ドラマ しずかちゃんとパパ(4)「涙のけんちん汁」[字] …のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
ドラマ しずかちゃんとパパ(4)「涙のけんちん汁」[字]
吉岡里帆×中島裕翔×笑福亭鶴瓶=手話を使う“にぎやかな”父娘と変わり者のデベロッパーが織りなす笑いと涙のウエディングストーリー!!ついに静が告白!?
詳細情報
番組内容
「スマートシティ計画反対」のビラに「確認済」のハンコを押して回る圭一(中島裕翔)に純介(笑福亭鶴瓶)は怒り心頭だが、静(吉岡里帆)は圭一のために弁当を作るほど浮き足だっていた。純介は計画阻止のためけんちん祭りを盛り上げようと商店街の面々に提案、静が祭りのチラシを圭一に渡すと「参加したい」と興味を示す。と、そこへ長谷川真琴(藤井美菜)が現われ、「相変わらずね」と挑戦的な視線を静に向ける…。
出演者
【出演】吉岡里帆,中島裕翔,稲葉友,藤井美菜,宮田早苗,萩尾みどり,木村多江,笑福亭鶴瓶
原作・脚本
【作】蛭田直美
音楽
【音楽】村松崇継ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
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- 道永
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- 真琴
- フフフ
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- キャラ
- スマートシティ
- 出来
- 全然
- お願い
- ダメ
- マルオカフーズ
- 一同
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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(圭一)希望します。
準備室室長代理に就任しました。
どうぞ よろしくお願いいたします。
(梅子)飯は食わす。
食うたんびに思い知りな。
あんたが ぶっ壊そうとしてるもんを。
(真琴)個人的なつきあいがあるの?
個人的?
目的は頑張ることではなくて
壁の向こうにある
どうしても行きたい場所へ行くこと
ですよね。
ん?
怖っ!
(シャッター音)
何なんだ このハンコ!
うちもやられたよ…。
うちも…。
(3人)目的ねえ~…。
(梅子)脇が甘いんだよ 脇が!
ここのは無事か?
当たり前だろ 冗談じゃないよ。
でも毎日来てんだろ?
あ~っ!
いつの間に…。
パパんとこは!?
大丈夫?
おお…。
最後のとりでか…。
(シャッター音)
(シャッター音)
(静)パパ!
また店 鍵開けっ放しで!
あるでしょ! カメラとか!
うるさい! 親子げんかは外でやりな!
オレンジジュースね。
うん。
おごりね。
開けっ放しにした罰!
ハハハハ!
そういや あれは
町内会長 出したんだろ? 市役所に。
うん。
署名 準備室撤退要求の。
署名にビビるタマじゃないだろうけどね。
(3人)ああ?
褒めてんじゃないよ
見せないんだよ 全然 腹ん中をさ。
食わせがいがないったらないよ。
うまいも まずいも
口どころか顔にも出さない。
でもさ…。 ん?
パパ!
食わせなきゃ出て…。
できないよそれは。
なぜって プロだからだよ!
もし あいつが 写真撮ってくれって来たら
あんた断るかい?
断る!?
断るんかい!
最悪!
ガキだね!
スマートシティ反対?
(一同)分かってるよ!
(シャッター音)
盗まれてる物ないか 一応確認してよ。
あ~!
来てたんだ 道永さん。
店なんだから当たり前でしょ。
開けっ放しにしてたパパが悪い!
(机を強くたたく音)
全て順調です。 何も問題ありません。
(千鶴子)本当に? ご飯は?
あなた 何でも食べられるわけじゃ
ないんだから
お母さん心配で 心配で…。
心配ご無用です。
近くにいいお店がありますし。 では。
☎(通話が切れる音)
ちょっと圭ちゃん! もしもし?
もう…。 ☎
はい。
あ お父さん? え?
しゃぶしゃぶに決まってるじゃな~い。
(ドアベルの音)
ラストオーダーまで あと1分!
ハヤシライスで。
肩持ってるとかじゃないよ。
意味ないって言ってんの あんな署名。
市が この町残したいって
思ってくれないと。
あっ まだ 町おこしした方が
可能性あるんじゃない?
