ドラマ しずかちゃんとパパ(6)「この優しい世界」[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ドラマ しずかちゃんとパパ(6)「この優しい世界」[字]

吉岡里帆×中島裕翔×笑福亭鶴瓶=手話を使う“にぎやかな”父娘と変わり者のデベロッパーが織りなす笑いと涙のウエディングストーリー!静と圭一の恋の壊し屋登場…!?

詳細情報
番組内容
住民説明会に向かおうとする静(吉岡里帆)だが、純介(笑福亭鶴瓶)は圭一(中島裕翔)の顔を見たくないと抵抗、転んで手足をねん挫する。入院することになった純介の世話で静は説明会に出席できない。一方、圭一が示した商店街の看板を残す計画に人々の心は揺れていた。そこへ真琴(藤井美菜)が現れる。実は梅子(萩尾みどり)の親戚だったのだ。静と鉢合わせした真琴は「優しい世界」と挑発するような言葉を投げかける。
出演者
【出演】吉岡里帆,中島裕翔,稲葉友,藤井美菜,宮田早苗,萩尾みどり,戸田恵子,木村多江,笑福亭鶴瓶
原作・脚本
【作】蛭田直美
音楽
【音楽】村松崇継

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. 梅子
  2. パパ
  3. 本当
  4. 大丈夫
  5. お父さん
  6. 圭一
  7. 自分
  8. 出来
  9. 真琴先輩
  10. 回想
  11. 長谷川
  12. You
  13. スマートシティ
  14. ダメ
  15. ドアベル
  16. 一緒
  17. 真琴
  18. 世界
  19. 全然
  20. 大切

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気の配信サービスで見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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(真琴)道永君は やめてあげてね。
(圭一)ご安心ください。

僕と静さんは つきあっています。

(静)パパ スマートシティへの気持ちが

圭一さんへの気持ちに
なっちゃってるからさ

圭一さんを 好きになってもらうには

スマートシティを
好きになってもらわないと。

(康隆)町のみんなが
スマートシティに合意するってことは

あいつが東京帰るってことだぞ。
一緒に来てもらえたらうれしいです。

僕が東京に戻る時には 静さんも一緒に。

(晴政)
よいしょっ しょっしょっしょい。

ども うっす~。

(梅子)遅いよ~。
仕事終わんなくてさ。

(康隆)
いやでも まだ間に合ってるっしょ。

(梅子)ああ ありがと~。

ありがと ありがと。 はいはい…。

パパ!

始まっちゃうよ!

行かないって… 子供じゃないんだから。
ほら行くよ!

時間ですので 始めます。

♬~

これが俺たちの町!?
すごいな…!

看板もある…。
ああ…。

ほら もう 立って! はい!

行くよ! ん~…。

はい行くよ!

パパ!

何で!?

もう 行くよ。

あ~! パパ!

大丈夫!? 大丈夫? ちょっと

救急車!? 救急車呼ぶ?

救急車でいいのね!?

本当なんだね~ ああいう時
スローモーションになるって。

すっごい軽やかだったよ パパ。

私の罠? 何それ!?

あれは パパが逃げたからでしょ!

逃げてたでしょ!

逃げてたよ!
(純介)あ~…! あっ ごめん!

静かに! 病院ですよ!
ごめんなさい。

ウッハハハ!

本当に仲いい親子ね。

先週は静ちゃんで 今週はお父さん。

罰が当たったんですよ。

私の時 ドジとかまぬけとか
バカにしてきたから。

んっ?
俺の方が重症だって。

ドジとまぬけが?

フフフッ…。
年だよ 年!

