となりのチカラ #5[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
となりのチカラ #5[字]
【主演:松本潤×脚本:遊川和彦】
新時代の≪中腰(ちゅうごし)ヒーロー≫が誕生!!
思いやりと人間愛に溢れたちょっぴり“中途半端な男”が織りなす社会派ホームコメディ◇番組内容
601号室の上条知樹(清水尋也)が少年Aではないかという噂がSNS上で広まり、チカラ(松本潤)は管理人の星(浅野和之)から「直接本人に確認してほしい」と頼まれる。上条本人から少年院に入っていたことを聞いたチカラは星に伝えると、その噂はまたたく間にマンション中に広まってしまう。上条のことに異常なまでの執着を見せる星の様子が気になっていたチカラだったが、ある日星が上条に殴りかかるという事態が起きてしまい…!?
◇出演者
松本潤、上戸彩、小澤征悦、映美くらら、ソニン、清水尋也、長尾謙杜(なにわ男子)、勝地涼(友情出演)、夙川アトム、浅野和之、風吹ジュン、松嶋菜々子
◇脚本
遊川和彦
◇演出
竹園元
◇音楽
平井真美子【主題歌】
上原ひろみ『上を向いて歩こう』
◇スタッフ
【ゼネラルプロデューサー】三輪祐見子(テレビ朝日)、服部宣之(テレビ朝日)
【チーフプロデューサー】黒田徹也(テレビ朝日)
【プロデューサー】秋山貴人(テレビ朝日)、松野千鶴子(アズバーズ)
◇おしらせ
☆番組HP
https://www.tv-asahi.co.jp/tonarinotikara/
☆Twitter
https://twitter.com/chikara2022_ex
☆Instagram
https://www.instagram.com/chikara2022_ex/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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(星 譲)見てくださいよ これ…。
SNSに 少年Aが住んでる場所が
特定されたっていう情報が
拡散されてて…。
(中越チカラ)
うちのマンションじゃないですか。
601の上条さんだったんですよ
少年A!
えっ…?
でも これだけじゃ
そうって事には…。
じゃあ これ 見てくださいよ。
〈こ… これは
上条くんに見えなくもない〉
〈っていうか 本人…?〉
ずっと 怖かったんですよ。
いつも不気味で
何 考えてるか わかんないし。
でも 今 いますけど
何人も人を殺すようには…。
えっ 中にいるんですか?
託也くんの合格祝いしてたら
ピザ届けてくれて。
やばいじゃないですか!
お宅のお子さんもいるんでしょ?
でも 彼が少年Aって
決まったわけじゃないし…。
じゃあ 本人に
確かめてくださいよ
これが事実かどうか。
いやいやいや
だったら管理人さんが…。
いやいや 私は ほら
規則があって 住人の方に
干渉する事はできないんですよ。
そうなんですか?
それに 中越さん
最近 隣の人たちの悩みを
次々 解決してるんですよね?
いや 私ね
前から思ってたんですけどね
あなたは
このマンションのリーダーだって。
いやいや いやいや
僕なんか そんな…。
〈…と言いつつ
まんざらでもないチカラ〉
(中越 灯)
高太郎 気をつけなさいよ。
上条くん ごめんね。
(中越高太郎)ハイヤ! ハイヤ! ハイヤ!
〈さっきまで
いい青年だと思ってたのに
息子を見る上条くんの顔が
いつもより不気味に見える
チカラ〉
〈まるで 次のターゲットを狙う
殺人鬼のように…〉
(高太郎)もっと早く! 早く!
あ~ 駄目だよ 高太郎
そんな事しちゃ!
ええ~ なんだよ。
じゃあ 今度は侍ごっこやろう。
拙者が主人公で
好美ちゃんがお姫様。
で 上条くんが敵の殺し屋。
〈うわあ…
息子よ その遊びはいかん〉
こ… 高太郎
そろそろ やめとけば?
