ドラマ しずかちゃんとパパ(7)「パパの深い海の底」[字]…のネタバレ解析まとめ

出典:EPGの番組情報

ドラマ しずかちゃんとパパ(7)「パパの深い海の底」[字]

吉岡里帆×中島裕翔×笑福亭鶴瓶=手話を使う“にぎやかな”父娘と変わり者のデベロッパーが織りなす笑いと涙のウエディングストーリー!父を置いて静は海外に行けるのか?

詳細情報
番組内容
圭一(中島裕翔)から「東京に戻るときは一緒に暮らしたい」と言われた静(吉岡里帆)だが、まだ返事をできずにいた。圭一のことを話そうとすると純介(笑福亭鶴瓶)がそっぽを向くためだ。一方、圭一は海外赴任のチャンスが巡ってきたことを静に相談できずにいた。静が純介を一人にすることを心配しているのが痛いほどわかるためだ。お互いが相手を思いやり身動きできずにいると、圭一の母(宮田早苗)が野々村写真館を訪れる…。
出演者
【出演】吉岡里帆,中島裕翔,稲葉友,藤井美菜,宮田早苗,萩尾みどり,木村多江,笑福亭鶴瓶
原作・脚本
【作】蛭田直美
音楽
【音楽】村松崇継

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

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キーワード出現数ベスト20

  1. パパ
  2. 圭一
  3. 一緒
  4. 子供
  5. パナマ
  6. 今日
  7. 一人
  8. 長谷川
  9. 道永君
  10. 自分
  11. 東京
  12. 美ノ和
  13. 本当
  14. ダメ
  15. モヤ
  16. 週間
  17. 真琴
  18. 全然
  19. 通知音
  20. 明日

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

   ごあんない

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(圭一)僕は
一緒に来てもらえたらうれしいです。

僕が東京に戻る時には
静さんも一緒に。

よかったね~ いい娘さんいてくれて。

(有田)話したいことがあってさ。
君の人生に関わる話だからさ。

パナマ 行かない?

朝早く ありがとうございました。
(静)全然。 はい これ。

サンドイッチ。
新幹線で食べてください。

ありがとうございます。
頑張ってくださいね 東京での仕事。

はい。

力になれることがあったら
言ってくださいね。

え?
圭一さん。

何か悩んでますよね このところ。

悩んでるっていうか
隠してるっていうか…。

あっ ごめんなさい!
嫌な言い方しちゃった。

責めてるとか 探ってるとかじゃなくて

圭一さんが言いたくないこととか

圭一さんが 言わない方がいいなって
思ったことは

何にも言わなくていいんです。

ただ 一人じゃないってことだけ

ここの 隅っこに置いといてもらえれば。

やっぱりすごいですね 静さんは。

すごくないです。

あります。 隠していること。

確信を持てたら話そうと思っています。

確信?
はい。

今日はそのために行きます。
待っててください。

もちろんです。

今夜 両親としゃぶしゃぶの後
実家にて宿泊

明日の始発で帰りますので とちのき駅に
午前7時12分到着予定です。

迎えに来ますね。
ありがとうございます。 助かります。

では。

あの…。

なかなか決められなくて ごめんなさい。

えっ?
東京に行くこと。

謝ることは 何もありません。

「2人で東京で暮らす」という ご提案は
あくまでも仮プランですから。

ベストなプランを探るべく
近々 ゆっくり ブレストしましょう。

ありがとうございます。
では 行ってきます。

行ってらっしゃい!

(テーブルをたたく音)

お… おいしいじゃん? パンの耳。

…ていうか パパ あれどうなったの?

卒アルの個人写真
うちで撮るかもって。

そうだよね。 個人写真は学校で撮るより
ここで撮った方がいいかもね。

パパ言ってたもんね。

卒アルは 未来の自分が悩んだ時の
地図だって。

覚えてるよ~! いいこと言うな~って。

さすがプロ! 名言!

でさ 圭一さんのことなんだけど…。

ねえ!

ねえ!