これ よかったら使ってください。

ああ ありがとう。 助かる。

通訳 要る時 いつでも電話ください。
車で すぐなんで。

偉いよね 本当。

静ちゃん こ~んな ちっちゃい頃から
してたもんね

お父さんの通訳。

偉いとかじゃないです 全然。
偉いよ。

よかったね~ いい娘さんいてくれてさ。

これが未来のぷらむか…。

冗談じゃないよ
そんな金魚鉢みたいな…。

うかうか 鼻もほじれやしない。
いや ほじるなよ~。

ほらほら 早く取って。
うちだって金魚鉢だよ~。

えっ これあんたの店?
ああ。 だよね? 位置的に。

違うでしょ~!
きれいなおねえさん来てるよ ほら。

いいだろ! うちに
きれいなおねえさん来たって! フフ…。

でもよ 正直 何かグっと来ちゃったな
あいつがこれ パッと映した時。

俺も。
俺なんて ちょっと泣いちゃったよ。

バカだね~。 意味ないだろ
こんなボロ看板 残したって。

そうだけど…。 いや 意味はある。
ん?

看板が残るってことは
商店街が残るってことだ。

ここが 何ちゃらショッピングモールとか
住宅地には なんねえで

俺たちの「ミノワ通り共栄会」のまま
残るってことだろ?

確かに。 看板じゃなくて
そっちだったんじゃねえのか?

あいつが 守ろうとしてたのは。

えっ?
すいません。 来てしまいました。

あ~…。

本当 ごめんなさい。
携帯忘れて 病院行って

そのまま放置しちゃってて…。
いえ。 それより

野々村さんの けがの具合は…。

もう全然です。
手も足も ただの捻挫で

入院も 一応 念のため
2~3日って感じなんで。

よかったです。
今後の手話に支障はないんですね?

そうなんです

手が痛いって聞いた時は
正直 ちょっとドキドキで…。

でも よかったです 本当に。

静さんは 大丈夫ですか?
えっ 私?

はい。
一人になってしまいますよね 今夜。

実はこのあと 実家に帰る予定でした。

インターネットが
つながらなくなったと

母から要請がありまして。
はあ。

インターネット復旧後 母と食事
1泊して

明日夕方 出張から戻り予定の
父を交えて しゃぶしゃぶ

のち戻り のプランでしたが
野々村さんの退院後にリスケします。

えっ? あっ ちょちょちょ 大丈夫です!

でも…。
大丈夫です 一人で。 大人だし。

以前も言いましたが
さみしいという感情に 年は関係ないかと。

はい だから 寂しくなっちゃいます
お母さん。 圭一さんが来なかったら。

すごい楽しみにしてますよ 絶対。
なるほど。

私は 私が寂しいより

圭一さんのお母さんが寂しい方が嫌です。

なぜ?
え だって

大切な人の 大切な人は
大切じゃないですか。

あっ ごめんなさい!
わけ分かんなかったですよね。

一つ目の大切な人は 圭一さんで…。
感動する ということなんですね。

えっ?

誰かを好きになるということは。

[ 回想 ] あなたが好きだと。

こうしたいと 今 交渉中です。

はい。

(大音量で流れるテレビの音)

野々村さ~ん! 音 音。

ちょっとごめんね~。

(リモコンを操作する音)

うん。

あ~ そうだよね。

え~と あれ?
え~ あれ? どれだっけな。

すみません 外来患者さん来ました!
あっ は~い!

野々村さん ごめん。 ちょっと待ってて。

(有田)悪いね 長谷川。
道永の仕事 丸投げしちゃって。

いえ 本当は
私が向こうに行くべきなのに

代わりに行ってもらってるんで。

美ノ和の件さ
先週は五分五分だったんだけど

今は 8:2って感じみたい。
どっちが8ですか?

プランA。

いいんじゃないですか。
勝算はないって 思ってましたし

プランBは。
ちょっと心配なんだよね~ 道永。

結構 仲よくやっちゃってるみたいでさ。
美ノ和の人たちと。

いつ伝えるんですか?

道永には ちょっと
別件で先に伝えたいことが出来てね。

タイミングがな~。

えっ 何ですか?
ごめん まだちょっと言えない。

悪い話じゃないよ あいつには。

おつきあいしている方がいます。

(千鶴子)お… おつきあい!?
はい。

野々村 静さんといいます。

どこの? 会社の方?

