【ドラマ10】しもべえ(4)「もはや説明不可能な青春ドラマ。見るしかない!」[解][字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

【ドラマ10】しもべえ(4)「もはや説明不可能な青春ドラマ。見るしかない!」[解][字]

謎の男・しもべえ(安田顕)とユリナ(白石聖)の青春ドラマ進化系! 辰馬(金子大地)と和泉(池間夏海)のキスを見たユリナに、勉強に集中しろというのは無理な話か?

番組内容
謎のおじさん・しもべえ(安田顕)と女子高生ユリナ(白石聖)の青春ドラマ進化系! ユリナは辰馬(金子大地)と和泉(池間夏海)のキスを見てしまい、勉強に集中できずにいた。家の近所でアナコンダの脱走騒ぎがあり、ユリナは図書館に出かけると和泉とばったり。和泉の話を聞けば聞くほど、自分に勝ち目がない気持ちになるユリナ。辰馬にも何やら秘密があるらしく…。ユリナの恋は進展するのか? そしてアナコンダの奇跡が!
出演者
【出演】安田顕,白石聖,金子大地,矢作穂香,内藤秀一郎,池間夏海,長谷川朝晴,矢田亜希子
原作・脚本
【原作】村田ひろゆき,【脚本】遠山絵梨香

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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  1. タッ
  2. ユリナ
  3. アナコンダ
  4. 勉強
  5. 和泉
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  11. 多田
  12. 医学部
  13. 康子
  14. 理由
  15. インタビュアー
  16. 頑張
  17. 奇跡
  18. 自分
  19. 選抜テスト受
  20. 料理

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(ユリナ)しもべえは
このアプリで呼び出せて…。

私が困ってる時に助けに来てくれるの。

もしよかったら
また勉強 教えてもらえる?

(辰馬)この本 読み終わるまでなら。

(和泉)私 今度 佐々木先輩に
告白しようと思ってます。

タッちゃん。
その本 もう読み終わってない?

[ 心の声 ] 読み終わってないフリして
勉強教えてくれたってことは…。

もしかして 脈あり!?

♬~

(メッセージの着信音)

(メッセージの着信音)

♬~

ああ… もう。

♬~

(黒岩)鴨志田 留年の危機から
よくここまで頑張ったな。

じゃあ 医学部は…。

(黒岩)それは なし寄りのなしだ。

いや でも 例えばな
同じ偏差値の大学でも

ほかの学部に変更すれば
なし寄りのありになったりするぞ。

先生 私は医学部しか受けません。

考え直せ。 先生はな

かわいい生徒が泣いてる姿なんか
見たくない。

挑戦せず 逃げたくないんです!

逃げるのは恥じゃない。

役に立つんだぞ。
医学部 一択で!

鴨志田~ もう。

(康子)先生 ユリナには
医学部を受けさせます。

娘が初めて持った夢なんです。

親として全力で応援してあげたいんです。

お母さん…。

鴨志田 特進座の選抜テスト受けるか?

とくしんざ? 何かの星座ですか?

お~ 斬新な質問だ 鴨志田。

特別進学講座。
略して 特進座。

特進座とは 2学期から設ける
入試対策用の授業をする講座だ。

選抜テストに受かれば
放課後にそれを受けられる。

選抜テスト。 受けます! 受けたいです!

医学部を狙う生徒は
毎年 全員それをパスしている。

逆にそれに受からないレベルなら
きっぱり諦めた方がいい。

試験は8月だ。
それぐらい覚悟を持って頑張れよ。

はい!

(多田)えっ
鴨志田も選抜テスト受けんの?

多田くんも?
(多田)うん。

えっ けど 選抜テストは期末テストの10倍
いや100倍は難しいって うわさだよ。

鴨志田 大丈夫なの?
えっ そうなの?

(亜紀)多田くん
ユリナ ビビらせないでよ~。

いや 僕は事実を言っただけだよ。
(天野)さあ 沼田さん!