上条くんに迷惑だし。
(上条知樹)僕なら大丈夫です。
えっ?
(マリア)上条さん
子供 好きなんですね?
ええ まあ…。
〈それは
連続殺人鬼だからですか?〉
〈…とは口が裂けても
言えないチカラ〉
でも ほら… そろそろ戻らないと
お店に怒られるんじゃ?
そうですね。
あ~ おなかいっぱい!
なんだよ? どうせフラれるって。
(中越愛理)あんたが好美ちゃんに
話しかけたの53回。
そのうち
返事してもらえたの2回。
そっちだって 託也くんの事
100万回見てたくせに。
はあ? いい加減な事 言うの
やめてくれる?
いいから 2人とも
歯磨いてきたら?
愛理 ついでにお風呂入れてきて。
あ~ 洗濯物入れるの
忘れてた。
うわっ 洗い物も まだだったよ。
あ~ なんか面倒くさいなあ。
もう 最近 仕事忙しかったから
腰痛いし…。
ちょっと チカラくん 聞いてる?
あっ ごめん。
洗濯物 僕が。
どうしたの?
上条くんが帰ってから
テンション低いけど。
いや 実は管理人さんから
変な噂 聞いちゃって…。
何? また なんか面倒な事?
それがさ…。
もしかして これの事?
あっ…。
えっ?
本当に上条くんが
連続幼児殺人の犯人って事?
まだ
はっきりしたわけじゃないから
管理人さんに 本人に
確かめてほしいって言われて。
こんなの信じるの?
ネットの噂なんて
99パーセントいい加減なのに。
うちのクラスでも
みんな適当な事 書いて
すぐ誰か いじめるし。
確かに こういうの
安易に信じて面白がるの
悪い癖だよな 人間の。
でも 万が一 本当だったら
どうするの?
私は 正直 心配だよ。
子供たちに
なんかあったら大変だし。
そうなんだよな。
じゃあ どうするの?
本人に 直接 確かめるなんて
無理じゃん。
そうなんだよな。
本当だったら
何かされたら大変だし
逆に そうじゃなかったら
すごい失礼だし…。
チカラくん やっぱり
断るしかないよ 管理人さんに。
そうだね…。
あ~ でも 上条くんのためにも
誤解 解いたほうが
いいんじゃないかな?
ほら マンションに 噂 広がる前に
何か別の方法を考えて
白黒はっきりさせたほうが
みんなも安心するし。
ちょっと なんとか言ってよ
2人とも。
好きにしたら?
どうせ 管理人さんに
おだてられたんでしょ。
「あなたは このマンションの
リーダーだ」とかなんとか。
えっ?
言っとくけど
最近 ご近所の事に首突っ込んで
うまくいってるからって
いい気になってると
痛い目遭うよ そのうち。
〈あれから数日 いいアイデアが
全く浮かばないチカラは
とうとう 猫も杓子もやる方法に
すがる事にした〉
〈こんな事しても
わかるわけないよなあ
と思いつつ 検索してみると…〉
〈嘘!? こんなのがあるのか〉
〈こういう悲惨な写真を見ると
人は瞳孔が開くらしい〉
〈実際 今 自分も
そうなってる気がするが
殺人を犯すような人間は
そうはならないという
頼りない情報を元に
上条くんの部屋を
張っているチカラ〉
あっ…。
こんにちは。
こんにちは。
おっ 今日も
スーツ似合ってるね。
そうですか?
正社員になるの初めてなんで。
そうか 就職決まったんだよね?
初出勤なんです。
(エレベーターの到着音)
あのさ…。
はい。
ちょっと見てほしいものがあって。
なんですか?
これなんだけど。
〈えっと これは?
瞳孔は開いているのか?〉
〈開いてないのか?
わかりにく~い〉
これが どうかしました?
いや ほら
どう思ったかなと思って。
別に何も…。
えっ?
〈その答えに
なんだか寒気がするチカラ〉
じゃあ。
あのさ!