ちょちょちょ… 聞いてよ。

ムカつく! ウ~ッ!

もう ぜんっぜん聞いてくれないんだよ
圭一さんの話だけ。

コントみたいに ツ~ンッ!って。

(康隆)まっ 分かんなくもねえな
パパの気持ち。

ええ~。
俺だって ぶっちゃけショックだったわ。

お前が けんちんと
つきあってるって聞いた時。

ええ?
いや そういうんじゃなくて。

フフ… 分かってるって。

お前だってよ もし… もしだぞ

仮にだぞ 絶対ねえけど
もし仮に 万が一

俺が長谷川とつきあって

あいつ 仕事東京だから
俺も東京行くわってなったら

普通にショックっつうか 寂しくね?

う~ん…
ありえなすぎて想像できない。

だから… つか 俺的には

お前と長谷川が サシ飲みして
家 泊まるとか マジありえねえからな。

そっか… じゃあ ありえるかもね。

康にぃと真琴先輩。
いや ねえけど。

寂しいよ 普通に。

寂しいっていうか 想像できない。

一緒にいるの当たり前だからね
赤ちゃんの時から。

おう。

まあでも 分かんない 東京行くか。

2人にとって一番いい方法 考えようって
言ってくれてるし 圭一さん。

パパか?

パパ?
お前 引き止めてんのって。

いや 違うよ。

違う違う。
その辺のこと 全然話してないし。

てか 一個も聞いてくれないからね
圭一さんのこと。

いや そういう意味じゃなくて。

ああ… まあ… うん。

俺がガキなのかもしんねえけどよ。

あんのか? 好き同士が
一緒にいる以上に いい方法なんてよ。

ま 分かんなくもねえな お前の気持ち。

(通知音)

よっしゃ! 今日も働くぞ~!

(さくら)1 2の3!

(シャッター音)

(子供たちの はしゃぐ声)

(さくら)OKで~す!

(子供たち)見せて~!
こら こら こら!

わ~ すてき!
すごいなあ。

何でこんな
ばっちりなんですかね タイミング。

さくら先生の合図 聞こえないのに。
ですよね。

私の合図 聞こえないのに

どうして
タイミングが合うんですか? って。

(子供たち)腕だって。
(笑い声)

ねえ ねえ 何で聞こえないの?

あっ…
どうして 聞こえないんですか? って。

(子供たち)生まれつき?

じゃあ 一回も 音 聞いたことないの?

一回も 音 聞いたことないんですか?

ええっ かわいそう。

かわいそう…。

(子供たち)かわいそう…。

違うの。 かわいそうじゃないの。

何で?
かわいそう…。

(子供たち)かわいそうだよ…。
は~い はいはい。

教室戻るぞ。 はい。 (子供たち)ええ~。
はい もうダメ。

行くよ! ダメ…。
(子供たちの騒ぎ声) 行くぞ~。

ごめんなさい。

情けないです。
教師としても 友人としても。

何で あなたが かわいそうじゃないのか
説明できなくて。

考えます。
考えて ちゃんと話します。 みんなに。

[ 回想 ]
スマートシティに反対する理由です。

生まれつき なんですよね。

あなたの「生まれつき」
という言葉から

この財布のような街を
僕は作りたいと思いました。

専務も鬼だよね。
2週間で決めろなんてさ。

ありがとうございます。

今の 何への「ありがとう」?

それ? 君を推薦したこと?

どちらもです。

おおっ。 じゃあ いい返事
期待しちゃってもいい?

俺が君だったら 行くね。
今持ってる全部 ぶん投げて。

美ノ和の方は 長谷川に
引き継いでもらおうと思ってる。

室長代理としての責務は
果たしたいと思っています。

取れる? あと2週間で。 全住民の合意。

課長。

なぜ 僕を推薦してくれたのですか?

君の面白さを
生かせる仕事だと思ったから。

面白さ…。

まっ ちょっと足りないものも
あるけどね~。

足りないもの?
フフフ…。

(真琴)道永君。

私も 明日から美ノ和 入るから。
えっ?

