こいつ? 全く動かねえぞ。
はい ど~ん。
あっ!
(手下たちの笑い声)
(手下)はい! よ~う!
(蹴る音)
(手下)何とか言えよ!
(蹴る音)
(手下)はい よっと!
(蹴る音)
おい おらっ!
(蹴る音)
おい。 ハハハ…。
もう やめて! 何でも言うこと聞くから!
もう手遅れだよ。
座ってろ。
ああ~!
うらっ!
ユリナ!
しもべえ!
(森宮)なっ 何なんだ あいつ。
やれ! やれ! やれ!
やれ!
♬~
分かった… 分かった 分かった!
分かった 分かった… 分かった!
これでいいだろ?
あぁ… あっ あっ…!
うわっ! うっ…。
あぁ… あっ! あ~!
うわ~! うわっ わ~!
イヤ~!
あっ… あぁ…。
こんなになるまで…。
しもべえだって 本当は痛いよね?
無理させて ごめんなさい。
もらえない。
これは しもべえが働いた分だから。
おじさんレンタルも もう終わりにしよう。
ごめんね。
私 これからは
ちゃんと自分の力で頑張る。
近道しようとしたりしないで。
(パトカーのサイレン)
あのおっさん 何者?
私も よく分からなくて。
このアプリ ダウンロードしたら
現れるようになったの。
何だそれ。 訳分かんねえな。
本当 ごめんね。
佐々木くんまで巻き込んじゃって…。
あのさ。
何?
この数学のノート
作ってくれたの佐々木くんなの?
だったら何?
何で? 私のこと
覚えてないって言ってたのに。
教科書忘れたやついたら
誰だって貸すだろ。 それと同じだ。
ん。 これ 俺の番号。
また だまされて
何かあっても面倒だから
連絡くらいつくようにしとけよ。
何やってんの?
意味分かんないんだけど。
いや 確認。
本当に タッちゃ…
佐々木くんの番号かなって。
もういい 好きに呼べよ。
いちいち指摘すんの面倒だから。
本当!? タッちゃん。
何?
フフフ… タッちゃん。
タッちゃん?
分かったから もうやめろよ それ。
フフ。
(康子)ユリナ!
お母さん!
ユリナ! 大丈夫?
ああ もうびっくりした。 大丈夫ね?
もう お母さん心配した。
あ~ よかった~。
話は 大体 分かったけど
何であんなセミナー受けようと思ったの?
驚くかもしれないけど
私 大学受験しようかなって。
受験? あっ 就職はしないの?
しないつもり。
お金は心配しないで。
自分の学費は自分でなんとかするから。
受験 してもいいかな?
うん。 ユリナが ようやく
目標見つけたなら お母さん応援する。
で どこ受けんの?
大学は決めてないんだけど
医学部があるとこ。
そう…。
えっ 医学部!?
そう 医学部。
お医者さん目指す人が入る医学部?
フフッ ほかにないでしょ。
ユリナが医学部…。
お母さん?
あれ? お母さん出かけたのかな?
♬~
一人じゃ奇跡は起こせない。
もしかして それを伝えたくて
歩をくれたの?
♬~
(ため息)
♬~
佐々木先生? 鴨志田です。
覚えてますか?
(和馬)ああ…。
ユリナが ご迷惑をおかけして
申し訳ありませんでした。
♬~
♬~
え? これって 王手ってやつじゃない?
えっ! ねえ そうでしょ?
あ~! 私 もしかして将棋の天才?
やった! やった 勝った~! しゃっ!
あっ… ありがと。
(物音)
お母さん…。
あの子と七夕祭り行くの?
お前に関係ないだろ。
(康子)ユリナが幸せなら
お母さん それでいいの。
お母さん不幸にして
私だけ幸せになんてなれない。