まだ決めらんないよ
賛成とか反対とか。
何でって… 説明会でも
結局よく分かんなかったし
スマートシティって何なのか。
それに…。
あなたの
「生まれつき」という言葉から
この財布のような街を
僕は作りたいと思いました。
いい人じゃん すっごく。 道永さん。
だから 分けて考えたい。
道永さんと スマートシティ。
え?
いやいや。
うまいこと言ってやった
みたいな顔してるけど
うまくないからね~ 全然!
(わざと納豆の糸を飛ばす音)
汚い! もう~。
あ~ もう ちょっとやめてよ~!
クモか! クモ!
あっ 水曜だよね 明日。
ごちそうさまでした。
何なんだよ このハンコ。
確認済です。
どういうつもりなんだって
聞いてるんだよ!
確認した という
意思表示のつもりです。
剥がすだろ 普通 あんたの立場なら。
それを剥がすのは皆さんです。
フンッ。 あっ 一応言っとくけど
明日休みだから 定休日。
明日 僕はどこで食事をすれば。
知ったこっちゃないよ!
甘えんじゃない 全く。
≪(足音)
おはよ。
うまいよ~。
あっ はい。
(ノック)
はい どうぞ~。
あ すいません あの~ 道永さんは…。
道永さん?
はい 室長代理の。
あ~ 日本創成地所の。
そこの階段下りた 地下の1階にいますよ。
(ノック)
≪はい。
おはようございます!
野々村さん。 おはようございます。
どうぞ。
お邪魔します。
昨日お店に伺ったのですが
野々村さんがご不在で。
あっ ですよね! 何かありました?
写真をお願いしに行きました。
写真?
はい。
入構証を作るために証明写真が必要で。
あ~…。
私 撮りましょうか?
え?
結構いいカメラ入ってるんです これ。
では お願いします。
は~い じゃあ撮りま~す。
(シャッター音)
(くしゃみ)
ありがとうございます。
メールで送りますね。
名刺のアドレスで大丈夫ですか?
はい。 お手数おかけします。
全然です。
それで 野々村さんのご用件は?
あの~
今日 ぷらむ 定休日なんで…。
あの よかったら これ お昼に…。
あっ…
要らなかったら 全然いいんです!
ありがとうございます。
おいくらですか?
えっ?
これでお金取ったら怖くないですか!?
怖くないです。
フフッ…。
本当 面白い人ですよね 道永さんて。
面白い? 知ってもらいたいな~。
みんなにも。
絶対好きになっちゃうと思うんですよね
道永さんのこと。
好き…。
同じこと言われたり されたりしても
全然違うじゃないですか。
好きな人か そうじゃないかで。
なるほど。
(ラジカセ)♬「野々村 野々村写真館
平日半額 写りは別格」
♬「野々村 野々村写真館」
(子供たちの騒ぐ声)
(ラジカセのスイッチを切る音)
(さくら)まあ!
それで いらしたんですか?
すごい!
(さくら)フフフフ。
(さくら)町おこしのやり方?
「うまくいけば
バスも復活」。
調べてみましょうか。
あなたといると 楽しいです。
フフ…。
ねえ 康にぃ。
(康隆)ん?
誰かとの距離がさ
急激に縮まったことってある?
体育祭!
体育祭?
高校ん時に
無理やり実行委員やらされてよ。
クッソだるかったんだけど
クラスのやつらと
Tシャツ作ったり 横断幕作って
すっげえ盛り上がってさ 終わった時には
お前ら全員マブ みて~な。
フフフ。 ハハハ。 それまで
しゃべったことねえやつも。
へえ~。
え? 何で?
すいませ~ん。
は~い いらっしゃいませ~!
これね 孫にいいかなと思って。
ああ いいですね。
(ドアの開閉音)
ただいま。
今日は親子丼だよ~。 フフフ。
ちょっと~。
(床を踏み鳴らす音)
洗っといてよ お弁当箱くらい。
洗わなくていい?