全家屋 店舗の査定結果をもとに
保証額を見積もって

一軒一軒 交渉に行く。
無理でしょ 一人じゃ。

金額交渉は
心情面での同意を得てから…。

そんなこと言ってる場合じゃなくない?

2週間しかないんだからさ。

栄転おめでとう。

まだ決めたわけではありません。
行きたいんでしょ?

食事中ごめん。

長谷川さん。

何?

僕は どうしたらいいでしょうか…。

変わったね。 道永君。

はい。 そう思います。

どうしたら そうなるか

考えてみたらいいんじゃない?

♬~

(千鶴子)えっ!? 帰れない?

はい。 今日はこのまま 美ノ和に戻ります。

そんな… お店も予約しちゃったのよ?
しゃぶしゃぶの。

お父さんも楽しみにしてて…。

すいません。
すぐに会って 話がしたくなったので。

(千鶴子)話? 誰と?

静さんです。
えっ? 静さんって…。

お父さんと お母さんには

正式に決定したら きちんと報告しますが
実は この度…。

えっ!?

お待たせしました!

いえ。 突然呼び出して すいません。

全然です。
どうしました? 帰り 明日の朝って…。

んっ? 何かありました?
えっ?

いいこと? んっ? あ… 悪いこと?

あれ… どっちだ?

やっぱりすごいですね 静さんは。
えっ… どっちか分かんないのに?

静さんも 何かありましたか?
えっ?

少し 元気がないようなので。
えっ 本当ですか?

全然です。 元気ですよ。
それならよかったです。 失礼しました。

ああ… ちょっとあったかも。
モヤっとしたこと。

[ 回想 ]
はい これ。 退院の時に気が付かなくて。

テレビ台の下の
奥の方 行っちゃってたみたいで。

悪いことしちゃったんだよね 私。

入院した日に頼まれたの。

テレビ 字幕出してほしいって。
バタバタして うっかりしちゃって。

野々村さんにとっては
すごく大事なことだったのにね。

そうでしたか。

では 丘篠医院に
改善要求意見書をメールします。

あっ 違う違う! 私がモヤっとしたの
看護師さんじゃなくて 自分にです。

自分?

もっと病院行けばよかったな~って。

3日目は東京行って 4日目は朝帰りして
そのまま仕事行って

夕方 ちょっと 顔 出しただけだったんで
テレビのこと 全然気が付かなくて。

東京に行ったのも
長谷川さんのお宅に泊まったのも

静さんにとって大切なことだったと
僕は思います。

そうなんです!
でも… 思っちゃうんですよね。

小学生の時 友達の家の
クリスマス会に呼んでもらって…。

すっごい楽しくて そのままみんなで
お泊まりさせてもらうことになって

パパにファックスしたら すぐ返事が来て。

でも次の日 帰って冷蔵庫見たら…。

それ見た瞬間 思ったんです。

私がみんなと はしゃいでる時も

パパは一人で
深~い海の底にいたんだな~って。

深い海の底…。

そんな感じらしいです。 パパの世界。

だから私 パパとケンカした時とか
お風呂に潜るんです。

ちょっとだけでも分かるかなって。

思っちゃうんですよね。

そんな寂しい場所に パパを
一人にしちゃってたんだな~って。

何回もあるんです そういうの。

本人には 絶対言いませんけど。

だからですか?
えっ?

幸江さんが言ってた

静さんは クリスマスも年末年始も
誕生日も 家にいたと。

もしかして 修学旅行も…。

ああ それは
本当に ぼっちだったからで…。

ちょっとあるかも。

気が楽なんです。

あとで モヤっとするかもしれないって
思うと 一緒にいた方が…。

でも 圭一さんとも一緒にいたいんです。
往復114分ぶん…。

ごめんなさい!
私の話ばっかしちゃって…。

圭一さんの話も 聞かせてください。

今日は やめておきます。
えっ?