いえ。 出張先の町で出会いました。

出張先って…。

何されてるの? その方。

リサイクルショップで働いてます。
リサイクル…。

あっ お父さんは写真館を経営してます。

(トングを皿の上に落とす音)
お父さん!?

圭ちゃん あなた その方と…。

け… 結婚?

結婚という形がベストなのかは

静さんとお互いの価値観について
話し合ったあとの 判断となりますが

どちらかが死ぬまで一緒にいることを
便宜上 結婚と表現するなら

僕は そのつもりです。

[ 回想 ]
僕が東京に戻る時には 静さんも一緒に。

よかったね~ いい娘さんいてくれて。

僕と静さんは つきあっています。

人さし指を頬に当てて
男性に当たる親指を出すと

「お父さん」。

お父さんと 呼んで…。

お父さん… お父さん…。

入院!?
うん。 でも すぐ退院だって。

そういうことは早く言えよ お前…。

マッチング? んなわけねえだろ!
梅子ばぁにメールだよ。

めちゃくちゃ心配してたぞ みんな。

ごめん…。
てか いいのかよ? 病院いなくて。

ああ… あそこの病院
パパのこと昔から知っててくれてるし。

あと 通訳 要る時は
連絡してくださいって言ってあるから。

康にぃごめん その時は一瞬…。
あったりめえだろ バカ!

ありがと。

入院!?
だってさ。

ドジな親子だよ まったく。
梅子ばぁ 行ったのか? 見舞い。

行ったってしょうがないだろ
すぐ退院なんだし。

しょうがないってことはないでしょ~?

そうだよ 寂しがってるよ パパ。 なあ!

気色悪い顔するんじゃないよ!

(ドアベル)
いらっしゃい。

久しぶり 梅子ばあちゃん。

やっぱり真琴か! 梅子ばぁの孫!?
ええ!?

子供いないのに孫がいるわけないだろ。
姉の孫。

初めまして 長谷川真琴です。

(3人)ああ… どうも。
(梅子)座んな 座んな。

ああ… どうぞ。

大きくなったね 真琴!
いつだっけ? 最後に会ったの。

あんたね まだ こんなだったよ。
姉さんと ここに来てくれてさ。

ずっと来たかったんだけど 就職してから
実家にも あんまり帰れてなくて。

そっか そっか。
よく来てくれたね~。

仕事は東京?
うん 私 実は今…。

ん? 再開発ってやつだよ。
やんなっちゃうね 今更さ~。

あのスタンプ…。
(梅子)おかしいだろ?

このスマートシティを請け負ってる
会社の社員なんだけど

変わったやつでさ~。
でもね 困っちゃうんだよ。

そいつの言うこと聞いてると

スマートシティも悪くないか
なんて思っちゃってね ウフフ…。

梅子ばあちゃん その人…。

(ドアベル)
梅子ばぁ 出来てる~?

(梅子)出来てるよ。 ちょっとごめんよ。

静ちゃん 大丈夫かよ? パパ。

ついさっき 梅子ばぁに聞いてさ。
びっくりしちゃったよ もう!

全然 元気。 病院のご飯足りないから
ぷらむでサンドイッチもらってこいって。

(笑い声) ほいよ。
あ~ ありがとう。

いいよ。 お見舞い。
え~ ありがとう。

あっ あんたの分も作りゃよかったね。
今からこれ持って そんで戻って…。

食いっぱぐれるだろ 昼飯。
大丈夫 大丈夫。 適当にやるから。

あっ じゃ 俺持ってくよ。
丘篠医院だろ?

パパの顔見たいしよ。
俺 もう食っちゃったから。

じゃ 俺も行くか!
ええっ じゃあ俺も!

え~ ありがとね。
ほかに手伝えることあったら

何でも言いな。
そうだよ 静ちゃん。

家族みたいなもんだから。
それ俺が言ったんだろ!

いいだろ! もう!
俺だよ! 静ちゃん。
ハハハ。

いいでしょ 誰が言ったって!
行くよ 行くよ!