いよいよ受験生にとって正念場の
夏休みが来ました。

鴨志田選手は 選抜テストという名の
戦いに挑むと決めたようですが。

(沼田)このごろ めきめきと
力をつけているようですが

これは武器を持たず
ラスボスと戦うレベルの違い。

無理ゲーと言えるのではないでしょうか!

妙な実況つけないでよ!
勇者 鴨志田 健闘を祈る!

無事ご帰還を!
うざい あっち行け!

こんにちは。
あっ 和泉ちゃん! 和泉ちゃんだ~。

失礼します。

(亜紀)やっぱり男子って
ああいう清純派が好きなの?

おっ… 僕は別にタイプじゃないよ。

(和泉)通知表だ。
あっ ちょ…。

フフ 見ちゃうよ。

ユリナ 何かあった?

えっ? 何が?

あ~ 夏休み勉強 頑張んないとな~。
ねえ? ヘヘヘヘ。

(和泉)どっちも行きたいんですけど
いいですか?

行こっか。
やった!

近いの?
うん!

(和泉)このパンケーキ屋さんから
すごく近くて。

この味が期間限定で
今しか食べれなくって。

どうしても 今 食べに行きたくって。

(不正解音)

フッ… ハハ…。

ハハハ! ハハッ! あ~ やばい!

やばい!

(嗅ぐ音)
いい匂い。

ねえ しもべえ 正直に話してほしいの。

あなたは どうして この味を作れるの?

誰に料理を教わったの?

2人で何してんの?

しもべえって 料理が上手でしょう。

だから お母さん 教わることにしたの。

確かに上手だけど 教わるほどかな?

しもべえの作る料理は
お母さんの好きな味なの。

でも しもべえのビジュアルで
料理が上手とか 意外だよね~。

行儀悪い!

♬~

おっ 亜紀も やる気になった?

ユリナのことが気になって。

へ?
何かあったんじゃないの?

実はさ…。

キ …ス。
シーッ!

じゃあさ あの もう2人は
つきあってるってこと?

そうなんじゃない?

あ~ そっか そっか。

まあでもユリナ 元気出しなよ。
今度 パンケーキ おごってあげるから。

別に元気だし。
何のパンケーキがいいんだい?

(和泉)ウフフ。

先輩たち 楽しそうですね。

フフフ… 受験生は勉強しなきゃだよね。

佐々木くん ユリナも
選抜テスト受けることにしたんだよ。

へえ。
あっ なら 過去問コピーしますか?

過去問?

私の兄も ここの卒業生で
選抜テスト受けたんです。

その時の試験問題 佐々木先輩のために
持ってきたんですけど

鴨志田先輩もよかったらって思いまして。
フフ。

♬~

あ… 天使なの?

あっ… タッちゃんには天使がいる。

こんなの いつまでも
大切に持ってちゃダメだよね。

♬~

あぁ…。

もう~。

(足音)

お母さん!?
ユリナ…。

ユリナ 大変よ!
何があったの? どうしたの?

アナコンダ!
は?

アナコンダ! アナコンダが逃げたのよ!

はっ! 蛇!
うわ~! 怖い!

何かね 近所の人が飼ってたらしいの。

で ケージの中に入れてたら
逃げちゃったらしいのよ。

え~!
あ~ どうしよう。

ってことは この辺りを にゅお~って
はってる可能性があるかもしれない。

えっ… それって それって
うちに入ってくる可能性もあるってこと?

怖い 怖い 怖い 怖~い!

寝てる間に首絞められたら どうしよう!

(2人の悲鳴)
あっ ユリナ 窓開いてる!

あっ やばい!

閉めた?
閉めた。

ユリナ お母さん
勉強の邪魔は絶対しないから

ここで寝ていい?
もちろん!

(いびき)

ユリナ ファイト~!

(いびき)

タッちゃん なくなってる! えっ?

えっ!?

(いびき)

アナコンダ~。

そこじゃないの? それ それ それ!
あ~!

やっぱないか。

まっ いい機会だったのかもな。

奇跡は自分で起こすものだし!

勉強 勉強! よし!