よかったです。 静さんの話が聞けて。

僕は何も分かっていませんでした。
そんなことないです。

私のモヤっと
分かってくれたじゃないですか。

ありがとうございます。
こちらこそです。

あの 課長。 美ノ和のプランの件は…。

それがさ 上がってこないんだよね まだ。

やっぱり 道永君には
今の時点で伝えるべきかと。

う~ん。

道永君は
現状 プランBとして交渉を進めてます。

開発課の指示どおり
あくまでも 住民感情に寄り添って。

もし プランAに ひっくり返ったら
裏切り者呼ばわりされるのは 彼ですよ。

裏切り者ねえ。
ですよね?

プランBで 反対運動を起こした
美ノ和の住民たちが

プランAで
納得するわけないじゃないですか!

全てを失うんですから…。

だまし討ちみたいな結果になるのは
私も本意じゃないです。

でもさ それを言っちゃったら
あいつ 受けないでしょ パナマ。

2週間で どうこうできる話じゃ
なくなってくるから。

でも…。

千載一遇のチャンスだからね。

もったいなすぎるよ。
あいつの正しさに邪魔されちゃったらさ。

≪(勢いよく戸が開く音)

冷蔵庫のミートボール 食べたでしょ!?

うまかったじゃないよ もう~!
圭一さんの お弁当用だったんだけど!

もう~!

いらっしゃいませ!

どうぞ!

あの 私…。

大丈夫ですよ。
写真の腕だけは確かなんで!

いえ そんな…。
痛っ!

バレた? 写真の腕だけって言ったの。

あっ ごめんなさい! 記念写真ですか?

えっ? ああ… はい。

よかったら 写真見てみてください。

お近くでどうぞ。

スタジオで撮ると こんな感じで。

ご自宅とか
お好きな場所で撮影もできますよ。

けんち…。

すっごい面白いんです。
この着ぐるみの人。

面白い?
はい。

めちゃくちゃ楽しいんです。
一緒にいると。

楽しい…。

(肩をたたく音)

私 大好きなんです この人のこと。

(パフパフを鳴らす音)

フッ…。 (シャッター音)
フフフ。

あっ。
えっ?

長谷川さん
こちらでのお住まいは どちらに?

ああ… 梅子おばあちゃんち。
そうでしたか。

うん。 何で?

僕の住んでいる松風荘が
僕の部屋以外 全て空き室なので

もし よければと。
絶対無理。 あんな ボロアパート…。

そうですか。

道永君 前は全然しゃべんなかったのに。

いえ 以前から独り言は割と。
今 一人じゃないし。

何?

静さんにも言われました
一人じゃない と。

いや そういう意味じゃないし。

了解です。

≪(真琴)話したの? 静ちゃんに。

パナマに赴任する件。

まだです。 昨日話すつもりでしたが
言えませんでした。

(真琴)何で?

静さんにとって 野々村さんを残して
家を出るということは

とてもハードルの高いことだと
認識したからです。

(真琴)一緒に来てもらいたいんだ?
はい。

そうお願いするつもりでした。

静さんがいてくれれば
きっと一生 どこにいても

楽しい一日になると思うので。

だったら話しなよ ちゃんと。

一緒に行くか行かないか 本来
静ちゃんが持ってるはずの選択権を

道永君が 勝手に忖度して奪っちゃうのは
違うと思う。

悩ませないようにって
思いやりだろうけど

悩む権利があるからね。 静ちゃんには。

なるほど。

話しなよ 今日。
えっ 今日ですか? うん 今日。

明日では…。

今日!
了解です。

パナマって… ええ? パナマ!?

パナマってどこ~!?

「静さんのサンドイッチのおかげで

楽しい一日になりました。

御馳走様でした」。

もう…。

お母さんの作ったご飯しか
食べられないんじゃなかったの?

(ドアが開く音)

ごめんください。

まあ…。

あの…。

えっ?