実は 今 変な噂が流れてて…。
噂?
いや その… 僕は信じてないけど
君が 昔 事件を起こして…。
ほら あれだ。
少年院にいたんじゃないかって…。
ごめん。 失礼な事 言って。
忘れて。
入ってました。
えっ?
少年院。
嘘? じゃあ 君は しょ… しょ…。
〈少年A!?〉
なんですか?
しょ…
少年院には
どんな理由で?
それは…。
言いたくありません。
ほら やっぱり
そうだったんですよ。
でも 少年院にいたってだけで
まだ少年Aって
決まったわけじゃ…。
あの… さっきから
何やってるんですか?
あいつの部屋のゴミ調べたら
なんか出てくるんじゃないかと
思って。
いやいやいや 管理人さんが
そういう事しちゃ まずいんじゃ?
仕方ないでしょ
住人の安全を守るためなんだから。
あっ もう結構ですよ。
あとは私やりますから。
あの 管理人さん。
なんですか?
前に あなたが
上条くんの部屋で
こっそり写真撮ってるの
見たんです 僕。
えっ?
あの時も 何か証拠になるものを
探してたんですか?
なんで そんなに
彼の事を気にするんですか?
管理人さん。
星です。
えっ?
星! 私の名前!
できれば これからは
そう呼んで頂きたい!
すいません。
〈んんんん?
急に怖いんですけど〉
〈何か人が変わったみたいだし
今日は このまま退散したほうが
と思った時…〉
あれ?
以前 どっかで お会いした事
ありませんでしたっけ?
ありました。
いつ? どこで?
あいつのゴミですよ。
あっ…。
証拠を見つけてやるからな。
〈あ~ このままだと
何か悪い予感が…〉
〈それにしても 一体 どんな罪を
犯したんだろう? 上条くん〉
頑張れ! 頑張れ 頑張れ!
いけるよ! いける いける!
〈もし 彼が
本当に少年Aだったら
どうすればいいんだ?〉
〈ん? 好美ちゃん どうした?〉
〈あれ? なんで 今日は
旗を振ってくれないんだ?〉
げ
ん
き?
〈全然 元気そうじゃない〉
〈あ~ こっちも悪い予感が…〉
〈託也くんが
第一志望に受かってから
清江さんは調子が良さそうだ〉
〈このまま奇跡が起きて
病気が治ってくれればいいのに〉
〈お~ あんなにあった
ペットボトルの段ボールが消えてる〉
〈もうすぐ 娘さんとお孫さんが
引っ越してくるって
言ってたもんな 頼子さん〉
〈ん?
何 話してるんだ? 星さん〉
〈まさか
上条くんの事じゃないよな〉
〈あ~ まずい 頼子さんに
しゃべったりしたら…〉
〈ほら 言わんこっちゃない〉
♬~
(道尾頼子)
ちょっと これ見て 大変よ!
とんでもない事が起きたのよ!
私から聞いたって言わないでよ。
(頼子の声)601の上条って人…。
大変よ!
あっ いいところに来た。
チカラさん。
ねえ 601のあの人
10年前の事件の
少年Aなんですって?
あ~ やっぱり…。
星さんに聞いたんですか?
ねえ どうするのよ?
怖くて そんな人と
一緒に住めないわよ。
そうかな?
私 あの人 いい人だと思う。
あなた 見る目ないから。
ああいう一見イケメンで
クール装ってる奴が
一番危ないのよ。
そんな事ない。 ね? 清江さん。
(柏木清江)ああ そうね
私 嫌いじゃないわ あの人。
(木次達代)私は心配です。
好美に何かあったら怖いし。
(頼子)私も 娘と孫が
もうすぐ引っ越してくるから
気が気じゃなくて。
警察に連絡したほうが
いいんじゃない?
いえ ちょっと待ってください。
まだ そうと決まったわけじゃ…。
何 言ってんのよ。
元々 チカラさんの情報だって
言ってたわよ 管理人さん。
〈はあ?