言ってないから そんなこと。
何でもない!
あっ 回覧板来てたんだ~。
おっ 来たね~ 今年も。
けんちん祭り!
ね~。 フフフ。
あっ!
フフフ…。
町内だけの小さいお祭りなんですけど
みんな楽しみにしてて。
こ~んなお鍋で けんちん汁作って
みんなでお酒飲みながら食べて。
東京には もっと楽しいこと
いっぱいあると思うんですけど
もし よかったら…。
参加します。
本当ですか!? やった…。
それ…。
今朝 室長から受け取りました。
何か すいません…。
いえ。
僕は人の気持ちを
読み取ることが苦手なので
伝えてくれた方が
ありがたいです。
僕がランドセルを
手放したくないと伝えて
祖父が その思いを受け取ってくれたから
今 これが存在するんです。
だから
伝えてもらいたいし 受け止めたいです。
でも 傷つきますよね。
ごめんなさい。
いえ
あなたが謝ることではありません。
それに
野々村さんの名前はなかったですし。
え?
いや… めっちゃありますよ。
こちらの野々村さんです。
あ…。 あっ いいですよ 私 静で。
では 僕は圭一で。
えっ?
そういうルールですよね。
ルール?
中学の時 クラスメートに言われたんです。
名字でなく名前で呼べと言われたら
自分もそう返すものだと。
あ~ ありますよね そういうの。
でも大丈夫。 ルールじゃないです。
名前で呼ばれたくなかったら
そう返さなくていいんです。
そうでしたか…。
やばっ もう行かなきゃ!
お仕事中 お邪魔しました!
静さん。
お誘い ありがとうございます。
でも 傷つきますよね。
道永さんは? ああ~。
確かにダメージなさそう たたかれても。
ないですからね そういう感情。
ほんっと謎だよな あいつのメンタル。
静さん…。 フフフ。
あ~!
あっ。
(ノック)
どうぞ。
長谷川さん。
元気そうだね。
はい。 長谷川さんも。
(真琴)ちょっと こっちで仕事があって
打ち合わせのついで。
打ち合わせ?
すみません! 私…。
あっ こちら 会社の先輩の…。
真琴先輩…。
覚えててくれたんだ。
久しぶりだね 静ちゃん。
お久しぶりです…。
お知り合いでしたか。
うん。 高校の1つ後輩。
あっ…。
ありがとうございました。
いえ…。
お弁当? 静ちゃんが作ったの?
はい。
フフッ…。
相変わらずだね 静ちゃん。
失礼します。
(真琴)静ちゃん。
逃げなくてもいいのに。
あのことだったら
もう全然気にしてないから。
でも 道永君は やめてあげてね。
立場が複雑になっちゃうでしょ? 彼の。
あなたを 住民の説得に利用してるって
思われちゃったら かわいそうだし。
あと ごめん お弁当もやめてあげて。
食べられないから 道永君。
他人の手料理。
えっ… でも
ケバブとか カフェで…。
外食とか
お店で買ったものは大丈夫なんだって。
会社のお花見で 手料理持ち寄った時も
一口も食べなかったんだよね。
だから それも 本当は食べてないと思う。
せっかく作ってくれたものを捨てるなんて
彼も つらいだろうから
もう やめてあげてね。
分かりました。
ありがとうございます。
じゃあ。
あの… 真琴先輩も準備室に?
ううん。 違うよ。
ちょっと こっちで仕事があって
今日はその打ち合わせ。
安心して。
え~ じゃあ 例年どおり
今年も野菜は八百屋!
おう!
肉は肉屋!
はいよ!
豆腐は豆腐屋!
あいよ!
酒は 酒屋の担当っちゅうことで…。
任せろ! よっしゃ!
せん越ながら! 毎度!
頼んだ!
(拍手)
(晴政)毎年やってるけど 要るか?
このくだり。 要らないね。
おおっ!
パパ?
(一同)町おこし?
どういうこと?
スマートシティを止めるには
この町の価値を
市に認めさせる必要がある。
市のやつらは
この町には何もないと思ってる。
でも 俺たちには けんちん祭りがある!