私たちには あなたがいるので。

その時は 教えてください。

私たちに。 その子に。

だって あなたと静さん

とっても 楽しそう。

この写真の圭一も。

ええ。 ほら こんなに笑って。

ほら 口のこことか 目も。

私には分かるんです。 親だから。

それにしても
つまんないですね 親なんて。

親が子供に してあげられるのは

一つだけ。

旅に出ちゃうのなんて 嫌だから

私 う~んと甘やかして
育てたつもりだったんですけど

いつの間にか できちゃったみたいです。

でも 外国に行っちゃうなんてねえ。

パ ナ マ。

♬~

[ 回想 ] 昨日話すつもりでしたが
言えませんでした。

静さんにとって 野々村さんを残して
家を出るということは

とてもハードルの高いことだと
認識したからです。

静さん! 静さ~ん!

パナマの
スマートシティプロジェクトの

プロジェクトマネージャーに
上司が推薦してくれたんです。

急に欠員が出たとのことで。

2週間後… 正確には13日後に

受けるかどうかの
返事をしなくてはなりません。

期日を過ぎたら
別の人に決まってしまうそうです。

僕は やってみたいと思っています。

でも あなたと離れたくないとも
思っています。

それから もう一つ。

この仕事をやる上で
僕に一つ足りないものがあると

上司に言われました。

コミュニケーション能力です。

プロジェクトチームの
メンバーの大半は 現地の方々です。

言語は学べば習得できます。

コミュニケーションにおいて
言葉は重要です。

でも 全てではないと
僕はあなたに教わりました。

あなたの野々村さんへの思いは
理解しているつもりです。

そして あなたは 今でも十分
自分を有効活用しています。

その上で ご提案いたします。 静さん。

一緒に来てくれませんか?

パナマで僕を手伝ってもらえませんか。

あなたの夢がやって来るまで

僕の夢で
あなたを有効活用していただけませんか。

(にぎやかな店内)

(梅子)あれ? パパ!
どうしたの?

おお!?
おごってくれんの?

おお~!
(拍手)

ただ… 僕も嫌です。

野々村さんが 寂しい世界に
独りぼっちになってしまうのは。

野々村さんは
僕にとっても大切な人ですから。

でも 静さん。
本当に寂しい場所なのでしょうか?

えっ?

僕は行ったことがないので
分からないのですが…。

深い海の底は
本当に寂しい場所なのでしょうか。

フラダンス。
アハハハ! やろう やろう…。

俺 先生に褒められたんだから…。
いや 違うだろ。

(にぎやかな声)

♬~

(泣き声)

(梅子)パパ! パパ どうした!?

≪(戸の開閉音)

お帰り。 どこ行ってたの?

パチンコ? え… しかも飲んでる?

いいよ。 それよりパパ…。

ちょっと 話あるんだけど…。

今 聞いて。

何で?

えっ?

誰かに 何か聞いた?

何それ。

ねえ 何それ!

話 聞いてよ。

(足を踏み鳴らす音)

(足を踏み鳴らす音)
こっち向いてよ!

これ?
パパの言ってた「楽しくいる」って。

嫌なことから逃げるってこと?

そうだよ! いっつもそうじゃん パパ!

いいよね 聞こえないって!

目 そらしたらさ 嫌なことが
見えなくなるだけじゃなくて

何にも聞かなくてすむもんね!

出て行きたきゃ勝手に出て行けって
言ったよね?

いいの!? 本当に 私 出てって。

なくなるんだよ。 車も ご飯も

おはようも おやすみも
行ってらっしゃいも 行ってきますも

お帰りなさいも ただいまも
なくなるんだよ 全部!

ダメじゃん…。

ダメじゃん。 私 一生…

パパの… そばで ず~っと

深い海の底にいないと…。

(泣き声)

違う…。

違うよ… 言い過ぎた。

ごめん パパ。

パパのせいじゃない。 違うよ。

私が自分で選んだ。

でも もう 出ていきたい…。

いい?

私 パパの海から… 出てっても。

(通知音)

(泣き声)

(通知音)

(通知音)

♬~

お前言ったよな 商店街は残るって。

僕に近づかないでください。
えっ?

(一同)パパ?

仕返し!

パパ!

♬~

「カバーズ」!
今夜は 数々のヒット曲を生んだ…