≪アナコンダ…。
≪何でもアナコンダに見えてきちゃうな。

≪あっついわね。 本当にもう…。
≪暑いわね。 もう どこよ。

≪アナコンダ!
≪タイヤのチューブだから。

いや~!

(嗅ぐ音)
しもべえ。

アナコンダ 捜してくれてるんだね。

どこにいるのよ。
ありがとう。

私は 図書室で勉強してまいります!

(嗅ぐ音)

せっかく来たのに…。

もしかして
キセキパワーがなくなったから?

(ため息)

え~ どこで勉強しよう。

(和泉)鴨志田先輩!

♬~

今日は どうされたんですか?

図書室で勉強しようと思ってたんだけど
閉まってて。

そうだったんですね。
先輩は もう帰りますか?

どうしようかな… アナコンダいるし。

あっ ううん 何でもない。 帰るよ。

あの もしよかったら
ちょっとお茶しませんか?

うん。 ヘヘヘヘ いいよ。
やった! ありがとうございます!

(店員)失礼いたします。
お決まりでしょうか?

いちごパフェで。
はい。

水… アイスティーで。 へへ。
はい かしこまりました。

ここのお店 辰馬とも来たんですよ。

辰馬…。

そうだ 実は私たち
つきあうことになりました。

へえ そうなんだ。

告白したら オーケーもらえたんです。

ず~っと好きだったから
もうすっごいうれしくて。

ず~っとって タッちゃんと
そんなに前から知り合いなの?

私の父と辰馬のお父さんが
前に一緒に働いてて。

それで よく家族ぐるみで
食事をしてたんです。

もしかして 沢村さんのお父さんも
お医者さんなの?

はい 大学病院で働いてます。

あっ…。

これ 父です。

あ~ かっこいいね。

自慢の父です!

あの 鴨志田先輩
ユリナ先輩って呼んでもいいですか?

別にいいよ。

やった!
私のことも和泉って呼んで下さい。

ハハ… うん。

[ 心の声 ] 美男美女 成績優秀
父親がお医者さん…。

あの子とタッちゃんは
共通点がいっぱいだ。

じゃあ 私とは?

幼なじみでしょ… 忘れられてるけど。

あっ 医学部志望か。

タッちゃんはA判定で
私はF判定だけど…。

何か つくづく住む世界違う。

♬~

(インタビュアー)すみません 少しいいですか?
(康子)はい。

(インタビュアー)アナコンダについて
お話伺いたいんですが。

もちろんです。 もう何でも聞いて下さい。
あの 何でも協力したいので。

(インタビュアー)アナコンダについては
どういうお考えで? お母さん!?

もう本当に怖いです。
早く捕獲してほしいです。

(インタビュアー)同じ団地でアナコンダが
飼われていることは ご存じでしたか?

(康子)それが本当に知らなくってですね。
ねえ しもべえ。

お母さん いつもよりメーク濃いよね。

あっ 娘です。 娘が帰ってきました。

女子高生の意見も…。
しもべえ 面倒くさいから よろしく!

あっ ここにお住まいの方ですよね?

アナコンダが逃げた件について
お聞きしたいんですが…。

え~っと アナコンダ…。

(げっぷ)

5日? えっ あと5日しかないじゃん!

うそでしょ~。

あ~ 最悪だ。

このままじゃ選抜テスト受かるなんて
絶対無理。

[ 回想 ] 医学部を狙う生徒は
毎年 全員それをパスしている。

逆にそれに受からないレベルなら
きっぱり諦めた方がいい。

おい 辰 あっちも頼むぞ。
はい。

何だよ。

邪魔なんだけど。

代われ? 何で?

あのさ「求めよ」とか「証明せよ」とか
ちょっと偉そうじゃございやせん?

「求めてみましょう」
「証明しちゃおうぜ」

「君ならできるさ!」とか言ってくれたらさ
こっちだって まあ ちょっと

やってみよっかなとか
そういう気になったりすんじゃん。

もっとね やる気を起こす書き方
してくんないとさ

こっちだって んなもん やってられっか!
って ついなるっての!