けんちん祭りで 町おこし!
スマートシティを ぶっ潰せ!
(3人)いやいやいや…。
忘れたのかよ! パパ。
俺ら さんざん失敗したろうがよ。
花火大会に フラダンス…。
しびれるぐらい盛り上がんなかったな。
ハハハ。 黒歴史だね~。
(純介がホワイトボードをたたく音)
アイデア!?
何かない? いいの。
提案します!
提案します!
道永さん!?
遅れてすいません。
資料を作っていて 遅くなりました。
1部ずつ取って 回してください。
あ… はい。
では 1ページ目を…。
…って おい! 何やってんだよ!
企画のプレゼンです。
何であんたが!?
実行委員なので。
(机を強くたたく音)
入れるわけねえだろ おめえなんかよ!
康にぃ!
そうだよ! 帰れ帰れ!
眉毛 剃り落とすぞ!
ちょっと待って!
聞いて!
誘ったの 私が。
どうしてって… 楽しいからだよ!
一緒に楽しいことしたら
距離が縮まるかなって…。
敵だぞ こいつ!
敵じゃない!
敵じゃないよ 道永さんは。
受け止めてくれる人だよ。
私たちの町への思い。
これだって わざわざ作ってくれたんだよ。
仕事でも何でもないのに。
いえ 実行委員として当然の仕事…。
(梅子)あんたは黙って!
いた? 今まで。 こんなふうに
この町に関わってきてくれた人。
私は 道永さんの話 聞きたい。
俺も聞きてえな。
おやじ!
晴政! おめえ また
スマートシティに寝返んのか!
そうじゃねえよ!
祭りを盛り上げんのは嫌いじゃねえ。
それだけだよ。
それだけ!?
あんたらだってそうだろ!
おお…。
では 1ページ目をご覧ください。
専用駐車場を
この空き地に特設することによって
けんちん祭りメイン会場である
神社までのメインストリートを
商店街一本に定めることが可能です。
(一同)おお~。
そこで 商店街の皆様には
各店舗にスタンプラリーを設置したり
値引きセールを開催することで
来場者が 道中も飽きない工夫を
お願いしたいと思います。
資料 5ページ目をご覧ください。
この中の どれでもない 世界に一つの
けんちん汁を開発してください。
ダメかあ…。
もう一つ開発すべきもの それは…。
ゆるキャラ!?
何だそりゃ?
資料 16ページをご覧ください。
誰が入るんだよ 中に。
ゆるキャラは基本的に
言葉は使わず 動きのみなので
高度な表現力が必要です。
パパ!
ぴったりじゃないか! あんたやりな。
いや これ年寄りがやるもんじゃねえだろ。
死んじゃうよ。
死んじゃう 死んじゃう!
では…。
お前 自分で着るんだから
もうちょっと かわいくしろよ。
えっ かわいいじゃん。
いや かわいくねえだろ。
えっ?
だって お前 頭消しゴムじゃねえか これ。
消しゴムじゃないよ 芋だよ。
それから けんちん祭りの前の週末
駅前で 大手食品メーカー主催の
イベントが開催されるそうです。
なので フライヤーを
置かせてもらえないか 交渉してみます。
野々村さん。
プロモーションの要は 宣材写真です。
よろしくお願いします。
了解 任せて! って。
ありがとうございます。
頑張るぞ! って。
出来た 出来た 出来た!
(晴政)おっ 道永のあんちゃん
ちょっと ちょっと…。
これ貼ってくれる?
八木さんの方が高いのでは。
(シャッター音)
うちのシンプルなんだよね 結構。
え? 本当。
普通 普通。 今度 味見したい。
え~ じゃあ作ってこよ。
は~い。
(シャッター音)
ホームページ 出た~!
(歓声)
青 頂戴。 青。
青? はい。
そっちは 赤 赤…。
これ 意外に重てえんだよな…。
(梅子)イカ墨入り どうぞ!
チッ!
もういっちょ作ってくるから 待ってな!
私も手伝う! 何作るの~?
(梅子)餅かな 餅。
餅か!