なんで そうなるんだ?〉
いやいやいや
僕は少年院にいたって
本人から聞いただけで。
だったら 決まりじゃない。
どうするんですか? 皆さん。
違うよ 絶対 あの人。
えっ 誰の話?
とにかく 皆さん
一回 落ち着きましょう。 ね?
落ち着けるわけないじゃない!
いや 落ち着きましょう。
いや まだ決まったわけじゃ
ないんだから。
(マリア)ちゃんと見て。 これ 違う…。
(頼子)あっ!
シーッ!
(清江)こんにちは。
(上条)こんにちは。
こんにちは。
他の人と一緒にいるの
初めて見たわよ。
あの女の人 誰?
もしかして 彼女?
もしかして
共犯者だったりして…。
いやいやいや
お母さんか叔母さんとか?
いや 家族には見えなかったわよ。
そうだ 被害者家族じゃない?
これ見て
ここまで やって来たのよ。
〈こうやって SNSでも
ある事ない事 拡散させるのだ
人間という動物は…〉
(本間奏人)
それって 自分の小説を書く
絶好のチャンスじゃないですか?
えっ?
住んでるマンションに
そんなおいしいネタがあるなんて
ずっと ゴーストライターやってた
中越さんへの
プレゼントですよ 神様の。
いやいや
僕は そういうつもりじゃ…。
それに 今日は ちょっと
お願いしたい事がありまして。
お宅の社の雑誌に
2年前に載った記事なんですけど
この黒塗りが入る前の写真が
手に入らないかなと思って。
なるほど。
考えましたね 中越さん。
協力してもらえますか?
それは無理。
守秘義務もあるし。
そこをなんとか…。
早く確かめないと マンション中が
一大カオスになりそうで。
いいじゃないですか。
その辺 得意の首突っ込んで
どんどん取材してくださいよ。
例の管理人さんも
なんかありそうだな。
いや あってほしいな~。
(ため息)
〈どうする?〉
〈また虐待なんか
してませんよね? って
聞くわけにいかないし…〉
お帰りですか?
今日は早いんですね。
(木次 学)はあ…。
(舌打ち)
あんたに関係ないだろ。
〈はいはい そのせりふ
今まで何遍言われたか〉
あっ 聞いたよ。
うちのマンションに
子供を殺す危険な奴が
いるんだって?
まだ そうと決まったわけじゃ…。
今度は
そいつから みんなを守って
ヒーローにでもなるつもりか?
あんた。
僕は そんな…。
あ~ もしかして こいつ?
ちょっと やめてください
木次さん。
あ~ 怖い 怖い。
なんの事ですか?
いや 別に…。 あれ?
上条くん 就職したんじゃ?
クビになりました。
えっ なんで?
僕が連続殺人鬼だって
誰かが会社に電話したみたいで。
えっ… あっ 僕じゃないよ。
でも それだけでクビなんて
ひどいよね 会社も。
別に大丈夫です。
よかったら
今度 ゆっくり話さない?
僕にできる事があったら
力になるし。
すいません ピザ届けないと。
♬~
(星)よいしょ…。
あっ イテテ…。
よいしょ。 ああ…。
隣 いいですか?
駄目です。
えっ?
冗談ですよ。
私に そんな権利ないし。
あの…
星さんですよね?
上条くんの会社に電話したの。
なんで そこまでやるんですか?
クビになったんですよ 上条くん。
私は住人の安全を守るために…。
そう言ってるけど
本当は違うんじゃないですか?
他に理由があるなら
教えてくれませんか?
彼は少年院にいた犯罪者だよ。
どう考えたって危険だろ。
少年Aなんだよ あいつは!
僕はおかしいと思います。
そうやって決めつけるのも
少年院にいただけで
差別するのも。
そんな善人ぶった事 言ってたら
誰も守れやしませんよ。
そんな事は…。
じゃあ 証拠を見せてくださいよ。
えっ?
