【ドラマ10】しもべえ [終](8)「ユリナと一緒に春を迎えましょう!最終回!」[解][字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
【ドラマ10】しもべえ [終](8)「ユリナと一緒に春を迎えましょう!最終回!」[解][字]
【原作】村田ひろゆき,【脚本】荒木哉仁【出演】安田顕,白石聖,金子大地,矢作穂香,内藤秀一郎,山崎樹範,堀未央奈,長谷川朝晴,矢田亜希子
出演者
【出演】安田顕,白石聖,金子大地,矢作穂香,内藤秀一郎,山崎樹範,堀未央奈,長谷川朝晴,矢田亜希子
原作・脚本
【原作】村田ひろゆき,【脚本】荒木哉仁ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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(ユリナ)しもべえ!
しもべえがしもべえじゃないみたい。
(康子)具合悪いのかしら。
いなくなったの しもべえ。
私のお父さんって どんな人だったの?
そろそろユリナに話すべきなのかな。
しもべえ見つかったかも!
しもべえ!
おっさんならいないよ。
どこにいるんですか?
病院。
これ どういうこと? 何で お父さんが?
説明してよ! しもべえ!
(ノイズ音)
(心電図の音)
ユリナ!
善人さん!
どういうこと お母さん。
お父さん 私が生まれる前に
死んだんじゃなかったの?
ごめんね ユリナ。
善人さんとの約束だったの。
回想 ユリナ パパですよ~。
(康子)ユリナを授かったと分かった時
私と善人さんは
まだ正式に結婚していなくて。
決して裕福ではなかったけど
これからは親子3人で
幸せに暮らしていけるんだって
疑ってなかった。
(殴る音)
オラッ!
(康子)けど 善人さんの親戚に
あまりよくない人たちから
たくさん借金をして逃げた人がいて
保証人になっていた善人さんが
肩代わりをさせられて
毎日のように
嫌がらせを受けるようになった。
ただいま~。
(康子)ある日 家に帰ると…。
(康子)借金を一人で抱えて
善人さんは
私たちの前からいなくなったの。
行方が全然分からなくて
だから ユリナには
お父さんは死んだってことにしたの。
何で教えてくれなかったの?
ユリナが大人になったら ちゃんと
説明しようと思ってたんだけど…。
ごめんね ユリナ。
(ノック)
(藤島)担当の藤島です。
驚きました。 尾形さんに
ご家族がいらっしゃったとは。
尾形は 何の病気なんでしょうか?
ステージⅣの膵臓がんです。
先日の検査で 脳への転移が分かりました。
治療が非常に難しく ご本人の意思で
緩和ケアを行っています。
残された時間 なるべく
おそばについていてあげて下さい。
(辰馬)大丈夫?
私ね 何の感情も浮かばなかったんだ。
全く記憶にない人がベッドに寝てて
いきなり病気で死ぬって言われて…
ひどい娘だよね。
普通の反応なんじゃないか?
生まれて一度も会ってなかったんだろ。
タッちゃん…。
ちゃんと話せるといいな お父さんと。
うん。
受験勉強は どう?
やらないといけないとは
思ってるんだけど…。
何で しもべえ 善人さんの居場所
分かったのかしら。
けど感謝しないとね。
善人さんとは もう二度と
会えないと思ってたから。
(ノック)
(ドアが開く音)
(早乙女)こんにちは。
(康子)こんにちは。 尾形が
いつもお世話になっております。
ユリナ 先帰ってて。 勉強あるでしょ?
うん。
ユリナちゃん?
はい。
(康子)どうかしましたか?
実は 尾形さんが
ユリナちゃんのことを話していて。
[ 回想 ] ユリナ!
(早乙女)尾形さん?
あっ ああ…。
恋人ですか?
え?
ユリナさん。
いえ 娘です。
尾形さん 娘さんいたんですか?
生まれて すぐに離れてしまったんで
娘は 俺を知りませんがね。
ユリナが 不良学生に
絡まれそうになってたんで
そいつら殴って 追っ払ってやったんです。
フフ… それから ユリナのやつ
パンケーキ食べるお金を持ってなくて
しかたないから 630円貸してやりました。
[ 心の声 ] それって…。
[ 回想 ] しもべえ!
何すんだよ!
(早乙女)それだけじゃなくて…。
回想
尾形さん! それ お顔
どうしたんですか!?
ああ ユリナが
詐欺師に だまされそうになってたんで
そいつら とっちめてやっただけなんです。
[ 回想 ] ああ~!
しもべえ!
(森宮)あ~! うわ~!
[ 心の声 ] 間違いない。 全部 しもべえが
私にしてくれたことだ。
(康子)ユリナ?
♬~
[ 心の声 ] さっきの話が本当なら
しもべえの正体って まさか…。
しもべえ…。
しもべえと私の話を
何で お父さんが知ってるの?