悪かったな。 この前。
え?
ガキみてえなキレ方してよ。
お前入れね~とか。
ああ いえ。
あのちょっと前に 聞かれたんだよ 静に。
人との距離の縮め方。
静が縮めたかったの
お前との距離かよって…。
違います。
え?
静さんが縮めたいと思ってるのは
僕と 住民の皆さんとの距離です。
僕と静さんの距離は
既に縮まってますので。
えっ!?
康にぃさんとの距離も
早急に縮めたいと思っています。
何だそりゃ。
(真琴)ごめん。 それは無理だよ さすがに。
そうですか…。
(真琴)どうして?
え?
静ちゃんに何か言われた?
誘ってくれたのは彼女です。
(真琴)やっぱり…。
やっぱり?
引きずり込むんだよ 自分の世界に。
気に入った人だけ。
何か そういう変な力があるの。
静ちゃん。
(真琴)実際 今 道永君
彼女に巻き込まれちゃってるでしょ。
僕は…。
今 道永君がやるべきことは
住民たちの同意を得るための
情報や材料を集めることでしょ?
いつまでそこにいるつもり?
らしくないよ 道永君。
一応 伝えるけど
マルオカフーズのイベント
雨天は翌週に延期だから。
えっ 延期?
うわっ! すごかったんですね 雨。
あの…。
梅子ばぁ タオルある~?
あんた それ脱ぎな。 ほら。
ああ…。
風邪ひいちゃう 風邪ひいちゃう。
これも脱いで。
うわ~ すごいねえ!
はい。
ありがとうございます。
着とけ。
あっ ありがとうございます…。
1週間前でよかったよね~。
来週は大丈夫そうだしな 天気予報も。
あの…。
(梅子)出来たよ~!
世界に一つかは知らないけどさ。
梅子の梅入りけんちん汁。
まずは あんたが味見しな!
頂きます。
ごちそうさまでした。
それがあんたの「うまい」なんだね!?
え?
(梅子)うまいもまずいも 言わないけどさ。
きれいに食べるんだよ いつも。
パパで知ってるはずなのにね。
口に出す言葉が全部じゃないってさ。
(ドアベルの音)
おっ ついに完成か! 呼んでよ~!
呼ばれなくても来ちゃうけどね。
(笑い声)
ばばあ 俺にも。
(梅子)ああ… カッパ早く脱ぎな!
道永さん
さっき 何か言いかけましたよね?
あの…。
静ちゃん こっちも出来たよ! ほら!
わあ かわいい~!
でもこれ ちょっとでかくない?
ゆる~く 作ったからね。
ゆるキャラって そっちのゆる?
ああ ごめんなさい道永さん。
何でしたか?
いえ…。 お前 これぴったりじゃね?
サイズ感。
僕には無理です。
表現力が足りません。
ちょっと縮める?
え~? でも ゆるキャラだからねえ~。
(康隆)いや ゆるキャラのゆるって
そっちじゃねえし。
(笑い声)
(準備する住民たちの声)
(シャッター音)
(シャッター音)
遅くなってすみません!
お手伝いします!
戸倉小の鈴間先生です!
今日はよろしくお願いします。
(拍手)
(梅子)じゃあ 先生こっち手伝って。
道永さん! 味見!
はい。
あ? それ先週だろ!?
んなわけねえじゃん。 えっ…。
何だよ…。
どうした? ん?
いや
今日 来るはずだった親戚がよ
マルオカフーズのイベント行くから
今日 来ねえっつうだよ。
えっ それ 先週だよね?
うん。
今日です。
えっ 今日!?
はい。 雨で延期になりました。
え…?
お前 知ってたのか? それ。
はい。
「はい」じゃねぇだろ… ふざけてんのか?!
ふざけてません。
マルオカフーズっつったら
食いもんのイベントだよね。
そっち行っちゃうでしょ~! みんな。
来ねえよ 誰も! こんな しょぼい町の
けんちん祭りなんかよ!
どうして黙ってたんだ? って…。
分かりません。
そんなわけないじゃん! やめてよパパ!