彼が少年Aじゃないっていう
証拠を!
なんで あんなに 人が
変わっちゃったんだろ? 星さん。
上条くんも どんな事件
起こしたのか知らないけど
きっと 何か事情があったと
思うんだよな。
チカラくんってさ
生まれながらの悪人はいないって
思ってる節あるよね。
えっ 灯ちゃんは違うの?
私も今までは そう思ってた。
でもね
最近の事件やニュース見てると
そうは思えなくなった。
だから 愛理と高太郎には
当分 上条くんには近づくなって
言ったよ。
マンションの外で
遊ばないようにも。
えっ?
噂だけで そういう事 決めるの
100パーセント反対!
また一緒に遊びたい!
まだ侍ごっこやってないし。
シャラップ!
私は母親として
あんたたちを守る責任があるの。
チカラくんが
性善説 信じてても
安全ってわかるまでは
これだけは譲れませんから。
わかったら2人とも歯磨いて寝る。
ゴーゴーゴー!
え~っ!
(ため息)
〈あ~ 何かマンションの雰囲気が
悪くなってる〉
(マスター)どうかしました?
いや 実は
うちのマンションについて
変な噂が流れてて…。
知りませんか?
結構 SNSとかで
拡散してるんですけど。
全く興味ないんで 私。
余計な情報とか
知らないほうが
精神衛生上いいでしょ?
「知らぬが花」って言うし。
あっ… なるほど。
〈それは「知らぬが仏」じゃ?〉
〈こういう時
訂正したほうがいいのか?〉
楽でいいですよ 「知らぬが花」。
あの… それを言うなら
「知らぬが仏」じゃ?
えっ?
ほら 「言わぬが花」と
ごっちゃになっちゃったんだと
思うんです。
ほら 僕も よく間違えるから。
(舌打ち)
〈えっ? えっ?
なんで舌打ち?〉
〈こっちは あんたがこれ以上
恥かいちゃまずいと思って…〉
〈あっ あれは この前
知樹くんと話してた…〉
あの!
はい?
上条知樹くんの
知り合いの方ですよね?
あなたは?
同じマンションの中越です。
中越チカラ。
あっ チカラさん 大変!
知樹さんが!
えっ?
頼子さん どうしたんですか?
あっ よくわからないんだけど
いきなり 管理人さんが
彼に飛びかかったみたいなのよ。
(星)おい! なんで お前
そんな平気な顔してんだよ!
バカにしてるのか!? 俺の事!
おい!
別に僕は…。
(星)しらばっくれるな!
自分のした事
胸に手当てて考えろ!
なんの事ですか?
お前は少年Aなんだろ!?
(殴る音)
(住人たちの悲鳴)
星さん 落ち着いてください!
あんたは引っ込んでろ!
教えてくれよ。
なぜ あんな小さな子供の命を
奪う事ができるんだ?
おい。
あの子にはな 未来があった。
夢もあったんだ。
それなのに なぜ 殺した?
なぜ うちの子が死んで
お前が生きてる?
(星のすすり泣き)
なぜ お前は反省もしないで
のうのうと生きてるんだ?
言え! なぜだ!?
もしかして
星さんの息子さんが…?
(星)こいつに殺されたせいで
女房は自殺したんだ!
(すすり泣き)
だから どんな事があっても
復讐してやろうと思った。
なのに 未成年だからって
名前も顔も
教えてもらえなかったんだ!
ああーっ…!
彼は あなたの息子さんとは
関係ありません!
♬~
誰だ? あんた。
上条くんの元保護司の金谷です。
確かに 少年院にいましたけど
あなたの事件とは関係ありません
彼は。
♬~
あの… なんで 彼は少年院に?
病気のせいで
事件を起こしたんです。
病気って?