しもべえとお父さんは関係あるの?
(アラーム音)
(善人)うぅ… うぅ…。
お父さん!?
(アラーム音)
しもべえ!?
(ノイズ音)
(アラーム音)
(ドアが開く音)
ユリナ 何があったの?
分からない。 お父さん 急に苦しみだして。
あ… 今は もう大丈夫みたいね。
よかった。
お母さん 私 これから
お父さんのアパートに行ってみる。
え?
ねえ ユリナ。
開いた。
[ 心の声 ] しもべえと一緒のエプロン。
♬~
(康子)ずっとここで
一人で暮らしてたんだ。
♬~
お母さん どうしたの?
これ…。
(康子)赤ちゃんの頃のユリナの写真。
ユリナのために
ちょっとずつためてくれてたんだね。
借金返済に追われて
そんな余裕なんてなかっただろうに。
きっと ずっとユリナに会いたくて
一人で我慢してたんだね。
(康子)ユリナ?
お父さん!
お父さん 分かる?
お父さん 起きて!
私 ユリナ。 お父さんの娘だよ。
しもべえが お父さんだったんだね。
しもべえの中身は お父さんなんでしょ?
何とか言ってよ。
本当に死んじゃうの? お父さん。
しもべえまでいなくなんないよね?
ずっとそばにいてくれるんでしょ?
2人ともいなくなっちゃうの?
待ってよ! 嫌だよ そんなの。
なんとかしてよ しもべえ。
今までだって 私のために
いっぱい奇跡起こしてくれたでしょ!
しもべえ お願い。
私 お父さんにも しもべえにも
助かってほしいの!
生きててほしいの!
(ノイズ音)
しもべえ!
(アラーム音)
お父さん!
彼女を外に。 尾形さん!
はい。 処置しますので 外でお待ち下さい。
大丈夫。 持ち直したよ。
けど 次 何かあったら 恐らく
お父さんの体は もうもたない。
(多田)しもべえが!?
(亜紀)ユリナのお父さんだったみたい。
え? つまり どういうこと?
私に聞かれても。
しもべえは ユリナのお父さんの
分身みたいな存在だったのかもな。
あっ なるほど そういうことか。
だから師匠は 鴨志田が困ってる時に
必ず助けに現れたんだ。
よく考えてみると
つじつまが合うんだよね。
それで 鴨志田は?
♬~
何やってるの?
手がかりを探してるの。
手がかり?
助けたいの。 お父さんと しもべえのこと。
今まで
ずっと助けてもらってばかりだった。
だから今度は 私が助ける番。
やるべきことは ほかにあるだろ。
タッちゃん 返して。
ユリナだって 本当は分かってるだろ。
こんなことしても意味ないって。
何もしないで待つだけなんてできないよ。
(チャイム)
タッちゃん… と おじちゃん。
親父に頼んで ユリナのお父さんの
病院に行ってもらった。
え?
俺にも何かできないかと思ってさ。
ありがとう タッちゃん。
(和馬)君のお父さんのカルテを見てきた。
治療できるんですか?
残念だが お父さんは
もう長くはもたないだろう。
今日訪ねたのはね 別の理由なんだ。
カルテを見ていて
気付いたことがあってね。
気付いたこと?
(和馬)君のお父さんと
しもべえさんについてだ。
ただ ユリナちゃんにとっては
酷な話かもしれない。
だから自分で選んでほしい。
話を聞くかどうか。
教えて下さい。
辰馬から今までの
おおよその話は聞いている。
この日付 何だと思う?
これは しもべえと初めて会った辺り。
受験セミナーを受けていた時期。
多田くんを特訓して
お母さんを助けてもらった時期…。
しもべえが私を助けてくれた日?
これはね 君のお父さんの病状が
悪化した日付なんだ。
え?
私も驚いたんだが しもべえさんが
ユリナちゃんを助けに駆けつけることと
お父さんの容体には
関係があるようなんだ。
年末からのしもべえさんの奇行も
お父さんの不調が関連していたんだろう。
それって つまり 私がしもべえに
助けてもらう度
お父さんは
命を削っていたってことですか?
恐らく そういうことなんだと思う。
そんな… じゃあ 私のせいで…。
ユリナのせいじゃない。
お父さんが望んでやったことだ。
まだ間に合いますか?
もし しもべえが 私のために
何もしなければ
お父さんも しもべえも
生き続けられますか?
多少の延命にはなるかもしれない。
だが もし今度 しもべえさんが
ユリナちゃんのために
無理をするようなことがあれば
お父さんも命を落とす危険がある。
いるんでしょ? 分かってるよ。
やっぱり。
気配で分かるよ。
1年以上も一緒にいるんだから。
呼んでないのに何で来ちゃうかな。
ごめんね。 私のせいで。
私 ずっと甘えて
助けてもらってばっかりで。
しもべえがいなかったら
今頃 どうなってたんだろうね。
想像つかないや。
ねえ しもべえ。
私 しもべえと出会って変わった?