はいはい どうも~。
フフフ…。

(真琴)優しい世界。

真琴先輩…。

人気者なんだね 静ちゃん。

驚いたね!
友達だったのかい? あんたら。

友達っていうか…。
高校の後輩。

え~! 狭いね 世間は。

親戚なんだよ この子。
えっ?

この子はね ハンコのやつの これ~。

そうなんだ。
相変わらずモテるね。 羨ましい。

(梅子)真琴だってモテるだろ ねえ~?

梅子ばあちゃん。
私 ナポリタン食べた~い。

(梅子)はいよ。 静ちゃんは?
えっ? あ… 私もナポリタン。

分かった!

やっぱり つきあっちゃったんだ。

やめてあげてねって言ったのに。

すいません。
フフ…。

まあ しょうがないか~。
本当 愛されるよね 静ちゃん。

そんな怖がらないでよ。

そんな…。
ちょっとびっくりしちゃって…。

全然 知らなかったから。 真琴先輩

梅子ばぁ… 梅子さんの親戚だって。
親戚って言っても

会うのもここに来るのも
20年ぶりくらいだし。

私 大嫌いだから。

この町も この店も。

でも ぜんっぜん変わってない。
本当 時間が止まってるみたいだね。

ここも 静ちゃんも。

こっちおいでよ。

フフッ。

失礼します。
やめてよ
もう先輩後輩じゃないんだから。

その八木って もしかして八木先輩?

あ… はい。 あの 今 康にぃ
リサイクルショップやってて…。

(ドアベル)
リサイクルショップ?

ばばあ カツカレー!
(梅子)あいよ!

あれ? パパんとこ行くんじゃねえの?

あ…。

長谷川?
えっ すごい! 今ちょうど

八木先輩の話してたんですよ。

梅子ばぁ… の親戚なんだって。
真琴先輩。

マジか…。
八木先輩。

亜美とか由利奈とか麻衣 覚えてます?
テニス部の。

3人とも 今 東京で
よくご飯行くんですけど

よかったら 今度 来てください。

あっ 明日とか さすがに無理ですよね?

お台場のルジアーダってお店で
5時に…。 いや 行かねえから。

あ そっか 残念。 フフ…。

あ… リサイクルショップって
もしかして 2人で共同経営とか?

あ いえ 私はただのバイトで…。
そうなんだ。

仲よかったもんね
八木先輩と静ちゃん 高校の時。

やきもちやいちゃうんじゃない?
道永君。

あのさ ぜんっぜん
そういうんじゃねえから 俺ら。

そうなんです。
私が何やってもダメだから

康にぃが雇ってくれて…。
いや そういうことでもねえから。

本当 優しい世界。

でも 静ちゃん いいの? それで。
えっ?

ないの? 夢とか やりたいこととか。

お前さ
人にはいろいろあんだよ 事情とかよ。

あ… お父さんのこと?

そっか。
静ちゃんには 大事な役目があるもんね。

それに 無理することないよね
優しい世界で生きられる人は。

何なんだよ お前。 相変わらず
嫌みなことばっかり言いやがってよ。

嫌み?

静!

いいよ。

梅子ばあちゃん
ごめん ちょっと急用出来ちゃった!

え~!? もう出来るよ!
ごめんなさい。 あ…。

八木先輩 食べて。
要らねえよ。

また来るね。
待ってるよ!

(ドアベル)

長谷川さん。

お疲れ…。
何かありましたか?

今日はプライベートで…。
そうでしたか。

あっ 静さん。

お帰りなさい。 早かったですね。

はい。 お伝えしたいことが出来て
予定を早めました。

静さん あなたは…。

(ドアベル)
真琴先輩!

やめとけ。

圭一さん ごめんなさい。
あとで聞かせてください。

1時までには戻るね。

真琴先輩!

あの 私 本当に藤崎先輩のこと…。

いいって…。
言ったでしょ 気にしてないから。

でも…。 もう あのお店には行かないから
安心して。

壊しちゃったら ごめんね。
静ちゃんの 優しい世界。

まあ よくあるっちゃ
よくある話だけどよ

藤崎… あっ 長谷川が
高2ん時 つきあってたやつな

そいつが静にほれて…
ああ~ ほれてっつうか

静が自分にほれてるって 勘違い?