何て言ったんですか?
教えてください。
俺たちのことバカにして
笑ってたのか? って…。
違います。
だったらどうしてだ? って。
分からないです。 本当に。
なぜか言えませんでした。
無駄骨か。
あ~あ。
そんな… まだ分かんないじゃん!
来てくれるかもしれないよ!
イベントの流れで ざ~って…。
食いもんのイベントだぞ。
来るかよ けんちん汁だけ食いになんか。
本当にすいませんでした。
道永さん!
でも…。
何だよあいつ 逃げやがってよ。
よそ者だな やっぱ。
よそ者 よそ者。
そうそう。
(シャッター音)
ガチで誰も来ねえな。
(シャッター音)
もう2時だぞ。 黒歴史 追加だね。
フフフ…。
よし!
私 けんちんくんになってくる!
なったってしょうがないだろ
客がいなきゃ~。
でも せっかく作ったんだし。
行ってくる!
えっ?
けんちんくん どこ?
(にぎやかな声)
(シャッター音)
え…?
ねえ ねえ。 それ どうした?
けんちんくんにもらった!
もらった。
え…?
お客さん お釣り。
ありがとうございます。
道永さん!
あ 静さん。
フライヤーを配り切ったので
戻りました。
えっ どこで?
マルオカフーズのイベント会場の
入り口です。
中で配るのは断られてしまったので
外ならいいかなと。
(子供たち)けんちんく~ん!
(高い声で)け~んち~ん!
け~んち~ん!
(子供たちの喜ぶ声)
♬~
(シャッター音)
けんちん!
結局 あれがピークだったか…。
あれ? パパは?
あ~ 集会所にフィルム取り行った。
あっ たくさん
撮っていただいちゃったから…。
すいませ~ん。
何か こちらこそ すみません。
これ あと鍋2つ分あんぞ。
え!?
本当にすいませんでした。
延期が決まった時点で
報告していれば…。
読んじゃったんだろ? 空気。
盛り上がっちゃってたもんな 俺ら。
言えねえか。
そりゃそうだ。
そだね。 ハハハハ。
しょうがねえ。
また みんなで食うべ!
おう 食い尽くすよ!
一人ノルマ 5杯! 5杯! 5杯!
(一同)え~!?
はい お疲れさまでした。
ありがとうございます。
ありがとな けんちんくん。
ありがとう。
(拍手)
お~い 手伝って! 来た 来た 来た!
ジャンジャン飲んでよ!
いっぱい持ってきたから! 頼むよ!
向こうで 食べませんか?
それも 私食べますね。
え?
真琴先輩から聞きました。
それ 梅子ばぁ以外の人の手も
入ってると思うから。
食べられないから 道永君。
他人の手料理。
うん おいしい。
ダメですね 僕は。
ダメじゃないです 全然。
でも ダメでもいいです。
僕は泣いてません。
はい。
でも 泣きそうに見えたんで。
僕は泣きません。
じゃあ 予備です。
道永さん…。
嫌じゃないです。 え?
名前で呼ばれるの 嫌じゃないです。
じゃあ 圭一さん。
はい。
ごめんなさい…。
手話…。
え?
覚えてくれたんですか?
はい。 まだ少しですが。
でも 今 静さんに伝えたい情報は
それではなく…。
ありがとうございます…。
うれしいです…。
あの どっちが…。
どっちも!
言ってましたよね。
同じことされても 好きな人と
そうじゃない人とでは違うって。
え…?
食べられたんです。
僕 食べられたんです。
静さんのお弁当。
それで分かりました。
僕は あなたが好きだと。
何でもない! 目に ごみが入っただけ!
本当だって。
…っていうか 何しに来たの?
あっ その写真 私がスマホで撮ったの。
何 下手くそって…。
え?
(シャッター音)
これでいいですか?
え?
あっ はい。
(シャッター音)
東京?
大丈夫かなあ 一人で。
初めてなんです パパがいない夜って。
女性一人の家に
上がり込むことはできません。 でも…。
♬~
続いては「レッツヤン」初登場