少しは成長できた?
じゃあ約束して。
もう二度と私の前に現れないって。
私が どんなに困って
ピンチになったとしても。
もう しもべえに心配かけないし
頼ったりしない。
何かあっても一人で解決する。
この先 何が起きても くじけない。
ここまで来れたのは しもべえのおかげ。
でも もう 私一人で大丈夫だから。
あれ? おかしいな。
ダメ! 何もしないで。
もう二度と泣いたりしないから。
ねっ? 安心して しもべえ。
バイバイ しもべえ。
今まで ありがとう。
(多田)鴨志田 学校来ないつもりかな。
連絡ない?
返事なし。 佐々木くんにも?
ユリナ 受験勉強 大丈夫なの?
うん。
「うん」って もう1週間後でしょ 試験。
もしかして受験しないつもりなの?
今は お父さんのそばにいたくて。
それでいいの?
フフ… 受験は来年もあるし。
(ドアが開く音)
みんなして どうしたの?
お見舞い。
…と勉強のお誘い。
みんな ありがとう。
でも 私 もう今年は諦める。
えっ?
またそうやって逃げるのか?
もう受験勉強に使える時間なんてないの。
あとどれぐらい一緒にいられるかも
分かんないんだよ?
そうだけどさ。
もう決めたから…。
タッちゃん ごめんね。 約束守れなくて。
お父さんのそばにいさせて。
(風の音)
(アラーム音)
お父さん?
ユリナ 何それ?
え?
何これ?
しもべえ?
これ以上 しもべえに心配かけるなよ。
しもべえも 善人さんも
ユリナが受験諦めること
望んでると思う?
誰よりもユリナの奇跡を信じて
進学を願ってたんじゃないの?
♬~
ごめん お母さん。
お父さんのこと任せちゃうけどいいかな?
あとのことは 私に任せて
ユリナは勉強 頑張りなさい。
よし 試験まで あと1週間。 急がないと!
ちょっ えっ ユリナ 待ってよ!
一人で行っちゃったよ。
あの子ったら もう。
みんな わざわざ来てくれたのに
ごめんね。
ユリナらしいです。
[ 心の声 ] しもべえ お父さん 見てて。
私 必ず医学部 合格してみせるから!
よし。
浦玉大の過去問はやった?
3年分は。
浦玉大は傾向的に
過去問に似た問題が出やすいから。
タッちゃん
浦玉大の分析もしてくれたの?
はい 次の問題。
うん。
北島 英林館大学にしたんでしょ?
どうして変えたの?
ユリナの影響かな。
まあ成績は微妙だけど
私もチャレンジしたくて。
僕も英林館にする。
(亜紀 辰馬 ユリナ)え?
[ 心の声 ] ねえ しもべえ 見てる?
私 一人じゃないよ。
みんながいてくれる。
いよいよ明日か。 あ~ 緊張してきた。
(亜紀)大丈夫 ユリナなら絶対受かる。
親友の私が保証する。
(多田)僕も保証する。
この一年 本当に頑張ってるの見てきたし。
この俺が勉強を教えたんだ。
絶対 合格しろよな。
出た~ 久々の俺様。
(笑い声)
絶対 合格するぞ~!
ほら みんなも!
(亜紀)いや 普通に恥ずかしいんだけど。
(多田)そうだよね…。
俺もパス。
いや いいから やろ! みんなで。 ね!
(多田)僕はやろうかな。
(亜紀)はい。
ほら 早く。
(多田)早く! 来いよ!
せ~の!
(多田 亜紀 ユリナ)絶対 合格するぞ~!
お~!
とうとう来たよ この日が。
私が医学部受けるなんて
本当 びっくりだよね。
お父さん 私 頑張ってお医者さんになる。
だから それまで長生きしてね。
約束だよ。
ユリナ ゆっくりしてていいの?
バス出ちゃうわよ。
そろそろ行かないと。
いってくるね お父さん。
ユリナ 頑張ってね。
リラックスすれば きっと大丈夫。
うん。
いってきます。
危ない。 間に合った。
(男子)めっちゃかわいいじゃん!
(男子)かわいい!
(男子)いいじゃん。
学校サボって遊びに行こうよ。
(男子)行こうよ!
(明日香)やめて下さい。
(男子)いいじゃん。
一日ぐらい大丈夫だって。
(男子)行こうよ。
(明日香)離して下さい!
[ 心の声 ] ちょっと 誰か助けなさいよ。
大の大人が。
警察呼びますよ。
ちょっと待て待て待て…。
かわいい。
返して下さい!
(男子)かわいい!
(男子)いいじゃん…。
[ 回想 ] 返してほしかったら 遊んでよ。
(一同)うわっ!