自分の感情を自覚したり
表現する事が
うまくできないんです。
(金谷)彼 父親がいなくて
母一人 子一人で
育てられたんですけど
精神的に不安定だった母親は
いつも自分の子供を
病気だと言い張って
病院を渡り歩いて…。
自分が いい母親である事を
アピールし
かいがいしく看病する事で
心の安定を得る病だったみたいで
そのためなら
子供に危害を加えて
本当の病気に
仕立て上げる事までした。
そんなふうに育てられ
笑う事も泣く事も怒る事も
できなくなった上条くんは…。
(男子生徒)どうせ
何も感じねえんだろ? ほーら。
ああっ…!
(ランプの割れる音)
(男子生徒)ああ… ああっ!
ああっ… ああーっ!
(金谷の声)いじめた生徒さんは
全身大やけどで
しばらくして
亡くなってしまって…。
それで 少年院に?
誰も庇ってくれなかったんです
彼が病気だって…。
♬~
大丈夫?
はい…。
聞いたよ 病気の事。
今まで失礼な事 言って
ごめんなさい。
腹が減りました。
あっ! これでよかったら…。
(上条)すいません。
就職は駄目になりました。
本当にごめん。
俺たちのせいで…。
皆さんから見れば
僕みたいな人間は不気味だって
わかってます。
今まで どこに行っても
そうだったし…。
そんな事…。
〈ないよと言い切れないチカラ〉
チカラさん
マンションの皆さんに
伝えてもらえますか?
僕は出て行くので…。
えっ? ちょっと待ってよ。
(上条)このままだと
迷惑かけるだけだし。
そんな事ないって。
勘違いしたのは こっちだし。
このケーキ 美味しいです。
そう…。
♬~
ちょっと 何やってるんですか?
もう ここには
いられないんでね…。
なんでですか?
管理人が住人の方に
大怪我させちゃったんですよ。
普通 クビに決まってるでしょ。
いやいやいや…
ちょっと待ってくださいよ!
♬~
♬~
<爽快電動SUV
ロッキー イースマート ダイハツ>
<初期品質評価 No.1>
♬~
<爽快電動SUV
ロッキー イースマート ダイハツ>
<初期品質評価 No.1>
(夫)んー!
(妻)《夫は 握力が弱い》
ゾ… ゾンビ! ゾンビ出た!
《そして ビビリだ》
トイレ 付いてきてもらえますか?
《全く頼りない》
開かない? あれ? え… ゾンビ!?
《でも…》
おはよう ぼんちゃん。
《その分… 優しい》
わっ!
えっ! あっ 何!?
おはよう。
<そんなふたりを守る部屋>
<セキュリティ賃貸住宅 「D-room」>
(2人)<見学会 やります>
それで どうしたの?
チカラくん。
上条くんにも星さんにも
何も言えなかった。
僕には想像つかないし。
自分の気持ちがわからない
つらさも
自分の子供を失ってしまった
苦しみも…。
今回だけは無理だからね。
星さんの息子さんを
生き返らせる事もできないし
上条くんの病気を治す事も
できないんだから。
わかってるけどさ
なんか 悔しいよ。
2人とも マンションから
いなくなるなんて…。
ああ…。
ああ…!
あのさ
あなたは マンションのリーダーでも
なんでもないんだからね。
いくら悩んでも
もう 自分には何もできないんだ
って踏ん切りつける事
いい加減 学ばないと。
んっ? ちょっと…
何やってんの?
チカラくん いつも
洗い方が甘いのよ。
ほら! こことか
汚れ残ってるし!
じゃあ やり直すよ。
もう いいから 仕事したら?
それとも もっと悩む?
しょうがないよね。 チカラくん
悩むのが趣味なんだから。
結局 私の言う事なんか
全然 聞かないし!
そんな言い方しなくてもさ…。
別に 悩むの趣味じゃねえし…。
えっ? なんか言った?
あっ… ううん。
そうだ! ゴミ捨ててくる。
♬~
やばい。
この頃 心の中で毒づくのが
口に出てしまう。
(マリア)何やってるの?
びっくりした…。
知樹さんが出て行くって 本当?