で 長谷川ふって 静に告ったら
きれ~いに ふられてよ。

したら 島田とか 近藤とか
ああ… 長谷川の仲間な テニス部の。

そいつらが 静の学年のやつらも
巻き込んで 静 ハブってよ。

それで あいつ
修学旅行にも行かねえでさ…。

相関図をお願いします。
相関図!?

今?

静さんのナポリタンを
僕が食べてしまったので

どうしてここにいるって…?

ここにいてくれたらいいな と。

ありがとうございます。
ここにいてくれて。

どうぞ。
でも もう行かないと…。

店長の許可は取ってあります。

どうして そんなに優しいんですか?
みんな。

静さんが好きだからです。

ついてこないでください。
なぜですか?

嫌がる人がいるからです。
詳しく。

私が誰かに好きになってもらったり
優しくされたりすると

傷ついたって 泣かれたり
イラつくって怒られたり

こびてるとか あざといとか
うざいとか キモいとか

怖いとか 不幸自慢とか

めちゃくちゃ… めちゃくちゃ傷つく悪口
言われたりするからです!

そういうのって もう誰にも

好きになってもらえなくていいって
思うくらい嫌なんです。

それでも いっつも いっつも誰かに

泣かれたり 怒られたり
悪口言われたりするんです。

なぜ?
分かんないです!

私が教えてほしいです マジで。
何が悪いんですかね 私。

悪くないです。

だから 優しくしないでください。

今のは優しさではなく 回答です。

あなたは こびてないし
あざとくないし 大げさでも

うざくも キモくも 怖くもないし
不幸自慢なんかしていません。

あなたを そう見る側に
何か理由があるんだと思います。

あなたに そうであってほしい何かが。

優しさではなく
質問の回答として断言します。

あなたは何も悪くないです。

ごめんなさい…。
八つ当たりです ごめんなさい。

いえ。

ダメですね 私…。
ダメじゃないです。

でも ダメでもいいです。

小学生の時も 中学生の時も
パパが 卒アルのカメラマンだったから

みんな パパのこと知ってて
通訳が必要な時は私がしてたから

先生も 友達も
静ちゃんは偉いね 親孝行だねって…。

町のみんなも…。

だから 高校はできるだけ遠くの学校に
行きたいって思ったんです。

パパのことを 知っている人がいない所に。

第1志望は 落ちちゃって
康にぃと同じ学校に行ったんだけど

でも ほとんどの人が
パパのこと知らなくて

初めは すごく 解放感っていうか
自由 みたいな…。

でも だんだん
分かんなくなってきちゃったんです。

どうしてればいいのか。

聞こえないお父さんを助ける
親孝行の静ちゃん。

それ以外の私 やったことなかったから
分かんなくて…。

だから 多分 私
みんなをパパにしちゃったんです。

何が言いたいのか
何をしてほしいのか 読み取って

それをやって 正解して喜んでもらえたら
安心して…。

それで 勘違いさせてしまったと。

そうなのかなって 私は思ってます。

こんな自分じゃダメだって
なんとか自分を変えたいと思って

でも うまくできなくて…。

パパのこと知ってる人たちの前だと
すごく楽なんです。

何て言うか 変なとこあっても
許してもらえるっていうか…。

でも 分かんなくなっちゃうんです。

パパを知っている人以外の前だと
どんな自分でいたらいいのか…。

それでまた 距離感おかしくなって
嫌な思いさせたり 傷つけたり…。

結局 変われなくて…。

圭一さん!?

よかった…。
えっ?

よかった。 本当に 本当によかったです。
よかった…。

何が?

あなたが あなたのままでいてくれて。

えっ?
もし あなたが

周囲の圧力によって
自分をねじ曲げてしまっていたら

僕は 今の静さんに
出会えなかったということですよね。

今の静さんは 消滅してしまっていた
ということですよね。

消滅?