何やってんだ?
えっ!?

タッちゃん? えっ 何で?

家庭教師 しもべえに頼まれた。
しもべえが?

辰馬くん すっかりイケメンになって
もう お母さん びっくりしちゃった!

あっ お母さん タッちゃんは
私たちのこと覚えてないよ。

えっ!?
たくさん引っ越ししたので

幼い記憶が曖昧で。
あら そうなの?

すみません。
いいのよ。 それより…。

ああもう お母さん!
あっ… 分かった。

勉強しなきゃだもんね。
お母さん ドロンしま~す。

何で もっと早く言わなかった?
へ?

あんなに「教えて 教えて」って
うるさかったのに

急に何も言わなくなったから
どうしてだろうと思って。

和泉ちゃんに悪いよ。

何で?

だって… つきあってるんでしょ?

どれ?
えっ?

分かんない問題教えろ。
時間ないから 一気に詰め込むぞ。

いや でも タッちゃん…。

大丈夫。
和泉には ちゃんと言ってあるから。

ほら 早く。

はい!

えっ じゃあ これは?

この方程式を応用するだけ。

ん?
どこから分かんない?

それも分かんない…。

その顔 バカって言われるより きつい。

おい 助っ人!

お~い。
(作業員)これ終わったら こっちだぞ。

タッちゃん ありがとう。
今日やったとこ

ちゃんと復習しとけよ。
了解です!

辰馬くん もしよかったら
夕飯食べていかない?

おいしいカレー作ったの。
いやもう

自分でおいしいとか言っちゃうの引くし。
ほら 迷惑だよ。

いいじゃない。 ねっ 食べてって。

本当においしいから! ねっ!
もう お母さん!

辰馬くん おいしいでしょ?
だから それ 自分で言っちゃう?

おいしいです。
ほら!

気ぃ遣ってくれてるんだよ。

ねえ 辰馬くん この子 今まで
全然勉強してこなかったでしょ。

本当に医学部なんて大丈夫なのかしら。

お母さん 黒岩先生の前では
私のこと信じてくれてたのに。

それは母として かっこつけたくて。
そんな理由?

ねえ 辰馬くん どう思う?

余分な知識がなかった分
頭 スポンジみたいなので

吸収力はあると思います。

ユリナ 今まで勉強してこなくて
よかったね。

何か 素直に喜べないんだけど。

辰馬くんも やっぱり 医学部志望なの?
はい。

やっぱり お父さんの姿を見てると
憧れるわよね~。

あっ いえ それでってわけでは。

えっ じゃあ タッちゃんは
何で医者になりたいの?

身近な人が怪我や病気をした時に
治すことができたらって思ったから。

それが一番の理由かな。

♬~

(ノック)

あっ ちょっと しもべえ!

急にタッちゃん呼ぶなんて
びっくりしたよ。

でも 正直 助かった。 ありがとう。

あのね しもべえ。
タッちゃんが医者になりたい理由ってね

私と一緒だったんだよ。

フフ… 私にも タッちゃんと
共通点あったんだなって思って。

ハハ… 何か そんなこと思っただけ!

アナコンダ!?

もう 何だ~。

隣の人のかな?

(嗅ぐ音)

ん~?

次次次次…。
逃げるな。

はい。

ねえねえ ユリナってね
寝言がひどいのよ~。

は? それは お母さんでしょ!

何その顔 やめてよ。 どういうこと?

(康子)いや 本当なのよ~。
違うから!

もうね この間とか すごかったじゃない。
いやいやいや 白目むいてたよ お母さん。

えっ? いやいや。

ハハハ… えっ? 何これ?

これならやる気出るんだろ?

そうだけど… ハハハ!

教科書にツッコむやつ 初めて見たよ。
ハハッ。

はい。
はい。 こっから。

はい。 求めちゃおうぜ。

[ 心の声 ] やだなぁ 楽しい。

どこ?