ああ まあ…。
このまま放っておくの?
チカラさん!
あの人 何も悪い事していない!
そうなんですけど…。
ちゃんと罪も償ってるのに
なんで
出て行かなきゃいけないの?
私 わからない…。
〈上条くんとは正反対に
マリアさんは
本当に感情豊かというか…〉
〈んっ? ちょっと待て〉
マリアさん 笑ってみてください。
えっ? 何 言ってるの?
お願いですから!
もしかしたら 上条くんの事を
引き留める事が
できるかもしれないんで。
本当!?
〈う~ん! いい笑顔だ!〉
何?
どうしたんですか?
今 孫と電話してたらさ
ばあばの家に引っ越したら
いっぱい いっぱい遊ぼうねって
嬉しい事 言ってくれちゃうからさ
あの子。
ちょうどよかった。
ちょっと お願いがあって…。
(少女)大坂さんと話した。
(大坂)
テニスとともに生きていける私は 幸せだ。
でも テニスがすべてではない。
はっとした。
幸せではない人や 不公平を見て
黙っていることはできない。
私の情熱を 世界中の人たちに届けたい。
きっと 理想は 現実になる。
世界を 元気に。 くらしを 理想に。
星さん。
本当に辞めちゃうんですか?
皆さん ご迷惑をおかけしました。
これからも
息子さんを殺した犯人を
捜し続けるんですか?
私の人生ですから。
♬~
あっ! 思い出した!
えっ?
やっぱり 僕 前に
星さんに会った事ありますよ。
確か 震災が起きて
しばらくして
避難生活している住民の方を
取材しに行った時
星さんを見かけたんです。
あなたは 他の人が落としたゴミを
ブツブツ言いながら拾ったり
自分は毛布じゃ寝られない って
お年寄りに毛布をあげたり
食欲がないとか言って
支給された食べ物を
小さな子供にあげてましたよね?
感心してたら 星さんの息子さんが
僕に話しかけてきたんです。
息子さん 言ってました。
うちのお父さんは
口では 面倒くさいとか
疲れるなとか言いながら
困ってる人がいたら いつも
こっそり助けてあげるんだって。
そんな お父さんが
僕のヒーローなんだって。
あんな かわいい息子さんを
亡くしたんだから
星さんが 死ぬほど悲しいのは
わかります。
犯人を見つけて 殺してやりたい
って思うのも わかります。
僕も両親が死んで
独りぼっちになった時
2人の事を忘れたら
もう 自分じゃなくなる気がして
一生 悲しみを引きずって
生きるんだって決めました。
でも 灯ちゃんに怒られたんです。
それが 亡くなった人が
望んでる事なのかって。
そんな あなたを見て
亡くなった人が
喜ぶと思うのかって。
すいません。 同じ事
星さんに言ってもいいですかね?
息子さんは 今のあなたを見て
どう思うんですかね?
今でもヒーローだって
思ってくれるんですかね?
(荒い息)
私に どうしろっていうんですか。
あっ…。
これからも 僕たちの事
見守ってほしいんです。
ここに書いてあるみたいに。
管理日報とは別に
こんな事 書いてくれてたんですね
星さん。
「404の道尾頼子さんは
娘さんが出て行ってから
元気なフリをしているが
日に日に口数が減っている」
「気をつけておこう」
(柏木託也)
「503の柏木清江さんは
もしかしたら
認知症じゃないだろうか?」
「そうなら 孫の託也くんが
面倒を見るのは大変だ」
「何かサポートできないだろうか」
(マリア)「今日もマリアさんは
ゴミの分別の仕方が
わかっていない」
「異国から来て
いろいろ大変だろうし
しばらくは
私が代わりにしておこう」
「402の木次好美ちゃんは
今日もブランコで絵を描いている」
「いつも寂しそうだから
なるべく声をかけてあげよう」
これからも この続き
書いてもらえませんか?
無理ですよ。
私はクビになったんですから。
それなら大丈夫です。
(星)えっ?