想像するだけで恐ろしいです。
危なかった…。

静さん ありがとうございます。

きっと 自分をねじ曲げてしまった方が
楽なのに

あなたのままの あなたでいてくれて。

ありがとうございます。

でも 何にもないんです
夢も…。

夢は必須ではありません。

僕も夢はありません。

でも 祖父が教えてくれました。

夢は探すものじゃない
向こうからやって来てしまうものだと。

逃げても逃げても
追いかけてくるものだから

探す必要はないと。
でも

もし 一生やって来てくれなかったら?

問題ありません。
必須ではありませんから。

じゃあ 必須なのは?

法を犯さず 死ぬまで生きることです。

えっ!? それだけ… ですか?
僕はそう思います。

ただ オプションとして 一つ
心がけていることがあります。

オプション?
はい。

できる限り 自分を有効活用したいと。

有効活用…。
あなたが今までやってきたことです。

今もやり続けていることです。

静さん
コーダという言葉を知っていますか?

コーダ?
はい。

頭文字を取って CODA。

チルドレン オブ…。

聞こえない親を持つ 聞こえる子供たち。

まったく いつもいつも
同じミスばかり…。

直す努力しようよ。
はい。 分かってんのか?

すいません!

何だ その目?
えっ!?

[ 回想 ] 分かるよ それだけ露骨だと。
見つめ過ぎだから君。

やってる…。

(笑い声)

えっ!?

[ 回想 ] やっぱ反対派かあ 梅子ばぁも。

指さすな ひとさまを。
あっ ごめん。

確かに…。

外国語 ペラペラなの?

えっ!?

[ 回想 ]
この人 お金 忘れた。 (トルコ語)

私が 払うから。
(トルコ語)

いろいろ やったけど
感想どうです?

私的には もう あるある。

ぜ~んぶ
あるあるなんだけど。

視線はさ 本当に 勘違いされるよね~。

♬~

(チャイム)

いいですよね 私…。

本当は好きなんです 私。

私 好きなんです。

大好きなんです 私のこと。

はい。 僕も 僕が大好きです。

いいですよね
私のこと嫌いな人がいても

私の好きな 私でいて…。

いいですよね
それで 人に好きになってもらっても。

もちろんです。

(泣き声)

♬~

(通知音)

(さくら)野々村さん… 大丈夫ですか?

すみません。

いや~ 大変でしたね。

早く治してくださいね。

私… 一番… んっ?

あっ ああ~ 私が一番の薬…?

そんなこと言われたら
毎日 来ちゃいますよ。

ウフフフフ…。
野々村さ~ん!

先生の許可出たから!

明日 退院ね! 退院!

えっ!?
わ~ よかったですよね!

おめでとうございます!
ごゆっくり~。

ありがとうございます。
ハハッ よかった~。

あっ そうだ…。

野々村さん プリンお好きですか?

ああ よかった!

あ… でも 片手だと難しいですよね。

はい どうぞ。

あ… どうしました?

フフッ…。

はい。

(幸江)
ちょっと お兄ちゃん どうしちゃった…。

あらっ!

ごめんなさいね~ 私 やだ
ごめんね ごめんね~!

いや いや いや いや あの…
すいません! えっ!?

おいしいですわね このプリン!

ですよね! 私も大好きで。

さすが先生 お目が高い!
ウフフフ。

早く食べなさいよ お兄ちゃんも!

それにしても ごめんなさいね~。

うっかり 私
兄のいい人だと思っちゃって。

まさかそんな… ないです ないです!
ねえ 野々村さん。

ですよね~ やだ 私ったら!
アッハハハハ…!

何? 帰れって!? 来たばっかじゃん!
いろいろ持ってきたんだから。

病院のご飯足りないとか
メールなんかしてくるから!

すいません
すっかり長居してしまって…

おいとましますね。

野々村さん お大事に。

先生も お気を付けて!
はい 失礼いたします。

それにしても 静の次は
お兄ちゃんが けがなんて

呪いじゃないの~? これ。

ないの? 呪われる心当たり。

あるんじゃないよ!