これは この方程式を応用するだけ。

あっ… ありがとう。

[ 心の声 ] 楽しくて… 困るよ。

(嗅ぐ音)

(嗅ぐ音)

(嗅ぐ音)

アナコンダ… ああいうとことかさ…。
あなた捜してたじゃない この間。

次 この問題 解いてみて。
はい。

何?

いや…。

今日で最後なんだから
分かんないとこあったら聞けよ。

うん ありがとう。

(ノック)

見て見て! 探してたら見つかった!

(康子)ほら!
あ~!

えっ タッちゃん これでも思い出せない?

うん。
このころのユリナってね

もう「タッちゃん タッちゃん」って
もう ず~っと

辰馬くんにまとわりついてたのよ。

そうだったんですか。
そうそうそう。 追いかけすぎて

ドブに落ちたこともあったんだから。
あ~ もう やだやだ。

もう年寄りは
思い出話が好きなんだから。

年寄りって もう失礼ね~。

座って座って。

かわいい~。 わっ 懐かしいわ これ。

この時 輪投げの景品が欲しいって騒いで
ユリナ 大変だったのよ~。

何だったかな? 変な人形だったのよ。

宇宙人みたいな… ん? 違うか。

何だったっけな~。
タコですよ。

そう タコ! タコよ!

タコなんて 何で欲しかったのかしらね~。
変な子よね。 フフフ。

本当に助かった。
教えてくれてありがとう。

おう。 じゃあな。

(ドアが閉まる音)

え? うっ!

タッちゃん!

あっ… アナコンダいるかもだし送る!

自分の勉強もあったのに ごめんね。

私って いっつもタッちゃんに
助けてもらってばっかりだ。

少しでもタッちゃんの役に立てたらって
思うんだけど…。

ポンコツで 本当 面目ない。

そんなことないよ。

俺 正直 鴨志田が
こんなに勉強頑張るなんて思わなかった。

目の前で どんどん俺の想像を
超えていくから。

だからかな
だんだん お前の言ってる奇跡も

本当にあるのかなって…
思えるようになってきた。

奇跡があるって 私に教えてくれたの
タッちゃんじゃん。

[ 回想 ] 奇跡は自分で起こすものだから。

フフ… って覚えてないか。

俺も助けられてるよ。
え?

何て言うか 鴨志田の能天気なとことか。

能天気って!
じゃあ 楽天家?

まあ とにかく
そういうところを見てると

ふっと
心が軽くなる時があるっていうか…。

そう?
案外 助かってるもんだよ。

ここでいいから じゃあ。
うん。

タッちゃん!

勉強教えてくれて ありがとう!

選抜テスト 絶対受かってみせるから!

おう。

辰馬くん 本当は 私たちのこと
覚えているんじゃないかしら。

うん。 きっと 何か
言いたくない理由があるのね。

♬~

ねえ しもべえ。

しもべえの料理は
ユリナの父親と同じ味がするの。

あの人のこと 何か知ってるの?

ねえ お願い 教えて。

しもべえにも
言いたくない理由があるのね。

「俺も助けられてる」か~!

ハハハ!

はあ~ フフフフ。

(和馬)いってらっしゃい。

(現場監督)おい 辰 マサ!
そろそろ休憩入れるぞ。

(一同)はい。

(現場監督)休憩だ!

三浦さん そっち まだっすよね。
(現場監督)ああ やっとけ。

えっ?

佐々木が? 何で?

(嗅ぐ音)

♬~

(ゴング)

(インタビュアー)「何かひと言お願いいたします」。
しもえべ お手柄!

本当。 ユリナの選抜テストの日に
縁起がいいわね~!

うん。

では お母さん 行ってまいります。

ユリナなら大丈夫!
何てったって お母さんの娘だから~。

フフフ それ説得力な~い。
え?

いってきます。
いってらっしゃ~い。

(和馬)うっ… あぁ…。

(荒い息遣い)

おい。

(チャイム)

タッちゃん どうしたんだろう…。

(黒岩)じゃあ いいか~。 始め!