みんなで署名集めて
管理会社に抗議したんです。
星さんをクビにしないでくれって。
(頼子)マリアさん
随分 ひどい事 言って
怒鳴ってたけど
ベトナム語だったから
全然わかんなかったみたい。
頼子さんこそ
占いの集会やって
会社 呪ってやるって
すごい顔で脅してました!
(頼子)そんな ひどい顔
してないわよ!
管理会社の人は
辞めるかどうかは
星さん次第だって言ってました。
マンションの住人に反対されたら
逆らえないからって。
♬~
(達代)この子
いつも喜んでました。
今日も 星さんに
絵が上手だねって褒められたって。
でも 私は…。
(エレベーターの到着音)
あっ 上条くん。
皆さん ご迷惑をおかけしました。
すまなかった。
ひどい事をして
つらい思いをさせた。
就職先に あんな電話したのも
SNSに写真投稿したのも
全部 私なんだ!
別に大丈夫です。
きっと 今
僕は つらいのでしょうが
よくわからないし。
僕は 皆さんに何を言われても
何も感じないんです。
何かをしたいという欲求も
ないんです。
自分でも 自分の事が
よくわからないんです。
そんな不気味な人間
いないほうがいいじゃないですか
このマンションに…。
でも… なんで 僕みたいな人間が
生きてるんですかね?
チカラさん
教えてもらえませんか?
僕が 一体
なんの役に立つんでしょうね?
僕は 一体 何者なんですかね?
〈どうする? チカラ〉
〈こんな難しい質問に
答えられるのか?〉
君は…
僕の大切なお隣さんだよ。
えっ?
この広い世界で出会えたのも
何かの縁だし
もっと君と
このマンションで過ごしたい。
それに このまま
よそに引っ越しても
きっと同じ事の繰り返しだよ。
でも ここにいる みんなは
もう
君に何があったのか知ってる。
君に ここにいてほしいと
思ってる人も たくさんいる。
それに 病気の事 調べたけど
君は 感情が
全くないわけじゃない。
それを表現したり
人の気持ちを想像するのが
苦手なだけなんだ。
その証拠に ケーキを美味しいって
食べてたろ?
大丈夫って言いながら
ケーキ食べる手も震えてたよね?
こんなの無駄かもしれないけど
君が 自分の気持ちがわかる
参考になればと思って…。
♬~
SNSでデマを流す奴に怒ってる
マリアさん。
♬~
お孫さんと電話して号泣している
頼子さん。
♬~
マリアさんの
セクシーな格好を見て
ドキドキしている託也くん。
えっ?
言わない約束してたのに!
ごめん ごめん!
次は お風呂でクモを発見して
恐怖におびえる達代さん。
灯ちゃんに怒られて すねる僕。
♬~
託也くんが第一志望に受かって
嬉しい 清江さん。
笑顔が素敵ですね 清江さん。
よく言われます。
(一同の笑い声)
これからも いろいろ
写真撮るからさ
君が感情を知る
手伝いをさせてくれないかな?
あっ! 星さんのも撮らないと。
いいですか?
面倒くさいけど 仕方ないなあ。
(一同の笑い声)
あれ…?
僕は 今 泣いてるんですかね?
うん。
って事は…
僕は 今 悲しいんですか?
多分 嬉しいんだと思う。
だったら
ちょっとは
笑ったほうがいいんですかね?
そうだね。
♬~
どうですか?
頑張ろうか これから。
♬~
〈あれから 上条くんは
自分の気持ちを表現しようと
毎日 頑張っている〉
〈星さんも 管理人の仕事を
続けられる事になった〉
何 入ってるんだ? これ。
〈頼子さんの家族も戻ってきたし
いつかと違い
マンションが明るく見える
チカラ〉
〈あっ!
どうした? 好美ちゃん〉
♬~
〈ま… まずい!
好美ちゃんが…!〉
♬~
♬~
♬~
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