おはらいした方がいいって おはらい!

あれ? ねえ この部屋
チンないの? チン!

帰らないわよ 大事な話があるの。

ここからが 本題!

実家
買い手がついた!

売るよ! いいね!

このチャンス逃したら
二度と買い手なんかつかないよ!

売ったって 二束三文かもしれないけど

静だって 彼氏が出来たんだから
嫁入り道具ぐらい ちゃんと…。

♬~

よしっ!

はい。
これから向かいます。

私も出ます。

(2人)頑張ってください。

お待たせしました。

…で 告白したんだって。
文化祭の時だよね?

そうそうそう。
やばくない?

本当に?
マジ マジ…。

お邪魔します!

静ちゃん…。

ぷらむ 変わってますから。
えっ?

メニューも値段も
20年前とは違うし

椅子もテーブルも 2回変わってるし
コップだって お皿だって…。

料理だって 梅子ばぁ すっごい研究して
どんどんおいしくなってるし。

いらっしゃい 久しぶり~。

それに…
20年前はマスターがいました。

すごい いろいろ変わって

変わってほしくないことも
変わっちゃって…。

でも頑張ってきたんです
梅子ばぁ 20年。

先輩が知らないだけです。

私もです。 変わってます 全然。

昨日の私とも違います。

時は 止まってないです。

みんなで
すっごい頑張って作ってきたんです。

勝手に出来たんじゃないんです。

だから壊せないです 先輩なんかに。

私の大切な 優しい世界。

本当は 羨ましいんじゃないんですか?
真琴先輩。

高校の時から 私のこと ず~っと。

すいませんね! 愛されキャラで!
ちょっと 何なの? あんた。

私は 私です。
はっ?

それだけ どうしても伝えたくて。

ごめんなさい。 お邪魔しました。

えっ 何…?
どういうこと?

わけ分かんないんだけど。
大丈夫?

野々村さん。

野々村さん?

(いびき)

静ちゃん!

そうだよ。
えっ?

羨ましかったよ ずっと。

言ってたよね 私 羨ましいって。

えっ…?

えっ! あれって 嫌みじゃないんですか?

嫌み? 何で?

ええっ!?

時間… あるの?

商店街は 残ります。

見てください。

こちら 上から見た図です。

あっ。

ご安心ください 野々村さん。

僕と静さんは つきあっています。

お父さんと呼んで いいですか?

えっ!?

いや でも
嫌みに聞こえますって あれは!

それは あんたのフィルター!

私のこと 嫌みったらしいやつって
こう フィルターかけて見てるから

嫌みに聞こえちゃうんでしょ!

[ 回想 ] あなたを そう見る側に 何か
理由があるんだと思います。

あなたに そうであってほしい何かが。

そうかも…。

やめてくれる?
勝手に人 キャラ付けすんの。

傷ついてるからね ちゃんと!

ごめんなさい。
だって 真琴先輩 威圧感っていうか

何か 上から マウント取ってくる
空気っていうか…。

うっせえよ 野々村 静!

しょうがないでしょ
これが 私なんだから。

ですね。

米野菜!

私もしてたけどね
あんたに キャラ付け。

んっ?
今 あんた「米野菜」っつったでしょ!

フフッ バレました?
バレるわ!

(笑い声)

野々村さん。

商店街は残ります。

商店街は残ります。

野々村さん。 はい。

あっ。

(ノック)

はい。

お疲れさ~ん。
課長!?

話したいことがあってさ
リモートじゃなんだから。

何ですか?

君の人生に関わる話だからさ。

えっ?

君 パナマ 行かない?

パナマってどこ~!?

一緒に来てくれませんか? 静さん。

パパか。 お前引き止めてんのって。

いいの!? 本当に。 私 出てって。

(泣き声)
パパ!

♬~

♬「You are so beautiful to me」

♬「You are so beautiful to me
can’t you see」

♬「You’re everything that I hope for」

♬「You’re everything that I need」

♬「You are so beautiful to me」

♬~

「The Covers」。