♬~

[ 心の声 ] タッちゃんが せっかく
教えてくれたんだから

テストに集中しないと。

(ドアが開く音)

すいません。
佐々木 遅いぞ。 早く席につけ。

はい。

はい お疲れ。
結果は 後日 張り出すからな~。

じゃあ 気を付けて帰れ~。
(一同)はい。

タッちゃん どうしたの? 遅刻なんて。

寝坊。
寝坊? タッちゃんもすんの?

そりゃするよ。
ふ~ん。 珍しいなと思って。

はい ユリナ お疲れさま~!
わあ!

好きなものばっかり!
えっ しもべえと一緒に作ったの?

しもべえ 忙しいみたいだから
お母さん1人で作った。

え~ 私 頼んでないのに!

ちょっと立ち入りすぎちゃったかな。

え?
ううん。 何でもない 何でもない。

さっ 食べましょ。
うん。

≪(康子 ユリナ)いただきま~す。

小豆も?

明日の赤飯の準備って…
落ちたら どうすんの?

あ~ はいはい。 分かったって。
買ってくよ。

あ… タッちゃん!

♬~

何だこれ~! めちゃくちゃきっつ~い!

(荒い息遣い)

どうしよう しもべえ。

前より どんどん苦しくなってる。

♬~

好き。

私 タッちゃんが好きなの。

和泉ちゃんがキスしてるとこ見てから

ずっと もやもやして。

勉強しても集中できなくて
その理由は分かってたけど

ずっと気付かないようにしてた。

けどね やっぱり もう無理。

タッちゃんには和泉ちゃんがいる。

だけど 距離が近くなればなるほど

優しいなぁとか
一緒にいると楽しいなぁとか

思いが膨らむばっかりで。

この気持ちを消すことはできない。

どうやっても消せないの。

これ どこにあったの?

しもべえ ありがとう。

おぉ…。
何してんの?

いや… 結果見るの ちょっと怖いなって。

は? 行くよ。

え~ ちょっと待って!

落ちてる~。
俺もねえよ!

どうしよう。
もうマジかよ!

はっ!

あっ! 受かった! やった! ハハ!

多田くん?

何だ 多田くん 受かってんじゃん。

佐々木の名前がない。

え? そんなわけないでしょ。

え… 何で?

タッちゃんが落ちた?

鴨志田~ よく頑張ったな おい。

あの 先生。 佐々木くんは どうして?

ああ テストの日に父親が倒れたらしい。

それが原因で
集中できなかったのかもしれないな。

おい お前らも頑張ったな おい。

♬~

(多田)あのさ 鴨志田。
ん?

実は僕 見ちゃったんだよね。

夏期講習の帰りに
佐々木が工事現場でバイトしてるところ。

タッちゃんが? えっ 何で?

いや 普通に考えたら
お金に困ってるとかじゃないの?

多田くん その場所教えて!

[ 回想 ] みんながみんな
佐々木くんみたいに恵まれてて

将来の選択肢
たくさん持ってるわけじゃないの!

[ 心の声 ] 私 タッちゃんのこと
何も知らない。

イッタ!

[ 心の声 ] タッちゃん… タッちゃん。

しもべえ… しもべえ!

(車の走行音)

(クラクション)

♬~

タッちゃん!

何してんの?
見りゃ分かんだろ バイト。

どうしてバイトなんか…。

何? 何か用?

今日 結果発表だったから それで…。

俺は ダメだったんだろ。

気にすんなよ。 あの日は 手が痛くて
ペンが持てなかっただけだから。

その手も どうしたの?
別に大したことじゃないよ。

お父さんも倒れたって聞いて…。
鴨志田には関係ない。

もういいだろ。 ほっといてくれよ。

ほっとけるわけない!

困ってることがあったら 力になりたい。

しつこいよ。
しつこくもなるよ!

だから いい加減にしろ…。
好きなんだもん!

ん?

今 私 言っちゃった!?

♬~

伝説のたこやき 作るぞ~!
(一同)お~!

人のものをとろうとする人には
容赦しませんから。

親父のせいで めちゃくちゃだよ!
もう俺に関わるな。

やっぱりタッちゃんが心配だよ。
私はタッちゃんの奇跡になる。