[ 心の声 ] まるで あの時の私だ。
しもべえなら
こんな時 どうするんだろう…。
やめなよ! 嫌がってんじゃん。
誰 あんた。
何だよ。
(男子)何だよ お前。
通りすがりの受験生。
引っ込んでろ ブス!
はあ?
うお! おい!
逃げるよ!
何すんだ この野郎!
(男子)てめ~!
(男子)我 こら!
(男子)待て こら!
(男子)逃げんな!
しつこいな もう!
♬~
[ 心の声 ] どうしよう 逃げられない。
怖いよ 誰か助けて…。
[ 心の声 ] ダメだ!
自分でなんとかしないと。
しもべえと約束したんだから!
わ~!
(一同)お~。
よし! ちょっと触んないでよ!
(男子)痛ぇな この野郎!
うわっ!
あっ! イッタ…。
離して!
(男子)おい うっせえ! 何やってんの!
離しなさいよ ちょっと もう!
離せ… 離せよ!
触んな! やめて!
あっ!
えっ?
てめえ この野郎!
よし!
♬~
イテテ…。
すご…。
はい。
今のうちに。 早く。
ここまで来れば大丈夫でしょ。
怪我とかなかった?
大丈夫です。 足 平気ですか?
うん ちょっとひねっちゃっただけ。
このくらい へっちゃら。
あの… ありがとうございました。
気にしないで。
昔 私も同じように
助けてもらったことあってさ…。
あっ 学校 間に合う?
本当にありがとうございました。
やばっ!
あっ…。
急がないと。
あ… 善人さん?
康子…。
私よ。 分かる?
会いたかった。
すまない… 俺のせいで。
ううん 謝らないで。
私とユリナのためだったって分かってる。
ユ… リナ…。
そう ユリナ。
あなたの娘。
今日ね ちょうど大学受験の日なのよ。
行かないと…。
え?
[ 心の声 ] もう試験始まっちゃう。
[ 心の声 ] こんなオチか。
私らしいといえば私らしいけど…。
あ~ でも 悔しいな。
せめて試験受けたかったな。
何で… ダメだって…。
来ちゃダメだって!
約束したでしょ!
二度と私の前に現れないって。
私は大丈夫だから!
無理したら死んじゃうんだよ!
お母さん? お父さん…。
(アラーム音)
ユリナ?
(アラーム音)
(藤島)師長に連絡して。 (早乙女)はい。
尾形さん 聞こえますか?
お父さんに何かあったんでしょ?
すぐ病院戻る!
(康子)ダメ!
お母さん?
行きなさい ユリナ。
でも お父さんが…。
(康子)さっき…。
善人さんの意識が一瞬戻ったの。
え?
善人さん言ってた。
[ 回想 ] ユリナのヒーローに…
なりたいんだ。
お父さんね 今
すごく幸せそうな顔してる。
だから行きなさい ユリナ。
♬~
しもべえ おろして!
しもべえ お願い!
♬~
しもべえ 止まって!
もう 一人で行けるから。
(ノイズ音)
(すすり泣き)
絶対 合格するからね。
たくさんの奇跡をありがとう。
もっとお礼言いたいのに
いっぱいありすぎちゃって
全然 時間足んないや。
だから これだけは言わせて。
しもべえと出会えたことが
私にとって一番の奇跡だよ。
♬~
(しもべえ)ユリナ。
生まれてきてくれて ありがとう。
しもべえ…。
(泣き声)
お父さん!
(泣き声)
♬~
(泣き声)
(泣き声)
♬~
♬~
おはよう!
多田くん!
はい いくよ~。
(シャッター音)
いいんじゃない?
(メッセージの着信音)
はあ? 違うし!
今日から大学か。
うん。
辰馬
入学祝だ。
実は 俺からもあるんだ。
(和馬)ん?
大したものじゃないけど 開院祝。
ハハ… ハハハ…。
考えることは同じか。
(笑い声)
(目覚まし時計の音)
(メッセージの着信音)
ハッ! あっ…。
やばい! 遅刻 遅刻!
はい 書類。
ありがとう。
大学初日から遅刻なんて
先が思いやられるわ。
あれ? スマホない…。
ちょっと… もう!
しも…。
ユリナ?
ううん 何でもない。
え~?
あった。
[ 心の声 ] お父さん 今日から
いよいよ大学が始まるよ。
いろいろありがと。
ひと言も話はできなかったけど
お父さんの愛情は
しもべえから いっぱいもらった。
いるわけないか。
気を付けてね。
間違えて高校行かないでよ。
行くわけないでしょ!
じゃあ お母さん いってきます。
いってらっしゃい。
(子どもたちのはしゃぐ声)
(打球音)
(子ども)危ない!
♬~
しもべえ! いってくるね!
♬~
♬~